JPH02255571A - 易加工性セラミックス - Google Patents
易加工性セラミックスInfo
- Publication number
- JPH02255571A JPH02255571A JP1076969A JP7696989A JPH02255571A JP H02255571 A JPH02255571 A JP H02255571A JP 1076969 A JP1076969 A JP 1076969A JP 7696989 A JP7696989 A JP 7696989A JP H02255571 A JPH02255571 A JP H02255571A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- sintering
- boron nitride
- silicon nitride
- particle size
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 title claims abstract description 16
- 239000000843 powder Substances 0.000 claims abstract description 69
- 238000005245 sintering Methods 0.000 claims abstract description 27
- PZNSFCLAULLKQX-UHFFFAOYSA-N Boron nitride Chemical compound N#B PZNSFCLAULLKQX-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 26
- 229910052581 Si3N4 Inorganic materials 0.000 claims abstract description 19
- HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N silicon nitride Chemical compound N12[Si]34N5[Si]62N3[Si]51N64 HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 19
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims abstract description 14
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 12
- RUDFQVOCFDJEEF-UHFFFAOYSA-N yttrium(III) oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Y+3].[Y+3] RUDFQVOCFDJEEF-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract 3
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 abstract description 18
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 abstract description 18
- 229910052582 BN Inorganic materials 0.000 abstract description 14
- 239000012298 atmosphere Substances 0.000 abstract description 11
- 230000001590 oxidative effect Effects 0.000 abstract description 7
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 23
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 7
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 7
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000010439 graphite Substances 0.000 description 6
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 4
- 239000011261 inert gas Substances 0.000 description 4
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 4
- 239000012299 nitrogen atmosphere Substances 0.000 description 4
