JPH022463A - 地理データ格納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、地理データのような形状情報（ベクトル情
ｍ＞と性質情報（コード情報）の２つのメディアを持つ
事物に対して、各々の情報を一元的に管理し、ざらに事
物間の論理構造を表現する地理データ（コードデータ・
ベクトルデータ）格納装置に間するものである。

［従来の技術］ 第５図は従来の地理データ格納装置のファイル体系を示
す概略図である。図において、ｌはベクトルデータであ
る形状情報を格納する地図データファイル、２はコード
データである性質情報を格納する属性データファイルで
ある。

第６図は第５図の地理データ格納装置における地理デー
タファイルのデータ格納構造を示す図である。図におい
て、ｌｄ、２ｄ、３ｄ、４ｄは点情報（点データ）で座
標データを持っており、５ｄ、６ｄ、７ｄは線情報（線
データ）、８ｄ、９ｄは面情報（面データ）であり、図
中の矢印はポインタを表わしている。

第７図は第６図のデータ格納構造に対応したデータの実
際の表示イメージを示す図である。第７図に示すｌｄ、
２ｄ、３ｄ、４ｄは第６図に示す点情報１ｄ、２ｄ、３
ｄ、４ｄに対応し、同じく第７図に示す５ｄ、６ｄ、７
ｄは第６図に示す線情報５ｄ、６ｄ、７ｄに対応し、第
７図に示す８ｄは第６図に示す面情報８ｄに対応してい
る。

第８図は第５図の地理データ格納装置における属性デー
タファイルのデータ格納構造を示す図である。図におい
て、ｌｅ、２ｅ、３ｅは各々点情報（点データ）、線情
報（線データ）２面情報（面データ）に対する属性情報
（属性データ）を表わしている。

次に、上記従来の地理データ格納装置におけるデータ格
納形態について説明する。第５図に示すように一つの事
物についての形状情報、性質情報は各々ベクトルデータ
、コードデータの形式で地図データファイル１．属性デ
ータファイル２に格納され、各々の対応は図形識別子に
よって結び付けられている。第６図に示すように地理デ
ータは固定長バッファのポインタ形式で表わされ、点デ
ータ１ｄ〜４ｄに座標を持ち、線データ５ｄ〜７ｄ９面
データ８ｄ、９ｄはそれぞれの構成要素をポイントする
ことで表現される。点データ１ｄ〜４ｄ、　　線データ
５ｄ〜７ｄ、　　面データ８ｄ、９ｄは点（１）２点（
２）９点（３）、・・・・・・、線（１）、線（２）。

・・・・・・９面（１）、・・・・・・等の個別の識別
子を持ち、これにより属性データとの対応付けを行って
いる。

一方、属性データは第８図に示すように点データ１　ｅ
、　　線データ２ｅ、　　面データ３ｅの各々の１要素
ごとに複数項目の属性データを持っている。

例えば、線データ２ｅに示す線識別子（２）が地図上の
ある管路を表わしており、属性（５）、属性（６）。

属性（７）が各々管路径、付設年度、材質を表わしてい
る等が想定される。

［発明が解決しようとする課題］ 上記従来の地理データ格納装置において、地図データ格
納方式においては、点データ、線データ。

面データによる図形表現形式が階層化しており、図形デ
ータの削除、追加の際の保守が煩雑になる。

また、面データを指定した場合に、座標データの検出に
最下層の点レベルまでたどるのに時間がかかる。さらに
、地図上の事物のデータ表現が必ずしも明確でないため
、事物を一つの単位とする処理には不向きである。また
、属性データ格納方式においては、点データ、線データ
、面データの各々が別個に管理されているため、図形デ
ータの削除、追加の際の保守が煩雑になる。さらに、地
図上の事物間の関係付けがなされていないなどの問題点
があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、地図上の事物単位での図形データ（ベクトル
データ）と属性データ（コードデータ）の一元的な管理
を容易にし、さらに事物間の論理的な関係を表現できる
地理データ格納装置を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る地理データ格納装置は、地図上の事物の
形状情報を座標によるベクトルデータで表現し、このベ
クトルデータを固定長バッファのチェーンにより格納し
、性質情報（属性情報）をコードデータで表現し、事物
をタブルとし、性質の種別を７トリビユートする関係型
データベースに格納し、事物を識別する識別子により形
状と性質の双方を結び付け、さらに識別子間の関係を固
定長バッファのポインタリング形式のデータ構造で表現
したものである。

