JPH02240312A - 可動堤防 - Google Patents

可動堤防

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JPH02240312A
JPH02240312A JP6266489A JP6266489A JPH02240312A JP H02240312 A JPH02240312 A JP H02240312A JP 6266489 A JP6266489 A JP 6266489A JP 6266489 A JP6266489 A JP 6266489A JP H02240312 A JPH02240312 A JP H02240312A
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Shinjiro Kawabe
河邊 真二郎
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Nishida Marine Boiler Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、洪水時における河川の氾濫を防ぐために設
けられた可動堤防に係り、特に、平常時は堤防の天端上
方に位置して例えば公園、遊歩道等に設置された休憩場
所の雨よけ、日よけ等として利用され、洪水時は転倒し
て堤防の役目を果たす可動堤防に関するものである。
又この発明は高潮対策用堤防としても使用可能である。
〔従来の技術〕
従来、洪水時における河川の氾乙を防ぐために、両岸に
は河川に沿って堤防が構築されている。河川の両岸に構
築された堤防は、通常、平坦な天端の両端の各法肩から
各々下方に緩やかに傾斜し、途中に小段が各々形成され
た略三角形状の断面形状になっている。天端の幅は、中
小河川で3〜5m、大きい河川で6〜7m、ii要な河
川で8m程度となっている。又堤防の天端の高さは計画
高水位に余裕高を加えて決定され、普通は1〜2mであ
る。
ところで、河川には多量の土砂が流されており、その一
部は河床に沈澱して堆積し、河床の水深を徐々に浅くし
ており、その結果、洪水時の河川の水位が徐々に高くな
り、洪水時に河川が氾濫し易(なる。これを防ぐために
、河床に堆積した土砂を排除して河床の水深を深くした
り、又は堤防を更に高くして、これに対応している。
このうち、堤防を更に高くする手段には、堤防全体を太
き(して高くする場合と、堤防の天端に胸壁を設けて高
くする場合がある。堤防の天端に胸壁を設ける方法は、
河川堤防に対して十分な敷地を確保できない地形などで
利用されている。この胸壁には固定式(第5図参照)と
可動式のものがある。
また、河川堤防を越える道路が造られることがあり、こ
の場合、道路の路面は小段の高さ程度になり、道路幅だ
け堤防を切り下げている。そして、上記の可動式の胸壁
が、洪水時にこの切り下げ箇所を閉じてこの箇所から氾
濫するのを防ぐために設けられている(第6図参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の可動式の胸壁は、第6図に示すよ
うに例えば胸壁11が上下に昇降して開閉する形式であ
り、このため、昇降する胸壁11を両側から案内保持す
る固定支柱12を堤防の天端に構築する必要があった。
この堤防の天端に構築された固定支柱12は河川の景観
を損なう嫌いがあり、最近の河川の景観を重視する立場
からは固定支柱12のないものが要求されている。
また、第5図に示すように堤防の天端に固定式の胸壁1
3が形成されているものにあっては、その胸壁13が河
川の視界の妨げとなり、上記と同様に最近の河川の景観
を重視する立場からは固定式の胸壁13は邪魔であり、
その排除が望まれている。
更に、固定式及び可動式の胸壁とも、胸壁が他の用途と
しては有効に活用されておらず、堤防の有効利用に寄与
していなかった。
この発明は、上記のような問題点に鑑み、その問題点を
解決すべく創案されたものであって、その目的とすると
ころは、洪水時以外の平常時には河川の景観を損なわず
