JPH02237575A

JPH02237575A - 健康用皮膚当接具

Info

Publication number: JPH02237575A
Application number: JP5934489A
Authority: JP
Inventors: Tetsuhiro Iwata; 岩田　哲裕; Takefumi Hiratsuka; 平塚　武文
Original assignee: Furukawa Co Ltd; Tohoku Ricoh Co Ltd
Current assignee: Furukawa Co Ltd; Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority date: 1989-03-10
Filing date: 1989-03-10
Publication date: 1990-09-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、肩こり、腰痛、関節痛、筋肉痛、歯痛等の
治療用として経皮的に刺激を加える健康用皮膚当接具に
関するものである。

（従来の技術ズ従来、肩こり、腰痛などの治療に利用される健康用皮膚
当接具には、磁気粒や、ゲルマニウム半導体粒を用いた
もの（特公昭６１−３８７０６号）、或いは、金属成形
体の表面を珪素、ゲルマニウム、錫で被覆したもの（実
開昭６２−３３８４８号）などがある。

〔発明が解決しようとする課題〕

磁気粒は、血行を増進させる作用があり、肩こり、腰痛
などの治療具として広く用いられているが、筋弛緩作用
があるため、長期間の使用により筋力が弱まり、身体全
体のバランスを崩すおそれがある。

ゲルマニウム粒は、経穴（ツボ）などに貼付することに
より、自律神経系を正常化し、筋肉を活性化して筋力を
強める効果があるが、持続効果に難があり、しかも、非
常に高価である。

金属成形体に、珪素、ゲルマニウム、錫等の薄膜を被覆
したものは、薄膜が剥雌したり、金属成形体が腐食する
という問題がある。

この発明は上記課題を解決するものであって、血行を増
進させて肩こり、腰痛、関節痛、筋肉痛などを治療し、
自律神経を正常化し、筋力を強化し、持続効果が大きく
、成形体の腐食を生ずるおそれがなく、安価に製造する
ことのできる健康用皮膚当接具を堤供することを目的と
する。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するため、この発明では、セラミックス
、フェライトと強誘電体との混合物、ガラス、又はプラ
スチックからなる成形体の表面に、シリコン系アモルフ
ァス半導体の薄膜を被覆して、健康用皮膚当接具を構成
している。

成形体の形状としては、第１図乃至第４図に示すような
円錐状、半球状、凸状、円盤状の他、リング状、クレー
夕状のものなどが用いられ、直径？１〜７ｍｍ，厚さは
０．　５〜３胴の間で、貼付部位などによって適宜選択
する。特に好ましい形状は円錐状又は凸状で、直径５〜
７＋ｎ＋＋＋，厚さ１．５〜２．５肛である。

成形体の材質は、成形性、耐久性、半導体膜の付着性、
安全性、治療効果、価格などを考慮して選択する。成形
体の材質としては、セラミックス、ガラス、プラスチッ
ク、などを用いることができるが、セラミックスは、耐
久性、半導体膜の付着性、安全性、さらに、それ自体か
ら遠赤外線を放射しやすいという治療効果の点から、特
に適している。

セラミックスとしては、八ｌｚ０３、ＭｇＯ　，　Ｓｉ
Ｏｚ、ＴｉＯｚ、Ｚｒ０２、ＬｉＯｚ、ＰｅｚＯ：＋　
ＭｎＯｔ、ＳｎＯ．、ｓｂｚｏｓ、ＢｅＯ　，　ＹｚＯ
ｓ、ＣｕＯ　、Ｃｏｏ　、ＮｔＯ　、Ｓ１２Ｎ４　、Ｓ
ｔＣ　−，等の単体もしくは混合物を用いることができ
る。

これらのうちでも特に、ＴｉＯｚ、２Ｍｇ０・２Ａｆ■
０，・５ＳｔＯ■、ＬｉｌＯ・　Ａ　ｆ　ｚＯ＋　　・
４ＳｉＯｔ　，　　Ａ　ｊ！　ｔｏ３ＴｉＯｚ、ＭｎＯ
ｚ６０％・ＰｅｚＯｘ　２　０％・Ｃｕ０１０％・Ｃｏ
０１０％、等の単体もしくは混合物が好ましい．又、上
記以外の成形体として、フェライト（ＭＯ・Ｆｅ，Ｏ，
　、ＭはＭｎＳＭｇ，　Ｎｉｓ　ＣＯ％　ＣｕＳＺｎな
どの２価の金属イオン）と強誘電体（ＢａＴｉＯ．、Ｐ
ｂＴｉＯｘ、ＫＮｂＯｚ　、ＬｉＮｂＯ３、ＬｉＴａＯ
＝等）との混合物は、その電磁波吸収作用により治療効
果を高めるうえで有効である。

健康用皮膚当接具は、第１図に示すように、成形体１の
表面に、蒸着法、スパッタリング法、ＣＶＤ法などによ
りシリコン系アモルファス半導体の薄膜２を被覆したも
のである。

