JPH02234863A - エアバッグ装置におけるエアバッグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、車両の衝突時高圧ガスによりエアバッグを膨
張させて乗員を保護するエアバッグ装置に関し、特に取
付基部がエアバッグ支持部材とリング状金具との間に扶
持されているようなエアバッグに関するものである． ［従来の技術］ 自動車の座席前方の車体固定部に設けられるエアバッグ
装置は、車両衝突時などの緊急時において、ステアリン
グやダッシュボードに固定されたインフレータから放出
される反応ガスの圧力により瞬時に膨張して、車体に衝
突することによる負傷等から乗員を保護する重大な役割
を有している．第３図に、このようなエアバッグ装置の
従来からある一般的なものを示す． 第３図に示すように、エアバッグ装ｆｉｏＩＪよ，車両
の減速度の大きさが一定の大きさ以上のときに図示しな
い衝突検知センサかもの衝突信号によりガス発生剤を起
爆させ、ガスを唆出するインフレータ０２と、取付基部
０３ａがそのインフレータ０２に対して固着さ札　イン
フレーク０２からの噴出ガスによって膨張するエアバッ
グ０３とから構成されている．このエアバッグ装置ｏ１
はエアバッグ０３を折り畳んでバッド０４に収納した状
態で例えばステアリングホイール０５の中心部等の車体
固定部に支持金具０６を介して取り付けられる． そして、車両衝突時にインフレータ０２内のガス発生剤
が急激に反応し、発生したガスがインフレータ０２のガ
ス噴出口ｏ７からエアパッグ０３内に噴出する．これに
よって、同図に二点鎖線で示すようぬ　エアパッグ０３
が瞬時に膨張展開する．そして、膨張展開したエアパッ
グ０３は慣性によって前方に移動してくる乗員を受け止
め、車体との衝突から乗員を保護するようになる．とこ
ろで、このようなエアパッグ０３は，膨張した際に反応
ガスの圧力や乗員の慣性力による引張り力が作用するた
め、エアバッグ０３を支持金具０６に取り付けるための
取付強度はかなり大きくすることが必要である． そのため、従来のエアバッグ装置０１において広　エア
バッグ０３の取付基部０３ａを支持金具０６とリング状
金具０８との間に配設し、ブラインドリベットやボルト
等の適宜の固着具０９の締結力によってインフレータ０
２のフランジ部０２ａ、支持金具０６、リング状金具０
８及びエアバッグ０３の取付基部０３ａをともに挟圧す
るようにしている．このようにリング状金具０８によっ
てエアバッグ０３の取付基部０３ａは強固にかつ全体に
わたってほぼ均一に支持されるようになる．エアパッグ
０３を取り付けるにあたっては、支持金具０６にエアバ
ッグ取付基部０３ａとリング状金具０８とを重ねるとと
もに　これらの各部材０２ａ，０３，０６，０８に穿設
されている固着具挿通孔を位置合わせした後、固着具０
９を挿通して締結するようにしている． ［発明が解決しようとする課題コ しかしながら、エアバッグ０３を取り付ける度ぬ　この
ように各々の挿通孔の位置合わせを行うようにしたので
は、かなりの手間がかかってしまう．特にエアパッグ０
３は撓み易い部材で形成されているので、第４図に示す
ように取付基部０３ａが簡単に撓んでしまうこと等によ
り、孔０　１　０，０１１，０１２の相対位置が容易に
ずれてしまい、これらの孔の位置合わせに更に一層手間
がかかってしまう．孔の位置が正確に合わないと固着具
０９が挿通し難くなり、エアバッグ取付がますます手間
のかかるものとなる． 本発明はこのような事情に鑑みてなされたちのであって
、その目的は、簡単にしかも強固に取り付けることので
きるエアバッグを提供することである． ［課麗を解決するための手段コ この課題を解決するために　本発明Ｇ−１　　エアバッ
グ取付基部１　リング状金具を接合したことを特徴とし
ている． ［作用］ このような構成をした本発明のエアバッグによれば、エ
アバッグ取付基部にリング状金具が予め接合されるよう
になるので、エアバッグ取付基部の固着具挿通孔とリン
グ状金具の固着具挿通孔との位置合わせを行わなくても
済むようになる．このため、エアバッグを取り付けるに
あたっては、リング状金具の固着具挿通孔と支持金具の
固着具挿通孔との位置合わせを行うだけでよいことにな
る．したがって、エアバッグ取付作業の工数が削減され
る．特隠　簡単に撓んで位置ずれが生じ易く比較的手間
のかかる、エアバッグ取付基部の固着具挿通孔の位置合
わせ作業がなくなるので、工アバッグ取付にかかる手間
がより一層効果的に低減されるようになる。

