JPH02241893A - 航空機の可変ピッチ形プロペラ - Google Patents

航空機の可変ピッチ形プロペラ

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JPH02241893A
JPH02241893A JP2008546A JP854690A JPH02241893A JP H02241893 A JPH02241893 A JP H02241893A JP 2008546 A JP2008546 A JP 2008546A JP 854690 A JP854690 A JP 854690A JP H02241893 A JPH02241893 A JP H02241893A
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JP
Japan
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propeller
bearing
pitch
race
aircraft
Prior art date
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Application number
JP2008546A
Other languages
English (en)
Inventor
Arthur P Adamson
アーサー・ポール・アダムソン
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C11/00Propellers, e.g. of ducted type; Features common to propellers and rotors for rotorcraft
    • B64C11/30Blade pitch-changing mechanisms

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Toys (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ピッチ変更機構が誤動作した時、航空機の
プロペラ羽根を安全なピッチ角に駆動する装置に関する
発明の背景 最初に(イ)航空機のプロペラでピッチを変更するのが
望ましい理由、(ロ)ピッチを変えようとする試みに逆
らう2つの力について説明する。
2つの力は、プロペラ羽根の遠心力による捩りモーメン
トとガスによる捩りモーメントである。
これらの力は、そのま〜にしておくと、ピッチを正しく
ない位置に駆動する傾向があり、その為ピッチ変更機構
はそれに対抗しなければならない。
ピッチ変更機構が故障した場合、こう云う2つの力に立
向う為に支援装置を設けるのが一般的である。
第1図は航空機のプロペラ3を示しており、第2図は第
1図の矢印2−2から見た1つの羽根の図である。ピッ
チ角は、羽根の弦9と第1図にも示した円周12との間
の第2図の角度Bと定義する。ピッチ角は、第2図の実
線の羽根6で示す様に正であることもあるし、第2A図
の弦の線9が円周12と一致した時に起る様に、ピッチ
角はゼロ(フラット・ピッチとも呼ばれる)になること
もあるし、第2図の破線の羽根6Aで示す様にピッチ角
は負になることもある。次にピッチ角を変えるのが望ま
しい1つの理由を説明する。
第3A図では、第1図のプロペラが図式的に円板15と
して示されている。第1図のプロペラ羽根6の先端18
が、第3A図では円板15上の点18として示されてい
る。飛行中、航空機の前進運動とプロペラ円板15の日
乾運動との組合せにより、点18は螺旋形通路21を辿
る。従って、第1図のプロペラ羽根6から見た入って来
る空気流は、第3A図の矢印23で示されるが、これは
msA図にも示しである。
第3B図のプロペラ円板15の回転速度を一定に保つが
、−層長い前進速度ベクトルで示す様に、前進速度が増
加すると、螺旋形通路21Aは第3B図に示す様になり
、入って来る空気流は第3B図及び第5A図に矢印23
Aで示す様に変化する。
即ち、前進速度が第3A図に示す値から第3B図に示す
値に変化する時、第5A図に示した羽根6の進入角Aは
A′に変化する。
進入角Aが変化すると、第5A図の羽根6によって発生
される揚力又はスラストが変化する。従って、前進速度
が変化した時に一定のスラストを保つ為には、第5A図
の進入角Aを一定に保たなければならないが、この為に
、第2図のピッチ角Bを第5B図のB′に示す様に変え
る。第5B図では、破線で示した羽根6が第5A図の羽
根6に対応し、第5B図の実線の羽根6Cが新しいピッ
チ角B′にある羽根を示す。
この様にピッチを変更すると、第5B図の進入角A’ 
 (前進速度が高い場合)は第5A図の角度A(速度が
一層低い場合)と等しくなる。機構を用いてピッチを変
更するが、この発明を理解するには、ピッチ変更機構を
詳しく理解する必要はない。
ピッチを変更する機構は、少なくとも3種類の力、又は
モーメント、即ちガスによる捩りモーメント(GTM)
