JPH02240437A - Vベルト式無段変速機 - Google Patents
Vベルト式無段変速機Info
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- JPH02240437A JPH02240437A JP5982989A JP5982989A JPH02240437A JP H02240437 A JPH02240437 A JP H02240437A JP 5982989 A JP5982989 A JP 5982989A JP 5982989 A JP5982989 A JP 5982989A JP H02240437 A JPH02240437 A JP H02240437A
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- 238000001816 cooling Methods 0.000 abstract description 14
- 239000004519 grease Substances 0.000 abstract description 7
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 abstract description 6
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 abstract description 4
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 abstract 2
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000004512 die casting Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、冷却構造に特徴を有するVベルト式無段変速
機に関する。
機に関する。
(従来の技術)
この種Vベルト式無段変速機は、ファミリーハイクと称
される小型の自動二輪車等の変速機として採用されるか
、これは、駆動軸上に固定された固定シーブとカムプレ
ートとの間に可動シーブを駆動軸に沿って摺動自在に配
し、該可動シーブと前記カムプレートとの間に遠心ウェ
イトを収容するとともに、l1i1可動シーブと前記固
定シーブから成る駆動プーリと従動軸上に配される固定
シーブと可動シーブから成る従動プーリとの間にVベル
トを巻き掛けて構成される。
される小型の自動二輪車等の変速機として採用されるか
、これは、駆動軸上に固定された固定シーブとカムプレ
ートとの間に可動シーブを駆動軸に沿って摺動自在に配
し、該可動シーブと前記カムプレートとの間に遠心ウェ
イトを収容するとともに、l1i1可動シーブと前記固
定シーブから成る駆動プーリと従動軸上に配される固定
シーブと可動シーブから成る従動プーリとの間にVベル
トを巻き掛けて構成される。
斯かるVベルト式無段変速機において駆動軸の回転数か
増すと、これと共に回転する遠心ウェイトに作用する遠
心力か大きくなって該遠心ウェイトがカムプレートのカ
ム面に沿って径方向外方へ移動し、遠心ウェイトは駆動
プーリの可動シーブを固定シーブ側へ摺動せしめるため
、駆動プーリてのVベルトの巻掛径が大きくなり、逆に
従動ブーりてのVベルトの巻掛径か小さくなって駆動軸
の回転が増速されて従動輪に伝達される。斯くて、該V
ベルト式無段変速機によれば無段階てスムーズな変速比
か得られる。
増すと、これと共に回転する遠心ウェイトに作用する遠
心力か大きくなって該遠心ウェイトがカムプレートのカ
ム面に沿って径方向外方へ移動し、遠心ウェイトは駆動
プーリの可動シーブを固定シーブ側へ摺動せしめるため
、駆動プーリてのVベルトの巻掛径が大きくなり、逆に
従動ブーりてのVベルトの巻掛径か小さくなって駆動軸
の回転が増速されて従動輪に伝達される。斯くて、該V
ベルト式無段変速機によれば無段階てスムーズな変速比
か得られる。
ところで、このVベルト式無段変速機においては、ベル
トの劣化防止等の目的のために駆動プーリの固定シーブ
の背面や可動シーブの外周面にフィンを設け、これら固
定シーブや可動シーブを冷却ファンとしても機能せしめ
ることが行なわれている。
トの劣化防止等の目的のために駆動プーリの固定シーブ
