JPH02242833A - 多孔性ポリアクリロニトリル組成物、その製法およびその用途 - Google Patents

多孔性ポリアクリロニトリル組成物、その製法およびその用途

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JPH02242833A
JPH02242833A JP1302313A JP30231389A JPH02242833A JP H02242833 A JPH02242833 A JP H02242833A JP 1302313 A JP1302313 A JP 1302313A JP 30231389 A JP30231389 A JP 30231389A JP H02242833 A JPH02242833 A JP H02242833A
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ラリイ・スタンレイ・アンダーソン
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マイケル・チモシイ・クツク
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デビツド・アーサー・レイ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本出願はすべて1988年11月230付けのミカエル
・ティモチイー・クーテ(Michael Timot
hy Cooks)及びローラφシーンーヒスコック(
Laura Jean Hiscock)、多孔性ポリ
アクリロニドIJ ルビーズ及び方法(Porous 
Po1yacrylonitrile Beads a
nd Process)、米国特許出願第07/275
゜317号、アトニーズ・ドケット(Attorney
’ sDocket)Nw 30 、985、ミカエル
・ティモチイー・クーテ及びローラ・ジーン・ヒスコッ
ク、多孔tt重合体ビーズ及び方法(Porous P
olymey Beads and Procsss)
、米国特許田願第07/275,256号、アトニーズ
・ドケット翫30,669号、及びデビット・アーサー
・リー(David Art、hur Ley)、ロー
ラ・ジーン・ヒスコック及びミカエル・ティモチイー・
リーヴ、多孔性重合体ビーズの製造方法(Procas
s  for the Preparation of
 Por。
us Polymer Bead、s)、米国特許出願
第07/275.256号、アトニーズ・ドケット−3
0,987に関する。
本発明はアクリロニトリル重合体またはその共重合体及
びアミド表面を有する実質的にスキンなしの(skin
less)等方性の多孔性ビーズの如さ基体(subs
trate) ;並びに改善されたその製造方法に関す
る。殊に、本発明は結合したアミンまたはカルボキシル
官能基を有する多孔性ポリアクリロニトリルビーズに関
する。他の具体例において、本発明は実質的に表面に副
生物のイミドまたはカルボキシル基を持たない表面水和
した多孔性ポリアクリロニトリル基体例えばビーズに関
する。更に、本発明は生物学的に活性な物質を溶液から
分離するだめに該物質と複合体を生成させる官能基化さ
れた誘導体を持つ基体例えば多孔性ポリアクリロニトリ
ルビーズに関する。かかるビーズはクロマトグラフィー
分離工程の応用に理想的に適しており、一方中空糸及び
膜の如き他の基体はじん臓透析の如き分離に利用し得る
本発明を要約すれば、アクリロニトリル重合体または共
重合体コア(corp)及び加水分解された表面からな
り、低いアミド基への転化及び該表面上での実質的なイ
ミドまたはカルボキシル基の生成がない多孔性基体であ
る。該基体及びその官能基化された誘導体は高度に選択
性のクロマトグラフィー分離に有用である。
中性の、親水性表面を持つ固く、非膨潤性の高分子材料
は多くの蛋白質溶液への応用に有用である。これらのも
のにはクロマトグラフィー担体、膜、固定化酵素に対す
る担体または免疫測定用担体が含まれる。アクリルアミ
ド基を生成させるためのポリアクリロニトリルの水和は
本分野で十分公知である。
ストイ(Stoy)による米国特許第4,110,52
9号に凝集中におけるビーズの表面層への反応性基の導
入が開示されている。ストイの特許の実施例5にポリア
クリロニトリルの40%アミド基への部分的水利及び次
に多孔性ビーズを生成させる凝集が開示されている。し
かしながら、この様にして製造したビーズは水中で高度
に膨潤性であり、そして所望のアミド基に加えて実質の
副生物のカルボキシレート基を含む。かくて、ビーズは
クロマトグラフィー用担体として殊に有用ではない。そ
の膨潤する傾向により過剰の圧力降下及び一致しない流
速がクロマトグラフィーのカラムに生じ、そしてカルボ
キシレート基の存在によりイオン交換には含まれない分
離工程における非特異的結合が生じる。またアミド基へ
の高い転化率としての40%の高いアミド転化率から生
じる問題によりビーズの剛性の損失によるクロマトグラ
フィーにおける流れの重大な損失が起こる。
本分野におけるニトリル基のアミドへの転化の試みには
強い酸性または塩基での処理が含まれる。
これらの技術は共に一般に表面カルボキシル基のある程
度の生成を生じさせる。リボボロウス(i?1g0po
1ous)による米国特許第4.143,202号に加
水分解された表面を有する不透過性の固いポリアクリロ
ニトリルコアを持つ固体粒子が開示されている。固体ポ
リ−アクリロニトリル粒子を硫酸の溶液中で75〜95
℃の温度範囲で加熱することにより表面を加水分解する
。しかしながら、これらの条件下で生成するビーズは非
多孔性であり、そして実質量の副生カルボキシル基を有
し;かくで非イオン交換蛋白特異性クロマトグラフィー
