JPH02235808A - 外用貼付剤 - Google Patents

外用貼付剤

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JPH02235808A
JPH02235808A JP5677689A JP5677689A JPH02235808A JP H02235808 A JPH02235808 A JP H02235808A JP 5677689 A JP5677689 A JP 5677689A JP 5677689 A JP5677689 A JP 5677689A JP H02235808 A JPH02235808 A JP H02235808A
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JP
Japan
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skin
patch
weight
carboxymethyl cellulose
sodium carboxymethyl
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Pending
Application number
JP5677689A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingo Nakamura
槙吾 中村
Riei Ou
王 梨栄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DKS Co Ltd
Original Assignee
Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は皮膚への親和性が高く,それ自体皮膚粘着性を
有する外用貼付剤に関する.
【従来の技術】
従来、皮膚局所での疾患治療を目的とした皮膚外用剤に
ついては数多くの知見がある.また近年全身作用の発現
を目的としたものの開発も盛んになっており、皮膚外用
剤の有用性が高く評価されてきている.これら局所ある
いは全身作用の発現を目的とした皮膚外用剤としては、
軟膏,液剤,パ7プ剤、テープ剤などが知られているが
、薬物投与量の適切な設定,有効成分の放出及び浸透性
,皮膚R和性及び皮膚粘着性などにおいて問題があり,
それぞれの欠点の改良が望まれている.例えば軟膏の場
合,塗布する面積や厚みにより、薬物の正確な投与量が
定めにくいこと,全身作用があまり期待できないことな
どが指摘されている.さらに,皮膚外用剤は一般に皮膚
の角質が強力な障壁となり、特に水溶性薬物の吸収が著
しく阻害されるという問題が残されており,経皮吸収淀
進効果剤−の研究がなされているが、それら促進剤は皮
膚刺激の点で問題がある.一方,一部の薬物(例えば狭
心症治療薬)については近年、ドラシグデリパリーシス
テムの考えにもとず<TTS(丁ransdsr+sa
l Therapeutic System一経皮吸収
治療システム)が開発されているが、実用化されている
のは,少数の特定薬物においてであり,薬物一般につい
ては,その有用な薬効を発現するのに充分な量を経皮吸
収させる技術が未だ確立されていないのが現状である.
【発明が解決しようとする課B】
本発明は、皮膚外用剤であって皮膚に対する親和性が高
く、優れた経皮吸収性を有し、しかも薬物投与量の設計
に適した剤形を提供することを目的とする.
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは従
来技術における問題点を解決した外用製剤の開発を目的
として種々検討し、その鮎果ポリビニルビロリドン、ポ
リビニルアルコール,カルボキシメチルセルロースナト
リウム(以後C M C − N aと略す)及びシ.
ai脂肪酸エステルを含有せしめることにより,皮膚に
対する親和性が高く、それ自体皮膚粘着性を有する外用
貼付剤が得られることを見出し,またこれを薄膜状に成
形することにより,適切な薬物量を経皮吸収させるのに
適した外用貼付剤が得られることを見出し本発明を完成
した. 本発明に用いるポリビニルビロリドンとしては平均分子
量が約120万ものが望ましいが,これより低分子量の
ものであってもその添加量を適宜調節することにより使
用可能になる.また本発明に用いるポリビニルアルコー
ルとしては平均重合度300〜700で4%粘度が4.
5〜5.5ccF.]のものが望ましいが、その範囲に
限定されるものではなく、添加量をxiすることにより
より高粘度のものも使用可能になる. 又本発明に使用するショ糖脂肪酸エステルの脂肪酸は・
ステアリン酸、ノくルミチン酸等の高級脂肪酸が使用さ
れる. 更に,皮膚に対する親和性を高めしかも製剤としての安
定性及び保形性を高める方法を検討した結果、エーテル
置換度が0.7〜l.4.2%粘度が900〜1500
 [cP.]を有するCMC−Naを、又HLB値が1
2以上のショ糖脂肪酸エステルを含有したものが有効で
あることを発見した. 又製剤自体の皮膚粘着性を高めるのに有効な方法として
ポリビニルビロリドンが全組成物中0.5〜1.0重量
%、及びポリビニルアルコールが同じ<1.5 〜2.