の背面や可動シーブの外周面にフィンを設け、これら固
定シーブや可動シーブを冷却ファンとしても機能せしめ
ることが行なわれている。
(発明か解決しようとする課題)
しかしながら、上記のように固定シーブの背面や可動シ
ーブの外周面にフィンを設けると、当該Vベルト式無段
変速機を収納するケースの内壁と固定シーブの背面及び
可動シーブの外周面との間に十分なスペースが確保され
ないことから、フィンの高さを十分数ることができず、
効果的なファン効果を期待することかできない。
ーブの外周面にフィンを設けると、当該Vベルト式無段
変速機を収納するケースの内壁と固定シーブの背面及び
可動シーブの外周面との間に十分なスペースが確保され
ないことから、フィンの高さを十分数ることができず、
効果的なファン効果を期待することかできない。
又、将来、エンジンか大排気量化され、Vベルトへの負
荷が大きくなった場合、従来の無段変速機においては、
カムプレート部分か積極的に冷却され得ない構造であっ
たため、カムプレートの内側に収容された遠心ウェイト
が熱のために摩耗したり、同カムプレートの内側に封入
されたグリースか熱によって劣化するという問題も考え
られる。
荷が大きくなった場合、従来の無段変速機においては、
カムプレート部分か積極的に冷却され得ない構造であっ
たため、カムプレートの内側に収容された遠心ウェイト
が熱のために摩耗したり、同カムプレートの内側に封入
されたグリースか熱によって劣化するという問題も考え
られる。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的と
する処は、余分なスペースを要することなく有効なファ
ン効果を得ることによって、ケース内の雰囲気を効果的
に拡散せしめてベルト寿命を高めることかできるととも
に、カムプレート部分を積極的に冷却することによって
、遠心ウェイトの摩耗やグリースの劣化を抑制すること
がてきるVベルト式無段変速機を提供するにある。
する処は、余分なスペースを要することなく有効なファ
ン効果を得ることによって、ケース内の雰囲気を効果的
に拡散せしめてベルト寿命を高めることかできるととも
に、カムプレート部分を積極的に冷却することによって
、遠心ウェイトの摩耗やグリースの劣化を抑制すること
がてきるVベルト式無段変速機を提供するにある。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成すべく本発明は、駆動軸上に固定された
固定シーブとカムプレートとの間に、可動シーブを駆動
軸に沿って摺動自在に配し、該可動シーブと前記カムプ
レートとの間に遠心ウェイトを収容するとともに、同可
動シーブと前記固定シーブにて構成される駆動プーリと
従動軸上に配された固定シーブと可動シーブにて構成さ
れる従動ブーりとの間にVベルトを巻き掛けて成るVベ
ルト式無段変速機において、前記カムプレートの背面に
フィンを設けたことを特徴とする。
固定シーブとカムプレートとの間に、可動シーブを駆動
軸に沿って摺動自在に配し、該可動シーブと前記カムプ
レートとの間に遠心ウェイトを収容するとともに、同可
動シーブと前記固定シーブにて構成される駆動プーリと
従動軸上に配された固定シーブと可動シーブにて構成さ
れる従動ブーりとの間にVベルトを巻き掛けて成るVベ
ルト式無段変速機において、前記カムプレートの背面に
フィンを設けたことを特徴とする。
(作用)
カムプレートの背面部分には比較的余裕のあるスペース
か確保されるため、カムプレート背面には比較的高さの
高いフィンを設けることかてきる。従って、カムプレー
トは効率の良い冷却ファンとしても機能し、これの内側
に収容される遠心ウェイトやグリースか積極的に冷却さ
れてその摩耗や劣化か効果的に抑えられる。又、カムプ
レートか効率の高い冷却ファンとして機能する結果当該
Vベルト式無段変速機を収納するケース内の雰囲気か効
果的に拡散され、ケース内温度か一様に低下せしめられ
ることによってベルト寿命か更に高められる等の効果か
得られる。
か確保されるため、カムプレート背面には比較的高さの
高いフィンを設けることかてきる。従って、カムプレー
トは効率の良い冷却ファンとしても機能し、これの内側
に収容される遠心ウェイトやグリースか積極的に冷却さ
れてその摩耗や劣化か効果的に抑えられる。又、カムプ
レートか効率の高い冷却ファンとして機能する結果当該