の用途に有用ではない。
塩基性条件下でのポリアクリロニトリルの表面改質は表
面赤外スペクトル法を用いるに、オーク(Ohta)ら
による日化誌、6.1200(i985)により研究さ
れた。ポリアクリロニトリルを5%水酸化ナトリウムで
70℃で4時間処理した後、オークは表面上にアミド4
.5%及びカルボキシレート基5.7%を見い出した。
水酸化ナトリウム5%及び過酸化水素15%を用い、(
水性のアルカリ性過酸化物反応)、70℃で4時間フィ
ルムを処理することによりアミド2.1%及びカルボキ
シレート0.7%が生じた。またこれらの処理は十分に
は選択的ではない。
かくて、本分野の現状は中性の親水性表面を有する高度
に選択性の表面を膨潤性の高度に多孔性のアクリロニト
リルの生成に対する厳しい欠点を未だ持つ、高度に多孔
性のビーズの大きい表面積及び重合体構造の狭い直径が
水利の程度を正確に制御する際に臨界的にする。ニトリ
ル基の10%以上をアミド基への転化によりクロマトグ
ラフィー分離における流れの重大な損失が生じる。酸性
水利を用いて反応の程度を正確に制御することが困難で
ある。また酸性水利は「ブロック」重合体構造を生成さ
せる強い隣接基効果を有することが知られている。低い
転換率でのブロック重合体構造は表面の非均−被覆を生
じさせ得る。再び、これによりクロマトグラフィーに応
用した際に非特異的結合の問題が生じる。酸性水利の第
三の間層はカルボキシル及びイミド基の生成である。カ
ルボキシルの存在によりサイズ排除またはアフィニティ
ークロマトグラフィーの応用中に望ましくないイオン相
互作用が生じる。
驚くべきことに、本発明は注意して溶媒を制御するニト
リルのアルカリ性過酸化物水和がこれらの問題を回避さ
せ得ることを見い出した。反応はイミドまたはカルボキ
シル基への副反応なしにニトリル基をアミド基に転化さ
せる。溶媒を調節することにより、反応は容易に制御さ
れ、そして低い転換率で停止し得る。溶媒、好ましくは
メタノールの使用により、たとえ小さい細孔中に存在し
ていても重合体のすべての表面を転化することができる
。これによりポリアクリロニトリルコアの表面上のアミ
ド基の均一な分布が生じる。またアミド基、ニトリル基
またはその組合せがアミン官能性を生成させることを減
少させ得る方法が見い出される。更に、アミン基をスク
シニル化してカルボキシル官能性を生成させる方法が見
い出された。カルボキシル基のカルボジイミド活性化に
よる生物活性リガンドの結合が生物学的分離技術に対し
て酵素、ホルモンまたはその混合物との複合体を効果的
に生成させることが見い出された。
更に、ポリアクリロニトリルの固い性質はこの温和な処
理によっては殆んど影響されず、かくて本発明の生成物
は実質的に水に非膨潤性であり、そして非圧縮性である
。本明細書及び付属の特許請求の範囲に用いる場合、「
非圧縮性」なる用語は破壊せずに約3000psiまで
のカラム状床中での静圧に耐え得ることを意味する。
本発明によればポリアクリロニトリルまたはアクリロニ
トリル及び少なくとも1つのコモノマーからなるその共
重合体のコア及び細孔の内部壁を含めたコアの全表面積
上に均一に分散され、実質的に該表面積上にイミドまI
−はカルボキシル基を有さない約15モル%より少ない
アミド基からなる基体において該基体が実質的に水に非
膨潤性であり、そして非圧N性である、該基体が与えら
れる。
好適な配置において、基体は実質的に1.5mf2/2
以上の細孔溶液を有し、そして実質的に等方性である実
質的にスキンなしの多孔性ビーズである。好ましくは平
均細孔径は約0.002〜5μmであり、そして平均ビ
ーズ直径は約5μm〜約2armである。
また本発明により、ポリアクリロニトリルまたはその共
重合体のコア及びその全表面積にわたって均一に分散さ
れた、全ニトリル基をペースとして15モル%より少な
いアミド基からなる実質的にスキンなしの多孔性重合体
ビーズの如き基体を製造する際に、 (a)重合体または共重合体に対して非溶媒の液体中で
懸濁液として、 (i)ポリ−アクリロニトリルまたはアクリロニトリル
の共重合体及び熱誘導粗分離法により製造される少なく
とも1つのコモノマーからなる基体:及び (ii)アルカリ性触媒を一緒にし: (b)過酸化物を該懸濁液に加え、そして全表面ニトリ
ル基の約15モル%までがアミド基に加水分解されるメ
こ十分な時間加熱し;そして(c)表面改質された基体
を回収する工程からなる該基体の製造方法が与えられる
好ましくは液体非溶媒はメタノールからなり、アルカリ
性触媒は水酸化ナトリウムからなり、そして過酸化物は
過酸化水素からなる。回収工程は塩、水及び緩衝溶液を
用いる洗浄工程がらなり得る。まt;反応添加剤例えば
ジメチルスルホキシドを懸濁液に加え、そして基体を懸
濁液中で一緒する前に熱処理する。続いてまた、アミド
基、ニトリル基またはその開方の少なくとも一部を還元
してアミン官能基を生成させるために還元剤を使用し得
る。更にアミン基をスクシニル化してカルボキシル官能
性を生成させ得る。カルボジイミドの如き−COOH基
を活性化させることが公知であるいずれかの種と反応さ
せることによりカルボキシル基を活性化させることによ
り、生物活性リガンドを結合させ得る。生物学的分離法
のために、かかる結合を有するビーズをリパーゼ及びプ
ロテイナーゼ例えばアセチルコリンエステラーゼを含め
た酵素と結合させ、ホルモンと結合させ、そして蛋白質
例えば人血清アルブミン、牛血清アルブミン、ヘモグロ
ビン、オポアルブミン、ミオグロビン、アルファーラク
トアルブミン、チオグロビン及び牛血溝ガンマグロブリ
ンと結合させるために使用し得る。
ポリアクリロニトリル均質重合体または共重合体は一般
に公知である。例えば、ポリアクリロニトリルの半透膜
は種々の化学的分離に用いる。ポリアクリロニトリルの
中空繊維例えばPAN140なる名称でアサヒ・メディ
