JPH02249602A - 木材、並びに木材製造装置及び方法 - Google Patents

木材、並びに木材製造装置及び方法

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JPH02249602A
JPH02249602A JP7049389A JP7049389A JPH02249602A JP H02249602 A JPH02249602 A JP H02249602A JP 7049389 A JP7049389 A JP 7049389A JP 7049389 A JP7049389 A JP 7049389A JP H02249602 A JPH02249602 A JP H02249602A
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wood
cut
log
space
processing machine
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JP7049389A
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Yuji Hayashi
林 勇二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野J 本願発明は、乾燥にともなうねじれや曲り等が生じない
木材、並びに、木材の製造装置及び方法に関する。
[従来技術及び発明が解決しようとする課題]木材を内
側から乾燥させて木材のねじれや曲り等を防ぐために、
木材の中心軸に沿ってドリルで孔をあけたり、ねじれや
面りを生じさせる力を分散させるために木材に背割れを
入れたりすることが行なわれている。
しかし、ドリルで孔を開ける場合には、孔を開けること
のできる木材の長さがドリルの長さで限定され、さらに
、木材がもともと曲っているときには、そのような木材
の中心軸に沿ってドリルで孔を間けるのは非常に困難で
あり、また、木材に背割れを入れた場合には、その部分
が乾燥とともに広がって隙間として目だつ上、強度が低
下するという問題があった。
[発明の構成] そこで、本願発明は、このような問題を解決し、乾燥に
よるねじれや曲り等が生じない木材、並びに木材の製造
方法及び装置を提供することを目的とするもので、中央
から長手方向に沿って少なくとも2つに分割され、中央
に位置する芯部分が切削されて空間が形成された木材で
あって、空間に係合部材が装着されて分割された部分が
接着されたことを特徴とし、また、丸太の側面の2箇所
を長手方向に切削して平行な2面を形成する第1加工機
と、第1加工機で切削しない丸太の2湾曲面を長手方向
に切削して丸太を角材に形成するとともに丸太を中央か
ら長手方向に沿って切断する第2加工機と、切断された
角材の切断面に露出した丸太の芯を切削する第3加工機
とから成ることを特徴とし、さらに、丸太を角材にする
工程と、角材を長手方向に沿って中央から切断する工程
と。
切断された角材の切断面に露出する芯部分を切削する工
程と、芯部分が切削された空間に係合部材を挿入して切
断された角材を切断前の角材状に組立てる工程とから成
ることを特徴とする。
[実施例] 以下、第1図乃至第5図を参照しながら本願発明に係る
木材の一実施例を説明する。
第1図及び第2図は角柱状の木材1を示しており、木材
1は長手方向に等分割された第1の部分1aと第2の部
分1bとからなる。第1及び第2部分1a11bは木材
の芯の部分、つまり、年輪の古い部分で木材の中心に沿
って長手方向に位置している部分が切除されて接着され
ている。接着には酢酸ビニル系水性接着剤、エポキシ系
接着剤、又は膠質系接着剤の使用が一般に考えられるが
、この他、木材接着に適するものであればどのような接
着剤でもよい。
芯が切除された部分は、木材の全長に渡る空間2を形成
し、空間2によって木材が内部から効率的に乾燥できる
。第2図に示す空間は長手方向と直交する断面が正方形
の柱状体であるが、断面がひし形、又は、円形等の柱状
