JPH02257280A - 森林データ管理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、森林の地理情報と属性情報を複合的に把握し
ながら森林または国土の管理を効率よく行うようにする
ための、図形処理が可能なコンピュータシステムを用い
た森林データ管理方式に関する。

〔従来の技術〕

森林管理は長期的かつ継続的なものであるため将来の計
画性が必要でありそのため森林に関するデータは継続的
に蓄積すべきものである。また、森林に関するデータは
、森林基本図、前体収穫実行図、標高図、土壌図、植生
図などの地理情報や資源たる森林の情報、前体に関する
計画情報、造林・前体・伐採作業の実行結果の履歴情報
などの属性情報が存在し、そのデータは５００個にも及
ぶ。

このように森林管理はそのデータの種類が多いこともあ
ってデータ処理に多大の労力と経費が費やされているば
かりでなく、これらのデータは木々の成長、伐採、植林
はもちろん台風などの気象障害や病虫獣害などによって
刻々と変化するものであり、森林を育成する際には時系
的なデータメンテナンスが必要である。

従来、これらデータは現地踏査と航空写真から収集され
、これら資料に基いて資源台帳にデータを記入しまたは
書き換えると共に、森林基本図を作成したり書き換えを
したりしていた。

また、作業が行なわれたり、災害が発生するたびに作業
台帳にデータを記入するとともに森林基本図上に対象個
所の修正を行なっていた。

更に、森林は木材資源としての役割だけでなく国土の保
全、自然環境の保全、水資源の湯養、さらには森林浴等
のリゾートエリアとしての役割を果たしており、森林ご
とに各々その役割や性質が異なる。そのため、森林管理
方法も多様化しそれに併せてデータの解析方法が異なる
のでその都度各データを再編成して解析しなければなら
なかった。

また、データ解析においても、解析内容により用いるデ
ータ項目や、解析方法がそれぞれ異なっていたため、デ
ータ収集、解析等の処理に非常に多大の労力および、経
費が費やされていた。

このようなデータ処理を行なうためにコンピュータを用
いた例もあるが、各データを個々に入力し個々に表示す
るものや、地図情報と属性情報との一体管理するまでの
ものなどに留まっていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記のような森林などの地図類と帳簿類とはそれぞれ別
の資料として存在するために、この地図と帳簿とをいっ
たい的に把握することが困難であるばかりでなく、多量
のデータの記録・転記あるいはそのメンテナンスには非
常な労力を要し、さらにはデータを経時的に把握するこ
とが困難であることから適切な管理・施業を行なうこと
ができなかった。

本発明は従来帳簿に記載していたような文字・数値デー
タと、各種の地図などの図形データとを一元的に処理し
得るようにするとともに、図形入力および図形表示を有
効に活用して森林などの管理に有効なデータを適切かつ
迅速に得ることができるようにすることを目的とするも
のである。

〔課題を解決するための手段〕

第１図は本発明の原理を示す図であって、区域形状が逐
次更新される林班−小班−枝番に対応させてこれら林班
−小班−枝番ごとの区域を表わす林班−小班−枝番図の
ポリゴン図と、上記林班小班−枝番区域とは独立に定め
られる作業区域について作業データ整理ナンバーと対応
させた営林作業図・伐採作業図・特殊作業図・災害発生
個所図などの作業区域図のポリゴン図とを継続的な履歴
として格納した地図ファイルＡと、上記林班−小班−枝
番に対応させた森林調査簿データ・施業計画データと、
上記作業区域について作業データ整理ナンバーと対応さ
せた営林作業データ・伐採作業データ・特殊作業データ
および災害データなどとを継続的な履歴として格納した
情報ファイルＢとを備え、林班−小班−枝番を指定して
上記地図ファイルＡから林班−小班−枝番図を読出し、
またこの林班−小班−枝番図と少なくとも一部区域が重
複する上記作業区域図を継続的に読出して上記林班−小
班−枝番図上にオーバーレイ表示するとともに、これら
読出された作業区域図に付されている作業データ整理ナ
ンバーによって上記情報ファイルにアクセスして所要の
データを取出すようにした。