、又視界の妨げとならず、市民の親水性を高め、しかも
洪水時には河川の氾濫を防ぎ、更に平常時には公園、遊
歩道等に設置されて休憩場所の雨よけ、日よけ等の他の
用途としても十分に利用することのできる可動堤防を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
以上の目的を達成するために、この発明に係る可動堤防
は、堤防の天端上方に胸壁を堤防の断面円りに回動自在
に設け、上記胸壁を堤防の断面方向に複数連接すると共
に、平常時は上記胸壁を堤防の天端上方に保持して雨よ
け、日よけ等とし、洪水時は上記胸壁を転倒して堤防と
した構成よりなるものである。
〔作用〕
以上のような構成を有するこの発明は次のように作用す
る。
すなわち、平常時には胸壁を堤防の天端上方に保持され
、天端上方に保持された胸壁は、公園、遊歩道等の休憩
場所の雨よけ、日よけ等としての機能を果たす、また、
洪水時には胸壁は転倒され、河川の水位が天端の高さを
越えても、転倒した胸壁が堤防の機能を果たして、河川
の氾乙を防ぐように作用する。
(実施例〕 以下、図面に記載の実施例に基づいてこの発明をより具
体的に説明するに こで、第1図は平常時の可動堤防の部分切断斜視図、第
2図は可動堤防の要部正面図、第3図は平常時の可動堤
防の断面図、第4図は洪水時の可動堤防の断面図である
図において、堤防1の天端2には胸壁3が設けられてい
る。胸壁3は円弧状で板状の形状からなり、一定の水圧
に耐え得る強度を有する材質からなっている。胸壁3は
堤防として機能させないときには第1図又は第3図に示
すように天端2の上方に水平状態に保持されている。
胸壁3は第1図又は第3図に示すような水平状態では堤
防として機能せず、堤防1の天端2上方に位置して例え
ば公園、遊歩道等に設置された休憩場所の雨よけ、日よ
け等として利用される。これに対し、胸壁3は第4図に
示すような転倒状態で堤防の機能を果たし、洪水時にお
ける河川の氾濫を防止する。
胸壁3は例えば断面円弧状のスキンプレートから構成さ
れ、胸壁3の転倒状態で円弧状の凸面側が河川側に臨む
ように設けられている。また、上記凸面側の裏側となる
胸壁3の凹面側には、左右に直線状のアーム4が堤防1
の内陸側に向けて延びている。左右には各々2個のアー
ム4が7字状に設けられている。即ち、各アーム4は断
面円弧状の胸壁3の曲率中心部位に設けられた回動軸5
に向かって延び、その終端は回動軸5の側周面に各々一
体的に連結されている。これらのアーム4は胸壁3と回
動軸5とを連結している。
回動軸5は上下に回動する胸壁3の回動中心となる部分
であり、堤防Iの天端2上に設置された軸受け6に回動
自在に保持されている。回動軸5は堤防1に平行に配置
され、堤防1の断面円りに回動自在となっている。胸壁
3はこれらの回動軸5、軸受け6及びアーム4を介して
堤防1の断面円りに回動自在となっている。
回動軸5は軸受け6に隣接して設けられた駆動装置7に
連動連結されている。駆動装置7には例えば油圧モータ
ーが使用される。この駆動装置7の駆動により回動軸5
は回転し、この回動軸5の回転により、アーム4を介し
て回動軸5と連結している胸壁3は回動軸5を回転中心
として回動する。
上記の構成からなる胸壁3は堤防1の断面方向つまり河
川の方向に沿って複数連接されている。
隣合う胸壁3同士の連接する箇所には密着板3aが設け
られていて、胸壁3が堤防として機能するとき、連接箇
所から水が浸入するのを防ぐようになっている。密着板
3aは胸壁3の堤防1の断面方向端部の下面から突出し
て設けられていて、この突出した密着板3aが隣の胸壁
3の下面に密着して、水の浸入を防いでいる。密着板3
aの密着面には例えばゴム材などの密着性を高める材料
が取付けられている。
次に上記実施例の構成に基づく作用について以下説明す
る。
平常時には、胸壁3を堤防1の天端2上方に水平状態に
保持する。このとき、天端2の上方に保持された胸壁3
は所謂屋根としての機能を果たし、胸壁3の下側はこの
胸壁3によって雨や日ざしが遮られる。
このように、天端2の上方に保持された胸壁3は屋根と
しての機能を果たすため、胸壁3の下側には例えばヘン