体でも同様の効果を発揮できる。
また、空間2には係合部材であるコマ3が配置されてお
り、コマ3には、貫通孔4が形成されている。第3図及
び第4図に示すコマ3は、空間2の断面と同一形状の方
形状の正面及び背面と、空間2を形成する面に接する側
面とから構成された厚板状のものであり、コマ3を空間
2に配置すると、コマ3は空間を構成する2つの部分1
a、 1bのそれぞれの溝と係合してそれらがずれるの
を防止する。コマ3は木材の1mの長さ当りに2〜3個
配置すれば足りるが、木材が乾燥するのにともなって曲
り等が大きく生じるであろうと思われる部分には適宜短
い間隔でコマを多く配置してもよい。
また、コマ3の貫通孔4は、コマ3が空間2内に配置さ
れたときコマ3によって空間2が閉鎖されないように、
空間2が木材1の全長に渡って連通ずるように作用する
。このように、木材1の全長に渡って空間2を連通させ
ると、空間2内の空気が外気と循環できるようになるの
で木材の乾燥が効果的に行なえる。
コマ3は、図示のような正方形状の厚板でなくとも、空
間2に内接する円板状の厚板でもよい。
この場合には、貫通孔が円板に形成されなくとも、角柱
状の空間2の角部と円板の外周面との間に隙間が生じる
ので、その隙間が空間2を連通させるように働く。
尚、本実施例で説明した木材1は、角柱状であるが、円
柱、三角柱、五角柱、又は六角柱等、使用目的に応じて
どのような外形に加工されてもよい。また、木材1を第
5図に示すように積み重ねて束ねると、木材1の外表面
がそれぞれ密接し合うため、木材1の乾燥が外表面より
も空間2を通して内部から効率よく行なえるようになる
次に、第6図乃至第17図を参照しながら、本願発明に
係る木材製造装置の一実施例について説明する。木材製
造装置は第1、第2)及び第3加工様からなり、第1加
工機は丸太の側面の2箇所を長手方向に切削して平行な
2面を形成する装置であり、第2加工機は第1加工機で
処理された丸太を角材に加工するとともに長手方向に中
央から2つに切断する装置であり、第3加工機は第2加
工磯で切断された角材の芯の部分を切削する装置である
以下、各加工機について詳説する。
第1加工機 第6図乃至第10図は第1加工機を示し、第1加工機1
0は2枚の九g311a、 11bと、これらの丸鋸ま
で丸太を案内するガイド20と、ガイド20に沿って丸
太を丸鋸まで搬送する装置30とを備えている。
2枚の九M 11a、 11bは、切削台12に回転可
能に固定された@13の端部に、複数枚のスペーサ14
を挟んでナツト13aで固定されている。軸13の他方
の端部にはプーリ13bが固定されており、プーリ13
bとモータ16とに掛けられたベルト15を介して丸鋸
11a、 11bにモータ16の駆動力が伝達され、モ
ータの駆動力が伝達されると丸鋸11a、 11bは矢
印方向に回転する。2枚の丸鋸11a、 11bの間隔
はこれらの丸鋸を固定しているナツト13aを外してス
ペーサ14の必要枚数と丸鋸との位置を入れ変えること
によって自由に変更することができ、切削する丸太の径
の違いに、又は所望の大きさの角材を得たいという要望
に自由に対応できる。また、危険防止のために、丸鋸1
1a、 11b及びモータ16を被うガイド10aが設
けられていて、ガイド10aが持ち上げられているとき
にはモータ16の駆動は行なえない。
ガイド20は第8図及び第9図に示すようにV字状の溝
21を有しており、■字状溝21は丸太22の径の大小
にかかわらず丸太22の中心を溝の最狭部21aと交わ
る鉛直線上に揃える搬送面として働く。
溝の最狭部21aには後述する搬送装置30のチェーン
31が走行できる程度の隙間が形成されており、また、
この最狭部21aは2枚の丸鋸11a、 Nbの間の中
央に位置するよう配置されている。一方、V溝21の搬
送面は一定距離を置いて脚部24によって保持されてお
り、脚部24はいくつかおぎにチョウバン23によって
着脱自在に又は折りたたみ自在に連結されていて、ガイ
ド20を分割又は折りたたむことによって、装置自体の
運搬が容易にできるようになる。
搬送装置30はガイド20のV字状溝21の最狭部21