 、遠心力による捩りモーメント(CTM)及び摩擦モ
ーメント(FM)に打勝つか或いは少なくとも対処しな
ければならならい。
ガスによる捩りモーメント ガスによる捩りモーメントは第4AIN及び第4B図に
ついて説明することが出来る。第4B図には、入って来
る空気流23が存在する時の羽根の断面6が示されてい
る。羽根が空気流23と相互作用して、羽根の上側には
、第4A図の負の圧力分布27を作り、羽根の下側では
正の圧力分布25を作る。圧力分布は、羽根6に沿った
各々の位置に於ける圧力の大きさを示す。例えば、矢印
29の長さは、点31に於ける圧力の大きさを示す。
両方の圧力分布に於ける矢印が同じ方向を向くことに注
意されたい。これは、下側の正の圧力分布25が羽根の
上側の負の分布27と、羽根を同じ方向に動かす傾向を
持つからである。
第4A図の2つの圧力分布の合計のベクトル和は、第4
B図の1つの力33によって表わすことが出来る。一般
的に、力33はピッチ軸線35の周りにモーメントを生
じ、それが矢印37で示す様な羽根6の回転を誘起する
傾向を持つ。更に、第4A図の実際の圧力分布は、第4
B図の進入角Aの関数として変化する。その為、異なる
進入角では、破線の矢印41で示す様に、異なるベクト
ル和が生じ得る。この為、ピッチ軸線35の周りに異な
るモーメントが起る。
第4B図の矢印33.41によって加えられるモーメン
トがガスによる捩りモーメントと呼ばれる。これらは、
入って来る空気流23、即ちガスによって発生され、そ
れが羽根6を捩る又はピッチを変更する傾向を持つから
である。
遠心力による捩りモーメント 遠心力による捩りモーメントは次の様に説明することが
出来る。第1図のプロペラ羽根6は、第6図の2つの点
質量50A及び50Bの様に振舞うものと見なすことが
出来る。これらの質量を第7図に書き直しであるが、こ
の図で軸1i153は第1図のプロペラ3の回転軸線を
表わす。第7図に点質量の2つの位置が示されている。
第1の位置56は、第2図に定めたピッチ角Bが90″
の場合を表わし、これはフェザ−位置と呼ばれる。破線
で示した第2・のピッチ位置59は、第2A図について
述べたフラット・ピッチの場合を表わす。
遠心力により、点質量は選択的に破線で示したフラット
・ピッチ位置59を占めるが、これを説明する。最初に
、遠心力に関する2つの事実を述べる。その1つとして
、遠心力は、Wを回転速度(ラジアン/秒で表わす)、
Rを半径として、W2 Rに比例する。2番目に、遠心
力は、その力を受ける物体がその周りに回転する中心か
ら引いた半径に沿って常に作用する。以下の説明から、
こう云う2つ、の事実の関係が明らかになろう。
フェザ−・ピッチ位置に羽根がある時、第7図の質m5
0Aは中心64の周りの円形通路61に沿って回転し、
質!150Bは中心68の周りの通路66に沿って回転
する。然し、羽根がフラット・ピッチ位置にある時、両
方の質m50A、50Bが点74の周りの1個の円形通
路70に沿って回転する。
円61.66の半径が夫々寸法73.75で示されてお
り、相等しいが、フラット・ピッチ円70の半径が寸法
79で示されている。半径79が半径73又は75の何
れよりも大きいことが理解されよう。即ち、半径73は
腕81の長さに等しいが、半径79は、腕81がその1
辺である三角形の斜辺であり、従って半径79の方が長
くなる筈である。
見方を嚢えれば、点質量は、!ff150Bによって示
されるエネルギが高い方の位置よりも、エネルギが低い
方の質ff150AAで示される位置を占めようとする
。遠心力は、点質量を質fli150Bの位置から質m
50AAの位置へ下げる様にし、こうして点質量は夫々
の回転中心から更に遠い位置を占める様になる。
摩擦モーメント ピッチ変更機構の軸受と可動部分の間の摩擦が、ピッチ
の変更に対する抵抗を招く。
今述べた様に、遠心力による捩りモーメントはプロペラ
をフラット・ピッチ位置へ駆動する傾向を持つ。この位
置は、プロペラを駆動する機関(図面に示してない)に
対する負荷が極く小さく、従ってプロペラの速度が暴走
状態となって、それ自身並びに航空機に損傷を加える可
能性がある。
ピッチ変更機構(図面に示してない)の故障は、この暴
走状態が起る様にするので、暴走を防ぐ為に、プロペラ
にはフェイルセーフ機構を設ける場合が多い。
発明の目的 この発明の目的は、航空機のプロペラが意図しないフラ
ット・ピッチに達しない様にする装置を提供することで
ある。
別の目的は、プロペラ羽根がフラット・ピッチに向って
回転する時、プロペラ羽根を半径方向内向きに移動する
様に拘束して、遠心荷重によるフラット・ピッチの傾向
に対抗することである。
この発明の別の目的は、ピッチを変更する為の作動装置
の動作に要する動力が一層少なくなる様に、遠心力によ
る捩りモーメント及びガスによる捩りモーメントの様な
、羽根に対する力を釣合わせることである。
発明の要約 この発明の1形式では、プロペラ羽根の軸部を1種のね
じ山を用いて、プロペラ・ハブに結合する。羽根を半径
方向外向きに引張る遠心力は、ねじ山の為に、ピッチ軸