シリコン系アモルファス半導体から成る薄膜の膜厚は、
０．００１ａｍより薄いと耐久性が劣り、１０μｍより
厚いと生産性が悪くなり価格が高くなる。従って、０．
００１μｍから１０μｍの間に選定されるが、効果．耐
久性，価格などの面から考慮すると、０．１μｍから１
μｍの間が適当である。

シリコン系アモルファス半導体としては、アモルファス
（以下ａ−と記す）Ｓｔ単体、又はＳｔとｍＢ族元素、
■Ｂ族元素、ＶＢ族元素から成る多元系物質からなるも
の、たとえば、ａ−Ｓｉ：Ｂ，　ａ−ＳｉＣ、ａ−Ｓｉ
Ｎ　，　ａ−ＳｉＧｅ，　ａ−Ｓｔ：Ａｓ　，　ａ−Ｓ
ｔ：Ｐを用いることができ、さらにこれらの水素化物や
フッ素化物、例えばａ−Ｓｉ：｝ｌ．．ａ−Ｓｉ：Ｂ；
Ｈ，　ａ−ＳｉＣ：Ｈ　Ｓａ−ＳｉＮ＝Ｈ　％ａ−Ｓｉ
Ｇｅ：Ｈ，　ａ−Ｓｔ：Ａｓ：Ｈ　、ａ−Ｓｉ：Ｐ：Ｈ
、ａ−Ｓｉ：Ｈ：Ｆ，　ａ−Ｓｉ：Ｂ：Ｈ：Ｆ，　ａ−
ＳｉＣ：Ｈ：Ｆ　，　ａ−ＳｉＮ：Ｈ：Ｐ　，　ａ−Ｓ
ｉＧｅ：Ｈ：Ｆ，ａ−Ｓｉ：Ａｓ：Ｈ；Ｆ　，　ａ−Ｓ
ｉ：Ｐ：ｉｆ：Ｆ等を用いることができる。又、これら
のシリコン系アモルファス半導体から成る薄膜を数種類
積層することも有効である。

これらのシリコン系アモルファス半導体としては、治療
効果、耐久性、安全性、価格などの点から、特にａ−Ｓ
ｉ％ａ−ＳｉＣ　，　ａ−ＳｉＮ　，　ａ−ＳｉＧｅが
適しており、又これらの水素化物やフッ素化物の場合は
、水素含有量が４０原子％以下、又はフッ素含有量が４
０原子％以下であることが好ましい。

シリコン系アモルファス半導体から成る薄膜の被覆方法
としては、作成する膜の組成などによって、蒸着法（イ
オンプレーティング、クラスタイオンビーム、イオンビ
ームディポジション等）、スパッタリング法（マグネト
ロンスパッタ、イオンビームスバッタ、スパッタガン、
反応性スパン夕等）、ＣＶＤ法（光励起、熱励起、プラ
ズマ等）等公知の方法の中から最適な方法を利用するこ
とができる。

人体との接触感を柔らかくするためと、シリコン系アモ
ルファス半導体から成る薄膜の付着性を高めるために、
セラミックス成形体の表面にプラスチックなどの有機高
分子をコーティングして被膜を形成し、その上にシリコ
ン系アモルファス半導体から成る薄膜を被覆することも
有効である。

又、有機高分子被膜中にフェライトや強誘電体の粉を混
入して、電磁波吸収作用をもたせるのも有効である。

又、成形体として、ガラス、などを用いる場合には、上
記と同様に、成形体表面に有機高分子被膜またはこれに
フェライトや強誘電体の粉を含有せしめた被膜を形成し
、その上にシリコン系アモルファス半導体から成る薄膜
を被覆するのが好ましい。

〔作用〕

この健康用皮膚当接具を痛みのある部位や経穴に当接貼
付して使用すると、半導体の電気的な刺激と形状効果に
よる押圧刺激、更に、成形体がセラミックスの場合はそ
の遠赤外線放射作用の相乗効果により、血行が増進して
痛みやこりがな《なり、自律神経を正常化し、筋肉疲労
が軽減される。

〔実施例〕

１：の測定装置：アビオニックス社製赤外線サーモグラ７　イ
ＴＶＳ−５０００　（精度０．１゜Ｃ）測定方法：健康
用皮膚当接具（成形体・・・Ａｊ２ｚＯｓ、被覆・・・
メラミン樹脂、薄膜・・・ａ−Ｓｉ）を貼付し、色によ
る全体像の観察、及び固定点における温度測定を行った。

測定部位一両手甲側（全体像）、右手第３指爪生え際・
・・中街穴・・・（固定点）貼付部位一右又は左の経穴（ヒジュ、ゲキモン、テンソ
ウのうち１カ所）測定時期一貼付前、貼付直後、貼付５分後、貼付２５分
後被験者−　６名第５図、第６図に固定測定点における体表面温度変化の
グラフを示す。

