JPH02243032A - イメージ分離型受信機を利用したコヒーレント光伝送方式 - Google Patents
イメージ分離型受信機を利用したコヒーレント光伝送方式Info
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- JPH02243032A JPH02243032A JP1062120A JP6212089A JPH02243032A JP H02243032 A JPH02243032 A JP H02243032A JP 1062120 A JP1062120 A JP 1062120A JP 6212089 A JP6212089 A JP 6212089A JP H02243032 A JPH02243032 A JP H02243032A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
概要
イメージ分離型受信機を利用したコヒーレント光伝送方
式に関し、 高密度な周波数多重化を可能にすることを目的とし、 信号光及び局部発振光のいずれか一方を直線偏光、他方
を円偏光とし、又は、信号光及び局部発振光を直線偏光
及び円偏光間の位相差と同等の位相差を与える楕円偏光
とする偏光器と、該偏光器から出力された光を加える光
結合器と、該光結合器から出力された光を偏光分離する
偏光分離器と、該偏光分離器により分離された光を電気
信号に変換する第一及び第二の光電変換器と、該第一及
び第二〇光電変換器からの信号を加える90°ハイブリ
ッド回路とを備え、2値に光周波数デジタル変調された
信号光のマーク信号に対応する周波数とスペース信号に
対応する周波数との間に上記局部発振光の周波数を設定
して構成する。
式に関し、 高密度な周波数多重化を可能にすることを目的とし、 信号光及び局部発振光のいずれか一方を直線偏光、他方
を円偏光とし、又は、信号光及び局部発振光を直線偏光
及び円偏光間の位相差と同等の位相差を与える楕円偏光
とする偏光器と、該偏光器から出力された光を加える光
結合器と、該光結合器から出力された光を偏光分離する
偏光分離器と、該偏光分離器により分離された光を電気
信号に変換する第一及び第二の光電変換器と、該第一及
び第二〇光電変換器からの信号を加える90°ハイブリ
ッド回路とを備え、2値に光周波数デジタル変調された
信号光のマーク信号に対応する周波数とスペース信号に
対応する周波数との間に上記局部発振光の周波数を設定
して構成する。
産業上の利用分野
本発明はイメージ分離型受信機を利用したコヒーレント
光伝送方式に関する。
光伝送方式に関する。
光伝送の分野においては、光伝送路により伝送された強
度変調光を直接的に受光素子により受光して電気信号に
変換する強度変調/直接検波方式が一般的である。これ
に対し、近年、伝送容量の増大等の要請から、コヒーレ
ント光伝送方式の研究が活発化している。この方式によ
れば、強度変調/直接検波方式と比較して受信感度の向
上を期待できるので、光伝送路における中継間隔の拡大
若しくは中継器数の削減又は光伝送路の分岐数の増大が
容易になり、光伝送路を経済的に構築することが可能に
なる。また、光信号を電気信号に変換した後に比較的容
易に周波数分離を行うことができるので、高密度な周波
数多重く波長多重)が可能になり、単一の光伝送路にお
ける伝送容量を飛躍的に増大させることができる。この
ような状況にあって、イメージの影響を考慮しつつさら
に高密度な周波数多重化が要望されている。
度変調光を直接的に受光素子により受光して電気信号に
変換する強度変調/直接検波方式が一般的である。これ
に対し、近年、伝送容量の増大等の要請から、コヒーレ
ント光伝送方式の研究が活発化している。この方式によ
れば、強度変調/直接検波方式と比較して受信感度の向
上を期待できるので、光伝送路における中継間隔の拡大
若しくは中継器数の削減又は光伝送路の分岐数の増大が
容易になり、光伝送路を経済的に構築することが可能に
なる。また、光信号を電気信号に変換した後に比較的容
易に周波数分離を行うことができるので、高密度な周波
数多重く波長多重)が可能になり、単一の光伝送路にお
ける伝送容量を飛躍的に増大させることができる。この
ような状況にあって、イメージの影響を考慮しつつさら
