JPH02237616A

JPH02237616A - 調湿機能棚

Info

Publication number: JPH02237616A
Application number: JP1056133A
Authority: JP
Inventors: Kosaburo Okubo; 大久保　幸三郎
Original assignee: Nippon Filing Co Ltd
Current assignee: Nippon Filing Co Ltd
Priority date: 1989-03-10
Filing date: 1989-03-10
Publication date: 1990-09-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】皮呈上皇且里丘団本発明は、゛調湿機能を有する棚に関するものである。

従−ＩＪＬ一五書物に用いられる紙は、湿度変化に対応して膨張・収縮
しまたその強度も著しく変化し、これが長期間に亘って
反復すると、劣化が避けられない。

また棚に格納された書物や、巻物、絵画等を長期間に亘
り品質が劣化しないように保存するために、従来では、
これらを収納した空間に、シリカゲル・アルミナゲル等
の調湿剤を孔明き袋に入れて配置し、この調湿剤でもっ
て湿度を略一定に保持させるようにしていた。

゛　しよ゛と　る發ところが、孔明き袋に入れられた調湿剤は表面積が少な
く、かつ各収納物に接近して配置することが困難である
ため、短時間内での澗湿機能が劣り、またこれを配置す
る空間が必要となるので、収納空間が狭くなり、保存対
象物の出し入れにこれが邪魔となることが多い。

るための　　および本発明は、このような難点を克服した棚の改良に係り、
側板を備えた棚において、吸脱湿能を有する粉体を漉き
込んだ調湿紙材を前記側板の内面に添設したことを特徴
とするものである。

また本発明は前後に間隔を存して棚支柱を立設した棚に
おいて、吸脱湿能を有する粉体を漉き込んだ調湿紙材を
前記棚支柱間に配設したことを特徴とするものである。

本発明は前記したように構成されているため、空気中の
湿度が上昇すると、棚内の空気中の水分が前記側板の内
面に添設された調湿紙材あるいは前記前後棚支柱間に配
設された調湿紙材に吸収され、また空気中の湿度が低下
すると、該調湿紙材中に吸収された水分が棚内の空気中
に放散され、その結果、棚内の空気中の湿度が一定に保
持される。

某ー」１一桝以下第１図ないし第１０図に図示された本発明の一実施
例について説明する。

調湿機能書棚１は、鋼製復柱単式棚（棚支柱が前後２本
を対とし、前方の棚間口のみが開放され、後方の棚間口
が背板で閉塞されるとともに側面が側板で閉塞された棚
）であって、左右両側における前後のチャンネル状支柱
２の上下部をチャンネル状柱連結材７で相互に一体に連
結するとともに支柱２の中央部を工状柱連結材８で相互
に一体に連結し、この支柱２の外側片２ａ内面に側板３
を張設し、支柱２の上端および下端に天板４および台枠
５をそれぞれ一体に取り付け、左右両側におけるチャン
ネル状支柱２の内側片２ｂと中央チャンネル状支柱２の
両側片２ｂとに一定間隔毎に設けられた係止孔２ｃのい
ずれかに棚受６の係止爪６ａを係止し、この棚受６に鋼
板製棚板１６の左右両端を係合し、奥側の各支柱２に鋼
板製背板１０を張設することによって、構成される。

また鋼板製背板１０では、その背面部１１の左右側縁か
ら前方へ直角に折曲させて左右側面部１２を形成し、か
つ背面部１１の上下縁から前方へ直角に折曲させて上下
面部１３を形成するとともに該上下面部１３の前縁から
内方へ直角に折曲させて折り返し前面部１４を形成するなお折り返し前面部１４では、上方の折り返し前面部１
４ａの巾は下方の折り返し前面部１４ｂよりも広く設定
されている．さらに背板１０の左右側面部１２および上下面部１３に
は、間隔を存して複数個の孔１５がそれぞれ設けられて
おり、孔１５を貫通して支柱２の内側片２ｂに螺着され
た図示されないビスでもって背板１０は支柱２に装着さ
れるようになっている。