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 229910000997 High-speed steel Inorganic materials 0.000 description 2
- KGBXLFKZBHKPEV-UHFFFAOYSA-N boric acid Chemical compound OB(O)O KGBXLFKZBHKPEV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000004327 boric acid Substances 0.000 description 2
- 229910001873 dinitrogen Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000004927 fusion Effects 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 238000007731 hot pressing Methods 0.000 description 2
- 230000002706 hydrostatic effect Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 241000251468 Actinopterygii Species 0.000 description 1
- BTBUEUYNUDRHOZ-UHFFFAOYSA-N Borate Chemical compound [O-]B([O-])[O-] BTBUEUYNUDRHOZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 102100027340 Slit homolog 2 protein Human genes 0.000 description 1
- 101710133576 Slit homolog 2 protein Proteins 0.000 description 1
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 1
- 238000000462 isostatic pressing Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 229910052757 nitrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 1
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 239000010453 quartz Substances 0.000 description 1
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N silicon dioxide Inorganic materials O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000002002 slurry Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、耐酸化性に優れ、かつ機械加工性が良好な易
加工性セラミックスに関する。
加工性セラミックスに関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕従来、
旋盤によるハイス鋼での加工といった機械加工が可能な
易加工性セラミックスとしては、窒化硼素(BN)成形
体が知られている。この窒化硼素成形体は、例えば、特
公昭49−40124号公報に記載されたように窒化硼
素にアルカリ土類ホウ酸塩を添加し、これを熱間加圧成
形(ホットプレス)法で成形・焼結したり、特公昭49
−37093号公報に記載されたように微粉状の窒化硼
素粉末を使用して成形・焼結するなどの方法で製造され
ている。
旋盤によるハイス鋼での加工といった機械加工が可能な
易加工性セラミックスとしては、窒化硼素(BN)成形
体が知られている。この窒化硼素成形体は、例えば、特
公昭49−40124号公報に記載されたように窒化硼
素にアルカリ土類ホウ酸塩を添加し、これを熱間加圧成
形(ホットプレス)法で成形・焼結したり、特公昭49
−37093号公報に記載されたように微粉状の窒化硼
素粉末を使用して成形・焼結するなどの方法で製造され
ている。
しかしながら、このようにして得られる窒化硼素成形体
は高温下でも使用可能な優れた材料であるが、空気中な
どの酸化性雰囲気で900〜1200℃の高温下に連続
して使用すると、酸化によりホウ酸ガラスが生成し、こ
のホウ酸ガラスが流出して窒化硼素成形体が軟化したり
、この成形体と他の部材とが融着するなど、種々のトラ
ブルが発生するという問題がある。このため、酸化性雰
囲気で900℃以上の高温下においてもガラス質の流出
