JPH02247094A - アルミニウムパッケージの製法 - Google Patents

アルミニウムパッケージの製法

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JPH02247094A
JPH02247094A JP2042027A JP4202790A JPH02247094A JP H02247094 A JPH02247094 A JP H02247094A JP 2042027 A JP2042027 A JP 2042027A JP 4202790 A JP4202790 A JP 4202790A JP H02247094 A JPH02247094 A JP H02247094A
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aluminum
layer
welding
case
laser beam
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Shigeki Okamoto
岡本 茂樹
Tsutomu Iikawa
勤 飯川
Katsuhide Natori
名取 勝英
Isao Kawamura
勲 川村
Takeaki Sakai
酒井 武明
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アルミニウムパッケージに関し、例えばGa
AsFIi2Tなどのような半導体を利用したマイクロ
波用アンプを密封収容するアルミニウムパッケージの製
法に関する。
従来のこの種マイクロ波用アンプパッケージは、周知の
通り、鉄系材料、主としてステ/レス鋼から製作されて
いる。
このようなパッケージは、熱放散性は乏しいばかりでな
く非常に重いため、かかるパッケージに近年求められて
いる2つの課題、すなわち、軽量化(特に航空機に搭載
する場合などに必要である)と良熱伝導性(これが悪い
と、高出力アンプの場合、その発熱に原因して回路素子
の損傷がひきおこされる)を満たすことかできない。
近年、アンプに対する高出力化と小型軽量化への要求が
高まっており、熱放散性が良く、軽量なアルミニウムパ
ッケージが着目されているがアルミニウムは熱放散性が
極めて良いためにパルスレーザによりシーか溶接による
密封封止する際、急冷によるクラックが生じて、要求さ
れる気密が保てないのが現状である。
〔従来技術と問題点〕
本発明者はかかる問題を解決する為に、それぞれがアル
ミニウム又はアルミニウム合金からなるケースとカバー
との間に中間金属層を介在させレーザ溶接したアルミニ
ウムパ・ソケージを既に特願昭57−106150に出
願している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は工程数を盃なく(−1耐食性を向上させり7/
l/  、=−ラムパッケージの製法を提供せんとする
ものである。本発明者出願の上記特願昭57−1061
50には中間金属層としてCu+Ni複合メツキ層を用
いる実施例も示した。即ちアルミニウムもしくはアルミ
ニウム合金上に直接Niメツキ層を形成することはめっ
き前のA7の表面が清浄化されていない場合剥離しやす
いという理由でアルミニウムもしくはアルミニウム合金
とNi層との間にCuメツキ層を設けたものであり、工
程数が多いと云うことの他CuとAlとは大きな電位差
があるので、耐食性が悪い。
そこで、この問題を改決する方法としてAIに直接Ni
めっきを施すことが考えられるが、AllとNiの金属
間化合物の発生などにより溶接が困難であるという問題
があった。
ミニラム合金からなるケースとカバーとの間に介在させ
る中間金属層として、溶接部のNi量が1.5〜10w
t%となる厚さのNi層を用いてレーザ溶接により密封
結合される本発明によるアルミニウムパッケージの製法
により達成される。
〔作用〕
アルミニウム、又はアルミニウム合金からなるケース、
カバー間の溶接部のNi量が1.5〜10これ以上の場
合は後述のように共に溶接による接合強度が低下する。