に高密度な周波数多重化が要望されている。
従来の技術
第8図は、FSK方式により光周波数デジタル変調され
た信号光を受信するのに適した光ヘテロゲイン検波回路
のブロック図である。51はハーフミラ−や光カブラ等
からなる光結合器、52はフォトダイオード等からなる
光電変換器、53は増幅器、54は帯域通過フィルタで
ある。
た信号光を受信するのに適した光ヘテロゲイン検波回路
のブロック図である。51はハーフミラ−や光カブラ等
からなる光結合器、52はフォトダイオード等からなる
光電変換器、53は増幅器、54は帯域通過フィルタで
ある。
光ファイバ等からなる光伝送路を介して受信した信号光
と、半導体レーザ等からの局部発振光とが、光結合器5
1に人力されて重畳され、その出力光が光電変換器52
に加えられて電気信号に変換される。この電気信号は増
幅器53により増幅されて、帯域通過フィルタ54によ
り雑音成分が除去されて、所望の帯域の中間周波信号が
出力される。
と、半導体レーザ等からの局部発振光とが、光結合器5
1に人力されて重畳され、その出力光が光電変換器52
に加えられて電気信号に変換される。この電気信号は増
幅器53により増幅されて、帯域通過フィルタ54によ
り雑音成分が除去されて、所望の帯域の中間周波信号が
出力される。
信号光及び局部発振光の電場成分をそれぞれEs。
Et とるすると、
と表すことができる。なお、A5 、 AL 、 ω、
。
。
ωL、φS、φLは、それぞれ信号光と局部発振光との
電場の振幅、各周波数、位相を示す。
電場の振幅、各周波数、位相を示す。
そして光電変換器52における光電流■、は、光結合器
51から出力されるビート成分EIPの自乗の交流成分
に比例するもので、 Err l” = l ES+EL l’=AS’+A
L2 + 2 As ALcos [2π(fs−ft、)t
+ (φS −φL) コ ・・・(3)
であるから、 I p ” 2 As ALCO8[±(2πfrpt
+φ)]・・・(4) となる。但し、 fxp=lfs fLl ・・・(5)φ =φ
S−φL ・・・(6)である。ここに、fs
は信号光の周波数、fL は局部発振光の周波数である
。このように、電気信号として取り扱うことができるマ
イクロ波領域の中間周波信号を得ることができる。
51から出力されるビート成分EIPの自乗の交流成分
に比例するもので、 Err l” = l ES+EL l’=AS’+A
L2 + 2 As ALcos [2π(fs−ft、)t
+ (φS −φL) コ ・・・(3)
であるから、 I p ” 2 As ALCO8[±(2πfrpt
+φ)]・・・(4) となる。但し、 fxp=lfs fLl ・・・(5)φ =φ
S−φL ・・・(6)である。ここに、fs
は信号光の周波数、fL は局部発振光の周波数である
。このように、電気信号として取り扱うことができるマ
イクロ波領域の中間周波信号を得ることができる。
第9図はFSK方式における従来の局部発振光の周波数
設定の説明図である。fs11+ fssはそれぞれ
マーク時、スペース時における信号光の周波数であり、
これらは(5)式等におけるf、に対応している。局部
発振光の周波数fL を設定する場合には、(5)式か
ら明らかなように、同図(a)に示すようにfL をf
SH+ f ssよりも低周波側に設定しても良い
し、同図ら)に示すように、fL をf55 * f
illよりも高周波側に設定しても良い。
設定の説明図である。fs11+ fssはそれぞれ
マーク時、スペース時における信号光の周波数であり、
これらは(5)式等におけるf、に対応している。局部
発振光の周波数fL を設定する場合には、(5)式か
ら明らかなように、同図(a)に示すようにfL をf
SH+ f ssよりも低周波側に設定しても良い
し、同図ら)に示すように、fL をf55 * f
illよりも高周波側に設定しても良い。
発明が解決しようとする課題
中間周波帯(IF帯)で見ると、第10図に示すように
、DC軸に対して中間周波成分61と対象の位置にイメ
ージ成分62が生じることになる。
、DC軸に対して中間周波成分61と対象の位置にイメ
ージ成分62が生じることになる。
このため、信号光として周波数が異なる光を用いて多重
化伝送を行う場合において、上述したような一般的な包