カル会社(Asahi Medteal Compan
y LLd)により市販されるものは現在じん臓透析装
置に用いられている。
アクリロニトリル重合体または共重合体からなる多孔性
ビーズは本分野に精通せる者には公知であり、そして本
発明の実1fi1こ使用し得る。多孔性共重合体の1つ
の製造方法は米国特許第4.246.352号に記載さ
れている。多孔性ポリアクリロニトリルビーズの好適な
製造方法は関連出願である。クーテ及びヒスコックによ
る米国特許出願第07/275.317号アト−ニーズ
・ドケット−30,985、リー ヒスコック及びクー
テによる米国特許出願第07/275.170号、アト
ニーズ・ドケット−30,987並びにクーテ及びヒス
コックによる米国特許出願第07/275.256号、
アトニーズ・ドヶット−30669号に開示されている
。ここに開示される熟誘導相分離法番こより実質的にス
キンなしで等方性であり、且つ高い細孔容濱を有するア
クリロニトリル重合体または共重合体からなる微細孔性
ビーズが与えられる。かかるビーズは本発明の実施に用
いる基体として好ましい。かかる多孔性ビーズ基体は本
発明の実施に用いられる好適な基体である。
また好適なものはポリアクリロニトリル基体例えば非多
孔性シートまたはフィルム、多孔性膜、多孔性繊維を含
めた中空繊維、モノフィラメント、アクリル性ヤーン糸
及びフィブリル化された繊維である。また上記の基体の
1つまたはそれ以上からなる構造体も含まれる。したが
って基体の形態は本明細書に開示される本発明の実施に
対して臨界的ではないことは容易に明らかになるべきで
ある。
上記のように、ポリアクリロニトリル基体はアクリロニ
トリル均質重合体または共重合体からなす得ル。適当な
コモノマーは02〜C,モノオレフィン、ビニルアミノ
芳香族、アルケニル芳香族、ビニル芳香族、ビニルハロ
ゲン化物、C1〜C6アルキル(メタ)アクリレート、
アクリルアミド、メタクリルアミド、ビニルピロリドン
、ビニルピリジン、アルキル(メタ)アクリレートのC
1〜C,ヒドロキシエステル、メタ(アクリル)酸、ア
クリロメチルプロピルスルホン酸、N−ヒドロキシ含有
C4〜C,アルキル(メタクリルアミド)、アリールア
ミドメチルプロピルスルホン酸、酢酸ビニル、グリシジ
ル(メタ)アクリレート、グリセロール(メタ)アクリ
レート、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメチル(メ
タ)アクリルアミドまたはその混合物からなる。アクリ
ロニトリル共重合体はアクリロニトリル約99〜約20
重量部及びコモノマー約1〜約80重量部からなり得る
。アクリロニトリルは約90モル%より多く存在するこ
とが好ましく、そして好適なコモノマーはメチルアクリ
レートからなる。
アクリロニトリル基体の表面をニトリル表面基を重合体
に対して非溶媒の液体中でアルカリ性過酸化物と反応さ
せることにより加水分解してアミド基を生成させる。反
応はイミドまたはカルボキシル基への副反応なしにニト
リル基をアミド基に選択的に水和させる。更に、本発明
の方法は驚くべきことに容易に制御され、そして15モ
ル%より少ないニトリル基のアミド基への転化が容易に
得られる。一般に、本性はアクリロニトリル基体及び非
溶媒、並びに随時水の懸濁液を生成させることからなる
。また触媒を懸濁液中に導入させる。
懸濁液を撹拌し、そしてアルカリ性試薬を加える。
次に懸濁液を撹拌し、そして反応を所望の程度に行う。
本発明の実施に用いる際に適する過酸化物は過酸化水素
、し−ブチルヒドロパーオキシドまたはその混合物等か
らなる。特に好適なものは過酸化水素である。
多くのアルカリ性試薬が本分野に精通せる者に公知であ
り、そして本発明に用いる際に適している。アルカリ性
試薬は水酸化ナトリウム、水酸化カリウムまたはその混
合物等からなる。
本発明の実施に本質的なものはアクリロニトリル重合体
または共重合体に適する非溶媒の選択である。しかしな
がらまた非溶媒はアルカリ性試薬及び過酸化物に対して
溶媒でなければならない。
溶媒、非溶媒系の成分の選択及び濃度は反応の選択性及
び程度を制御すると考えられる。本出願者はいずれの理
論によっても結合されることを希望しないが、アミド基
が生じる際にこのものを溶解する溶媒の能力が反応の程
度を制御すると考えられる。かくて溶媒対非溶媒の比を
制御することにより、転化の程度を制御し得る。好まし
くは、過酸化水素が過酸化物であり、そして水酸化ナト
リウムがアルカリ性試薬である場合、非溶媒としてメタ
ノールを用いる。
また回収工程は接触還元して官能性アミン基を生成させ
る洗浄法からなり得る。更にアミン基をスクシニル化し
てペンダント基の末端でカルボキシル官能基を生成させ
得る。カルボジイミドを用いてカルボキシル基を活性化
させることにより生物活性リガンドを結合させる。酵素
例えばアセチルコ、リンエステラーゼと結合させるため
にバラアミノベンズアミジン(PABA)の如き生物活
性リガンドを含むビーズを生物学的分離工程に使用し得
る。
好適な具体例において、基体ビーズを非溶媒を有する懸
濁液中に導入する前に熱処理する。熱処理工程は最も好
ましくは2工程で行う。第一に、ビーズを非溶媒中で約
50°C以上の温度に加熱する。適当な非溶媒には水、
低級アルコール及びC1〜C6炭化水素が含まれる。次
にビーズを50°Cより低い温度で乾燥し、次に90〜
100°Cで約30〜60分間加熱する。第一工程(非
溶媒中での加熱)は第二工程におけるビーズの凝集を除
くように見える。熱処理工程はビーズの反応性を減少さ
せるように見える。本出願者はいずれかの単一の理論に
固執することを希望しないが、このことはより整然とし
、モして/または表面積を減少させた重合体により生じ
ることが考えられる。
かくて熱処理はニトリルのアミド基反応への調節方法を
更に表わす。