0重量%.CMC−Naが同じく3,O〜5.0重量%
、ショ糖脂肋醸エステルが同じく1.0〜2.0重量%
含有させることを見出した. 本発明による外用貼付剤中には、上記西成分の他に、基
剤構成成分として(1)ゼラチン.可溶化コラーゲン、
カゼ・イン、大豆蛋白などの水溶性蛋白質、(2)グリ
セリン、プロピレングリフールなどの多価アルコール類
、(3)でん粉,デキストリンなどの多ffiQ. (
4)白色ワセリン、スクワランなどの油性物質,の各項
目から1!!または複数種が配合される他,CMC−N
a以外のセルロース類(Mえlfヒドロキシエチルセル
ロース,ヒドロキシプロビルセルロースなど)を適宜加
えることが可能である.さらに以上の成分に加えて、外
用貼付剤の軟らかさ、薬物吸収性などの製剤特性を保持
する目的で,適当量の水を加える.この場合の配合量は
全組成中通常30〜70重量%,さらに好ましくは40
〜65重量%程度である.また.外用貼付剤の特性をよ
り効果的に発現させるため,上記成分以外の物質を添加
してもよい.このような添加物としては例えば吸収助剤
、保存剤、pH調整剤,着色剤など公知のものが採用で
きる. なお、本発明においては,従来ゼラチンパップ剤等に使
用されているケイ酸アルミニウムや酸化亜鉛,カオリン
などの収れん剤を使用する必要はない. 上記成分から構成される外用貼付剤の投与形席における
形状としては、皮膚面に適用しやすい程度の大きさ、形
を有するものであればよく、一般にパップ剤として用い
られるものと同様の形態あるいは、薄膜状などの形態で
あって、適当な厚み,面積を有するものがよい.例えば
厚みとしては通常0.3〜2.0mm程度が適当であり
、面積としては、通常0.2〜160cm2程度が適当
である. 上述の外用貼付剤は、その使用、保存、取扱い上から貼
付剤の片面ないし両面を適邑な包装皮膜で被覆しておけ
ば、使用時にこの包装皮膜を取り去り,fA出した薬剤
面を皮膚に粘着させればよいようにしておくと便利なこ
とが多い.このような包装皮膜としては厚み0.02〜
0.8mmfi度の合成樹脂Il!(例えばポリエチレ
ン膜、ポリプロピレン膜,エラストマーの膜、プタジエ
ン重合体B),セロファン膜などであって、伸縮性を有
するものが好適であるが、織布ないし不織布である布地
を使用してもよい. なお.外用貼付剤は、揮発性成分を含有する場合、保存
中の汚染のおそれがある場合は,アルミパック、防湿加
工を施した紙袋など密封性の容器中に保存するとよい. 本発明の外用貼付剤は一般に軟質なものであり、柔軟性
,粘弾性を有することにより,皮膚への密着性がよく使
用感が良好である.なお適用に際し,皮膚接着面を水で
湿らすことなどにより、製剤のやわらかさが増す場合も
本発明の軟質という概念に含まれる. 上述の構成を有する外用貼付剤は医療用として治療目的
,対象等に応じて身体各部の皮膚に適用される.例えば
、局所適用の場合は、直接疾患部位あるいはその付近に
貼付され、全身適用の場合は、経皮吸収率の高い部位(
例えば角質の発達していない部位)や異和感の少ない部
位に貼付するのがよい.また、公知の化粧用成分を配合
し化粧用としての用途も可能である. 本発明の外用貼付剤の製造方法を次に示すが、本発明の
目的を阻害しない限り他の方法でも製造可能である. ■水溶性蛋白質を水に溶解させる.(加温下溶解■薬物
、多価アルコール、油性物質,多糖類及び水の混合物(
この時,必要に応じて前述の添加物を加えておく.)を
調製する. ■ショ糖脂肪醜エステル.CMC−Naを60℃にて順
次多価アルコール中に分散させる.■ポリビニルピロリ
ドン,ポリビニルアルコールを50℃にて順次水に溶解
する. ■■に■、■,■を50’Cにて強く攪拌しながら順次
加えて混合し,製剤全体が均一な性状となるまで攪拌を
続ける. ■■を直ちにガラス板等の平板に薄く展延し、表面をポ
リエチレン等の皮膜で被覆する.■■を適当なサイズに
切断する.
