JPH0225415Y2 - - Google Patents

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JPH0225415Y2
JPH0225415Y2 JP1985199857U JP19985785U JPH0225415Y2 JP H0225415 Y2 JPH0225415 Y2 JP H0225415Y2 JP 1985199857 U JP1985199857 U JP 1985199857U JP 19985785 U JP19985785 U JP 19985785U JP H0225415 Y2 JPH0225415 Y2 JP H0225415Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、スキーストツクのストラツプ用バ
ツクルであつて、特に滑走中、ストツクに強い衝
撃等が加わつた際に、バツクルの連結が外れてス
トラツプが手首から外れる様にした安全機構を備
えたバツクルに関する。
〈従来の技術〉 従来、ストラツプ用のバツクルとしては、雄雌
材を互いに嵌合させて、ストラツプの分離した両
端部を互いに連結し、連結状態ではストツパが作
用し、容易に外れない構造となつていた。このた
め、連結を外すには、ストツパを解除し、雄部材
を雌部材から引き抜いて外していた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、従来のバツクルをスキーストツク用の
ものとしてそのまゝ利用すると、緊急時にもその
連結状態が外れず、事故の原因となつていた。
即ち、滑走時にスキーヤーが転倒したり、スキ
ーストツクが露出している岩や、他人のスキーに
引つ掛かつた際に、スキーヤーがストツクの握り
を離しても、従来のバツクルは、一旦連結する
と、そのストツパが作用して連結状態にロツクさ
れてしまうため、ストラツプが外れず、手首がス
トツクのループ内に通つた状態にあるため、スキ
ーストツクの動きに追従して、ストラツプを介し
てスキーヤーの手首が無理に捻られたり、捩られ
たりし、脱臼や骨折等の事故の原因となる。
従つて、スキーストツクのストラツプ用バツク
ルにあつては、ストツクに急激な衝撃が加わつた
際に、その連結状態が瞬時に解除される構造のも
のが、安全対策上好ましい。
〈問題点を解決するための手段〉 そこで本考案は、スキーストツクのストラツプ
の分離した一端部と他端部に夫々取付けられ、上
記ストラツプをループ状に連結するスキーストツ
クのストラツプ用バツクルにおいて、 上記ストラツプの一端部に取付けられるプレー
ト状の基体を備えたプラスチツク製の雌片と、前
記ストラツプの他端部に取付けられる基体を備え
たプラスチツク製の雄片とからなり、 前記雌片の基体には両縁が斜めに傾斜し、且つ
対向間隔がストラツプの厚さよりも小さいストラ
ツプ挿通用の長孔を平行に二つ設けると共に、相
対向した係止孔を有する舌片状の雌部材を対向し
て突設し、 又、前記雄片の基体には、上記雌部材の対向間
隔内に嵌入する一対のアーム状の可撓な雄部材を
対向して突設し、且つ各雄部材には前記雌部材の
係止孔に嵌り込む円錐形又は半球形の突起部を設
けたのである。
〈実施例〉 以下に本考案を図面に示した各実施例に基いて
説明する。
第1図から第11図は、本考案の第1実施例を
示す。
各図において、1は雌片fと雄片mとから成る
バツクル、2はスキーストツク、3はストツク2
のグリツプに固定されたストラツプを夫々示す。
上記雌片fは、ストラツプ3の分離した一端部
4に取付けられる基体5と、この基体5に一体に
設けられた雌部材6aとを有し、又、雄片mは、
ストラツプ3の分離した他端部7に取付けられる
基体8と、この基体8に一体に設けられ、上記雌
部材6aに嵌合する雄部材9aを有し、両片f,
mはナイロン等の様に適度な剛性と弾性を有する
プラスチツクで成形する。そして、上記両片f,
mの雄部材9aと雌部材6aの少なくとも一方
は、嵌合する際に弾性変形する様になつており、
こゝでは雄部材9aが弾性変形する。
上記雌片fは、第1図から第4図に示す様に、
基体5が内向きに少し反つたプレート状を成し、
基体5には、ストラツプ3を通す上下に長い長孔
10,10を略平行に左右一対開設する。そし
て、基体5の両端からは、舌片状に雌部材6a,
6aを上下に相対向して突設し、そのほゞ中央に
円形の係止孔11a,11aを上下に相対向して
貫通する。
尚、長孔10の両縁は、斜めに傾斜し、その対
向間隔Lをストラツプ3の厚さより小さくしてい
る。このため、各長孔10にストラツプ3を通し
たときに、その長さ途中が両縁で略々Z字状に折
り曲げられ、ストラツプ3が抜け難くする。又、
基体5には、ストラツプ3と摺接する面に幅方向
に延びた複数の横溝12を設け、ストラツプ3が
その幅方向に片寄らない様にしている。