さらにまた上下の背板１０の上下面部１３を相互に重ね
合わせた状態において、この上下面部１３の孔１５を貫
通した図示されない雄ネジに雌ネジを螺合緊締すること
によって、上下方向に亘り面一に配設された背板１０を
相互に一体に結合することができる。

さらに鋼板製棚板１６では、その頂面部１７の前後縁か
ら下方へその先端部を直角に折曲させて前後面部１８を
形成するとともに、該前後面部１８の下縁から内方へさ
らにその先端部を直角に折曲させて折り返し部１９を形
成する．しかして側板３に添設される調湿紙材２０は、第９図に
図示されるように、吸脱湿能を有するシリカゲルまたは
アルミナゲルあるいはアロフェン，ゼオライト等の粉体
を漉き込んだ調湿紙をＶ状に折り返した千鳥状調湿紙２
１を基体とし、この千鳥状調湿紙２１の一方の折目２２
に、平板状調湿材２３を当接し、この当接部分をホッチ
キス爪２４で相互に一体に結合して構成したものである
。

また前後支柱２の間に介装される調湿紙材２５は、第１
０図に図示されるように、平板状調湿材２３の両面に千
鳥状調湿紙２１の一方の折目２２を当接し、二〇当接部
分をホッチキス爪２４で相互に一体に結合して構成され
たものである。

さらに第５図ないし第７図に図示するように、チャンネ
ル状柱連結材７，１状柱連結材８の垂直部片７ａ，　８
ａを貫通したネジ２６でもって垂直部片７ａ、８ａに支
持片２７を取り付け、第４図に図示するように、側板３
に隣接した前後支柱２間に調湿紙材２０を配置し、平板
状調湿材２３を貫通して支持片２７に螺着したネジ２６
でもって支持片２７に調湿紙材２０を装着し、第５図な
いし第７図見図示するように、間口方向中間の前後支柱
２間に調湿紙材２５を配置し、調湿紙材２５の平板状調
湿材２３を貫通して支持片２７に螺着したネジ２６でも
って支持片２７に調湿紙材２５を装着すれば、調湿紙材
２０、調湿紙材２５を調湿機能書棚１に装架することが
できる。

しかも背板１０の背面部１１と上方の折り返し前面部１
４ａとの間に千鳥状調湿紙２１が内側に位置するように
調湿紙材２０の上部を挿入し、調湿紙材２０を上方に引
き上げた状態から、調湿紙材２０を下げて背面部ｌｌと
下方の折り返し前面部１４ｂとの間に調湿紙材２０の下
部を嵌合すれば、調湿紙材２０を背板１０の背面部１１
の前面に添設することができる。

第１図ないし第１０図に図示の実施例は前記したように
構成されているため、側板３の内側と背板１０の前面に
添設される調湿紙材２０や、間口方向中間の前後支柱２
間に配置される調湿紙材２５や、棚板１６の下面に添設
される千鳥状調湿紙２１によって、調湿機能棚１内空間
中の空気は、外界の湿度の変化に著しく影響されること
なく、略一定の湿度に保持され、棚板１６上に載置され
る図示されない書物は、長期間に亘って湿度変化による
劣化を避けることができる。

また調湿紙材２０では平板状調湿紙２３の片面に千鳥状
調湿紙２１が付設され、かつ調湿紙材２５では平板状調
湿紙２３の両面に千鳥状調湿紙２１が付設されて、その
表面積が極めて広く、書物の近い位置に調湿紙材２０．
２５があるため、調湿機能が頗る高い。

また棚板１６の表面に結露が生じにくい。

千鳥状調湿紙２１と平板状調湿紙２３とをホッチキス爪
２４で結合する代わりに、第１１図に図示するように、
碇着具２８をパイプ状雌金具２９と鋲状雌金具３０とで
構成し、この結合部の両面に座金３１を当て、パイプ状
雌金具２９でもって座金３１，千鳥状調湿紙２１，平板
状調湿紙２３を貫通し、パイプ状雌金具２９に鋲状雄金
具３０を嵌挿した後、鋲状雄金具３０の先端を押しつぶ
すことによって、千鳥状調湿紙２１と平板状調湿紙２３
とを一体に結合することができる。

