JPH0225635Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本願は、卓上にプリンターと前後してその背面
位置に載置され、該プリンターより繰り出される
記録紙を整然と載置できるようにしたプリンター
用記録紙の載置台に関するもので、その実施例を
以下図面について詳述すると、１は記録紙Ｐを載
置するに適した大きさの載置面１ａと、その前縁
に形成される上向きの受面１ｂとを一体に設けて
成る載置棚で、第１，２，３図は、多数の細孔を
有した一枚の板をその前縁で折曲して構成した場
合を示している。２，２はチヤンネル鋼材を屈曲
して垂直部２ａの下端に後方に延びる水平部２ｂ
を、上端に上向き後方に延びる傾斜部２ｃとを一
体に形成して成る左右１対の脚片で、この脚片
２，２の傾斜部２ｃ，２ｃ間に、前記載置棚１が
前下がりの状態に、かつ記録紙Ｐが介在できる間
隔をもつて取付けられる。３は前記左右の脚片
２，２の垂直部下方間に横架した仕切板で、この
仕切板３と前記載置棚１との間に開口部４が形成
される。

しかして使用に際しては、第３図で示すように
卓上の前部に例えばフロツピーユニツトＡとプリ
ンターＢとを重ね合わせて載置し、その後方位置
に本願の載置台を載置すると共に、その両脚片
２，２間に屏風状に折畳まれた非プリント状態の
記録紙Ｐを介在し、この状態で記録紙Ｐの始端を
プリンターＢに導入すると共にプリンターＢを操
作すると、記録紙Ｐがプリントされながら送りロ
ーラより順次上方に繰り出され、この繰り出され
た記録紙Ｐは載置棚１上に載置される。この場合
プリンターＢより繰り出された記録紙Ｐはその折
り癖により載置棚１上に再び屏風状に折り畳ま
れ、載置棚１上に載置された記録紙Ｐは載置棚１
の受面１ｂにより載置面１ａより滑り落ちること
はない。なお第４図は、本願載置台を鋼線により
構成した場合の他の実施例を示すもので、比較的
太い鋼線の屈曲により載置棚１の構成枠１１と、
上向きコ字状を呈する左右脚片１２，１２とを一
体に形成すると共に、載置棚１の受面１ｂを構成
するために上向きに屈曲した前記構成枠１１の前
辺１１ａの左右屈曲部間に鋼線を横架して横桟１
３とし、かつ比較的細い鋼線を蛇行状に屈曲して
載置面１ａと受面１ｂを構成する板状の金網１４
を、前記構成枠１１の前辺１１ａと後辺１１ｂと
の間に取付けると共に、前記横桟１３の位置で上
向きに折曲し、さらに左右脚片１２，１２の前辺
下部間に仕切板３を設けて成るものである。

以上のように本願によれば、載置面が前下がり
の状態に傾斜していることにより、プリンターよ
り繰り出される記録紙を載置棚上に整然と載置す
ることができて記録紙の処理に便利であると共
に、該載置棚上に載置された記録紙のプリント状
態を一見できてプリンター動作が正常に行われて
いるか否かをプリンターを操作しながら容易に確
認でき、而も仕切板を有しているので、本願載置
台とプリンターなどの機器との間に介在される電
線コードなどが左右脚片の間に侵入して非プリン
ト状態におかれている記録紙を乱だす惧れはない
し、またプリント以前の記録紙の位置規制もで
き、さらに載置面上に積層されたプリント後の記
録紙を他の場所に移動する場合の運搬具としても
使用できて極めて便利であるなどの利点を有す
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本願の実施例を示すもので、第１図は総
体斜視図、第２図は縦断側面図、第３図は使用状
態を示す側面図、第４図は鋼線より構成された他
の実施例を示す総体斜視図である。 図中１は載置棚、１ａは載置面、１ｂは受面、
２は脚片、３は仕切板、４は開口部である。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 載置面の前縁に上向きの受面を一体に設けて
   成る載置棚を、前縁が低くなるように、かつ、
   記録紙が介在できる間隔をもつて左右一対の脚
   片により支持せしめて傾斜し、さらに前記一対
   の脚片の下部前面間に仕切板を横架して、前記
   載置棚と仕切板との間に開口部を形成したこと
   を特徴とするプリンター用記録紙の載置台。 (2) 載置棚を、一枚の板より構成して成る実用新
   案登録請求の範囲第１項記載のプリンター用記
   録紙の載置台。 (3) 載置棚と左右一対の脚片とを、鋼線の屈曲成
   型により構成した実用新案登録請求の範囲第１
   項記載のプリンター用記録紙の載置台。