JPH02240214A - 無方向性電磁鋼板の熱延板焼鈍方法 - Google Patents

無方向性電磁鋼板の熱延板焼鈍方法

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JPH02240214A
JPH02240214A JP6075889A JP6075889A JPH02240214A JP H02240214 A JPH02240214 A JP H02240214A JP 6075889 A JP6075889 A JP 6075889A JP 6075889 A JP6075889 A JP 6075889A JP H02240214 A JPH02240214 A JP H02240214A
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JP
Japan
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hot
annealing
rolled
nitriding
steel plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP6075889A
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English (en)
Inventor
Akihiko Nishimoto
昭彦 西本
Yoshihiro Hosoya
佳弘 細谷
Toshiaki Urabe
俊明 占部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、無方向性電磁鋼板の熱延板焼鈍方法に関する
〔従来の技術〕
無方向性電磁鋼板のうち81.At量の多いものは、そ
の素材を熱間圧延した場合、熱延板の一部表層のみが再
結晶し、中心層は圧延加工組織を有する未再結晶組織か
ら構成されている場合が普通である。この熱延板をその
まま冷延して焼鈍した場合、磁気特性に好ましい集合組
織の発達が不十分であるため磁気特性の確保が困難とな
り、またリジングも発生し易い。
冷圧、焼鈍後の磁気特性を確保し、リジングを防止する
ためには、熱延板組織を完全に再結晶させるのが好まし
いことが知られており、こうした背景に基づき、1Jt
磁鋼板の製造プロセスにおいては、冷圧前に熱延板の再
結晶化を図るため、熱延板焼鈍な冥施する技術が開示さ
れている。
しかし、この熱延板焼鈍時の雰囲気ガスに窒素が含まれ
る場合、鋼板表面から窒素が拡散浸透し、これにより鋼
中に窒化物が析出し、最終焼鈍時の粒成長性が阻害され
、磁気特性が劣化してしまうという問題がある。
このような熱延板焼鈍時の窒化による磁気特性の劣化を
防止するため、従来、■Sn。
sb等の窒化防止元素を溶鋼中に添加する技術(特開昭
57−35627号)、■スラブ段階で短孔防止剤を塗
布し、拡散浸透させる技術(特開昭51−48707号
)、■窒化を促進させる表面スケールを除去し、焼鈍雰
囲気中の露点を制御することで窒化防止を図る技術(%
開昭62−214128号)などが提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、これらのうち■の方法は鋼の表面近傍に含まれ
る添加元素を除く大部分の添加元素は窒化防止に寄らず
、不経済である。また、■の方法では窒化防止元素の拡
散層がスラブ加熱中或いは熱延中に酸化されてしまうた
め、酸化防止剤と混合して使用しなければならない不利
がある。さらに■の方法は、焼鈍炉に加湿仮置な¥&置
する必要があり、また焼鈍炉内の露点を均一に制御する
のが難しく、このためコイル全体に亘る窒化防上は困難
である。
また、最終焼鈍時における窒化を防止するため、冷圧後
、最終焼鈍前KSe等の窒化防止剤を塗布する技術(特
公昭56−48567号)も提案されている。
しかし、冷圧後にSe等の9化物防止剤を塗布した場合
、最終焼鈍段階での窒化を防止することはできるものの
熱延板焼鈍段階での窒化を防止できないばかりでなく、
最終焼鈍段階において窒化防止剤中のSe 、 Sn 
sb等の元素が鋼板表面より急激に拡散浸透するため、
フェライト粒の粒成長性が著しく低下し、逆に磁気特性
の劣化を招いてしまう。
本発明はこのような従来の問題に緬み、熱延板焼鈍時の
窒化を極めて効果的且つ低コストで防止し、低鉄損の無
方向性電磁鋼板を製造することができる方法を提供せん
とするものである。
〔課題を解決するための手段および作用〕このため本発
明は、St、ALを含む電磁鋼スラブを熱間圧延し、得