［作用］ この発明における地理データ格納装置は、地図上の事、
物の形状情報を固定長バッファのチェーンにより格納す
ることにより、事物が持つ多様な形状データの内容に柔
軟に対処でき、事物単位の属性く性質）を関係型データ
ベースに持つことにより、属性データを形状構造とは独
立した型で扱うことができ、一つの事物に関する形状デ
ータと属性データの一元的な管理が容易になる。さらに
、事物間の関係を形状データ、属性データとは独立に識
別子を対象にしたポインタ構造で表現しているため、事
物間の論理的な関係を自由な形式で表現することができ
る。

［実施例］ 第１図はこの発明の一実施例である地理データ格納装置
のファイル体系を示す概略図である。図において、ｌは
ベクトルデータとして表現される形状情報を格納する地
図データファイル、２はコードデータとして表現される
性質情報を格納する属性データファイルであり、さらに
、３は形状情報、性質情報の元である事物を要素とし、
事物間の関係を表現している管理ファイルである。

第２図は第１図の地理データ格納装置における地図デー
タファイルのデータ格納構造を示す図である。図におい
て、１ａは事物を識別する識別子を表わし、２ａは図形
に付属する色、線種等の図形属性を表わし、３ａは図形
が持つ座標列であり、チェーン形式で座標情報を格納す
る。

第３図は第１図の地理データ格納装置における属性デー
タファイルのデータ格納構造を示す図である。図におい
て、１ｂは事物固有の識別子を表わし、２ｂは事物の性
質である属性情報を表わしている。

第４図は第１図の地理データ格納装置における管理ファ
イルのデータ格納構造を示す図である。

図において、ｌｃ、２ｃ、３ｃは事物固有の識別子であ
り、包含等の事物間の論理的な関係をバッファ間のポイ
ンタ形式で表現している。

次に、上記この発明の一実施例である地理データ格納装
置におけるデータ格納形態について説明する。地図上の
ある事物について、その形状情報は第１図に示す地図デ
ータファイルｌに格納され、第２図に示す固定長バッフ
ァのチェーンの形式で表現される。このチェーンの先頭
には事物の識別子１ａと色、線種等の図形属性２ａを入
れ、そこから順次に座標列３ａに座標情報をポインタリ
ングする。固定長バッファのポインタリングという形で
座標列３ａに座標情報を入れることにより、形状の座標
列という可変長データに柔軟に対処できる。一つの事物
についての形状情報はこのような形でｌセットの固定長
バッファのチェーンの形式で表わされ、事物の数だけの
チェーンのセットができる。

一方、事物の属性情報（性質情報）は、第３図に示すよ
うに属性項目の各々をアトリビュート、事物をタブルと
する表形式で表わし、事物の識別子１ｂをキーとするデ
ータ構造を持つ。属性情報２ｂはリレーショナルデータ
ベースを利用する。

さらに、事物間の関係の表現には、第４図に示すような
固定長バッファのポインタリングの構造を導入する。こ
こでは、事物の識別子１ｃ、２ｃ。

３Ｃの対応で一つの固定長バッファを割り当て、ポイン
タによりその論理的な関係を表わす。例えば、第４図に
おける識別子１ｃを市の境界、識別子２ｃを町の境界、
識別子３ｃを街区の境界とするポインタを「包含」の関
係表現に用いることにより、市の境界１ｃは町の境界２
ｃを包含し、町の境界２ｃは街区の境界３ｃを包含する
ことを表現している。固定長バッファの一定位置をポイ
ンタ用領域に用い、複数のポインタ領域を用意すること
により複数のポインタ種別を設けることができる。この
ようにしてポインタごとに「関係」を定義すれば、上述
した「包含」以外にも様々な関係がポインタリングによ
り表現できる。事物間の関係付けを表現する一連の構造
は、第１図に示す管理ファイル３に格納される。