また、別の態様として、区域形状が逐次更新される林班
−小班−枝番に対応させてこれら林班−小班−枝番ごと
の区域を表わす林班−小班−枝番図のポリゴン図と、上
記林班−小班−枝番区域とは独立に定められる作業区域
について作業データ整理ナンバーと対応させた営林作業
図・伐採作業図・特殊作業図・災害発生個所図などの作
業区域図のポリゴン図とを継続的な履歴として格納した
地図ファイルＡと、上記林班−小班−枝番に対応させた
森林調査簿データ・施業計画データと、上記作業区域に
ついて作業データ整理ナンバーと対応させた営林作業デ
ータ・伐採作業データ・特殊作業データおよび災害デー
タなどとを継続的な履歴として格納した情報ファイルＢ
とを設け、上記情報ファイルＢの検索結果を林班−小班
−枝番あるいは作業データ整理ナンバーをキーとして上
記地図ファイルＡにアクセスして該当するポリゴン図情
報を取出し、この検索されたポリゴン図を林班−小班−
枝番図上にオーバーレイ表示するようにすることができ
る。

〔作　用〕

第１図は上述のように本発明の原理を示す図であって、
区域形状が逐次更新される林班−小班−枝番に対応させ
てこれら林班−小班−枝番ごとの区域を表わす林班−小
班−枝番図のポリゴン図と、上記林班−小班−枝番区域
とは独立に定められる作業区域について作業データ整理
ナンバーと対応させた営林作業図・伐採作業図・特殊作
業図・災害発生個所図などの作業区域図のポリゴン図と
を継続的な履歴として格納した地図ファイルＡと、上記
林班−小班−枝番に対応させた森林調査簿データ・施業
計画データと、上記作業区域について作業データ整理ナ
ンバーと対応させた営林作業データ・伐採作業データ・
特殊作業データおよび災害データなどとを継続的な履歴
として格納した情報ファイルＢとを設けておく。

そして、細線で処理の流れを示したように、データ処理
を行なうべき林班−小班−枝番をキーボードあるいはタ
ブレットから入力し、作業・災害などについてのポリゴ
ン図を上記林班−小班−枝番図上にオーバーレイ表示す
るとともに、このデータ処理を行なうべき林班−小班−
技１番の区域と少なくとも一部が重複する作業・災害区
域を選択してその作業データ整理ナンバーを読出し、こ
の作業データ整理ナンバーによって上記情報ファイルＢ
にアクセスして所要のデータを取出すようにした。

なお、この第１図のデイスプレィＤの画面上では入力さ
れた地図上の領域に隣接して情報ファイルＢから取出し
た所要のデータを表示するようにした場合の例を示した
。

また、キーボードＫから検索条件を入力して上記情報フ
ァイルＢにアクセスし、この検索によって得られた検索
結果を林班−小班−枝番あるいは作業データ整理ナンバ
ーをキーとして上記地図ファイルＡにアクセスして検索
結果に該当するポリゴン図を取出し、図示の便宜上上記
デイスプレィＤとは別のデイスプレィとして示したデイ
スプレィＤ′上に、林班−小班−枝番図と上記検索結果
として得られた林班−小班−枝番によるポリゴン図ある
いは作業データ整理ナンバーによるポリゴン図とをオー
バーレイ表示するようにすることができる。

〔実施例〕

第２図は本発明を実施するためのコンピュータシステム
の例を示すものであり、コンピュータ本体１には文字・
数値などのデータの入力装置としてキーボード２、図形
入力装置としてデジタイザ３およびボインティング入力
装置としてタブレット４が接続されるとともに、出力装
置として主として文字・数値の表示を行なうためのデイ
キャラクタスプレィ５、主として図形の表示を行なうた
めのグラフィックデイスプレィ６、文字・数値情報を印
字するためのシリアル漢字プリンタ７および主として図
形をプリント出力するためのプロッタ８が設けられると
ともに、磁気ディスク装置９として示した記憶装置がさ
らに接続されている。

上記磁気ディスク装置９は前述の第１図における地図フ
ァイルＡおよび情報ファイルＢに相当するものであり、
基本となる林班−小班−枝番図データ、営林作業図デー
タ、伐採作業図データ、特殊作業図データ、災害個所デ
ータあるいは地形情報データなどがポリゴン図データと
して、また林班−小班−枝番に対応する森林調査簿デー
タ、施業計画データおよび作業データ整理ナンバーに対
応する営林作業データ、伐採作業データ、特殊作業デー
タおよび災害データなどの各種データが、それぞれ継続
的な履歴として格納されている。

したがってこの情報ファイル９から林班−小班−枝番図
とその他のポリゴン図をオーバーラツプ表示することに
よって例えば営林作業、伐採作業、特殊作業などを行な
った個所や災害個所を表示することができる。

また、特定の林班−小班−枝番について格納されている
データを経時的に取出すことによって当該林班−小班−
枝番についての履歴を知ることができる。

なお、この第２図では１個の磁気ディスク装置９を用い
た例を示しであるが、これら所要のデータを１個の記憶
装置に格納し得ない場合にはこの１個の記憶装置に代え
て複数の記憶装置を用い得ることはいうまでもない。