られた熱延コイルを箱焼鈍した後、最終板厚まで冷間圧
延し1次いで最終焼鈍を施す一連の工@により無方向性
電磁鋼板を製造するに当り、熱間圧延まま、または熱間
圧延後脱スケールした鋼板の表面に、Se、To、Sb
、B1 、 Pb、8pまたはAs若しくはこれら元素
の化合物のうち1種または2種以上を付着させ、しかる
後、との熱延コイルを非酸化性雰囲気中で箱焼鈍するよ
うにしたことをその特徴とする。
鋼中VcSbまたはSnを龜加含有させると窒化を防止
できることは従来から知られているが、本発明者らか種
々の実験・検討を重ねた結果、これら窒化防止元素を添
加しなくても、Sn 、 8b 、さらにはSe 、 
To 、 B1 、 Asなとの化合物を希薄溶液或い
は希薄懸濁液として熱延板表面に塗布する等の方法によ
り、上記元素を鋼板面に均一に付着させることにより、
続く熱延板焼鈍時に窒素ガス(Nりが鋼板表面で分解し
て鋼中に拡散する反応(Nn→2N)が効果的に抑制さ
れ、鋼板の窒化を防止し得ることが明らかとなった。
本発明では、熱延鋼板に対し、圧延ままのスケールが付
着した状態或いは酸洗等により脱スケールとした状態の
いずれの場合でも。
上記元素を付着させ熱延板焼鈍を行うことにより、窒化
を適切に防止することができる。
鋼板に付着させるべき窒化防止元素としてはSe 、 
Te 、 Sb 、 Bi 、 Pb 、 8n 、 
Asかあり、これらのうちの1種または211以上が選
はねる。
これらの元素を鋼板面に付着させるには、通常、上記元
素の化合物の1種または2種以上を含む水溶液または懸
濁液を鋼板面に塗布して乾燥させる方法が採られる。塗
布の方法としては、窒化防止元素が均一に分散する方法
1あればよく、スプレー、浸漬等、任意な方法を採るこ
とができる。例えば、熱延板を酸洗しない場合は、熱延
コイラ直前の冷却スプレーのスプレー液に上記化合物を
混合しておけばよく、また、熱延板を酸洗する場合であ
れば酸洗ライン後段の水洗タンク中に化合物を混入して
おき、鋼板を浸漬、させることにより塗布すればよい。
窒化防止元素の化合物としては、KISeol 、 K
ITeol 、 5bCt3. BiCjsPbC12
、5nCjl 、 AsC23等が用いられる。
これらの窒化防止剤を熱延板に塗布するに際し、その塗
布量が0.5f/m”以下であると熱延板焼鈍の窒化を
十分抑制できず、このため0、597m”を超える塗布
が望ましい。
また、化合物を塗布する以外に、例えばCVD (化学
気相蒸着)法により窒化防止元素を付着させることもで
き、この場合には元素そのものが鋼板面に蒸着される。
窒化防止元素が付着した熱延板は非酸化雰囲気中で焼鈍
される。
この焼鈍を大気等の酸化雰囲気で行った場合、鋼板表面
の値化防止元素が酸化されてしまい、窒化防止効果が消
失してしまう。このため非酸化雰囲気、望ましくは5%
以上のH2を含んだN!、 Arとの混合ガスからなる
雰囲気中で焼鈍が行われる。この熱延板焼鈍は箱焼鈍、
連続焼鈍のいずれで行うこともできるが、箱焼鈍の)S
うが加熱、均熱および冷却時間を充分長くとれることか
ら、熱延板の再結晶粒の成長が十分性われるとともに、
窒化物、硫化物等の析出物の凝集粗大化が十分になされ
、最終焼鈍時の結晶粒成長が促進されるため有利である
なお1本発明では電磁鋼としての成分に特に制限はない
が、一般にはC≦0.0050wt%、8i:1.O〜
4. Owt%、At:0.1〜2. Owt%程度の
成分とすることが好ましい。
ここで、Cは0.00 S Owt%を超えると磁気特
性が劣化し、磁気時効上も問題を生じ易いため、0.0
050wt%以下とすることが好ましい。
Slは、1.9w5%未満となると固有抵抗の減少によ
り鉄損値の向上が少な(、また4、0wt%を超えると
冷延性が悪く、このため1.0〜4、 Owt%とする
ことが好ましい。
Atは、0.1 wt%未満では製鋼段階で残存したN
がAtとともにkLNとして微細に析出して磁気特性劣
化の原因となり易く、一方、2.0wt%を超えると冷
延性が悪く、このため0.1〜2.0wt%とすること
が好ましい。
〔実施例〕
実施例 1゜ 第1表に示される組成の電磁鋼スラブを、第2表および
下記した条件で熱間圧延した後、第2表に示される条件
で熱延板焼鈍し、必要に応じて酸洗した後、板厚υ、5
0wjに冷間圧延した。そして脱脂後、下記条件で仕上
焼鈍を実施した。熱延板焼鈍は、本発明例では第2表に
示されるような窒化防止剤を含む溶液を鋼板面に塗布し
、また比較例では窒化防止剤を塗布しないでそれぞれ実
施した。