Vベルト式無段変速機を収納するケース内の雰囲気か効
果的に拡散され、ケース内温度か一様に低下せしめられ
ることによってベルト寿命か更に高められる等の効果か
得られる。
(実施例)
以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
。
。
図面は本発明に係るVベルト式無段変速機を備えるユニ
ット式スイングエンジン要部の平断面図である。
ット式スイングエンジン要部の平断面図である。
図示のユニットスイング式エンジンlは例えばスクータ
型の小型自動二輪車に搭載されるものてあって、これは
エンジン、変速機構等をコンパクトにまとめてユニット
化したものである。このユニットスイング式エンジンl
のエンジンケース2はクランクケースと伝動ケースとを
一体化したものであって、該エンジンケース2内には前
方(図中、上方)から駆動軸たるクランク軸3、従動軸
4、中間軸5、出力軸(車軸)6か互いに平行、且つ回
転自在に配されている。
型の小型自動二輪車に搭載されるものてあって、これは
エンジン、変速機構等をコンパクトにまとめてユニット
化したものである。このユニットスイング式エンジンl
のエンジンケース2はクランクケースと伝動ケースとを
一体化したものであって、該エンジンケース2内には前
方(図中、上方)から駆動軸たるクランク軸3、従動軸
4、中間軸5、出力軸(車軸)6か互いに平行、且つ回
転自在に配されている。
而して、上記クランク軸3の回転は本発明に係るVベル
ト式無段変速機7によって変速されて従動軸4に伝達さ
れるか、Vベルト式無段変速機7はクランク軸3の一端
部(図中、左端部)に設けられる駆動プーリ8と従動軸
4の端部(オーバーハング部)に設けられる従動プーリ
9との間に無端状のVベルト10を巻き掛けて構成され
る。
ト式無段変速機7によって変速されて従動軸4に伝達さ
れるか、Vベルト式無段変速機7はクランク軸3の一端
部(図中、左端部)に設けられる駆動プーリ8と従動軸
4の端部(オーバーハング部)に設けられる従動プーリ
9との間に無端状のVベルト10を巻き掛けて構成され
る。
ところて、クランク軸3の端部には固定シーブ11とカ
ムプレート12か所定圧離隔てて固定されており、両者
間に介設されるカラー13の外周には可動シーブ14か
クランク軸3の軸方向に摺動自在に嵌装されており、前
記駆動プーリ8は該可動シーブ14と固定シーブ11と
て構成される。又、可動シーブ14と前記カムプレート
12との間に形成される空間には、複数の遠心ウェイト
15・・・か径方向に移動自在に収容されている。
ムプレート12か所定圧離隔てて固定されており、両者
間に介設されるカラー13の外周には可動シーブ14か
クランク軸3の軸方向に摺動自在に嵌装されており、前
記駆動プーリ8は該可動シーブ14と固定シーブ11と
て構成される。又、可動シーブ14と前記カムプレート
12との間に形成される空間には、複数の遠心ウェイト
15・・・か径方向に移動自在に収容されている。
尚、クランク軸3上のカムプレート12の背面側には、
ワンウェイクラッチ16及びスタータギヤ17か結着さ
れている。
ワンウェイクラッチ16及びスタータギヤ17か結着さ
れている。
而して1本実施例においては、前記カムプレート12は
Anを素材とするダイカスト成形によって得られ、これ
の背面外周部には複数枚のフィン12a・・・か一体に
形成されており、該カムプレート12は冷却ファンを構
成している。又、前記固定シーブ11の背面外周部にも
同様に複数枚のフィンlla・・・が一体に形成されて
おり、該固定シーブ11も冷却ファンを構成している。
Anを素材とするダイカスト成形によって得られ、これ
の背面外周部には複数枚のフィン12a・・・か一体に
形成されており、該カムプレート12は冷却ファンを構
成している。又、前記固定シーブ11の背面外周部にも
同様に複数枚のフィンlla・・・が一体に形成されて
おり、該固定シーブ11も冷却ファンを構成している。
そして、前記エンジンケース2の前部には大気に開口す
る吸入通路か一体に形成されており、該吸入通路2aは
エンジンケース2の固定シーブ11に対向する部位に形
成される通路2bに連通している。
る吸入通路か一体に形成されており、該吸入通路2aは
エンジンケース2の固定シーブ11に対向する部位に形
成される通路2bに連通している。