前体・収穫などの施業をした後、あるいは災害などが発
生した後には、デジタイザ３によって該当区域の図形を
ポリゴン図データとして入力するとともに、前体・収穫
実行などの実行した作業に関する所要のデータをキーボ
ード２から入力して磁気ディスク装置９に格納するよう
にする。

次に、作業計画、例えば伐採作業計画を立案する場合な
どには、前回の伐採が行なわれた年についてその伐採年
がある年収前である林班−小班−枝番を検索するために
、キーボード２から検索条件を入力して磁気ディスク装
置９に格納されている情報ファイルの検索を行い、この
検索の結果として得られた作業データ整理ナンバーをキ
ーとしテ地図ファイル内の地図データにアクセスし、読
出されたポリゴン図データを例えばグラフィックデイス
プレィ６の画面上に森林基本図の林班−小班−枝番図と
オーバーレイ表示させ、あるいはＸＹプロッタ８によっ
てプリントさせる。

なお、上記の検索の際に情報ファイルから検索されたデ
ータを例えばキャラクタデイスプレィ５上に表示し、あ
るいはシリアル漢字プリンタフによって印字させること
ができることはいうまでもない。

〔発明の効果〕

本発明によれば、森林などの地図類と帳簿類の多量のデ
ータの入力やメインテナンスを格段に簡素化できるばか
りでな（、データが経時的に蓄積されるので国土の保全
、森林環境の保全あるいは国土計画などが円滑に行なわ
れるようになる。

より具体的には、デイスプレィ上の表示あるいはプリン
タによってプリントされたデータによって作業が必要な
林班−小班−枝番区域を把握することが容易になり、実
際に作業する区域を定めたり、具体的な施業計画を立案
することが極めて容易になるという格別の効果が達成さ
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理を示す図、 第２図は本発明を実施するためのコンピュータシステム
の実施例を示すブロック図である。 原 珊 図 賞１ 図 磁ステ゛イスク 実 施 例 第 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）区域形状が逐次更新される林班−小班−枝番に対
   応させてこれら林班−小班−枝番ごとの区域を表わす林
   班−小班−枝番図のポリゴン図と、上記林班−小班−枝
   番区域とは独立に定められる作業区域について作業デー
   タ整理ナンバーと対応させた営林作業図・伐採作業図・
   特殊作業図・災害発生個所図などの作業区域図のポリゴ
   ン図とを継続的な履歴として格納した地図ファイル（Ａ
   ）と、 上記林班−小班−枝番に対応させた森林調査簿データ・
   施業計画データと、上記作業区域について作業データ整
   理ナンバーと対応させた営林作業データ・伐採作業デー
   タ・特殊作業データおよび災害データなどとを継続的な
   履歴として格納した情報ファイル（Ｂ）とを備え、 林班−小班−枝番を指定して上記地図ファイル（Ａ）か
   ら林班−小班−枝番図を読出し、またこの林班−小班−
   枝番図と少なくとも一部区域が重複する上記作業区域図
   を継続的に読出して上記林班−小班−枝番図上にオーバ
   ーレイ表示するとともに、これら読出された作業区域図
   に付されている作業データ整理ナンバーによって上記情
   報ファイルにアクセスして所要のデータを取出すように
   したことを特徴とする森林データ管理方式。
2. （２）区域形状が逐次更新される林班−小班−枝番に対
   応させてこれら林班−小班−枝番ごとの区域を表わす林
   班−小班−枝番図のポリゴン図と、上記林班−小班−枝
   番区域とは独立に定められる作業区域について作業デー
   タ整理ナンバーと対応させた営林作業図・伐採作業図・
   特殊作業図・災害発生個所図などの作業区域図のポリゴ
   ン図とを継続的な履歴として格納した地図ファイル（Ａ
   ）と、 上記林班−小班−枝番に対応させた森林調査簿データ・
   施業計画データと、上記作業区域について作業データ整
   理ナンバーと対応させた営林作業データ・伐採作業デー
   タ・特殊作業データおよび災害データなどとを継続的な
   履歴として格納した情報ファイル（Ｂ）とを備え、 上記情報ファイル（Ｂ）の検索結果を林班−小班−枝番
   あるいは作業データ整理ナンバーをキーとして上記地図
   ファイル（Ａ）にアクセスして該当するポリゴン図情報
   を取出し、この検索されたポリゴン図を林班−小班−枝
   番図上にオーバーレイ表示するようにしたことを特徴と
   する森林データ管理方式。