JPH02222845A - 試験ケーブルの放電点検知方法 - Google Patents

試験ケーブルの放電点検知方法

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JPH02222845A
JPH02222845A JP4352189A JP4352189A JPH02222845A JP H02222845 A JPH02222845 A JP H02222845A JP 4352189 A JP4352189 A JP 4352189A JP 4352189 A JP4352189 A JP 4352189A JP H02222845 A JPH02222845 A JP H02222845A
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JP
Japan
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test cable
partial discharge
test
cable
antenna coil
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Pending
Application number
JP4352189A
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English (en)
Inventor
Toshio Kasahara
敏夫 笠原
Mitsugi Aihara
相原 貢
Yasutaka Fujiwara
藤原 靖隆
Junichi Shinagawa
潤一 品川
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電カケープルの課電試験の際、ケーブル絶縁
体の欠陥部において発生する部分放電とその発生箇所を
検出する試験ケーブルの放電点検知方法に関する。
(従来の技術) 試作された電カケープルの特性試験項目には、そのケー
ブル絶縁体の絶縁特性試験が含まれている。これは、例
えば、第6図に示すような方法によって行なわれる。
第6図において、ケーブル1は、中心導体2の外周に絶
縁体3及び遮蔽体4が形成された構成となっている。先
ず、絶縁体の耐圧特性の測定にあたっては、中心導体2
と遮蔽体4に高圧電源10を印加し、規定の試験電圧を
課電する。
さてここで、その試験ケーブルが絶縁特性を満足しない
ような場合、原因の解析を行なうことになる。この解析
の一手段として、部分放電測定が行なわれる。
絶縁体3に絶縁特性上の欠陥部5が存在すると、導体2
と遮蔽体4との間に試験電圧を印加したとき、欠陥部5
においてコロナ放電が発生する。このとき、放電電流i
は、導体2及び遮蔽体4に沿って、部分放電パルスPと
して伝播する。
これをケーブル1の端末において、カップリングコンデ
ンサ7を介して検出器6によって検出すると、部分放電
を微小な信号波形として捕らえることができる。電カケ
ープルの特性の研究にあたっては絶縁体3中の欠陥部を
解体して分析を行なう必要がある。欠陥部の位置は、パ
ルスエコー法等により検出する。
(発明が解決しようとする課題) ところで、例えば、ドラム等に巻回された試験ケーブル
について、その端末から部分放電パルスを検出する従来
の方法では、次のような問題がある。即ち、パルスエコ
ー法では測定誤差が大きく、部分放電発生位置を正確に
判定することが困難である。しかも、複数箇所で部分放
電が発生している場合、パルス分解能が低く、部分放電
箇所の数と位置の判定がますます困難になってしまう。
本発明は以上の点に着目してなされたもので、微小な部
分放電の発生箇所を正確に判定することができる試験ケ
ーブルの放電点検知方法を提供することを目的とするも
のである。
(課題を解決するための手段) 本発明の試験ケーブルの放電点検知方法は、試験ケーブ
ルに試験電圧を課電し、その端末から部分放電による放
電パルスを検出した後、前記試験ケーブルの外装を除去
し、前記試験ケーブルの絶縁体外周に形成された半導電
層を露出させ、当該半導電層の外周に、導体テープをギ
ャップ巻きして、前記試験ケーブルを遮蔽ケース中に収
容する一方、前記試験ケーブルの中心導体と前記導体テ
ープとの間に再度試験電圧を課電し、前記絶縁体内部に
部分放電を生じさせ、当該部分放電に基づいて前記遮蔽
テープ中に流れる放電電流により形成され、前記遮蔽体
外周に発生する磁束をアンテナコイルを用いて検出し、
前記ケーブルの長手方向に前記アンテナコイルを移動さ
せてその出力信号特性より、前記部分放電の発生箇所を
判定することを特徴とするものである。
(作用) 以上の方法によれば、試験ケーブルの外装除去と導体テ
ープ巻き等の準備作業の後、ケーブル全長に渡って順次
アンテナコイルを移動させ、アンテナコイルの出力信号
特性から部分放電位置の判定を行なうことができる。し
かも、この方法によれば、ケーブル端で検出する場合に
比べて、部分放電信号の減衰が少なく、部分放電発生箇
所とその位置を正確に検出することができる。
(実施例) 以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説明する。
第1図は、本発明の試験ケーブルの放電点検知方法を実
施した試験装置の概略図を示す。
図の装置は、試験ケーブルの一端をGIS(ガス絶縁遮
