JPH02246547A - Csk通信装置 - Google Patents

Csk通信装置

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JPH02246547A
JPH02246547A JP1066359A JP6635989A JPH02246547A JP H02246547 A JPH02246547 A JP H02246547A JP 1066359 A JP1066359 A JP 1066359A JP 6635989 A JP6635989 A JP 6635989A JP H02246547 A JPH02246547 A JP H02246547A
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circuit
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Naomichi Takahashi
直道 高橋
Kaoru Endo
馨 遠藤
Soichi Tsumura
聡一 津村
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NEC Corp
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NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はスペクトラム拡散(S S)通信のための受
信装置、とくにコード・シフト・キーイング(Code
 5hift Keylng −CS K )変調方式
による受信装置における同期確立方法および装置に関す
る。
従来の技術 SS通信方式は衛星通信、移動体通信などの他、電力線
通信にも応用範囲が広まっている。従来のSS通信方式
について、第15図および第1B図を参照して説明する
。送信側では、PN(擬似雑音)符号系列発生器1の出
力aを送信データbとEX−OR回路2でEX−OR演
算後(信号c)+増幅器3により送信信号として伝送路
に送出する。受信側では、受信信号を増幅器4で増幅後
、相関器6で同期PN符号系列発生器5の出力dと相関
をとり、相関値(信号e)を比較器7で所定の閾値と比
較し、受信データfを復調する。
伝送路としては、無線、有線、その他の伝送媒体が考え
られる。したがって送信信号は直接に伝送媒体に送出さ
れるばかりでなく、伝送媒体を伝送するのに適した信号
に変換して送られる場合が多い。また電力線通信では商
用電力と分離するインタフェースが必要となる。このよ
うな信号変換1分離の作用を行なう伝送媒体との接続部
を以下では、受信インタフェース、送信インタフェース
という。
発明が解決しようとする課題 従来の通信方式では、受信側の同期PN符号系列発生器
5の発生PN系列を、送信側のPN系列と同期させなけ
ればならず、そのためには先ず同期点をサーチする必要
がある。伝送路の伝送特性上に問題がないならば同期点
で相関波形にピークが検出される。しかし電力線通信の
ように伝送特性が極めて不良で、しかも伝送帯域内にデ
イツプ・ポイントがあるような線路では、相関波形の劣
化が進み、相関値の正、負の関係が逆転し。
データの1.0の誤りとなることがある。また波形の劣
化により同期が維持できない欠点があった。
出願人は上記の従来のSS通信方式の欠点を克服した新
規なC8K通信方式を提案している。
C3K通信方式では、送信側において、相互相関が低い
2つの同一符号長の2値PN符号系列をそれぞれ一定周
期で発生し、上記一定周期ごとに、送信データの1また
は0に応じて上記2つの異なるPN符号系列のいずれか
を選択して送信信号として送出する。他方、受信側にお
いては、受信信号と、送信側で用いられた2つのPN符
号系列との相関をそれぞれとることにより2つの相関出
力を得る。この2つの相関出力のいずれか一方には上記
一定周期ごとに必ず相関ピークが現われる。そこで、2
つの相関出力のピーク値の比較に基づいて1または0の
復調データを作成する。
このようなC8K通信方式では、受信側において2つの
相関出力を比較し、そのピーク値の大小に応じて受信デ
ータの0または1を割当てるようにしているので、受信
側の符号系列は送信側のそれと厳密に同期をとる必要が
なく、データの復調誤りも生じなくなる。また相関器の
出力として。
絶対値をとるようにすれば、送信ピーク値が負となるよ
うな特性劣化の伝送路の場合でも誤差にならないという
効果がある。
上述のように2つの相関出力のいずれか一方には上記一
定周期ごとに相関ピークが現われる。受信側においては
この相関ピークを正しく検出するために、相関ピークが
ある一定区間内で周期的に出現するように、受信側の装
置の動作を受信信号に同期させる必要がある。とくに、
電力線通信を行なう場合のように商用交流電力線のよう
な劣悪な伝送路では伝送特性が急激に変動し、ピーク位
置が大きく変動してしまうことがある。
この発明は上記のようにすぐれた特徴をもっCSK通信
方式のための受信装置に適した同期確立方法および装置
を提供するものである。
課題を解決するための手段 この発明による同期確立方法は、受信信号と所定符号長
の符号系列との相関信号の相関ピークを検出し、この相