線の周りに羽根を回転させる傾向を持つ。ねじ山の特定
の向きにより、回転が細かいピッチではなく、粗いピッ
チに進む様になる。
発明の詳細な説明 第8図はこの発明の1形式を著しく簡単にした図である
。プロペラ羽根6がねじ山153によってハブ150に
結合される。摩擦を無視すると、矢印156の向きに作
用する遠心力により、ねじ山がハブ150から「ねじを
外す」状態になり、この為矢印159で示した羽根の回
転を招く。羽根が、第2図のピッチ角Bが90″になる
フェザ−・ピッチに達した時、回転159を停止する為
に、運動制限装置(図に示してない)を用いることが出
来る。
ねじのピッチ(これは業界で云う言葉であって、プロペ
ラ羽根の「ピッチ」とは異なる)は、前に述べたGTM
、CTM及びFMの釣合わせ以上のモーメントを介して
、羽根の回転をねじが誘起する様に選ぶことが出来る。
この回転が、羽根のピッチの制御が出来なくなった場合
、羽根をフラット・ピッチではなく、フェザ−・ピッチ
に駆動する。
この発明の別の形式が第9図、第10図及び第11図に
示されている。第9図の羽根9は外側軸受レース170
を通っており、このレースは腕161で示す様にハブ1
50に結合されており、羽根の軸部6Sが内側レース1
72に結合されている。レースは第11図にも軸受16
6及び軸部6Sとして示されている。内側レース172
が平坦な円板として示されており、外側レース170は
4つの傾斜部170A乃至170Dを含む。
第9図の矢印156の向きに作用する遠心力により、内
側レース172が軸受166を傾斜した外側レース17
Gに向って駆動し、こうして内側レース172を矢印1
59の向きに回転させ、羽根6のピッチを変更する。羽
根が第10図に示すフェザ−位置に駆動され、この時弦
の線9が第1図の回転軸線53と平行になる。フェザ−
・ピッチでは、プロペラを駆動する機関(図に示してな
い)に対する負荷が大きく、こうしてプロペラ速度を制
限する。
第9図、第10図及び第11図の軸受装置は、第8図の
ねじ山153と作用が同様であり、第11図の傾斜部1
7OA乃至170Dがねじ山に対応し、軸受166が摩
擦を減少するのに役立つ。
次に第11図の傾斜部17OA乃至170Dの形につい
て更に詳しく説明する。第12図及び第12A図は第9
図及び第11図の矢印゛180の方向に見たレースの図
である。レース170.172が第12A図に示す相対
位置にある時、遠心力156により、内側レー・ス17
2が外側レース170に対して矢印182の向きに移動
する。外側レースは接地記号161で示す様に移動しな
い。
これは第9図の腕161と作用が、対応する。
この相対運動により、第12図に示す位置に達するまで
、軸受166が矢印184で示す様に回転する。軸受l
l56の行程が第12A図のストッパ186によって制
限される。
第12A図の形式で起る1つの問題は、軸受166を所
期の位置から外す傾向を持つくさび作用である。即ち、
レース170,172が、軸受166の接触点で、軸受
の而に対して法線方向(即ち、垂直)の力190,19
2を加える。こう云う力は線198で示す様に、同一直
線上にはない。
力192は2つの成分194.196に分解することが
出来る。成分194が線198に沿って作用し、従って
力190と対抗する。然し、軸受166の中心線201
上に引き直した他方の成分196は、レースが第12A
図に示す位置にある時、対抗するものがない。その為、
力19I5が軸受ユ66を破線の位置202へ変位させ
ることがある。
変位した軸受202の圧縮荷重が他の軸受に分配される
ので、この変位は望ましくない。他の軸受は一層強い荷
重を受ける様になる。
更に、軸受が外側レース170上の所期の位置から変位
しな(でも、力196の長期的な影響として、軸受16
6は下側レース172に沿ってスキッド、即ち摺動する
ことがある。このスキッドは、第12図の軸受が点20
7で外側レースエフ0に溶接されていると仮定すれば理
解されよう。
その時、外側レース170は不動のま〜であるが、内側
レース172は矢印209の向きに移動する。
従って、軸受166が内側レース172に沿ってスキッ
ドする。
その結果、m12図の参照マーク162は参照マーク1
64から変位する。事実上、マーク164Aは、マーク
164Aの位置にあった内側レース172上の点がマー
ク162の下の位置に来ると云う点で、マーク164の
位置にある。従って、スキッドの後、軸受が第12A図
に示す位置を占めると、第9図の羽根6の弦の線9が線
9Aで示す所に変位する。即ち、第9図のマーク154
Aがマーク164の位置をとる。この為、軸受が第15
図に示す位置へ駆動された時、第10図のフェザ−・ピ
ッチ位置に達しない。弦の線はその代りに第9図の線9
Bの位置になる。
力196によって起る変位に対する1つの解決策は、そ
の力をなくすことである。それをなくすには、第13図
及び第13A図に示す様に、レースの面を平行に配置す
ればよい。この様に面を平行にすると、軸受ころ166
に対する力は、第13A図の線198J−の力190.
