JPH02238931A - 樹脂成形体及び成形材料 - Google Patents
樹脂成形体及び成形材料Info
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- JPH02238931A JPH02238931A JP1057971A JP5797189A JPH02238931A JP H02238931 A JPH02238931 A JP H02238931A JP 1057971 A JP1057971 A JP 1057971A JP 5797189 A JP5797189 A JP 5797189A JP H02238931 A JPH02238931 A JP H02238931A
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Landscapes
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- Moulding By Coating Moulds (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、樹脂成形体、特に磁気テープ力セットケース
の震動の減衰性を改善したものに関する.〔従来の技術
〕 磁気テープカセットは、オーディオテープ、ビデオテー
プ等を収納し、そのままの状態で使用して記録、再生で
きるものであるが、そのケースは一般には単一プラスチ
ック材で成形された下ケースと上ケースを組合わせて構
成される.このようなプラスチック材としては、オーデ
ィオテープ用カセットの場合、ボリスチレン樹脂、アク
リル樹脂、ポリプロピレン樹脂が用いられ、ビデオカセ
ントの場合にはABS樹脂が広く用いられている.近年
、磁気記録用素材に金属磁性粉が用いられるようになっ
てから、短波長領域での記録が容易にできるようになり
、それに伴い、カセットケースに対しても、寸法精度及
び寸法安定性に対する要求が厳しくなり、この要求を満
たすために炭酸カルシウムのような無機フィラーを上記
樹脂中に充填した複合材料が用いられている.この材料
から成形されたカセットケースは無機フィラーの補強効
果により強度も大きくなる. 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、このように無機フィラーを樹脂中に充填
した材料から成形されたカセットケースも震動の減衰性
が低く、その使用の際に周囲の音や機械的震動等の震動
が伝わって、特に高性能磁気テープにおいてその録音・
再生の際にノイズとして拾われるという問題点があった
. 本発明の目的は、震動減衰性の良い樹脂成形体を提供す
ることにある。
の震動の減衰性を改善したものに関する.〔従来の技術
〕 磁気テープカセットは、オーディオテープ、ビデオテー
プ等を収納し、そのままの状態で使用して記録、再生で
きるものであるが、そのケースは一般には単一プラスチ
ック材で成形された下ケースと上ケースを組合わせて構
成される.このようなプラスチック材としては、オーデ
ィオテープ用カセットの場合、ボリスチレン樹脂、アク
リル樹脂、ポリプロピレン樹脂が用いられ、ビデオカセ
ントの場合にはABS樹脂が広く用いられている.近年
、磁気記録用素材に金属磁性粉が用いられるようになっ
てから、短波長領域での記録が容易にできるようになり
、それに伴い、カセットケースに対しても、寸法精度及
び寸法安定性に対する要求が厳しくなり、この要求を満
たすために炭酸カルシウムのような無機フィラーを上記
樹脂中に充填した複合材料が用いられている.この材料
から成形されたカセットケースは無機フィラーの補強効
果により強度も大きくなる. 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、このように無機フィラーを樹脂中に充填
した材料から成形されたカセットケースも震動の減衰性