関ピークの上記符号長に対応する周期のデータ区間内に
おける位置を検出し、上記ピーク位置が上記データ区間
内に設定された観測区間内にあるかどうかを判定し、上
記ピーク位置が上記観測区間内にない場合には次のデー
タ区間においてピーク位置が観測区間の中央に位置する
ようにデータ区間を規定する周期信号を作成し。
ピーク位置が観測区間内に存在するという判定が所定複
数回連続した場合に同期確立と判定することを特徴とす
る。
この発明による同期確立装置は、受信信号と所定符号長
の符号系列との相関信号の相関ピークを検出し、この相
関ピークの上記符号長に対応する周期のデータ区間内に
おける位置を検出するピーク位置検出回路、上記ピーク
位置が上記データ区間内に設定された観測区間内にある
かどうかを判定するピーク位置判定回路、上記ピーク位
置が上記観測区間内にない場合には次のデータ区間にお
いてピーク位置が観測区間の中央に位置するようにデー
タ区間を規定する周期信号を作成する周期信号発生回路
、およびピーク位置が観測区間内に存在するという判定
が所定複数回連続するかどうかを判定し、連続した場合
に同期確立と判定する同期確立判定回路を備えているこ
とを特徴とする。
上記周期信号発生回路は、上記符号長に対応する一定周
期を表わす第1のデータを記憶する第1の記憶回路と、
検出されたピーク位置データに基づいて1次のデータ区
間におけるピーク位置が観測区間の中央に位置するよう
に算出された周期を表わす第2のデータを記憶する第2
の記憶回路と、上記ピーク位置判定回路の判定信号に応
じて、ピーク位置が観)1区間内にあるときには第1の
データを、ピーク位置が観測区間内にないときには第2
のデータをそれぞれ選択するセレクタと、一定周期のク
ロック信号を計数し1周期信号によってリセットされる
カウンタと、上記セレクタから与えられるデータと上記
カウンタによる計数値とを比較し、一致したときに周期
信号を出力する比較回路とから構成される。
上記同期確立判定回路は、上記ピーク位置判定回路から
出力される信号であってピーク位置が観測区間内に存在
しないことを表わす信号によってリセットされ、ピーク
位置が観測区間内に存在することを表わす信号によって
動作状態とされ、動作状態とされたときに上記周期信号
を計数するカウンタと、上記カウンタの計数値を上記所
定複数回を表わす閾値と比較し、計数値が閾値と一致し
たときに同期確立判定信号を出力する比較回路とから構
成される。
作  用 受信信号と所定符号長の符号系列との相関信号の相関ピ
ークが検出され、この相関ピークの上記符号長に対応す
る周期のデータ区間内における位置が検出される。そし
てこのピーク位置が上記データ区間内に設定された観測
区間内にあるがどうかが判定される。上記ピーク位置が
上記観測区間内にない場合には1次のデータ区間におい
てピーク位置が観測区間の中央に位置するようにデータ
区間を規定する周期信号が作成され出力される。これに
よりピーク位置が観測区間内に存在するようになり、存
在するという判定が所定複数回連続した場合に同期確立
と判定される。ピーク位置が観8−1区間内に存在する
という判定が所定複数回連続する前にピーク位置が移動
して観測区間から外れてしまった場合には、再度0次の
データ区間においてピーク位置が観測区間の中央に位置
するようにデータ区間を規定する周期信号が作成される
実施例 以下この発明を、PN符号としてマンチェスタ符号M系
列を用いたC8K通信方式に適用した実施例について詳
述する。
(1)C6Kji信システム全体の構成第1図はマンチ
ェスタ符号M系列を用いたCSK方式の通信システムの
全体構成を示している。
送信側において、変調装置(送信装置) 11には、相
互相関が低くかつ同じ符号長をもつマンチェスタ符号M
系列を同期してそれぞれ発生する2つのマンチェスタM
系列発生器31.82が設けられ、それらの符号出力は
切替回路33に与えられる。この切替回路33は2進数
送信データ(1または0)に応じて制御され、たとえば
送信データが0のときには発生器31の符号出力が、1
のときには発生器32の符号出力がそれぞれ選択される
。この切替回路33によって選択された符号出力信号が
送信信号TXOとなる。切替回路33における切替制御
は発生するマンチェスタ符号M系列の周期に同期して行
なわれ、2進数の1つのデータ(1または0)は−周期
のマンチェスタ符号M系列によって表現される。
異なる2つのマンチェスタ符号M系列の切替ないしは選
択が送出すべきデータのコード(1・またはO)に応じ
て行なわれるので、この変調方式をコード・シフト拳キ
ーイング(C3K)という。
もちろん、C8KではマンチェスタM系列に限らず他の
PN符号系列を用いてもよい。
送信信号TXOは送信インタフェース12Aを介して伝
送路または伝送媒体に送出される。送信インタフェース
12Aは「従来の技術」の項で示したように、広い意味
での接続部であって、キャリアの変調または電力線への
混合処理等を行なう部分である。
受信インタフェース12Bも、キャリアの復調。
電力線からの分離、A/D変換等を行なうもので、伝送
路または伝送媒体から入力する信号をディジタル受信信
号RXIに変換して出力する。
受信側の受信装置には、2つの相関器21.22゜復調
装置23.キャリア検出回路24.同期制御回路25等