次に実施例は本発明を説明する。これらのものは本発明
の特許請求の範囲を限定するものでは全くない。
表面水利に対する基体として用いる際に適するポリアク
リロニトリルまたはその共重合体からなる多孔性重合体
ビーズを製造するために次の方法を用いる。
多孔性ビーズをアクリロニトリル重合体及び/または共
重合体から製造する。アクリロニトリル共重合体は好ま
しくは例えば(ci〜CS)モノオレフィン、ビニル芳
香族、ビニルアミノ芳香族、ハロゲン化ビニル、(Ct
〜C1)アルキル(メタ)アクリレート、(メタ)アク
リルアミド、ビニルピロリドン、ビニルピリジン、(C
3〜C@)lニトロキシアルキル(メタ)アクリレート
、(メタ)アクリル酸、アクリロメチルプロピルスルホ
ン酸、N−ヒドロキシ含有(C+〜cm)アルキル(メ
タ)アクリルアミドまたは上記のいずれかの混合物と共
重合されるポリアクリロニトリルからなる。
アクリロニトリル重合体または共重合体に対する溶媒と
して、永久的な化学的変形なしにこれらのものを溶解し
得るいずれかの有機または無機液体を使用し得る。これ
らのものにはジメチルスルホキシド、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホン、塩化亜鉛及びチオシアン酸ナ
トリウムの水溶液が含まれる。
アクリロニトリル重合体または共重合体に対する非溶媒
はこのものと混和しないいずれかの液体媒質からなり得
る。これらのものは尿素、水、グリセリン、プロピレン
グリコール、エチレングリコールまたはその混合物から
なり得る。
非溶媒分散体はアクリロニトリル重合体または共重合体
及び重合体溶媒と混和しないいずれかの液体媒質からな
り得る。通常、これらのものは低い極性の液体例えば脂
肪族、芳香族またはヒドロ芳香族の炭化水素及びそのハ
ロゲン化された誘導体、低分子量ポリシロキサン、オレ
フィン、エーテル並びにかかる化合物の類似体からなる
好適な溶媒−非溶媒系はジメチルスルホン−原素−水ま
たはジメチルスルホンと加えられたいずれかの水、プロ
ピレングリコールもしくはエチレングリコールとの溶媒
混合物からなる。
外部多孔度及び細孔径分布の制御は共に重合体、溶媒及
び非溶媒の溶液の組成の関数である。次のものはこれら
の多孔性重合体ビーズの詳細な製造方法である。
アクリロニトリル99モル%及びメチルアクリレート1
モル%を含む湿潤共重合体(i: l共重合体:水重量
)51を尿素5.?及びジメチルスルホン302と粉砕
し、粉末混合物を生成させる。
混合物を160℃に加熱された鉱油100−を有するl
d入りのフラスコ中に置く。混合物を2つの液相が存在
するまで撹拌し、1つの相は均一な重合体溶液であり、
他は鉱油である。オーバーヘッド・パドル(paddl
e)撹拌機を用いて混合物を急速に撹拌することにより
鉱油中に熱い(約120℃)重合体溶液の液滴からなる
懸濁液が生じる。
液滴を懸濁液をカヌラ(canula)を介して70℃
に保持した鉱油500mff、ジメチルスルホン62及
び尿素12からなる第二の撹拌された混合物に移すこと
により冷却する。液滴は冷却用鉱油と接触する際に固化
する。混合物を撹拌しながら室温に冷却し、次に油の粘
度を減少させるために塩化メチレンで希釈する。液滴を
ブフナー濾斗上に捕集し、塩化メチレンで洗浄し、次に
溶媒をアセトン200−を用いて室温で1.5時間抽出
する。生じるビーズを走査電子顕微鏡により検査し、そ
して約0.5μmの比較的均一な細孔直径を有する高度
に多孔性であることが分る。細孔はビーズの他の表面を
通って延びている。ビーズは直径lOμm〜数mmの大
きさの範囲である。
これらの多孔性重合体ビーズの他の詳細な例は次の通り
であるニ ジメチルスルホン2882.99:1のモル比のアクリ
ロニトリル:メチルアクリレートからなるアクリロニト
リル共重合体12I?及びブロビレングリコール100
m12を一緒にし、そして磁気誘導撹拌機及び浸漬脚を
備えたパール(Parr)反応器中に置く。反応器を1
40°C加熱して均一な溶液を生成させる。溶液を14
0°Cに加熱したライン及び噴霧ノズル[例えば、レヒ
ラー社(LechlerCo、)、フル◆コーン(fu
ll cone) rセンター・ジェット」ノズル、直
径0.16インチオリフィス]に150 psigの窒
素圧力を用いて強制的に通す。
液滴を冷却するためにノズルを撹拌された鉱油3Q上3
インチまたは撹拌されたヘプタン4Q10インチに設定
する。固化した液滴をヘプタンで洗浄して鉱油を除去し
、乾燥し、そして85〜90℃の水3Qで1時間抽出し
て微細孔性ビーズを生成する。細孔性は0.5〜1.5
μmの範囲であり、そして多くのビーズは25乃至15
0pm間である。
実施例1 メタノール115d及びジメチルスルホキシド4mQ(
56,4ミリモル)中の乾燥し、熱処理されたポリアク
リロニトリルビーズ5I (45〜9Qmm、 94−
5 ミリモル)の懸濁液を窒素パージ下で撹拌した。パ
ージ10分1.2N水性水酸化ナトリウム2.4mf2
(4,8ミリモル)を懸濁液に加え、そして懸濁液を3
5℃に加熱した。過酸化水素の30%溶液4.9mff
(0,96ミリモル)を10分間にわたって加えた。反
応混合物を35℃で3時間撹拌した。3時間後、2N塩
酸2.4m1(4,8ミリモル)を加え、反応混合物を
1分間撹拌し、そして−過した。ビーズを0.IN塩酸
、水、メタノールで洗浄し、次に乾燥した。ビーズのア
ミド含有量は赤外分析により8.3%と測定された。
実施例2 懸濁液を窒素でパージする前に水5.6mlを反応混合
物に加える以外は実施例1の方法lこ従った。
ビーズのアミド含有量は赤外分析により9.5%と測定
された。
実施例3 30%過酸化水素14.7mを用い、そして反応を35
℃で45分間行う以外は実施例1の方法に従った。ビー
ズのアミド含有量は赤外分析により9.2%と測定され