0熱延条件: 加熱1150℃、仕上げ830℃。
板厚10 wa t O仕上焼鈍条件; 25%H,−75%N2.露点−15℃。
900℃X2m1n加熱 第2表に各供試材の焼鈍による窒化i′(但し1表中の
数値は鋼中のベースN 1l(0,0024wt%〕を
含むNt)および仕上焼鈍後の磁気特性を示す。
第1図(a)、(b)は、本実施例における比較例A1
5(写真−))と本発明例AIQ(写真(b))の鋼板
の浅層部断面拡大写真であり。
熱延板焼鈍前に窒化防止剤を塗布した本発明材では表層
の窒化が効果的に抑えられていることが判る。
実施例 2゜ 第3表に示される組成の電磁鋼スラブを、第4表および
下記した条P+′C:熱間圧延した後、第4表に示され
る条件で熱延板焼鈍し、必要に応じて酸洗した後、板厚
0,50■1<冷間圧延した。そして、脱脂後、下記条
件で仕上焼鈍を実施した。熱延板焼鈍は本実施例では第
4表に示されるような窒化防止剤を含む溶液を鋼板面に
塗布して実施し、また、比較例では窒化防止剤を塗布し
た場合と、窒化防止剤を塗布しない場合の両方について
それぞれ実施した。
0熱延条件: 加熱1120℃、仕上げ800℃、 板厚2. Owm * 0仕上焼鈍条件 25%H,−75%N2.露点−20℃。
950℃X 2 min加熱 第4表に各供試材の焼鈍による窒化!k(但し1表中の
数値は鋼中のベースN:!L: r O,0021wt
%〕を含むN量)および仕上焼鈍後後の磁気特性を示す
実施例 3゜ 第1表中の鋼Aおよび第5表に示される組成の電磁鋼ス
ラブを、第6表および下記した条件で熱間圧延した後熱
延板焼鈍し、酸洗した後、板厚0.50 m tに冷間
圧延した。
そし【脱脂後、下記条件で仕上焼鈍を実施した。熱延板
焼鈍は本発明例では第6表に示されるような窒化防止剤
を含む溶液を鋼板面に塗布して実施した。一方、比較例
は窒化防止元素を鋼中に予め添加し、窒化防止剤の塗布
なしに熱延板焼鈍を実施したものである。
0熱延条件: 加熱1150℃、仕上げ830℃。
板厚2.0■t O熱延板焼鈍条件ニ ア5% H鵞 −25%N2  t  24【点−10
℃ 。
820oCx3時間均熱 0仕上焼鈍条件: 25%H,−75%N!、露点−15℃。
900℃×2分加熱 第6表に各供試材の焼鈍による密化量(但し、表中の数
値は鋼中のベースN量〔0,0024wt%、 0.0
022 wt%、  0.0023wt%〕を含むN量
)および仕上焼鈍後の磁気特性を示す。
同表によれば、本発明による鋼板は鋼中に窒化防止元素
を添加した比較材に較べても窒化が効果的に抑えられて
いる。
第    5    表 第 表
【図面の簡単な説明】
第1図(al 、 (blは実施例1における熱砥板焼
鈍後の鋼板表層部断面金属組織の顕微鏡拡大写真であり
、同図(a)は比較例A15を、同図(′b)は本発明
例AIOをそれぞれ示すものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 Si、Alを含む電磁鋼スラブを熱間圧延 し、得られた熱延板を焼鈍した後、最終板 厚まで冷間圧延し、次いで最終焼鈍を施す 一連の工程により無方向性電磁鋼板を製造 するに当り、熱間圧延まま、または熱間圧 延後脱スケールした鋼板の表面に、Se、Te、Sb、
    Bi、Pb、SnまたはAs若しくはこれら元素の化合
    物のうち1種または2種以上を 付着させ、しかる後この熱延板を非酸化性 雰囲気中で焼鈍することを特徴とする無方 向性電磁鋼板の熱延板焼鈍方法。
JP6075889A 1989-03-15 1989-03-15 無方向性電磁鋼板の熱延板焼鈍方法 Pending JPH02240214A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0866144A1 (en) * 1997-03-18 1998-09-23 Nkk Corporation Non-oriented electromagnetic steel sheet and method for manufacturing the same
JP2001073079A (ja) * 1999-07-05 2001-03-21 Kawasaki Steel Corp 深絞り用極低炭素薄鋼板および亜鉛系めっきを施した深絞り用極低炭素薄鋼板
WO2024095595A1 (ja) * 2022-10-31 2024-05-10 Jfeスチール株式会社 無方向性電磁鋼板とその製造方法

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