が含まれている。受信インタフェース12Bから出力さ
れるディジタル受信信号RXIは2つに分岐してそれぞ
れ相関器21.22に入力する。一方の相関器21には
一方のマンチェスタM系列発生器31から発生するマン
チェスタ符号M系列が設定されており、この設定系列と
受信信号RXIとの相関がとられる。同じように他方の
相関器22には他方のマンチェスタM系列発生器32か
ら発生するマンチェスタ符号M系列が設定されており、
この設定系列と受信信号RXIとの相関がとられる。こ
れらの相関器21.22から得られる相関出力は復調装
置23に与えられ、この復調装置23において相関値に
応じて復調信号1または0が割当てられ、受信データR
XDとして出力される。すなわち、相関fi21と22
の相隣出力のうち相関器21の方が大きな相関ピーク値
を示している場合には0の受信データが、逆に相関器2
2の方が大きな相関ピーク値を示している場合には1の
受信データがそれぞれ生成される。
相関出力はまたキャリア検出回路24および同期u4御
回路25に入力する。キャリア検出回路24は相関出力
に基づいてキャリアの有無を検出し、その検出信号を同
期制御回路25に与える。キャリアの有無は受信信号R
XIを受信しているかどうかを判断するために用いられ
る。同期制御回路25は。
キャリアが検出されているときに、相関出力に基づいて
、復調およびキャリア検出のためのタイミング信号を作
成して復調装置23およびキャリア検出回路24に与え
る。
以上のようにC3Ka信方式では、受信側において2つ
の相関出力を比較し、その大小に応じて受信データの0
または1を割当てるようにしているので、受信側のマン
チェスタM系列は送信側のそれと厳密に同期をとる必要
がなく、データの復調誤りも生じなくなる。また相関器
の出力として、絶対値をとるようにすれば、送信ピーク
値が負となるような特性劣化の伝送路の場合でも誤差に
ならない。さらにマンチェスタ符号M系列を用いること
により、受信信号の低域成分を少なくして伝送路との結
合損失を低く抑えることができる。
(2)C8Kf調装置の構成例 第2図はCSK変調装置11の具体的構成例を示してい
る。またこの回路の各部の出ツノ信号波形が第3図に示
されている。
この実施例では各マンチェスタM系列発生器31、32
は3段(n −3)のシフトレジスタF F tt〜F
F  、FF  −FF、を含み、これらのシフトレジ
スタはクロック発生器34から出力されるクロック信号
CKのタイミングでデータのシフト動作を行なう。これ
らのシフトレジスタの帰還回路は互いに異なっている。
すなわちシフトレジスタFF  −FF13では、第2
段と第3段のセルのt 符号が排他的論理和回路(EX−OR)31aを経てそ
の入力側に帰還されているのに対して、シフトレジスタ
FF −FF23では第1段と第3段のセルの符号がE
X−OR回路32aを経て帰還されている。シフトレジ
スタとその帰還回路はM系列発生器(PN符号発生器、
PN符号−PseudeNoise Code−擬似雑
音符号)をそれぞれ構成している。そして、各シフトレ
ジスタの最終段の符号出力とクロック信号CKとの排他
的論理和がそれぞれEX−OR回路37.38でとられ
ることによりマンチェスタ符号が作成される。
一方のマンチェスタM系列発生器31の特定の位相(オ
ール1)のときに他方のマンチェスタM系列発生器32
が常に一定の位相(初期位相)となるように位相同期回
路が設けられている。この位相同期回路はNAND回路
3Bと初期位相設定器35とを含んでいる。初期位相設
定器35はシフトレジスタFF −FF23の各段に初
期符号を設定するためのもので、任意の符号(オール0
以外の符号)を設定できる。シフトレジスタF F t
 t ”’−F F t aのすべての段の符号が1と
なったときに(この状態はマンチェスタ符号M系列の一
周期Tに1回生起される)NAND回路3BからLレベ
ルの信号が発生し、クロック信号CKの次の立上りの時
点で初期位相設定器35に設定された符号がシフトレジ
スタFF  −FF23の各段にそれぞれロードされる
上述のようにマンチェスタM系列発生器31.32の出
力すなわちEX−OR回路37.38の出力は切替回路
33に与えられ、送信データTXDによってマンチェス
タ符号M系列の一周期(データ区間)Tごとに切替動作
が行なわれる。またNAND回路3Bの出力は送信デー
タ処理部(たとえばマイクロプロセッサ)に送信要求信
号として与えられる。送信データ処理部はこの送信要求
信号が入力するごとに送信データTXDの1ビット分(
1または0)を出力して切替回路33に与える。
第4図は変形例を示している。第2図と比較すると、マ
ンチェスタM系列発生器31.32からそれぞれEX−
OR回路37.38が取除かれ、これに代えて切替回路
33の出力側に、切替回路33の出力とクロック信号C
Kとを入力とするEX−OR回路39が設けられ、マン
チェスタ符号が作成される。
参照符号31A、 :(2AはそれぞれM系列発生器を
指し、それらの出力(シフトレジスタの最終段の符号)
が切替回路33にそれぞれ与えられている。この変形例
のものはEX−OR回路を1細巾なくすることができる
という利点をもっている。
なお、第2図の切替回路33の出力側、第4゜図のEX
