JPH02243697A - オリゴ糖の製造法 - Google Patents

オリゴ糖の製造法

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JPH02243697A
JPH02243697A JP6345189A JP6345189A JPH02243697A JP H02243697 A JPH02243697 A JP H02243697A JP 6345189 A JP6345189 A JP 6345189A JP 6345189 A JP6345189 A JP 6345189A JP H02243697 A JPH02243697 A JP H02243697A
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JP
Japan
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acid
solvent
polysaccharide
oligo
oligosaccharide
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Pending
Application number
JP6345189A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Kamo
加茂 善弘
Masao Hirayama
匡男 平山
Toshiaki Sakaeda
栄田 利章
Hidemasa Hidaka
日高 秀昌
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Meiji Seika Kaisha Ltd
Original Assignee
Meiji Seika Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、β−1,3−グルカン構造を含む水難溶性多
糖から工業的に有利にオリゴ環を製造する方法に関する
0本発明で得られるオリゴ環は、例えば培養におけるβ
−グルカン分解゛酵素生産向上のための誘導物質や酵素
化学分野におけるβ−1,3−グルカナーゼおよびβ−
グルコシダーゼ測定用基質として有用な物質である。
[従来の技術及び発明が解決しようとするlI題〕従来
、水n溶性多糖を原料としてこれに相当するオリゴ環を
得る方法としてば、ラミナリオリゴ糖等におけるギ酸分
解(Whlsil@r、 R,L、 andHicks
on、  J、L、;  ^na1.  Ches、、
27. 1514(1955))。
セロオリゴ環等における加齢分解(実験化学鎮座、23
巻、 349 (1957)) 、濃塩酸または濃硫酸
を用いた分解(佐々木ら、農化誌、 26.537(1
979);11111er、  G、L、;  Mat
h、  Carbohyd、  Ches、、  3.
 134(1983))が報告されている。しかしなが
ら、ギ酸分解や加齢分解の方法ではホルミル体またはア
セチル体を経由するため、脱ホルミルまたは脱アセチル
するための操作を必要とする。一方、濃塩酸または濃硫
酸を用いる方法では大量の酸を使用するために、多量の
アルカリによる中和、脱塩等の繁雑な操作を必要として
いた。
[課題を解決するための手段] 本発明の目的は、上記の問題点を改善して、有用なβ−
1,3−グルカン構造を含む水難溶性多糖からオリゴ環
を効率的に得る方法を提供することにある。
本発明者らは、水に難溶性のβ−1,3−グルカン構造
を含む多糖も、ジメチルスルホキシド(DMSO)の中
では溶解性が上昇する結果、低濃度の酸を用いても容易
に部分酸分解を受けやすいことを見出し、さらに分解物
の回収法として、有機溶媒による溶媒沈澱を用いること
により任意の重合度のオリゴ環を回収できることを見出
して本発明を完成した。
すなわち、本発明はβ−1,3−グルカン構造を含む水
難溶性多糖のDMSO溶液に酸を加えて加温することに
より、該多糖を部分酸加水分解し、次いで溶媒沈澱させ
ることを特徴とするオリゴ糖の製造法を提供するもので
ある。
従来の回収法においては、脱塩1分画を兼ねて行う活性
炭カラムを用いた方法が多いが、この方法で得られるオ
リゴ環は比較的重合度の低いもの(II合度2〜6)に
限られていた。ところが、本発明によれば重合度の低い
オリゴ環から高いオリゴ11(重合度10以上)まで、
反応条件を選択することによって希望する重合度のオリ
ゴ糖の回収が可能である。
本発明によって得られるオリゴ環としては、例えば種々
の重合度のβ−1,3−グルカンオリゴ環(ラミナリオ
リゴ糖)を挙げることができる。
以下に、本発明を工程を追って詳細に説明する。
まず、原料のβ−!、3−グルカン構造を含む水難溶性
多糖をDMSOに加え溶解し、多糖混合液を調製する0
本発明に用いるβ−1,3−グルカン構造を含む水難溶
性多糖はカードラン、ブクリヨウ。
パキマンなどである。用いるDMSO量は、多糖混合液
の濃度が1〜50%(W/V)となるように適宜選択す
ればよい。
次に、上記多糖混合液に酸を加えて加温し、原料の多糖
を部分酸加水分解する0本発明では、用いる酸の濃度、
加水分解を行う温度および加水分解く要する時間を適宜