路線検波を行うときには、周波数多重されたいずれかの
信号光のイメージ成分が他の信号光の中間周波成分に重
なって受信感度が劣化することを防止するために、中間
周波数の帯域として伝送速度の数倍以上の帯域が必要で
あり、高密度な周波数多重が困難であるという問題を生
じていた。
化伝送を行う場合において、上述したような一般的な包
路線検波を行うときには、周波数多重されたいずれかの
信号光のイメージ成分が他の信号光の中間周波成分に重
なって受信感度が劣化することを防止するために、中間
周波数の帯域として伝送速度の数倍以上の帯域が必要で
あり、高密度な周波数多重が困難であるという問題を生
じていた。
本発明はこのような事情に鑑みて創作されたもので、F
SK方式を適用したコヒーレント光伝送方式において、
高密度な周波数多重化を可能にすることを目的としてい
る。
SK方式を適用したコヒーレント光伝送方式において、
高密度な周波数多重化を可能にすることを目的としてい
る。
課題を解決するための手段
第1図は本発明において用いるイメージ分離型受信機の
基本構成を示すブロック図である。
基本構成を示すブロック図である。
3は偏光器であり、信号光1及び局部発振光2のいずれ
か一方を直線偏光、他方を円偏光とし、又は、信号光1
及び局部発振光2を直線偏光及び円偏光間の位相差と同
等の位相差を与える楕円偏光とする。
か一方を直線偏光、他方を円偏光とし、又は、信号光1
及び局部発振光2を直線偏光及び円偏光間の位相差と同
等の位相差を与える楕円偏光とする。
4は光結合器であり、偏光器3から出力された光を加え
る 5は偏光分離器であり、光結合器4から出力された光を
偏光分離する。
る 5は偏光分離器であり、光結合器4から出力された光を
偏光分離する。
6.7はそれぞれ第一及び第二の光電変換器であり、偏
光分離器5により分離された光を電気信号に変換する。
光分離器5により分離された光を電気信号に変換する。
8は90°ハイブリッド回路であり、第一及び第二の光
電変換器6,7からの信号を加える。
電変換器6,7からの信号を加える。
そして、上記構成のイメージ分離型受信機を用いて、第
2図に示すように、2値に光周波数デジタル変調された
信号光1のマーク信号に対応する周波数fs)lとスペ
ース信号に対応する周波数「5゜との間に、局部発振光
2の周波数ft を設定する。
2図に示すように、2値に光周波数デジタル変調された
信号光1のマーク信号に対応する周波数fs)lとスペ
ース信号に対応する周波数「5゜との間に、局部発振光
2の周波数ft を設定する。
なお、同図においては、fLがf、う、 rss間の
周波数差を二等分する位置に図示されているが、本発明
はこれに限定されるものではない。
周波数差を二等分する位置に図示されているが、本発明
はこれに限定されるものではない。
作 用
従来の一般的なヘテロゲイン検波方式により光周波数デ
ジタル変調された信号光を受信する場合、中間周波信号
の周波数fL がマーク時における信号光の周波数rs
xとスペース時における信号光の周波数fss間に設定
されていると、折り返されたイメージ成分の影響により
スペース信号とマーク信号が重なって検知されるため、
符号誤りなく受信することはできない。これに対し、本
発明の構成によれば、イメージ分離型受信機を用いるこ
とによって、局部発振周波数がマーク時の周波数とスペ
ース時の周波数との間に設定されている場合でも、マー
ク信号とスペース信号とを90°ハイブリッド回路8の
出力として分離して取り出すことができるので、符号誤
りなく受信することができる。そして、局部発振光の周
波数をマーク時の信号光の周波数とスペース時の信号光
の周波数との間に設定し、中間周波数が小さくなるよう
にしているので、周波数多重伝送を行う場合に、各信号
光の周波数の間隔を小さくすることができ、高密度な周
波数多重が可能になる。
ジタル変調された信号光を受信する場合、中間周波信号
の周波数fL がマーク時における信号光の周波数rs
xとスペース時における信号光の周波数fss間に設定
されていると、折り返されたイメージ成分の影響により
スペース信号とマーク信号が重なって検知されるため、
符号誤りなく受信することはできない。これに対し、本
発明の構成によれば、イメージ分離型受信機を用いるこ
とによって、局部発振周波数がマーク時の周波数とスペ