−OR回路39の出力側に1クロツク・ラッチ回路を設
け、送信信号TKOを波形整形するようにするとよい。
(3)相関器の構成例 次に相関器21.22の構成について第5図を参照して
詳しく説明する。
相関器21.22はそれぞれN段のレジスタ41a。
41bを備え、これらのレジスタ41a、 41bには
変調装置11に含まれるマンチェスタM系列発生器31
、32で発生するマンチェスタ符号M系列がそれぞれあ
らかじめ設定されている。n段のシフトレジスタを用い
て発生するM系列の符号長は2”−1ビツトである。変
調装置llではM系列はマンチェスタ符号化されている
から、レジスタ41a、 41bの段数NはN−2(2
°−1)である。
一方、受信インタフェース12Bから入力するディジタ
ル受信信号RXIは2分岐され、各相関器21.22に
設けられたシフトレジスタ42a、 42bに入力する
。これらのシフトレジスタ42a、 42bもN段であ
り、変調装置11におけるクロック信号の2倍の周波数
のクロックCKにより駆動される。
相関器21において、レジスタ41aの設定された各段
の符号とシフトレジスタ42gの対応する各段に送り込
まれた受信信号の符号とがそれぞれEX−OR回路43
aで比較される。すべてのEX−OR回路t3aの出力
信号は加算器44aに与えられ、加算される。加算器4
4aの出力信号はレジスタ41aの各段の符号とシフト
レジスタ42aの対応する各段の符号との一致の度合を
表わしており、これが、一方の相関器21の相関出力R
となる。受信信号RXIはクロック信号CKごとにシフ
トレジスタ42aを順次シフトされていくから。
相関出力Rもクロック信号CKごとにそれに応じて変化
する。
他方の相関器22においても同じように、レジスタ41
bに設定された各段の符号とシフトレジスタ42bの対
応する各段に送り込まれた受信信号の符号とが一致する
かどうかがそれぞれEX−OR回路43bで調べられる
。すべてのEX−OR回路43bの出力信号は加算器4
4bに与えられ加算される。加算器44bからはレジス
タ41bに設定されたマンチェスタM系列と入力ディジ
タル受信信号RXIとの相関の程度を表わす相関出力R
5が出力されることになる。
第6図は相関器21の変形例を示している。レジスタ4
1aおよびシフトレジスタ42aに代えて段数がNXm
 (mは2以上の正の整数)のレジスタ41Aおよびシ
フトレジスタ42Aが設けられている。シフトレジスタ
42Aは上記クロック信号CKのm倍の周波数のクロッ
ク信号CK  によって駆■ 動される。EX−OR回路43AもNXm個設けられ、
レジスタ41Aとシフトレジスタ42Aの対応する段の
符号が各EX−OR回路43Aに入力する。
加算fi44AハすべてのEX−OR回路43A (7
)出力信号を加算して相関出力Rとして出力する。この
ようにレジスタとシフトレジスタの段数をm倍にするこ
とにより相関演算の精度を高めている。
相関器22も同じように変形できるのはいうまでもない
第7図はさらに他の実施例を示している。ここでは受信
信号RXIが入力するシフトレジスタ42が相関器21
と22とで兼用されている。このようにすることにより
シフトレジスタの数を減らし6構成を簡素化することが
できる。第6図に示すように段数がm倍されたシフトレ
ジスタを、同じように相関器21と22とで兼用するこ
とができるのはいうまでもない。
(4)復調装置およびキャリア検出回路第8図は復調装
置23およびキャリア検出回路24の一構成例を示すも
のである。また、第8図における各部の信号波形が第9
図に示されている。この図において、相関出力R,R,
はより分りやすくするためにアナログ的に描かれている
1対の相関器21.22から出力される相関出力RとR
bとに基づいてデータを復調する原理についてまず説明
する。第9図を参照して、1デ一タ区1117(これは
マンチェスタM系列の一周期に等しい)を中央のウィン
ドウ部(W部という)とその前後の部分(これをE部と
いう)とに分ける。前後のE部は等しい間隔に設定され
ている。
もっともW部の前後のE部を等しく設定する必要はな(
、W部をデータ区間の中央に設定しなくてもよい。0<
d<Tを満足するdを用いて。
W部は(T−d)/2〜(T+d)/2の区間。
E部は0〜(T−d)/2と(T+d)/2〜Tの区間
と表現することができる。W部は観測区間とも呼ばれる
データが伝送されてきている場合には、データ区間T内
において、相関出力RとRbのいずれか一方に相関ピー
クが現われる。同期制御回路25において、この相関ピ
ークが検出され、相関ピークがデータ区間Tの中央にく
るように、データ区間の終点を規定するデータ区間終了
信号EDが作成される。そして、このデータ区間終了信
号EDに基づいてW部の始点と終点とをそれぞれ規定す
るウィンドウ働スタート・パルスWLとウィンドウ・ス
トップ・パルスWHが同期制御回路25で作成される。
符号P、P、AA  の意味を次のようay   by
   aE’  bE に定める。
P :相関出力RのW部におけるピーク値av    
         a (最大値) P :相関出力RbのW部におけるピーク値y (最大値) A ・相関出力RのE部における総和(加aE’   
   a 算値) A :相関出力R1のE部における総和(加E 算値) 復調データ(受信データRXD)は次のようにして生成