一方、前記従動軸4のオーバーハング部外周には、中空
軸18かベアリンク19.20にて回転自在に支承され
ており、該中空軸18の内端部には固定シーブ21か結
着されている。又、中空軸18の外周には可動スリーブ
22か軸方向に摺動自在に嵌装されており、該可動スリ
ーブ22の内端部には可動シーブ23か結着されており
、前記従動プーリ9は該可動シーブ23と固定シーブ2
1とて構成されている。尚、可動スリーブ22には複数
のガイド溝22a・・・か形成されており、各ガイド溝
22aには中空軸18に立設されたピン24がローラ2
5を介して係合している。
軸18かベアリンク19.20にて回転自在に支承され
ており、該中空軸18の内端部には固定シーブ21か結
着されている。又、中空軸18の外周には可動スリーブ
22か軸方向に摺動自在に嵌装されており、該可動スリ
ーブ22の内端部には可動シーブ23か結着されており
、前記従動プーリ9は該可動シーブ23と固定シーブ2
1とて構成されている。尚、可動スリーブ22には複数
のガイド溝22a・・・か形成されており、各ガイド溝
22aには中空軸18に立設されたピン24がローラ2
5を介して係合している。
更に、従動軸4の端部側には遠心クラッチ26が設けら
れているか、該遠心クラッチ26は前記中空軸18の外
端部に結着されたクラッチインナー26aと従動軸4の
端部に結着されたクラッチアウター26bとで構成され
ている。そして。
れているか、該遠心クラッチ26は前記中空軸18の外
端部に結着されたクラッチインナー26aと従動軸4の
端部に結着されたクラッチアウター26bとで構成され
ている。そして。
クラッチインナー26aと前記可動シーブ23との間に
はスプリング27か縮装されており、可動シーブ23と
可動スリーブ22はスプリング27の弾発力を受けて固
定シーブ21側に常時付勢されている。
はスプリング27か縮装されており、可動シーブ23と
可動スリーブ22はスプリング27の弾発力を受けて固
定シーブ21側に常時付勢されている。
ところで、前記従動軸4の中間部には小径の駆動ギヤ2
8か一体に形成されており、該駆動ギヤ28は前記中間
軸5上に嵌着された大径の従動ギヤ29に噛合している
。又、中間軸5には小径の駆動ギヤ30か一体に形成さ
れており、該駆動ギヤ30は前記出力軸6上に嵌着され
た大径の従動ギヤ31に噛合している。尚、出力軸6の
エンジンケース2外へ延出する部位の端部には不図示の
後輪が結着される。又、エンジンケース2の後端部には
1図示のように大気に開口する排出通路2cが一体に形
成されている。
8か一体に形成されており、該駆動ギヤ28は前記中間
軸5上に嵌着された大径の従動ギヤ29に噛合している
。又、中間軸5には小径の駆動ギヤ30か一体に形成さ
れており、該駆動ギヤ30は前記出力軸6上に嵌着され
た大径の従動ギヤ31に噛合している。尚、出力軸6の
エンジンケース2外へ延出する部位の端部には不図示の
後輪が結着される。又、エンジンケース2の後端部には
1図示のように大気に開口する排出通路2cが一体に形
成されている。
次に、本発明に係るVベルト式無段変速機7の作用を説
明する。
明する。
ユニットスイング式エンジン1が駆動され、クランク軸
3か回転駆動されると、この回転はVベルト式無段変速
機7の駆動プーリ8、■ベルト10及び従動プーリ9を
経て中空軸18に伝達され、該中空軸18及びこれに結
着されたクラッチインナー26aか一体に回転駆動せし
められる。
3か回転駆動されると、この回転はVベルト式無段変速
機7の駆動プーリ8、■ベルト10及び従動プーリ9を
経て中空軸18に伝達され、該中空軸18及びこれに結
着されたクラッチインナー26aか一体に回転駆動せし
められる。
而して、クランク軸3の回転速度か小さいときには、該
クランク軸3と共に回転する遠心ウェイト15・・・に
作用する遠心力か小さく、遠心ウェイト15・・・は図
中実線位置に静止したままであり、このとき駆動プーリ
8の可動シーブ14も同じく実線位置にあって駆動プー
リ8てのVベルトIOの巻掛径は小さく、従って従動プ
ーリ9での同■。
クランク軸3と共に回転する遠心ウェイト15・・・に
作用する遠心力か小さく、遠心ウェイト15・・・は図
中実線位置に静止したままであり、このとき駆動プーリ
8の可動シーブ14も同じく実線位置にあって駆動プー
リ8てのVベルトIOの巻掛径は小さく、従って従動プ