ース時の周波数との間に設定されている場合でも、マー
ク信号とスペース信号とを90°ハイブリッド回路8の
出力として分離して取り出すことができるので、符号誤
りなく受信することができる。そして、局部発振光の周
波数をマーク時の信号光の周波数とスペース時の信号光
の周波数との間に設定し、中間周波数が小さくなるよう
にしているので、周波数多重伝送を行う場合に、各信号
光の周波数の間隔を小さくすることができ、高密度な周
波数多重が可能になる。
実施例
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図は本発明の実施例を示すコヒーレント光伝送シス
テムのブロック図である。このシステムは、光送信機1
1と光受信機12とをシングルモード光ファイバ等の光
伝送路13により接続して構成されている。
テムのブロック図である。このシステムは、光送信機1
1と光受信機12とをシングルモード光ファイバ等の光
伝送路13により接続して構成されている。
光送信機11において、14はその出力光が光伝送路1
3に結合される半導体レーザ等の送信光源、15は変調
回路である。変調回路15に変調信号が人力されると、
そのマーク及びスペースに対応して送信光源14から出
力される光の周波数がFSX変調される。
3に結合される半導体レーザ等の送信光源、15は変調
回路である。変調回路15に変調信号が人力されると、
そのマーク及びスペースに対応して送信光源14から出
力される光の周波数がFSX変調される。
光受信機12において、16は半導体レーザ等からなる
局部発振光源、17は局部発振光源16からの光を円偏
光にして出力する1/4波長板等の円偏光器、18は円
偏光器17からの光と光伝送路13を介して受信した光
信号とを加えて出力するハーフミラ−1光カプラ等の光
結合器、19は光結合器18からの光を偏光分離する偏
光分離膜等を用いてなる偏光分離器、20.21は偏光
分離器19で分離された互いに偏波面が垂直な偏光を電
気信号に変換するそれぞれ第一及び第二の光電変換器、
22は第一及び第二の光電変換器20.21からの信号
がそれぞれ入力ポートP1゜P2に入力される90°ハ
イブリッド回路、23は90°ハイブリッド回路22の
一方の出カポ−)P3からの信号が人力される第一の帯
域通過フィルタ、24は90°ハイブリッド回路22の
他方の出カポ−)P4からの信号が入力される第二の帯
域通過フィルタ、25.26は第一及び第二の帯域通過
フィルタ23.24からの信号をそれぞれ復調する第一
及び第二の復調器、27は第一第二の復調器25.26
からの信号を相互に減算して出力する減算器である。
局部発振光源、17は局部発振光源16からの光を円偏
光にして出力する1/4波長板等の円偏光器、18は円
偏光器17からの光と光伝送路13を介して受信した光
信号とを加えて出力するハーフミラ−1光カプラ等の光
結合器、19は光結合器18からの光を偏光分離する偏
光分離膜等を用いてなる偏光分離器、20.21は偏光
分離器19で分離された互いに偏波面が垂直な偏光を電
気信号に変換するそれぞれ第一及び第二の光電変換器、
22は第一及び第二の光電変換器20.21からの信号
がそれぞれ入力ポートP1゜P2に入力される90°ハ
イブリッド回路、23は90°ハイブリッド回路22の
一方の出カポ−)P3からの信号が人力される第一の帯
域通過フィルタ、24は90°ハイブリッド回路22の
他方の出カポ−)P4からの信号が入力される第二の帯
域通過フィルタ、25.26は第一及び第二の帯域通過
フィルタ23.24からの信号をそれぞれ復調する第一
及び第二の復調器、27は第一第二の復調器25.26
からの信号を相互に減算して出力する減算器である。
信号光及び局部発振光のうち局部発振光の偏光状態は既
知であるから、本実施例では、局部発振光を円偏光器1
7により円偏光にしている。また、信号光については、
光伝送路の条件によって偏光揺らぎが生じるので所定の
偏波面で入力するようにしておく。偏光分離器19にお
いては、円偏光については原理上等分に分離されるが、
直線偏光についてはその偏波面の設定に応じて分離比が
変化するので、入射光の偏波面を45°に設定して等分
に分離されるようにする。
知であるから、本実施例では、局部発振光を円偏光器1