た。
実施例4 熱誘導相転化法により製造された多孔性の99/1モル
比りアクリロニトリル/メチルアクリレート共重合体ビ
ーズをキャスティング溶媒の抽出後に水中に貯蔵した。
試料を除去後、乾燥し、モして95°Cで0.5時間熱
処理したビーズ及び湿潤したビーズC0,21乾燥)を
共にメタノール9−中のジメチルスルホキシド0.16
d、30%過酸化水素0.58mf2及び2N水酸化ナ
トリウム0,1mlと反応させた。3時間後、熱処理し
たビーズは1.8%のアミド転化率を有し、一方弁熱処
理の湿潤ビーズは8.5%のアミド転化率を有していた
。このことは更に本発明の使用を通して可能である転化
の制御の程度を示す。
実施例6〜12 過酸化水素及び水の量を変えて実施例1の方法に従った
。その結果を下の第1表に示す。
実施例 反応条件 (重量比) ニトリルビーズ 30%H30゜ H2゜ メタノール アミド転化率(%) 3時間35°C1±0.5 4時間35%、±0.5 本対照試料 第  1 表 8  9  10  11  12 6A*1.1 1
,1 1.1 1.1 2.2 2.2 2.2 3.
20  0.7 1.5 2.3 0  0.8 1.
5 018.218.218.218.218.21.
8.218.21.8.28.3 9.210.610
.610.813.412.916.78.610.0
11.611.811.714.314.519.8第
1表は溶媒対非溶媒比を変えることによりアミド転化の
程度を制御する能力を表わす。
実施例13 99%モル比のアクリロニトリル共重合体及び1%モル
比のメチルアクリレートからなる多孔性ビーズ462を
熱誘導相転化により製造した。ビーズを熱処理し、次に
ジメチルスルホキシド37゜l−、メタノール207.
5mff、30%過酸化水素133.2−及び2N水酸
化ナトリウム21.7−と反応させた。混合物を撹拌し
ながら50℃に加熱した。50℃で1時間保持した後、
ビーズを捕集し、そして脱イオン化水0.6+2 、O
,lN塩酸1.512、脱イオン化水4.012及びメ
タノール1.04で洗浄した。真空乾燥後、ビーズ44
.12 (96%)を回収した。ビーズのアミド含有量
はFT−I R分析により8.1%と測定された。
実施例14 実施例13の生成物をジオキサン1500m12及びボ
ラン−テトラヒドロ7ラン700m1からなる複合体と
反応させた。この混合物を冷却器を備えた乾燥した5Q
入りフラスコ中で85℃で4時間還流した。冷却後、過
剰のポランを徐々に1M塩酸を加えることにより分解し
た。20分後、ビーズをブ7ナー濾斗上で捕集し、水、
メタノールで洗浄し、そして真空乾燥した。ビーズのア
ミン含有量をG、アントニ(Antoni)ら、アナリ
テイカル・バイオケミストリー(Analyttcal
 Biochemistry)、129.60〜63.
1983の方法により184ミリモル アミン/lとし
て測定された。
実施例15 実施例14の方法により製造された多孔性ビーズ26 
、12を0−IN水酸化ナトリウムを加えた脱イオン化
水94m1に粉末状無水コハク酸3132を加えること
により製造した複合体と混合した。
640のpH値を保持するために溶液を撹拌した。
ビーズをブフナー濾斗上で捕集し、そして脱イオン化水
1.FM、0.IN塩酸3.0(2,脱イオン化水3.
Oa及びメタノール1.0Qで洗浄した。
真空乾燥後、ビーズ25.1y  (96%)を回収し
た。ビーズの残留アミン含有量はトリニトロベンゼンス
ルホネー) (TBNS)アミン分析法により10ミリ
モル アミン/lとして測定された。
実施例16 実施例15の方法により製造されたスクシニル化された
アミノエチルビーズ1Mを0.5M塩化ナトリウム中で
1時開けん化し、そして水100m1で5回洗浄した。
洗浄したビーズを5.0のpH値を保持するためにIN
水酸化ナトリウムを加えたp−アミノベンズアミジン5
00−を含む水100m12の溶液中に懸濁させた。固
体1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カ
ルボジイミド塩酸塩(EDAC)800■を加え、5゜
0のpHを保持するためにIN水酸化ナトリウムを滴下
しながら加え、そして懸濁液を室温で1時間振盪した。
追加の固体EDAC800■を加え、そしてpH5,0
を保持するためにIN水酸化ナトリウムを加えた。懸濁
液を室温で18時間振盪した後、担体を次の溶液各10
01を用いて次の順序で洗浄した:水、0.5M塩化ナ
トリウム、pH4,5での0.2M  Na0Ac、水
、pH9,0での0.1M炭酸水素ナトリウム、水、及
び0.02%アジ化ナトリウムを含むpH7,0での0
.OIMNaHP○、。ビーズに結合するPABA含有
量は初期の反応懸濁液及び第一の洗浄順序のものをPA
BAに対して分光光度的に分析することにより137ミ
リモル PABA/9として測定された。
実施例17 実施例16の方法により製造された、p−アミノベンズ
アミジンを含む多孔性ビーズを緩衝液0゜25d2に加
えられたアセチルコリンエステラーゼ4.8■を有する
0、02%アジ化ナトリウム(緩衝液)を用いてO−0
1M  N a HP O4を含む0゜7 i、d、X
 25cmのガラスカラム中にスラリー添加により充填
した。カラムを最初の空ピークが溶出するまで(20〜
30m1)溶出させた。次にカラムを1M塩化ナトリウ
ムを含む緩衝液で溶出させてカラム上に保持されたいず
れかの酵素を回収した。塩溶用溶量は47〜37%の回
収された活性を持つ6.9〜21%の回収された蛋白質
を有することが測定された。アセチルコリンエステラー
ゼをエルマンズCE11mans)比色分析(エルマン
、G、L、 ら、BiocheIIl、 Pharma
c、  7.88〜t。
8.1961)により分析され、そしてAChEの1.