192で示す様に、同一直線上に来る。第12A図の力
の成分196がなくなり、従って第12゛A図の軸受1
66を破線の位置202へずらそうとする傾向がなくな
る。
然し、成分196をなくしても、レース170及び17
2が第13図及び第13A図に示す位置の間を繰返して
移動すると、最終的には若干の滑り又はクリープが生じ
、こうして第12図に示した参照マークが対応しなくな
る。ころ166を第15図のケージ210に取付けるこ
とにより、滑りの問題を幾分軽減することが出来る。こ
れは、この時全てのころが同時に滑りをしなければなら
なくなるが、これはケージがない場合、個々のころが同
時でなく滑ることよりも、起る可能性が小さいと思われ
るからである。
第16図及び第16A図に示す実施例を使うことにより
、滑りを更に減少することが出来る。第16A図の実施
舛は、第12図及び1113図の実施例の混成と見なす
ことが出来る。tfil 6A図の傾斜部分222及び
224が、第13A図の傾斜部分226,228に夫々
対応する。第16A図の平坦な部分230が第12A図
の平坦な部分233に対応する。傾斜部により、第16
A図の反対向きの力196A及び196Bが軸受166
A。
166Bに加えられ、これは軸受を反対向きに駆動する
傾向を持つ。軸受が第15図のケージ210の中に収め
られると、反対向きの力が相殺し、外側レース170と
内側レース172の間で滑りが起る傾向は減少するか、
なくなる。
第16図では、軸受166は共通の中心線201を持つ
。然し、軸受が第16A図に示す位置に移動すると、中
心線は距離Dmだけ離れる。この隔たりが生ずるのは、
傾斜部222が矢印242の向きに、軸受166Aを上
向きに駆動するのに対し、軸受166Bは平坦な領域2
30上にとVまるからである。
ケージ210に第15図の溝孔246を設けて、その中
で第14図のトラニオン248が動く様にすることによ
り、この隔たりに対処する。第16A図の距離Dmによ
って要求される通りに、トラニオンが、第15図の矢印
250で示す様に、上下に移動する。
今の説明は、第16A図に示す様に、反対抗きではある
けれども、傾斜部の勾配が同じであると仮定した。然し
、傾斜部の勾配が同じでない様に設計するのが有利であ
ることがあり、次にこれについて説明する。
第17図は、角度Cで示した勾配を持つ外側レース17
0と、角度りで示した勾配を持つ内側レース172とを
示している。一般的に、角度Cは角度りと等しくない。
軸受166に対する正味の力196は、1対の法線方向
の力192A、192Bの一方を成分に分解して、一方
の成分が他方の法線方向の成分と同一直線上に来る様に
することによって求められる。この例では、成分194
が法線方向の力192と同一直線上にある。他方の成分
196は、この結果軸受166に作用する力を示してお
り、これを中心線201上に書き直しである。従って、
この例では、正味の力は軸受を右へ駆動する傾向を持つ
第18図は軸受166がそれに沿って移動し得る様な、
考えられる幾つかの軸受レースを示している。例えば、
内側レース260(平坦)及び外側レース263(傾斜
)を使う場合、正味の力196が軸受166を左へ駆動
する傾向を持つことは明らかである。然し、状況が逆に
なり、外側レース265(平坦)を使い、内側レース2
68(傾斜)を使った場合、正味の変位させる力196
Bは、軸受166を右へ駆動する傾向を持つ。
従って、設計者は、X及びyの様な中間の1対のレース
の勾配を適当に選ぶことにより、正味の力の方向(左又
は右)を決定することが出来ることは明らかである。
更に、傾斜部の勾配の程度が、力の大きさを決定する。
例えば、傾斜部263及び平坦部260を使うと、それ
程急でない傾斜部270及び同じ平坦部260を使った
場合より、左向きの力が一層大きくなる。この事実は、
第16B図に示す様に、奇数個の軸受を使う場合に意味
がある。
この図は5個の軸受を示しており、それらが全部第15
図のケージ210内にあると仮定する。
第16B図の各々の軸受に対する変位させようとする力
が等しければ、同じ2つの力が一方の方向(例えば左向
き)になり、同じ3つの力が反対抗き(この例では右向
き)になるから、正味の力は釣合わない。
然し、3つの軸受166Fに対する力が全部等しく、例
えば2ボンドであって、矢印275で示す様に右向きで
あり、これに対して残りの2つの軸受166Hに対する
力が相等しく3ボンドで、矢印277で示す様に左向き
であるとすると、軸受を収容した第15図のケージ21
0に対する正味の力はゼロになる。
第15図のケージ210を第16B図に示した実施例と
一緒に使う場合、第15図の溝孔246は特定の形を持
たなければならないが、次にこれを説明する。第19図
は、第16図の実施例であるが、若干書き直して示しで
ある。更に、第19図は、位置290及び295の異な
