JPH0223989Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0223989Y2 JPH0223989Y2 JP1983109077U JP10907783U JPH0223989Y2 JP H0223989 Y2 JPH0223989 Y2 JP H0223989Y2 JP 1983109077 U JP1983109077 U JP 1983109077U JP 10907783 U JP10907783 U JP 10907783U JP H0223989 Y2 JPH0223989 Y2 JP H0223989Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film cooling
- transition piece
- temperature
- transition
- thermal sleeve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 40
- 230000007704 transition Effects 0.000 claims description 39
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 5
- 230000008646 thermal stress Effects 0.000 description 4
- 239000000567 combustion gas Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はガスタービン、ジエツトエンジン等の
燃焼器の尾筒に関するものである。
燃焼器の尾筒に関するものである。
従来のガスタービン燃焼器の尾筒を第１図に示
す。
す。
尾筒内部には高温燃焼ガスが流れ尾筒外部に空
気が流れている。この両者の加熱、冷却のバラン
スにより尾筒壁１の温度が決つている。
気が流れている。この両者の加熱、冷却のバラン
スにより尾筒壁１の温度が決つている。
しかし、近年ガスタービン高効率化に伴ない燃
焼ガス温度がどんどん高くなり、1100〜1300℃に
及んでいる。この様な燃焼ガス温度の上昇に伴な
い尾筒壁１の温度も高くなつてきている。いま、
この様に高温化してきた時の尾筒壁１の温度の１
例を第３図の線に示す。特に尾筒入口部Ａでは
ガス側熱伝達率がが低いために左程尾筒壁１の温
度は高くなつていないが尾筒出口部Ｂではガス側
熱伝達率が高く、尾筒壁１の温度も高くなつてい
る。
焼ガス温度がどんどん高くなり、1100〜1300℃に
及んでいる。この様な燃焼ガス温度の上昇に伴な
い尾筒壁１の温度も高くなつてきている。いま、
この様に高温化してきた時の尾筒壁１の温度の１
例を第３図の線に示す。特に尾筒入口部Ａでは
ガス側熱伝達率がが低いために左程尾筒壁１の温
度は高くなつていないが尾筒出口部Ｂではガス側
熱伝達率が高く、尾筒壁１の温度も高くなつてい
る。
その対策として、第２図に示す様に高温になつ
た尾筒のＣ部に複数のフイルム冷却孔２を尾筒の
軸線に直交する方向に設けてこれらのフイルム冷
却孔から空気を尾筒内に流入させ、尾筒壁１の内
面に冷却フイルムを形成させて、尾筒のＣ部より
下流側を冷却して許容温度以下にする必要があ
る。この時の尾筒壁１における温度分布を第３図
の線に、またフイルム冷却孔２まわりの局部的
な温度分布の１例を第４図に示す。第４図に示し
た温度分布は尾筒内面のフイルム冷却、およびフ
イルム冷却孔の対流冷却により生じる。
た尾筒のＣ部に複数のフイルム冷却孔２を尾筒の
軸線に直交する方向に設けてこれらのフイルム冷
却孔から空気を尾筒内に流入させ、尾筒壁１の内
面に冷却フイルムを形成させて、尾筒のＣ部より
下流側を冷却して許容温度以下にする必要があ
る。この時の尾筒壁１における温度分布を第３図
の線に、またフイルム冷却孔２まわりの局部的
な温度分布の１例を第４図に示す。第４図に示し
た温度分布は尾筒内面のフイルム冷却、およびフ
イルム冷却孔の対流冷却により生じる。
これらの第３図および第４図から明らかなよう
に、尾筒全体として見ればＣ部において急激に温
度が低下して尾筒入口側と出口側との温度差が大
きくなり、また冷却孔２の局部においても著しい
温度差を生じ、これらの温度差による熱応力が非
常に大きくなり、Ｃ部においてクラツクを発生す
る可能性があるという欠点がある。
に、尾筒全体として見ればＣ部において急激に温
度が低下して尾筒入口側と出口側との温度差が大
きくなり、また冷却孔２の局部においても著しい
温度差を生じ、これらの温度差による熱応力が非
