JPH0225391B2 - - Google Patents
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- JPH0225391B2 JPH0225391B2 JP61217074A JP21707486A JPH0225391B2 JP H0225391 B2 JPH0225391 B2 JP H0225391B2 JP 61217074 A JP61217074 A JP 61217074A JP 21707486 A JP21707486 A JP 21707486A JP H0225391 B2 JPH0225391 B2 JP H0225391B2
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Description
[産業上の利用分野]
本発明はカーボンの付着を抑制したコークス炉
ドアの製造方法に関する。 [従来の技術] コークス炉は新設後20〜30年の長期にわたり連
続使用されるが、最近では30年以上にわたり延命
使用される気運にある。 しかし、コークス炉は操業中の石炭乾留時に発
生するタールや微粉炭造粒の際に使用される石油
系バインダーに由来する炭化水素によりコークス
炉ドア内面にカーボンが付着する。そのまま繰返
し操業を行なうと、徐々にカーボンの付着量が増
大し、コークス炉ドアを炉体に密着させることが
不可能になり、ガス漏れや空気吸い込みによるコ
ークス炉ガスカロリーの低下等の操業に支障をき
たす原因となる。 従つて、カーボンの付着量が多い場合には、窯
出し毎にカーボン除去を行なつている。カーボン
除去作業は作業環境が悪く、夏期になると極めて
苛酷な作業となる。また、機械的なカーボン除去
作業はコークス炉ドア表面の欠落などを発生させ
る原因となり、耐用性の低下を招き、場合によつ
てはドアを短期間で取り替える必要がでてくる。 [発明が解決しようとする課題] コークス炉操業中のコークス窯出し時にはドア
の炉内面が急冷され、熱スポーリングによる亀裂
が発生するため、材質的にはシヤモツト質耐火
物、溶融石英質耐火物及びコージライト質耐火物
等の比較的低膨張性の材質を使用することによつ
て熱スポーリングは抑制できるが、カーボン付着
を防止するための充分な対策とはならず、改良の
要求が高まつている。 本発明は上述の事情に鑑みなされたものであ
り、その目的とするところはカーボンが付着しな
いコークス炉ドアまたはカーボンが付着しても除
去作業時にはドアれんがを傷めずに容易に剥落で
きるように気孔率が低く且つ耐摩耗性が良い、強
度を有するコークス炉ドアを得るための方法を提
供することにある。 [課題を解決するための手段] 本発明者らはコークス炉ドアについて種々の試
験研究を行なつた結果、コークス炉ドア内面のカ
ーボン付着は耐火物表面に存在する気孔に起因す
るものであることを見出した。それ故、この気孔
を閉塞することができれば、本発明の目的を達成
することができる。 すなわち、本発明はコージライト質耐火物の不
焼成成形体表面に、溶倒軟化温度が1030〜1330℃
の範囲内にあるガラス層形成用原料の泥漿を塗布
し、次に、前記成形体を1100〜1400℃に加熱する
ことによりコージライト質耐火物を焼結し且つ前
記泥漿をガラス化することを特徴とするコークス
炉ドアの製造方法を提供するにある。 [作用] 本発明はコークス炉ドアのコージライト質耐火
物の不焼成成形体表面をガラス層形成用原料で被
覆し、加熱してコージライト質耐火物を焼結し且
つ該原料をガラス化することにより、該表面の気
孔をガラス層で閉塞し、炭化水素の侵入並びにガ
スの浸透を防ぎ、それによつてコークス付着を防
止するものである。 本発明方法においてコージライト質耐火物の不
焼成成形体に成形するために使用できるコージラ
イト質耐火物としては(2MgO・2Al2O3・
5SiO2)を90%以上含有するクリンカーを粒度調
整して単独で使用するか、または焼結調整材とし
てアルミナ、仮焼アルミナ及びシヤモツト等、施
工性材としてシリカフラワー、結合材としてアル
ミナセメント、リン酸塩等を添加することができ
る。コージライト質耐火物の形状は大型にすれば
する程、目地が少なくなるために好ましい。成形
方法はプレス成形または流し込み成形を使用する
ことができる。 コージライト質耐火物の不焼成成形体表面に例
えばガラス層形成用原料の泥漿をスプレー、ハケ
塗、ドブ漬等により塗布する。ガラス層成形用原