る2つの位置にあるレースを示している。第1の位1t
290にある軸受166R1及び166S1が第2の位
置295では破線で示されている。(これまで軸受は参
照数字166で示しである。第19図では、2つの異な
る軸受が166R及び166Sとして示されている。更
に、各々が例えば166R1及び166R2の様な2つ
の位置を持っている。)ドツト301A乃至301Dの
様な幾つかのドットが、2つの位置290,295に於
ける軸受166R及び166Sの接触点を示す。
レースが位置290から位1295に移る時、軸受16
6R及び166Sの間の隔たり307が変化する。即ち
、軸受166Rは傾斜部300に沿って距111Exだ
け移動するが、その水平方向の行程はそれより小さい。
即ち行程はx eoskであるが他方の軸受166Sの
水平方向の移動はXに等しい。従って、左側の軸受16
6Rは距離x eoskだけ右へ移動したのに、右側の
軸受166Sは必然的にX C08kよりも大きい距M
xだけ、右に移動したのであるから、距M305は距M
307より大きい。従って、軸受が離れる傾向を持つ。
第20図に示す様に、溝孔246に勾配を設けて、この
離れに対処する。軸受の参照記号は第19図及び第20
図と同じであり、距M305及び307はこれらの図面
と対応する。
軸受が第19図に示す位置の間を移動する時、距M30
7が距離305まで増加することが出来る様に、溝孔2
46Aは傾けである(即ち、第1図のピッチ軸線35A
と平行である垂直線35Bと宅行ではない)。
この発明の幾つかの重要な特徴は次の通りである。その
1つは、前にも述べたが、レースの而(第16A図の傾
斜部228)は平坦と仮定している。然し、特定の弯曲
した形を持つことが好ましいことがあり、その曲線は、
CTM、GTM及びFMの合計モーメントに対抗する力
を生ずる様な複合の形にする。複合曲線を第21図乃至
第25図について説明する。
第21図では、傾斜部310が第11図の傾斜部170
Bに対応する。第21図では、傾斜部310は通路31
2で示す様に、軸線314の周りの全体的に螺旋形の通
路を辿る。傾斜部310によって発生される(第15図
の力196に対応する)トルクはく螺旋のピッチ角Kが
一定である為に)一定であり、それが、羽根のピッチの
関数として比較的一定である摩擦モーメントFMに対抗
するのに使われる。
他の2つのモーメントCTM及びGTMをプロペラ・ピ
ッチに対して描くと、大体第23図の様になる。CTM
及びGTMの和も曲線330として示しである。曲線3
30は、羽根に作用するCTM及びGTMの合計を表わ
し、これがゼロ・ピッチ又はフラット・ピッチに近い点
336でピッチ軸線と交差することによって示す様に、
羽根をフラット・ピッチ近くに駆動する傾向を持つ。
CTM及びGTMを中和する為、第21図に示す傾斜部
31Gの形は第22図に示す様に変更する。この図には
弯曲傾斜部316が示されている。
弯曲傾斜部316は、第23図のCTM及びGTMの和
330に対抗するモーメントを発生する。
第22図の傾斜部310に弯曲傾斜部316を付加える
と、合成の傾斜部316Aは、CTMSGTM並びに更
にFMに対抗するトルクを発生する。
第22図の弯曲傾斜部316は、第23図のCTM及び
GTMの和の逆数333を表わすものであるが、一方は
CTMに対抗し、他方はGTMに対抗する2つの個別の
弯曲傾斜部(図に示してない)の和又は重畳と見なすこ
とができる。従って、この意味で、弯曲傾斜部316は
2つの部分的な曲線で構成された複合曲線である。更に
弯曲傾斜部316Aは、傾斜部310及び曲線316で
構成された複合曲線である。次に例によって弯曲傾斜部
316Aの構造を示す。
第24図の傾斜部170Aは第11図の傾斜部170A
に対応し、レー・ス172及びころ166は対応する部
品を持っている。重さW(Wは第8図の羽根6の遠心荷
重に対応する)によって第24図でレース172に働く
左向きの力Fは、Kを図示の角度とし°て、WslnK
で表わされる。同様に、第25図の傾斜部170Fの様
に、傾斜部が弯曲していると、力Fは同じ表式で表わさ
れるが、Kは傾斜部の接線367に対する角度である。
q曲傾斜部170Fは、W 51nKが、第23図のグ
ラフ333によって要求される力と等しくなる様に設コ
トされる。例えば、第25図の点360が、第23図の
点371によって示される正の30°のピッチに対応ず
れば、第25図の弯曲傾斜部170Fは、WslnKに
よって、第23図の点371に示す一40%のモーメン
トが生ずる様に作られる。
第23図はCTMのグラフが一種の正弦に似ていること
を示している。この為、第22図の弯曲傾斜部j16の
形も、CTMだけに対抗する様に設計すれば、一種の正
弦になる。この発明の1形式では、正弦状傾斜部の周期