7により円偏光にしている。また、信号光については、
光伝送路の条件によって偏光揺らぎが生じるので所定の
偏波面で入力するようにしておく。偏光分離器19にお
いては、円偏光については原理上等分に分離されるが、
直線偏光についてはその偏波面の設定に応じて分離比が
変化するので、入射光の偏波面を45°に設定して等分
に分離されるようにする。
円偏光器17として1/4波長板を用いる場合、この1
/4波長板は、所定厚みの複屈折板が所定の結晶方位と
なるように配置して構成される。この複屈折板が便宜上
止の車軸結晶からなるとしたときの屈折率楕円体を第4
図に示す。いま、複屈折板の常光に対する屈折率をno
とし、異常光に対する屈折率の最大値をn、とする(
n o < n *)。そして、複屈折板の光学軸を
2軸とする直交三次元座標軸の原点Oを光が矢印S方向
に伝搬しているとし、矢印5(Oxy平面への投影がy
軸と一致しているとする。このとき、屈折率楕円体は、
で表される。常光に対する屈折率n0 は、常に一定で
あり、屈折率楕円体がxy平面で切られる円Aと原点O
において伝搬方向Sに直交する面で切られる楕円Bとが
交わる点Pまでの原点Oからの距mopで表される。一
方、異常光に対する屈折率n、′は、伝搬方向Sと2軸
とがなす角θに応じて変化し、上記楕円Bとyz平面と
が交わる点Qまでの原点0からの距fiOQで表される
。すなわち、異常光に対する屈折率n、′は、光の伝搬
方向Sに応じてnoからn、まで連続的に変化する。こ
のように光の伝搬方向Sに応じてその偏光成分に対する
屈折率が異なるので、例えば直線偏光として入射した局
部発振光の伝搬方向Sがy軸に一致するように(θ=9
0”)複屈折板の光学軸を設定し、当該偏波面がOP及
びOQに対して45°傾斜するようにし、且つこの入射
光の直交偏光成分の位相差が90°となるように複屈折
板の厚みを設定することにより、局部発振光を円偏光に
して出力することができる。な右、信号光を円偏光とし
、局部発振光を直線偏光として光結合器18に加えるこ
ともできる。また、複屈折板の厚み、光学軸等を調整し
て局部発振光及び信号光のうちのいずれか一方を適当な
楕円率を有する楕円偏光とし、他方についても複屈折板
等を用いて対応する楕円率の楕円偏光とし、これらの楕
円偏光間の位相関係が直線偏光と円偏光間の位相関係と
同様になるようにすることもできる。
/4波長板は、所定厚みの複屈折板が所定の結晶方位と
なるように配置して構成される。この複屈折板が便宜上
止の車軸結晶からなるとしたときの屈折率楕円体を第4
図に示す。いま、複屈折板の常光に対する屈折率をno
とし、異常光に対する屈折率の最大値をn、とする(
n o < n *)。そして、複屈折板の光学軸を
2軸とする直交三次元座標軸の原点Oを光が矢印S方向
に伝搬しているとし、矢印5(Oxy平面への投影がy
軸と一致しているとする。このとき、屈折率楕円体は、
で表される。常光に対する屈折率n0 は、常に一定で
あり、屈折率楕円体がxy平面で切られる円Aと原点O
において伝搬方向Sに直交する面で切られる楕円Bとが
交わる点Pまでの原点Oからの距mopで表される。一
方、異常光に対する屈折率n、′は、伝搬方向Sと2軸
とがなす角θに応じて変化し、上記楕円Bとyz平面と
が交わる点Qまでの原点0からの距fiOQで表される
。すなわち、異常光に対する屈折率n、′は、光の伝搬
方向Sに応じてnoからn、まで連続的に変化する。こ
のように光の伝搬方向Sに応じてその偏光成分に対する
屈折率が異なるので、例えば直線偏光として入射した局
部発振光の伝搬方向Sがy軸に一致するように(θ=9
0”)複屈折板の光学軸を設定し、当該偏波面がOP及
びOQに対して45°傾斜するようにし、且つこの入射
光の直交偏光成分の位相差が90°となるように複屈折
板の厚みを設定することにより、局部発振光を円偏光に
して出力することができる。な右、信号光を円偏光とし
、局部発振光を直線偏光として光結合器18に加えるこ
ともできる。また、複屈折板の厚み、光学軸等を調整し
て局部発振光及び信号光のうちのいずれか一方を適当な
楕円率を有する楕円偏光とし、他方についても複屈折板
等を用いて対応する楕円率の楕円偏光とし、これらの楕
円偏光間の位相関係が直線偏光と円偏光間の位相関係と
同様になるようにすることもできる。
