JPH02233130A - 媒体分散機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ビーズ等の媒体（メディア）を用いて被処理
物を分散するようにした媒体分散機に関する。

（従来の技術と問題点） 処理槽内の回転軸にディスク等の攪拌翼を取付けて被処
理物を分散するようにした分散機は、ディスクの回転に
より媒体と被処理物の混合体に遠心力を与え、媒体をデ
ィスク間でドーナツ状に流動させ、その間に媒体が被処
理物を捕捉しズリカを与えて分散すると考えられている
。

ところが、このような混合体の流動は、一様でハナく、
媒体の流動にショートバス、デッドスペース等を生じ、
均一なズリカを得ることは仲々困難な場合が多く、何回
か繰返し処理しなければ、所期の分散度を得ることがで
きないこともあった。

（発明の解決課題） 本発明はそのような実情に鑑み、処理槽内における媒体
に積極的な運動を与えてその流動を均一にし、被処理物
に均等なズリカを作用させて分散効率を上げることがで
きるようにした媒体分散機を提供しようとするものであ
る。

（課題解決手段） 本発明によれば、上記の目的は、処理槽内に槽壁との間
に狭い処理空間を形成するよう回転筒を設け、該回転筒
の外周面及び又は上記槽壁の内周面に軸方向に延びる凹
部を形成した媒体分散機により達成される。

（実施例） 以下実施例と共に説明する。

本発明は、竪型の媒体分散機にも適用することができる
が、図においては横型の媒体分散機を示してあり、処理
槽（１）内には、槽壁（２）との間に被処理物と複数の
媒体が周回する狭い処理空間（３）ヲ形成するよう回転
筒（４）を回転自在に設けてある。該回転筒（４）は円
筒状に形成してあるが、円筒に代えて略三角、略四角等
の多角筒状に形成したり、だ円筒状に形成することがで
き、好ましくは端面は上記被姶理物と媒体の混合物を処
理空間へ案内するよう円錐面（５）に形成し、筒壁の内
面には冷却水その他の温度調節流体が流通する流路（６
）を形成し、駆動軸（７）に支持されている。

上記処理槽（１）は、周囲に冷却水等の温度調節流体が
流通するジャケット（８）を有し、一端に被処理物の供
給口（９）を形成し、他端にスクリーン、ギャップセパ
レーター等の媒体分離手段（図示略）を介して吐出口Ｑ
Ｏ　’ｔ具備している。媒体は、用途に応じてガラスビ
ーズ、セラミック、アルミナ、ジルコニア、スチールそ
の他適宜のものが用いられ、処理槽内に適宜量入れられ
た媒体（図示略）は抜取口α漫から取り出される。

上記処理空間（３）は、媒体の大きさに応じ適宜の幅に
形成されるが、回転筒の動作を■害しないよう少なくと
も媒体≠個分以上の幅に形成してある。

上記回転筒（４）の外周面及び又は上記処理槽の槽壁（
２）の内周面には、上記処理空間に洪給された媒体の運
動を助長するよう軸方向に延びる凹部（６）全形成して
ある。該凹部は、筒状の回転筒を作ってから機械加工に
より形成しているが、ロストワックス法その池の鋳造法
により成形してもよい。なお、表面に凹部を形成したリ
ング状部材を設け、これを筒状体の外周に嵌着すること
もできる（図示略）。上記凹部の形状は、種々の形状に
することができる。第／図〜第３図において、該凹部は
略Ｕ字状の溝であるが、インポリュート歯形やセレーシ
ョンのような溝形にしたり、第ｔｌ−図に示すように中
心方向に向かう側辺α３の基端から回転方向（矢印）後
方へ延びる底辺ａ弔ヲ設けてほぼＬ字状の切込みに形成
することもできる。なお、上記凹部は、回転筒の端線に
ほぼ直角に軸方向に設けてあるが、はすば歯車の゜よう
に斜め方向に設けたり、また軸方向に連続しているが、
第！図に示すように周方向に延びる溝αＱ・・・全適宜
間隔で設けて複数の区帯に分け不連続的に形成してもよ
い。この場合、第≠図に示す如き略Ｌ字状の切込みの底
辺α弔の方向を、各区帯毎に回転方向後方にしたり、前
方にしたりして、その方向を交互に変えることもできる
。図において上記凹部は、回転筒（４）の外周面に設け
た実施例を示してあるが、槽壁（２）の内周面に設けた
り、回転筒と槽壁の両面に設けることもできる。

而して、ポンプ（図示略）により適宜の送り込み圧で供
給口（９）から処理槽（１）内に供給された被処理物は
、槽内に収納されている媒体（図示略）と混合して上記
処理空間（３）に供給される。

そして、回転筒の回転により上記媒体は回転筒を周回し
、その際上記処理空間を構成する壁面に形成された上記
凹部によって対向する壁面に向かって積極的に移動し、
その運動は助長される。したがって、デッドスペースが
なく、ショートパスを生じないので、媒体により被処理
物に与えられるズリカは均一に作用し、被処理物は確実
に分散され、吐出口から吐出される。

（発明の効果） 本発明は上記のように構成されているので、処理槽の一
端から他端まで被処理物はほぼ均一なズリカを受け、均
一に分散され、粒度分布は極めてシャープとなり、分散
効率を向上することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第／図は断面図、゜第２
図は第／図のＡ−Ａ線断面図、第３図及び第≠図は回転
筒の凹部の説明図、第！図は変形例の断面図である。 １・・・処理槽、２・・・槽壁、３・・・，処理空間，
４・・・回転筒、 ２・・・凹部 特許出願 人 株式会社井上製作所 手 続 補 正 量 目 ｌ 事件の表示 平成／年特許願第ｊ３７乙タ号 ３　補正をする者 ｉｌｌ件との関係

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 処理槽内に槽壁との間に被処理物と複数の媒体が周回す
   る狭い処理空間を形成するよう回転筒を設け、該処理空
   間に供給された媒体の運動を助長するよう上記回転筒の
   外周面及び又は上記槽壁の内周面に軸方向に延びる凹部
   を形成したことを特徴とする媒体分散機。