JPH02222270A - 衛星放送受信機画質改善装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、衛星放送受信機に係り、受信電波の品質を検
出することにより、映像信号雑音軽減回路の動作を自動
的に制御する衛星放送受信機画質改善装置に関するもの
である。

従来の技術 衛星放送は第６図に示すようにマイクロ波帯の電波をテ
レビ信号で変調して、静止衛星から電波を放射し、地上
においてパラボラアンテナ等による衛星放送用アンテナ
３１で電波を集束した後、超低雑音増幅器を含む衛星放
送用コンバータ３２を用いて、ｔＧＩ−１を帯に周波数
変換する。衛星放送用コンバータ３２からの出力信号は
同軸ケーブル３３を用いて、屋内にある衛星放送受信機
３４において選局およびＦＭ復調等の信号処理をされて
、映像信号および音声信号が出力され、これがテレビ受
像１１３５に入力される。

ところで復調された映像信号のＳＮ比（信号レベル対雑
音レベル比）は受信信号のＣＮ比（搬送波レベル対入力
雑音レベル）に比例するので、受信信号のＣＮ比が低下
すれば映像信号のＳＮ比も低下することになる。これに
対応するため、第７図に示すように衛星放送受信機では
映像信号処理回路系４８に周知の映像信号雑音軽減回路
４５を備え、これをコントロールスイッチ等の制御器に
よる外部からの制御信号で制御し、２系統の制御信号線
をもつものでは第１の制御信号線４６で常時ＯＮと常時
ＯＦＦ　（スルー）の２つの状態に制御し、また第２の
制御信号＊４７で雑音軽減量の程度を設定することによ
り、映像信号のＳＮ比の低下時においては、映像信号で
の雑音成分たとえば、画面上にあられれる輝度信号の高
域の雑音成分を設定量の分だけ軽減し映像信号のＳＮ比
を改善することを可能にしている。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構成では、映像信号雑音軽
減回路が外部からの制御にて動作するため、この回路が
常時ＯＦＦの状態にある場合には、映像信号のＳＮ比低
下時における画質が悪化し、常時ＯＮの状態にある場合
には、雑音軽減量の設定位置により、逆に映像信号のＳ
Ｎ比の良い時における映像信号雑音軽減回路により画質
が変化するという課題を有していた。

本発明は、上記の課題に鑑み、衛星放送受信機の受信電
波の品質を検出し、この検出信号により映像信号雑音軽
減回路の動作を自動制御する衛星放送画質改善装置を提
供しようとするものである。

課題を解決するための手段 調比力信号の成分よりテレビ信号成分、即ち映像輝度成
分と映像搬送色信号成分と音声副搬送波の変調信号成分
とを除去し、雑音成分を取り出すバンドパスフィルタと
、取り出された雑音を検波に必要なレベルまで増幅する
増幅器と、増幅された雑音を入力として検波して雑音成
分の大きさを検出する検波回路と、その検波出力を入力
する複数の比較器と、それらの比較器の出力レベルに応
じて動作する映像信号雑音軽減回路とから構成される。

作用 本発明は上記した構成によって、ＦＭ復調器から映像信
号と音声副搬送波の変調信号よりなるテレビ信号と衛星
放送用アンテナの入力レベルにより変化する復調雑音成
分よりなる復調出力成分が出力され、バンドパスフィル
タによって、テレビ信号のない周波数帯の雑音成分のみ
を取り出すことができる。ＦＭ方式の信号検波出力端で
の復調雑音成分は、一般に三角雑音と呼ばれるように、
復調周波数が高くなるにつれて、雑音電圧が増大するの
で、バンドパスフィルタの周波数が高いほど大きい雑音
電圧が得られ、複合テレビ信号の最高周波数より中心周
波数が高いバンドパスフィルタは、雑音成分をより容易
に取り出すことができる。また雑音電圧は、衛星放送用
アンテナの入力レベルが増大するとともに減少すること
になる。