90°ハイブリッド回路22は、ポートP1からポート
P3へ、またポートP2からポー)P4への経路では、
それぞれ位相は変化せずに、3dBの損失となり、ポー
トP1からポー)P4へ、またポー)P2からポー)P
3への経路では、位相が90°変化し、且つ3dBの損
失となる構成を有し、信号周波数帯域に対応した各種の
構成を用いることができる。
P3へ、またポートP2からポー)P4への経路では、
それぞれ位相は変化せずに、3dBの損失となり、ポー
トP1からポー)P4へ、またポー)P2からポー)P
3への経路では、位相が90°変化し、且つ3dBの損
失となる構成を有し、信号周波数帯域に対応した各種の
構成を用いることができる。
信号光及び局部発振光の周波数をそれぞれfs(fsx
、 fsi) 、 f+、 とすると、90°ハ
イブリッド回路22のポートP3.P4からの出力信号
をスペクトルアナライザ(図示せず)に加えたとき、そ
の出力信号ts(t)、 tm(t)は、13(t)
oe (1+sgn (fs −fL) ]c
os(2π ftp t’ (t) ) ・・
・(8)L(t)” (1+sgn (fs fL
) ]sin [2rr f tp t ’ (
t) 〕”19)但し、 ・・・σQ であり、t’(t) は、光学系の立体配置等によっ
て決まる時間についての関数である。前述の(8)。
、 fsi) 、 f+、 とすると、90°ハ
イブリッド回路22のポートP3.P4からの出力信号
をスペクトルアナライザ(図示せず)に加えたとき、そ
の出力信号ts(t)、 tm(t)は、13(t)
oe (1+sgn (fs −fL) ]c
os(2π ftp t’ (t) ) ・・
・(8)L(t)” (1+sgn (fs fL
) ]sin [2rr f tp t ’ (
t) 〕”19)但し、 ・・・σQ であり、t’(t) は、光学系の立体配置等によっ
て決まる時間についての関数である。前述の(8)。
(9)式から、
i)f、>f、の時、I 4 (t)≠0(Is(t)
occos C2πf+y t’ (t) ] )i
j) f、 <rt の時、l5(t)=0(I 4
(t) Qesin (2πrsvt’ (t) )
)・・・(6) となる。従って、90°ハイブリッド回路22のポー)
P3.P4について、第5図に示すように、fs>fL
又はf、<fL の条件に対応してイメージ成分が分離
されたものとなる。例えば、rSs< rL < f
sに ・・・(2)の関係を満足するようにマーク
時及びスペース時の信号光の周波数及び局部発振光の周
波数が設定されている場合には、マーク信号に対応する
中間周波信号をほとんどポー)P3のみから取り出し、
スペース信号に対応する中間周波信号をほとんどP4の
みから取り出すことができる。
occos C2πf+y t’ (t) ] )i
j) f、 <rt の時、l5(t)=0(I 4
(t) Qesin (2πrsvt’ (t) )
)・・・(6) となる。従って、90°ハイブリッド回路22のポー)
P3.P4について、第5図に示すように、fs>fL
又はf、<fL の条件に対応してイメージ成分が分離
されたものとなる。例えば、rSs< rL < f
sに ・・・(2)の関係を満足するようにマーク
時及びスペース時の信号光の周波数及び局部発振光の周
波数が設定されている場合には、マーク信号に対応する
中間周波信号をほとんどポー)P3のみから取り出し、
スペース信号に対応する中間周波信号をほとんどP4の
みから取り出すことができる。
周波数f、、Iの信号を低損失で通過させる第一の帯域
通過フィルタ23においては、ポー)P3からの信号に
ついて不要な信号成分及び雑音の除去を行って、その出
力信号は、第一の復調器25を介して減算器27に加え
られる。周波数rssの信号を低損失で通過させる第二
の帯域通過フィルタ24においては、ポートP 44ら
の信号について不要な信号成分及び雑音成分の除去が行
われ、その出力信号は第二の復調器26を介して減算器
27に加えられる。
通過フィルタ23においては、ポー)P3からの信号に
ついて不要な信号成分及び雑音の除去を行って、その出
力信号は、第一の復調器25を介して減算器27に加え
られる。周波数rssの信号を低損失で通過させる第二