なく好適に使用し得、耐酸化性に優れていると共に、機
械加工性の高い成形体の開発が望まれていた。
は高温下でも使用可能な優れた材料であるが、空気中な
どの酸化性雰囲気で900〜1200℃の高温下に連続
して使用すると、酸化によりホウ酸ガラスが生成し、こ
のホウ酸ガラスが流出して窒化硼素成形体が軟化したり
、この成形体と他の部材とが融着するなど、種々のトラ
ブルが発生するという問題がある。このため、酸化性雰
囲気で900℃以上の高温下においてもガラス質の流出
なく好適に使用し得、耐酸化性に優れていると共に、機
械加工性の高い成形体の開発が望まれていた。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、酸化性雰囲気
で高温下に使用してもガラス質の流出などのトラブル発
生がなく、耐酸化性に優れ、しかも機械加工性の良好な
易加工性セラミックスを提供することを目的とする。
で高温下に使用してもガラス質の流出などのトラブル発
生がなく、耐酸化性に優れ、しかも機械加工性の良好な
易加工性セラミックスを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕本発明者は、上
記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、20〜7
0重量部の六方晶窒化硼素粉末、30〜80重量部の窒
化珪素粉末及び窒化珪素に対し1〜10重量%の焼結助
剤粉末、特にアルミナとイツトリアとの混合物を含有す
る粉末組成物を例えば1600℃〜2100℃の温度で
60〜210kg / cdの圧力条件において不活性
ガス雰囲気下に熱間加圧成形するか、あるいは加圧成形
した後に不活性ガス雰囲気下に1700℃〜2100℃
の温度で焼結する等の焼結を行なうことにより、易加工
性セラミックスが得られ、このセラミックスは空気等の
酸化性雰囲気で1200℃程度の高温下に連続使用して
もガラス質の流出が極めて少なく、酸化性雰囲気下にお
ける使用上限温度を約1200℃程度まで高めることが
でき、耐酸化性に優れている上、窒化硼素由来の易加工
性が維持されて機械加工性が良好であることを知見し、
本発明をなすに至った。
記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、20〜7
0重量部の六方晶窒化硼素粉末、30〜80重量部の窒
化珪素粉末及び窒化珪素に対し1〜10重量%の焼結助
剤粉末、特にアルミナとイツトリアとの混合物を含有す
る粉末組成物を例えば1600℃〜2100℃の温度で
60〜210kg / cdの圧力条件において不活性
ガス雰囲気下に熱間加圧成形するか、あるいは加圧成形
した後に不活性ガス雰囲気下に1700℃〜2100℃
の温度で焼結する等の焼結を行なうことにより、易加工
性セラミックスが得られ、このセラミックスは空気等の
酸化性雰囲気で1200℃程度の高温下に連続使用して
もガラス質の流出が極めて少なく、酸化性雰囲気下にお
ける使用上限温度を約1200℃程度まで高めることが
でき、耐酸化性に優れている上、窒化硼素由来の易加工
性が維持されて機械加工性が良好であることを知見し、
本発明をなすに至った。
従って、本発明は、20〜70重量部の六方晶窒化硼素
粉末、30〜80重量部の窒化珪素粉末及び窒化珪素に
対し1〜10重量%の焼結助剤粉末を含有する粉末組成
物を焼結してなることを特徴とする易加工性セラミック
スを提供する。
粉末、30〜80重量部の窒化珪素粉末及び窒化珪素に
対し1〜10重量%の焼結助剤粉末を含有する粉末組成
物を焼結してなることを特徴とする易加工性セラミック
スを提供する。
以下、本発明につき更に詳述する。
本発明の易加工性セラミックスは六方晶窒化硼素粉末、
窒化珪素粉末及び焼結助剤粉末をそれぞれ特定の割合で
含有した粉末組成物を焼結してなるものである。
窒化珪素粉末及び焼結助剤粉末をそれぞれ特定の割合で
含有した粉末組成物を焼結してなるものである。
ここで、大方晶窒化硼素粉末、窒化珪素粉末としては特
に制限はなく、それぞれの市販粉末を使用することがで
きるが、好ましくはその平均粒子径が、それぞれ六方晶
窒化硼素粉末は30μm以下、特に10μm以下、窒化
珪素粉末は1μm以下、特に0.8μm以下であるもの
が使用され、本発明においては窒化硼素粉末の粒径を従
来より広い範囲とすることができる。
に制限はなく、それぞれの市販粉末を使用することがで
きるが、好ましくはその平均粒子径が、それぞれ六方晶
窒化硼素粉末は30μm以下、特に10μm以下、窒化
珪素粉末は1μm以下、特に0.8μm以下であるもの
が使用され、本発明においては窒化硼素粉末の粒径を従
来より広い範囲とすることができる。
また、焼結助剤粉末としては、通常1200℃以上の高
温で安定な酸化物が望ましいが、その中でもイツトリア
(YxOs)粉末とアルミナ(A 1 zO+)粉末の
混合物が焼結性、安定性、強度、耐酸化性の付与効果に
優れている魚で有効に使用できる。この場合、これらの
粉末も市販粉末を使用でき、好ましくはその平均粒径が