バンドパスフィルタにより取り出された雑音成分は増幅
器により充分な大きさまで増幅された後に検波回路に入
力され、雑音成分を検波し、雑音電圧の大きさに応じた
ＤＣ出力電圧を得ることができる。このＤｅｌｌ力電圧
は映像信号のＳＮ比に対応しているので、それぞれ、あ
るＤＣ電圧を入力のしきい値として、出力が２つの状態
に変化する複数の比較回路にこの検波回路の出力を入力
することにより、映像信号のＳＮ比が変化した場合にお
いて、映像信号雑音軽減回路を動作ＯＦＦ状態からこの
回路が持つ雑音軽ｆＩＩｉ量の設定数まで、自動的に切
り替え制御することができる。

実施例 以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。第１図は、本発明の一実施例における衛星放
送受信機画質改善装置のブロツク図である。

第１図において、１は衛星放送用コンバータから同軸ケ
ーブルを接続して、信号を入力する１ｓｔＩＦ入力端子
、２は多数のチャンネルから１つのチャンネルのみを選
択する選局回路、３はＦＭ変調されている信号を復調す
るためのＦＭ復調回路、４はＦＭ復調出力信号から映像
輝度信号成分、映像搬送色信号成分および音声側搬送波
の変調信号成分を含まず、雑音成分のみを抜き取るため
のバンドパスフィルタ（ＢＰＦ）、５は抜き取った雑音
を検波に必要なだけ増幅するための増幅器、６は雑音電
圧の大きさに応じたＤＣ出力（検波出力）を得るための
検波器、７はＦ　Ｍ＠’Ｊ４出力にデイエンフアシスを
かけたり、衛星放送特有のエネルギー拡散信号成分の除
去を行うための映像信号処理回路、８は検波器６の出力
を入力として制御信号を出力する比較回路、９は比較回
路８からの制御信号により制御される周知の映像信号雑
音軽減回路、１０はチャンネルなどの情報を映像信号に
重畳して、テレビ受像機１１に表示するためのオンスク
リーン表示回路である。

以上のように構成された衛星放送受信機画質改善装置に
ついて、以下その動作について説明する。

まず衛星放送受信機の１ｓｔｌＦ入力端子１に入力され
た受信信号は選局回路２で選局され、ＦＭ復調回路３に
てＦＭ変調された後に、映像信号処理回路７においてデ
イエンファシス、音声サブキャリア信号除去、エネルギ
ー拡散信号成分の除去を行って映像信号を得て、映像信
号雑音軽減回路９を通ったその後に、チャンネル表示お
よび音量等の情報をオンスクリーン表示回路１０におい
て映像信号に重畳した後にテレビ受像機１１に供給する
。

これまでの回路動作は通常の衛星放送受信機の機能に含
まれているものである。

さてＦＭ復調後の信号は第２図に示すように、映像輝度
成分、映像搬送色信号成分（中心周波数は３．５８　Ｍ
Ｈｔ）　、音声副搬送波の変調信号成分（中心周波数は
５．７２７２　ＭＨｚ　）からなる、また復調された雑
音は第３図に示すように一般に三角雑音と呼ばれるよう
に、周波数が高いほど雑音電力が増大する。このため復
調信号成分を除き、雑音成分のみを取り出すためのバン
ドパスフィルタ（ＢＰＦ）４は、復調器における映像搬
送色信号の２倍、３倍の高調波成分と音声副搬送波の変
調信号の２倍の高調波成分の発生を考慮して中心周波数
を約８ＭＨ！、帯域をＩＭＨ，程度に選ぶことが望まし
い、ＢＰＦの中心周波数を１１ＭＨｚ以上に選ぶことは
、復調信号成分を除くことができるが、一般に衛星放送
受信機のＦＭ復調器の復調出力の周波数帯域は５ｏｔｔ
ｚから８ＭＨ，程度までであり、それ以上の周波数では
保証されていないため、雑音成分の出力レベルが低下し
てくるので、増幅器５の利得を大きくする必要があると
共に、雑音成分のレベルのバラツキが大きくなるので好
ましくない。