一方、上記雄片mは、第5及び第6図に示す様
に、基体8はそのほゞ中央にストラツプ3が通る
上下に長い長孔13を有するリング形を成し、そ
の鍔状の一端部からは、雌部材6aの対向間隔内
に嵌入する一対のアーム状の雄部材9a,9aを
相対向して突設し、その先端外面に上記雌部材6
aの係止孔11aに夫々嵌り込む一対の突起部1
4a,14aを外向きに突設する。この突起部1
4aは、円錐台形若しくは半球形を成し、ストラ
ツプ3に急激な引張力が加わつた際に、後述する
様に破損することなく容易に外れる構造となつて
おり、こゝでは円錐台形に成形している。
上記構成の両片f,mを使用してストラツプ3
を連結するには、両片f,mの基体5,8にスト
ラツプ3の分離した両端部4,7を夫々取付け
る。
即ち、第9図に示す様に、ストラツプ3の一端
部4を、雌片fの基体5の一方の長孔10に下か
ら上に通し、その先端を基体5の表面に添わせ
て、他方の長孔10に上から通して立ち下げて、
その自由端4′を外部に導出する。この様にして
ストラツプ3の一端部4を通すと、その一端部4
が長さ途中で各長孔10のテーパ状の両縁により
略々Z字状に夫々折り曲げられる。このため、ス
トラツプ3の一端部4に抜け方向の力が加わつた
際にも、各長孔10の両縁にストラツプ3が巻き
付いて密着し、抜け力に抗してその自由端4′の
抜けを阻止する。
又、ストラツプ3の他端部7を、雄部材9aの
基体8の長孔13に通して折り返し、折り返し部
分を重ねて縫い付けることにより、その他端部7
を雄片mに固定する。
従つて、ストラツプ3の他端部7は固定されて
いるので、ストラツプ3の長さを調整するには、
雌片fに取付けたストラツプ3の一端部4の長さ
を調整することになる。即ち、ストラツプ3の一
端部4を、雌部材6aの長孔10並びに表面上で
滑らせながら一方向に順次送り出し、その自由端
4′の導出長を長くしたり、短くするこにより、
スキーヤーの好みの長さに簡単に調節できる。
次いで、両片f,mを使用してストラツプ3の
両端部4,7を連結するには、第2図に示す様
に、両片f,mの雌部材6aと雄部材9aとを向
い合せ、雄部材9aを雌部材6aの対向間隔内に
嵌め込めばよい。
即ち、雄部材9aを嵌め込むと、その突起部1
4aが雌部材6aの対向内壁面に当接し、突起部
14aの傾斜した外側面が雌部材6aの内壁面に
押され、雄部材9aがその弾性力に抗して内向き
に撓み込む。そして、突起部14aが雌部材6a
の係止孔11aに迄到達すると、雄部材9aがそ
の弾性復元力で外向きに拡開し、両突起部14a
が各係止孔11aに勢い良くパチンとスナツプ係
合する。
このため、第7図及び第8図、並びに第10図
にに示す様に、両片f,mは互いに連結状態とな
り、ストラツプ3の両端部4,7がループ状に連
結される。
一方、この連結状態は、ストツク2に急激な衝
撃が加わつた際に瞬時に外れる。
即ち、滑走中、スキーヤーが転倒したり、或は
スキーストツク2が障害物に引つ掛かつた際に
は、スキーヤーの手首がストラツプ3により無理
に引つ張られ、ストラツプ3の両端部4,7が互
いに逆方向に引つ張られる。このため、突起部1
4aの傾斜した外側面が係止孔11aの周面に当
接し、雄部材9aを内向きに撓めようとする力が
生じ、この力により雄部材9aがその弾性力に抗
して内向きに撓み込み、突起部14aが係止孔1
1aから係脱する。
従つて、ストラツプ3の両端部4,7が互いに
逆方向に引つ張られると、雄部材9aが雌部材6
aの対向間隔内から無理なく抜け、両片f,mの
連結状態が解除される。このため、ストラツプ3
の両端部4,7が互いに分離し、ストラツプ3が
手首からそのまゝ外れる。
尚、スキーヤーは、自己の解除操作によりバツ
クル1を外すことも可能であるが、通常、連結状
態にあるストラツプ3のループ内に手を通して装
着したり、外したりすることが多く、バツクル1
の解除動作はスキーヤーの便というより、緊急時
の安全装置として多くは機能することゝなる。
次に、第11図を用いてその作用を説明する。
図面に示した実施例のものでは、突起部14a
を円錐台形としているので、ストラツプ3の引張
力Fは、突起部14aの外側面と係止孔11aの
内壁面との接点Pにおいて、突起部14aを内向
きに押す力、即ち雄部材9aを内向きに撓み込む
解除力Faと、その抗力Nとに分解される。
このとき、解除力Faは、突起部14aの外側
面と係止孔11aの内壁面とのなす角度をαとし
たときに、 Fa≒tan α(0<α>90゜) で示される。(但し、両者の摩擦を無視する。)。
これに対して、突起部14aを仮に円柱形とし
た際には、その解除力Faは、α=0であるため、 Fa=tan 0=0 となる。
従つて、突起部14aを円柱形とした際には、
雄部材9aが全く撓まず、ストラツプ3に強い引
張力Fが加わつたときには、突起部14aが欠け
るなどして破損してしまう。