が低く、その使用の際に周囲の音や機械的震動等の震動
が伝わって、特に高性能磁気テープにおいてその録音・
再生の際にノイズとして拾われるという問題点があった
. 本発明の目的は、震動減衰性の良い樹脂成形体を提供す
ることにある。
本発明は、上記課題を解決するために、樹脂と、無機フ
ィラーと、粘弾性体を含有することを特徴とする樹脂成
形体及びその成形材料を提供するものである.この際、
無機フィラーを樹脂100重量部に対して5〜200重
量部含有させ、かつ粘弾性体を樹脂100重量部に対し
て1.0〜30.0重量部含有させること、また、粘弾
性体が固体でその平均粒径が1.0〜10.0μ腸の範
囲であること、粘弾性体はゴム、ポリエステル、ポリウ
レタン、ポリウレアの1種又は2種以上からなることも
好ましい.本発明において使用される粘弾性体は、固形
、液状、両者の混合物のいずれも用いられ、震動減衰性
の良いものが好ましい。ゴムを用いる場合には合成ゴム
、天然ゴムの一方又は両方が用いられ、例えばSBR
, SNR , SBS等が用いられるが、未可硫、加
硫の一方又は両方が用いられる.この帖弾性体の含有量
が樹脂lOO重量部に対してl.O重量部より小さいと
、できあがった樹脂成形体の震動減衰効果が少な<、3
0重量部以上では樹脂成形体の強度が小さくなり、好ま
しくないことがある. また、粘弾性体としては例えば球状の固形のものが挙げ
られるが、その粒径が1.0μ一より小さいと、樹脂成
形体における震動減衰効果が小さ《なり、10.0μ一
より大きいと樹脂成形体の強度が小さくなり、好ましく
ないことがある.粘弾性体の引張弾性率は例えば100
0〜tooooκg/ cri Oものも好ましく用
いられる.本発明において使用される無機フイラーとし
ては、CaCO3 、Ti02、Si02、ZaO 、
Fe203 、Aj!203Cr20 3、Cr02、
Pb304 、CuO等が挙げられ、これらの1種又は
2種以上が用いられる.これらの無機フィラーの平均粒
径は0.1−10.0μ僑のものが好ましい.なお、粒
径は光透過型粒度分布計により求めることができる. また、本発明で使用される樹脂としては、ポリスチレン
樹脂、アクリル樹脂、ポリプロピレン樹脂、^BS樹脂
等の1種又は2種以上が用いられる.上記樹脂、無機フ
ィラーの使用割合としては、樹脂100重量部に対して
無機フィラー5〜200重量部が例示できる.無機フィ
ラーがこれより少ないと、寸法安定性が悪くなることが
あり、多いと樹脂量が少な過ぎるために成形品の曲げ、
引張り強度の低下が生じることがある. 本発明で使用される複合材料には、他の成分例えば着色
剤、潤滑剤等も使用できる.着色剤と樹脂を予め練り合
わせたマスターバッチも使用できる. 本発明の樹脂成形体を製造するには、上記樹脂と無機フ
ィラーと帖弾性体、さらには必要に応じて着色剤等の他
の添加剤を添加してから混合し、成形する.この成形法
には例えば射出成形法が挙げられる. 本発明の樹脂成形体は、磁気記録装置のガイドローラ、
テープガイドピンのような成形体、カメラ、時計の外枠
、スビーカボノクス等精密機器に用いられるケース等寸
法精度、寸法安定性を必要としかつ震動減衰性を必要と
するものにも用いられ、その他震動減衰性のみを目的と
するものにも用いられる. 〔作用〕 樹脂に無機フィラーを充填した樹脂成形体に帖弾性体を
含有させることにより、震動がこの粘弾性体により吸収
され、樹脂成形体全体の震動減衰性が向上する. 〔実施例〕 実施例I GP−PS 70
部(ガラス質ポリスチレンで商品名デンカスチロールM
T−2(電気化学工業■製)であり、ベース材として使
用) III−PS 30
部(ハイインパクトポリスチレンで商品名デンカスチロ
ール旧S−1であり、耐衝撃付与材として使用) SBR 10部
(スチレンブタジエンゴムで、平均粒径5.0μ一粒度
分布3.0〜8.0μ腸、防震付与材として使用) 炭酸カルシウム(CaCO ) 100
部(関東化学社製平均粒径2.θμsi(粒度分布0.
