JPH02236147A - オイル劣化検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オイル劣化検出装置に係り、とくに、ガソリ
ンスタンドや自動車整備工場等でエンジンオイルの交換
時期を判断するのに好適なオイル劣化検出装置に関する
。

〔従来の技術〕

従来より、発光素子と受光素子を用いて、発光素子から
出力される光を潤滑油を透過せしめ、この透過光を受光
素子で受けて光電変換し、受光素子の出力により透光量
を電気的に検出し、この透光量の減少を利用して当該潤
滑油の劣化具合を検出するオイル劣化検出装置が、多く
提案されている。例えば、特開昭６１−７６９３８号公
報記載の発明のようなセル式，実開昭６０−１３１６１
５号公報記載の考案のような吸入管式等がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記従来例においては、多くの場合、検
油部を構成する透明なセルや吸入管を介して一方と他方
の側に発光手段と受光手段が配設されていることから、
当該セル等としては比較的幅の狭いものが用いられるこ
とが多く、測定終了後の次回の測定のための当該セル等
の清掃作業に困難を伴うという不都合があった。この一
方、清掃を楽にするためセル等の幅を広くすると、ディ
ーゼルエンジンオイル等のカーボン混入による黒色化が
激しいオイルでは光が透過できなくなって測定が行えな
いという不都合があった。また、この場合は、測定に必
要なオイルの量が多くなるという不都合をも有していた
． 〔発明の目的〕 本発明の目的は、かかる従来例の有する不都合を改善し
、とくに、検油部へのオイルの導入及び測定終了後の検
油部の洗浄作業を容易に行うことができるとともに、デ
ィーゼルエンジンオイル等のカーボンが混入したサンプ
ルオイルの測定をも容易に行うことが可能なオイル劣化
検出装置を提供することにある． （課題を解決するための手段〕 本発明では、上面に所定の凹部を有する検油部本体と、
前記凹部に着脱自在に係合する凸部を有する蓋とを備え
ている。そして、凹部周縁部に前記凸部位置決め用の段
部を設け、凹部の内底面を板状の透明部材にて形成して
いる．この透明部材の両端を内側に向かって上から下へ
斜めに切除し、一方の切除面に対向して発光手段を．他
方の切除面に対向して受光手段をそれぞれ配設している
。

更に、検油部本体装着時に，前記発光手段からの光を反
射せしめる第１の反射面を前記凸部に設けるとともに、
この第１の反射面に対向する第２の反射面を透明部材の
下面に形成するという構成を採っている．これによって
、前述した目的を達成しようとするものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図ないし第２図に基づい
て説明する． この第１図に示す実施例は、上面に長方形の凹部１ａを
有する検油部本体１と、凹部１ａに着脱自在に係合する
凸部２ａを有する１１２とを備えている．そして、検油
部本体１の凹部１ａに凸部２ａが係合された状態で蓋２
が着脱可能に装備されている。

また、凹部１ａの内底面周縁部には、凸部２ａ位置決め
用の段部１ｂが設けられている．凹部ｌａの内底面は、
板状の透明部材３にて形成されている。この透明部材３
の両端は内側に向かって上から下へ斜めに切除され、一
方の切除面３ａに対向して発光手段としての発光ダイオ
ード（以下ｒＬＥＤＪという）４が．他方の切除面３ｂ
に対向して受光手段としてのフォトダイオード（以下ｒ
ＰＤＪという）５がそれぞれ配設されている．これを更
に詳述すると、検油部本体１は、実際には、第２図に示
すような外観を有しており、この検油部本体１の上面に
、同図の矢印Ａ，Ａ’で示すように蓋２が起伏回動可能
に装備されている．凸部２ａの表面部分には、長方形の
ミラー６が固着されている． また、長方形の凹部１ａのそれぞれの辺の中央部分には
、第２図に示すように、空気と余剰オイルを抜くための
切込１ｃが各一つづつが設けられている． 本実施例では、凸部２ａが凹部１ａに係合した状態にお
いて、検油部本体ｌと蓋２との間には、段部１ｂの作用
により、第１図に示すように、僅かの間隙が設けられる
構造となっている．このように構成された本実施例によ
ると、ＲＥＤ４からの光を，第１の反射面としてのミラ
ー反射面６ａと透明板３の下面に形成された第２の反射
面３ｃとにより多重反射させ，ＰＤ５で受光せしめるこ
とができることから、段部１ｂの高さを調整してミラー
６と透明部材３との間に形成される一オイル収容領域７
の容積を小さく形成することにより、オイル収容領域７
内へのサンプルオイルの導入及び測定終了後の検油部の
洗浄作業を容易に行うことができるとともに、ディーゼ
ルエンジンオイル等のカーボンが混入した試料オイルの
測定をも容易に行うことができるという利点がある．ま
た、当該オイル収容領域７部分の容積より幾分多めの量
のサンプルオイルを、凹部１ａ内に投入して蓋２を検油
部本体１に係合せしめることにより、切込１ｃ，ｌｃ・
・・・・・の作用によりいつも一定量のオイルをオイル
収容領域７内へ残存せしめることができ、これにより一
定量のサンプルオイルを用いてオイル劣化の測定を行う
ことができるという利点をも備えている．更に、ＲＥＤ
４とＰＤ５がオイル収容領域７に対して同じ側にあり，
且つ透明板３に対して略側方に位置しているので装置の
薄型化を図ることが可能である。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によると、段部の作用によ
り透明部材と凸部との間にオイル収容領域を形成するこ
とができ、第１及び第２の反射面の作用により発光手段
からの光を多重反射させ．当該オイル収容領域内のオイ
ルによって減衰されながら受光手段で受光せしめること
ができることから、オイル収容領域の容積を小さく形成
することにより、オイル収容領域内へのサンプルオイル
の導入及び測定終了後の検油部の洗浄作業を容易に行う
ことができるとともに，ディーゼルエンジンオイル等の
カーボンが混入したサンプルオイルの測定をも容易に行
うことができ、しかも発光手段と受光手段がオイル収容
領域に対し同じ側にあり，且つ透明板に対して略側方に
位置しているので装置を効果的に薄型化できるという従
来にない優れたオイル劣化検出装置を提供することが出
来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の主要部を示す一部省略した
縦断面図、第２図は第１図に示す実施例の外観斜視図で
ある。 １・・・・・・検油部本体、１ａ・・・・・・凹部、１
ｂ・・・・・・段部、２・・・・・・蓋、２ａ・・・・
・・凸部、３・・・・・・透明部材、３ａ，３ｂ・・・
・・・切除面、３ｃ・・・・・・第２の反射面、４・・
・・・・発光手段としてのＬＥＤ、５・・・・・・受光
手段としてのＰＤ，６ａ・・・・・・第１の反射面とし
てのミラー反射面。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、上面に所定の凹部を有する検油部本体と、前記
   凹部に着脱自在に係合する凸部を有する蓋とを備え、 前記凹部周縁部に前記凸部位置決め用の段部を設け、前
   記凹部の内底面を板状の透明部材にて形成し、この透明
   部材の両端を内側に向かって上から下へ斜めに切除し、
   一方の切除面に対向して発光手段を、他方の切除面に対
   向して受光手段をそれぞれ配設し、 前記検油部本体装着時に、前記発光手段からの光を反射
   せしめる第１の反射面を前記凸部に設けるとともに、こ
   の第１の反射面に対向する第２の反射面を前記透明部材
   の下面に形成したことを特徴とするオイル劣化検出装置
   。