イツトリア粉末は10μm以下、特に5μm以下、アル
ミナ粉末は10μm以下、特に5μm以下のものが使用
され、それらの配合割合をイツトリア粉末とアルミナ粉
末の比をl:9〜9:1、特に5:5〜9:1とするこ
とが好ましい。
温で安定な酸化物が望ましいが、その中でもイツトリア
(YxOs)粉末とアルミナ(A 1 zO+)粉末の
混合物が焼結性、安定性、強度、耐酸化性の付与効果に
優れている魚で有効に使用できる。この場合、これらの
粉末も市販粉末を使用でき、好ましくはその平均粒径が
イツトリア粉末は10μm以下、特に5μm以下、アル
ミナ粉末は10μm以下、特に5μm以下のものが使用
され、それらの配合割合をイツトリア粉末とアルミナ粉
末の比をl:9〜9:1、特に5:5〜9:1とするこ
とが好ましい。
本発明の易加工性セラミックスにおいては、上記粉末の
配合量は、六方晶窒化硼素粉末が20〜70重量部、好
ましくは40〜60重量部、窒化珪素粉末が35〜80
重量部、好ましくは40〜60重量部、焼結助剤粉末は
窒化珪素粉末に対し1〜lO重量%、好ましく、は、5
〜lO重量%とするものである。各粉末のいずれかの配
合量が上記範囲外であると、成形体の耐酸化性や機械加
工性が低下して、本発明の目的を達成することができな
い。
配合量は、六方晶窒化硼素粉末が20〜70重量部、好
ましくは40〜60重量部、窒化珪素粉末が35〜80
重量部、好ましくは40〜60重量部、焼結助剤粉末は
窒化珪素粉末に対し1〜lO重量%、好ましく、は、5
〜lO重量%とするものである。各粉末のいずれかの配
合量が上記範囲外であると、成形体の耐酸化性や機械加
工性が低下して、本発明の目的を達成することができな
い。
本発明においては、上記粉末、必要に応じ他の化合物を
含有する粉末組成物を焼結することにより、耐酸化性に
優れた易加工性セラミックスを得ることができる。、 ここで、焼結は、熱間加圧成形法で行なうことができ、
例えばボールミル等で十分に混合した粉末組成物を黒鉛
製モールド等に充填し、1600℃〜2100℃、好ま
しくは1700″C〜1800℃の温度で、60kg/
aJ〜210 kg/c+4、好ましくは120kg/
cIl!〜210kg/aaの圧力下において成形する
方法が採用し得る。この場合、処理温度が1600℃よ
り低かったり圧力が60kg/cdより低いと、耐酸化
性が悪くなる場合がある。また、2100℃より高温に
すると黒鉛モールドの消耗が激しく、圧力が210kg
/ cdより大きいと黒鉛モールドが破壊され易くな
る。
含有する粉末組成物を焼結することにより、耐酸化性に
優れた易加工性セラミックスを得ることができる。、 ここで、焼結は、熱間加圧成形法で行なうことができ、
例えばボールミル等で十分に混合した粉末組成物を黒鉛
製モールド等に充填し、1600℃〜2100℃、好ま
しくは1700″C〜1800℃の温度で、60kg/
aJ〜210 kg/c+4、好ましくは120kg/
cIl!〜210kg/aaの圧力下において成形する
方法が採用し得る。この場合、処理温度が1600℃よ
り低かったり圧力が60kg/cdより低いと、耐酸化
性が悪くなる場合がある。また、2100℃より高温に
すると黒鉛モールドの消耗が激しく、圧力が210kg
/ cdより大きいと黒鉛モールドが破壊され易くな
る。
なお、熱間加圧成形は、窒素ガス等の不活性ガス雰囲気
において上記条件で30〜90分間行なうことが望まし
い。
において上記条件で30〜90分間行なうことが望まし
い。
また、本発明に係る易加工性セラミックスは、上記粉末
組成物を加圧成形した後、これを焼結することによって
も得ることができる。
組成物を加圧成形した後、これを焼結することによって
も得ることができる。
この場合、成形体用組成物の加圧成形方法は別に制限さ
れないが、原料粉末をゴム型に詰め、常温下で100〜
5000 kg / ci 、特に1000〜5000
kg/−の加圧条件で静水圧加圧成形する方法が好適に
採用される。
れないが、原料粉末をゴム型に詰め、常温下で100〜
5000 kg / ci 、特に1000〜5000
kg/−の加圧条件で静水圧加圧成形する方法が好適に
採用される。
次いで、加圧成形後の焼結は、1700℃〜2100℃
以下、好ましくは1700℃〜1800℃以下の温度で
行なうことが望ましい。焼結の温度が1700℃より低
いと、耐酸化性が悪くなる場合があり、2100 ’C
より高いと窒化硼素の分解が始まる。なお、焼結は常圧
でも100〜2000 kg / cj程度の加圧下に
行なってもよいが、窒素ガス等の不活性ガス雰囲気で1
〜5時間行なうことが好ましい。
以下、好ましくは1700℃〜1800℃以下の温度で
行なうことが望ましい。焼結の温度が1700℃より低
いと、耐酸化性が悪くなる場合があり、2100 ’C
より高いと窒化硼素の分解が始まる。なお、焼結は常圧
でも100〜2000 kg / cj程度の加圧下に
行なってもよいが、窒素ガス等の不活性ガス雰囲気で1
〜5時間行なうことが好ましい。