しかもエアバッグ取付基部がリング状金具に接合されて
いるので、取付基部が補強されるとともＩｔ’ｗ　　エ
アバッグ取付強度も大きくなる．したがって、高圧ガス
によるエアバッグ膨張時あるいは乗員衝突時に生じる各
引張り力に確実に対応することができるようになる． ［実施例］ 以下、図面を用いて本発明の実施例について説明する． 第１図は本発明に係るエアバッグの一実施例の取付基部
近傍を示す部分拡大図である．なお、この実施例のエア
バッグの他の部分の構成は第　図に示す従来のエアバッ
グの構成とほぼ同様であるので、その詳細な説明は省略
する．また，従来のエアバッグと同じ構成要素には最上
位の「０」を取った符号を付すことにより、同様にその
詳細な説明を省略する． 第１図にぶすよう｝へ　エアバッグ３の取付基部３ａに
は、リング状金具８が接着あるいは溶着等によって接合
されている．これらの取付基部３ａ及びリング状金具８
にはそれぞれ同じ位置に孔１０．１１が穿股されている
．その場合、リング状金具８には予め孔１０を穿股して
おき、このリング状金具８をエアバッグ３の取付基部３
ａに接合した後、リング状金具８の孔１０に対応した取
付基部３ａの位置に孔１ｌを穿役するようにしている． また、エアパッグ３の孔１１よりインフレーク挿入用開
口３ｂ側はリング状金具８を覆うように折り返されてい
る．そしてこの折り返し部３Ｃの端部３ｄはエアバッグ
３の孔１１に関しインフレータ挿入用開口３ｂ側と反対
側のエアバッグ３部分に縫着、接着あるいは溶着等の適
宜の固着方法により接合されている． このような構成をしたエアパッグ３を車体に取り付ける
に広　例えばステアリングホイール等の車体固定部に支
持金具６を取り付けた後、この支持金具６にリング状金
具８をエアバッグ取付基部３ａが支持金具６とリング状
金具８との間に位置するようにして重ね合わせるととも
シコ　　支持金具６の孔１２とリング状金具８の孔１０
とを一致させる．その場合、エアバッグ取付基部３ａが
リング状金具８に接合されているので、支持金具６の孔
１２とリング状金具８の孔１０とが一致したときに−九
　エアバッグ取付基部３ａの孔１１も自動的に一致する
ようになる．したがって，エアバッグ取付基部３ａの孔
１１の位置合わせを行わなくてもよく，作業がきわめて
簡単になる．支持金具６の孔１２とリング状金具８の孔
１０とを一致させた状態で、これらの孔１０，１１．１
２にブラインドリベット９を挿通させる．その後、ブラ
インドリベット９の先端９ａをかしめる．これにより．
　リベット９が支持金具６、エアバッグ取付基部３ａ及
びリング状金具８を一緒に挟圧するので、エアバッグ３
は支持金具６に強固に取り付けられるようになる．この
場合、支持金具６はこの実施例における本発明のエアバ
ッグ支持部材を構成している． 一方、ブラインドリベット９の先端かしめ部９ａはエア
バッグ３の折り返し部３Ｃによって完全に覆われるよう
になる．したがって、ブラインドリベット９の先端かし
め部９ａがエアパッグ３の折り返し部３Ｃ以外の部分に
直接当たるようなことはなくなる．これにより、エアパ
ッグ３に傷がつくようなことは防止される．仮く　エア
バッグ３の折り返し部３Ｃがリベット９の先端．かしめ
部９ａによって傷つけられたとしても、この折り返し部
３ｃはエアバッグ３自体の強度やエアバッグ３取付強度
に何等関係していないので、エアバッグ３の機能が損な
われるようなことはない．また、エアパッグ３の折り返
し部３ｃによってリング状金具８を巻き込むことになる
ので、エアバッグ膨張時等にエアバッグ３に生じる引張
り力をリング状金具８全体で受けるようになる．したが
って、エアバッグ３の実質上の破壊強度が大きくなると
ともへ　実質上のエアバッグ３取付強度も更に一層大き
くなる． なお、前述の実施例に限定されることはなく、本発明は
種々の設計変更が可能である．例えば前述の実施例では
、エアバッグ３の取付基部３ａを支持金具６に取り付け
るものとしているが、インフレーク２の取付フランジ部
２ａに取り付ける場合にも本発明のエアバッグを適用す
ることができる．その場合、この取付フランジ部２ａは
この場合の本発明のエアバッグ支持部材を構成する． また、リング状金具８は複数のビースに分解して形成す
ることもできる．しかしその場合には、リング状金具８
のエアバッグ３への接合工数が増え・ることになるので
、リング状金具８はワンピースで形成する方が望ましい
． 更に前述の実施例ではブラインドリベット９を用いるも
のとしているが、ボルト・ナットを用いるようにしても
よい．その場合には、ナットを予めリング状金具８に接
合しておくようにすればよい． ［発明の効果〕 以上の説明から明らかなように、本発明のエアバッグに
よれば、エアバッグ取付基部にリング状金具を予め接合
するようにしているので、エアバッグの固着具挿通孔の
位置合わせを行う必要がなくなる。したがって，エアバ
ッグ取付の作業工数が削減さね　エアバッグの取付がき
わめて簡単になる． またリング状金具をエアバッグに接合しているので、エ
アバッグの取付強度がより一層大きなものとなる．した
がって、エアバッグに大きな引張り力が加えられても、
この力を確実に受け止めることができるようになる．

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るエアバッグの一実施例の取付基部
近傍の部分拡大図，第２図はこのエアバッグの取付状態
を示すエアバッグ取付基部近傍の部分拡大図、第３図は
従来のエアバッグ装置をステアリングホイールに取り付
けた状態で示す断面図、第４図はこの従来のエアバッグ
装置のエアバッグ取付基部近傍を分解して示す部分拡大
図であ１・・・エアバッグ装置、　２・・・インフレー
久　２ａ・・・フランジ部（エアバッグ支持部材）、３
・・・エアバッグ、３ａ・・・取付基訊　６・・・支持
金具（エアバッグ支持部材）、８・・・リング状金具

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 取付基部がエアバッグ支持部材とリング状金具との間に
   挟持され、有事に起動するインフレータからのガス供給
   を受けて膨張するようなエアバッグ装置におけるエアバ
   ッグであって、 前記取付基部に前記リング状金具が接合されていること
   を特徴とするエアバッグ。