JPH02238933A - 生タイヤへのバーコード刻印装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、生タイヤへのバーコードｍｌ　Ｅｌｌ　装
置に係わり、更に詳しくは生タイヤの踏面部（トレッド
）に、断面三角形状または断面半円弧状の長溝のバーコ
ードを容易に刻設ずることが出来る生タイ）・へのバー
コード刻印装１に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、生タイヤを加硫機に送り込む際に、生タイヤの搬
送時における選別を容５にするためにバーコードを付し
ている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

生タイヤに付すバーコードには、ラベルバーコード，突
起状のバーコード（特開昭６２−１８４９０８号公報）
等の種類があり、このうち生タイヤの踏面部に貼付けた
ラベルバーコードの場合には、タイヤ加硫時にゴムの流
れ等でバーコ・一ドが埋まってしまい消去すると言う問
題があり、また突起状のバーコードの場合には、光学的
な検出器による検出ではタイヤのように曲率があるもの
については読取りが難しく、また読取り不良時の再生情
報を折り込むことが困難で、生タイヤの正確な種別判断
が難しいと言う問題があった。

また、従来では生タイヤの踏面部にバーコードを付設す
る装置としては、特に提案されていない． 〔発明の目的〕 この発明は、かかる従来の課題に着目して案出されたも
ので、生タイヤの踏面部に断面三角形状または断面半円
弧状の長溝のバーコードを生タイヤの種類に対応して容
易に付設すことが出来るようにした生タイヤのバーコー
ド刻印装置を提供することを目的とするものである．〔
課題を解決するための手段〕 この発明は上記目的を達成するため、押付けシリンダー
を介して昇降自在に支持されたべ一スプレートに、バー
コードを刻設する複数本の刻印ポンチを回転可能に配設
し、前記各刻印ポンチの支持軸に１８０゜の回転ストッ
パを設けると共に、各刻印ポンチと、ベースプレート上
に設けた回転駆動装置とを歯車機構を介して接続したこ
とを要旨とするものである． 〔発明の作用〕 この発明は上記のように構成され、生タイヤの蹟面部に
、バーコード刻印装置の複数本の刻印ポンチを押し付け
て生タイヤの種類に対応した任意のバーコードを刻設す
ることが出来るようにし、タイヤの種類を容易に判別す
ることが出来るようにしたものである． 〔発明の実施例〕 以下、添付図面に基づき、この発明の実施例を説明する
． 第１図はバーコード読取り装置の全体斜視図、第２図は
第１図の平面図を示し、生タイヤの踏面部Ｗ（｝レッド
》の表面に縦８横方向に刻設されたバーコードＺを、そ
の上方において前後・左右の４方向に配設した照明装置
１ａ，ｌｂ，ｌｃ，ｌｄを順次点滅させながらテレビカ
メラ２でそのバーコードＺを読み取るのである．また、
生タイヤの踏面部ＷにバーコードＺを刻設する刻印装置
３は、第３図〜第６図に示すように、垂直に設置された
支持プレート４に二本のガイドロッド５ａ，５ｂを介し
て支持プレート４と直交する向きにベースプレート６が
取付けられ、このベースプレート６は、支持プレート４
に設置された押付けシリンダー７を介して昇降可能に支
持されている． 前記、ベースプレート６には、踏面部Ｗの表面に断面三
角形状または断面半円弧状の長溝形状をしたバーコード
Ｚを刻設する複数本（この実施例では４本）の刻印ボン
チ８が所定の間隔を隔てて方形状に、かつ回転自在に配
設されている． 前記、各刻印ポンチ８の先端は、第４図及び第６図に示
すように、先端８ａが山形状をしたものと、先端８ｂが
半円弧状をしたものとがあり、各刻印ボンチ８の支持軸
９は、ベースプレート６に対してドライベアリング等の
軸受部材ｌＯを介して回転自在に支持されている．また
、各刻印ポンチ８の支持軸９には、各刻印ポンチ８の回
転を１８０１で規制する回転ストッパ１ｌが一体的に設
けられ、更に各支持軸９には、キーｌ２を介して第６図
に示すように歯車１３が嵌合されている． この各歯車１３は、ベースプレート６上に各々設置され
たロータリーアクチュエーター等の回転駆動装置ｌ４の
駆動軸ｌ５に設けた歯車ｌ６と噛合し、各歯車１３及び
歯車１６で歯車機構を構成している． 従って、回転駆動装置１４の回転駆動により各刻印ポン
チ８の先端８ａ，８ｂは、各歯車ｌ３及び歯車ｌ６で任
意に方向に回転し得るようになっており、またその回転
は１８０゜で回転ストツパ１１により規制されるように
なっている． 次に、バーコードＺの刻印方法について説明すると、搬
送されて来る未加硫状態のトレッドＷ上に、刻印装置３
の押付けシリンダー７を作動させて各刻印ボンチ８を備
えたベースプレート６を下降させ、そして生タイヤの種
類に応じたコードに設定してある各刻印ボンチ８の先端
８ａ，８ｂを押し付ける． これにより、例えば第７図に示すような生タイヤの種類
に応じたコード（縦．横）のバーコードＺを刻印するこ
とが出来、このバーコード２の断面形状は、断面三角形
状または断面半円弧状の長溝になっている。