aにある間隙を走行するチェーン31と、このチェーン
を駆動するモータ32とを備えており、チェーン31は
、切削台12の下方にあるスプロケット33とガイドの
端部にあるスプロケット34とに掛けられており、ガイ
ド20の途中に設けられた張り車31aによって、たる
みが除かれている。切削台12の下部にあるスプロケツ
]−33が固定された回転軸にはプーリ33aも固定さ
れていて、このプーリ33aに掛けられたベルト35を
介してモータ32の駆動力が伝達され、チェーン31の
走行が行なわれる。
チェーン31には一定間隔を置いて丸太送り用爪36が
垂直に突出して固定されており、送り用爪36は進行方
向前側に凹凸面368を有し、駆191vfに凹凸面3
6aが■溝21に置かれた丸太の端部と係合して丸太を
V溝21に沿って切削台12まで搬送する。
一方、ガイド20には、丸太22が搬送されているとき
にV溝21から浮き上がるのを防止するために、ハイプ
レッシャータイヤ37が設けられており、ハイプレッシ
ャータイヤ37は、端部がガイド20に枢動可能に支持
された脚部38に回転自在に保持されている。脚部38
にはバネ39が掛けられており、バネ39はタイヤ37
が丸太をガイドに向かって押しつけるように付勢するよ
うに働く。
次に、第1加工装置による丸太の加工手順を説明する。
丸太を加工するにあたって、丸太の直径の大きさに応じ
て、又は所望の大きさの角材を得るためにナツト13a
を外して必要な枚数のスペーサ14と丸鋸11a、 I
lbとの位置を入れ変えて丸鋸11aと丸鋸11bとの
間隔を調整する。丸太22をガイドのV溝21に置くと
、チェーン31の駆動にともなって最狭部21aの間隙
を走行移動してきた送り用爪36が丸太22の後端部と
係合してガイドに沿って丸太を切削台12へと押し進め
る。ガイド20のV溝21に沿って搬送される丸太22
はハイプレッシャータイヤ37によってV溝21面から
離れることなく切削台12まで到達して、2枚の九1i
i11a、 11bによって側面の2箇所が長手方向に
沿って切削される。この場合、■溝によって丸太の中心
位置が確定されるため、2枚の丸[11a、 Ilbに
よって丸太22の側面の2箇所に長手方向に沿って平行
な2平面22a、 22bが形成されたときには、丸太
の中心は2平面22a22bの間の中央に位置するよう
になる。
第2加工機 第11図乃至第14図は第2加工機を示し、第2加工機
50は平行な3枚の丸鋸51a、 51b、 51cと
、この丸鋸まで第1加工機で処理された木材を案内する
ガイド60と、ガイド60に沿って木材を丸鋸まで搬送
する木材送り装@Toとを備えている。
3枚の丸鋸51a、51b、51cは、切削台52に回
転自在に固定された回転軸53の端部に、取り外し自在
にボルト53aで固定されており、各々の丸鋸はスペー
サ、54をそれぞれ挟んで平行で、かつ、等間隔に配置
されている。軸53の他方の端部にはプーリ53bが固
定されており、プーリ53bとモータ54とに掛けられ
たベルト55を介して丸鋸にモータ54の駆動力が伝達
される。モータの駆動力が伝達されると、丸鋸51a、
 51b、 51cは矢印の方向に回転する。
3枚の丸鋸の中央にある第2丸鋸51bは、第13図に
示すように、後述するガイド60の隙間の中央に配置さ
れており、ガイド60上を搬送されてさた木材の中心を
切削するように働く。この第2丸鋸51bの両側に位置
する第1丸鋸51a及び第3丸鋸51Cは、第1加工機
10で処理された丸太22に残った2湾曲面を切削する
位置を通るように配置される。つまり、木材22は、第
1丸@ 51a及び第3丸鋸51cによって角材に形成
されるのと同時に、第2丸鋸511)によって長手方向
に沿って中央から2つに分割される。
第1丸鋸51aと第2丸鋸51bとの間隔、及び、第2
丸鋸51bと第3丸鋸51Cとの間隔は、これらの丸鋸
を軸53に固定しているナツト53aを外してそれぞれ
の丸鋸の間に適当な枚数のスペーサ56を入れることに
よって自由に変更でき、木材の直径の相違、及び所定の
大ぎさの角材を形成したいという要望に自由に対応でき
