JPH02239926A - 車輪の製造方法 - Google Patents

車輪の製造方法

Info

Publication number
JPH02239926A
JPH02239926A JP6304289A JP6304289A JPH02239926A JP H02239926 A JPH02239926 A JP H02239926A JP 6304289 A JP6304289 A JP 6304289A JP 6304289 A JP6304289 A JP 6304289A JP H02239926 A JPH02239926 A JP H02239926A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
mold
joining
rubber
molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6304289A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0780261B2 (ja
Inventor
Yusaku Kato
祐作 加藤
Osamu Nakano
治 中野
Masabumi Sone
曽祢 正文
Satoru Oda
悟 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Fukuyama Rubber Industry Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Fukuyama Rubber Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd, Fukuyama Rubber Industry Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP6304289A priority Critical patent/JPH0780261B2/ja
Publication of JPH02239926A publication Critical patent/JPH02239926A/ja
Publication of JPH0780261B2 publication Critical patent/JPH0780261B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、車輪の製造方法に関するものである。
(従来技術とその問題点) 従来、特開昭63−260408号公報に示すようなリ
ムの周りにタイヤを一体成形した車輪の製造方法が開示
されているが、該従来技術のものは、別々に成形したタ
イヤ片を接合する技術が考慮されておらず、タイヤ片を
一体に成形加硫するときに十分な接合ができていないも
のが発生し、車輪使用中にタイヤが接合面から剥離して
破損するという問題があった。また、タイヤハを一体に
成形加硫するとき接合する圧力によりタイヤ外面側に皺
や筋目が入り商品としての価値が低下することもあった
(問題点を解決する方法) 上記従来例の問題点を解消するために、請求項第1項記
載の発明は、タイヤの外面を成形する型11・12とタ
イヤの中空部108を有する内面を成形する型20とに
より、タイヤ外面側の突出量d2よりも大きい突出量d
1を有する部分を中空部108側に設けた接合代E,を
有するタイヤ片130・130を成形した後、該接合代
E1を圧着接合してタイヤ片130・130を一体に成
形加硫する車輪の製造方法とし、請求項第2項記載の発
明は、型20により成形されるリム107が入る空洞部
123の容積をリム107の断面積よりも小さくしたこ
とを特徴とする請求項第1項記載の車輪の製造方法とし
たものである。
(発明の作用および効果) 請求項第1項記載の発明は、タイヤ外面側の突出景d,
よりも大きい突出量d,を有する部分を中空部108側
に設けた接合代E,を有するタイヤ片130・130を
成形した後、該接合代E,を圧着接合してタイヤ月13
0・130を一体に成形加硫する車輪の製造方法とした
ので、タイヤの外面に影響を与える外面側は接着に必要
なだけの少ない突出量として、接合時に外表面側に押圧
力をあまり与えないようにし外表面に皺や筋目等が入る
ことを防止でき、内部側は突出量を大きくして接合時に
余分のゴムが中空部108に盛り」二がり盛1−がり部
111を形成し充分な接着力が得られるようになり、タ
イヤ片130・130は良好に接着される。
また、請求項第2項記載の発明は、型20により成形さ
れるリム107が入る空洞部123の容積をリム107
の断面積よりも小さくしたことを特徴とする請求項第1
項記載の車輪の製造方法としたものであるから、リム1