選択することにより、得られるオリゴ糖の重合度を任意
に設定することができる0例えば、高重合度のオリゴ環
を欲する場合は低濃度の酸を用い、分解温度を低くし、
分解時間を短縮すればよく、低重合度のオリゴ環を欲す
る場合は高濃度の酸を用い、分解温度を高くし、分解時
間を長くすればよい0通常、酸の濃度はO,S〜2.0
規定の強酸が望ましく、塩酸、硫酸、硝酸、トリフルオ
ロ酢酸等が好ましく使用できる。酸を加える量は、多糖
混合液の1〜20%(V/V)であることが望ましい、
加水分解を行う温度は、80〜100℃の範囲が好まし
い、この温度を調節することにより、分解に要する時間
を調節することが可能であるが、分解に要する時間は1
〜6時間が好ましい。
次いで、上記で得られた部分加水分解物を冷却後、溶媒
沈澱させる。溶媒沈澱に用いる溶媒としては、種々の有
機溶媒が使用できるが、メタノール、エタノール、プロ
パノール、イソプロパノール、アセトンの中のいずれか
を用・いることが望ましい、溶媒の添加量は、溶媒濃度
が60〜95%となるように加えればよい、また、高重
合度のオリゴ環を得る場合には、溶媒濃度が60〜75
%となるように加えることが望ましく、低重合度のオリ
ゴ環を得る場合には、溶媒濃度が75〜95%となるよ
うに加えることが望ましい、生成した沈澱は、濾過、遠
心分離等の通常の手段で溶液と分離すればよく、分離後
、乾燥させてもよい、上記の如くして、任意の重合度を
有するオリゴ環を得ることができる。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例により説明する。
実施例1 カードラン10gを500mJ容三角フラスコに入れ、
ここに100■オのジメチルスルホキシド(DMSO)
を加え可溶化した。これに0.5規定の塩酸lo@jを
加えた後、sa渇浴中で3時間加熱した。
冷却後、アセトン10100Oを攪拌しながら加え、白
色沈澱を得た。東洋濾紙No、131にて吸引濾過を行
った後、沈澱物を150+ai’のアセトンに懸濁させ
、再び東洋を戸紙No、131にて吸引濾過を行った。
この操作を3回繰り返した後、得られた白色粉末を真空
乾燥したところ8.7 g (回収率87%)の白色乾
燥粉末を得た。この乾燥粉末をTSK−gelollg
o−PIをカラムとしたHPLCにより分析したところ
、第1表に示した組成のオリゴ環であることがわかった
2.8 g+ 1.2 gの白色粉末を得た(回収率は
それぞれ54%、28%、 12%)、この粉末を実施
例1と同様にして分析したところ、第2表に示した組成
のオリゴ環であることがわかった。
実施例2  1   9.5 7.8 12.8 16
.5 14.7 12.4 26.3II  3  2
  36.8 21.2 16.9 13.3  11
.8   痕跡II  4  4   44.53Q、
5   23.9    traceN、D、N、D。
9.2   2.7   4.2   5.9   6
.7   6.9  64.4実施例2〜4 実施例1において、加える塩酸の濃度をそれぞれ1.0
.2.0.4.0規定としたこと以外は実施例1と同様
の操作を行ったところ、それぞれ5.4g。
実施例5および6 実施例1において、カードランの代わりにパキマンまた
はブクリ日つ末(日本粉末薬品■製)を用いたこと以外
は実施例1と同様の操作を行ったところ、それぞれ6.
δg、6.0gの白色粉末を得た(回収率はそれぞれ6
8%、60%)、この粉末を実施例1と同様にして分析
したところ、第3表に示した組成のオリゴ環であること
がわかった。
1二り羞 実施例5 パキマン  8.1 2.2 5.5 7.
4 7.4 9.2 60.2〃 6 ブクリヨウ 5
.5 2.5 5.3 8.2 21.5 8゜4 6
1.4参考例 実施例1.5および6において、DMSOの代わりに水
を用いたこと以外は実施例1.5および6と同様の操作
を行って得られたオリゴ糖の回収率を比較した。この結
果を第4表に示す。
[発明の効果] 本発明によれば、β−1,3−グルカン構造を含む水難
溶性多糖からオリゴ環を効率・よく、工業的に製造する
ことができる。得られたオリゴ環はβ−グルカン分解酵
素生産向上のための銹導物買や、酵素化学分野における
β−1,3−グルカナーゼ。
β−グルコシダーゼ測定用基質として有用な物質である

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)β−1,3−グルカン構造を含む水難溶性多糖の
    ジメチルスルホキシド溶液に酸を加えて加温することに
    より、該多糖を部分酸加水分解し、次いで溶媒沈澱させ
    ることを特徴とするオリゴ糖の製造法。
  2. (2)β−1,3−グルカン構造を含む水難溶性多糖が
    カードラン、ブクリョウおよびパキマンのいずれかであ
    る請求項1記載の製造法。
  3. (3)溶媒沈澱に用いる溶媒がメタノール、エタノール
    、プロパノール、イソプロパノール、アセトンの中のい
    ずれかである請求項1記載の製造法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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