5〜4.0 μ−) MB S部(カ
ーボンと樹脂(20:80)からなるマスターバッチ) 上記配合物を混合機により溶融混合し、この混合物を射
出成形機にて成形し、第1図に示すフィリップス社型コ
ンパクトカセットハーフ(片側ケ一ス》を得た.これを
用いてC−90用カセットに3.8fi幅、全厚み12
.0μ一の磁気テープを135−装填した. このカセットを震動減衰測定装置に設置し、カセットの
一部に衝撃を与えた場合の震動減衰時間と振幅を測定し
た.その結果を第2図(イ)に示す. 比較例1 実施例lにおいて、SBRを除いた以外は同様にしてコ
ンパクトカセットハーフを作製し、以下実施例lと同様
に試験した試験結果を第2図(口)に示す. 上記実施例1、比較例lの第1図(イ)、(口)につい
て、これらを模式的に示すと第1図(ノ\)となる.実
線が実施例、点線が比較例である.実施例2 実施例lにおいて、SBRを30重量部使用した以外は
同様にしてコンパクトカセットハーフを作製し、以下実
施例lと同様に試験した試験結果について第2図(ハ)
と同様に表し、これを第3図に示す. 実施例3 実施例lにおいて、SBRを10fi量部使用する代わ
りに、マイクロセルカラーエラストマー型ポリウレタン
(粒径5μ醜)を1重量部使用した以外は同様にしてコ
ンパクトカセットハーフを作製し、以下実施例lと同様
に試験した試験結果について第2図(ハ)と同様に表し
、これを第4図に示す.実施例4 実施例1において、SBRをIO重量部使用する代わり
に、ポリエチレンテレフタレート(粒径1.0μ麟)を
10重量部使用した以外は同様にしてコンパクトカセッ
トハーフを作製し、以下実施例1と同様に試験した試験
結果について第2図(ハ)と同様に表し、これを第5図
に示す, 実施例5 実施例lにおいて、SBRをlO重量部使用する代わり
に、ポリエーテルポリアミンと変成MDIからなるポリ
ウレア(粒径lOμm)を5重量部とSBR (平均粒
径5.1μm)5部の混合物を使用した以外は同様にし
てコンパクトカセソトハーフを作製し、以下実施例lと
同様に試験した試験結果について第2図(ハ)と同様に
表し、これを第6図に示す.〔発明の効果〕 本発明によれば、樹脂に無機フィラーを充填した樹脂成
形体に粘弾性体を含有させたので、樹脂成形体の震動減
衰性を著しく向上させることができる。これにより、樹
脂成形体を例えばカセットケースとした場合に、周囲か
らの震動をこのカセットケース内で吸収して、高性能磁
気テープの記録・再生時における周囲の影響を少なくし
、ノイズを減少させることができる.
ィラーと、粘弾性体を含有することを特徴とする樹脂成
形体及びその成形材料を提供するものである.この際、
無機フィラーを樹脂100重量部に対して5〜200重
量部含有させ、かつ粘弾性体を樹脂100重量部に対し
て1.0〜30.0重量部含有させること、また、粘弾
性体が固体でその平均粒径が1.0〜10.0μ腸の範
囲であること、粘弾性体はゴム、ポリエステル、ポリウ
レタン、ポリウレアの1種又は2種以上からなることも
好ましい.本発明において使用される粘弾性体は、固形
、液状、両者の混合物のいずれも用いられ、震動減衰性
の良いものが好ましい。ゴムを用いる場合には合成ゴム
、天然ゴムの一方又は両方が用いられ、例えばSBR
, SNR , SBS等が用いられるが、未可硫、加
硫の一方又は両方が用いられる.この帖弾性体の含有量
が樹脂lOO重量部に対してl.O重量部より小さいと
、できあがった樹脂成形体の震動減衰効果が少な<、3
0重量部以上では樹脂成形体の強度が小さくなり、好ま
しくないことがある. また、粘弾性体としては例えば球状の固形のものが挙げ
られるが、その粒径が1.0μ一より小さいと、樹脂成
形体における震動減衰効果が小さ《なり、10.0μ一
より大きいと樹脂成形体の強度が小さくなり、好ましく
ないことがある.粘弾性体の引張弾性率は例えば100
0〜tooooκg/ cri Oものも好ましく用
いられる.本発明において使用される無機フイラーとし
ては、CaCO3 、Ti02、Si02、ZaO 、
Fe203 、Aj!203Cr20 3、Cr02、
Pb304 、CuO等が挙げられ、これらの1種又は
2種以上が用いられる.これらの無機フィラーの平均粒
径は0.1−10.0μ僑のものが好ましい.なお、粒
径は光透過型粒度分布計により求めることができる. また、本発明で使用される樹脂としては、ポリスチレン
