JPH02232059A - 衛生用スプレー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、気分がすぐれない時や身体の疲労感や神経的
ストレス感が生じた時などに眼．鼻，口腔など人体の中
又は表面に清涼怒付与剤ガスを導入又は吹きつけて感覚
器官に化学的刺激を与えるための健康乃至美容を含む衛
生用スプレーに関するものである。

〔従来の技術〕

一般に人体において、においの感覚で嗅覚的に、また視
覚的に化学的刺激を揮発性物質で行わせることが知られ
、外的生活環境や内的環境によって気分が優れない時、
並びに疲れたときに洗顔や香水や目薬などのウォータス
フ゜レーなどでさわやか感や、やすらぎ悪を与え疲労を
軽減し、眠気或いは神経的ストレスを取り除き精神の安
定を図って気分転換を含む健康維持増進に役立てること
が知られている． 〔発明が解決しようとする課題〕 ところが、これら心地よいやすらぎ怒を得るために洗顔
やウオークスプレーなどは直接液体で頭などを濡らした
りするため、特に女性においては化粧落ちが懸念されて
好ましくなく、また、これらの行動は使用場所の制限が
あるし、目薬などでは液体の点滴操作のため煩雑な行動
と準備を強いられ取扱上不便であるし、香水などでは液
体のために被服その他にしみなどの汚れや痕跡を残して
体裁が悪くなるなどの問題があった。

本発明は、これら従来の諸問題を解決しようとするもの
で、気分がすぐれない時や疲労感のある時に顔などの身
体を濡らすことなく、心地よいやすらぎ感と、気分をさ
わやかにできる健康維持増進又は美容維持のために役立
ちうる衛生用スプレーを構成簡単で安価な形態で提供す
ることを目的としたものである． 〔課題を解決するための手段〕 本発明は、篤体を導出入できる多層可撓性容体であって
、該容体内部の気体を外圧で噴出する容器で、この容器
最内層を人体の中又は表面に吹き付けて化学的刺激を与
える惑覚刺激用香気を発生し、かつ容体内部に充満でき
る清涼感付与物質を含脊する層として備えたことを特徴
とする衛生用スプレーである。

〔作　用〕

本発明の衛生用スプレーは、容体の最内層に含有させた
清涼怒付与物質から感覚刺激用香気を漸次放出させて容
体内部に貯留し、気分がすぐれなくなったり眠気が生し
たときに容体からキャップを外しノズルを開放したのち
に、スクイズ容器の場合では多層可撓性容体を押圧して
内部の香気を前記ノズルから噴出し、目，鼻又は口腔内
に吹きつけ身体を濡らすことなく、爽やかな刺激を惹起
させ清涼感を感覚器官に与え、眠気排除や気分を容易に
リフレッシュすることが可能であり、前記容体の押圧操
作を繰り返すことで外気がノズルを経て容体内に導入さ
れ、容器最内層の清涼怒付与物質から発生する揮発性物
質がこれに混入されてノズルから香気として抽出されて
身体に接触すると、咳部に化学的刺激を容易，安全に与
えることができるのである． 〔実施例〕 本発明の実施例を眼科用又は耳鼻咽喉科用の衛生用スプ
レーの例を第１図を参照して説明すると、着脱自在の蓋
体２と、該蓋体２で開閉されるノズル３で気体を導出入
できる多層可｝仝性容体１とで容２；４を構成するもの
であって、該容体１の内部の気体を外圧で噴出する容器
４とし、この容器４の辰内層１１に人体の中又は表面に
吹き付けて化学的刺激を与える感覚刺激用香気を発生充
満できる清涼感付与物質５を含有させた衛生用スプレー
としてある． また、前記清涼感付与物竹５を含有させた層最内層１１
がメントール又はメントール含有層であって、多層スク
イズ容器の最内層に０．００５〜１．０ｇの範囲の含有
量を持っているのが好ましい。