又Ni層はCuの如<Alとの間に大きい電位差はなく
耐食性も向上し信頼性の高いこの9f!パヅケージが得
られる。
以下に本発明の詳細な説明する。
〔問題を解決するための手段〕
上記問題点はそれぞれがアルミニウム又はアル〔実施例
1〕 第1図に斜視図で示すアルミニウムからなるふた1とケ
ース2の全面にそれぞれ電気めっぎにより、封止後の溶
接部のNi量が3〜10wt%となるようにNi層を形
成した。
アルミニウムのふた1とケース2の全面ICNi■ メツキ層を形成するのは次の如き利井を有する。
(11fl−8iなどのろう材なしで溶接ができる。
(2)耐食性を向上することができる。
曖 (3)  直叡端子などをはんだ付けできる。
その後、ふた1とケース2を第2図に側面図で示すよう
に配置し、窒素ガス零囲気中にてレーザ発振器4からレ
ンズ系5を介して接合部にパルスレーザビームを照射し
てシーム溶接する。ここで、パルスレーザビームは例エ
バパルス幅4m5ec。
パルスレート20pps、平均出力310W、ビーム速
度5.4mm/secの条件で0.1mm+に集光して
照射する。
このような条件で気密封止したアルミニウムパッケージ
の気密性をヘリウムリークディテクターにより調べたと
ころ、lXl0  atm−cc/s以下の高い気密性
を有することを確認した。
とするのは次の理由による。
Ni量がE3 w t %より少い場合、アルミニウム
もしくはアルミニウム合金にNiを加えることにより接
合部での強度を高める効果が低下する。
一方Ni量が10wt%より多い場合ニッケルアルミニ
ウム金属間化合物AA!sNi等が形成されもろくなり
、接合部での強度が低下する。
第3図は中間金属層としての最適Ni層厚さを規定する
為の実験データを示す。
第3図(alは、純アルミニウム(1100)1’ 、
他方がアルミニウム合金(5052)2’であるアルミ
パッケージ材料の各々にNiメツキ層6を形成した後に
、レーザ溶接した溶接部の側断面拡大図である。接合部
7ではレーザビーム照射により溶融したアルミニウムニ
ヴケル合金となっている。1′2′は厚さ3mm であ
るのに溶融部は約1mm 程度の深さまで達している。
アルミウニラムパッケージの接合部の信頼性を調べるた
めに、電解Niメヴキ層の膜厚を変えた場合の接合部の
引張強度の変化を第3図(blVc示す。
図は、縦軸に引張強度Ckgf/mN)で、横軸に電解
Niメツキ層厚さ(μm)でプロットしたものである。
純アルミニウム1100の引張強度は9 kg f /
ml。
であり、又、アルミニウム合金5052の引張強度は1
9.5に9f 7m1Nであるが、純アルミニウム11
00とアルミニウム合金5052をNi層を介して接合
部 された接合部の牟張強度はNi層厚さが約15μm程度
の時最大強度を示し、厚さ9〜18μmのNi層厚さで
クラックを生ずることなく接合することができる。
Ni層厚さが9μm より薄い場合、純アルミニウム1
100の接合部近傍の熱影響部で切断が生じ、強度が低
下する。
又一方Ni層厚さが18μmよりも厚い場合、AA3N
i等の金属間化合物が生じ、もろくなり、クラックが生
じ、強度が低下する。
第4図は接合部の合金層中のNi含有量が異なる2つの
合金層a、bのX線回折の状態を縦軸にX線強度を、横
軸にX線回折角で示し、aは合金層中のNi含有量が7
wt%のもの、bは合金層中のNi含有量が15wt%
のX線回折を示す。aではAllの回折ピークが生であ
るが、bではAIJのピークの他にA1.Niのピーク
が多く検出される。
電解Niメツキによるクラックが生じない接合部でのN
i含有量は3〜10wt%であることが判った0 上記実施例については、電気めっきによるものである。
〔実施例2〕 電気めっきでは、めっき厚さは被めっき材の周縁部に厚
く着ぎやすく、平担な部分でも膜厚のバラツキが大きい
これに対し、無電解めっきでは、めっき厚さの均一性は
電気めっきに比べ優れており、めっき膜厚のバラツキも
小さい。
これを明らかにする為第5図の如< N iめりき53
がほぼ全面均一に行われ、めっき厚にパラッキが生じな