の帯域通過フィルタ24においては、ポートP 44ら
の信号について不要な信号成分及び雑音成分の除去が行
われ、その出力信号は第二の復調器26を介して減算器
27に加えられる。
第6図は減算器27の入出力波形の一例を示す図である
。41は減算器27に入力されるマーク信号の波形、4
2は減算器27に人力されるスペース信号の波形、43
は減算器27の出力波形でアル。マーク信号41のハイ
レベルVl 及びスペース信号42のローレベルVt
はマーク「1」に対応し、マーク信号41のローレベル
V、及びスペース信号42のハイレベルV[I はスペ
ース「0」に対応している。これらを減算することによ
り、レヘル差ΔV (=V、I−VL )を2ΔVに増
大することができるので、信号識別が容易になり、符号
誤り率が低下する。このように、マーク信号及びスペー
ス信号についてそれぞれフィルタ検波を行ったのち減算
処理を施すことによって、受信感度を向上させることが
できる。
。41は減算器27に入力されるマーク信号の波形、4
2は減算器27に人力されるスペース信号の波形、43
は減算器27の出力波形でアル。マーク信号41のハイ
レベルVl 及びスペース信号42のローレベルVt
はマーク「1」に対応し、マーク信号41のローレベル
V、及びスペース信号42のハイレベルV[I はスペ
ース「0」に対応している。これらを減算することによ
り、レヘル差ΔV (=V、I−VL )を2ΔVに増
大することができるので、信号識別が容易になり、符号
誤り率が低下する。このように、マーク信号及びスペー
ス信号についてそれぞれフィルタ検波を行ったのち減算
処理を施すことによって、受信感度を向上させることが
できる。
第7図は実施例における効果の説明図である。
従来技術では、同図(a)に示すように、局部発振光の
周波数f、を信号光の周波数帯域とは異なる帯域に設定
していたので、イメージ成分の影響を排除するためにチ
ャンネル1,2.3.・・・の周波数間隔を大きく設定
する必要があったのと比較して、本実施例によれば、同
図(5)に示すように、局部発振光の周波数fLを信号
光のマーク信号に対応する周波数とスペース信号に対応
する周波数との間に設定して、中間周波数を低(抑える
ことができるので、周波数多重伝送を行うに際して、チ
ャンネル1,2,3.・・・における隣接するチャンネ
ル間の周波数間隔を小さくすることができ、高密度な周
波数多重が可能になる。
周波数f、を信号光の周波数帯域とは異なる帯域に設定
していたので、イメージ成分の影響を排除するためにチ
ャンネル1,2.3.・・・の周波数間隔を大きく設定
する必要があったのと比較して、本実施例によれば、同
図(5)に示すように、局部発振光の周波数fLを信号
光のマーク信号に対応する周波数とスペース信号に対応
する周波数との間に設定して、中間周波数を低(抑える
ことができるので、周波数多重伝送を行うに際して、チ
ャンネル1,2,3.・・・における隣接するチャンネ
ル間の周波数間隔を小さくすることができ、高密度な周
波数多重が可能になる。
発明の詳細
な説明したように、本発明によれば、イメージ分離型受
信機を用いているので、局部発振光の周波数を信号光の
マーク信号に対応する周波数とスペース信号に対応する
周波数との間に設定した場合でも、イメージ成分の影響
を受けることなしにマーク信号とスペース信号とを分離
することができる。その結果、中間周波数を低く設定す
ることができ、周波数多重伝送を行うに際して周波数間
隔を狭めて高密度な周波数多重が可能になるという効果
を奏し、通信の大容量化に寄与するところが大きい。
信機を用いているので、局部発振光の周波数を信号光の
マーク信号に対応する周波数とスペース信号に対応する
周波数との間に設定した場合でも、イメージ成分の影響
を受けることなしにマーク信号とスペース信号とを分離
することができる。その結果、中間周波数を低く設定す
ることができ、周波数多重伝送を行うに際して周波数間
隔を狭めて高密度な周波数多重が可能になるという効果
を奏し、通信の大容量化に寄与するところが大きい。
第1図は本発明において用いるイメージ分離型受信機の
基本構成を示すブロック図、 第2図は本発明における局部発振光の周波数設定の説明
図、 第3図は本発明の実施例を示すコヒーレント光伝送シス