次に、バーコードＺの読取り方法は、生タイヤの踏面部
Ｗの一部に穿設した断面凹状のバーコード２を、第１図
及び第２図に示すようにバーコードＺを刻設した踏面部
Ｗ上の前後・左右の４方向に配設した照明装置１ａ，ｌ
ｂ，ｌｃ，１ｄを順次点滅させながらテレビカメラ２で
第８図のようにそのバーコードＺを読み取る．そして、
例えば照明装置１ａ，ｌｃ及びｌｂ，ｌｄのように対向
する位置にあるバーコードＺの画像を重ね合わせて１ａ
＋１ｂ＋ＩＣ＋ｌｄのように一画面とし、この画面に表
示されたバーコードＺを電気信号に変換してタイヤ種類
と比較することによりタイヤの種類を判別するのＴある
． 以上のような方法によってバーコードＺを読取ることに
より、第２図に示すＸ方向．Ｙ方向の何れかが読取れれ
ば生タイヤの種類の判別が可能となり、また読取り不良
で合成画面の１箇所のバーコード２が欠けていたとして
も、４箇所からの画像を重ねることで容易に判別が出来
るのである． また、従来のラベルバーコードとことなり、生タイヤの
加硫時にラベルバーコードがゴムに埋設されることはな
く、少なくとも加硫機に搬送するまでは確実に生タイヤ
の判別が可能であり、また刻設されたバーコードＺは、
加硫時にゴムの流れで消去するので完成タイヤに影響を
与えることが全くない． 〔発明の効果〕 この発明は、上記のように押付けシリンダーを介して昇
降自在に支持されたベースプレートに、バーコードを刻
設する複数本の刻印ポンチを回転可能に配設し、前記各
刻印ポンチの支持軸に１８０゜の回転ストッパを設ける
と共に、各刻印ポンチと、ベースプレート上に設けた回
転駆動装置とを歯車機構を介して接続したので、生タイ
ヤの踏面部に、断面三角形状または断面半円弧状の長溝
からなるバーコードをタイヤの種類に対応させて容易に
、しかも精度良く刻設することが出来、生タイヤの判別
を容易することが出来る効果がある． また、構成が簡単であるため、安価に製造出来ると共に
、刻印ポンチの数を増やすことによりバーコードのコー
ドの種類を増加することも可能である．

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を実施したバーコード読取り装置の全
体斜視図、第２図は第１図の平面図、第３図はバーコー
ド刻印装置の斜視図、第４図はバーコード刻印装置の側
面図、第５図は第３図の平面図、第６図は刻印ポンチの
分解斜視図、第７図はタイヤ種類に対応するバーコード
の例を示す説明図、第８図はバーコードの読取り方沫の
説明図である．

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 押付けシリンダーを介して昇降自在に支持されたベース
   プレートに、バーコードを刻設する複数本の刻印ポンチ
   を回転可能に配設し、前記各刻印ポンチの支持軸に１８
   ０°の回転ストッパを設けると共に、各刻印ポンチと、
   ベースプレート上に設けた回転駆動装置とを歯車機構を
   介して接続したことを特徴とする生タイヤへのバーコー
   ド刻印装置。