また第１図ないし第１０図に図示の実施例では、千鳥状
調湿紙２１を補強する役を果たす平板状調湿紙２３を、
或る程度の強度．剛性を有する塩化ビニ−ルシ一ト等の
合成樹脂製シートや他の材質のシートであってもよい。

第１図ないし第ｌＯ図に図示の実施例では、平板状調湿
紙２３の片面または両面に千鳥状調湿紙２１を一体に結
合してなる調湿紙材２０．２５を用いたが、第１２図に
図示するように、千鳥状調湿紙２１の両側折目２２に平
板状調湿紙２３を一体に結合した調湿紙材３２を用いて
もよい。

また千鳥状調湿紙２１の代わりに波状調湿紙３３を用い
、第１３図ないし第１６図に図示するような調湿紙材３
４，　３５．　３６．　３７を構成してもよい。

さらに第１７図ないし第１８図に図示するように、前記
千鳥状調湿紙２１と同材質のハニカム状ペーパーコア３
９の両面に平板状調湿紙２３を一体に貼着し、平板状調
湿紙２３に多数の小孔４０を設けてパネル状調湿紙材３
８を構成してもよい。

さらにまた第１９図ないし第２０図に図示するように、
ハニカム状ペーパーコア３９の片面に小孔４０付き平板
状調湿紙２３を一体に貼着してなるパネル状調湿紙材４
１を用いてもよい。

しかもパネル状調湿紙材３８．４１の代わりに、第２１
図および第２２図に図示するように、千鳥状調湿紙２１
と同材質のＳ字状ペーパーコア４２，段ボール状ペーパ
ーコア４３を用いてもよい。

また第２３図ないし第２５図に匝示するように、調湿紙
の両端を同じ方向に渦巻状に巻回して前後に並べて、こ
れを支柱２の巾よりも薄く押しつぶした形状の２連渦巻
状調湿紙４４を用いてもよく、しかも背板ｌＯには調湿
板紙４５を添設してもよい。

この実施例では、ｔ状柱連結材８０代わりにＨ状柱連結
材４６を用いればよい。

この２連渦巻状調湿紙４４を添設するには、上部チャン
ネル状柱連結材７の垂直部片７ａよりＨ状柱連結材４６
の上垂直片４６ａを短くし、調湿紙４４を上部チャンネ
ル状柱連結材７の内側に挿入して、上方に押し上げた状
態から、引き下げてＨ状柱連結材４６の上垂直片４６ａ
の内側に嵌合すれば良く、下段の２連渦巻状調湿紙４４
の添設も同じ方法で行えばよい。

さらに第２６図ないし第３０図に図示するように、側板
３に添設するとともに、前後の支柱２間に嵌装する調湿
紙材に調湿板祇４５を用いてもよい。

この実施例では、前後の支柱２を相互に一体に連結する
柱連結材は、上段柱連結材４７，中下段柱連結材４８よ
りなり、上段柱連結材４７はチャンネル材のフランジの
端部をＵ状に弯曲してＵ字状弯曲部４９を形成したもの
であり、中下段柱連結材４８は上段柱連結材４７のウエ
ブの上面に当接片５０を一体に形成したものであり、調
湿板祇４５の上端に係止片５１を一体に装着し、係止片
５１を上段柱連結材４７，中下段柱連結材４８のＵ状弯
曲部４９に係合させることにより、調湿板紙４５を吊下
げることができる。

また前記実施例においては、調湿機能棚１は複柱弐であ
ったが、単柱式であってもよい。

生班皇勉果本発明では、側板の内面に吸脱湿能を有する粉体を漉き
込んだ調湿紙材を添設し、または前後支柱間に該調湿紙
材を配設しているので、棚内の空気を前記調湿紙材でも
って吸脱湿させて、該棚内の空気の湿度を一定に保持す
ることができ、その結果、棚仮に載置されている書物等
の物品の品質が劣化しないように保存することができる
。

また本発明においては、側板の内面または前後支柱間に
調湿紙材を設けたため、棚内の収納空間を減ずることが
なく、棚内の収納空間を充分に保持することができる。

さらに本発明において、前記調湿紙材に千鳥状または波
状調湿紙を用いた場合は、その成形加工が簡単なため、
必要とする調湿機能や配置空間に合わせて、高さ．ピッ
チ等を変えて調湿面積を適切に調整することができる。