る。木材の芯の位置が偏っている場合には、それを考慮
してそれぞれの丸鋸の間隔を異ならせることもできる。
ガイド60は、第13図又は第14図に示すようなV字
状の溝61を有しており、V字状の溝61は、第1加工
機10のV溝21と同様に、第1加工機10で処理され
た木材22の中心をVF61の最狭部61aと交わる鉛
直線上に揃える搬送面として助く。通常、第2丸鋸51
bはV溝61の最狭部61aの真上、つまり木材22の
中心を切断するように配置されている。
■満の最狭部61aには隙間が形成されており、この溝
の隙間には4個のローラ62が空転自在に並設されたホ
イールコンベヤ63が一定間隔で配置されている。ロー
ラ62は弾性力によって上方に付勢されており、第1加
工機10で2平面22a、 22bが形成された木材の
どちらか一方の平面をロー562に載せると、ローラ6
2は平面22a又は22bがV溝61に衝突するまで下
降して、木材22の平面22a、 22bを水平に保持
するように働く。ローラ62に弾性力を与えるのは、第
11図に示すホイールコンベヤ63の支持脚63aに内
装されたばね部材による。また、■溝61の搬送面は一
定間隔をおいて脚部64によって保持されており、脚部
64はチョウバン65によって着脱自在に又は折りたた
み自在に連結されていて、ガイドをいくつかの部分60
a、 60b・・・に分割又は折りたたむと、装置の運
搬が容易にできるようになる。
木材送り装置70は複数のローラ71とこのローラ11
の駆動装置(図示せず)とを備えており、ローラ71は
、VFV61にのせられた木材22の上方の平面22a
又は22bと接して、木材22をガイドのV Hiに適
切な力で押しつけるとともに、回転することによって木
材を切削台52まで搬送する。
また、切削台52の搬出側には、プレッシャータイヤ7
5が設けられており、プレッシャータイヤ75は端部が
ガイド60に枢動可能支持された脚部76に回転自在に
保持されている。脚部76にはバネ11が掛けられてい
てバネ77はタイヤ75が木材をガイドに押しつけるよ
うに付勢する。
第2加工機で木材を加工するにあたっては、まず、木材
22の平面22a又は22bの広さに応じて、又は所望
の角材を得るためにナツト53aを外して丸鋸51a、
 51b、 51cのそれぞの間にスペーサ56を必要
枚数入れる。次に、第1加工機で切削形成された木材2
2の一方の面22a又は22bがホイールコンベヤ63
のO−ラ62と接するように木材をV溝61内にnくと
、ローラ62列によってその面22a又は22bが水平
に保持されるとともに、Vii61の傾斜によって木材
の中心が溝の中央鉛直線上に確定される。木材送り装置
のローラ71が回転すると、木材は切削台まで搬送され
て、第1丸鋸51a及び第3丸鋸51cによって樹皮の
残った両溝曲面が切り落され、また、これど同時に、木
材は第2丸鋸51bによって、長手方向に沿って中央か
ら2つに分割される。この結果、木材の中央に位置する
芯の部分が切断面25.26に露出するようになる。
第3加工様 第15図乃至第17図は第3加]:機を示し、第3加工
機80は、第1及び第2の切削様からなる切削装置81
.82と、ガイド100.100’ と、木材送り装置
とを備えている。
切削装置81.82は、第16図に示すように、頂部が
直角の三角形状の基台83の斜面にそれぞれ設けられて
おり、一方の斜面84には、斜面84より長い回転軸8
6が斜面84と平行で回転自在に固定されており、回転
軸86の斜面84を越えた部分には第4丸鋸87及び第
5丸鋸88がスペーサ86bを介してナツト86aで固
定されている。他方の斜面85には、方の斜面84の回
転軸86と同じ長さの回転軸90が斜面85と平行で回
転自在に固定されており、回転軸90の斜面85を越え
た部分には、第6丸鋸91及び第7丸鋸92が、第4丸
!1ii87及び第5丸鋸88の間のスペーサ86bと
同一の長さのスペーサ90bを挟んでナツト90aで固
定されている。回転軸86と回転軸90とは基台83の
頂部が直角であることから、直交する位置関係にある。
第4丸鋸81と第7丸鋸92とは、第4丸鋸87の刃先