以上説明したように、本発明の易加工性セラミックスは
、上述した構成としたことにより、900℃以上の高温
、特に1200℃程度の高温下において、酸化性雰囲気
であってもガラス質の流出が極めて少なく、他の部材と
融着するといったトラブルがないため、酸化性雰囲気下
で1200℃程度の高温下においても連続使用すること
ができる上、機械加工性が良好であり、このため機械加
工可能な耐熱・耐酸化性のセラミックスとして幅広い分
野に利用できるものである。
、上述した構成としたことにより、900℃以上の高温
、特に1200℃程度の高温下において、酸化性雰囲気
であってもガラス質の流出が極めて少なく、他の部材と
融着するといったトラブルがないため、酸化性雰囲気下
で1200℃程度の高温下においても連続使用すること
ができる上、機械加工性が良好であり、このため機械加
工可能な耐熱・耐酸化性のセラミックスとして幅広い分
野に利用できるものである。
以下、実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記実施例に制限されるものでなない
。
するが、本発明は下記実施例に制限されるものでなない
。
なお、各側に先立ち、各側で採用した成形体の耐酸化性
、加工性の測定方法を下記に示す。
、加工性の測定方法を下記に示す。
成形体を厚さ1龍、直径100mmの円盤状に加工し、
これを第1.2図に示す半リング板状で内周壁面中央部
に半リング状のスリット2 (スリット幅1,1mm)
を有する治具1に垂直に立てた後、直径140mmの石
英製炉芯管中に治具ごと挿入し、外部から1200℃に
加熱した。この炉芯管に31/sinの流量で5%酸素
−95%窒素混合ガスを流し、この状態で48時間保持
した後、冷却した。
これを第1.2図に示す半リング板状で内周壁面中央部
に半リング状のスリット2 (スリット幅1,1mm)
を有する治具1に垂直に立てた後、直径140mmの石
英製炉芯管中に治具ごと挿入し、外部から1200℃に
加熱した。この炉芯管に31/sinの流量で5%酸素
−95%窒素混合ガスを流し、この状態で48時間保持
した後、冷却した。
冷却後、管外に治具を取り出して治具から成形体を取り
外し、治具に付着したガラス量を流出付着物量として測
定し、耐酸化性を評価した。この場合、付着物量が2■
以下のものを耐酸化性良好で合格品とした。
外し、治具に付着したガラス量を流出付着物量として測
定し、耐酸化性を評価した。この場合、付着物量が2■
以下のものを耐酸化性良好で合格品とした。
円柱状成形体を旋盤のチャックに固定し、高速度鋼バイ
トを挿着して回転速度300rpmで成形体を回転させ
ながら切削深さ0.5 amにバイト先端を固定し、横
送り速度1cIIIZ分で切削したときの切削面の表面
粗度を測定した。この場合、表面粗度が25μm以下の
ものを加工性良好で合格品とした。
トを挿着して回転速度300rpmで成形体を回転させ
ながら切削深さ0.5 amにバイト先端を固定し、横
送り速度1cIIIZ分で切削したときの切削面の表面
粗度を測定した。この場合、表面粗度が25μm以下の
ものを加工性良好で合格品とした。
〔実施例1,2〕
平均粒径10μmの六方晶窒化硼素粉末200g、平均
粒径0.5μmの窒化珪素粉末800g、平均粒径4μ
mのイッ) IJア粉末55g、平均粒径2μmのアル
ミナ粉末25gを水41と共に101のアルミナ製ボー
ルミルに入れて2時間混合した後、スラリーを取り出し
て乾燥し、原料粉末を得た。
粒径0.5μmの窒化珪素粉末800g、平均粒径4μ
mのイッ) IJア粉末55g、平均粒径2μmのアル
ミナ粉末25gを水41と共に101のアルミナ製ボー
ルミルに入れて2時間混合した後、スラリーを取り出し
て乾燥し、原料粉末を得た。
次いで、この原料粉末400gを黒鉛製モールドに充填
し、窒素雰囲気下に1800℃、150kg/−で1時
間熱間加圧成形し、成形体■を得た(実施例1)。
し、窒素雰囲気下に1800℃、150kg/−で1時
間熱間加圧成形し、成形体■を得た(実施例1)。
また、この原料粉末400gをゴム型に詰め、2000
kg / cdの静水圧加圧を行ない、続いて窒素雰
囲気下に1800℃で1時間加熱焼結し、成形体■を得
た(実施例2)。
kg / cdの静水圧加圧を行ない、続いて窒素雰
囲気下に1800℃で1時間加熱焼結し、成形体■を得
た(実施例2)。
〔実施例3,4〕
平均粒径10μmの六方晶窒化硼素粉末700g、平均
粒径0.5μmの窒化珪素粉末300g、平均粒径4μ
mのイツトリア粉末25g、平均粒径2μmのアルミナ
粉末5gを実施例1と同様に混合、乾燥し、原料粉末を
得た。
粒径0.5μmの窒化珪素粉末300g、平均粒径4μ
mのイツトリア粉末25g、平均粒径2μmのアルミナ
粉末5gを実施例1と同様に混合、乾燥し、原料粉末を
得た。
次いで、この原料粉末400gを黒鉛製モールドに充填
し、窒素雰囲気下に1800℃、150kg/CI+!
で30分間熱間加圧成形し、成形体■を得た(実施例3
)。
し、窒素雰囲気下に1800℃、150kg/CI+!