、位相角及び大きさは、CTMとぴったり釣合う様に選
ばれる。
2番目に、CTM、GTM及びFMの和を単に中和し又
は釣合いをとると、プロペラ羽根の静止状態が存在する
様になる。フェザ−・ピッチに向って又はそれから遠ざ
かる向きに動く傾向がない。
フェザ−争ピッチを達成したい場合、傾斜部1701で
示す様に、第21図の弯曲傾斜部316Aに第11図の
17OAに示す様な傾斜部を重畳する。
3番目に、第22図の正弦状傾斜部316Aは厳密に必
要なものではない。角度Kを十分大きくした第21図の
螺旋形傾斜部310を使って、CTM、GTM及びFM
に打勝つことができる。更に、第22図の傾斜部316
Aは、第11図の傾斜部170Aの代りにする時、この
傾斜部によって、レース170がレース172に対して
回転する時、ころ166の半径方向内向き及び外向きの
運動を生ずるから、「全体的に螺旋形」と云うことが出
来る。
4番目に、第19図の実施例では、レース170及び1
72の間の滑りがない。即ち、軸受166R1の上側接
触点301Aが水平距離Xだけ移動し、これに対して下
側接触点301Bがそれより短い水平距離xcoskだ
け移動するので、軸受は滑りがある筈だと(誤って)考
えられることがある。
然し、この発明では、両方の上側接触点301A及び3
01Cの合計の動きが、両方の下側接触点301B及び
301Dの合計の動きに等しいことを指摘しておきたい
。夫々の合計はx+xcoskである。
5番目に、第11図に示す実施例は、図示の様に、上側
レース170に対して下側レース172が90″回転す
ることが出来る。回転をこれより大きくしたい場合、第
17A図に示す様に、傾斜部の数を減らすことが出来る
。然し、傾斜部の数を減らすと、軸受の数が4から2に
減少し、この為各々の軸受に対する荷重が増加する。荷
重が大きくなり過ぎた場合、第18A図に示す様に、軸
受の数を増やすことが出来る。この図で、ケージ210
が軸受160め外側リングを収容しており、これが第1
7A図の外側の円280を占め、更に第17図の内側の
円282を占める軸受1661の内側リングを収容して
いる。軸受の数が一層多くなることにより、個々の軸受
に対する荷重が減少する。
6番目に、この発明は、半径方向の運動を回転運動又は
羽根のピッチの変化に変換する機構と見なすことが出来
る。例えば、第8図の実施例では、矢印156で示す羽
根6の半径方向の運動が、ねじ山153により、矢15
9で示す羽根ピッチの変化に変換される。羽根6はハブ
150から出て、フェザ−・ピッチへと「ねじをぬく動
きをする」。
第11図に示す軸受装置でも、同じ様なねじ山の様な動
きが起る。
更に、羽根の回転に必要なエネルギの一部分は、羽根の
半径方向の運動から得られる。即ち、第8図の矢印15
6の方向の運動が、遠心力による捩りモーメントに対抗
して、矢印159で示す様に、羽根を回転するエネルギ
(仕事は力と移動距離を乗じたものである)を供給する
トルク(トルクは力とモーメントの腕の長さを乗じたも
のに等しい)を加えるのに要する力が第13A図に示さ
れている。図の左側の法線方向の力190は、成分40
1及び404に分解することが出来る。トルクを生ずる
成分404は、軸受−傾斜部装置により、遠心力156
から取出される。
7番目に、第11図に示す軸受装置は、遠心力から加え
られるスラストをピッチを変更する運動を助けるトルク
に変換する様に修正されたスラスト軸受と見なすことが
出来る。傾斜部!?0A−170Dがトルクを発生する
。即ち、軸受装置はフェイルセーフ装置であるだけでな
く、普通のピッチ変更動作の間、ガスによる捩りモー・
メントの様に、羽根に存在するモーメントに(]勝つの
に必要なトルクを減少する為にも用いることが出来る。
8番目に、従来、フェザ−・ピッチ角に向う第2図の羽
根6の運動は、ビ・・tチを粗くするものと呼ばれてい
た。同様に、i2A図に示ずフラッ]・・ピッチへ向う
運動は、細かいピッチに向っての運動と呼ばれている。
9番目に、この発明は航空機用プロペラに使う場合に制
限されない。この発明は、スラストをトルク又は回転力
に変換する一般的なスラスト軸受と見なすことが出来る
。例えば、スラストは、傾斜部170,172を互いに
近付けて、傾斜部の間にこる1 66 R,I及び及び
166SIを圧縮する第19図の力(図面に示してない
)である。傾斜部の形の為、スラストが上側の傾斜部1
70を左へ駆動し、下側の傾斜部172を右へ駆動して
、夫々に反対向きのトルクを加える傾向を持つ。更に、
前に述べた様に、傾斜部は平坦である必要はなく、第2
1図及び第22図に示す様に正弦状又は螺旋形であって
よい。更に、第22図の傾斜部316Aの様に、傾斜部
の勾配が一定でない場合、トルクが第18A図の傾斜部
170.172の相対位置に応じて変化する。即ち、ト
ルクが、傾斜部又は軸受レースの相対的な回転位置に応