ナ8が設置されて、公園や遊歩道等における休憩場所と
して利用される。
一方、洪水時には、駆動装置7を駆動させて天端2の上
方に水平状態に保持されている胸壁3を河川側に転倒さ
せる。第4図においては回動軸5を時計回りに回動させ
る。回動軸5が回動すると、アーム4を介して回動軸5
と連結している胸壁3は回動軸5の回動に連動して時計
回りに回動する。
即ち、胸壁3は回動軸5を中心として下方に回動して、
胸壁3は徐々に転倒し始める。
そして、胸壁3の河川側寄りの一端側が堤防1の天端2
に当接した時点で、駆動値W7の駆動を停止させる。こ
れにより、胸壁3は水平状態から転倒状態となり、河川
の水位が天端2より上昇しても、その水位が転倒した胸
壁3の上端側を越えない限り、河川の氾濫を防ぐことが
できる。
しかも、この場合において、胸壁3は断面円弧状でその
円弧の中心に回動軸5が設けられているので、胸壁3の
凸面側に作用する水圧は回動軸5の回動中心方向に作用
する。このため、胸壁3に作用する水圧によっては回動
軸5廻りの回転モーメントは生じない。従って、胸壁3
に作用する水圧によって胸壁3が上動する方向に回動す
る恐れは全くない。
水位が下がって、洪水の心配がなくなったら、第4図に
おいて駆動装置7を反時計回りに駆動させて、胸壁3を
反時計回りに回動させる。駆動装置7の駆動により、転
倒状態の胸壁3は徐々に上方に回動し、胸壁3が天端2
の上方で水平状態になった時点で、駆動装置7の駆動を
停止して、胸壁3を天端2の上方に水平状態に保持する
なお、この発明は上記実施例に限定されるものではなく
、この発明の精神を逸脱しない範囲で種ケの改変をなし
得ることは勿論である。
例えば、上記実施例においては、駆動装置7が油圧モー
ターである場合で説明したが、油圧シリンダでもよい。
この場合には油圧ソリンダのピストンの伸縮作用によっ
て胸壁3を回動させることになる。
〔発明の効果〕
以上の記載より明らがなように、この発明に係る可動堤
防によれば、平常時には胸壁が堤防の天端の上方に水平
状態に保持されるから、この水平状態に保持された胸壁
が所謂屋根としての役目を果たし、雨や日ざしを遮るこ
とができる。このため、屋根のように保持されている胸
壁の下側に例えばベンチなどを設置することにより、公
園や遊歩道等における雨や日よけ用の休憩場所として利
用することができ、その利用価値を高めることができる
。しかも、洪水時には胸壁が転倒して河川の氾濫を防ぐ
ことができる。
このように、洪水時以外の平常時には河川の景観を損な
わず、又視界の妨げとならず、しがも洪水時には河川の
氾濫を防ぎ、更に平常時には公園、遊歩道等に設置され
て休憩場所の雨よけ、日よけ等の他の用途としても十分
に利用することができる等、極めて新規的有益なる効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明に係る可動堤防の実施例を示すものであ
って、第1図は平常時の可動堤防の部分切断斜視図、第
2図は可動堤防の要部正面図、第3図は平常時の可動堤
防の断面図、第4図は洪水時の可動堤防の断面図である
。 第5図の従来の固定式胸壁を有する堤防の断面図、第6
図は従来の可動式胸壁を存する堤防の断面図である。 〔符号の説明〕 l:堤防       2:天端 3;胸壁       3a:密着板 4:アーム      5:回動輪 6:軸受け      7:駆動装置 8:ベンチ 11j胸壁       12:固定支柱13:胸壁 特許出願人   西田鉄工株式会社 代理人 弁理士   原 嶋  正 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、堤防の天端上方に胸壁を堤防の断面廻りに回動自在
    に設け、上記胸壁を堤防の断面方向に複数連接すると共
    に、平常時は上記胸壁を堤防の天端上方に保持して雨よ
    け、日よけ等とし、洪水時は上記胸壁を転倒して堤防と
    したことを特徴とする可動堤防。
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