5〜2.0倍の純度を表わした。
実施例18 実施例13に記載の方法により製造された、アミド8.
1%を含む多孔性ビーズをpH7,0の0゜1Mチオ硫
酸ナトリウム及びアジ化ナトリウム0゜02%(緩衝液
)を含む0.7 i、d、X 25 cmのガラスカラ
ム中にスラリー添加により充填した。トリプシン5In
I2を緩衝液0.25m12中でカラムに加えた。カラ
ムを空容積が溶出されるまで溶出させた。次にカラムを
塩化ナトリウムIMを含む緩衝液で溶出させ、カラム上
に保持されたいずれかの酵素を回収しt;。最初の空容
積は7.8%の活性を持つ8.6%の回収された蛋白質
を含むことが測定された。塩溶出液は80%の回収され
t;活性を持つ53%の回収された蛋白質を有すること
が測定された。従って、未誘導体化ビーズは塩溶出によ
り回収され得るトリプシンに吸着/結合した。
蛋白質はBCA蛋白質分析[ピアス化学会社(Pisr
ce Chemical Co、)、ロック7オード(
Rockford)、1111により測定された。
次の実施例は本発明の実施における多孔性重合体以外の
基体の使用を説明するものである。
実施例19 乾燥した熱処理されたポリアクリロニトリル中空繊維0
.52をメタノール11.5mg、水0.5ノ、2N水
酸化ナトリウム溶液0.24m12及びジメチルスルホ
キシド0.4m12と混合した。混合物を35°Cに加
熱し、そして30%過酸化水素溶液0.49−を加えた
。室温で3時間静置した後、反応混合物を濾過した。繊
維を水及びメタノールで洗浄し、そして真空乾燥した(
40℃)。繊維のアミド含有量を赤外分析により14.
1%として測定した。
実施例20 非熱処理のフィブリル化した繊維シート0.50、?を
30%過酸化水素溶液1.47mffと共に用い、そし
て繊維を反応前に熱処理する以外は実施例19の方法に
従った。IR分析によりフィブリル化された繊維生成物
のアミド含有量は約2%であることが示された。
実施例21 89.5:10.5アクリロニトリル二メチルアクリレ
ートフイルムから製造された非多孔性フィルムを用い、
そしてフィルムを熱処理しないこと以外は実施例19の
反応方法に従った。反応に続いての水の接触角は42°
であり、一方最初のフィルムは63°の水接触角を有し
ていた。
上記の特許、特許出願及び参考文献を参考として本明細
書に併記する。
本発明の多くの変法はそれ自体上記の詳細な説明により
本分野に精通せる者に示唆されるであろう。例えば、水
和したアクリロニトリル均質重合体またはメチルアクリ
レートとの共重合体の代りに、他のアクリロニトリル共
重合体例えばアクリロニトリル−塩化ビニル及びアクリ
ロニトリル−スチレンを使用し得る。また中空繊維また
は膜の形態のアクリロニトリルも考えられる。また過酸
化水素の代りに(−ブチルヒドロパーオキシド;アルカ
リ性試薬として水酸化ナトリウムの代りに水酸化カリウ
ム及び非溶媒としてメタノールの代りにエタノール及び
i−プロパツールを用いることも考えられる。
かかるすべての明瞭な変法は付属の特許請求の範囲の十
分範囲内のものである。
本発明の主なる特徴及び態様は以下のとおりである。
■、ポリアクリロニトリルまたはその共重合体のコア及
び細孔の内部壁を含めたコアの全表面積上に均一に分散
され、実質的に該表面積上にイミドまたはカルボキシル
基を有さない約15モル%より少ないアミド基からなる
多孔性組成物において、該組成物が実質的に水に非膨潤
性であり、そして非圧縮性である、該多孔性組成物。
2、コアが膜、繊維及びビーズよりなる群からえらばれ
る形状を有する上記1に記載の組成物。
3、該コアがポリアクリロニトリル共重合体からなる、
上記2に記載の多孔性ビーズ。
4、該ポリアクリロニトリル共重合体コアが約90モル
%より多いアクリロニトリルからなる、上記3に記載の
多孔性ビーズ。
5、ビーズが実質的に等方性である、上記2に記載の多
孔性ビーズ。
6、細孔容積が実質的に約1.5凱α/2以下である、
上記2に記載の多孔性ビーズ。
7.該ポリアクリロニトリル共重合体が(CZ〜C1)
モノ−オレフィン、アルケニル芳香族、ビニル芳香族、
ハロゲン化ビニル、(C,〜C8)アルキル(メタ)ア
クリレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、ビニ
ルピロリドン、(C,〜cm)ヒドロキシアルキル(メ
タ)アクリレート、(メタ)アクリル酸、アクリロメチ
ルプロピルスルホン酸と共重合されたアクリロニトリル
または上記のいずれかの配合物からなる、上お3に記載
の多孔性ビーズ。
8、該ポリアクリロニトリル共重合体がメチルメタクリ
レートと共重合されたアクリロニトリルからなる、上記
3に記載の多孔性ビーズ。
9、平均ビーズ直径が約5μm〜約2mmである、上記
2に記載の多孔性ビーズ。
10、平均ビーズ直径が約5〜約150μmである、上
記2に記載の多孔性ビーズ。
11、平均ビーズ直径が約5〜約20μmである、上記
10に記載の多孔性ビーズ。
12、平均ビーズ直径が約20〜約150μmである、
上記1.0に記載の多孔性ビーズ。
13、平均細孔径が約0.002〜約5μmである、上
記2に記載の多孔性ビーズ。
14、平均細孔径が約0.1〜約1μmである、上記1
3に記載の多孔性ビーズ。
15、平均細孔径が約0.002〜約0.1μmである