で30分間熱間加圧成形し、成形体■を得た(実施例3
)。
また、この原料粉末400gをゴム型に詰め、2000
kg / dの静水圧加圧を行ない、続いて窒素雰囲
気下に9.5気圧の等方圧下、1700℃で2時間加熱
焼結し、成形体■を得た(実施例4)。
kg / dの静水圧加圧を行ない、続いて窒素雰囲
気下に9.5気圧の等方圧下、1700℃で2時間加熱
焼結し、成形体■を得た(実施例4)。
〔比較例1〕
平均粒径10μmの六方晶窒化硼素粉末100g、平均
粒径0.5μmの窒化珪素粉末900g、平均粒径4μ
mのイツトリア粉末55g1アルミナ粉末25gを実施
例1と同様に混合、乾燥し、原料粉末を得た。
粒径0.5μmの窒化珪素粉末900g、平均粒径4μ
mのイツトリア粉末55g1アルミナ粉末25gを実施
例1と同様に混合、乾燥し、原料粉末を得た。
次いで、この原料粉末を実施例1と同様の方法で熱間加
圧成形し、成形体Vを得た。
圧成形し、成形体Vを得た。
〔比較例2〕
平均粒径10μmの大方晶窒化硼素粉末900g、平均
粒径0.5μmの窒化珪素粉末100g、平均粒径4μ
mのイツトリア粉末5.5g、平均粒径2μmのアルミ
ナ粉末2.5gを実施例1と同様に混合、乾燥し、原料
粉末を得た。
粒径0.5μmの窒化珪素粉末100g、平均粒径4μ
mのイツトリア粉末5.5g、平均粒径2μmのアルミ
ナ粉末2.5gを実施例1と同様に混合、乾燥し、原料
粉末を得た。
次いで、この原料粉末を実施例1と同様の方法で熱間加
圧成形し、成形体■を得た。
圧成形し、成形体■を得た。
〔比較例3〕
平均粒径10μmの六方晶窒化硼素粉末400gを黒鉛
製モールド中に充填し、実施例1と同様の方法で熱間加
圧成形し、成形体■を得た。
製モールド中に充填し、実施例1と同様の方法で熱間加
圧成形し、成形体■を得た。
次に、上記各成形体の密度、耐酸化性(付着物M)、加
工性(表面粗度)を測定した結果を第1表に示す。
工性(表面粗度)を測定した結果を第1表に示す。
第1表
第1表の結果より、本発明に係る成形体(実施例1〜4
)は加工性及び耐酸化性に優れていることが確認された
。これに対し、窒化硼素粉末及び窒化珪素粉末の配合量
が本発明の範囲外では、表面粗度が大きく加工性が悪か
ったり(比較例1)、流出付着物量が大きく耐酸化性が
悪かったり(比較例2)、従来の窒化硼素のみによるも
のは流出付着物量が大きく、耐熱性が劣る(比較例3)
ものであった。
)は加工性及び耐酸化性に優れていることが確認された
。これに対し、窒化硼素粉末及び窒化珪素粉末の配合量
が本発明の範囲外では、表面粗度が大きく加工性が悪か
ったり(比較例1)、流出付着物量が大きく耐酸化性が
悪かったり(比較例2)、従来の窒化硼素のみによるも
のは流出付着物量が大きく、耐熱性が劣る(比較例3)
ものであった。
第1図及び第2図はそれぞれ成形体試料を支持する治具
を示し、第1図は正面図、第2図は側面図である。 l・・・・・・治具、2・・・・・・スリット2ONN
#L
を示し、第1図は正面図、第2図は側面図である。 l・・・・・・治具、2・・・・・・スリット2ONN
#L
Claims (2)
- 1.20〜70重量部の六方晶窒化硼素粉末、30〜8
0重量部の窒化珪素粉末及び窒化珪素に対して1〜10
重量%の焼結助剤粉末を含有する粉末組成物を焼結して
なることを特徴とする易加工性セラミックス。 - 2.焼結助剤粉末がアルミナとイットリアの混合物であ
ることを特徴とする請求項1記載の易加工性セラミック
ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1076969A JPH02255571A (ja) | 1989-03-29 | 1989-03-29 | 易加工性セラミックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1076969A JPH02255571A (ja) | 1989-03-29 | 1989-03-29 | 易加工性セラミックス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02255571A true JPH02255571A (ja) | 1990-10-16 |
JPH0585504B2 JPH0585504B2 (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=13620614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1076969A Granted JPH02255571A (ja) | 1989-03-29 | 1989-03-29 | 易加工性セラミックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02255571A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6494250B1 (en) | 2001-05-14 | 2002-12-17 | Howmet Research Corporation | Impregnated alumina-based core and method |
JP2006124203A (ja) * | 2004-10-27 | 2006-05-18 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 3−5族化合物製造装置用部材及びその製造方法 |
CN108117396A (zh) * | 2017-12-11 | 2018-06-05 | 陕西科技大学 | 基于氮化硅的生物医用陶瓷材料的制备方法 |
JP2018123029A (ja) * | 2017-02-01 | 2018-08-09 | 株式会社フェローテックセラミックス | セラミックス生体材料およびセラミックス生体材料の製造方法 |
JP2020019677A (ja) * | 2018-08-01 | 2020-02-06 | 株式会社フェローテックセラミックス | セラミックス抗菌材料、抗菌部品、抗菌部品の製造方法およびセラミックス複合材料 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5895661A (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-07 | 京セラ株式会社 | 窒化珪素質高靭性セラミツクス |