される。
P  −A  >P  ・A ならばデータは1゜by
   aE   ay   bE P  −A  <P  @A  ならばデータは0゜b
y   aE   ay   bE 理論的にいうとPb、〉Pavならばデータは1゜この
逆ならばデータは0と判断してもよい。しかしながら、
雑音が含まれている場合を考慮すると、相関出力におけ
るピーク値の比較では復調エラーを生じることがある。
一般に相関ピークをもつ相関出力においてはそのピーク
の前後レベルは相関ピークをもたない相関出力の相関レ
ベルよりも小さい。たとえば相関出力Rbに相関ピーク
がある場合、その前後の総和AbEは、相関ピークのな
い相関出力Rの総和AaEよりも小さい。この性質を利
用して、復調エラーができるだけ生じないように、互い
に別個の相関出力のピーク値と総和の積、すなわちP 
 −A  とP  −A  との大by   aE  
 ay   bE 小比較を行なって復調データを作成している訳である。
これにより、伝送路等の伝送特性が劣悪でノイズ等が生
じやすい場合であっても安定な復調が可能となる。
次にキャリア検出の原理について説明する。すなわち、
  (P  −A  −P  ・A )の絶対値がby
   aE   ay   bE 所定の閾値レベルT h pを超えているときにキャリ
ア検出とする。キャリアがあるということは相関出力の
いずれか一方に相関ピークが現われていることを意味す
る。したがって、′互いに別個の相関出力のピーク値と
総和との積の差の絶対値は大きな値を示す。これに対し
て、キャリアが無い場合には上記積の差の絶対値は零に
非常に近い値を示す。これによって、データ復調の場合
と同じようにノイズ等に影響されることなくキャリアの
有無を判定することができる。
第8図に示す回路はディジタル回路であるからクロック
信号CKまたはCK  に同期して動作するが、説明の
単純化のためにクロック信号の図示は省略されている。
この回路において、相関出力Rはラッチ回路51aで1
クロック分ラッチされたのち絶対値回路52aで絶対値
化され、さらに、加算回路55aおよび最大値ホールド
回路54aに与えられる。一方。
ウィンドウ発生回路53にはウィンドウφスタート争パ
ルスWLとウィンドウ争ストップ・パルスWHとが入力
しており、この回路53から、W部でHレベルになるウ
ィンドウ信号WSが出力される。このウィンドウ信号W
Sは加算回路55aのラッチ回路4gと最大値ホールド
回路54aのラッチ回路4Bにその動作制御信号として
与えられる加算回路55aにおいて、ラッチ回路48は
ウィンドウ信号WSがLレベルのE部でのみ動作する。
ラッチ・タイミングはもちろんクロック信号によって規
定される。順次入力する絶対値化された相関出力Rがク
ロック信号ごとにラッチ回路48から与えられる前回の
加算結果と加算器47で加算され、この加算結果が再び
ラッチ回路48にラッチされる。このようにして加算回
路55aからは総和AaEを表わすデータが得られ1乗
算器58aに与えられる。
最大値ホールド回路54aのラッチ回路46はウィンド
ウ信号w sがHレベルのW部でのみ動作する。ラッチ
回路4Bにラッチされている前回までの最大値と今回入
力した相関値R8の絶対値とが比較器45で比較され、
今回の相関値の方が大きい場合にこの今回の相関値が新
たな最大値としてラッチ回路46にラッチされる。この
ようにして、最大値ホールド回路54aからはピーク値
Pawを表わすデータが得られ1乗算器58bに与えら
れる。
他方の相関出力Rbについても同じように。
ラッチ回路51b、絶対値回路52b、最大値ホールド
回゛路54bおよび加算回路55bが設けられている。
そして最大値ホールド回路54bからピーク値P が、
加算回路55bから総和AbF!、がそれぞれ得by 
   ・ られ8乗算器58a、 56bに与えられる。
乗算器58aではP φA の乗算が1乗算器by  
   aE 56bではP ・A の乗算がそれぞれ行なわれ。
ay   bE その乗算結果は比較器57および減算/絶対値回路59
にそれぞれ与えられる。
比較器51ではP ΦA とP  −A  の大小比b
y    aE    ay    bE較が行なわれ
、その比較結果に応じて1または0を表わす信号が出力
され、データ区間終了信号EDのタイミングでラッチ回
路58にラッチされ。
受信データRXDとして出力される。このデータ区間終
了信号EDによって加算回路55a、 55b。
最大値ホールド回路54a、 54bがリセツトされる
他方、減算/絶対値回路59では(P  −Aby  
 aE P−A)の減算とその絶対値化が行なわれ。
ay   bE この演算結果は2次に比較回路60で閾値Th、と比較
され、 Th  よりも大きければキャリア検出信号P
ASが出力される。
(5)同期制御回路の構成例 第1O図は同期制御回路25の一構成例を示している。
同期制御回路25は、ピーク位置検出回路28A、ピー
ク位置判定回路28B、同期確立判定回路28.同期は
ずれ判定回路29等を含んでいる。
ピーク位置検出回路26Aは相関出力のピークがデータ
区間T内のどの位置にあるかを検出するための回路であ
り、第11図に示すようにピーク位置PPは相関出力の