の円周における水平方向接線と、第7丸鋸92の同種の
水平方向接線とが一致する関係にあり、また、同様に、
第5九1ii88と第6丸t!A91とのそれぞれの水
平方向接線は一致する関係にある。つまり、第4乃至第
7丸鋸87.88.91.92によって、第16図に示
すような正方形状の囲みが形成される。
また、斜面84には、モータ93が固定されており、ベ
ルト93aを介して回転軸86にモータ93の駆動力が
伝達される。また、他方の斜面85にもモータ94が固
定されており、ベルト94aを介して回転軸90にモー
タ94の駆動力が伝達される。
第16図に示すように、切削装置81.82を被うよう
にカバー95.95′が設けられていて、切削作業中の
危険防止が図られている。
ガイド100.100’ は、丸鋸87.88.91.
92の囲みの外側にそれぞれ設けられており、第2加工
機50で分割された角材のそれぞれを切削台10410
4′ まで搬送する搬送面として働く。それぞれのガイ
ド100.100’ は、L字状に構成されており、分
割された角材の下面を水平に保持するために水平面に・
位置する下面部102.102’ と、分割されて芯の
部分が露出した角材の切断面25.26を丸鋸まで案内
するために垂直面に位置する側面部103゜103′ 
とから成り、角材の切断面25.26に露出した芯部弁
を丸鋸の水平方向接線が一致する位置にそれぞれ搬送し
て、それぞれの芯部弁が丸鋸の組み合わせによって切削
されるようにする。下面部102)102’及び側面部
103.103’のところどころには、それぞれベアリ
ング102a、 102b、 104a、 104bが
設けられていて角材を滑らかに搬送できるようになって
いる。また、側面部103.103’ のそれぞれの対
向面には角材を側面部103.103’ に当接させる
ために板バネ110.110’がそれぞれ設けられてい
る。
ガイド10G、 100’の角材を搬入する側、つまり
、第15図における左側に位置する側はそれらの間隔が
狭まっており、第2加工機で切断された角材を滑らかに
分割しながら第3加工機の切削台104゜104′ ま
で搬送するようになっている。
切削台104.104’ は、ガイドの下面部102゜
102′及び側面81!103.103’の位置を変更
して、木材の切断面の芯の部分を丸鋸の水平方向接線の
一致する位置に導くように構成されており、下面部10
2.102’ を保持する基板106.106’を備え
る。以下、第11図を参照しながら、一方の切削台10
4′ に関して説明する。
下面部102′ と基板106′ には貫通孔102’
 8106’ aがそれぞれ形成されており、基板10
6′の貫通孔10G’ aにはボルト 108′ が口
通し、下面部102′の貫通孔102’ aにはボルト
108′の上端部が係止されている。基板106′の貫
通孔106’ aは側面部103′を水平方向に平行に
移動させて丸鋸と側面部103′ との距離を調節でき
るように長溝状であり、下面部102′の貫通孔102
’ aから下方に突出したボルト 108′ にはちょ
うナツト109′が設けられている。
下面部102′及び側面部103′の位置の調整は、ち
ょうナツト109′を緩めて、下面部102′ と基板
、106’ との間に板状のスペーサ105′ を必要
枚数積層して下面部102′の高さを調整するとともに
、ボルト 108′が基板106′の長溝内106’ 
aで移動できる範囲内で、側面部103′と下面部10
2′ とを水平方向に移動させて側面部103′ と丸
鋸との距離を調整することによって行なう。このように
両面部102゛、103°の位置を調整して角材の芯が
丸鋸によって適切に切り取られる一方、必要以上に伯の
部分が切削されないようにする。もう一方の切削台10
4も同様に構成されている。
木材送り装置F115.115’ は、第16図に簡略
化して示しであるが、水平方向に回転する駆動ローラ1
16、116’を備えており、駆動ローラ116 11
6’は第3加工機とは別個に設けられた支持装j511
7゜117′ によって保持されている。この木材送り