これに対して、実施例の様に突起部14aの形
状を円錐台形としたときには、雄部材9aを内向
きに撓み込む解除力Faが発生するので、突起部
14aが係止孔11aから無理なく外れる。この
ことは、突起部14aの形状を、半球形とした場
合も同様である。
又、雄部材9aの弾性による係合力をFbとし
た際には、接点Pにおける係合力Fbは、Eを雄
部材9aの弾性率、bとhを雄部材9aの断面に
おける厚みと幅、lを雄部材9aの接点P迄の長
さ、σを突起部14aの撓み代(σ≒t、tは円
錐台形な突起部14aの高さ)としたときに、 Fb=Ebh3/4l3σ で示される。
このため、ストラツプ3の引張力Fが増加し、
Fa>Fbとなつたときに、雄部材9aが内向きに
撓み込み、突起部14aが係止孔11aから抜け
て、両片f,mの連結が外れることゝなる。
従つて、各要素を総合的に考慮し、通常の使用
状態ではバツクル1が容易に外れない様にし、且
つストラツプ3に必要以上の引張力Fが加わつた
際にだけ、バツクル1の連結が外れる様に設定す
る。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、滑走中、
スキーストツク2に急激な衝撃が加わると、雄片
の一対のアーム状の雄部材が撓み、これによつて
該部材に設けられた各突起部が雌片の雌部材に設
けられた係止孔から外れ、雌雄両片f,mは簡単
に、且つ瞬時に分離し、ストラツプ3による事故
を未然に防止し、安全性の高いスキーストツクの
ストラツプ用バツクルを提供できる。又、両片
f,mが分離する際に、雄部材9は弾性的に撓む
ので、雄部材が折れたり、突起部が破損したりす
ることがない。又、雄部材を撓めて各突起部を雌
部材の係止孔に嵌めることによりストラツプの各
端部を簡単、且つ迅速に連結できる。
更に、雌片の基体に設けてある二つの長孔に通
るストラツプの一端部の位置をずらして調節する
ことによりストラツプのループの大きさを増減で
きるため、ストラツプのループを使用する人の手
の大きさに簡単に合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
ストラツプの連結状態の斜視図、第2図は分解斜
視図、第3図は同上の−線による断面図、第
4図は第2図の−線による断面図、第5図は
雄片の正面図、第6図は第2図の−線による
断面図、第7図は第1図の正面図、第8図は第1
図の側面図、第9図はストラツプの取付け状態を
示す説明図、第10図は使用状態の斜視図、第1
1図a,b,cは雄部材の突起部と、雌部材の係
止孔の作用説明図である。 同図中、fは雌片、mは雄片、1はバツクル、
2はスキーストツク、3はストラツプ、4はスト
ラツプの一端部、5は雌片の基体、6は雌部材、
7はストラツプの他端部、8は雄片の基体、9は
雄部材、11aは係止孔、14aは突起部を夫々
示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スキーストツクのストラツプの分離した一端部
    と他端部に夫々取付けられ、上記ストラツプをル
    ープ状に連結するスキーストツクのストラツプ用
    バツクルにおいて、 上記ストラツプの一端部に取付けられるプレー
    ト状の基体を備えたプラスチツク製の雌片と、前
    記ストラツプの他端部に取付けられる基体を備え
    たプラスチツク製の雄片とからなり、 前記雌片の基体には両縁が斜めに傾斜し、且つ
    対向間隔がストラツプの厚さよりも小さいストラ
    ツプ挿通用の長孔を平行に二つ設けると共に、相
    対向した係止孔を有する舌片状の雌部材を対向し
    て突設し、 又、前記雄片の基体には、上記雌部材の対向間
    隔内に嵌入する一対のアーム状の可撓な雄部材を
    対向して突設し、且つ各雄部材には前記雌部材の
    係止孔に嵌り込む円錐形又は半球形の突起部を設
    けたことを特徴とするスキーストツクのストラツ
    プ用バツクル。
JP1985199857U 1985-12-28 1985-12-28 Expired JPH0225415Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7044325B2 (ja) * 2018-04-03 2022-03-30 中国電力株式会社 安全帯

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JPS5458542A (en) * 1977-09-29 1979-05-11 Clements Joseph A Sr Ski stock having timer
JPS5757737U (ja) * 1980-09-20 1982-04-05

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