さらに、前記スプレー容器が、可撓性容体に代えてディ
スペンサーポンプ又はスクイズ感応開閉キャノブなどの
感覚用ガスの排出機構を備えた容器を用いることもでき
る。

また前記容体１に設けたノズルキャンプ３，は別個体で
嵌着してあるが、容体１と一体成形した形態のものを用
いることができる。

次に、本発明で用いられる容体１の清涼感付与物質５を
含有ずる最内層１１の材質はポリエチレン，ボリプロビ
レン，ポリ塩化ビニル，ポリエチレンテレフタレートが
好ましく、その他スクイズ可能な材質を用いる事が出来
る． また前記清涼感付与物質５を最内層１１に含有させる方
法としては、清涼感付与物質５を前述の最内層材質の溶
融状態の時に直接添加することや、清涼感付与物質含有
マスターバンチを前述の最内層材質の溶融状態の時に添
加したり、最内層をスポンジ層、或いはその他の多孔質
層とし、この層に清涼感付与物質を含浸すること等が挙
げられる．本発明で用いられる容体１の中層又は／及び
外層は清涼感付与物質を含有せず、材質としてはポリエ
チレン，ボリブロビレン，ポリ塩化ビニル，ポリエチレ
ンテレフタレート．エチレン・ビニルアルコールコボリ
マー，ポリ塩化ビニリデン．ポリアクリロニトリル，ナ
イロンボリカーボネート等が挙げられる．又、最内層１
１と中層及び／又は外素と接着する方法としては、熱可
塑性樹脂（例えば三井東圧化学社製　商品名：バレフク
ス，ゼクロン，三菱化成工業社製　商品名：ノバテック
ＡＰ，三井石油化学社製　商品名：アドマー）を用いる
ことができるし、また必要に応じて、これら熱可塑性樹
脂を最内層１ｌとして用いることも出来る． 本発明の多層成形容体１は、同時多層成形機（材質に応
じ射出成形又はブロー成形を採用する）により、容易に
得られるし、用いられる容器はスクイズ出来るプラスチ
ック容器を挙げることが出来るが、ディスペンサー及び
ポンプ等の排出機構を取り付けた場合は、スクイズ出来
なくても良く、この場合はガラス容器及び金属容器も用
いることができ、またスクイズ惑応キャップも用いるこ
とができ、いずれにしても眠気防止スプレー又は鼻詰り
解消スプレー，アイフレッシヱナー．気分フレッシェナ
ー，アロマテラピースプレーとして用いられるようにす
ればよい． 上記容器の容量は５〜２００ｍｌが好ましく、特に１０
〜１００ｎ＋１が好ましい。またフレッシュナーとして
の容器４の１回の排出量としては、上限は特に制限され
ないが、下限は０．１１以上が好ましく、特に好まし＜
０．５＋ｎｌ以上が好ましい。

なお、前記清涼感付与物質５としては、例えばメン１・
−ル．メントン，ハソカ油，ハッカ脳．ユーカリ油及び
ペパーミント油等を挙げることができ、これらは一種又
は二種以上組み合わせて用いても良いし、これら清涼感
付与剤の他にジャスミン油．シヲウ脳油，ヒノキ油，ト
ウヒ油．リュウ油，テレビン油，ケイ皮油．ベルガモフ
ト油．ミカン油，ラベンダー油，ペイ油．グローブ油．
ヒバ油，バラ油，レモン油，タイム油，セージ油．スペ
アミント油，カルボン，シネオール．オイゲノール，シ
トラール．レトロネラロール，ポルネオール．リナロー
ル，ゲラニオール．カンファーイモール，スビラントー
ル，アニトール．ピネン．リモネン．テルペン系化合物
等の香気成分と組み合わせて用いても良く、眼．鼻，口
腔等の身体に害を及ぼさない香気を吹きつけることによ
り、気分をリフレッシュさせることの著効があることを
配慮してある． これら前記清涼感付与物質層によるリフレッシュ効果（
疲労回復効果）の測定をすると、リフレッシュ効果の測
定にはフリソカー値測定が一般的であるため、フリッカ
ー値測定器を用い行った．フリッカー値測定は、柴田化
学器械工業（＋＠のデジタルフリノカー測定器ＤＦ−　
１型を用い、疲労前と疲労後（読書１時間後）及び疲労
後に本発明のフレッシュナー使用後を測定し、次式によ
りリフレソシュ指数を算出した． リフレッシュ指数＝ （疲労前の７　’Ｉ　フｈ一値）−（疲労後のフリフト
値）または、リフレソシュ指数とリフレッシュ効果の判
定基卓は以下の通りである。