07にタイヤJ’,130・130を一体に成形加硫す
るときリム107にてゴムが押圧され、リム107とタ
イヤとの接着を的確に行なうことができると共に、リム
107にて抑圧された余分なゴムの一部が中空部108
側に盛り−1−かり、リム107とタイヤとの接着を非
常に強固なものとすることができる。
(実施例) この発明の一実施例である車輪の製造方法を面に基づき
詳細に説明する。
先ず、III輪をプレス成形する油圧式プレス成形装置
1について説明する。2は床面に設けられた台座3と1
・部フレーム4との四隅に円柱フレーム5・・・を固設
して横成された機枠である。6は四隅に貫通孔7・・・
を有する]一下動枠体であって、」一記一3− 円柱フレーム5・・・が該貫通孔7・・・を貫通した状
態で装着されている。8は上下動枠体6を円柱フレーム
5・・・に沿って−L下動させる油圧装置であって、そ
の油圧ピス1ヘン9の」二部が」〕下動枠体6の下面に
固設されている。10・10は1一下動枠体6の上面に
固設された左右レールであって、車輪成形用の下型11
がイーロ方向に移動できるようにその]―に載置されて
いる612は車輪成形用の」二型であって、上部フレー
ム4の下面にボル1−にて固設されている。
].3a・13bは温度が140−200℃で圧力が1
2kg/ciの水蒸気を下型11と上型12の内部に供
給する屈曲自在のパイプであって、下型11と」二型1
2とはその温度が生ゴムを短時間で加硫する温度140
〜200℃に保たれている。
14は左右レール10・10の下側の床面に設置された
調温庫であって、内部に温度センサーの検出にて作動す
る電熱ヒーター15と冷却装置16とが設けられており
、内部の湿度は常に70℃〜110℃に保たれている。
17・17は調温庫14内部と外部とに渡って設けられ
た左右レールであって、その」〕部には把持部18を有
する移動台19がレールに沿って移動できるように載置
されている。そして、作業者が移動台19の−1二面に
中子型20を載置した状態で、把持部18を持って移動
台19を左右レール17・17に沿って移動させ、調温
庫14の人口21より調温庫14内に移動台19と共に
中子型20を収納できるようになっている。22はJ−
■方向に抜き挿しすることにより調温庫14の入口を開
閉する蓋体(戸)である。然して、調温庫14は、中子
型20をその内部に収納し、電熱ヒーター15と冷却装
置16との働きにより、生ゴムが成形可能で短時間では
加硫しない温度70℃〜110℃に中子型20を湿度調
節するように構成されている。
23は屈曲自在のパイプ24の先端に装着されたノズル
であって、その先端より温度が140〜200℃で圧力
が12kg/cdの水蒸気を噴出できるように横成して
いる。尚、パイブ24の基部にはバルブ24′が設けら
れており、ノズル23の先端より水蒸気を噴出する状態
と水蒸気を遮断してパイプ24内を大気に開放する状態
とに切り替えられるように構成している。
ここで、下型11につき詳しく説明する。
下型11は、台部11aと型部1lbとをボルト11c
・・・にて固定して構成されている。
25は型部1lbの上面に彫り込まれた型であって、後
述の車輪100のタイヤ胴部101を成形する部分26
とラグ102を成形する部分27・・・とスポーク被留
部103・・・を成形する部分28等のゴムタイヤの外
形が彫られており、その表面はざらざらした粗雑面に形
成されている。
29は後述の車輸100のボス104の孔部105を貫
通する支持ビンであり、台部11aの」−面中央部に固
設されている。30は後述の車輪100のスポーク10
Gを支持するスポーク支持部であり、型部1lbの1−
面に3カ所設けられている。然して、支持ピン29と3
ヵ所のスポーク支持部30・・・にて、車lII!10
0のリム107が型部25の所定位置に位置決めできる
ように構成している。尚、スポーク支持部30の中央部
には、上下に移動自在の移動支持体30aが設けられて
おり、バネ30bにて上動方向に伺勢されている。
31・・・は型部1lbのラグ102を成形する部分2
7の底に穿設された吸引部としての貫通孔である。32
は台部11aの上面と側面とに渡って穿設された貫通孔
であり、その側面側部分にはパイブ33が設けられてい
る。34・34はシールであって、1−記貫通孔31・
・・と32との孔1−1を挾んで台部11aの.1;面
に彫られだ円溝に設けられている。然して、パイプ33
を真空ポンプに連結して、シール34・34間を真空状
態とし、型25に生ゴムを載せてプレス成形するときに
貫通孔31・・・を負圧としラグ102を成形する部分
27の底隅部までゴムがいきわたるようになっている。
35は型25の外周部に設けられた穴であって、型25
に4−ゴムを載せてプレス成形するときに型外周隅部ま
でゴムがいきわたるように設けられている。