最大値が現われた時点からデータ区間終了信号EDまで
の時間として計測される。
この実施例では、2つの相関出力RとR1の和の絶対値
が最大値を示す位置がピーク位置とされている。
2つの相関出力RとR5はそれぞれ加算器61に与えら
れ、加算されたのち絶対値回路64で絶対値化される。
この絶対値信号は比較器62の一方の入力端子およびラ
ッチ回路B3に与えられる。先のデータ区間の終了を示
す信号EDがOR回路65Aを経てラッチ−タイミング
信号としてラッチ回路63に与えられたときに、絶対値
回路B4の出力が初期値としてラッチされる。ラッチ回
路B3にラッチされている値は比較器B2の他の入力と
して与えられる。したがってそれ以降は、ラッチ回路B
3にラッチされている値と絶対値回路B4の出力値とが
比較回路62で順次(クロック信号CKのクロック・パ
ルスごとに)比較され、ラッチされている値よりも大き
な値の出力が絶対値回路64から得られたときに、比較
器82の出力がOR回路65Aを経てラッチ回路63に
与えられるので、絶対値回路64の出力が新たな値とし
てラッチ回路(13にラッチされる。このようにしてラ
ッチ回路63には常に最大値がラッチされていくことに
なる。
一方、クロック信号CKを計数するカウンタBBは、O
R回路85Bを経て入力するデータ区間終了信号EDま
たは比較器B2の比較出力によってリセット(クリア)
され、再び零から計数を開始する。カウンタB6の計数
出力は次のデータ区間終了信号EDが与えられたときに
ラッチ回路67にラッチされる。カウンタ66はデータ
区間Tにおいてピーク値が現われた時点からそのデータ
区間Tの終了を示す信号EDが与えられる時点までクロ
ック信号CKを計数することになる。そしてこの計数値
がラッチ回路67にラッチされ、ピーク位置PPを表わ
す。
このようにして検出されたピーク位置を表わすデータP
Pは次にピーク位置判定回路28Bに与えられる。この
判定回路26Bは検出されたピーク位置が設定されたW
部内にあるかどうかを判定するものである。上述のよう
に、受信データの復調処理においてもキャリア検出処理
においても、相関ピークがW部に存在することが必要で
あり、そうでなければ正しい復調処理、キャリア検出処
理はできない。
ピーク位置判定回路26Bにおいて、比較器88゜69
とAND回路70とから構成されるウィンドウ・タイプ
のディジタル比較回路が設けられている。
一方の比較器B8にはW部のスタート位置を表わすデー
タが、他方の比較器69にはW部のストップ(エンド)
位置を表わすデータがそれぞれ設定されでおり、ピーク
位置PPを表わすデータがこれらのスタート位置とスト
ップ位置の間にある場合にのみ、AND回路70からH
レベルのピーク位置判定信号PHが出力される。
・次に同期確立判定回路28を含む同期確立回路の構成
と動作について第12図を参照して述べる。
2つのレジスタ72と73が設けられている。レジスタ
72にはピーク位1[PPを表わすデータが与えられ、
このレジスタ72には(3/2)T−PPを表わすデー
タが設定される。Tはデータ区間の長さ(時間)を表わ
すデータである。一方、レジスタ73にはデータTが設
定されている。セレクタ74はピーク位置判定信号PH
の状態に応じてこれらのレジスタ72.73の設定デー
タのいずれか一方を選択してディジタル比較器75の一
方の入力に与える。
一方、カウンタ71はクロック信号CKを計数してその
計数出力をディジタル比較器75の他方の人力に与える
。比較器75はカウンタ71の計数値がセレクタ74を
通して与えられる設定データに等しくなったときにデー
タ区間終了信号(一致信号)EDを発生する。カウンタ
71はこの信号EDによってリセットされ、再び零から
計数を開始する。
さて、電源投入時などにおいては相関出力とデータ区間
とは同期していないから、W部内に相関ピークが存在し
ない場合がある。このときピーク位置判定信号PHはL
レベルになり、セレクタ74はレジスタ72の設定デー
タを選択して比較器75に与える。この設定データ<3
/2)T−PPは。
次ピークから次のデータ区間終了信号までの長さ(時間
)がT/2となるように1次のデータ区間終了信号ED
を発生させるためのものである。このようにして、ピー
ク位置がW部内に位置するようになればピーク位置判定
信号PHがHレベルになり、セレクタ74はレジスタ7
3の設定データTを選択するので、以降はデータ区間終
了信号EDは周期Tで発生することになる。
データ区間のW部内にピーク位置が存在する状態が所定
複数X回連続した場合に同期が確立したという。カウン
タ82はANDゲート81を経て入力するHレベルのピ
ーク位置判定信号PHによってクロック−イネーブル状
態とされ、入力するデータ区間終了信号EDを計数する
。このカウンタ82は信号PHがLレベルのときにNO
T回路84とOR回路85を経てこのLレベル信号によ
ってリセットされている。カウンタ82の計数出力はデ
ィジタル比較器83に与えられる。一方、この比較器8
3には同期が確立したと判断すべき所定回数Xが設定さ
れている。カウンタ82の計数値がこのXに達したとき
に比較器83から一致信号が発生し。
フリップフロップ19がセットされて同期確立信qDs
R(Lレベル)が出力される。比較器83の一致信号は