断器)のケース11に収容し、試験ケーブル1に課電を
行なうよう構成されている。
GISケース11には、高圧電源として電源トランス1
0が設けられ、−次コイル10aから外部電圧を受入れ
、二次コイル10bから試験電圧を出力するよう構成さ
れている。二次コイル10bの一端は接地され、他端は
GISケース11内のブッシング12,13.14を介
して、試験ケーブル1の中心導体2に電気接続するよう
構成されている。
試験ケーブル1は、GISケース】1のブッシング14
にその一端が装着されており、中心導体2は保護抵抗1
5を介してブッシング13に電気接続されている。また
、試験ケーブル1の中心導体2は、コンデンサ16を介
して部分放電パルス検出器17に接続されている。試験
ケーブル1の他端は、終端箱18により終端されている
試験ケーブル1の絶縁特性を測定する課電試験において
は、以上の設定で電源トランス10を介して、試験電圧
を試験ケーブル1の中心導体2と図示しない外部導体間
に印加する。そして、試験電圧を上昇させていくと、試
験ケーブルlの絶縁体内部に欠陥が存在する場合、その
部分で部分放電が開始される。その部分放電信号は、部
分放電パルス検出器エフによって検出される。
尚、この部分放電パルス検出器17も、GISケース1
1と同様の外部雑音を遮断する容器内に設置すると、比
較的微小な放電についても、その放電開始が正確に検知
される。
次に、この時点で、試験ケーブル1の外装を除去し、試
験ケーブル1の絶縁体外周に形成された半導電層1aを
露出させる。更に、その半導電層1aの外周に、導体テ
ープ21をギャップ巻きして、遮蔽ケース19の中に試
験ケーブル1を収容する。
第1図はその状態を示しており、この実施例の場合、試
験ケーブル1の全長に渡って導体テープ21がギャップ
巻きされている。勿論、部分放電発生箇所が予め一定範
囲に限定されていれば、その部分だけケーブルの外装を
除去し、導体テープをギャップ巻きすることになる。尚
、半導電層1aを残すのは、試験ケーブル1の絶縁体に
均一に課電を行なうためである。
更に、試験ケーブル1を取り囲むように、部分放電検出
用のアンテナコイル20を配置する0本発明においては
、このアンテナコイル20を矢印22方向に移動させ、
部分放電位置の検出を行なう。
第2図に、本発明の方法の原理図を示す。
図において、試験ケーブル1の中心導体2の外周には絶
縁体3が被覆されており、半導電層1aの外周には導体
テープ21がスパイラル状に巻回形成されている。
ここで、図のように、欠陥部5において部分放電が発生
すると、その放電電流iは中心導体2中を実線の矢印の
ようにその両端末に向かって流れる他、導体テープ4を
図の破線の矢印のようにスパイラル状に流れる。
ここで、中心導体2を流れる部分放電電流は、円周方向
の磁場Hφ1を発生する。これに対し、導体テープ4を
流れる部分放電電流はスパイラル状に進むため、円周方
向の磁場Hφ8とケーブル長手方向に向いた磁場H2B
とを発生する。しかしながら、上記磁場Hφ1とHl、
とは互いに打消しあうため、試験ケーブルl外に漏れ磁
束を生じることがない。これに対し、上記磁場Hφ3は
、いわゆる漏れ磁束として試験ケーブル1外に及ぶ。
即ち、第1図の実施例の場合、アンテナコイル20が導
体テープ2゛1のギャップ間より漏れる漏れ磁束を検知
し、これを部分放電検出回路23に向けて出力する。部
分放電検出回路23は、入力した部分放電信号を増幅し
、一定の処理を行なって記録紙に記録する等の機能を持
つ回路である。
尚、本発明の方法においては、第1図のようなアンテナ
コイル20を、矢印22に示すように、ケーブル長手方
向に沿って移動させながら部分放電の検出と位置判定を
行なう。
ここで、第2図に示した部分放電を発生しているA点近
傍において、アンテナコイル20を、図の右方から左方
にあるいは左方から右方に通過させた場合、その出力信
号は第3図に示すようになる。
即ち、アンテナコイルの出力レベルのみを観測すれば、
第3図(a)に示すように、A点において信号レベルが
極小となる特性を示す、一方、出力信号の位相を測定す
ると、第3図(b)に示すように、部分放電点Aを境に
信号位相が反転する。
従って、このような特性を考慮し、アンテナコイル20
を試験ケーブル1の長手方向に移動させれば、試験ケー
ブル1中の全ての欠陥部と位置を正確に検出することが
できる。
ところで、部分放電信号は非常に微弱であり、外部雑音
によって打消され易い。
そこで、第1図に示したように、本発明においては、試
験ケーブル1を遮蔽ケース19中に収容し、その状態で
アンテナコイル20を矢印22方向に移動させるように
構成している。
具体的に、このようなアンテナコイル20を移動させる
ための移動機構の実施例を第4図に示す。
図において、試験ケーブル1は遮蔽ケース19内に配置
され、その外被は既に除去されて、半導電層1aの外周
に導体テープ21が巻回されている。
この導体テープ21と試験ケーブル1の中心導体2との
間に、第1図に示した電源トランス(高圧電源)10か
ら試験電圧が印加される。
ここで、試験ケーブル1の外周にギャップ巻きされたア
ンテナコイル20は、フレーム31に支持され、このフ
レーム31の両端には案内車32が固定されて、試験ケ
ーブル1の長手方向に沿って矢印22方向に可動に支持
されている。
また、アンテナコイル20の出力信号は、検出回路ブロ