50・・は型25の底面に設けられた細いビンで=8− あって、型25に生ゴムを載せてたとき生ゴムにつき刺
さり生ゴムがずれるのを防止する。
36は台部11aの内部に設けられた孔であって、前記
温度が140〜200℃で圧力が12kg/dの水蒸気
を供給するか1曲自在のバイブ13aがその孔入口36
aに連結されており、孔36内にその水蒸気が導入され
、孔出II 3 6 bより屈曲自在のパイプ138′
を通って排出され、下型11はその温度が生ゴムを加硫
する140〜200℃に保たれている。
37a・・・は下型11の四隅に設けられた穴であり、
後述の上型12に設けられた位置あわせ嵌合ビン38・
・・が嵌入するように設けられている。37b・・・は
下型11に設けられた貫通孔であり,後述の中子型20
に設けられた位置あわせ嵌合ピン43・・・が嵌入する
ように設けられている。
39は前記先端より温度が140〜200℃で圧力が1
2kg/cdの水蒸気を噴出するノズル23をセットす
る台であり、その1−面にはノズル23の筒部23aを
嵌入する縦溝39aとノズル23の鍔部23bを嵌入す
る横溝39bとノズル23の噴出管23cを嵌入する縦
溝39cが設けられている。40は型部1lb上面に設
けられたノズル23の噴出管23cを嵌め込む溝である
次に、七型12につき詳しく説明する。
1二型12は、台部12aと型部12bとをボルh 1
 2 c・・にて固定して構成されている。
25′は型部12bの下面に彫り込まれた型であって、
後述の車輪100のタイヤ胴部101を成形する部分2
6′とラグ102を成形する部分27′とスポーク被覆
部103を成形する部分28′等が彫られており、その
表面はざらざらした粗雑向に形成されている。
41は前記支持ピン29の先端が嵌入する穴であり、台
部12aの下面中央部に設けられている。
31’・・は型部12bのラグ102を成形する部分2
7’の底に穿設された吸引部としての貫通孔である。3
2′は台部12aの上面と側面とに渡って穿設された貫
通孔であり、その側面側部分にはパイプ33′が設けら
れている。34′ ・34′はシールであって、上記貫
通孔31’・・・と32″ との孔口を挾んで台部12
aの下面に彫られた円溝に設けられている。然して、パ
イプ33′を真空ポンプに連結して、シール34’  
・34′間を真空状態とし、型25′に生ゴムを入れて
プレス成形するときに貫通孔31′・・・を負圧としラ
グ102を成形する部分27′の底隅部までゴムがいき
わたるようになっている。
35′は型41の外周部に設けられた穴であって、型2
5′に生ゴムを入れてプレス成形するときに型外周隅部
までゴムがいきわたるように設けられている。
36′は台部12aの内部に設けられた孔であって、前
記温度が140〜200℃で圧力が12kg/dの水蒸
気を供給する屈曲自在のバイブ13bがその孔入口36
8′に連結されており、孔36′内にその水蒸気が導入
され、孔−1冒−+36b’より7Iil曲自在のパイ
プ13b′を通って排出され、1″型12はその温度が
生ゴムを加硫する140〜200℃に保たれている。
38・・は−1一型12の四隅に設けられた嵌合ビンで
あり、役述の中子型20の四隅に設けられた貫通孔42
・・を貫通し、前記下型11の穴37aに嵌入するよう
に設けられている。
39’ はノズル23をセッ1−する台39に対向して
設けられた押さえ台である。ノズル23は、プレス成形
時に台39と押さえ台39′とにより保持され、その噴
出管23c先端は型25と25’とにより形成される空
間部に突出して位置する。
30′は前記下型11のスポーク支持部30と共同して
スポーク106を支持するスポーク支持部であり、型部
12bの下面に3カ所設けられている。尚、スポーク支
持部30′の中央部には、−1−下に移動自在の移動支
持体308′が設けられており、バネ30b’ にて下
動方向に付勢されている。
次に、中子型20について説明すると、その上面及び下
面には、後述の車輪100のタイヤ胴部101の中空部
108を成形する部分45と、下型11と]一型12の
ラグ102を成形する部分27・27′にプレス成形す
るときゴムが底隅部までいきわたるようにゴムを該27
・27′内に押す突起部46・・・(該突起部46・・
・にて押されてできるラグ102・・・内部の空洞部1
08′・・・は、前記中空部108と連通して形成され
る。)と、畢輸100のリム107が入る空洞部123
を成形する部分47(部分47の突出量をL,とすると
、空洞部123の半径もし,となるが、該空洞部123
の半径し,はリム107の半径L2よりも小さくなるよ
うに設定されている。)と、車輸iooのスポーク10
6が入る空洞部を成形する部分48・・・と、下型11
と上型12とで形成される2つの半割状のタイヤ片13
