JPH02226625A

JPH02226625A - ガス遮断器

Info

Publication number: JPH02226625A
Application number: JP4293289A
Authority: JP
Inventors: Katsumi Suzuki; 克巳鈴木; Hitoshi Mizoguchi; 均溝口; Hisatoshi Ikeda; 久利池田
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1989-02-27
Filing date: 1989-02-27
Publication date: 1990-09-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、電力系統の変電所あるいは開閉所に用いられ
るガス遮断器に関するものである。

（従来の技術）従来、遮断器の開閉過電圧、特に遮断器の投入時に発生
する投入過電圧を抑制するために、抵抗体を主接点に先
行して投入させる抵抗投入方式が、５００ＫＶ以上の送
電系統において採用されている。この場合、投入抵抗体
を開閉する接点を駆動する手段としては、主接点と機械
的に連結されたリンク駆動装置が一般的に採用されてい
る。また、投入抵抗体を装着する遮断器、特に、Ｓ　Ｆ
ｓガス吹付は遮断器は、最近、遮断性能が著しく向上し
、遮断点数が大幅に削減され、５００ＫＶ系統において
も従来の４点切りに対して２点切りの遮断器が出現する
に至っている。

（発明が解決しようとする課題）ところで、上述した様な従来のガス遮断器においては、
以下に述べる様な解決すべき課題があった。即ち、投入
過電圧を抑制する抵抗体は、送電系統の絶縁協調レベル
と、系統電圧、系統サージインピーダンス及び送電線の
長さより、その値が決定され、短絡容量には余り影響さ
れない。従って、上記の様に遮断器の性能が向上しても
、投入抵抗体は現状と変わりがない。一方、遮断点数が
大幅に減少するに従って、抵抗開閉接点の点数も減少し
、また、これを装着する遮断器の空間も大幅に減少する
ため、抵抗体を効率的に配置することが必要となってい
る。

また、抵抗体は遮断部と並列に同一タンク内に装着され
るのが一般的である。しかし、Ｓ　Ｆｅガス吹付は方式
の遮断器の場合、遮断部が電流遮断を行えば、Ｓ　Ｆ６
ガス特有の分解生成物が発生する。

この分解生成物はタンク内部において、ガスの対流によ
り遮断部自体はもちろんのこと、並列に装着された抵抗
体に付着し、電流遮断回数が増せば、その部分に堆積す
る量も増加する。この様な分解生成物が抵抗体の表面に
付着すれば、抵抗体の沿面の耐電圧が低下し、閃絡する
恐れがあり、長期的な信頼性を損う等の問題点があった
。

そこで、この様な問題点を解消するために、抵抗体を遮
断部が設置されるタンクとは別のタンク内に設置する方
法が提案されている。しかし、この方法においては、上
記の問題点は解消されるものの、高電圧遮断器の遮断点
数が少なくなるに従って、遮断部の長さに比べて抵抗体
の長さが長くなるため、抵抗体を収納したタンクと遮断
部を収納したタンクの長さがアンバランスなものとなり
、ガス遮断器全体としては、小型化が計れないという欠
点があった。

本発明は以上の欠点を解消するために提案されたもので
、その目的は、遮断点数が減少した遮断器においても、
機器の小型化を実現できるガス遮断器を提供することに
ある。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）本発明は、遮断部を収納する第１のタンクと、抵抗体を
収納する第２のタンクを並列に接続し、前記遮断部と抵
抗体の間に、前記抵抗体に流れる電流を開閉する抵抗接
点を配設して成るガス遮断器において、前記第１のタン
クと第２のタンクの接合部分に、２つの抵抗接点を前記
遮断部と垂直になるように配設し、また、前記２つの抵
抗接点を、遮断部を駆動する駆動装置とリンク装置を介
して接続したことを特徴、とするものである。

（作用）本発明のガス遮断器によれば、２つの抵抗接点を遮断部
および抵抗体に対して垂直に配置したので、機器の小型
化が可能となる。また、抵抗接点１点当たりの絶縁性能
を下げることができる。

（実施例）以下、本発明の一実施例を第１図及び第２図に基づいて
具体的に説明する。

本実施例においては、第１図に示した様に、主接点開閉
部である遮断ユニット１がＳ　Ｆｅガスのような絶縁ガ
スと共に、第１のタンクである本体タンク２の内部に収
納されている。また、遮断ユニット１の操作ロッド３は
、駆動装置５に連結されている。また、本体タンク２は
、遮断ユニット１の上下端部の位置に、タンク２に対し
て垂直に配設された接続管６，７を介して、抵抗体８が
収納された第２のタンク９に接続されている。さらに、
接続管６．７内には、遮断ユニット１と垂直に第１の抵
抗接点１０及び第２の抵抗接点１１が設けられ、それぞ
れ抵抗体８及び遮断ユニット１に接続されている。なお
、この抵抗接点１０．１１は、接続管６，７にそれぞれ
絶縁物１３．１４によって支持され、遮断ユニット１側
でリンク装置４゜１２に連結されている。また、これら
のリンク装置４，１２は、遮断ユニット１を駆動する駆
動装置５にそれぞれ連結されている。

この様な構成を有する本実施例のガス遮断器においては
、以下に述べる様にして開閉動作が行われる。即ち、第
１図に示した様な投入状態において、遮断指令を受けて
開極動作が始まると、操作ロッド３が駆動装置５の方向
に移動する。そして、操作ロッド３が動作すると、第２
図に示した様に、リンク装置４，１２が遮断動作を開始
し、まず抵抗接点１０．１１が遮断動作を行う。そして
、抵抗接点１０，１１が開極した後、主接点である遮断
ユニット１が開極し、主電流が遮断される。

一方、投入指令が入ると、駆動装置５が投入動作を始め
、リンク装置４．１２を介して抵抗接点１０．１１が先
に接触し、その後、遮断ユニットｌが接触する。そのた
め、投入時に発生するサ−ジが抵抗体８に吸収され、投
入時に発生するサージが抑えられる。

この様に本実施例によれば、遮断ユニットを収納してい
る本体タンクに対して、抵抗体を収納する第２のタンク
を別に設置し、両タンクを接続する上下２つの接続管内
に、２つの抵抗接点を遮断ユニットに対して垂直に配置
し、各抵抗接点を遮断ユニットを駆動する駆動装置に連
結したリンク装置によって駆動するように構成すること
により、消弧室の長さを抵抗接点の長さ分だけ短くする
ことができる。また、抵抗接点を各接続管内に設置する
ことにより、抵抗接点の１点当たりの絶縁性能を下げる
ことができ、機器の小型化が可能となるため、ガス絶縁
開閉装置全体の小型化が実現できる。

［発明の効果］以上述べた様に、本発明によれば、２つの抵抗接点を遮
断部及び抵抗体に対して垂直に配置し、遮断部の開閉動
作に伴って抵抗接点の開閉を行えるように構成するとい
う簡単な手段によって、遮断点数が減少した遮断器にお
いても、機器の小型化を実現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のガス遮断器の一実施例の投入状態を示
す断面図、第２図は遮断動作中を示す断面図である。１・・・遮断ユニット、２・・・本体タンク、３・・・
操作ロッド、４・・・リンク装置、５・・・駆動装置、
６，７・・・接続管、８・・・抵抗体、９・・・第２の
タンク、１０・・・第１の抵抗接点、１１・・・第２の
抵抗接点、１２・・・リンク装置、１３．１４・・・絶
縁物。

Claims

【特許請求の範囲】

遮断部を収納する第１のタンクと、抵抗体を収納する第
２のタンクを並列に接続し、前記遮断部と抵抗体の間に
、前記抵抗体に流れる電流を開閉する抵抗接点を配設し
て成るガス遮断器において、前記第１のタンクと第２の
タンクの接合部分に、２つの抵抗接点を前記遮断部と垂
直になるように配設し、また、前記２つの抵抗接点を、
遮断部を駆動する駆動装置とリンク装置を介して接続し
たことを特徴とするガス遮断器。