以上説明したように一つの事物について、形状情報は第
１図に示す地図データファイル１て、性質情報は属性デ
ータファイル２で、関係付は情報は管理ファイル３でそ
れぞれ表現し、各々のファイル間のインタフェースは事
物固有の識別子によりとっている。

なお、上記実施例では管理ファイル３における事物間の
関係付けとして「包含」の例を示したが、木構造９図形
ネットワーク構造９階層構造等のより一般的な構造表現
も可能である。このような多様な構造表現により地図デ
ータ、属性データの検索の高速化、シミュレーションの
実施等が容易になるという利点が出て来る。

さらに、上記実施例ではデータ格納装置は主に地図上の
事物を想定して話を進めて来たが、一つの物に対して形
状情報、性質情報の二面を持つものならばこれに限定さ
れることがない。例えば、機械設計図面、建築設計図面
等の一般のＣＡＤ　（ｃｏｍｐｕｔｅｒ　　ａｉｄｅｄ
　　ｄｅｓｌｇｎ：計算機利用設計）の対象分野になる
ものにも利用可能である。

［発明の効果］ 以上のように、この発明の地理データ格納装置によれば
、地図上の事物の形状情報を座標によるベクトルデータ
で表現し、このベクトルデータを固定長バッファのチェ
ーンにより格納し、性質情報（属性情ｔＩＦｊ＞をコー
トデータで表現し、事物をタブルとし、性質の種別をア
トリビュートする関係型データベースに格納し、事物を
識別する識別子により形状と性質双方を結び付け、さら
に識別子間の関係を固定長バッファのポインタリング形
式のデータ構造で表現したので、地図上の事物について
の形状情報、性質情報のみならず事物間の関係付は情報
を柔軟に表現できるため、多様なデータ表現が可能にな
り、比較的に高度な処理が実現しやすくなる。また、事
物が固有に持つ識別子により形状情報、属性情報、関係
付は情報のインタフェースを持っているのでデータハン
ドリングが容易になるなどの優れた効果を奏するもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例である地理データ格納装置
のファイル体系を示す概略図、第２図は第１図の地理デ
ータ格納装置における地図データファイルのデータ格納
構造を示す図、第３図は第１図の地理データ格納装置に
おける属性データファイルのデータ格納構造を示す図、
第４図は第１図の地理データ格納装置における管理ファ
イルのデータ格納構造を示す図、第５図は従来の地理デ
ータ格納装置のファイル体系を示す概略図、第６図は第
５図の地理データ格納装置における地理データファイル
のデータ格納構造を示す図、第７図は第６図のデータ格
納構造に対応したデータの実際の表示イメージを示す図
、第８図は第５図の地理データ格納装置における属性デ
ータファイルのデータ格納構造を示す図である。 図において、１・・・地図データファイル、２・・・属
性データファイル、３・・・管理ファイル、１ａ・・・
識別子、２ａ・・・図形属性、３ａ・・・座標列、・ｌ
ｂ、ＩＣ−３Ｃ・・・識別子、２ｂ・・・属性情報、１
ｄ−４ｄ・・・点情報（点データ）、５ｄ〜７ｄ・・・
線情報（線データ）、１ｅ〜３ｅ・・・属性情報く属性
データ）である。 なお、図中、同一符号は同一　又は相当部分を示す。 第　１　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 地図上の事物が有する形状情報と事物が有する性質情報
   の二面の情報を持つものに対し、上記形状情報を座標に
   よるベクトルデータで表現し、このベクトルデータを固
   定長バッファのチェーンにより格納し、上記性質情報を
   コードデータで表現し、事物をタブルとし、性質の種別
   をアトリビュートする関係型データベースに格納し、事
   物を識別する識別子により形状と性質の双方の結び付き
   を持たせ、さらに上記識別子間の関係を上記固定長バッ
   ファのチェーン及び上記関係型データベースとは別の固
   定長バッファのポインタリング形式のデータ構造で表現
   することにより、事物の形状、性質を一元的に持つのみ
   ならず、事物間の論理的な関係を表現することを特徴と
   する地理データ格納装置。