料としてはLi2O・Al2O3・SiO2系原料にフリツト
を添加し、溶倒軟化温度を1030〜1330℃としたも
のが好ましい。 なお、溶倒軟化温度はJIS R2204に準じ、試験
コーンの先端が受台に接続する時の温度である。 ガラス層形成用原料の溶倒軟化温度が1030℃未
満であれば、コークス炉操業中にガラス層の機械
的強度が欠落するために好ましくない。また、溶
倒軟化温度が1330℃を超えるとガラス層を形成す
るための原料の加熱処理温度が高くなり、コスト
面及び焼付時にコークス炉ドアれんがの変形等が
生じて歩留まりが悪くなり、好ましくない。 Li2O・Al2O3・SiO2等のガラス層形成用原料の
粒度は100μm以下の微粉末が好ましい。この原料
微粉末に水を加え、固体分比率が50〜60%である
泥漿として用い、コージライト質耐火物の不焼成
成形体表面の処理を行う。なお、泥漿には増粘
剤、解膠剤等の公知の調整剤を用いることができ
る。 泥漿の塗布厚は0.3〜2mmが好ましい。泥漿の
塗布厚が0.3mm未満では使用中の摩耗によつて消
失する部分が発生したり、れんが自体の気孔に融
材が吸収されるために平滑且つ均一なガラス層が
得られにくいために好ましくなく、また、泥漿の
塗布厚が2mmを超えるとコークス炉操業時の熱変
化による歪みで亀甲状亀裂が発生し易くなり、ま
た、れんがとガラス層には若干の熱膨張差があ
り、これに伴い境界から剥離する等の問題がある
ために好ましくない。 上述のような泥漿で表面を処理したコージライ
ト質耐火物の不焼成成形体を加熱することにより
ガラス化させてガラス層とコージライト質耐火物
の間が強固に結合した焼結体を形成する。 加熱温度はガラス層形成用原料の溶倒軟化温度
以上で、例えば1100〜1400℃の温度が好ましく、
加熱によりコージライト質耐火物表面の凹凸部に
物理的に溶着し且つコージライト質耐火物表面と
ガラスが反応して強固に結合する温度を使用する
ことが望ましい。 [実施例] 以下に実施例を挙げて本発明のコークス炉ドア
の製造方法を更に説明する。 実施例 粒度調整したコージライトクリンカー90部にア
ルミナセメント10部を添加してなる骨材に水分を
15部混練し、600×450×450mmの型枠に流し込み
成形し、常温で24時間養生し、次に110℃で48時
間乾燥してコージライト質耐火物の不焼成成形体
を得た。 次に、上述で得られたコージライト質耐火物の
不焼成成形体表面を、以下の第1表に記載するペ
タライト及びフリツトを用いた第2表に示す配合
物(ガラス層形成用原料:粒度100μm以下)に55
%の水分を添加した泥漿を0.5mmの厚さにスプレ
ーし、得られたコージライト質耐火物の不成成形
体を1100〜1400℃で2時間加熱してコージライト
質耐火物を焼結させると共にスプレーした泥漿を
ガラス化させた。得られたコージライト質耐火物
の特性を第2表に併記する。
ドアの製造方法に関する。 [従来の技術] コークス炉は新設後20〜30年の長期にわたり連
続使用されるが、最近では30年以上にわたり延命
使用される気運にある。 しかし、コークス炉は操業中の石炭乾留時に発
生するタールや微粉炭造粒の際に使用される石油
系バインダーに由来する炭化水素によりコークス
炉ドア内面にカーボンが付着する。そのまま繰返
し操業を行なうと、徐々にカーボンの付着量が増
大し、コークス炉ドアを炉体に密着させることが
不可能になり、ガス漏れや空気吸い込みによるコ
ークス炉ガスカロリーの低下等の操業に支障をき
たす原因となる。 従つて、カーボンの付着量が多い場合には、窯
出し毎にカーボン除去を行なつている。カーボン
除去作業は作業環境が悪く、夏期になると極めて
苛酷な作業となる。また、機械的なカーボン除去
作業はコークス炉ドア表面の欠落などを発生させ
る原因となり、耐用性の低下を招き、場合によつ
てはドアを短期間で取り替える必要がでてくる。 [発明が解決しようとする課題] コークス炉操業中のコークス窯出し時にはドア
の炉内面が急冷され、熱スポーリングによる亀裂
が発生するため、材質的にはシヤモツト質耐火
物、溶融石英質耐火物及びコージライト質耐火物
等の比較的低膨張性の材質を使用することによつ
て熱スポーリングは抑制できるが、カーボン付着
を防止するための充分な対策とはならず、改良の
要求が高まつている。 本発明は上述の事情に鑑みなされたものであ
り、その目的とするところはカーボンが付着しな
いコークス炉ドアまたはカーボンが付着しても除
去作業時にはドアれんがを傷めずに容易に剥落で