装置115.115’は、ガイド100.100’上の
木材をそれぞれの駆動ローラ116.116’ によっ
て側面部103、103’ に押しつけながら搬送を行
なう。
第3加工機においては、まず、第2加工機で切断されて
分割された角材の芯が丸鋸によって適切に切削できるよ
うに、ちょうナツト109.109’ を緩めて下面部
102.102’ と基板106.106’ との間に
スペーサ105.105’ を適宜積層して下面部10
2102′の高さを調節するとともに、側面部1031
03′及び下面部102.102’をボルト108.1
08’とともに水平に移動させて側面部103.103
’ と丸鋸との距離を調節する。
次に、第2加工様で分割された木材の切断面25.26
の一方が側面部103.103’  と接するように木
材をガイド100.100’上に載せ、さらに、木材の
送り装置115.115’の駆動ローラ116.116
’ を木材の切断面の後方の面に当接させて木材を切削
台104、104’ に搬送する。切削台104.10
4’ に到着する時点では、木材は板バネ110.11
0’ によって側面部103.103’ に当接させら
れる。切削台104104′ に木材が到達すると、ガ
イド100′上を搬送された木材においては、木材の切
断面25又は26に第7丸鋸92によって下方から斜め
上方に向かって切り込みが入れられ、続いて、この切断
面に第4丸鋸87によって上方から斜め下方に向かって
切り込みが入れられる。第4丸鋸87と第7丸鋸92と
はそれぞれの丸鋸の円周の接線が一致することから、両
丸鋸の切り込まれた部分、つまり、木材の芯の部分が切
り落とされることになる。ガイド100上を搬送された
木材においては、第6丸鋸91によって上方から斜め下
方に、次に、第5丸鋸88によって下方から斜め上方に
切り込みがそれぞれ入れられて芯の部分が切り落とされ
る。
第3加工機で処理された角材は芯の部分が溝となってい
るので、この溝の内面と接する係合部材、例えば第3図
及び第4図に示す形状の係合部材を溝に収容して切断面
を接着すると第2図に示すのと同様な木材が形成される
[効果1 以上説明したように、本願発明に係る木材によると、木
材にねじれや曲り等が生じなくなる。
また、本願発明に係る木材の製造装置及び製造方法によ
ると、小径木や間代材等にもねじれや曲り等を防ぐため
の加工が容易に行なえるので、このような木材の有効利
用が図れるようになり、また、装置の搬送が容易に行な
えるので山間部においても木材の加工が行なえるように
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第17図は本発明に係る一実施例を示し、第
1図は木材の分解斜視図、第2図は木材の正面図、第3
図はコマの拡大正面図、第4図は第3図に示すコマの側
面図、第5図は木材を積層した状態を示す斜視図、第6
図は第1加工機の全体を示す正面図、第7図は第6図に
示す第1加工機の正面図、第8図は第7図のA−A線か
ら見た概略拡大図、第9図は第7図のB−B線から見た
概略断面図、第10図はチェーンの部分拡大図、第11
図は第2加工機の全体を示す正面図、第12図は第11
図に示す第2加工機の平面図、第13図は第12図のC
−D線から見た概略拡大図、第14図は第12図のD−
D線から見た概略断面図、第15図は第3加工機の平面
図、第16図は第15図のE−E!!ilから見た概略
拡大図、第17図はガイドを説明するための概略部分拡
大図である。 1・・・木材        3・・・コマ10・・・
第1加工19    11a、 11b・・・丸鋸12
・・・切削台      20・・・ガイド30・・・
搬送装置     31・・・チェーン37・・・バイ
ブレッジせ一タイヤ 50・・・第2加工機    51a・・・第1丸鋸5
1b・・・第2丸鋸    51c・・・第3丸鋸60
・・・ガイド      63・・・ホイールコンベヤ
70・・・木材送り装置   80・・・第3加工機8
1.82・・・切削装置   87・・・第4丸鋸88
・・・第5丸鋸     91・・・第6丸鋸92・・