ＢＰＦ４により取り出された雑音は、増幅器５により検
波器６によって検波するに充分なレベルになるまで増幅
されて検波器６に入力され、検波され、比較回路８に入
力し、制御信号を出力する。

そしてこの制御信号を用いることにより、映像信号雑音
軽減回路９は自動的にＯＦＦ状態とある雑音軽減量状態
に制御される。

比較回路８は、第４図に示すようにコンパレータｒ　Ｃ
２０，２１を用いて実現できる。ここで２２．２３はコ
ンパレータｌＧ２０のしきい値を、抵抗２４．２５はコ
ンパレータＩＣ２１のしきい値（コンパレータ！ ＩＣ２０のし￥い値とは異なる）をそれぞれ決定する抵
抗である。この回路の入出力特性は、第５図に示すよう
に入力が抵抗２２．２３によって決定されるしきい値以
上であれば第１の出力２８がハイのレベルに、そうでな
ければローのレベルになり、第２の出力２９も抵抗２４
．２５によって決定されるしきい値以上であればハイの
レベルに、そうでなければローのレベルになる。よって
このしきい値を設定することにより、映像信号のＳＮ比
がどの値の時から、映像信号雑音軽減回路９をどの雑音
軽減量で動作させるかを設定することができる。

本発明は上記実施例以外にも、その要旨を変更しない範
囲での各種の変形実施が可能である。

例えば比較回路８は、第４図に示すようにコンパレータ
ｌ　Ｃ２０，２１を用いたが、第５図に示すような入出
力特性を持つものであれば、どのように構成してもよい
、さらに、論理回路と組み合わせることにより、他の制
御フォーマットをもつ映像信号雑音軽減回路へ対応する
ものとしてもよい。

またＢＰＦ４は復調器における映像搬送色信号の２倍、
３倍の高調波成分と音声副搬送波の変調信号の２倍の高
調波成分の発生をも考慮して、中心周波数、帯域を選択
したが、これらの発生がない場合には、ＢＰＦ４はこれ
らの高調波成分を考慮せずに中心周波数、帯域を選択し
構成してもよい。

発明の効果 以上のように本発明は、ＦＭ復調出力から雑音成分を取
り出し、検波することにより雑音成分の大きさを検出し
、これを比較回路にて比較することにより、映像信号Ｓ
Ｎ比に応じて映像信号雑音軽減回路を自動的にＯＦＦ　
（スルー）状態とある雑音軽減量状態に制御するので、
衛星放送受信機の画質改善がより一層効果的に実現でき
、その実用的効果は大なるものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例における衛星放送受信機画
質改善装置のブロック図、第２図は衛星放送受信機の復
調出力における復調出力のスペクトラム図、第３図は同
じく復調出力における復調雑音のスペクトラム図、第４
圀は比較回路の一例を示した回路図、第５図はその比較
回路の入出力特性図、第６図は衛星放送受信システム図
、第７図は衛星放送受信機のブロック図である。 ３・・・・・・ＦＭｕｍ器、４バンドパスフイルタ（Ｂ
ＰＦ）、５・・・・・・増幅器、６・・・・・・検波回
路、８・・・・・・比較回路、９・・・・・・映像信号
雑音軽減回路。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　はか１名ＣＭＨＸ）
周ｒａ歓 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 衛星放送テレビ信号を復調するＦＭ復調器と、前記ＦＭ
   復調器の出力信号成分より、映像輝度信号成分および映
   像搬送色信号成分を含まず、かつ音声の副搬送波の変調
   信号成分を含まない雑音成分のみを取り出すバンドパス
   フィルタと、前記バンドパスフィルタに接続されて雑音
   成分を増幅する増幅器と、前記増幅器の出力雑音成分の
   大きさを検出する検波回路と、前記検波回路の出力を入
   力とする複数の比較回路と、前記比較回路の出力レベル
   に対応して動作する映像信号雑音軽減回路を備えた衛星
   放送受信機画質改善装置。