きるように気孔率が低く且つ耐摩耗性が良い、強
度を有するコークス炉ドアを得るための方法を提
供することにある。 [課題を解決するための手段] 本発明者らはコークス炉ドアについて種々の試
験研究を行なつた結果、コークス炉ドア内面のカ
ーボン付着は耐火物表面に存在する気孔に起因す
るものであることを見出した。それ故、この気孔
を閉塞することができれば、本発明の目的を達成
することができる。 すなわち、本発明はコージライト質耐火物の不
焼成成形体表面に、溶倒軟化温度が1030〜1330℃
の範囲内にあるガラス層形成用原料の泥漿を塗布
し、次に、前記成形体を1100〜1400℃に加熱する
ことによりコージライト質耐火物を焼結し且つ前
記泥漿をガラス化することを特徴とするコークス
炉ドアの製造方法を提供するにある。 [作用] 本発明はコークス炉ドアのコージライト質耐火
物の不焼成成形体表面をガラス層形成用原料で被
覆し、加熱してコージライト質耐火物を焼結し且
つ該原料をガラス化することにより、該表面の気
孔をガラス層で閉塞し、炭化水素の侵入並びにガ
スの浸透を防ぎ、それによつてコークス付着を防
止するものである。 本発明方法においてコージライト質耐火物の不
焼成成形体に成形するために使用できるコージラ
イト質耐火物としては(2MgO・2Al2O3・
5SiO2)を90%以上含有するクリンカーを粒度調
整して単独で使用するか、または焼結調整材とし
てアルミナ、仮焼アルミナ及びシヤモツト等、施
工性材としてシリカフラワー、結合材としてアル
ミナセメント、リン酸塩等を添加することができ
る。コージライト質耐火物の形状は大型にすれば
する程、目地が少なくなるために好ましい。成形
方法はプレス成形または流し込み成形を使用する
ことができる。 コージライト質耐火物の不焼成成形体表面に例
えばガラス層形成用原料の泥漿をスプレー、ハケ
塗、ドブ漬等により塗布する。ガラス層成形用原
料としてはLi2O・Al2O3・SiO2系原料にフリツト
を添加し、溶倒軟化温度を1030〜1330℃としたも
のが好ましい。 なお、溶倒軟化温度はJIS R2204に準じ、試験
コーンの先端が受台に接続する時の温度である。 ガラス層形成用原料の溶倒軟化温度が1030℃未
満であれば、コークス炉操業中にガラス層の機械
的強度が欠落するために好ましくない。また、溶
倒軟化温度が1330℃を超えるとガラス層を形成す
るための原料の加熱処理温度が高くなり、コスト
面及び焼付時にコークス炉ドアれんがの変形等が
生じて歩留まりが悪くなり、好ましくない。 Li2O・Al2O3・SiO2等のガラス層形成用原料の
粒度は100μm以下の微粉末が好ましい。この原料
微粉末に水を加え、固体分比率が50〜60%である
泥漿として用い、コージライト質耐火物の不焼成
成形体表面の処理を行う。なお、泥漿には増粘
剤、解膠剤等の公知の調整剤を用いることができ
る。 泥漿の塗布厚は0.3〜2mmが好ましい。泥漿の
塗布厚が0.3mm未満では使用中の摩耗によつて消
失する部分が発生したり、れんが自体の気孔に融
材が吸収されるために平滑且つ均一なガラス層が
得られにくいために好ましくなく、また、泥漿の
塗布厚が2mmを超えるとコークス炉操業時の熱変
化による歪みで亀甲状亀裂が発生し易くなり、ま
た、れんがとガラス層には若干の熱膨張差があ
り、これに伴い境界から剥離する等の問題がある
ために好ましくない。 上述のような泥漿で表面を処理したコージライ
ト質耐火物の不焼成成形体を加熱することにより
ガラス化させてガラス層とコージライト質耐火物
の間が強固に結合した焼結体を形成する。 加熱温度はガラス層形成用原料の溶倒軟化温度
以上で、例えば1100〜1400℃の温度が好ましく、
加熱によりコージライト質耐火物表面の凹凸部に
物理的に溶着し且つコージライト質耐火物表面と
ガラスが反応して強固に結合する温度を使用する
ことが望ましい。 [実施例] 以下に実施例を挙げて本発明のコークス炉ドア
の製造方法を更に説明する。 実施例 粒度調整したコージライトクリンカー90部にア
ルミナセメント10部を添加してなる骨材に水分を
15部混練し、600×450×450mmの型枠に流し込み
成形し、常温で24時間養生し、次に110℃で48時
間乾燥してコージライト質耐火物の不焼成成形体
を得た。 次に、上述で得られたコージライト質耐火物の
不焼成成形体表面を、以下の第1表に記載するペ
タライト及びフリツトを用いた第2表に示す配合
物(ガラス層形成用原料:粒度100μm以下)に55