OR回路85を経てカウンタ82をリセットする。また
、同期確立信号DSRによってANDゲート81が閉じ
られるので、もはやピーク位置判定信号PHは人力しな
い。
なお、カウンタ82が信号EDを計数している途中でピ
ーク位置判定信号PHが1回でもLレベルになると、カ
ウンタ82はリセットされるので、信号PHがHレベル
のときにX個の信号EDが連続して入力した場合にのみ
同期が確立されたと判定される。同期が確立したと判定
される前に信号PHがLレベルにあったときには、上述
のようにセレクタ74がレジスタ72を選択して再びダ
ータ区間終了信号EDの発生タイミングの調整が行なわ
れる。
同期はずれ判定回路29はキャリア検出信号PASが所
定複数(Y回)データ区間にわたって連続して出力され
ていないときに同期はずれと判定するものである。
第13図を参照して、−旦同期が確立すると、Lレベル
の同期確立信号DSRによってNANDゲート91が開
かれる。キャリアが検出されていればキャリア検出信号
PASはHレベルである。キャリアが検出されなくなる
とキャリア検出信号PASはLレベルになり、NAND
ゲート91を通って。
カウンタ92のクロック・イネーブル端子CEにHレベ
ルのイネーブル信号を与える。カウンタ92はHレベル
のキャリア検出信号PASによってN’ANDゲート9
1.NOT回路94およびOR回路95を経て既にリセ
ットされている。カウンタ92はイネーブル状態になる
と入力するデータ区間終了信号EDを計数し、その計数
値をディジタル比較器93に与える。この比較器93に
は所定数Yを表わすデータがあらかじめ設定されている
。したがって、カウンタ92の計数値がYに達すると比
較器g3から一致信号が発生しフリップフロ・ツブ19
がリセットされ、同期確立信号DSRがHレベルになる
。このHレベルの信号DSRによつてNANDゲート9
1は閉じられる。また、比較器93の出力信号によって
、OR回路95を経てカウンタ92はリセットされる。
カウンタ92が計数動作をしているときにキャリア検出
信号PASがHレベルになるとカウンタ92はリセット
される。すなわち、キャリアが検出されない状態がY回
のデータ区間連続した場合にのみ、同期はずれと判定さ
れる。
これにより、伝送路等の伝送特性の変動等による一時的
なキャリア不検出と1通信終了によるキャリア不検出(
正しい同期はずれ)とを明確に区別することができる。
第14図はピーク位置検出回路2OAとピーク位置判定
回路26Bの他の例を示している。
第1O図に示されたピーク位置検出回路28Aでは2つ
の相関出力RとR6が加算され、その絶対値のピーク位
置が検出されている。第14図に示す回路では、相関出
力RとR6のピーク位置がそれぞれ別個に検出されると
ともにそのピーク値も別個に検出される。そしてピーク
値の大きいピークのピーク位置が最終的なピーク位置と
決定される。 相関出力R、Rbはそれぞれ最大値ホー
ルド(ピーク値検出)回路100a、100bにそれぞ
れ入力する。この最大値ホールド回路は、第1O図との
比較でいうと、絶対値回路64.ラッチ回路63、比較
器62およびOR回路05Aによって構成され、ラッチ
回路63にデータ区間ごとの最大値がホールドされるこ
とになる。これら相関出力R8とR6のデータ区間ごと
の最大値(ピーク値)は比較回路102に与えられ、比
較される。
一方、2つの相関出力RとR1のそれぞれについてピー
ク位置ホールド回路101aと101bとが設けられて
いる。これらのピーク位置ホールド回路は、第1θ図と
の比較でいうと、OR回路[i5Bと、カウンタB6と
、ラッチ回路67とから構成される。ピーク位置ホール
ド回路1018.101 bのホールド・ピーク位置は
切換スイッチ103に与えられる。
切換スイッチl口3は比較器1G2によるピーク値の比
較結果に応じて大きい方のピーク値のピーク位置を選択
するものであり、この選択されたピーク位置はデータ区
間終了信号EDが出力された時点でラッチ回路104に
ラッチされる。
第14図に示すピーク位置判定回路は、第1O図に示す
もめと比較すると、比較器lOBが追加されているとと
もに、この比較器106の出力によって制御されるAN
Dゲート107,108が設けられている。比較器10
Bにはウィンドウ部(W部)の中心位置を表わすデータ
があらかじめ設定されている。この比較器lO6にも検
出されたピーク値1tPPが与えられるので、この比較
器10Bからは検出されたピーク値fiPPがW部の中
心よりも左側にあるか(スタート位置寄りの部分)、右
側にあるか(ストップ位置寄りの部分)が判定される。
左側にある場合にはANDゲート107が開き比較器B
8の出力が左側判定信号し、として出力され、右側にあ
る場合にはANDゲート108を通して比較器69の出
力が右側判定信号R5として出力される。
また、これらの信号L とRhはOR回路109に与え
られているので、OR回路109からはピーク位置判定
信号PHに相当する信号C7が出力される。この信号C
0が同期確立判定回路に与えられることになる。
発明の効果 この発明によると、受信信号と所定符号長の符号系列と
の相関信号の相関ピークが検出され、この相関ピークの
上記符号長に対応する周期のデータ区間内における位置
が検出される。そしてこのピーク位置が上記データ区間