ック33に接続されている。この検出回路ブロック33
は、アンテナコイル20と共にフレーム31に支持され
ており、内部に信号検出用の回路が組込まれている。そ
して、その出力は、同軸ケーブル34によって外部に引
出され、処理される。また、アンテナコイル20は、チ
ェーン35によって試験ケーブル1に沿って移動できる
ように設定されている。
ところで、上記のような部分放電信号は、一般に50H
z〜t00MHz以上の広い帯域のスペクトルを含んで
いる。アンテナコイル20には、これと並列に図示しな
いコンデンサを接続し、共振回路を形成し、なるべく雑
音の少ない周波数成分を選定して検出信号を得るように
することが好ましい。
第5図には、これに適する検出回路の実施例を示した。
この実施例では、図のように、試験ケーブル1に2個以
上のアンテナコイルを巻回している。
このアンテナコイル20..202は、それぞれ雑音の
少ない所定の周波数帯について、コンデンサCt、Ca
と共振回路を構成する。例えば、この周波数帯としては
、60にHz、 440KHz、 80MHz。
120MHZといった周波数帯を選定する。
そして、各共振回路には終端抵抗R,,R2が並列接続
され、狭帯域増幅器A+、Azに入力するよう結線され
ている。狭帯域増幅器A1A2は、それぞれに接続され
たアンテナコイル201 、2ozの共振回路によって
選択される周波数の信号のみを増幅するよう調整された
回路である。
こうして、増幅された信号は、その後、混合器36にお
いて混合される。そして、電源に同期したゲートを用い
た同期検波器37によって検波し、検出器38に向は出
力される。この同期検波器37によって、電源周波数成
分(雑音)の除去が行なわれる。検出器38においては
、同期検波器37から出力された信号を増幅し、記録計
等に導いて部分放電信号の記録を行なう。
部分放電位置を正確に検出するためには、先に説明した
ように、位相反転部分を認識する必要がある。これには
、一対のアンテナコイルをケーブル長手方向に1mはど
離して、両者の検出出力が同位相か逆位相かを調べる。
こうして、位相反転位置を正確に検出することができる
(発明の効果) 以上説明した本発明のケーブルの部分放電検出方法によ
れば、試験ケーブルの遮蔽体中に流れる放電電流によっ
て、遮蔽体外周に発生する漏れ磁束を検出するようにし
たので、ケーブルの部分放電箇所と位置を高精度に、よ
り高感度で検出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の試験ケーブルの放電点検知方法の実施
例を示す試験装置概略図、第2図は本発明の方法の原理
説明図、第3図(a)、(b)はそのアンテナコイルの
出力信号波形図、第4図は具体的なアンテナコイル移動
機構を示す要部側面図、第5図は具体的なアンテナコイ
ル出力検出回路を示すブロック図、第6図は従来の部分
放電検出法を示す説明図である。 1−−−−−−−一−−試験ケーブル、1 a −−−
−−−−−一半導電暦、10−−−−−−−−一電源ト
ランス、11−−−−−−−一−G I Sケース、1
7−−−−−−−−一部分放電パルス検出器、19−−
−−−−一−−遮蔽ケース、 20−−−−−−−−−アンテナコイル、21−一−−
−−−−−導体テープ、 23−−−−−−一一一検出ブロック。 (他1名) 第2図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 試験ケーブルに試験電圧を課電し、その端末から部分放
    電による放電パルスを検出した後、前記試験ケーブルの
    外装を除去し、前記試験ケーブルの絶縁体外周に形成さ
    れた半導電層を露出させ、当該半導電層の外周に、導体
    テープをギャップ巻きして、前記試験ケーブルを遮蔽ケ
    ース中に収容する一方、前記試験ケーブルの中心導体と
    前記導体テープとの間に再度試験電圧を課電し、前記絶
    縁体内部に部分放電を生じさせ、当該部分放電に基づい
    て前記遮蔽テープ中に流れる放電電流により形成され、
    前記遮蔽体外周に発生する磁束をアンテナコイルを用い
    て検出し、前記ケーブルの長手方向に前記アンテナコイ
    ルを移動させてその出力信号特性より、前記部分放電の
    発生箇所を判定することを特徴とする試験ケーブルの放
    電点検知方法。
JP4352189A 1989-02-23 1989-02-23 試験ケーブルの放電点検知方法 Pending JPH02222845A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5458965A (en) * 1989-01-19 1995-10-17 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha Polyester laminated film
WO2000047413A1 (en) 1999-02-11 2000-08-17 Flexible Products Company User friendly crack-filling system and method for filling cracks with foamable polyurethane prepolymer

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