常に大きくなり、Ｃ部においてクラツクを発生す
る可能性があるという欠点がある。
本考案は、尾筒壁に設けられたフイルム冷却孔
まわりの局部的な著しい温度勾配の発生を避ける
ことにより熱応力の軽減を計り、クラツク発生を
抑制するようにした燃焼器の尾筒を提供すること
を目的とする。
まわりの局部的な著しい温度勾配の発生を避ける
ことにより熱応力の軽減を計り、クラツク発生を
抑制するようにした燃焼器の尾筒を提供すること
を目的とする。
すなわち本考案は、尾筒壁に軸線方向に直交す
る方向に複数のフイルム冷却孔を設け、これらの
フイルム冷却孔に熱スリーブを取付けた燃焼器の
尾筒において、前記熱スリーブの管状部分と前記
フイルム冷却孔の内周面との間に〓間を形成さ
せ、かつ前記熱スリーブの管状部分が前記尾筒壁
内方に突出しないようにしたことを特徴とする、
燃焼器の尾筒にある。
る方向に複数のフイルム冷却孔を設け、これらの
フイルム冷却孔に熱スリーブを取付けた燃焼器の
尾筒において、前記熱スリーブの管状部分と前記
フイルム冷却孔の内周面との間に〓間を形成さ
せ、かつ前記熱スリーブの管状部分が前記尾筒壁
内方に突出しないようにしたことを特徴とする、
燃焼器の尾筒にある。
以下本考案を第６図および第７図に示す実施例
について説明する。
について説明する。
高温になる尾筒のＣ部には尾筒の軸線に直交す
る方向に前記のように第２図に示す複数の円形の
フイルム冷却孔２、または第５図に示す複数の長
円形のフイルム冷却孔３を設けて、これらのフイ
ルム冷却孔から尾筒内に空気を流入させる。これ
によりこれらのフイルム冷却孔より下流側を冷却
する。しかしながらフイルム冷却孔を設けただけ
では前記のように過大な熱応力を発生する惧れが
ある。
る方向に前記のように第２図に示す複数の円形の
フイルム冷却孔２、または第５図に示す複数の長
円形のフイルム冷却孔３を設けて、これらのフイ
ルム冷却孔から尾筒内に空気を流入させる。これ
によりこれらのフイルム冷却孔より下流側を冷却
する。しかしながらフイルム冷却孔を設けただけ
では前記のように過大な熱応力を発生する惧れが
ある。
そこで本考案においては、第６図に示すよう
に、前記第２図および第５図のフイルム冷却孔２
および３に相当するフイルム冷却孔４を尾筒壁１
に設け、このフイルム冷却孔４に熱スリーブ５を
取付ける。この熱スリーブは第７図ａおよびｂの
符号５，５′で示すようにフランジ管の形状をし
ていて、第６図に示すようにフランジ部分６，
６′が尾筒壁１の外周面７に接するように取付け
られる。この熱スリーブ５，５′の管状部分８，
８′の外周面とフイルム冷却孔４の内周面との間
には隙間９ができるので、この隙間９により冷却
孔４自体の対流冷却が回避される。
に、前記第２図および第５図のフイルム冷却孔２
および３に相当するフイルム冷却孔４を尾筒壁１
に設け、このフイルム冷却孔４に熱スリーブ５を
取付ける。この熱スリーブは第７図ａおよびｂの
符号５，５′で示すようにフランジ管の形状をし
ていて、第６図に示すようにフランジ部分６，
６′が尾筒壁１の外周面７に接するように取付け
られる。この熱スリーブ５，５′の管状部分８，
８′の外周面とフイルム冷却孔４の内周面との間
には隙間９ができるので、この隙間９により冷却
孔４自体の対流冷却が回避される。
また、第６図から明らかなように熱スリーブの
管状部分は尾筒壁内方に突出していない。このた
め冷却空気は尾筒内壁面に沿つて流れ易く、フイ
ルム冷却効果が高い。
管状部分は尾筒壁内方に突出していない。このた
め冷却空気は尾筒内壁面に沿つて流れ易く、フイ
ルム冷却効果が高い。
上記のように尾筒壁にフイルム冷却孔を設け、
これに熱スリーブを取付けたことにより下記のよ
うな効果が得られる。
これに熱スリーブを取付けたことにより下記のよ
うな効果が得られる。
(a) フイルム冷却孔を設けることにより尾筒高温
部がフイルム冷却され許容壁温以下になる。
部がフイルム冷却され許容壁温以下になる。
(b) フイルム冷却孔に熱スリーブを設けることに
より、フイルム冷却孔自体が対流冷却されない
ためフイルム冷却孔まわりの温度勾配が緩かと
なる。
より、フイルム冷却孔自体が対流冷却されない
ためフイルム冷却孔まわりの温度勾配が緩かと
なる。
(c) このため熱応力が小さくなりクラツクを発生
する可能性がなくなる。
する可能性がなくなる。
第１図は従来の燃焼器の尾筒の斜視図、第２図
はフイルム冷却孔を設けた尾筒の斜視図、第３図
は尾筒における温度分布図、第４図はフイルム冷
却孔付近の温度分布をその断面と関連させて示す
グラフ、第５図は第２図とは異なつた形状のフイ
ルム冷却孔を設けた尾筒の斜視図、第６図は本考
案により熱スリーブをフイルム冷却孔に設けた状