%の水分を添加した泥漿を0.5mmの厚さにスプレ
ーし、得られたコージライト質耐火物の不成成形
体を1100〜1400℃で2時間加熱してコージライト
質耐火物を焼結させると共にスプレーした泥漿を
ガラス化させた。得られたコージライト質耐火物
の特性を第2表に併記する。
【表】
【表】
【表】
[発明の効果]
本発明はコージライト質耐火物の不焼成成形体
表面をガラス層形成用原料で被覆し、次に、加熱
することによつて該成形体を焼結し且つ該原料を
ガラス化すると同時に該成形体表面に強固に結合
密着させるものである。 耐火物表面にガラス層を形成することにより耐
火物は低気孔性となり、カーボンの付着も抑制で
き、更に、耐スポーリング性を有する耐火物だけ
ではなく、ガラス層が剥離することのないコーク
ス炉ドアを提供することができる。
表面をガラス層形成用原料で被覆し、次に、加熱
することによつて該成形体を焼結し且つ該原料を
ガラス化すると同時に該成形体表面に強固に結合
密着させるものである。 耐火物表面にガラス層を形成することにより耐
火物は低気孔性となり、カーボンの付着も抑制で
き、更に、耐スポーリング性を有する耐火物だけ
ではなく、ガラス層が剥離することのないコーク
ス炉ドアを提供することができる。
Claims (1)
- 1 コージライト質耐火物の不焼成成形体表面
に、溶倒軟化温度が1030〜1330℃の範囲内にある
ガラス層形成用原料の泥漿を塗布し、次に、前記
成形体を1100〜1400℃に加熱することによりコー
ジライト質耐火物を焼結し且つ前記泥漿をガラス
化することを特徴とするコークス炉ドアの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21707486A JPS6372786A (ja) | 1986-09-17 | 1986-09-17 | コークス炉ドアの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21707486A JPS6372786A (ja) | 1986-09-17 | 1986-09-17 | コークス炉ドアの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6372786A JPS6372786A (ja) | 1988-04-02 |
JPH0225391B2 true JPH0225391B2 (ja) | 1990-06-01 |
Family
ID=16698423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21707486A Granted JPS6372786A (ja) | 1986-09-17 | 1986-09-17 | コークス炉ドアの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6372786A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100216242B1 (ko) * | 1994-05-17 | 1999-08-16 | 안도 타미노리 | 화로의 내화물로의 열간도포용 유층 형성 조성물 및 유층 형성방법 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS509307U (ja) * | 1973-05-26 | 1975-01-30 | ||
JPS5973473A (ja) * | 1982-10-19 | 1984-04-25 | 品川白煉瓦株式会社 | コ−クス炉ドア−用コ−テイング材 |
-
1986
- 1986-09-17 JP JP21707486A patent/JPS6372786A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS509307U (ja) * | 1973-05-26 | 1975-01-30 | ||
JPS5973473A (ja) * | 1982-10-19 | 1984-04-25 | 品川白煉瓦株式会社 | コ−クス炉ドア−用コ−テイング材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6372786A (ja) | 1988-04-02 |
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