、上記13に記載の多孔性ビーズ。
16、更に少なくとも部分的に該多孔性ビーズの細孔を
満たず化合物からなる、上記2に記載の多孔性ビーズ。
17、該化合物を蛋白質、酵素、ホルモン、ペプチド、
多糖類、核酸、染料、顔料または上記のいずれかの混合
物から選ぶ、上記16に記載の多孔性ビーズ。
18、該化合物が蛋白質からなる、上記16に記載の多
孔性ビーズ。
19、細孔径が該化合物の直径の少なくとも約3倍であ
る、上記16に記載の多孔性ビーズ。
20、該アミド基、該ニトリル基または該基の混合物の
少なくとも一部をアミノメチル基に還元する、上記2に
記載の多孔性ビーズ。
21、該アミノメチル基をスクシニル化されたアミノメ
チル基に転化する、上記20に記載の多孔性ビーズ。
22、該スクシニル化されたアミノメチル基の少なくと
も一部を生物活性リガンドに共有結合させる、上記21
に記載の多孔性ビーズ。
23、生物活性リガンドと共有結合する該スクシニル化
されたアミノメチル基を更に生物学的に活°性な物質と
複合化させる、上記22に記載の多孔性ビーズ。
24、該生物学的に活性な物質が酵素からなる、上記2
3に記載の多孔性ビーズ。
25、該生物活性リガンドがp−’アミノベンズアミジ
ンからなり、そして該酵素がアセチルコリンエステラー
ゼからなる、上記24に記載の多孔性ビーズ。
26、ポリアクリロニトリルまたはその共重合体のコア
及びその全表面積上に均一に分散された、全ニトリル基
をベースとして約15モル%より少ないアミド基からな
る基体を製造する際に、(a)コア及び基体の両方に対
して非溶媒の液体中で懸濁液として (i)ポリアクリロニトリルまたはその共重合体からな
るコア;及び (if)アルカリ性触媒を一緒にし; Q、)過酸化物を該懸濁液に加え、そして該懸濁液を全
表面ニトリル基の約15モル%までがアミド基に加水分
解されるまで加熱し;そして(c)基体を回収する工程
からなる、該基体の製造方法。
27、該コアが中空繊維、多孔性繊維、モノフィラメン
ト、アクリル性ヤーン糸、フィブリル化繊維、多孔性及
び非多孔性膜、半透膜、非多孔性シート並びに多孔性及
び非多孔性ビーズよりなる群から選ばれる形状を有する
、上記26に記載の方法。
28、液体非溶媒がメタノールである、上記26にお載
の方法。
29、工程(aXii)のアルカリ性触媒が水酸化ナト
リウムからなる、上記26に記載の方法。
30、工程(a)が更に成分(iii)として反応添加
剤を該懸濁液に加えることからなる、上記26に記載の
方法。
31、工程(aXiii)添加剤がジメチルスルホキシ
ドからなる、上記30に記載の方法。
32、工程(b)の該過酸化物が過酸化水素である、上
記26に記載の方法。
33゜該工程(a)が更に水を該懸濁液に加えることか
らなる、上記26に記載の方法。
34、混合物を工程(b)の後及び工程(c)の前に酸
性試薬で中和する、上記26に記載の方法。
35、回収工程が0.1Nm酸、水及びメタノールで洗
浄し、次に分離し、そしてコアを乾燥することからなる
、上記26に記載の方法。
36、工程(aXi)のコアを懸濁液中で成分(ii)
と一緒にする前に熱処理する、上記26に記載の方法。
37、該熱処理がコアを非溶媒中にて約50〜90°C
の温度で約1時間加熱し、コアを乾燥し、次に基体を約
90℃の温度で約0.5時間加熱することからなる、上
記36に記載の方法。
38、回収工程(c)が順次基体を水、塩、水、緩衝液
、水及び塩で洗浄することからなる、上記26に記載の
方法。
39、塩が塩化ナトリウム、ハイボリン酸ナトリウムま
たはアジ化ナトリウムからなり、そして緩衝液が炭酸水
素ナトリウムからなる、上記38に記載の方法。
40、更に該アミド、該ニトリルまたはその混合物の少
なくとも一部をアミン基に還元する工程(dXi)から
なる、上記26に記載の方法。
41、更に該アミン基をスクシニル化してそしてその少
なくとも一部をペンダント基の末端でカルボキシル官能
基を含む基に転化する工程(dXti)からなる、上記
40に記載の方法。
42、更にカルボキシジイミドと反応させることによる
活性化の工程(dXiii)及びこのものに生物活性リ
ガンドを結合させる工程(d)(iV)からなる、上記
41に記載の方法。
43、更に酵素を酵素含有溶液から分離するために該酵
素との複合体を生成させるために該基体に結合された該
リガンドを有する該基体を用いることからなる、上記4
2に記載の方法。
44、該リガンドがp−アミノベンズアミジンからなり
、そして該酵素がアセチルコリンエステラーゼからなる
、上記43に記載の方法。
45、更に生物学的に活性な化合物をこのものを含む溶
液から分離するために該物質との複合体を生成させるた
めに該基体を用いることからなる、上記26に記載の方
法。
46、生物学的に活性な該物質が酵素からなる、上記4
5に記載の方法。
47、ポリアクリロニトリルまたはその共重合体のコア
及びその全表面積にわたって均一に分散すした、全ニト
リル基をベースとして約15モル%より少ないアミド基
からなる実質的にスキンなしの多孔性重合体生成物を製
造する際に、(a)重合体ビーズ生成物及びポリアクリ
ロニトリル重合体またはその共重合体の両方に対して非
溶媒の液体中の懸濁液として、 (i)熱誘導相分離法により製造されるポリアクリロニ
トリルまたはその共重合体からなる実質的にスキンなし