テムのブロック図、 第4図は複屈折板についての屈折率楕円体を示す図、 第5図は90゛ハイブリッド回路(第3図)の出力の説
明図、 第6図は減算器(第3図)の入出力波形の一例を示す図
、 第7図は本発明の実施例における効果の説明図、第8図
は一般的な光へテロダイン検波回路のブロック図、 第9図はFSK方式における従来の局部発振光の周波数
設定の説明図、 第10図はFSK方式におけるイメージ成分の説明図で
ある。 1・・・信号光、 2・・・局部発振光、3・
・・偏光器、 4.18・・・光結合器、5.
19・・・偏光分離器、 6.20・・・第一の光電変換器、 7.21・・・第二の光電変換器、 8.22・・・90°ハイブリッド回路、14・・・送
信光源、 16・・・局部発振光源、17・・・
円偏光器。
基本構成を示すブロック図、 第2図は本発明における局部発振光の周波数設定の説明
図、 第3図は本発明の実施例を示すコヒーレント光伝送シス
テムのブロック図、 第4図は複屈折板についての屈折率楕円体を示す図、 第5図は90゛ハイブリッド回路(第3図)の出力の説
明図、 第6図は減算器(第3図)の入出力波形の一例を示す図
、 第7図は本発明の実施例における効果の説明図、第8図
は一般的な光へテロダイン検波回路のブロック図、 第9図はFSK方式における従来の局部発振光の周波数
設定の説明図、 第10図はFSK方式におけるイメージ成分の説明図で
ある。 1・・・信号光、 2・・・局部発振光、3・
・・偏光器、 4.18・・・光結合器、5.
19・・・偏光分離器、 6.20・・・第一の光電変換器、 7.21・・・第二の光電変換器、 8.22・・・90°ハイブリッド回路、14・・・送
信光源、 16・・・局部発振光源、17・・・
円偏光器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 信号光(1)及び局部発振光(2)のいずれか一方を直
線偏光、他方を円偏光とし、又は、信号光(1)及び局
部発振光(2)を直線偏光及び円偏光間の位相差と同等
の位相差を与える楕円偏光とする偏光器(3)と、 該偏光器(3)から出力された光を加える光結合器(4
)と、 該光結合器(4)から出力された光を偏光分離する偏光
分離器(5)と、 該偏光分離器(5)により分離された光を電気信号に変
換する第一及び第二の光電変換器(6,7)と、該第一
及び第二の光電変換器(6,7)からの信号を加える9
0°ハイブリッド回路(8)とを備え、2値に光周波数
デジタル変調された信号光(1)のマーク信号に対応す
る周波数とスペース信号に対応する周波数との間に上記
局部発振光(2)の周波数を設定したことを特徴とする
コヒーレント光伝送方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1062120A JPH02243032A (ja) | 1989-03-16 | 1989-03-16 | イメージ分離型受信機を利用したコヒーレント光伝送方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1062120A JPH02243032A (ja) | 1989-03-16 | 1989-03-16 | イメージ分離型受信機を利用したコヒーレント光伝送方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02243032A true JPH02243032A (ja) | 1990-09-27 |
Family
ID=13190882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1062120A Pending JPH02243032A (ja) | 1989-03-16 | 1989-03-16 | イメージ分離型受信機を利用したコヒーレント光伝送方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02243032A (ja) |
-
1989
- 1989-03-16 JP JP1062120A patent/JPH02243032A/ja active Pending
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