樹脂、アクリル樹脂、ポリプロピレン樹脂、^BS樹脂
等の1種又は2種以上が用いられる.上記樹脂、無機フ
ィラーの使用割合としては、樹脂100重量部に対して
無機フィラー5〜200重量部が例示できる.無機フィ
ラーがこれより少ないと、寸法安定性が悪くなることが
あり、多いと樹脂量が少な過ぎるために成形品の曲げ、
引張り強度の低下が生じることがある. 本発明で使用される複合材料には、他の成分例えば着色
剤、潤滑剤等も使用できる.着色剤と樹脂を予め練り合
わせたマスターバッチも使用できる. 本発明の樹脂成形体を製造するには、上記樹脂と無機フ
ィラーと帖弾性体、さらには必要に応じて着色剤等の他
の添加剤を添加してから混合し、成形する.この成形法
には例えば射出成形法が挙げられる. 本発明の樹脂成形体は、磁気記録装置のガイドローラ、
テープガイドピンのような成形体、カメラ、時計の外枠
、スビーカボノクス等精密機器に用いられるケース等寸
法精度、寸法安定性を必要としかつ震動減衰性を必要と
するものにも用いられ、その他震動減衰性のみを目的と
するものにも用いられる. 〔作用〕 樹脂に無機フィラーを充填した樹脂成形体に帖弾性体を
含有させることにより、震動がこの粘弾性体により吸収
され、樹脂成形体全体の震動減衰性が向上する. 〔実施例〕 実施例I GP−PS 70
部(ガラス質ポリスチレンで商品名デンカスチロールM
T−2(電気化学工業■製)であり、ベース材として使
用) III−PS 30
部(ハイインパクトポリスチレンで商品名デンカスチロ
ール旧S−1であり、耐衝撃付与材として使用) SBR 10部
(スチレンブタジエンゴムで、平均粒径5.0μ一粒度
分布3.0〜8.0μ腸、防震付与材として使用) 炭酸カルシウム(CaCO ) 100
部(関東化学社製平均粒径2.θμsi(粒度分布0.
5〜4.0 μ−) MB S部(カ
ーボンと樹脂(20:80)からなるマスターバッチ) 上記配合物を混合機により溶融混合し、この混合物を射
出成形機にて成形し、第1図に示すフィリップス社型コ
ンパクトカセットハーフ(片側ケ一ス》を得た.これを
用いてC−90用カセットに3.8fi幅、全厚み12
.0μ一の磁気テープを135−装填した. このカセットを震動減衰測定装置に設置し、カセットの
一部に衝撃を与えた場合の震動減衰時間と振幅を測定し
た.その結果を第2図(イ)に示す. 比較例1 実施例lにおいて、SBRを除いた以外は同様にしてコ
ンパクトカセットハーフを作製し、以下実施例lと同様
に試験した試験結果を第2図(口)に示す. 上記実施例1、比較例lの第1図(イ)、(口)につい
て、これらを模式的に示すと第1図(ノ\)となる.実
線が実施例、点線が比較例である.実施例2 実施例lにおいて、SBRを30重量部使用した以外は
同様にしてコンパクトカセットハーフを作製し、以下実
施例lと同様に試験した試験結果について第2図(ハ)
と同様に表し、これを第3図に示す. 実施例3 実施例lにおいて、SBRを10fi量部使用する代わ
りに、マイクロセルカラーエラストマー型ポリウレタン
(粒径5μ醜)を1重量部使用した以外は同様にしてコ
ンパクトカセットハーフを作製し、以下実施例lと同様
に試験した試験結果について第2図(ハ)と同様に表し
、これを第4図に示す.実施例4 実施例1において、SBRをIO重量部使用する代わり
に、ポリエチレンテレフタレート(粒径1.0μ麟)を
10重量部使用した以外は同様にしてコンパクトカセッ
トハーフを作製し、以下実施例1と同様に試験した試験
結果について第2図(ハ)と同様に表し、これを第5図
に示す, 実施例5 実施例lにおいて、SBRをlO重量部使用する代わり
に、ポリエーテルポリアミンと変成MDIからなるポリ
ウレア(粒径lOμm)を5重量部とSBR (平均粒
径5.1μm)5部の混合物を使用した以外は同様にし
てコンパクトカセソトハーフを作製し、以下実施例lと
同様に試験した試験結果について第2図(ハ)と同様に
表し、これを第6図に示す.〔発明の効果〕 本発明によれば、樹脂に無機フィラーを充填した樹脂成
形体に粘弾性体を含有させたので、樹脂成形体の震動減
衰性を著しく向上させることができる。これにより、樹
脂成形体を例えばカセットケースとした場合に、周囲か
らの震動をこのカセットケース内で吸収して、高性能磁
気テープの記録・再生時における周囲の影響を少なくし
、ノイズを減少させることができる.