・第7丸鋸     100.100’・・・ガイド1
15、115’ ・・・木材送り装置第2図 第3図 第4図 第5図 第8図 第9図 U

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)中央から長手方向に沿つて少なくとも2つに分割
    され、前記中央に位置する芯部分が切削されて空間が形
    成された木材であって、該空間に係合部材が装着されて
    前記分割された部分が接着された木材。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載の木材において、前記
    係合部材が前記空間を構成する2つに分割された木材の
    溝と、少なくとも係合する程度の大きさである木材。
  3. (3)特許請求の範囲第2項記載の木材において、前記
    空間の断面が方形であり、前記係合部材の断面が方形で
    ある木材。
  4. (4)特許請求の範囲第2項記載の木材において、前記
    空間の断面が方形であり、前記係合部材の断面が該空間
    を形成する面に内接する円形である木材。
  5. (5)特許請求の範囲第1項記載の木材において、前記
    係合部材に貫通孔が形成されており、該孔によって前記
    空間が連通する木材。
  6. (6)丸太の側面の2箇所を長手方向に切削して平行な
    2面を形成する第1加工機と、該第1加工機で切削しな
    い前記丸太の2湾曲面を長手方向に切削して該丸太を角
    材に形成するとともに該丸太を中央から長手方向に沿っ
    て切断する第2加工機と、該切断された角材の切断面に
    露出した前記丸太の芯を切削する第3加工機とから成る
    木材製造装置。
  7. (7)特許請求の範囲第6項記載の装置において、前記
    第1加工機が前記丸太の側面の2箇所を長手方向に切削
    する2枚の丸鋸を備える装置。
  8. (8)特許請求の範囲第6項記載の装置において、前記
    第2加工機が前記丸太の2湾曲面を切削するとともに該
    丸太を中央から切断する3枚の丸鋸を備える装置。
  9. (9)特許請求の範囲第6項記載の装置において、前記
    第3加工機が前記角材の切断面に露出した前記丸太の芯
    を切削する少なくとも第4丸鋸及び第7丸鋸を備え、該
    第4丸鋸と該第7丸鋸とが交差して設けられており、一
    方の丸鋸と他方の丸鋸とが前記角材の切断面にそれぞれ
    切込みを入れることによつて前記芯を切削する装置。
  10. (10)丸太を角材にする工程と、 該角材を長手方向に沿って中央から切断する工程と、 該切断された角材の切断面に露出する芯部分を切削する
    工程と、 該芯部分が切削された空間に係合部材を挿入して該切断
    された角材を切断前の角材状に組立てる工程とから成る
    木材の製造方法。
  11. (11)特許請求の範囲第10項記載の製造方法におい
    て、前記角材を切断する工程が、前記丸太を角材にする
    工程内で同時に行なわれる方法。
  12. (12)特許請求の範囲第10項記載の製造方法におい
    て、前記係合部材が前記空間を連通させる貫通孔を有し
    ており、該貫通孔を利用して前記空間内の空気の循環を
    図つて前記角材を乾燥させる工程をさらに含む製造方法
  13. (13)特許請求の範囲第10項又は第12項記載の製
    造方法において、前記切断面を接着する工程をさらに含
    む方法。
  14. (14)特許請求の範囲第13項記載の製造方法におい
    て、前記接着工程が、前記乾燥工程の後に行なわれる製
    造方法。
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JP6157692B1 (ja) * 2016-06-22 2017-07-05 株式会社いちい 木材製造方法

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