じて変化する。
10番目に、第11図には円柱形ころを示したが、「軸
受ころJと云う言葉は、ころ軸受のみならず、玉軸受を
も含むことを承知されたい。
特許請求の範囲によって定められたこの発明の籟囲内で
、この他の種々の置換え並びに変更を加えることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は航空機用プロペラの図、 第2図は第1図を線2−2から見た図で、羽根のピッチ
角の意味を示す。 第2A図は羽根のフラット・ピッチを示す図、第3A図
及び第3B図は第1図のプロペラ羽根の先端が辿る螺旋
形通路を示す図、 第4A図は典型的なエーロホイルに沿った圧力分布を示
す図、 第4B図は第4A図の圧力分布の合計の力を表わす等価
の単・−の力を示す図、 第5A図は羽根の先端が辿る螺旋形通路が第3A図に示
すものから第3B図に示すものに変化した時に起る進入
角Aの変化を示す図、 第5B図は羽根のピッチBの変化を示す図、第6図はプ
ロペラ羽根の等晶質mを表わす1対の錘りを示す図、 第7図は第6図の錘りが取り得る交代的な2つの位置を
示す図、 第8図はこの発明の1形式を簡単にした形で示す略図、 第9図及び第1 す図、 第11図は第10図の領域Rを示す詳細図、第12図及
び第12A図は第9図の軸受レースを線180に沿って
見た図、 第13図及び第13A図は第12図及び第12A図に示
すもの5の代りに使うことが出庫る別の軸受レースの図
、 第14図は利用出来る軸受ころを詳しく示す図、第15
図は軸受ころを収容するケージの図、第16図及び第1
6A図は、第12図及び第12A図に示すもの\の代り
に使うことが出来る別箇17A図は第11図に示すもの
よりも軸受が少ない1形式の軸受レースの図、 第18図はレースが取り得る種々の勾配を示す図、 第18A図は2番目の形式の軸受ケージを示す図、 第19図は異なる形で第12図のレースを示す図、 第20図は第15図のケージの溝孔を示す図、第21図
は第11図に示す形式の傾斜部170Aの図、 第22図は第21図の傾斜部の側面図、第23図は羽根
のピッチの関数として、遠心力による捩りモーメント及
びガスによる捩りモーメントを示すグラフであり、縦軸
の単位は最大モーメントの百分率である。 第24図は第11図に示す様な装置でモーメントを発生
する力の計算図、 第25図は第24図の変形を示す図である。 主な符号の説明 6:羽根 150:ハブ 153:ねじ山

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、航空機の可変ピッチ形プロペラに於て、プロペラ羽
    根の半径方向の運動を、羽根の1種類又は更に多くの捩
    りモーメントに対抗するトルクに変換する機構を有する
    航空機の可変ピッチ形プロペラ。 2、航空機の可変ピッチ形プロペラに於て、軸線の周り
    に回転する物体の半径方向の運動を、プロペラ羽根の遠
    心力による捩りモーメントに対抗する力に変換する機構
    を有する航空機の可変ピッチ形プロペラ。 3、航空機の可変ピッチ形プロペラに於て、プロペラ羽
    根をフラット・ピッチから離れる向きに駆動し、プロペ
    ラ羽根の半径運動からこの駆動エネルギを求める機構を
    有する航空機の可変ピッチ形プロペラ。 4、航空機の可変ピッチ形プロペラに於て、羽根の半径
    方向の運動から、プロペラ羽根の遠心力による捩りモー
    メントに対抗するトルクを取出す機構を有する航空機の
    可変ピッチ形プロペラ。 5、航空機の可変ピッチ形プロペラに於て、プロペラ羽
    根の半径方向の運動を許す手段と、それに応答して、羽
    根の遠心力による捩りモーメントに対抗するトルクを加
    える手段とを有する航空機の可変ピッチ形プロペラ。 6、プロペラ羽根のピッチを変更するピッチ変更手段と
    、 該ピッチ変更手段が誤動作した時、プロペラ羽根を螺旋
    状にフラット・ピッチから脱出させる手段とを有する航
    空機のプロペラ。 7、航空機の可変ピッチ形プロペラに於て、プロペラ羽
    根(6)の軸部(6S)の近くに設けられた全体的に螺
    旋形のねじ山(170B)と、該ねじ山に接触し得る軸
    受ころ(166)と、羽根に取付けられていて、遠心力
    がころに向って駆動する様な軸受面(172)とを有し
    、ころを螺旋形ねじ山に沿って移動させる航空機の可変
    ピッチ形プロペラ。 8、航空機の可変ピッチ形プロペラに於て、プロペラ羽
    根の遠心荷重に反作用するスラスト軸受と、 軸受のスラストをプロペラ羽根のピッチ変化に変換する
    手段とを有する航空機の可変ピッチ形プロペラ。 9、航空機の可変ピッチ形プロペラに於て、回転子に係
    止されていて、何れも羽根のピッチ軸線の周りに全体的