ーリ9での同■。
ベルト10の巻掛径は逆に大きく保たれ、クランク軸3
の回転は減速されて中空軸18及びクラッチインナー2
6aに伝達される。クラッチインナー26aの回転速度
か小さく、これに作用する遠心力か所定値以下である間
は遠心クラッチ26はOFF状態にあり、中空軸18及
びクラッチインナー26aの回転は従動軸4に伝達され
ず、これら中空軸18及びクラッチインナー26aは従
動軸4上で自由回転している。
の回転は減速されて中空軸18及びクラッチインナー2
6aに伝達される。クラッチインナー26aの回転速度
か小さく、これに作用する遠心力か所定値以下である間
は遠心クラッチ26はOFF状態にあり、中空軸18及
びクラッチインナー26aの回転は従動軸4に伝達され
ず、これら中空軸18及びクラッチインナー26aは従
動軸4上で自由回転している。
クランク軸3の回転速度か大きくなってクラッチインナ
ー26aに作用する遠心力か所定値を超えると、遠心ク
ラッチ26かON状態となって中空軸1日の回転は該遠
心クラッチ26を経て従動軸4に伝達され、該従動軸4
が回転駆動せしめられる。そして、この従動軸4の回転
はギヤ28゜29、中間軸5及びギヤ30.31を経て
2段減速されて出力軸6に伝達され、該出力軸6か最終
的に回転駆動せしめられる。
ー26aに作用する遠心力か所定値を超えると、遠心ク
ラッチ26かON状態となって中空軸1日の回転は該遠
心クラッチ26を経て従動軸4に伝達され、該従動軸4
が回転駆動せしめられる。そして、この従動軸4の回転
はギヤ28゜29、中間軸5及びギヤ30.31を経て
2段減速されて出力軸6に伝達され、該出力軸6か最終
的に回転駆動せしめられる。
尚、遠心ウェイト15・・・に作用する遠心力の大きさ
はクランク軸3の回転速度に比例するか、この遠心力の
大きさに応して遠心ウェイト15・・・はカムプレート
12のカム面12bに沿って径方向外方へ次第に移動し
て駆動プーリ8の可動シーブ14を固定シーブ11側へ
移動せしめるため、駆動プーリ8におけるVベルトlO
の巻掛径が大きくなり、逆に従動プーリ9における同V
ベルト10の巻掛径は小さくなる。この結果、クランク
軸3と従動軸4との間の変速比は次第に大きくなり、遂
には、可動シーブ14,23は図中、鎖線にて示す位置
まで移動する。
はクランク軸3の回転速度に比例するか、この遠心力の
大きさに応して遠心ウェイト15・・・はカムプレート
12のカム面12bに沿って径方向外方へ次第に移動し
て駆動プーリ8の可動シーブ14を固定シーブ11側へ
移動せしめるため、駆動プーリ8におけるVベルトlO
の巻掛径が大きくなり、逆に従動プーリ9における同V
ベルト10の巻掛径は小さくなる。この結果、クランク
軸3と従動軸4との間の変速比は次第に大きくなり、遂
には、可動シーブ14,23は図中、鎖線にて示す位置
まで移動する。
斯くて、Vベルト式無段変速機6によれば無段階でスム
ーズな変速比か得られるか、本実施例においては駆動プ
ーリ8の固定シーブ11の背面にフィンlla・・・を
設け、カムプレート12の背面にもフィン12a・・・
を設けたため、これら固定シーブ11とカムプレート1
2は共に冷却ファンとして機能する。即ち、固定シーブ
11の回転によって外気か吸入通路2a及び通路2bを
経てエンジンケース2内に導入され、この導入された空
気は回転するカムプレート12のフィン12a・・・に
よって効率良く拡散せしめられ、各摩擦部分、■ベルト
10等を冷却した後、エンジンケース2の後部に開口す
る排出通路2Cから大気中に排出される。
ーズな変速比か得られるか、本実施例においては駆動プ
ーリ8の固定シーブ11の背面にフィンlla・・・を
設け、カムプレート12の背面にもフィン12a・・・
を設けたため、これら固定シーブ11とカムプレート1
2は共に冷却ファンとして機能する。即ち、固定シーブ
11の回転によって外気か吸入通路2a及び通路2bを
経てエンジンケース2内に導入され、この導入された空
気は回転するカムプレート12のフィン12a・・・に
よって効率良く拡散せしめられ、各摩擦部分、■ベルト
10等を冷却した後、エンジンケース2の後部に開口す
る排出通路2Cから大気中に排出される。
ところで、カムプレート12の背面側にはカム面12b
の傾斜に起因してワンウェイクラッチ16との間に比較
的大きなスペースか確保されるため、余分なスペースを