0・130の外周部と内周部が接合する接合代E1・E
2を成形する環状溝部分60・61とよりなる型44・
44が彫られている。そして、型44・44の表面は、
シリコン焼付け処理(または、フッ素コーティング処理
)がされており、成形後のゴムが容易に離れるようにな
っている。
51・・は型44の1・而に設けられた細いビンであっ
て、型44に生ゴムを載せてたとき生ゴムにつき刺さり
生ゴムがずれるのを防1卜する。
42・・・は十型12の嵌合ピン38・・・が貫通する
貫通孔、43・・・は下型11に設けられた貫通孔37
b・・・に嵌入する位置あわせ用の嵌合ビンである。
49・49は中子型20を下型11から外して吊り上げ
るときにリフト装置のワイヤ等を掛ける左右吊持部であ
る。
次に、−ヒ記生ゴムを短時間で加硫する温度140〜2
00℃に加熱された下型11・上型12と生ゴムが成形
可能で短時間では加硫しない温度70〜110℃に調温
された中子型20を有する油圧式プレス成形装置1を用
いて、車輸100を成形する方法について説明する。
先ず、車輪に車輪を装着するための鉄製円管状のボス1
04と鉄パイプよりなる円環状リム107とを3本の鉄
パイプよりなるスポーク106・・・とを溶接連結した
車輪本体110を用意する。尚、ボス104とスポーク
106・・・とは補強鉄板109にて補強連結されてい
る。
そして、ゴムを接着する接着剤Aと鉄とを接着する接着
剤Bを」−記車輸本体110全体に塗布し、乾燥後、ゴ
ムを接着する接着剤Aをスポーク106のゴムが被覆さ
れる部分と円環状リム107とに塗イ11する。次に、
円環状リム107外周にゴムを溶剤にて溶かした液を塗
布し、その−1−に41F状の接着性の良い天然生ゴム
Cを接着し、更にその[二にゴムを溶剤にて溶かした液
を塗布する。
次に、下型11を」二型12と刻面する位置から左右レ
ール10・1 0 .Jj.を口方向に移動させて左右
レール10・10の先端部に位置させる。そして,前以
て帯状の生ゴムに車III!100のラグ102・10
2間のピッチに合わせて切り目を入れた帯状生ゴムDを
成形可能で短時間では加硫しない温度70〜110℃に
予熱したものを、下型11の型25に載せる。そのとき
、切り目がラグ102を成形する部分27・27の真中
に位置するようにして生ゴムが該27・・・に丁度位置
するようにしてピン50にて帯状生ゴムDを係止する。
そして、調温庫14から中子型20を取出して、その嵌
合ビン43・・・が下型11に設けられた貫通孔37b
・・・に嵌入するようにして下型11の上に重ねる。
そして、中子型20の上血の型44」二にも帯状生ゴム
Dを載せる。そのとき、下型11に帯状生ゴムDを載せ
たのと同様に、切り目がラグ102を成形する突起部4
6・46の真中に位置するようにして生ゴムが該突起部
46・・・に丁度位置するようにしてピン51にて帯状
生ゴムDを係止する。
そして、中子型20が重ねられた下型11を左右レール
10・10上をイ方向に移動させて」二型12と対向す
る位置にし、−1二型12の位置あわせ嵌合ピン38・
・・が中子型20の貫通孔42・・・を貫通し下型11
の穴37aに嵌人するようにして、−1―型12と中子
型20と下型11とが密着するまで油圧装置8を作動さ
せて1―下動枠体6を1一動させる。そのときの各型間
のプレス圧は100〜120kg/c++Tぐらいで、
約2分程成形する。すると、帯状生ゴムDは各型25・
25′ ・44・44にてプレス成形されて、車輪10
0のタイヤ胴部1=15− 01,ラグ102・・・,スポーク被覆部103・・・
及びリム107が入る空洞部123が成形される。
そのとき、ラグ102・・・部分は、中子型20に形成
された突起部46・・・の押圧と下型11と」−型12
のラグ102を成形する部分27・・・27′・・・の
底に穿設された貫通孔31・・・より真空ポンプにて吸
引することとにより、下型11と1二型12のラグ10
2を成形する部分27・・・・27′・・・の底隅部ま
でゴムが十分にいきわたり、きれいに成型される。そし
て、油圧装置8にて上下動枠体6を下動させて上型12
と中子型20とを離した後、中子型20が重ねられたま
ま下型11を左右レール1o・10..I−を口方向に
移動させて左右レール10・10先端部にまで引き出す
。そして、リフ1〜装置にて中子型20を下型12から
離し、中子型20は再び調温庫14に収納する。この時
、中子型20の型44・44の表面がシリコン焼付け処
理(または、フッ素コーティング処理)され成形後のゴ
ムが容易に離れるようになっていることと下型11・−
1―型12の型25・25′の表面が粗雑面に処理され
てゴムが離れにくくなっていることとにより、成形され
た半割状のタイヤ片130・130は、各々下型11と
」―型12とに残る。
このようにして第14図のように半割状のタイヤハ13