判定益準 リフレソシュ指数　　　　　リフレッシュ効果２０以下
−−−一−・・−・−・・・−−−−−・−−一−−−
−・・・・・一無　効２１〜５０−・−−一−−−一−
一−−一一−・−・・一・一有効５１以上・一・−・・
−・−・−・一・・−・・・−・−・一・・著一効なお
、前記スプレーの使用方法は、スプレーノズルをパネラ
ーの眼より５ｃｍＩｉ！シ、容器から排出される気体を
両眼各々５回吹きつけて行った．〔容器からの１回の気
体排出量は５〜ｌＱｃｃに調整し行った．〕 次に本発明において、前記清涼感付与物質層の各例を用
いたもので測定した結果を表−１に示す．最内層樹脂と
してポリエチレンを選択し、ポリエチレンを加温溶融後
、ガス発生物質を練り込み、又接着層には前述のアドマ
ーを選択し、更に外層としてエチレン・ビニルアルコー
ルコボリマー（クラレ社製　商品名：エバール）を選択
して同時多層成形機により、多撓性容体を得た．尚、夫
々の重量比は内層／接着Ｊ！／外層＝２ｇ／０．５ｇ／
２．０ｇで、容量は１５輻１で行った。

以下余白 なお本発明では、主に眠気防止剤，鼻詰まり解消剤，ア
イフレッシュナー，アロマテラビー剤など視覚的，嗅覚
的に惑覚器官用として用いられるが、その他防臭．止汗
，精毒，殺菌などその他衛生上必要な用途として使用す
る形態とすることもできる． 〔発明の効果〕 本発明は、気体を導出入できる多層可撓性容体であって
、該容体内部の気体を外圧で噴出する容器で、この容体
最内層を人体の中又は表面に吹き付けて化学的刺激を与
える感覚刺激用香気を発生し、かつ容体内部に充満でき
る清涼怒付与物質を含有する層として備えたことにより
、気分がすぐれない時や疲れた時に眼．鼻及び口腔等に
簡便安全に使用することができ、身体を濡らすことな《
、心地よいやすらぎ感や、さわやか感を与え気分をリフ
レッシュすることができ、疲労を軽減し、或いは眠気や
神経的ストレスを取り除くことも容易にでき、健康維持
増進に役立つと共に、液体を用いない香気による吹き付
けであるため、使用場所や使用取扱上の制約を受けるこ
ともなく用いられ、身体に違和感を与えることも被服な
どを汚すこともなく衛生的に用いられ、取扱も節便で構
成も安価な衛生用スプレーとして量産することができる
効果がある．

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施態様を示し、第１図は縦断面図であ
る． １・・・容体、２・・・蓋体、３・・・ノズル、３１・
・・ノズルキャップ、４・・・容器、５・・・清涼感付
与物質、１ｌ・・・最内層． 特許出願人　　　　テイオン株式会社

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）気体を導出入できる多層可撓性容体であって、該
   容体内部の気体を外圧で噴出する容器で、この容体最内
   層を人体の中又は表面に吹き付けて化学的刺激を与える
   感覚刺激用香気を発生し、かつ容体内部に充満できる清
   涼感付与物質を含有する層として備えたことを特徴とす
   る衛生用スプレー。
2. （２）視覚的又は嗅覚的な刺激を与える清涼感付与物質
   をノズルキャップのある多層成形スクイズ容器中の最内
   層に練込又は含浸させて含有させた眼科若しくは耳鼻咽
   喉科用スプレー。
3. （３）前記清涼感付与物質が、メントール又はメントー
   ル含有物であって、多層成形スクイズ容器の最内層に０
   ．００５〜１．０ｇ含有させたものである請求項１又は
   ２記載のスプレー。