【実施例】
以下に本発明を実施例により詳細に説明する.1盗1」 ■ゼラチン12gを精製氷25gに湿潤させ,50℃に
加温し溶解した. ■でん粉2gを、50℃に加温した特製水25g中に溶
解させ、ここにサリチル酸メチル2 m l及びカンフ
ル0.4gを加える. ■グリセリン40g中に、HLB値15のショ糖脂肪W
エステル2.0g及びエーテル化度0.78,2%粘度
900 〜1500 [cP.] cr)CMC−Na
6.Ogを、60℃に加熱しながら分散させ溶解させる
. ■精製水50g中にポリビニルビロリドンK−90を1
.0g、ポリビニルアルコール(クラレ製ポバール20
5)を3.0g、50℃にて順次溶解させる. ■■に■〜■を順次50℃にて混合し,全買均等になる
まで撹拌を続ける. ■(0を20cmX20cmの綿ネルに厚さ0.8〜1
.0mmに塗布し、直ちにポリエチレンフィルムで被覆
しラミネート袋に入れ密封し25℃にて保存する.また
同じく■を直径15cmのペトリ皿上に厚さ0.8〜1
.0mmに展延しふたを閉め、水分が蒸散しないように
ラミネート袋またはポリビニルに入れて25゜Cにて保
存する. W≧」 第1表の処方に従って、製造例1と同様の方法により製
剤化した.ただし製造例lの処方に含まれていない成分
については,操作■の精製水中に溶解ざせるものとする
. Y   l 〜 4 第2表の処方に従って,製造例1と同様の方法により製
剤化した. ただし,アラビアガムは操作■の蹟製水中に溶解し,ポ
リソルベート80は操作■のグリセリン中に分散させる
ものとする. 火」L例 製造例1〜3、及び比較製造例1〜4でvR製し外用貼
付剤を用いて次の項目につき試験を行つ試験項目) .粘着力 綿ネルに塗布した製剤を一昼夜保存後,4cm4cmに
切りそれぞれのポリエチレンフイルムはがし、直径5c
mのステンレス製のおもり5 0 0 g)を製剤の膏
体部に密着させ,荷重20秒間静置した後,上昇速度毎
分3cmで二りが膏体がはがれる時の力を測定する.一
定機器,PICMA  TACK  TESTER東洋
精機製) 結果は第3表に示した. ,密着性、粘着性等の使用感に関する官能検査造例1〜
3、及び比較製造例1〜4の処方から物を除いて調製し
た外用貼付剤を綿ネルに塗布たものを試料とし、「新版
官能検査/\ンドブッ」第356〜366頁(日科技連
発行)記載のシェッフェの方法に基づいて、10名の成
人を対象とし各2回ずつ行った.その具体的方法は、上
記試料を左右上腕部に貼付し、2時間後にはがし,左腕
及び右腕のそれぞれについて貼り心地がどうであるか、
次の基準にもとづいて判定した.結果は第3表に示した
. 非常に良い(+3),確かに良い(+2),いくぶん良
い(+1)、差がない(O).いくぶん悪い(−1).
確かに悪い(−2),非常に悪い(−3). 3.薬物の溶出性 製造例1〜3、及び比較製造例1〜4で調製した膏体を
ペトリ皿上に展延し薄膜状にしたものを直径4.3cm
の円形に切り取り、これを坐剤放出試験法(京都薬大 
村西昌三教授,薬剤学VOJ2.39,Nol)にもと
づさ、膏体中の薬物の溶出量を経時的に調べた.本試験
の結果は第4表に示した. (試験結果) 第3表 製剤の粘着力及び使用感 第3表から明らかな通り、本発明の外用貼付剤は粘着性
、密着性を含め総合的な使用感において、比較例より良
好と評価される.ざらに,第4表に示す通り,本発明の
外用貼付剤は、薬物の徐放効果があり,溶出速度もほぼ
一定と考えられる.
【発明の効果】
本発明は,柔軟性,粘弾性を有し皮膚への密着性、及び
親和性の良好な外用貼付剤を提供しラることにより,ヒ
トの健康の維持,増進及び回復並びに医薬品工業の発展
に貢献しうる. 特許出願人 第一工業製薬株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、カ
    ルボキシメチルセルロースナトリウム及びショ糖脂肪酸
    エステルを含有することを特徴とする外用貼付剤。 2、カルボキシメチルセルロースナトリウムがエーテル
    置換度0.7〜1.4、2%粘度900〜1500[c
    P.]を有するものより選択されたものである特許請求
    の範囲第1項記載の外用貼付剤。 3、ショ糖脂肪酸エステルがHLB値12以上のもので
    ある特許請求の範囲第1項又は第2項記載の外用貼付剤
    。 4、全組成物中、ポリビニルピロリドンが0.5〜1.
    0重量%、ポリビニルアルコールが1.5〜2.0重量
    %、カルボキシメチルセルロースナトリウムが3.0〜
    5.0重量%ショ糖脂肪酸エステルが1.0〜2.0重
    量%含有する特許請求の範囲第1項ないしは第3項記載
    の外用貼付剤。
JP5677689A 1989-03-09 1989-03-09 外用貼付剤 Pending JPH02235808A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8680160B2 (en) * 2005-10-31 2014-03-25 Coloplast A/S Topical skin barrier

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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