0・130が成形されるのであるが、下型11と上型1
2との接合面から各半割状のタイヤ片130・130の
接合代E,・E2が突出している(中子型20の環状溝
部分60・61にて形成された部分)。そして、該接舎
代E,・E2は中子型20にて成形されているので未だ
加硫されていないので、次工程で半割状のタイヤ片13
0・130を一体に接合して加硫するとき一体になり、
2つの半割状のタイヤ片130・130は強固に接着し
て成形される。また、この接合代E1の形状はタイヤの
外周側(外面側)はその突出量d2が小さくタイヤ内部
側はその突出量d,が大きい傾斜状に形成されている。
それは、2つの半割状のタイヤ片130・130を一体
に接合するとき、下型11とl一型12に接して加硫が
進んでいる外面に影響を与える外周側は接着に必要なだ
けの少ない突lIIIl量として、接合時に加硫が進ん
でいる外面表面部に押圧力をあまり与えないようにして
表面部に皺や筋目等が入らないようにしてあると共に、
下型11と上型12に接していない未加硫の内部側は突
出量を大きくして接合時に余分のゴムが中空部108に
盛り−1−かり盛」−がり部111を形成し充分な接着
力が得られるようになっている。
次に、前記円環状リム107外周に帯状の生ゴムCを接
着した車輪本体110のボス104の孔部105を下型
11の支持ピン29に挿通してスポーク支持部30・・
・にスポーク106を支持させて、車輪本体110のリ
ム107が下型11の半割状のタイヤ片130・130
のリム107が入る空洞部123に位置するようにする
そして、下型11を再び左右レール10・10上をイ方
向に移動させて」一型12と対向する位置にし、ノズル
23の噴出管23cの先端が半割状のタイヤ片130・
130の中空部108に位置するように下型11の台3
9にノズル23を設置し、上型12の位置あわせ嵌合ピ
ン38・・・が下型11の穴37aに嵌入するようにし
て、上型12と下型11とが密着するまで油圧装置8を
作動させて−1−下動枠体6を」二動させる。そのとき
の両型11・12間のプレス圧は、ノズル23の先端よ
り噴出される水蒸気の圧力12kg/c+Kよりも大き
ければ良いが、本実施例では100〜120kg/dぐ
らいに設定している。
そして、パイプ24のバルブ24’ を操作してノズル
23の先端より温度が140〜200℃で圧力が12b
/a&の水蒸気を噴出させる。
すると、タイヤは下型11と上型12の熱(温度140
〜200”C)にて外面から加硫されると共に、ノズル
23より噴出される140〜200℃の水蒸気にて内部
からも加硫され、5〜10分にてタイヤ全体が加硫され
る。
このとき、リム107が入るタイヤ片130・130の
空洞部123・123の表面123′123″は、中子
型20にて成形されているからまだ殆ど加硫されていな
いので、リム107に適確に接着する。更には、リム1
07が入るタイヤ片130・130の空洞部123の半
径L1はリム107の半径L2よりも小さく形成されて
いるので、プレス時にリム107にてゴムが押圧され、
リム107とタイヤ片130・130との接着が的確に
行なわれる。また、リム107にて押圧された余分なゴ
ムの一部が中空部108側に盛リ−ヒがり、リム107
に接着してある帯状生ゴムCと密着するので、中空部1
08内に高圧の水蒸気をいれても、該水蒸気がゴムとリ
ム107との間に入り込むことを防11Zする。従って
、リム107とタイヤ片130・130との接着は非常
に強固なものとなる。
また、タイヤ片130・130のゴム内部に入り込んで
いた空気(ゴムを圧延するときにゴム内部に空気が入り
込む。)や熱にてゴム内部に発生したガス等が加硫時に
加える温度にて膨張するのを,中空部108内にいれた
水蒸気の高圧で抑制するので、安定した均一のゴム組織
が得られ良質のタイヤが成形される。そして、中空部1
08内にいれた水蒸気の高圧にて、上記リム107にて
押圧されて中空部108内に盛り」二がったゴムやリム
107に接着していた帯状生ゴムCをリム107に抑圧
し、リム107とタイヤ片130・130とは更に強固
に接着される。
このようにして、ノズル23より140〜200’Cの
水蒸気を噴出させて5〜10分加硫させた後、バルブ2
4′を操作して水蒸気の噴出を停止すると共に中空部1
08内の水蒸気を大気中に開放する状態にして約1分間
そのままとし、中空部108内部を大気圧にしてから、
油圧装置8にて上下動枠体6を下動させて上型12と下
型11とを離しノズル23を取外した後、下型11を左
右レール10・10」〕を口方向に移動させて左右レー
ル10・10先端部にまで引き出し、畢輸1o○を下型
11より取り出す。
そして、ノズル23の噴出管23cにてタイヤ外周部に
形成された孔11・2を、該孔112の直径よりも大き