要することなくカムプレート12の背面に形成されるフ
ィン12a・・・の高さ寸法を大きく取ることかできる
。この結果、カムプレート12は効率の良い冷却ファン
として機能し、これの内側に収容される遠心ウェイト1
5・・・やグリースが積極的に冷却されてその摩耗や劣
化が効果的に抑えられる。又、このようにカムプレート
12か効率の高い冷却ファンとして機能する結果、エン
ジンケース2内の雰囲気が効果的に拡散せしめられ、エ
ンジンケース2内の温度か一様に低下せしめられること
によって各種摩擦部品やVベルトlOの寿命が更に高め
られる。
の傾斜に起因してワンウェイクラッチ16との間に比較
的大きなスペースか確保されるため、余分なスペースを
要することなくカムプレート12の背面に形成されるフ
ィン12a・・・の高さ寸法を大きく取ることかできる
。この結果、カムプレート12は効率の良い冷却ファン
として機能し、これの内側に収容される遠心ウェイト1
5・・・やグリースが積極的に冷却されてその摩耗や劣
化が効果的に抑えられる。又、このようにカムプレート
12か効率の高い冷却ファンとして機能する結果、エン
ジンケース2内の雰囲気が効果的に拡散せしめられ、エ
ンジンケース2内の温度か一様に低下せしめられること
によって各種摩擦部品やVベルトlOの寿命が更に高め
られる。
尚、以上の実施例では、エンジンケース内に外気を導入
する外気導入型のユニットスイング式エンジンに備えら
れるVベルト式無段変速機について言及したか、外気の
導入のない密閉型のユニットスイング式エンジン等に備
えられるVベルト式無段変速機に対しても本発明か適用
可能であることは勿論である。
する外気導入型のユニットスイング式エンジンに備えら
れるVベルト式無段変速機について言及したか、外気の
導入のない密閉型のユニットスイング式エンジン等に備
えられるVベルト式無段変速機に対しても本発明か適用
可能であることは勿論である。
(発明の効果)
以上の説明で明らかな如く、本発明によれば、Vベルト
式無段変速機のカムプレートの背面にフィンを設けたた
め、該カムプレートか効率の高い冷却ファンとして機能
し、当該Vベルト式無段変速機を収納するケース内の雰
囲気温度を一様に下げてベルト寿命を高めることかでき
るとともに、カムプレート部分を積極的に冷却して遠心
ウェイトの摩耗やグリースの劣化を抑制することかでき
るという効果か得られる。
式無段変速機のカムプレートの背面にフィンを設けたた
め、該カムプレートか効率の高い冷却ファンとして機能
し、当該Vベルト式無段変速機を収納するケース内の雰
囲気温度を一様に下げてベルト寿命を高めることかでき
るとともに、カムプレート部分を積極的に冷却して遠心
ウェイトの摩耗やグリースの劣化を抑制することかでき
るという効果か得られる。
図面は本発明に係るVベルト式無段変速機を備えるユニ
ットスイング式エンジン要部の平断面図である。 3・・・クランク軸(駆動軸)、4・・・従動軸、7・
・・Vベルト式無段変速機、8・・・駆動プーリ、9・
・・従動プーリ、10・・・Vベルト、11・・・固定
シーブ、12・・・カムプレート、12a・・・フィン
、14・・・可動シーブ、15・・・遠心ウェイト、2
1・・・固定シーブ、23・・・可動シーブ。
ットスイング式エンジン要部の平断面図である。 3・・・クランク軸(駆動軸)、4・・・従動軸、7・
・・Vベルト式無段変速機、8・・・駆動プーリ、9・
・・従動プーリ、10・・・Vベルト、11・・・固定
シーブ、12・・・カムプレート、12a・・・フィン
、14・・・可動シーブ、15・・・遠心ウェイト、2
1・・・固定シーブ、23・・・可動シーブ。
Claims (1)
- 駆動軸上に固定された固定シーブとカムプレートとの間
に、可動シーブを駆動軸に沿って摺動自在に配し、該可
動シーブと前記カムプレートとの間に遠心ウェイトを収
容するとともに、同可動シーブと前記固定シーブにて構
成される駆動プーリと従動軸上に配された固定シーブと
可動シーブにて構成される従動プーリとの間にVベルト
を巻き掛けて成るVベルト式無段変速機において、前記
カムプレートの背面にフィンを設けたことを特徴とする