    に螺旋形通路を辿る2つ又は更に多くのねじ山と、 夫々のねじ山に係合する軸受ころと、 羽根に接続されていて、遠心力が前記ころに対して駆動
    する軸受レース手段とを有し、こうしてころが全体的に
    螺旋形通路を辿る様にする航空機の可変ピッチ形プロペ
    ラ。 10、ピッチ変更機構と、 羽根のピッチを変更するのに必要な動力を減少する装置
    とを有し、該装置は、プロペラ羽根の半径方向の運動を
    許す手段、及び半径方向の運動が起る間、羽根のピッチ
    をフラット・ピッチから遠ざける向きに駆動する手段で
    構成されている航空機プロペラ装置。 11、航空機のプロペラに対するフェイルセーフ機構に
    於て、 軸部を持つプロペラ羽根と、 該軸部の周りに環状である第1及び第2の軸受レースと
    、 該第1及び第2のレースの間にあって、遠心力の為にレ
    ースによって圧縮される軸受ころと、遠心力によって、
    第1の軸受レースを第2のレースに対して回転させる回
    転手段とを有するフェイルセーフ機構。 12、回転手段が、軸受ころがそれに沿って移動し得る
    少なくとも1つの全体的に螺旋形の傾斜部を有する請求
    項11記載のフエイルセーフ機構。 13、航空機のプロペラに対するフェイルセーフ機構に
    於て、 軸部を持つと共に軸線を持つプロペラ羽根と、前記軸部
    の周りに環状であって、前記軸線の周りに全体的に螺旋
    形である2つ又は更に多くの面を持つ第1の軸受レース
    と、 前記軸部に結合された第2の軸受レースと、前記第1及
    び第2の軸受レースの間にある複数個の軸受ころとを有
    する航空機のプロペラに対するフェイルセーフ機構。 14、第2の軸受レースが、前記軸線の周りに全体的に
    螺旋形である2つ又は更に多くの面を有する請求項13
    記載の航空機のプロペラに対するフェイルセーフ機構。 15、第1及び第2の軸受レースの螺旋形の面が全体的
    に平行である請求項14記載の航空機のプロペラに対す
    るフェイルセーフ機構。 16、第1及び第2のレースの螺旋形の面が平行ではな
    く、その間にある軸受ローラに正味の変位させる力を加
    える請求項14記載の航空機のプロペラに対するフェイ
    ルセーフ機構。 17、軸受ころの間に予定の間隔を保つケージを有する
    請求項16記載の航空機のプロペラに対するフェイルセ
    ーフ機構。 18、正味の変位させる力が異なる方向に作用する請求
    項17記載の航空機のプロペラに対するフェイルセーフ
    機構。 19、軸受ころの数が奇数であり、正味の変位させる力
    のベクトル和が略ゼロである請求項18記載の航空機の
    プロペラに対するフェイルセーフ機構。 20、航空機のプロペラに対するフェイルセーフ機構に
    於て、 軸部を持つと共に、その中の軸線を持っていて、回転子
    に結合されているプロペラ羽根と、 前記軸部に結合されていて、平坦なレース領域及び傾斜
    したレース領域を有する第1の軸受レースと、 回転子に結合されていて、平坦なレース領域及び傾斜し
    たレース領域を有する第2の軸受レースと、 トラニオンを持つと共に前記第1及び第2のレースの間
    に配置されていて、(1)第2のレースの平坦な領域及
    び第1のレースの傾斜した領域の間にあるころ、及び(
    2)第2のレースの傾斜した領域及び第1のレースの平
    坦な領域の間にあるころの2種類からなる軸受ころと、 軸受ころの間に予定の間隔を保つケージとを有し、該ケ
    ージはトラニオンを拘束する溝孔を持ち、該溝孔は平行
    ではなく、第1及び第2のレースの相対的な回転の間に
    起る隣合ったころの離れが出来る様にした航空機のプロ
    ペラに対するフェイルセーフ機構。 21、360°未満の回転用のころスラスト軸受装置に
    於て、 スラストの為にその間で軸受ころを圧縮すると共に、ス
    ラストによってレースに反対の回転させる力を誘起する
    様な形を持つ2つのレースを有するころスラスト軸受装
    置。 22、レースの形により、レースの相対的な回転位置が
    変化するにつれて、回転させる力が変化する様にした請
    求項21記載のころスラスト軸受装置。 23、レースが全体的に螺旋形である請求項22記載の
    ころスラスト軸受装置。 24、レースの少なくとも一部分が正弦状である請求項
    22記載のころスラスト軸受装置。
JP2008546A 1989-01-23 1990-01-19 航空機の可変ピッチ形プロペラ Pending JPH02241893A (ja)

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