い直径の円柱状のゴム113を圧人接着して塞ぎ、下型
11と上型12のラグ102を成形する部分27・27
′の底に穿設された貫通孔31・・・・31′・・・内
に成形時に余分なゴムがはまってできたラグ102より
側方に突出する円柱状ゴム部114・・・は、その根本
部より切断して取り除く。また、下型11と十型12に
設けられた穴35・・・内に成形時に余分なゴムがはま
ってできたラグ102より側方に突出する円柱状ゴム部
115・・は、その突出量が小さいのでそのままでも良
いが、車輪として性能に悪影響を及ぼす場合にはその根
本部より切断して取り除く。
このようにして、第17図から第19図に示すような車
11! 1 0 0がつくられるのであるが、そのタイ
ヤ胴部101内部に中空部108が形成されているので
、走行車体に装着した場合、クッションが良く走行性能
が良い。また、タイヤ胴部1o1に釘などが刺さって多
少の孔があいても、中空部108内はもともと大気圧で
あるから支障がなく、従来の高圧空気入り車輪のように
走行不能になることなく、そのまま走行を続行できる。
これは、」一記の如く製造された車輸100のタイヤ胴
部101及びラグ102の形状が、内部に中空部108
があってもソリッドタイヤと略々同じように走行車体を
支えるようになっているからである。
更に詳しく述べると、タイヤ胴部101のリム107に
接着する部分(中空部108の下側部分)120の厚み
tが,中空部108の」―側部分121の厚みt′より
も厚く形成されており、路面から受ける走行車体の荷重
の反力にて該肉厚の薄い中空部108の上側部分121
が変形して車輪100の良好なクッション性を発揮する
が、必要以上の撓みは肉厚の厚いタイヤ胴部101のリ
ム107に接着する部分(中空部108の下側部分)1
20にて阻止される。従って、車輸100のタイヤは、
良好なるクッション性を発揮しつつ、内部に中空部10
8があるにも拘らずソリッドタイヤと略々同様に走行車
体を支えることができる。
そして、ラグ102の基部内部に中空部108と連通ず
る空洞部108′を設けたものであるから、ラグ102
に加わる応力は該空洞部108′の存在によりラグ10
2基部全体の撓みにより吸収され、また、中空部108
に該空洞部108′が連通していることにより中空部1
08にて吸収されるので、ラグの基部に亀裂が生じ破損
することが少なく、該空洞部108′と中空部108と
の存在により、クッション性が良くなり車輪としての走
行性能が良い。
最後に、車輪100のボス104とスポーク106・・
・と補強鉄板109とを、ゴムと同色の黒色の塗料にて
着色し、タイヤの側面に形成された環状溝122・・・
のうちの一側面(走行M1体に装着するときに外側に位
置する側面)のみに黄色か白色等の塗料を塗布すれば、
.商品価値が」二がると共に、車輪100の回転方向が
ラグ102の形状にて特定されている場合(農業機械用
のラグ付き車輪は、殆ど全て車体装着時の回転方向が決
められている。
)、走行車体に装着するときに外側に位置する側面のみ
に環状に目立つ色の塗料が塗布されているので車体への
装着方向を間違えることを防止できる。
尚、」―記実施例においては、プレス成形装置によるゴ
ム車輪の製造方法に本発明を実施したものを示したが、
他に、射出成形装置等の他の成形装置によるゴム車輪の
製造方法に本発明を実施しても良いことはいうまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の一実施例を示したもので、第1図は油
圧式プレス成形装置の側面図、第2図は下型11の平面
図、第3図は第2図のS.一S.断面図、第4図は第2
図のS2−S2断面図、第5図は第2゛図のF矢視図、
第6図は上型12の底面図、第7図は第6図のS.−S
3断面図、第8図は第6図のS4−S4断面図、第9図
は中型20の平面図、第10図は第9図のS,−S,断
面図、第11図は第9図のS6−S6断面図、第]−2
図は第9図のS87断面図、第13図は第9図のSLl
− S,断面図、第14図は成形時の作用説明断面図、
第15図は帯状生ゴムDの斜視図、第16図は生ゴムC
を接着した車輪本体110の側面図、第17図は成形さ
れた車輪100の一部断面側面図、第18図は第17図
の平面図、第19図は第17図のS−89断面図である
。 図中記号、1は油圧式プレス成形装置、11は下型、1
2は上型、20は中子型、23はノズル、31・31′
は貫通孔(吸引部)、46は突起部、100は車輪、1
01はタイヤ胴部、102はラグ、103はスポーク被
覆部、104はボス、106はスポーク、107はリム
、108は中空部、123は空洞部、130はタイヤ片
、E1は接合代を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)タイヤの外面を成形する型11・12とタイヤの