さらにまた本発明において、調湿紙材を渦巻状調湿紙や
調湿板紙とした場合は、成形加工を必要としないので吸
脱湿能を有する粉体の含有量を自由に選定することがで
きる。

しかも本発明で、調湿紙材をペーパーコアとしまたは該
ペーパーコアの一側あるいは両側に紙を貼着したパネル
とした場合には、その調湿紙材表面積を増大させ、直ち
に湿度変化に対応した調湿性能を向上させることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る調湿機能棚の一実施例を図示した
斜視図、第２図はその要部拡大斜視図、第３図はこの実
施例の背板の拡大斜視図、第４図は前記実施例の要部拡
大横断平面図、第５図はその要部拡大縦断側面図、第６
図は第４図のＶｌ−ＶＩ線に沿って截断した縦断正面図
、第７図はその要部拡大正面図、第８図は前記実施例の
棚板の拡大横断側面図、第９図および第１０図はその調
湿材の横断面図、第１１図は他の実施例の要部拡大横断
面図、第１２図ないし第１６図はそれぞれ各種調湿紙材
の横断面図、第１７図は他の調湿紙材の一部欠截斜視図
、第１８図はその要部横断面図、第１９図はさらに他の
調湿紙材の一部欠截斜視図、第２０図はその要部横断面
図、第２１図および第２２図はさらに他の調湿紙材の平
面図、第２３図は本発明の他の実施例の要部拡大斜視図
、第２４図はその正面図、第２５図はその横断平面図、
第２６図はさらに他の実施例の要部拡大斜視図、第２７
図はその横断平面図、第２８図はその要部拡大側面図、
第２９図および第３０図はその要部拡大横断正面図であ
る。１・・・調湿機能書棚、２・・・支柱、３・・・側板、
４・・・天板、５・・・台枠、６・・・棚受、７・・・
チャンネル状柱連結材、８・・・ｔ状柱連結材、１０・・・背板、１１・・・背面部、１２・・・左右側
面部、１３・・・上下面部、１４・・・折り返し前面部
、１５・・・孔、１６・・・棚板、１７・・・頂面部、
ｌ８・・・前後面部、１９・・・折り返し部、２０・・
・調湿紙材、２１・・・千鳥状調湿紙、２２・・・折目
、２３・・・平板状調湿材、２４・・・ホッチキス爪、
２５・・・澗湿紙材、２６・・・ネジ、２７・・・支持
片、２８・・・碇着具、２９・・・パイプ状雌金具、３
０・・・鋲状雄金具、３１・・・座金、３２・・・調湿
紙材、３３・・・波状調湿紙、３４，３５．３６．３７
・・・調湿紙材、３８・・・パネル状調湿紙材、３９・
・・ハニカム状ペーパーコア、４０・・・小孔、４１・
・・パネル状調湿紙材、４２・・・Ｓ字状ペーパーコア
、４３・・・段ボール状ペーパーコア、４４・・・２連
渦巻状調湿紙、４５・・・調湿板紙、４６・・・Ｈ状柱
連結材、４７・・・上段柱連結材、４８・・・中，下段
柱連結材、４９・・・Ｕ字状弯曲部、５０・・・当接片
、５１・・・係止片。第５図第８図第１０図乙Ｚｊｌソ第１２図第１３図第図菓図詔第１５図第１９図４Ｕｚｊｔ１第図第２６図第２８図手続補正書平成１年４月４日

Claims

【特許請求の範囲】１）側板を備えた棚において、吸脱湿能を有する粉体を
漉き込んだ調湿紙材を前記側板の内面に添設したことを
特徴とする調湿機能棚２）前後に間隔を存して棚支柱を立設した棚において、
吸脱湿能を有する粉体を漉き込んだ調湿紙材を前記前後
棚支柱間に配設したことを特徴とする調湿機能棚３）前記調湿紙材は調湿紙であることを特徴とする前記
特許請求の範囲第１項または第２項記載の調湿機能棚。４）前記調湿材は調湿板紙であることを特徴とする前記
特許請求の範囲第１項または第２項記載の調湿機能棚。