い無電解めっきをケース側51及び7り側52の両方に
行った試料を用いレーザ溶接を行ったO 結果を第6図、第7図、第8図に示す。
クラックの生じないアルミニウムニッケル合金中のNi
含有量は第7図に示されるように、1.5〜10wt%
であった。又この値はトータルのNiめっき厚が2.4
〜18μmでおり、ケース側、フタ側各々の無電解Ni
めっき厚は1.2〜9μmである。
電解めっきによる場合とほぼ同じ結果をより精度よく得
ることができた。
第6図はケース側、フタ側各々のNi無電解めっき膜厚
と引張強度及び引張応力の関係を示す図である。第7図
はNi無電解めっ診膜厚t2とレーザ溶融溶接部のNi
含有量(w t%ンの関係を示す図である。
第8図はレーザ溶融溶接部のNi含有量(wt%)と引
張強度(MPaJの関係を示す図である。
引張試験は英国インストロン社製工195型万能引張試
験機を用いて、引張速度0.5mm/minで行なった
。溶接部の組織観察は、2%HF溶液で10秒エツチン
グした後、光学顕微鏡を用いて行なった。その後、XM
A分析によって、溶接部のNi量を求めた。硬さ試験は
マイクロビッカース硬度計を用いて荷重50Iで行なっ
た。
クララフ発生の有無とNiめっき厚の関係について考え
ると、−NiとAJは、Ni AIs 、N i kl
 。
N15A/などの金属間化合物を形成する。また、AJ
とNiAJsは、Ni量が5.7チ で共晶組織となる
。クラックのない良好な溶接ができるのはNi量が6%
前後のときなので、この部分では共晶組織となっており
、その結果、強度が上がりクラックが発生しなかったも
のと考えられる。
Ni量の増加に伴い硬さが大ぎくなるのは、硬くて脆い
NiAl1.の初晶が晶出するためである。
高Ni側でクラックが発生するのは、この金属間化合物
の塑性変形能が極めて低いために、急冷時に導入される
内部応力が吸収できずに起こると考える。また、低Ni
側でクラックが発生するのは、Ni量が少ないために、
溶接部に熱間強度の低いAI!が晶出するためである。
〔発明の効果〕
本発明はケースとふたからなるアルミニウムパッケージ
において該ケースとふたに直接、封止後/、5 の溶接部のNi量がヰ〜10wtチになるように電気め
っぎあるいは無電解めっきによりNi層を形成し、この
封止部をパルスレーザ溶接することにより溶接部にクラ
ックの生じない安定な気密封止を可能とし、熱放散性が
良く、電蝕の危険もなく、高出力素子を搭載できる軽量
なパッケージが安定に容易な工程で得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のアルミニウムパッケージの、気密封
止溶接前の状態を示した斜視図、第2図は、本発明のア
ルミニウムパッケージをレーザ溶接により気密、封止す
る方法を示した側面図、第3図、第4図は本発明効果を
説明する特性図、第5図は無電解Niメ・ツキを行った
試料のレーザ溶接を説明する図、第6図はNi無電解め
っき膜厚と引張強度、応力の関係を示す図、第7図はN
i無電解めっき膜厚とレーザ溶融溶接部のNi含有量の
関係を示す図、第8図はレーザ溶融溶接部のNi含有量
と、引張強度との関係を示す図である。 図中、lはカバー、2はケース、3は入出力端子、4は
レーザ発振器、5はレンズ系、6はNiメツキ層である
。 坪 国 7#ckness ()tm )

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  それぞれがアルミニウム又はアルミニウム合金からで
    きているケースとカバーとの間に介在させる中間金属層
    として、溶接部のNi量が1.5〜10wt%になる厚
    さのNi層を用いることを特徴とする特にレーザ溶接に
    より密封結合されたアルミニウムパッケージの製法。
JP2042027A 1990-02-22 1990-02-22 アルミニウムパッケージの製法 Granted JPH02247094A (ja)

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