況を示すフイルム冷却孔の拡大断面図、第７図ａ
およびｂはそれぞれ異なつた形状の熱スリーブの
斜視図である。 １……尾筒、２，３，４……フイルム冷却孔、
５，５′……熱スリーブ、６，６′……フランジ部
分、７……外周面、８，８′……管状部分、９…
…隙間。
はフイルム冷却孔を設けた尾筒の斜視図、第３図
は尾筒における温度分布図、第４図はフイルム冷
却孔付近の温度分布をその断面と関連させて示す
グラフ、第５図は第２図とは異なつた形状のフイ
ルム冷却孔を設けた尾筒の斜視図、第６図は本考
案により熱スリーブをフイルム冷却孔に設けた状
況を示すフイルム冷却孔の拡大断面図、第７図ａ
およびｂはそれぞれ異なつた形状の熱スリーブの
斜視図である。 １……尾筒、２，３，４……フイルム冷却孔、
５，５′……熱スリーブ、６，６′……フランジ部
分、７……外周面、８，８′……管状部分、９…
…隙間。
Claims (1)
- 尾筒壁に軸線方向に直交する方向に複数のフイ
ルム冷却孔を設け、これらのフイルム冷却孔に熱
スリーブを取付けた燃焼器の尾筒において、前記
熱スリーブの管状部分と前記フイルム冷却孔の内
周面との間に〓間を形成させ、かつ前記熱スリー
ブの管状部分が前記尾筒壁内方に突出しないよう
にしたことを特徴とする、燃焼器の尾筒。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10907783U JPS6021869U (ja) | 1983-07-15 | 1983-07-15 | 燃焼器の尾筒 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10907783U JPS6021869U (ja) | 1983-07-15 | 1983-07-15 | 燃焼器の尾筒 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6021869U JPS6021869U (ja) | 1985-02-15 |
| JPH0223989Y2 true JPH0223989Y2 (ja) | 1990-06-29 |
Family
ID=30254236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10907783U Granted JPS6021869U (ja) | 1983-07-15 | 1983-07-15 | 燃焼器の尾筒 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6021869U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8281600B2 (en) * | 2007-01-09 | 2012-10-09 | General Electric Company | Thimble, sleeve, and method for cooling a combustor assembly |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5124936A (ja) * | 1974-08-27 | 1976-02-28 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Nenryonenshosochi |
| JPS5520125A (en) * | 1978-07-20 | 1980-02-13 | Tenchi Kikai Kk | Heat seal packing apparatus |
-
1983
- 1983-07-15 JP JP10907783U patent/JPS6021869U/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5124936A (ja) * | 1974-08-27 | 1976-02-28 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Nenryonenshosochi |
| JPS5520125A (en) * | 1978-07-20 | 1980-02-13 | Tenchi Kikai Kk | Heat seal packing apparatus |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6021869U (ja) | 1985-02-15 |
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