    中空部108を有する内面を成形する型20とにより、
    タイヤ外面側の突出量d_2よりも大きい突出量d_1
    を有する部分を中空部108側に設けた接合代E_1を
    有するタイヤ片130・130を成形した後、該接合代
    E_1を圧着接合してタイヤ片130・130を一体に
    成形加硫する車輪の製造方法。
  2. (2)型20により成形されるリム107が入る空洞部
    123の容積をリム107の断面積よりも小さくしたこ
    とを特徴とする請求項第1項記載の車輪の製造方法。
JP6304289A 1989-03-14 1989-03-14 車輪の製造方法 Expired - Fee Related JPH0780261B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6304289A JPH0780261B2 (ja) 1989-03-14 1989-03-14 車輪の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6304289A JPH0780261B2 (ja) 1989-03-14 1989-03-14 車輪の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02239926A true JPH02239926A (ja) 1990-09-21
JPH0780261B2 JPH0780261B2 (ja) 1995-08-30

Family

ID=13217879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6304289A Expired - Fee Related JPH0780261B2 (ja) 1989-03-14 1989-03-14 車輪の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0780261B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0780261B2 (ja) 1995-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950031433A (ko) 타이어 몰드를 제조하기 위한 방법 및 장치
US3849220A (en) Method for making cordless tires
CN107053717B (zh) 一种抽真空轮胎活络模具
KR20110047071A (ko) 트레드 몰드 세그먼트, 이를 포함하는 타이어 가류금형, 및 타이어 가류금형의 조립방법
JPH02239926A (ja) 車輪の製造方法
US2354446A (en) Method of molding and vulcanizing hollow articles
JPH02245323A (ja) 車輪の製造方法
JPS605459B2 (ja) 空気タイヤの製造方法
JP2831681B2 (ja) 中空部を有する車輪とその製造方法
JPH02235609A (ja) 車輪の製造方法
JPH02238908A (ja) 車輪の製造装置
US4057447A (en) Manufacture of pneumatic tires
US1346848A (en) Method of making hollow rubber articles
JPH0549010B2 (ja)
JPH02241731A (ja) 車輪の製造方法
JPH0763977B2 (ja) 車輪の製造方法
KR0161521B1 (ko) 차륜의 제조방법
JP3884537B2 (ja) タイヤの加硫成型用金型及び加硫成型方法
CN114603893A (zh) 硫化机及轮胎硫化方法
US3222729A (en) Molding and vulcanizing device
US20030218275A1 (en) Curing envelope for and method of retreading tires
KR100448558B1 (ko) 복합재료 자전거림의 금형장치 및 이를 이용한 제조기계
US1481895A (en) Method and apparatus for making rubber articles
CN109228045B (zh) 一种囊体硫化模具
EP3592543B1 (en) Station and method for curing a tread strip

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees