JPH02223514A - ポリアミン酸化物 - Google Patents

ポリアミン酸化物

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JPH02223514A
JPH02223514A JP1277340A JP27734089A JPH02223514A JP H02223514 A JPH02223514 A JP H02223514A JP 1277340 A JP1277340 A JP 1277340A JP 27734089 A JP27734089 A JP 27734089A JP H02223514 A JPH02223514 A JP H02223514A
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alk
cells
independently
alkylene
sda
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JP1277340A
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Catherine Y Lau
キヤサリン・ワイ・ロー
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Ortho Pharmaceutical Corp
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    • A61K31/13Amines
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders
    • A61P37/02Immunomodulators
    • A61P37/06Immunosuppressants, e.g. drugs for graft rejection
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C217/00Compounds containing amino and etherified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、生体外および生体内の両者において、生きて
いる細胞において免疫抑制応答を引き出すための、ポリ
アミン酸化物、ことにアミノアルデヒド、例えば、N、
N’−ビス−(3−プロピオンアルデヒド)−1,4−
ジアミノブタン(スペルミンビスアルデヒド)の使用に
関する。本発明は、また、生きている有機体において免
疫抑制応答を誘発するための、これらの化合物の治療学
的適用に関する。
ポリアミン、例えば、スペルミン、スペルミジンおよび
グ1ヘレシンは、哺乳動物の細胞において広く分布して
いるが、それらの相対的濃度が異なることが分かってい
る。ポリアミン酸化物は寄生生物の成長を阻害し[D、
M、L、MORGANおよびJ、R,CHRISTEN
SENSAdv。
Polyamine  Res、、4.169−174
 (I983);I)、M、L、MORGAN。
U、BACHARACHlY、G、ASSARAF、E
、HARARIおよびJ、GOLENSER,Bioc
hm、J、、236.97−10](I986)]、フ
ァージおよびバクテリアの選択した菌株の感染性を抑制
し[U、BACHRACH,S、DONおよびH,WI
 ENER,ジャナル・オブ・ゼネラル・ピロロジー(
J、Gen、  Vi  ro  1.  )  、 
 13  (Pt、   3)  、  41522 
(I971);に、NISHIMURA。
T、KOMANOおよびH,YAMADA1バイオヒミ
カ・エト・バイオフィジカ・アクタ(Biochim、
Biophys、Acta)、247(I)、l 53
−6 (I971); 、r、a、HI R3CHおよ
びR,J、DUBO3,ジャーナル・オブ・イクスペリ
メンタル・メディシン(J。
Exp、Med、) 、95.919(I952);c
、w、TABORおよびS、M、RO5ENTHAL、
  J、Pharmacol、、 116.139(I
956)]そしてウィルスのいくつかの菌株を不活性化
する[U、BACHRACHおよびE、RO5’ENK
OV I TCH,Ap p l 。
Microbiol、、23 (2)、232 5(I
972);U、BACHRACI(およびS。
DON、ジャーナル・オブ・ゼネラル・ピロロジー (
J、Gen、Vi ro 1.)、11(Pt。
■)、l−9(I971);U、BACHRAC1]、
C,W、TABORおよびH,TABOR。
バイオヒミカ・エト・バイオフィジヵ・アクタ(Bio
chim、Biophys、Acta)、78.768
 (I963)、U、BACHRACHおよびJ、LE
IBOVICI、Isr、J。
Med、Sci、、L  541 (I965);J。
5HINDLERs ExpeIen  ia+ 21
+697 (I965)  :E、KATZ、T、GO
LDBLUM、U、BACHRACHおよびN、GOL
DBLUM、I s r、J、Med、Sc i、、3
.575(2967)]。しかしながら、文献は阻害作
用がPAOによるスペルミンの酸化の間に解放される、
アミノアルデヒドまたは他の毒性副生物、例えば、過酸
化水素およびアンモニアのためあるかどうかを明らかに
していない。
それゆえ、酸化されたスペルミンを使用して実施した研
究の印象的なリストにかかわらず、特定の免疫抑制また
は阻害活性を仲介する実際の分子構造は未知である。P
AOによるスペルミンの酸化は、アンモニアおよび過酸
化水素に加えて6つの主要な酸化生成物を明らかにした
[R,S、LΔBIBおよびT、B、TOMAI、JR
,、ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・イムノロジ(E
ur、J、Immuno+、)、11,266−269
 (I981)]。生成物の各々の阻害作用は、分析さ
れてきていないが、二酸化スペルミンまたはスペルミン
ジアルデヒド[N、N’−ビス−(3−プロピオンアル
デヒド)−1,4−ジアミノブタン]は活性を実証する
であろうと信じられた。イスラエル(Israel)ら
、su、p7〜 ra、は、この分子を他の類似体と一緒に合成し、そし
て両者の化合物は生体外で阻害活性を示すことを発見し
た。しかしながら、これらの研究は、彼らが合成したジ
アルデヒドを使用する意味ある生体内の効能を発見する
ことができなかった。さらに、これらの分子は非常に毒
性であり、スペルミンジアルデヒド[N、N’−ビス−
(3−プロピオンアルデヒド)−1,4−ジアミノブタ
ン」は、腹腔内に投与したとき、40mg/kgのLD
 +ooの厳しい急性毒性を示した。
本発明は、生きている細胞に、実質的に純粋な形態で、
免疫抑制応答を誘発するために効果量の、一般式I: OCHA L K ’  N R2CH2A L K 
2CH2−NR2−Z       (I)式中、 ALK’は独立にアルキレンであり、 R2は独立に水素または−CH2R3であり、R3は独
立にアルキルであり、 ALK2はアルキレンであり、そして ZはHまたはA L K ’ −CHOである、の化合
物またはその酸付加塩を投与することからなる、生きて
いる細胞において免疫抑制応答を誘発する方法を提供す
る。
この免疫抑制応答は、T細胞の集団、とくにヘルパーT
細胞および細胞障害性T細胞の下位集団の増殖の抑制に
ついて選択的である。
また、生きている有機体に、実質的に純粋な形態で、免
疫抑制応答を誘発するために効果量の、上の式を有する
化合物を投与することからなる、生きている有機体にお
いて免疫抑制応答を誘発する方法が提供される。
前述の方法は、種々の免疫学的に関係のある病気の状態
、例えば、移植組織対宿主の拒絶反応、遅延した過敏性
などの治療学的抑制においてとくに適当である。
本発明において、一般式: %式% 式中、 ALK’は独立にアルキレンであり、 R2は独立に水素または−CH2R3であり、R3は独
立にアルキルであり、 ALK2はアルキレンであり、モして ZはHまたはA L K ’ −CHOである、の化合
物、とくに合成法により得られるもの、またはその酸付
加塩は、生きている細胞に適用したとき、生きている細
胞において免疫抑制応答を誘発するとき有用であること
が発見された。ALKl、ALK”およびR3の各々が
直鎖状もしくは分枝鎖状の約1〜約8個の炭素原子、好
ましくは約1〜約6個の炭素原子、より好ましくは約1
〜4個の炭素原子、最も好ましくは約1〜約2個の炭素
原子を有するアルキレンである、一般式Iの化合物はと
くに有用である。より好ましい実施態様において、R2
は水素である。とくに好ましい実施態様において、Zは
ALK’−CHOであり、R2は水素であり、そしてA
LK’およびALK2の各々は独立に約1〜約6個の炭
素原子、好ましくは約1〜約4個の炭素原子、最も好ま
しくは約1〜約2個の炭素原子を有するアルキレンであ
る。
ここで使用するために最も好ましい化合物はスペルミン
ジアルデヒドであると述べることができる。
ここに記載する化合物は、また、生きている有機体にお
ける免疫抑制応答の治療学的誘発において有用である。
とくに、本発明に従って使用する化合物の1つ、合成ス
ペルミンジアルデヒド、は、増大した効能および実質的
に減少した毒性[400mg/kgまで致死的でない、
文献に報告されたもこととは反対である(L D +o
o  40 m g/kg、l5rael (I973
)supra)]を実証した。したがって、これらの分
子、とくにスペルミンジアルデヒドを生体外の適用なら
びに生体内の適用の両者において免疫抑制応答を誘発す
るために使用することについて、下に詳述する。
ここで使用するとき、用語「免疫抑制応答」は、ヘモボ
イエチン幹細胞、とくにリンパ様系統から由来する細胞
の型の増殖における抑制を言及する。
ここで記載する化合物の使用は、T細胞の集団、とくに
T細胞障害性、Tヘルパーの下位集団の選】1 択的抑制においてとくに適当である。免疫抑制は、また
、抗原非特異的であると記載することができ、これはミ
トゲン誘発T細胞増殖の99%の抑制により例示される
。ある場合において、この分野と反対に、この選択的抑
制は不可逆的であることが示された。
ここで記載する使用のための化合物は、便利な方法で得
ることができる。化合物は好ましくは「実質的に純粋な
形態」で使用し、この「実質的に純粋な形態」は、その
化合物の形成の間に存在することかあり、かつ化合物の
効能を妨害するか、あるいは毒性を増加するであろう、
酵素または他の因子を実質的に含まないことを意味する
。それゆえ、好ましい形態において、化合物は、核磁気
共鳴吸収、質量スペクトル分析およびHP L Cによ
り測定して、好ましくは95%、より好ましくは99%
、最も好ましくは100%の純度である。
不活性物質は微量で存在することができる。
化合物は、生成物が普通の手段、例えば、クロマトグラ
フィーなどにより酵素から精製されるかぎり、天然に存
在するポリアミンの酵素的酸化により、この分野におい
て知られている技術に従って得ることができる。酵素的
酸化プロセスにおける使用に適当な酵素は、天然のポリ
アミンの急速な酸化的脱アミンを生ずるために有効なも
のである。このような酵素の例は、反飼動物の血清、例
えば、ウシ血清、ヒツジ血清、胎児仔ウシ血清などから
得られるアミンオキシダーゼである。また、マウス羊水
、ヒト妊娠血清などを使用することができる。
汚染物質による干渉を回避するために、化合物は有機合
成技術、例えば、下に記載するものを使用して、新たに
合成することが好ましい。とくに好ましい実施態様にお
いて、ここで使用する化合物はアミノジアルデヒドであ
る。ジアルデヒド化合物は酸の存在下にジアルデヒドの
転化により合成される。好ましいジアルデヒドは、式:
式中、 R1は独立にアルキルまたはベンジルであり、ALK’
は独立にアルキレンであり、 R2は独立に水素または−CH2R3であり、R3は独
立にアルキルであり、そして ALK2はアルキレンである、 により表される。好ましい反応は、次の反応の概要によ
り例示することができる: 反応の概要(I) (n) (I[+) ↓ H2N−い、K・10R′ \OR’ (V) /(■) (VT) 反応の概要(II) /(■) ↓ OHCALK’  NR2CH2ALK”  CI(2
NR2ALK’  CHO(I) 上の反応の概要は、貯蔵することができ、そして一般式
(I)の化合物を発生ずるために使用することができる
、式(X)の化合物の好ましい合成の要約を記載する。
アセクールの形態の式(I I)のクロロアルデヒドを
、式(II■)のカリウムフタルイミドと、等モル量で
高温において反応させて、式(IV)のフタルイミドを
生成する。式(I I)の化合物の例は、3−クロロア
セトアルデヒドジエチルアセクールおよび3−クロロプ
ロピオンアルデヒドジエチルアセクールである。次いで
、アミンをヒドラジンとの反応より高温において解放し
、式(V)の第一アミンを生成する。次いで、第一アミ
ン(V)は反応の概要IIに示すように得ることができ
るか、あるいは変性して第二アミンを生成することがで
きる。第二アミンについて、式(V)の第一アミンを無
水物、例えば、ギ酸−酢酸無水物または酢酸無水物と、
約0°C〜室温であることができる温度において反応さ
せて、式(VT)のアミドを生成する。次いで、アミド
を水素化リチウムアルミニウムでテトラヒトc77ラン
中で還流において還元して、式(Vll)の第二アミン
を生成する。式(I I)、(IV)、(V)、(v■
)および(Vll)において、R1、ALKlおよびR
3は、」二の式(X)において定義した通りである。
式(V)または(VII)のアセタールを調製する!こ
めに、対応するジエチル化合物を溶媒中に溶解し、そし
て少量の酸、例えば、トリクロロ酢酸の存在下にベンジ
ルアルコールと反応させ、次いで蒸留によりエタノール
副生物を追い出すことができる。異なるアルキル部分の
ために、ジエチル化合物をアルコール、例えば、メタノ
ール中にジメチルアセクールについて溶解し、そしてベ
ンジルの場合におけるように反応させることができる。
環化を回避するためlこ、式JTの化合物を、酸の存在
のために、この処理に付すことが好ましいことがある。
反応の概要IIにおいて、それぞれ、化合物(V)また
は(Vll)と表示する、第一または第二アミンを式(
vrrr)の二酸クロライドと反応させる。二酸クロラ
イドの例は、スクシニルクロライドおよびグルタリルク
ロライドである。
この反応は約−70〜−20°Cの低温において温和な
塩基、例えば、トリエチルアミンの存在下に反応させて
、式(IX)のジアミドを生成する。
次いで、ジアミド(rx)を還元剤、例えば、水素化リ
チウムアルミニウムでテトラヒドロフラン中で還流にお
いて還元して、式(X)のジアミンジアセタールを生成
する。ジアミンジアセタール(X)を延長した期間の間
貯蔵し、そして患者の投与の部位に前述の条件のために
与えることができる。水素化リチウムアルミニウムで還
元した後、最終の生成物は好ましくはジアミン(X)と
酸との結晶塩の形態をつくることによって精製する。
次いで、遊離アミンを塩から再合成することができる。
しかしながら、貯蔵は塩の形態で容易である。過剰量の
酸はアセタール部分を破壊するので、酸との塩の生成は
実施しなくてはならないことに注意すべきである。
一般式(I)のジアルデヒドの解放のため、ジアセター
ル(X)を酸、例えば、塩酸と反応させて、遊離ジアル
デヒドを生成する。水酸化ナトリウムを使用して、必要
に応して、塩の形態から(X)を生成することができる
式(IX)、こうして(X)および(I)、ここでAL
K’部分は同一でない、の化合物について、単一モルの
アミン(V)または(VII)を式(VIII)の二酸
クロライドに対応する無水物、例えば、無水コハク酸と
反応させる。次いで、こうして生成した混合カルボン酸
−アミドを1モルの式(V)または(VII)の異なる
アミンと、ペプチドカップリング試薬、例えば、2−エ
トキシ−1−エトキシカルボニル−1,2−シアヒドロ
キノリン。EEDQとして知られている、または1.3
−ジシクロへキシルカーポジイミド、DCCとして知ら
れている、を使用して反応させて、2つのALK’部分
が同一でない、式(IX)のアミドを生成する。
当業者は理解するように、ここにおける使用に適当なポ
リアミン酸化物の濃度は、実質的な毒性を示さないで、
所望の免疫抑制応答を誘発するために有効な濃度である
。有効濃度は、免疫抑制すべき特定の細胞およびこれら
の細胞を得ようとする有機体に従って、広く変化するこ
とができる。
ここにおいて使用する濃度の例は、スペルミンジアルデ
ヒドのために好ましい濃度から推定することができる。
これらの濃度は、一般に、約0.01〜約0.2ミリモ
ル、より好ましくは約0.03〜約0.1ミリモル、最
も好ましくは約0.03〜約0.06ミリモルの範囲で
ある。
ここに記載する技術により誘発される免疫抑制応答、お
よび投与の効能は、また、この分野において普通の方法
により生体外で測定することができる。これは、免疫抑
制すべき細胞を種々の濃度の化合物とともにインキュベ
ーションし、そしてこれらの細胞の集団の次いで起こる
増殖を、ここに記載する化合物で処置しなかった対照試
料のそれと比較することによって達成することができる
ポリアミン酸化物は、細胞に適当な生理学的に適合性の
賦形剤、例えば、生理的塩類溶液、リン酸塩緩衝液、メ
チルセルロース溶液などとともに投与する。化合物また
は均質な分散液は、このような投与に好ましい。細胞を
化合物とともに適当な成長培地、例えば、最小必須培地
(M E M)、PRMI  1640および他の適当
な組織培地中でインキュベーションして、細胞の生存能
力を維持する。このインキュベーションは、細胞の増殖
の対照値と比較して、一般に、少なくとも約25%、好
ましくは少なくとも約50%の細胞増殖の抑制を誘発す
るために十分な時間の間実施する。
インキュベーションは、一般に、約10分〜約1時間、
好ましくは約lO分〜約30分の時間の範囲である。
ポリアミン酸化物で処置する細胞の治療学的使用の代表
例は、患者中へのこれらの抽出物の移植前における、ス
ペルミンジアルデヒドによる骨髄の抽出物の生体外処置
である。スペルミンジアルデヒドによる処置は、骨髄細
胞それら自体に毒性作用を示さないで、7923球を不
活性化することができる。この現象は、骨髄移植を行う
患者への致死的であることが認められている、典型的な
移植組織対宿主の反応を軽減することが示された。
ヒト被検体におけるこのような骨髄の抽出物のために適
当な処置のパラメーターは、前述の細胞の生体外処置で
あることができる。
本発明において、化合物の直接の生体内投与は、また、
有機体における免疫抑制応答を誘発するために有効であ
りうることが発見された。例えば、化合物スペルミンジ
アルデヒドの生体内投与は、生きている有機体における
移植組織対宿主の反応を大きく減少することができるこ
とが発見された。
さらに、この化合物の投与は細胞障害性T細胞の発生を
抑制することが発見された。細胞障害性T細胞は器官の
移植片の拒絶の仲介においである役割を演じ、こうして
、これらの細胞の生体内抑制は延長した移植片生存に導
くと信じられる。それゆえ、これらの化合物の生体内投
与は到達が困難な治療学的利点を有することを理解すべ
きである。
皮膚移植片の延長は、器官の拒絶反応を抑制することに
おける化合物の効能を予測するために、免疫学者により
使用されてきている。例えば、抗Thy抗体(オルトク
ローン(Orthocl。
ne)OKT3のマウス同等体)[R,M、G。
rcyzynski、M、BoulangerおよびC
,Lau、、ジャーナル・オブ・イムノロジー(J、I
mmunol)、138:3197−3202 (I9
87)]、FN18 [Frans  J、M、Noo
ijおよびM a r g r e e tJounk
er、rアカゲザルにおいて多形性CD3様細胞表面分
子について特異的なモノクローナル抗体の皮膚同種移植
片の生存への作用(The  effect  on 
 5kin  als。
graft 5urvival of a m。
noclonal  antibody  5peci
fic  for  a  polymorphicC
D3−like  cell  surfacemol
ecule  in  rhesus  m。
nkeys)J、ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・イ
ムノロジー(Eu r、J、Immu n o l 、
)、1987.17.1089−1093]、(オルト
クローン○KT3のマウス同等体)は、すべて、皮膚移
植片の拒絶反応の抑制において有効であり、そしてと1
・における充実性器官の抑制において有効であることが
判明した[Co51m1、A、B、、Burtonx 
 R,T、、  Golvins  R,B。
Goldatein、  G、、 Delmonico
、F、  L、、 Lauguagl  ia、M、 
 P、T。
1koff−Rubin、  N、、 Rubin、 
 R。
H,、Herrin、J、T、およびRu5se11X
P、S、 、移植(Transplantation)
  1981. 32:535]、CsA。
器官の移植のための効能のある免疫抑制性分子は、また
、皮膚移植片の実験において有効である。
緒にすると、これらのデータが示唆するように、匹敵す
る投与量のCsAより有効である、スペルミンジアルデ
ヒドは、移植後器官の拒絶反応の停止において、少なく
ともCsAと同程度に活性である。
過敏性はアレルギー反応と関係がある[DeWe c 
k、A、1983、IgEの応答の調節、アレルギーに
おける新しい傾向(Regulation  of  
IgE  response、NewTrends  
in  Al lergy)、J。
RingおよびG、Burg(編)、5pringe 
r−Ve r I agsベルリン]および自己免疫(
アレルギー性脳を髄炎)  [We i g l e、
 W。
0、+980、甲状腺炎およびアレルギー性脳を髄炎の
実験モデルによる自己免疫性の分析(Analysis
  of  autoimmunitythrough
  experimentalmodels  of 
 thyroiditisand  allergic
  encephal。
myelitis)、Adv、Immunol。
30.159]。スペルミンジアルデヒドがDTHを抑
制するという事実は、それがある種の形態の自己免疫に
おいて有用でありうることを示唆する。足の裏の1回の
注射は、膨脹および炎症を抑制し、それを慢性関節リウ
マチ(RA)の患者における炎症した関節の処置に、関
節中への直接の注射により使用することができることを
示唆する。
病気の急性発赤を経験するRA患者のために、プレドニ
ゾンの関節への直接の注射は非常に普通の処置である。
スペルミンジアルデヒドは、RA患者における炎症した
関節の処置におけるプレドニゾンの補充または代替物で
あることができるであろう。
本発明の方法に従って治療学的に投与される化合物は、
前述のように調製することができ、そして、また、好ま
しくはジアセタールから合成されたジアルデヒドである
。ポリアミン酸化物またはその製剤学的に許容されうる
塩を含有する配合物は、また、この方法において使用す
ることができ、成分、例えば、普通の製剤学的に許容さ
れうる担体、例えば、生理的塩類溶液または無菌の水、
あるいは配合物の溶解または保存を促進する成分を含有
する。
所望の免疫抑制を達成するために本発明の方法により化
合物を投与する好ましい生体内モードは、非経口的であ
り、より好ましくは静脈内または皮下、最も好ましくは
皮下である。しかしながら、投与の特定のモードは、効
果量の化合物が血液の流れ中に入るかぎり、重要である
と信じられない。
ある種の実施態様において、本発明・において、静脈内
または皮下に投与するスペルミンシアルデフ ヒトの約5〜lomg/kgは、実施例において詳述す
るように、移植組織対宿主の反応の抑制に有効であるこ
とがわかった。しかしながら、所望の免疫抑制応答を達
成するための、化合物の他の適当な投与量および投与の
頻度を決定することは、当業者の技量の範囲内であると
信じられる。約10〜20mg/kg  i.p.の皮
下投与は、静脈内投与と良好な相関関係をもつ。皮下投
与のために、当業者は投与量を増加することが必要であ
ることを認識するであろう。したがって、唯一の実施の
制限は、最適な効能により支配され、それゆえ、すべて
のこのような場合において、投与の頻度および投与のモ
ードはこの方法の範囲内に包含されることを意図する。
本発明の方法の効能は、移植組織対宿主の反応の臨床的
発現(ヒトまたは1種または2種以上の動物の種におい
て)、例えば、ねこ背、下痢、脱毛、劣った生理学的状
態、るいそう、および最も激烈な場合において、死の観
察により決定することができる。毒性の徴候、例えば、
白血球減少症、貧血、再構成の欠如などは、投与量の減
少を示すであろう。
効能の間接の測定は、投与量レベルの確立および監視に
おいて使用であることがある。例えば、これは、末梢T
細胞を使用して、混合リンパ球反応のアッセイにより、
細胞障害性T細胞の集団をアッセイすることによって決
定することができる。
文献において、アルデヒドデヒドロゲナーゼ(A L 
D H)の阻害剤は、多能性へモボイエチン幹細胞およ
び骨髄性先祖細胞へのシクロホス7アミドの細胞障害性
急性を増強することが反復された[Hi l ton,
J.(I984)癌の研究(Cell  Res.)、
44、5156−5160; K o h n % F
 、 R 、およびSladek,N。
E−  (I985)Biochem.Pharmac
ol.34、3465−3471 ;Kohn。
F.R.、Landkamers G.L. 、Man
theys c.L. 、Ramsay,N.K。
CおよびSladek,N.E.(I987)癌の研究
(Cell  Res.)、47、31803185;
5ahovic、  E、  A、、 Co1vin、
M、Hi I ton、J、およびOgawa、M、(
I988)癌の研究(Cell  Res、)、 48
、1223−12261  。ALDHが同様な変調を
発揮してSDAについて異なる細胞の型に示差的な感受
性を与えるかどうかを、とくにTリンパ球および/また
は腫瘍細胞で汚染された骨髄細胞の浄化において、決定
するために研究がなされた。研究によると、SDAの抗
折形成および免疫抑制活性は、少なくとも部分的に、標
的細胞中に存在する細胞内ALDHにより変調されうろ
ことが示される。A L D Hの関与は次の観測で明
らかであった: 1)NAD連結細胞質ALDHはSD
Aを多分無毒の生成物(スペルミン酸)に酸化できるで
あろう:2)異なるレベルのALDHを有する、ネズミ
白血病細胞L l 210/cPAおよびL l 21
010はSDAに対する感受性において異なる、および
3)ALDH阻害剤、DEABは、L l 210/C
PA細胞への、およびヘモボイエチン先祖細胞の特定の
コロニーへの、SDAの抗腫瘍および致死的急性を増強
した。
SDAは、肝臓および腫瘍の両者の細胞における細胞質
ALDHのための高い親和性の基質として使用すること
ができるであろう。既知の阻害剤、シスルフィラム、D
EABおよびアクロレイン阻害ALDHおよび基質とし
てSDAは、他のアルデヒドを使用するALDHについ
ての前の報告と一致する。アクロレインにより効力のあ
る阻害は、SDA処置に関連する毒性においてとくに重
要であることがある。溶液中のSDA分子の化学力学お
よびシクロホスファミドの代謝との比較に基づいて、S
DAは、好適な塩基性触媒条件下に、β排除のプロセス
によりアクロレインを生成しうると推定することができ
る。SDAの代謝により生成したアクロレインがALD
Hを阻害した場合、アクロレインの形成の増加および無
関係の毒性作用の機会の増加が存在したであろう。
ALDH活性の増加した発現は、2つの実験のネズミ白
血病細胞系におけるシクロホスファミドに対する抗腫瘍
薬物の機構であることが示された(上の参考文献参照)
。A L D Hの活性は、野生型の感受性L1210
10細胞に比較して、L1210/CPAにおいて20
0倍高かった。これらの細胞をSDAで処置したとき、
増殖のアッセイは、L l 21010細胞がL121
0/CPA細胞より2倍だけ感受性であることを示した
。しかしながら、それはSDA活性へのA L D H
の衝撃を必ずしも害さない。なぜなら、ある研究におい
て、本発明者はDEABの予備処置が両者の細胞の型に
ついて等しい感受性を生じたからである。
可溶性ALDHの異なるイソチームは種々の骨髄誘導細
胞系中に存在することが報告されてきており、そしてS
DAはシクロホスファミド誘導体と同様に効率的にL 
l 210/CPA中に存在するイソチームと相互作用
することができない[Ru5so、J、E、およびHi
lton、J、(I988)癌の研究(Cell  R
es、)、4B、2963−2968]。
[3H]チミジンの組み込みにに基づく、イ、ズミ骨髄
細胞の増殖は、SDAのより低い濃度において比較的低
い細胞障害性を示した:しかしながら、DEABの予備
処置はSDA作用のの劇的な増強を引き起こした。SD
A活性へのALDHの影響はより低い濃度(〈20μモ
ル)においてのみ関係があることを指摘することができ
る。SDAのより高い濃度において、薬物の非特異的毒
性は、細胞内ALDHレベルに無関係に、主要比率を占
めると思われる。増殖とSDA投与に関するヘモポイエ
チン先祖コロニーの出現との間のに、良好な相関関係が
観察された。シクロホス7アミドについての従来の報告
との一致において、BFU−EおよびCFU−GMはA
LD阻害剤剤の存在下にSDAに対してより感受性であ
ることがわかった。理論により拘束されたくないが、牌
T細胞は同様な阻害剤の存在下にSDAに示差的応答を
示さないので、早期に観測されたT細胞へのSDAの選
択的浄化作用は異なる細胞のをにおける異なるADHレ
ベルの帰属することができると認められる。
骨髄毒性および腫瘍細胞または免疫応答のT IJンパ
球の抵抗は、骨髄移植における2つの制限因子である。
特異的免疫学的プローブおよび阻害剤を使用する異なる
ALDHイソチーム(ヘモポイエチン細胞および汚染性
細胞において)は、最適な条件の発生を促進してSDA
に対して非経済的種を選択的に感作し、これにより多分
安全の治療学的限界を増大するであろう。
次の実施例によって、本発明をさらに説明するが、これ
らの実施例は本発明を限定しない。
犬凰攬 すべての材料はアルドリッヒ(Aldrich)から得
た。すべての反応は窒素雰囲気下に実施し、そして溶媒
はHPLC等級(メタノール、塩化メチレン、NMP、
酢酸エチル)または無水「ゴールドラベル」等級(TH
F)である。
L N−(3,3−ジェトキシプロピル)フタルイミド
(化合物1)の調製 N−メチルピロリドン(200m(2)中の3クロロプ
ロピオンアルデヒドジエチルアセクール(I6,7g、
0.10モル)およびカリウムフタルイミド(I8,5
g、0.10モル)の混合物を、125℃において窒素
下に一夜撹拌した。生ずる溶液を冷却し、水(400m
Q)中に注ぎ、そして生ずる混合物をエーテル(2X2
00m12)で抽出した。エーテル抽出液を水(2X1
00mI2)で洗浄し、乾燥しくMg504)、濾過し
、そして蒸発すると、オレンジ魚油が残った。シリカゲ
ル(200g)のクロマトグラフィーにかけ、95:5
の塩化メチレン−エーテルで抽出すると、純粋な化合物
がオレンジ魚油(I6,5g、60%)として得られた
2.3.3−ジェトキシプロピルアミン(化合物2)の
調製 メタノール(300ma)中のN−(3,3−ジェトキ
シプロピル)フタルイミド(I)(I6゜5g、59.
5ミリモル)およびヒドラジン(3゜8g、120ミリ
モル)の溶液を、還流において4時間撹拌した(混合物
がかなり増粘したとき、機械的撹拌が必要であった)。
この混合物を連続的に撹拌しながら冷却し、濾過し、そ
して沈澱をメタノールで洗浄した。濾液を蒸発して半固
体の固まりが得られ、これを塩化メチレン(I50m1
2)中に取り、そして再び濾過した。濾液を濃縮し、そ
して残留物を真空蒸留して、化合物2を無色の液体(6
,5g、70%)として得た。(反復した沸点は約60
°C/4mmHg1約70℃/20m m Hgである
)。
3、N、N’−ビス(3,3−ジェトキシプロピル)ス
クシンイミド(化合物3)の調製塩化メチレン(50m
12)中でスクシニルクロライド(3,25g、21.
0ミリモル)の溶液を、激しく撹拌しながら、塩化メチ
レン(200m(I)中の化合物2 (6,14g、 
41.7ミリモル)およびトリエチルアミン(6,3m
O,45ミリモル)の冷(−50°C)溶液に嫡々添加
した。この混合物を室温に加温し、そして窒素下に一夜
撹拌した。溶媒を蒸発させ、そして残留物をエーテル(
200mf1)中に取った。生ずる懸濁液を濾過し、そ
して濾液を蒸発させた。残留物をシリカゲル(I50g
)のクロマトグラフィーにかけ、6:1酢酸エチル−イ
ソプロパツールで溶離し、そして生成物をヘキサンから
再結晶化すると、3が無色の固体、融点89−90°O
(4,2g、53%)として得られた。この物質は、室
温において貯蔵したとき、2か月にわたって分解した。
4、N、N’−ビス(3,3−ジェトキシプロピル)ブ
タン−1,4−ジアミンシナイトレート(化合物4)の
調製 テトラヒドロフラン(200mff)中の化合物3 (
4,0g、10.6ミリモル)および水素化リチウムア
ルミニウム(0,84g、22ミリモル)の混合物を窒
素下に40時間還流し、次いで冷却した。水(I,0m
12)、15%の水性水酸化ナトリウム(I,0m12
)およびさらに水(3m4)を激しく撹拌しながら嫡々
添加した。この混合物を30分間撹拌し、次いで濾過し
た。濾液を蒸発すると、ピンク色の油が残った。これを
エタノール(20m12)中に取り、50m(lのエー
テルで希釈し、そして濃硝酸(I,3mff)を激しく
撹拌しなから滴々添加した。沈澱が急速に形成し、これ
を濾過により集め、そしてエーテルで洗浄した。
真空乾燥すると、化合物4が白色固体、融点145−1
46°C1(2,5g、50%)として得られtこ。
スペルミンビス−アセクールをIN  HCl中に10
0ミリモル(47,5mg/rrl)の濃度で溶解する
。この溶液を37°Cの水浴中で1時間インキュベーシ
ョンする。インキュベーション期間の終わりに、lOO
ミリモルの溶液を20ミリモルに精製した水で希釈する
。20ミリモルの溶液をION  NaOHでpH5,
0−6,5に調節する。このpHを調節した20ミリモ
ルの溶液はすべての試験材料の原溶液である。
対照物質の調製 対照賦形剤の原溶液は、0.2モルのHCI溶液をIO
N  NaOHで滴定し、そしてpHを5゜0〜6.5
に調節することによって得る。対照の使用溶液を得るた
めに、次いで原溶液をそれに応じて試験溶液で希釈する
バイオアッセイに使用する材料 次の材料を実施例において使用した。精製したフィトヘ
マグルチニン(PHA−P)はウェルカム(We l 
l c ome)から入手した。アメリカヤマゴボウの
ミトゲン(PWM)はギブコ(Gibco)から入手し
た。粉砕したチミジンおよびクロム(51Cr)は、ニ
ュー・イングランド・ニュークリアー(New  En
gland  Nuclear)から入手した。Con
Aはシグマ(S i gma)から入手した。C57/
B6、C3HおよびBa1b/Cマウスは、ジャクソン
・ラボラトリ−(Jackson  Laborato
ry)から入手した。ヒト細胞系のための成長培地は、
δ−最小必須培地(δ−MEM)[ギブコ(Gibco
)]から成り、ペニシリン[ギブコ(G i b c 
o) 50mg/m12) 、ストレプトマイ=40 シン[ギブコ(Gibco)、100mg/m+1)、
L−グルタミン[ギブコ(Gi bco) 、2.0ミ
リモル]および2〜lO%の胎児仔ウシ血清[Fe2.
ギブコ(Gibco)] を補充した。
T細胞増殖のアッセイのための培地は同一であるが、P
RMl  1640[ギブコ(Gibco)]をI−M
EMの代わりに使用した;10%のFe2は常時使用し
た。
C1マウス骨髄細胞および牌細胞の調製マウスを順転位
によ゛り殺し、そしてデットール(Dettol)溶液
中の浸漬により殺菌した。
骨髄細胞は、適当な長い骨から、0.25ゲージの針で
7ラツシングすることによって得た。次いで、細胞を使
用前にPRMIで3回洗浄した。
牌細胞は、肺臓を微細な針金メツシュに通過させて調製
した。細胞をPRMl中に再懸濁し、そして使用前に3
回洗浄した。
Dl ヒトBおよび1927球の調製およびリンノ々球
の増殖 末梢血液リンパ球(P B L)は、正常の供与体の血
液から、標準のフィコ−ルーツ−イパーク(Ficol
 ]−Hypaque)勾配技術を使用して得た。T細
胞および非T細胞は、標準のヒツジ赤血球(SRBC)
ロゼツト技術により分離した。
簡潔には、5X I O6/mff PBLを1%のノ
イラミニダーゼ処置した5RBCとインキュベーション
し、そしてロゼツト細胞を非ロゼ・ノド細胞からフィコ
ール−ハイバーク勾配で分離した。ロゼ・ノド細胞をT
細胞を表示した。精製した8973球は、非ロゼツト細
胞から、パン(Pan)Tモノクローナル抗体0KTI
Iおよび補体を使用して残留T細胞を除去することによ
って得た。
E1ヒトリンパ球の増殖 T細胞の増殖ニアXIO’−10’のヒトTリンパ球を
、平らな底のマイクロタイタープレート(Flow)中
で0.1%のPHA−Pまたはl/64 PWMの存在
下に4日間培養した。3Hチミジン(0,1MC1/ウ
ェル)を培養期間の最後の6時間に添加した。T細胞依
存性B細胞の増殖:4XIO’のT細胞および105の
B細胞を一緒にl/64希釈のPWMの存在下に4日間
培養した。3H−チミジンを培養期間の最後の6時間に
添加した。B細胞の増殖は、T細胞を培養物に添加しな
いで、正確に同一方法で実施した。すべての場合におい
て、細胞を引き続いて濾紙上に多数のチャンネルの自動
化細胞収穫装置(Flow)で収穫し、そして蒸留水で
反復して洗浄した。細胞に関連する放射能を自動化カウ
ンターでシンチレーション係数により決定した。結果の
すべては、次の式に従って計算した応答%として表した
:応答%=(界面活性剤処置した培養物のcpm/対照
培養物のcpm)xloo F、マウスリンパ球増殖 マウス牌細胞を平らなマイクロタイタープレト中で10
5/ウエルで2m g / m QのConAの存在下
に3日間培養した。3H−チミジン(μCi/ウェル)
を培養期間の最後の4〜6時間に添加した。細胞を前述
したように収穫した。
G1マウスモデルにおいて骨髄の移植 骨髄の移植において、正常供与体マウスからの骨髄細胞
を完全に組織不適合性の、致死的に照射した受容体に移
植した。すべての受容体マウスに第0日に9.5Gy 
(950ラド)の合計の体照射を与え、次いでマウスを
マイクロアイソレータ(microisolator)
のかごに入れた。マウスにオー)・クレープ処理した謹
書類の実験室の食物を研究を通じて与え、そしてまた任
意に食べるようにさせた。受容体に、また、1.5mg
/kgのゲンタマイシンを照射後20日に皮下投与した
。照射の日に、牌細胞と3:1で混合した骨髄細胞を供
与体から除去し、そして1時間異なる濃度のスペルミン
ジアルデヒドとインキュベーションした。牌細胞を添加
して、引き統〈移植組織対宿主の病気(GVHD)を強
化した。インキュベーション後、細胞を3回洗浄し、次
いで照射した受容体中に静脈内注射した。G V HD
の徴候および生存のスコアをその後毎日付けた。
2511に266 (I970)の方法に従うう・ント
における移植組織対宿主の反応(膝窩リンパ節の研潰Q
− ラットにおける移植組織対宿主の反応は、親の牌細胞の
Fl受容体中にべの再注射により誘発した、膝窩リンパ
節の拡大により測定した。(LewisXBN)Flラ
ットを10の群に分割し、そして異なる投与量の試験化
合物(スペルミンジアルデヒド)または対照調製を毎日
IV注射した。
最初の注射後2日に、ラットに親のLewis系統から
の9XIO’の牌細胞を与えた( 0.3 m(Iの2
7X10’細胞/mQの調製物を、受容体の右後ろ足の
各々の膜表面の皮膚の下に注射した)。
試験化合物および対照物の注射はさらに6日間続けた。
第7日に、ラットをCO2処置により殺した。左および
右の両者の膝窩リンパ節を取り出し、そして付着組織を
清浄除去した。拡大の程度は、左および右の両方のリン
パ節を秤量し、そして2つの差を計算した。
細胞障害性T細胞の生体内発生は、ファーネス(faa
nes)ら、CI in、Esp、Immunol、、
Vol、27、pp、502−506(I977)に記
載されている方法に従って実施した。C57BLマウス
を10の群に配置し、そして異なる投与量のスペルミン
ジアルデヒドまたは対照調製物を腹腔内注射した。最初
の注射後2日に、前述したように調製した10’DBA
細胞を腹腔内注射した。細胞の注射後10日に、C57
マウスを頚転位により殺し、そして肺臓中に発生した細
胞障害性T細胞を、51Cr標識したPB15標的細胞
を溶菌するそれらの細胞の能力の測定により定量した(
肥満細胞腫、DBA由来またはCo nA刺激DBA牌
肺臓細胞の細胞)。P815細胞または芽細胞(bla
sts)を107細胞/m0.で懸濁し、そして200
MC1の51Crと1時間37°Cにおいてインキュベ
ーションした。次いで、細胞を3回洗浄し、次いでC5
7BL牌細胞と20=1、l0=1および5:1(C5
7BL : p8 ] 5)の比でV形の底のマイクロ
タイタープレート中で最終の体ff200m(Iで混合
した。細胞を6分間回転し、そして37°Cにおいて4
時間インキュベーションした。インキコベーション後、
]000mの上澄み液を取り出し、そしてガンマカウン
ターで計数した。細胞障害性T細胞のパーセントを計算
した: 合計の細胞障害性%−(SRBCにより解放された5 
]、 Cr−自発的解放)/合計の解放−自発的解放)
X100 J、急性毒性 2対のスイス・ウェブスター(Swiss  Webs
ter)マウスに、それぞれ、20mgお、J:び40
0mg/kgで腹腔内注射し、そして毒性作用を観測し
た。対照群は対照調製物を注射した。投与後2週に、動
物を検死し、そいて器官を異常について検査した。
K1アルデヒド試験 アルデヒド試験は、サラツキ(Sawicki)ら、A
nalytcal  Chem、、33.9i96 (
I961)に記載されている方法に従って実施した。簡
潔的には、50m(2の0.4%の3−メチル−2−ベ
ンゾチアゾロンヒドラゾン(MBTH)の溶液を50m
Qの試験溶液に添加した。
この混合物を室温において30分間放置し、次いで0.
2%の塩化第二鉄の溶液を添加し、次いでこの混合物を
室温において10分間放置した。次いで、650m(2
のアセトンを試料にゆっくり撹拌しながら添加し、そし
て試料の色濃度を670波長において分光光度計の読み
により定量した。
L1皮膚移植片の移植の実験において、Ba1b/C(
N2つ皮膚移植片をC3H上に1に記載する手順に従っ
て移植した。スペルミンジアルデヒドを移植直後に皮下
投与し、そして研究を通じて続けた。シクロスポリンA
(CsA)を陽性の対照として一緒に実験した。
M1遅延した型の過敏性 遅延した型の過敏性を、B6D2F1マウスの足の裏に
おいて、抗原としてヒツジ赤血¥C(SRBC)を使用
して誘発した。簡潔的には、0.2mf2の0.01%
の5RBCをB6D2F]マウスに静脈内注射した。4
日後、それらを足の裏において50 /lρの20%の
5RBCで対抗した。
足の裏の膨脹を24.48および72時間後に測定した
。スペルミンジアルデヒドを免疫化前の日から開始して
腹腔内投与した。足の裏において対抗後、B6D2F 
1マウスに、対抗後1時間に対抗部位の側面に筋肉内注
射した。数匹のマウスには腹腔内投与せず、そして対抗
後1回だけ筋肉内注射した。結果を第7図に示す。
N1類似体のスクリーニングについてのバイオアッセイ 類似体のスクリーニングのために適当なバイオアッセイ
を確立するために、SDAがよく知られたポリアミン干
渉剤に等しいか、あるいはそれよりすぐれるかどうかを
確認することは適当であると考えた。下表に示すように
、SDAの効能はあるポリアミン類似体、ビス(エチル
)スペルミン(Porterら、1987)およびDF
MO、オルニチンデカルボキンラーゼの不可逆的阻害剤
(Mctcalfら、1987)に類似した。
そのうえ、・DFMOおよびビス−スペルミンと異なり
、SDAはポリアミンの生合成の重要な酵素の両者を阻
害することができ、これにより代償の応答を排除し、そ
してポリアミンの合成を完全に阻害することができた。
SDAは、他の2種類の試薬と同様に、無関係の通路を
阻害せず、ポリアミンとの特異的相互作用を示した。当
業者は、同様なバイオアッセイを使用して、ここに教示
する所望のSDA類似体を同定することができるであろ
う。
イ9 II、結果 前述したように、ヒトリンパ球を調製し、そして197
3球および8973球に分割した。1973球および8
973球を、異なる濃度のスペルミンジアルデヒドと、
37°Cにおいて1時間インキュベーションした。細胞
を3回PRMIで洗浄し、次いでPHA推進T細胞増殖
アッセイまたはアメリカヤマゴボウのミトゲン(PWM
)推進B細胞増殖アッセイにおいて構成した。結果を第
1図に示す。見ることができるように、スペルミンジア
ルデヒドはT細胞の増殖を0.62X10ミリモルにお
いて85%だけ阻害し、これに対して8973球の増殖
を抑制するためには非常に大きい量を必要とした。
こうして、スペルミンジアルデヒドは、8973球の抑
制作用を非常に少なくして、T細胞の増殖を優先的に抑
制する。さらに、これらのデータが示唆するように、ス
ペルミンジアルデヒドは、=51 1時間の短いインキュベーション期間後、1973球を
不可逆的に不活性化することができるであろう(5〜1
0分のインキュベーションは実際には不十分であったー
データは示されていない)。
この新規な性質は、スペルミンジアルデヒドを、他の免
疫抑制分子、例えば、シクロスポリンAまたはプレドニ
ソン(これらはすべて性質が可逆的である)と区別する
マウスの骨髄細胞および牌細胞の各々を、異なる濃度の
半固体と、1時間インキュベーションした。次いで、細
胞をPRMIで3回洗浄し、モしてConA推進増殖ア
ッセイにおいて構成した。
結果を第2図に示す。牌細胞は、見ることができるよう
に、スペルミンジアルデヒドにより仲介される抑制に、
骨髄細胞より非常に感受性であった。
C57BLマウスからの骨髄細胞および牌細胞の混合物
を、対照調製物または種々の濃度のスペルミンジアルデ
ヒドと、1時間インキュベーションした。次いで、細胞
をよく洗浄っし、そして致死的に照射した組織不適合性
AKRマウス中に静脈内注射した。移植組織対宿主の病
気の徴候、例えば、ねこ背、下痢、脱毛、および生理学
的状態を毎日記録した。再構成したマウスの生存時間を
第3図にを示す。対照マウスは、移植後約10日で開始
する、急性GVHDの重度の徴候を示した。
スペルミンジアルデヒドで処置した骨髄細胞を投与した
マウスは、わずかに温和なGVHDの徴候を発現しただ
けであった。0.2ミリモルの非常に高い投与量の群は
骨髄の毒性を示し、そして動物は、多分再構成の欠如の
ために、照射した対照とほぼ同じ時間に死亡した。より
低い投与量(0゜03〜0−06)のスペルミンジアル
デヒドで処置した骨髄を投与されたマウスは、有意に延
長した生存時間を示した。こうして、より低い投与量の
スペルミンジアルデヒドを使用する処置は、骨髄細胞に
対して毒性でなくて、1973球を不活性化し、そして
動物にG V HDの徴候をほとんどなくして再構成さ
せることができた。これらのデータが示唆するように、
スペルミンジアルデヒドは、骨髄の移植前に、ヒト骨髄
の試料を生体外で処置して、患者にとって通常致死的で
ある引き統(GVHDを軽減するために使用することが
できるであろう。
ように、移植組織対宿主の反応を有意に抑制した。
この移植組織対宿主の反応は、同種異系のT IJンパ
球を包含するMHCクラスII反応の型な発現である。
スペルミンジアルデヒドは、静脈内に投与するとき、こ
の反応を抑制し、この分子が生体内において生体外と同
一の作用を仲介する、すなわち、それはT細胞増殖の効
力のある抑制剤として作用することを示唆する。
移植組織対宿主の反応は、親牌細胞の皮下注射によりF
l受容体において、膝窩リンパ節の形態で発生させた。
スペルミンジアルデヒドの静脈内投与は、親牌細胞注射
の注射前2日に開始し、リンパ節の測定の日まで続けた
。膝窩リンパ節の増加のスコアは、試験(左)および対
照(右)のリンパ節の間の重量の差によった。結果を第
4図に示した。実質的な彫版は試験リンパ節において観
察された。スペルミンジアルデヒドの静脈内注射は、小
さい膝窩リンパ節の彫版により描写されるDBA牌細脳
細胞与後約IO日に、C57BLマウスはそれらの肺臓
中に細胞障害性T細胞を発生させ、これらの細胞はDB
A特異的抗原を有するP815肥満細胞腫の細胞を溶菌
する。細胞障害性T細胞は器官移植片拒絶反応の仲介に
おいて重要な役割を演するので、細胞障害性T細胞の生
体内抑制は延長した移植片の生存に導くことができる。
スペルミンジアルデヒドは、腹腔内投与したとき、投与
量に関係する方法で細胞障害性T細胞の発生を抑制した
(第5図)。10mg/kg=56 の腹腔内投与量は最大の抑制を達成するように思われ、
これは移植組織対宿主の反応の生体内の最大抑制の達成
に要求される投与量(5mg/kg静脈内、第4図)と
よく対応する。
前述の2つのモデルは、合成スペルミンアルデヒドが生
体内の免疫抑制化合物として有効であることを、最初に
実証した。
F、急性毒物学の結果 スイス・ウェブスター(Swiss  Webster
)マウスに、毒性作用のために、200mgおよび40
0mg/kgで腹腔内注射した。スペルミンジアルデヒ
ドは、やぶにらみおよび身もだえにより示されるように
、これらの試験動物において急性に刺激するように思わ
れた。200mg/kgを投与されたマウスは他の毒性
作用を示さなかったが、400mg/kgを注射したマ
ウスは5日間腹または体全体の浮腫を示した。注射後1
4日の検死において、400mg/kgの群のみは陽性
の発見を示し、これは温和に彫版した腹および注射部位
におけるかさぶたの形成を示した。このデータが、この
分子のLD+ooが40mg/kgであることを示した
上のイスラエル(Israel)らが報告した結果と有
意に異なった。
G1皮膚移植片の生存の延長 第6図に描かれているように、C5Aおよびすべての3
つの投与量のスペルミンジアルデヒド、ことに10mg
/kgおよび20mg/kgのスペルミンジアルデヒド
は皮膚移植片の生存を延長した。
両者の腹腔内投与および1回の足の裏の注射を与えたB
6D2Flマウスは、対抗後24時間およびまた48時
間後測定したとき、彫版の有意の減少を示した。足の裏
に1回の注射を受けたマウスは24時間後膨彫版減少を
示さなかったが、48時間後足した。
結果が示唆するように、全身的および局所的の両方でス
ペルミンジアルデヒドを投与されたマウスは、対抗後2
4時間または48時間に測定したとき、彫版の減少を示
した。対抗後のみにスペルミンジアルデヒドを投与され
るマウスは、24時間抜対照賦形剤を投与されたものに
類似する護膜を示した。しかしながら、48時間後、対
照群のそれに匹敵する減少した護膜が観察された。
遅延した型の過敏性はT細胞仲介免疫応答である。抗原
で免疫化後、マウスを抗原に対して応答する特異的T細
胞で感作されるであろう。これらのT細胞は、足の裏を
包含する体の種々の部分に移動するであろう。同一抗原
を使用する対抗の間、これらのT細胞は再活性化され、
そしてリンフ才力インを放出させ、リン7オカインのあ
るものは単球、マクロファージおよび好中球のために化
学走性であろう。次いで、これらの細胞の蓄積は局所的
炎症に導き、実質的な護膜を引き起こす。スペルミンジ
アルデヒドを感作の前および直後に投与したとき、それ
は多分抗原に対するT細胞の応答を抑制し、そして対抗
後、足の裏の注射はT細胞および炎症に包含される他の
細胞を抑制した(足の裏の注射を省略した場合、護膜の
減少は有意でなかった)。しかしながら、注射を対抗後
のみに足の裏に与えた場合、炎症の応答の抑制は、また
、48時間後に観察することができるであろう。これら
の発見が示唆するように、スペルミンジアルデヒドは感
作および炎症の両者の段階において抗原に対するT細胞
の応答を抑制した。しかしながら、スペルミンジアルデ
ヒドを感作の前および間に投与したきき、抑制は最も存
意であった。
組み合わせた注射は、感作したT細胞の発生および新し
い炎症の応答の両者を抑制した。
H,SDA類似体のバイオアッセイの結果−比較U男 下に記載する表中に列挙されている、比較SDA類似体
1〜6は、エステルまたはケトンによるアルデヒド末端
基の置換および最も近い窒素を除外した炭素鎖長さの減
少を表す。メチルエステルおよびエチルエステルの両者
は、T細胞/腫瘍細胞の増殖末端ポリアミン合成の阻害
において無効であった。
メチルケ1−ン(3)およびそのクロロ誘導体(4)の
両者は、SDAより高い化学的および代謝的安定性を示
し、そしてそれらは全身的使用に適するであろうことが
推定することができる。しかしながら、予備的アルキル
化の研究は、これらの化合物が非特異的アルキル化剤で
あり、多分DNAの破壊/架橋を引き起こし、細胞を死
亡させることを明らかにした。引き続いて、塩化物を除
去し、モしてC−鎖を還元したが、ケトン基を保持して
、化合物5および6を生成した。プロピルからメチルま
たはエチルへのC−鎖の還元は、活性を完全に損失させ
た(表参照)。
SDA中のアルデヒド基はポリアミンの代謝における仲
介で抗増殖活性に対して極めて重要であると思われたの
で、中央の窒素の外により長いC−鎖をもつアルデヒド
類似体を最初に探した(7)。
ブチルの立体的配置はβ−Uト除反応に対してアルデヒ
ドを比較的抵抗性とし、生体内剤をSDAより安定とす
る。ブチルアルデヒド(7)は、増殖アッセイにおいて
SDAより効力に劣ることが分かった(第8図)。しか
しながら、この化合物はアデノシルメチオニンデカルボ
キシラーゼを選択的に阻害しく第9図)、ポリアミンの
生合成との特異的相互作用を示した。SDAおよびブチ
ルジアルデヒドについての阻害曲線は、0.12〜0゜
13XIQ’モルのIC5o中央のと重なった。
DFMOはAdoMetDCの代償的増加を引き起こし
、そしてメチル−グリオキサル−(ビスグアニルヒドラ
ゾン)(MGBG)はA d o M etDCを阻害
した(第10図)ので、本発明において、SDA様化合
物はポリアミン生合成の阻害のために理想的であること
が発見された。重要な酵素の両者を阻害し、モしてSD
Aより代謝的に安定である類似体は、ブチルアルデヒド
およびその類似体はこれに関して非常に有用であろう。
そのうえ、ブチルアルデヒドの生体内特性は、また、S
DAの機械的へのそれ以上の洞察を提供することができ
る。
要約すると、SDAのケトンおよびアルデヒドの類似体
の両者はT細胞および腫瘍細胞の増殖の阻害に適当であ
ることが示された。しかしながら、今日までの研究は、
アルデヒドのみがポリアミンの生合成を抑制し、したが
ってここにおいて特許請求するように好ましいことか示
された。クロロメチルケI・ンは高度にのアルキル化性
の非特異的毒性剤であった。ケトン基のほかにより短い
炭素鎖をもつ類似体は、生物学的活性の多少の減衰を示
した。これらの観察に基づいて、分子の側面または中央
部分におけるC−鎖が増加するか、あるいは非対称の立
体配置のもつアルデヒド類似体(例えば、モノアルデヒ
ド)は、また、ここに記載する方法において使用するこ
とができる。
6イ 材料および方法 礼μ: SDAはわれわれの研究所の製剤開発部により
供給された対応するバイオアセタールの酸加水分解によ
り調製した。[3H] −チミジンはニュー・イングラ
ンド・ニュークリアー(NewEngland  Nu
clear、?サチュセッツ州ボストン)から購入した
。コンヵナバ!J7A。
ウマ血清、PRMI  1640およびHEPESは、
ギブフ(Gibco、ニューヨーク州グランドアイラン
ド)から購入した。NADおよびNADPはベーリンガ
ー・マンヘイム(Boehringer  Mannh
eim)がら購入した。アクロレインおよびジスルフィ
ラム(Disulfiram)は、アルドリッヒ・ケミ
カル・カンパニー(Aldrich  Chemica
l  Co、、ウィスコンシン州ミルウォーキー)がら
入手した。
プロピオンアルデヒドおよびベンズアルデヒドは、イー
ストマン・コダック・ケミカル・カンパニニューヨーク
州ロチェスクーから入手した。ジエチルアミノベンズア
ルデヒド(DEAB)は、ジョン・ヒルトン(John
  Hilton)博士(Johns  Hopkin
s  5chool  ofMedicines  ミ
ゾリー州バルチモア)から提供された。
細胞の培養:ネズミ白血病細胞系、L1210/CPA
およびL121010(また、L e / CPAおよ
びL e / Oとして知られている)は、F。
ストラック(Struck)博士(Southern 
 Re5earch  In5titute1アラバマ
州バーミンガム)により提供された。細胞は10%のウ
マ血清、100単位/mQのペニシリンおよび100μ
g/mQのストレプトマイシンを補充したPRMI  
1640中で増殖した。
培養物を37°Cにおいて空気中の5%の加湿した雰囲
気中でインキュベーションした。骨髄細胞をマウスの大
腿からPRMT  1640で25ゲージの針を備えた
ツベルクリン注射器を使用してフラッシュ(flush
)した。牌細胞について、肺臓を取り出し、そして微細
な針金のメツシュに通過させて単一の均質な細胞懸濁液
を得た。いずれの場合においても、細胞を遠心し、2回
洗浄し、そして薬物暴露培地中に再懸濁した(下を参照
)。
細胞の生存能力はトリパンブルーの排除により決定し、
そして細胞懸濁液を所望の濃度に希釈した。
ネズミ白血病細胞および骨髄細胞/牌細胞を、PRMT
  1640またはPBSに基づく溶液中においてSD
A (l X l O−’モル〜5X10−’モル)で
処置した。述べるときはいつでも、細胞はDEAB (
to〜30μモル)で30〜60分間37°Cにおいて
予備処置し、次いでSDAに暴露しIこ。
細胞の増殖のアッセイ:  [3H] −チミジンの組
み込みのために、薬物または賦形剤処置した骨髄細胞ま
たは牌細胞を、10%の胎児子ウシ血清、lOμモルの
β−メルカプトエタノール、25ミリモルのHE P 
E Sおよび2ミリモルのグルタミンを含有するPRM
I  1640中で平板培養した。Co nA (4μ
g/m12および8/’g/rrl)=67 =68 を、骨髄細胞および牌細胞のためのミトゲンとして使用
した。3日後、 [3H] −チミジン(0,2μCi
/ウエル)を添加し、そして細胞を12〜18時間後に
収穫した。L 1210/CPAおよびL121010
細胞(0,1〜lXl0’細胞/ウエル)を10%のウ
マ血清を含有するPRM11640中で平板培養した。
24時間後[3H1−チミジンを添加し、そして細胞を
GF/B1紙でシンチレーション計数のために濾過した
ALDHのアッセイ:培養した白血病細胞および肝臓(
順転位置後にマウスから切除した)を、3体積の水冷1
.15%のKCIおよび1ミリモルのEDTA中で均質
化した。ホモジネートを100.000gで45分間遠
心し、そして得られる上澄み液を使用してサイドシルの
ALDH活性を測定した。特定のALDHのアッセイの
ため、沈澱物(および全体のA L D Hについての
ホモジネート)を均質化緩衝液中に再懸濁し、そして3
0分間4°Cにおいてp、25%のトリトンX−100
で処理した。可溶化した調製物を48.000gで30
分間遠心し、そして上澄み液をALDHの決定のために
抜き出した。
ALDHの活性はNADまたはNADPの減少を5〜6
分間340ナノモルにおいてDU70分光光度計[ベッ
クマン(Beckman)]で監視することによって測
定した。アッセイ混合物は50ミリモルのリン酸カリウ
ム緩衝液、pH7゜4.2.0ミリモルのNAD (ま
たはNADP)および1.0ミリモルのEDTAを含有
した。反応は基質(SDAまたは他のアルデヒド)を予
備加温した(37°Cで5分)酵素調製物含有アッセイ
混合物に添加することによって開始した。ピラゾール(
0,1ミリモル)をとくに肝臓酵素のために添加して、
アルコールデヒドロゲナーゼを阻害した。見掛けのK、
値および最大速度(V、□)値は、回帰分析による勾配
の推定に基づくラインウェーパー−バーク(Linew
eaver−Burk)プロットを使用して計算した。
酵素の活性はmU(ナノモル7分)/mgのタンパク質
として表した。タンパク質の含量はブラッドフォード(
Bradford)法により、ウシ血清アルブミンを標
準として使用して決定した。
ヘモポイエチンコロニー形成のアッセイ:ヘモポイエチ
ンコロニー形成細胞を、小さい修正を加えたイスコープ
(iscove)およびシーバー(Sieber)によ
る技術に従い、培養した。
S D A/D E A B処置した細胞または賦形剤
処置した細胞をエリトロポイエチンおよびコンディショ
ニングした培地とのネズミへモポイエチン培養混合物に
添加した(Terry  Fox  Lab。
rat Or l e S % カナダ国バンクーバー
)。この混合物を渦形成し、そしてl〜2rrlの部分
(l×105骨髄細胞)を35mmのプラスチックペト
リ皿中で反復実験で平板培養した(ルクス懸濁皿、Fl
ow  Laboratories)o培養皿を加湿し
た雰囲気(95%の空気:5%のC02)中で37°C
においてインキュベーションしtこ。コロニーを第8日
まjこは第1O日にBFUE、CFU−GMおよびCF
U−ミックスについて計数した。コロニーの型はライト
/ギエムサ・スティン(Wright/Giemsa 
 5tain)で確証した。
椛迷:初期の研究は基質としてSDAを使用してALD
Hの性質を研究するために設計した。マウス肝臓のサイ
ドシルの分画および白血病L12IQ/CPA、両者の
プロピオンアルデヒドおよびSDAは高い親和性の基質
として作用した(表参照)。L 1210/CPAおよ
び肝臓酵素についてのSDAの平均Km値は、それぞれ
、41.6ミリモルおよび48.5ミリモルであった。
ALDHの比活性(Imgのタンパク質基準に基づく)
は、L1210細胞に比較して、肝臓において1゜5倍
高かった(表参照)。腫瘍細胞および肝臓酵素のための
基質としてプロピオンアルデヒド(I゜0ミリモル)を
使用すると、比活性はSDA連結酵素より非常に高かか
った。したがって、SDAおよびプロピオンアルデヒド
との特異的イソチームの相互作用は必ずしも同一である
必要はないか、あるいはサイドシルのALDHについて
のプロピオンアルデヒドのより高い親和性(表参照)は
酵素の発現の増大を説明することができる。
シクロホスファミド感受性L 121010細胞は、S
DAまたは他のアルデヒドとの検出可能な酵素活性を示
さなかった。同様に、ALDHの活性はSDA (2,
5ミリモルまで)を使用してLl 210/CPAまた
はマウス肝臓のミトコンドリアの分画において測定した
ALDHの既知の阻害剤を使用して、SDAの酸化に含
まれる酵素の同一性を確証した(表参照)。
ジスルフイラムおよびDEABは、ALDH活性を、そ
れぞれ、4.3μモルおよび0.055μモルの平均I
C5o値で阻害した。ピラゾール、アルコールデヒドロ
ゲナーゼの阻害剤、は、基質としてSDAでL 121
0/Cpp、サイドシルの酵素に作用をもたなかった。
アクロレイン、高度に反応性のα、β−不飽和アルデヒ
ド、は、また、サイドシルのALDHの効力のある阻害
剤であった(IC,。−2,5μモル)(表参照)。基
質としてSDAを使用してL 1210/CPA細胞に
おいて測定した、NADP連結サイドシルのALDHの
活性は、3.0−3.5mU/mgタンパク質の範囲で
あった。NADP連結ALDHは、NAD連結酵素(5
0〜100μモルのアクロレインにおいて50%の阻害
)よりアクロレインに対して感受性にかなり劣っている
ことが分かった。
ジスルフィラムおよびアクロレインの両者は、ALDH
の完全な阻害のために必要なものより非常に低い濃度に
おいて、生体外で腫瘍細胞およびヘモポイエチン先祖細
胞に対して非常に毒性であった。他方において、DEA
Bは、生体内および生体外で最も効力のあるALDH阻
害剤であるほかに、50μモルまでにおいてさえ無視し
得る細胞障害性を示した。したがって、引き続く実験に
おいて、DEABを選択して、SDAを使用する処置後
、白血病細胞および骨髄様先祖細胞の生存を研究した。
SDAで処置したL1210/CPAおよびLl 21
010は、[3H] −チミジンの組み込みにおいて濃
度依存性の減少を示した。L121010細胞は、L 
l 210/CPAに比較してSDAに対してより感受
性であると思われ、SDAの平均IC5o値は、それぞ
れ、4.66μモルおよび8,3μモルであった。DE
AB (20μモル)を使用する細胞の予備処置は、L
1210/CPA細胞におけるSDAの細胞障害性を増
強したが、L ! 21010細胞にほとんどまたはま
ったく作用を示さなかった。SDA処置直後推定した細
胞の生存能力は、SDAのより高い濃度(〉25μモル
)を除外して、未処置細胞(90%)と同一であった。
しかしながら、5DAIIILf!tシた生存能力は1
2〜24時間の期間にわたって鋭く定価し、そして細胞
のほとんどがSDAの暴露の間「死亡するようにプログ
ラミング」されているように思われた。残りの細胞(2
日後〈25%の生存能力)は増殖しつづけ、そしてSD
Aの6日の処置後、これらの細胞における[3H7−チ
ミジンの組み込みは、同一の期間の間培養した、未処置
の細胞に類似した。
PBSに基づく培地中でSDAで処置し、そしてPRM
I  1640−10%のPBS中で3日間培養した、
不ズミ骨髄細胞は、[3H] −チチミンの組み込みの
投与量依存性の減少を示した。
これらの細胞に対するDEAB (30μモル)の予備
処置は、SDAのより低い濃度においてより高い感受性
を生じた。われわれの実験条件下に、ALDHの活性は
骨髄細胞のホモジネートにおいて検出することができな
かった。より感受性の条件、例えば、特異的抗体プロー
ブはこれらの細胞におけるALDHのレベルを推定する
ことを示唆する。SDA処置(8−12μモル)はCo
nA誘発ネズミ牌細胞の増殖を壊滅させたが、DEAB
(20μモル)の添加はSDAの効能に有意の作用を示
さなかった。
ALDHの役割についての定量的に同様な観察は、骨髄
細胞の増殖および骨髄様コロニーの形成を使用して得ら
れた。SDAの処置は、50μモルの濃度において、B
FU−EおよびCFU−GMのコロニーのほとんど完全
な抑制を引き起こした。しかしながら、SDAのより低
い濃度(I0〜25μモル)において、DEABの予備
処置は、SDAの暴露後、骨髄様コロニー形成細胞の感
受性をさらに増強した。対照コロニーの形成は、それぞ
れ、BFU−EおよびCFU−GMについて、16〜2
2コロニーおよび170〜210コロニー/lXl0’
核化細胞の範囲であった。
S  D A       41.6±5.1    
     6.8±1.648.5±3.3*    
  10.5±342*プロピオン  26.5±4.
9    10.5チ3.2アルデヒド  14.0±
2.8*     22.5±3.9*阻害(ICso
、fi M);5DA(I,0mM)基質としてジスル
フイラム 4.3±1.1 D E A B     0.0555±0.015ア
クロレイン  2.5土0.63 ALDHの活性は、前述したように、340nmにおい
てNADの減少を監視することによって測定した。阻害
の研究のため、酵素調製物を阻害剤で5分間37°Cに
おいて予備処置した。値は3〜4回の実験からの土SE
Mである。
*マウス肝臓においてサイドシルのALDH0本発明の
主な特徴および態様は、次の通りである。
l、生きている細胞に、実質的に純粋な形態で、免疫抑
制応答を誘発するために効果量の、一般式%式% 式中、 ALK’は独立にアルキレンであり、 R2は独立に水素または−CH2R3であり、R3は独
立にアルキルであり、 ALK2はアルキレンであり、そして ZはHまたはALK’−CHOである、の化合物または
その酸付加塩を投与することを特徴とする、生きている
細胞において免疫抑制応答を誘発する方法。
2、前記免疫抑制応答はリンパ球様細胞のT細胞の集団
に対して特異的であり、そして抗原非特異的である、上
記第1項記載の方法。
3、前記免疫抑制応答は前記T細胞の集団の増殖の減少
である、上記第2項記載の方法。
4、前記免疫抑制応答は、ヘルパーT細胞および細胞障
害性T細胞から本質的に成る群より選択される細胞の増
殖の選択的抑制である、上記第3項記載の方法。
5、前記免疫抑制応答は実質的に不可逆的である、上記
第3項記載の方法。
6、前記生きている細胞は、骨髄細胞、牌細胞、および
末梢リンパ球、またはそれらの組み合わせから本質的に
成る群より選択される、上記第1項記載の方法。
7、前記免疫抑制応答された細胞を生きている有機体に
投与することをさらに含む、上記第6項記載の方法。
8、前記投与は骨髄の移植組織である、上記第7項記載
の方法。
9、生きている有機体に、実質的に純粋な形態で、免疫
抑制応答を誘発するために効果量の、一般式■: 0CI(−ALK”−NR”−CH2−ALK’CH2
−N R27Z 式中、            (I)ALK’は独立
にアルキレンであり、 R2は独立に水素または−CH2R3であり、R3は独
立にアルキルであり、 ALK”はアルキレンであり、そして ZはHまたはALK’−CHOである、の化合物または
その酸付加塩を投与することを特徴とする、生きている
有機体において免疫抑制応答を誘発する方法。
1O1R2は独立に水素である、上記第9項記載の方法
11、治療を開始する個体に、実質的に純粋な形態で、
免疫学的移植組織対宿主の反応を誘発するために効果量
の、一般式I: 0CH−ALK’−NR”CH2−ALK2CH2−N
 R2−Z 式中、            (I)ALK’は独立
にアルキレンでアリ、 R2は独立に水素または−CH2R’であり、R3は独
立にアルキルであり、 ALK2はアルキレンであり、そして ZはHまたはALK、’−CH0である、の化合物また
はその酸付加塩を投与することを特徴とする、前記個体
における免疫学的移植組織対宿主の反応を抑制する治療
学的方法。
12、生きている有機体からの骨髄の抽出物に、実質的
に純粋な形態で、T細胞の増殖を抑制するために効果量
の、一般式■: OCHA L K ’  N R”  CH2A L 
K 2CH2−NR’−Z 式中、            (I)ALK’は独立
にアルキレンであり、 R2は独立に水素または−CH2R3であり、R3は独
立にアルキルであり、 ALK2はアルキレンであり、そして ZはHまたはALK’−CHOである、の化合物または
その酸付加塩を投与することを特徴とする、生きている
有機体からの骨髄の抽出物を処理して前記抽出物におけ
るT細胞の集団の増殖を抑制する生体外法。
13、次の式(X): 式中、 R1は独立にアルキルまたはベンジルであり、ALK’
は独立にアルキレンであり、 R2は□独立に水素または一〇H2R3であり、R3は
独立にアルキルであり、そして ALK2はアルキレンである、 のジアセタールまたはその製剤学的に許容されうる酸付
加塩、ただしA L K ’およびALK”の各々が独
立にエチレンである場合、R2は一〇’H2R”である
14、式中、 R1は独立に直鎖状もしくは分枝鎖状の約1〜6個の炭
素原子を有するアルキルであり、ALK’は独立に直鎖
状もしくは分枝鎖状の約1〜6個の炭素原子を有するア
ルキレンであり、R3は独立に直鎖状もしくは分校鎖状
の約1〜6個の炭素原子を有するアルキルであり、そし
てALK2は独立に直鎖状もしくは分枝鎖状の約1〜8
個の炭素原子を有するアルキレンである、上記第13項
記載のジアセタール。
15、次の式: %式% 式中、 ALK’は独立にアルキレンであり、 R2は独立に水素または−CH2R’であり、R3は独
立にアルキルであり、そして ALK”はアルキレンである、 のジアルデヒドまた1まその酸付加塩、ただしALKl
およびALK’の各々が独立にエチレンである場合、R
2は−CH213である。
16、式中、 ALK’は独立に直鎖状もしくは分枝鎖状の約1〜6個
の炭素原子を有するアルキレンであり、R3は独立に直
鎖状もしくは分枝鎖状の約1〜6個の炭素原子を有する
アルキルであり、そしてALK”は独立に直鎖状もしく
は分枝鎖状の約1〜8個の炭素原子を有するアルキレン
である、上記第15項記載のジアルデヒド。
17、一般式IのALK’は直鎖状もしくは分校鎖状の
約1〜約6個の炭素原子を有するアルキレンであり、R
3は約1〜約6個の炭素原子を有するアルキルであり、
そしてALK2は約1〜約8個の炭素原子を有するアル
キレンであり、そしてZはALK’−CHOである、上
記第4項記載の方法。
18、ALK’は直鎖状もしくは分枝鎖状の約1〜約4
個の炭素原子を有するアルキレンであり、R2は水素で
あり、そしてALK2は直鎖状もしくは分枝鎖状の約1
〜約4個の炭素原子を有するアルキレンである、上記第
17項記載の方法。
19、ALK’は約1〜約2個の炭素原子を有するアル
キレンであり、そしてALK”は約1〜約3個の炭素原
子を有するアルキレンである、上記第18項記載の方法
20、前記一般式Iの化合物はスペルミンジアルデヒド
である、上記第19項記載の方法。
【図面の簡単な説明】
策土層 ヒトTおよび8973球を、異なる濃度のスペルミンジ
アルデヒドと別々に生体外で1時間インキュベーション
した。細胞をよく洗浄し、モしてPHA(T細胞につい
て)またはPWM (B細胞について)の増殖アッセイ
において用意した。グラフを描き、ここで応答のパーセ
ントをスペルミンジアルデヒドの濃度の関数としてプロ
ットする。 寒又層 マウス胛細胞および骨動細胞を、異なる濃度のスペルミ
ンジアルデヒドと別々に生体外で1時間インキュベーシ
ョンした。細胞をよく洗浄し、そしてConA刺激増学
アッセイにおいて用意した。 グラフを描き、ここで応答のパーセントをスペルミンジ
アルデヒドの濃度の関数としてプロットする。 匙1図 C57BL牌臓および骨髄細胞の混合物を異なる濃度の
スペルミンジアルデヒドまたは対照の調製物で処理し、
そして致死的に照射したAKRマウス中に静脈内注射し
た。グラフを描き、ここで生存パーセントを時間の関数
としてスコアを付ける。 乳土理 (LewXBN)ラットを、異なる投与量のスペルミン
ジアルデヒドで8日間毎日静脈内注射した。第2日に、
BNラット牌牌細Flラットの左足の裏に皮下注射した
。これらのラットを7日で殺し、そして左および右の膝
窩のリンパ節を切除し、そして秤量した。重量の差を使
用したスペルミンジアルデヒドの濃度の関数としてプロ
・7トする。 寒旦理 C57BLマウスを異なる投与量のスペルミンジアルデ
ヒドで毎日腹腔的注射した。第2日に、それらに、また
、107DBA牌細胞を与えた。 7日後、動物を殺し、そして細胞障害性T細胞のパーセ
ントを測定し、肺臓中に発生した特異的溶菌%を計算し
、そしてスペルミンジアルデヒドの濃度の関数としてプ
ロットした。 寒五週 皮膚の移植実験において、BHA/C(H2°)皮膚移
植片をC3Hマウスに移植した。スペルミンジアルデヒ
ドを移植直後に皮下投与し、そして研究を通して続けた
。コンカナバリンAを陽性の対照として使用した。皮膚
移植片の生存%を移植後の日数に対してプロットした。 寒り週 遅延した型の過敏性を86D2F lマウスの足の裏に
おいて誘発し、そして彫版(mm)を種々の時間におい
て測定した。 寒麗翠 SDAおよびその類似体のコンカナバリンA牌臓T細胞
の増殖への作用。 牌細胞を種々の濃度のSDAまたは類似体で30分間3
7°Cにおいて処置した。細胞を洗浄し、そしてコンカ
ナバリンAの存在下に3日間培養した。[3H]チミジ
ン0.1μCi/ウエルを添加し、そして細胞を18〜
24時間後収穫し、IC5oは0.70μモルであった
。ブチルジアルデヒドはSDAより3倍効能があったが
、それは代謝的により安定性であり、それゆえ臨床的に
より関連性があるべきであろう。 笈■理 SDAおよびその類似体によるS−アデノシルメチオニ
ンデカルボキシラーゼ(AdoMetDC)の阻害。 ネズミ白血病L1210細胞懸濁液を、異なる濃度のS
DAまたはブチルジアルデヒドとともにイ、ンキュベー
ションし、そしてAdoMet  DCの活性を[14
C]Co2の放出の監視により推定した。両者の薬物に
ついての阻害曲線は、0.12〜0.13 X 10−
3モルのIC5o値と重なった。 第1θ図 =87 3DAおよび他の既知の阻害剤によるポリアミン生合成
酵素の調節。 図面は、SDA、その類似体、ブチルジアルデヒド(B
DA) 、ジフルオロメチルオルニチン(DFMO)お
よびメチルグリオキサルビス(グアニルヒドラゾン’)
(MGBG)による、ポリアミン合成の重要な調節酵素
の阻害の比較プロフィルを示す。DFMOは高い効能で
ODCを阻害したが、MGBGはAdoMet  IC
の活性を選択的に減少させた。類似体のBDAはA d
 o M et  DCに対するその活性においてMG
BGに類似した。しかしながら、SDAは重要な酵素の
両者を阻害し、これにより代償の応答(AdoMet 
 DCへのDFMOの)を排除し、そしてポリアミンの
生合成を完全に阻害する、唯一の薬物であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、生きている細胞に、実質的に純粋な形態で、免疫抑
    制応答を誘発するために効果量の、一般式 I : OCH−ALK^1−NR^2−CH_2−ALK^2
    −CH_2−NR^2−Z( I ) 式中、 ALK^1は独立にアルキレンであり、 R^2は独立に水素または−CH_2R^3であり、R
    ^3は独立にアルキルであり、 ALK^2はアルキレンであり、そして ZはHまたはALK^1−CHOである、 の化合物またはその酸付加塩を投与することを特徴とす
    る、生きている細胞において免疫抑制応答を誘発する方
    法。 2、生きている有機体に、実質的に純粋な形態で、免疫
    抑制応答を誘発するために効果量の、一般式 I : OCH−ALK^1−NR^2−CH_2−ALK^2
    −CH_2−NR_2−Z 式中、 ( I ) ALK^1は独立にアルキレンであり、 R^2は独立に水素または−CH_2R^3であり、R
    ^3は独立にアルキルであり、 ALK^2はアルキレンであり、そして ZはHまたはALK^1−CHOである、 の化合物またはその酸付加塩を投与することを特徴とす
    る、生きている有機体において免疫抑制応答を誘発する
    方法。 3、治療を開始する個体に、実質的に純粋な形態で、免
    疫学的移植組織対宿主の反応を誘発するために効果量の
    、一般式 I : OCH−ALK^1−NR^2−CH_2−ALK^2
    −CH_2−NR^2−Z 式中、 ( I ) ALK^1は独立にアルキレンであり、 R^2は独立に水素または−CH_2R^3であり、R
    ^3は独立にアルキルであり、 ALK^2はアルキレンであり、そして ZはHまたはALK^1−CHOである、 の化合物またはその酸付加塩を投与することを特徴とす
    る、前記個体における免疫学的移植組織対宿主の反応を
    抑制する治療学的方法。 4、生きている有機体からの骨髄の抽出物に、実質的に
    純粋な形態で、T細胞の増殖を抑制するために効果量の
    、一般式 I : OCH−ALK^1−NR^2−CH_2−ALK^2
    −CH_2−NR^2−Z 式中、 ( I ) ALK^1は独立にアルキレンであり、 R^2は独立に水素または−CH_2R^3であり、R
    ^3は独立にアルキルであり、 ALK^2はアルキレンであり、そして ZはHまたはALK^1−CHOである、 の化合物またはその酸付加塩を投与することを特徴とす
    る、生きている有機体からの骨髄の抽出物を処理して前
    記抽出物におけるT細胞の集団の増殖を抑制する生体外
    法。 5、次の式(X): ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、 R^1は独立にアルキルまたはベンジルであり、ALK
    ^1は独立にアルキレンであり、 R^2は独立に水素または−CH_2R^3であり、R
    ^3は独立にアルキルであり、そして ALK^2はアルキレンである、 のジアセタールまたはその製剤学的に許容されうる酸付
    加塩、ただしALK^1およびALK^2の各々が独立
    にエチレンである場合、R^2は−CH_2R^3であ
    る。 6、次の式: OHC−ALK^1−NR^2−CH_2−ALK^2
    −CH_2−NR^2−ALK^1−CHO 式中、 ALK^1は独立にアルキレンであり、 R^2は独立に水素または−CH_2R^3であり、R
    ^3は独立にアルキルであり、そして ALK^2はアルキレンである、 のジアルデヒドまたはその酸付加塩、ただしALK^1
    およびALK^2の各々が独立にエチレンである場合、
    R^2は−CH_2R^3である。
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