Vベルト式無段変速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1059829A JP2895849B2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | Vベルト式無段変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1059829A JP2895849B2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | Vベルト式無段変速機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02240437A true JPH02240437A (ja) | 1990-09-25 |
JP2895849B2 JP2895849B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=13124505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1059829A Expired - Fee Related JP2895849B2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | Vベルト式無段変速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2895849B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1143166A2 (en) * | 2000-04-06 | 2001-10-10 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | V belt type transmission |
EP1138591A3 (en) * | 2000-03-31 | 2004-08-25 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Belt type transmission |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61142958U (ja) * | 1985-02-26 | 1986-09-03 | ||
JPS6337856U (ja) * | 1986-08-29 | 1988-03-11 |
-
1989
- 1989-03-14 JP JP1059829A patent/JP2895849B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61142958U (ja) * | 1985-02-26 | 1986-09-03 | ||
JPS6337856U (ja) * | 1986-08-29 | 1988-03-11 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1138591A3 (en) * | 2000-03-31 | 2004-08-25 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Belt type transmission |
EP1143166A2 (en) * | 2000-04-06 | 2001-10-10 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | V belt type transmission |
EP1143166A3 (en) * | 2000-04-06 | 2004-01-07 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | V belt type transmission |
US6808465B2 (en) | 2000-04-06 | 2004-10-26 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | V-belt type transmission |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2895849B2 (ja) | 1999-05-24 |
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