第1図は磁気テープカセットケースの斜視図、第2図(
イ)は本発明の実施例lのカセットケースを使用したカ
セットについて振動減衰試験を行った結果を示す図、第
2図(口)は比較例1の同様な試験結果の図、第2図(
ハ)は第2図《イ》(口)を模式的に示した図、第3図
、第4図、第5図、第6図はそれぞれ実施例3、4、5
のカセトケースを用いたカセノ トについて振動減衰試 験を行った結果を第2図 (ハ) と同様に示した図 である. 平成1年3月13日 第 図 《ロ》 滅 衰 時 間 第 図 第 図 第 図 第 図 減 衰 時 閲
イ)は本発明の実施例lのカセットケースを使用したカ
セットについて振動減衰試験を行った結果を示す図、第
2図(口)は比較例1の同様な試験結果の図、第2図(
ハ)は第2図《イ》(口)を模式的に示した図、第3図
、第4図、第5図、第6図はそれぞれ実施例3、4、5
のカセトケースを用いたカセノ トについて振動減衰試 験を行った結果を第2図 (ハ) と同様に示した図 である. 平成1年3月13日 第 図 《ロ》 滅 衰 時 間 第 図 第 図 第 図 第 図 減 衰 時 閲
Claims (5)
- (1)樹脂と、無機フィラーと、粘弾性体を含有するこ
とを特徴とする樹脂成形体。 - (2)無機フィラーを樹脂100重量部に対して5〜2
00重量部含有させ、かつ粘弾性体を樹脂100重量部
に対して1.0〜30.0重量部含有させたことを特徴
とする請求項1記載の樹脂成形体。 - (3)粘弾性体が固体でその平均粒径が1.0〜10.
1μmの範囲であることを特徴とする請求項2記載の樹
脂成形体。 - (4)粘弾性体はゴム、ポリエステル、ポリウレタン、
ポリウレアの1種又は2種以上からなることを特徴とす
る請求項1ないし3いずれかに記載の樹脂成形体。 - (5)樹脂中に無機フィラーを含有する複合材料中に粘
弾性体を含有する成形材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1057971A JPH02238931A (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | 樹脂成形体及び成形材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1057971A JPH02238931A (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | 樹脂成形体及び成形材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02238931A true JPH02238931A (ja) | 1990-09-21 |
Family
ID=13070900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1057971A Pending JPH02238931A (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | 樹脂成形体及び成形材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02238931A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5118562A (en) * | 1990-09-24 | 1992-06-02 | Minnesota Mining And Manufacturing Co. | Vibration damper having extended temperature range and low temperature shock resistance |
-
1989
- 1989-03-13 JP JP1057971A patent/JPH02238931A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5118562A (en) * | 1990-09-24 | 1992-06-02 | Minnesota Mining And Manufacturing Co. | Vibration damper having extended temperature range and low temperature shock resistance |
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