の多孔性ビーズ:及び (ii)アルカリ性触媒;を一緒にし、(b)過酸化物
を該懸濁液に加え、そして該懸濁液を全表面、−トリル
基の約15モル%までがアミド基に加水分解されるまで
加熱し;そして(c)重合体ビーズ生成物を回収するこ
とからなる、該生成物の製造方法。
48、液体非溶媒がメタノールである、上記47に記載
の方法。
49、工程(aXii)の該アルカリ性試薬が水酸化す
l・リウムである、上記47に記載の方法。
50、工程(a)が更に成分として(iii)反応添加
剤を該懸濁液に加えることからなる、上記47に記載の
方法。
51、該工程(aXiti)添加剤がジメチルスルホキ
シドからなる、上記50に記載の方法。
52、工程(b)の該過酸化物が過酸化水素からなる、
上記47に記載の方法。
53、該工程(a、)が更に水を該懸濁液に加えること
からなる、上記47に記載の方法。
54、混合物を工程(b)の後及び工程(c)の前に酸
性試薬で中和する、上記47に記載の方法。
55、回収工程が0.IN塩酸、水及びメタノールで洗
浄し、次に分離し、そしてコアを乾燥することからなる
、上記47に記載の方法。
56、工程(aXi)のコアを懸濁液中で成分(i1)
と一緒にする前に熱処理する、上記47に記載の方法。
57、該熱処理がコアを非溶媒中にて約50〜90℃の
温度で約1時間加熱し、コアを乾燥し、次に基体を約9
0℃の温度で約0.5時間加熱することからなる、上記
56に記載の方法。
58、回収工程(C)が順次基体を水、塩、水、緩衝液
、水及び塩で洗浄することからなる、上記47に記載の
方法。
59、塩が塩化ナトリウム、ハイポリン酸ナトリウムま
たはアジ化ナトリウムからなり、そして緩衝液が炭酸水
素ナトリウムからなる、上記58に記載の方法。
60、更に該アミド、該ニトリルまたはその混合物の少
なくとも一部をアミン基に還元する工程(dXi)から
なる、上記47に記載の方法。
61、更に該アミン基をスクシニル化してそしてその少
なくとも一部をペンダント基の末端でカルボキシル官能
基を含む基に転化する工程(dXii)からなる、上記
60に記載の方法。
62、更にカルボキシジイミドと反応させることによる
活性化の工程(dXNi)及びこのものに生物活性リガ
ンドを結合させる工程(dXiv)からなる、上記61
に記載の方法。
63、更に酵素を酵素含有溶液から分離するために該酵
素との複合体を生成させるために該ビーズ生成物に結合
された該リガンドを有する該ビーズ生成物を用いること
からなる、上記62に記載の方法。
64、該リガンドがp−アミノベンズアミジンからなり
、そして該酵素がアセチルコリンエステラーゼからなる
、上記63に記載の方法。
65、更に生物学的に活性な化合物をこのものを含む溶
液から分離するために該物質との複合体を生成させるた
めに該ビーズ生成物を用いることからなる、上記47に
記載の方法。
66、生物学的に活性な該物質が酵素からなる、上記6
5に記載の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリアクリロニトリルまたはその共重合体のコア及
    び細孔の内部壁を含めたコアの全表面積上に均一に分散
    され、実質的に該表面積上にイミドまたはカルボキシル
    基を有さない約15モル%より少ないアミド基を含有す
    る多孔性組成物であって、該組成物が実質的に水に非膨
    潤性でありそして非圧縮性であることを特徴とする多孔
    性組成物。 2、コアが膜、繊維及びビーズよりなる群から選ばれる
    形状を有する特許請求の範囲第1項記載の組成物。 3、ポリアクリロニトリルまたはその共重合体のコア及
    びその全表面積上に均一に分散された、全ニトリル基を
    ベースとして約15モル%より少ないアミド基からなる
    基体を製造する方法であって、 (a)コア及び基体の両方に対して非溶媒である液体中
    の懸濁液として (i)ポリアクリロニトリルまたはその共重合体からな
    るコア;及び (ii)アルカリ性触媒 を一緒にし; (b)過酸化物を該懸濁液に加え、そして該懸濁液を全
    表面ニトリル基の約15モル%までがアミド基に加水分
    解されるまで加熱し;そして (c)基体を回収する 工程からなる方法。 4、ポリアクリロニトリルまたはその共重合体のコア及
    びその全表面積にわたって均一に分散された、全ニトリ
    ル基をベースとして約15モル%より少ないアミド基か
    らなる実質的にスキンなしの多孔性重合体生成物を製造
    する方法であつて、(a)重合体ビーズ生成物及びポリ
    アクリロニトリル重合体またはその共重合体の両方に対
    して非溶媒である液体中の懸濁液として、 (i)熱誘導相分離法により製造されるポリアクリロニ
    トリルまたはその共重合体からなる実質的にスキンなし
    の多孔性ビーズ;及び (ii)アルカリ性触媒; を一緒にし、 (b)過酸化物を該懸濁液に加え、そして該懸濁液を全
    表面ニトリル基の約15モル%までがアミド基に加水分
    解されるまで加熱し;そして (c)重合体ビーズ生成物を回収する ことからなる方法。
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