測定結果は、貼付直後には温度は低下するが、その後上
昇し、２５分後においても、貼付前より温度は高く、血
流が増加したことを示している。

２：　　　　　のスペク　ル，測定装置：レーザ・スペックル血流計（北大応電研・藤
井氏製作）Ｎｆ！Ｃ　ＰＣ−９８０１ＶＭ　（解析ソフト開発・北
大工学部・水野氏）測定方法：健康用皮膚当接具（成形体・・・Ａ　１　ｚ
（ｈ、被膜・・・メラミン摺脂、薄膜・・・ａ−Ｓｉ）
を貼付し、レーザ・スペックル血流計により測定した血流量の時間的変化を、最大エントロピー法により、周波数解析を行った。

測定部位・・・痛みのある部位゛。貼付部位・・・痛み
のある部位、又は、関係経穴。

測定時期・・・貼付前、貼付五分後。測定時間・・・５
１２秒．被験者・・・７名測定結果：？ｊ』［１上玉団１，験健康用皮膚当接具（成形体・・・八２■０３、被膜・・
・メラミン樹脂、薄膜・・・Ａ−Ｓｉ）を貼付すること
による、痛みやこりの改善結果を調査した。

第７図に、被験者Ｄの血流ゆらぎのスペクトル変化のグ
ラフを示す。

測定結果は、貼付により、ゆらぎのスペクトルが［−１
に近すき、血流が正常化することを示している。

１　：　　−ス健康用皮膚当接具（成形体・・・ＡｆｚＯ：＋、被膜・
・・メラミン樹脂、ｆｉｌｌ・・・ａ−Ｓｉ　）貼付に
よる、筋力に対する影響を調査した。

方広：・被験者を次の３群に分ける。

Ａ群：貼付無しＢ群：貼付Ｃ群：プラセボ貼付・貼付部位、個数：仙骨第一孔付近に２個（左右各１個
）・筋力測定：持来：測定に対する慣れを目的とし、２ｎｄＳｅｔを評価対象
とする。

その際、１ｓｔ，２ｎｄ両Ｓｅｔ（計３０回測定）の中
の最大値をその被験者の最大筋力とし、最大筋力に対す
る百分率で比較する。

１ｓｔＳｅｔ終了後５分間休憩Ｂ群、Ｃ群は１　ｓ　ｔｓｅ　ｔ終了後直ちに貼付し５
分間休憩２ｎｄＳｅ　ｔ開始・評価：１ｓｔＳｅｔは、ウオーミングアップと、第８
図に背筋力変化のグラフを示す．測定結果により健康用皮膚当接具の貼付は筋肉の疲労を
軽減する効果があることが示唆された。

〔発明の効果〕

この発明の健康用皮膚当接具は、上記の如く、血行を増
進させて、肩こり、腰痛、関節痛、筋肉痛などを治療し
、自律神経を正常化し、筋力を強化することができ、持
続効果が大であり、また成形体に腐食を生ずるおそれが
なく、半導体を薄膜としたため安価に製造できる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は健康用皮膚当接具の形状説明図で、
（ａ）は平面、Φ）は縦断面図、第５図、第６図は体表
面温度変化のグラフ、第７図は貼付による血流ゆらぎの
スペクトル変化のグラフ、第８図は背筋力変化のグラフ
である。図中、１は成形体、２はシリコン系アモルファス半導体
の薄膜である。特許出願人　　古河鉱業株式会社東北リコー株式会社代理人　弁理士　森　　　哲　也

Claims

【特許請求の範囲】

（１）セラミックス、フェライトと強誘電体との混合物
、ガラス、又はプラスチックからなる成形体の表面に、
シリコン系アモルファス半導体の薄膜を被覆したことを
特徴とする健康用皮膚当接具。
（２）セラミックスが、Ａｌ＿２Ｏ＿３、ＭｇＯ、Ｓｉ
Ｏ＿２、ＴｉＯ＿２、ＺｒＯ＿２、ＬｉＯ＿２、Ｆｅ＿
２Ｏ＿３ＭｎＯ＿２、Ｓｂ＿２Ｏ＿５、ＢｅＯ、Ｙ＿２
Ｏ＿３、ＣｕＯ、ＣｏＯ、ＮｉＯ、Ｓｉ＿３Ｎ＿４、又
はＳｉＣの単体又は混合物を主成分とする請求項１記載
の健康用皮膚当接具。
（３）成形体の表面に有機高分子被膜を形成し、該有機
高分子被膜上にシリコン系アモルファス半導体の薄膜を
被覆したことを特徴とする請求項１記載の健康用皮膚当
接具。
（４）有機高分子被膜中に、フェライト又は強誘電体の
粉末を含有することを特徴とする請求項３記載の健康用
皮膚当接具。