JPH01131062A (ja) * | 1987-11-14 | 1989-05-23 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 複合常圧焼結成形体 |
-
1989
- 1989-03-29 JP JP1076969A patent/JPH02255571A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5895661A (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-07 | 京セラ株式会社 | 窒化珪素質高靭性セラミツクス |
JPH01131062A (ja) * | 1987-11-14 | 1989-05-23 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 複合常圧焼結成形体 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6494250B1 (en) | 2001-05-14 | 2002-12-17 | Howmet Research Corporation | Impregnated alumina-based core and method |
JP2006124203A (ja) * | 2004-10-27 | 2006-05-18 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 3−5族化合物製造装置用部材及びその製造方法 |
JP4484665B2 (ja) * | 2004-10-27 | 2010-06-16 | 電気化学工業株式会社 | 3−5族化合物半導体製造装置用部材の製造方法 |
JP2018123029A (ja) * | 2017-02-01 | 2018-08-09 | 株式会社フェローテックセラミックス | セラミックス生体材料およびセラミックス生体材料の製造方法 |
CN108117396A (zh) * | 2017-12-11 | 2018-06-05 | 陕西科技大学 | 基于氮化硅的生物医用陶瓷材料的制备方法 |
JP2020019677A (ja) * | 2018-08-01 | 2020-02-06 | 株式会社フェローテックセラミックス | セラミックス抗菌材料、抗菌部品、抗菌部品の製造方法およびセラミックス複合材料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0585504B2 (ja) | 1993-12-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5094986A (en) | Wear resistant ceramic with a high alpha-content silicon nitride phase | |
US4652276A (en) | High toughness silicon nitride cutting tools | |
US4908171A (en) | Method of sintering articles of silicon nitride | |
CN109534828B (zh) | 一种碳化硅复合陶瓷材料的造粒方法 | |
US4467043A (en) | Dense shaped articles of polycrystalline α-silicon carbide and process for the manufacture thereof by hot-pressing | |
JP2001080964A (ja) | 多結晶SiC成形体、その製法及びそれからなる応用品 | |
EP0268721B1 (en) | Pulverulent silicon nitride composition reinforced with silicon carbide whiskers and its use for the manufacturing of sintered parts | |
EP0175041B1 (en) | Silicon nitride sintered bodies and a method for their production | |
US4326039A (en) | Dense shaped articles of polycrystalline β-silicon carbide and process for the manufacture thereof by hot-pressing | |
EP0170889B1 (en) | Zrb2 composite sintered material | |
JPH055782B2 (ja) | ||
JPH02255571A (ja) | 易加工性セラミックス | |
EP0310342A2 (en) | SiC-Al2O3 composite sintered bodies and method of producing the same | |
EP0311289B1 (en) | Sic-al2o3 composite sintered bodies and method of producing the same | |
JP4186545B2 (ja) | 成形用金型 | |
CN112552031B (zh) | 一种SiO2-BN复相陶瓷及其制备方法 | |
JPS61143686A (ja) | 寸法精度の優れた耐熱性治具用炭化珪素質焼結体 | |
JPS61201662A (ja) | 複合セラミツクスの製造法 | |
JPS6046974A (ja) | 炭化けい素焼結体 | |
JPH02137772A (ja) | 易加工性成形体用組成物及び易加工性成形体 | |
WO2017171288A1 (ko) | 다결정 입방정 질화붕소 | |
JPS63282158A (ja) | 耐酸化性にすぐれたセラミックス焼結体 | |
JPS6357389B2 (ja) | ||
JPS62235260A (ja) | Si↓3N↓4基複合材料 | |
JPH075379B2 (ja) | 溶鋼用耐火物の製造方法 |