内に設定された観測区間内にあるかどうかが判定される
。さらに上記ピーク位置が上記観測区間内にない場合に
は1次のデータ区間においてピーク位置が観測区間の中
央に位置するようにデータ区間を規定する周期信号が作
成され出力される。これにより、受信信号から得られる
相関信号の相関ピークが常に観測区間内に存在するよう
にデータ区間が設定される。
また、ピーク位置が観D1区間内に存在するという判定
が所定複数回連続した場合に同期確立と判定される。こ
の同期確立信号は通信における受信開始信号等として受
信装置側のデータ処理回路等で用いられるであろう。
この発明によると、ピーク位置が観測区間内に存在する
という上記の判定が所定複数回連続した場合にのみ同期
確立と判定しているので1通信開始が確実に判定され、
雑音等による影響が排除され安定な動作が期待できる。
この発明ではデータ区間内にある程度の幅をもつ観測区
間を設定し、この観測区間内にピーク位置が存在するか
どうかを判定しているので、ピーク位置の多少の変動が
許、容され、伝送路の特性変化等に充分に対処できるも
のとなっている。
【図面の簡単な説明】
第1図はC8K通信システムの全体構成を示すブロック
図である。 第2図は変調装置の構成例を示す回路図、第3図はその
動作を示すタイム拳チャートである。 第4図は変調装置の他の例を示す回路図である。 第5図は1対の相関器の構成例を示す回路図。 第6図はその変形例を示す回路図、第7図は相関器の他
の構成例を示す回路図である。 第8・図は復調装置の構成例を示す回路図、第9図はそ
の動作を示す波形図である。 第10図は同期制御回路の構成例を示す回路図。 第11図はピーク位置検出動作を示す波形図、第12図
は同期確立判定動作を示す波形図、第13図は同期はず
れ判定動作を示す波形図である。 第14図はピーク位置検出回路およびピーク位置判定回
路の他の例を示す回路図である。 第15図および第te図は従来のSS通信方式を示すも
ので、第15図は構成を示す回路図、第16図はその動
作を示すタイム・チャートである。 28・・・同期確立判定回路。 以  上

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)受信信号と所定符号長の符号系列との相関信号の
    相関ピークを検出し、この相関ピークの上記符号長に対
    応する周期のデータ区間内における位置を検出し、 上記ピーク位置が上記データ区間内に設定された観測区
    間内にあるかどうかを判定し、 上記ピーク位置が上記観測区間内にない場合には次のデ
    ータ区間においてピーク位置が観測区間の中央に位置す
    るようにデータ区間を規定する周期信号を作成し、 ピーク位置が観測区間内に存在するという判定が所定複
    数回連続した場合に同期確立と判定する、 同期確立方法。
  2. (2)受信信号と所定符号長の符号系列との相関信号の
    相関ピークを検出し、この相関ピークの上記符号長に対
    応する周期のデータ区間内における位置を検出するピー
    ク位置検出回路、 上記ピーク位置が上記データ区間内に設定された観測区
    間内にあるかどうかを判定するピーク位置判定回路、 上記ピーク位置が上記観測区間内にない場合には次のデ
    ータ区間においてピーク位置が観測区間の中央に位置す
    るようにデータ区間を規定する周期信号を作成する周期
    信号発生回路、およびピーク位置が観測区間内に存在す
    るという判定が所定複数回連続するかどうかを判定し、
    連続した場合に同期確立と判定する同期確立判定回路、
    を備えた同期確立装置。
  3. (3)上記周期信号発生回路が、 上記符号長に対応する一定周期を表わす第1のデータを
    記憶する第1の記憶回路と、 検出されたピーク位置データに基づいて、次のデータ区
    間におけるピーク位置が観測区間の中央に位置するよう
    に算出された周期を表わす第2のデータを記憶する第2
    の記憶回路と、 上記ピーク位置判定回路の判定信号に応じて、ピーク位
    置が観測区間内にあるときには第1のデータを、ピーク
    位置が観測区間内にないときには第2のデータをそれぞ
    れ選択するセレクタと、一定周期のクロック信号を計数
    し、周期信号によってリセットされるカウンタと、 上記セレクタから与えられるデータと上記カウンタによ
    る計数値とを比較し、一致したときに周期信号を出力す
    る比較回路とから構成される、請求項(2)に記載の同
    期確立装置。
  4. (4)上記同期確立判定回路が、 上記ピーク位置判定回路から出力される信号であってピ
    ーク位置が観測区間内に存在しないことを表わす信号に
    よってリセットされ、ピーク位置が観測区間内に存在す
    ることを表わす信号によって動作状態とされ、動作状態
    とされたときに上記周期信号を計数するカウンタと、 上記カウンタの計数値を上記所定複数回を表わす閾値と
    比較し、計数値が閾値と一致したときに同期確立判定信
    号を出力する比較回路とから構成される、 請求項(2)に記載の同期確立装置。
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