JPH02221284A - 4―シリルブトエンイン、1,4―ジシリルブタジエンおよびこれらの製造方法 - Google Patents

4―シリルブトエンイン、1,4―ジシリルブタジエンおよびこれらの製造方法

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JPH02221284A
JPH02221284A JP4387689A JP4387689A JPH02221284A JP H02221284 A JPH02221284 A JP H02221284A JP 4387689 A JP4387689 A JP 4387689A JP 4387689 A JP4387689 A JP 4387689A JP H02221284 A JPH02221284 A JP H02221284A
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JP
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phenyl
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JP4387689A
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Mitsuo Ishikawa
石川 満夫
Joji Oshita
浄治 大下
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Tonen Chemical Corp
Original Assignee
Tonen Sekiyu Kagaku KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、新規な4−シリルブドー3−エン−1−イン
(以下4−シリルブトエンインという)および新規な1
.4−ジシリルブトーt、a−ジエン(以下1.4−ジ
シリルブタジエンという)に関し、さらにこれらの製造
方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、新規な4−
シリルブトエンインおよび新規な1.4−ジシリルブタ
ジエンに関し、さらに1.4−ジシリルブトー3−エン
ー1−イン(以下1.4−ジシリルブトエンインという
)から4−シリルブトエンイン類を製造するための方法
およびこの4−シリルブトエンインを経由して1.4〜
ジシリルブタジエン類を製造するための方法に関する。
発明の技術的背景ならびにその問題点 1.4−ジシリルブタジエンは、含Stポリマーなどの
合成原料、カップリング剤などとして、有用な化合物と
期待され、このためこのような1.4−ジシリルブタジ
エンの効率よい合成法の出現が望まれている。
1.4−ジシリルブタジエンを合成する方法として、l
、3−ブタジインをヒドロシリル化する方法が考えられ
るが、この方法は、原料であるブタジインが非常に不安
定であるため実際的でない。
また、先に出願した1、4−ジシリルブトエンイン(特
願昭63−243237号、特願昭88−243238
号参照)を直接水添する方法も考えられるが、C三C結
合の部分還元のみを選択的に行なうのは困難であり、こ
の方法も実際的ではない。
そこで、この1.4−ジシリルブトエンインのc=c 
−S J結合を切断し、1.3−ブタジインの片方のC
ミC結合をヒドロシリル化した化合物に相当する4−シ
リルブトエンインに導き、さらに残りのCミC結合をヒ
ドロシリル化する方法の出現が望まれている。
発明の目的 本発明は、上記のような4−シリルブトエンインあるい
は1.4−ジシリルブタジエンを提供するとともに、こ
れらを合成する際の問題点を解決しようとするものであ
って、新規な4−シリルブトエンインおよび新規な1.
4−ジシリルブタジエンを提供することを目的としてお
り、また、1.4−ジシリルブトエンインの加アルコー
ル分解によって4−シリルブトエンインを効率よく製造
することができるような4−シリルブトエンイン類の製
造方法およびこの4−シリルブトエンイン類を経由する
ことによって1.4−ジシリルブタジエン類を効率よく
製造するための方法を提供することを目的としている。
発明の概要 本発明に係る新規な4−シリルブトエンインは、式[I
1 (式中R1−R3は同一であっても異なっていてもよく
、低級アルキル基、低級アルコキシ基、フェニル基、置
換フェニル基、または置換シリル基である) で示される。
また、本発明に係る新規な1.4−ジシリルブタジエン
は、式[R1 (式中R−Rは上記と同様であり R4−R6は同一で
あっても異なっていてもよく、低級アルキル基、低級ア
ルコキシ基、フェニル基、置換フェニル基、置換シリル
基またはハロゲンである) で示される。
本発明に係る4−シリルブトエンインの製造方法は、下
記式[ml h3        静 (R−RおよびR7−R9は同一であっても異なってい
てもよく、低級アルキル基、低級アルコキシ基、フェニ
ル基、置換フェニル基、または置換シリル基である) で表わされる1、4−ジシリルブトエンインを触媒の存
在下に加アルコール分解(アルコーリシス)することを
特徴としている。
本発明に係る1、4−ジシリルブタジエンの製造方法は
、上記式[I]で表わされる4−シリルブトエンインを
、触媒の存在下、下記式[IV]H−8l −R5・・
・[IV] 静 < R4〜R6は前述) のヒドロシランでヒドロシリル化することを特徴として
いる。
本発明によれば、新規な4−シリルブトエンインおよび
新規な1.4−ジシリルブタジエンが提供され、この新
規な4−シリルブトエンインを含めた4−シリルブトエ
ンイン類は、■、4−ジシリルブトエンインをナトリウ
ムアルコキシドなどの触媒の存在下に加アルコール分解
して製造することができ、また上記の新規な1.4−ジ
シリルブタジエンを含めた1、4−ジシリルブタジエン
類は、4−シリルブトエンイン類を触媒存在下にヒドロ
シリル化して製造することができる。
発明の詳細な説明 以下に、本発明に係る4−シリルブトエンイン、1.4
−ジシリルブタジエン、およびこれらの製造方法につい
て具体的に説明する。
4−シリルブトエンイン 本発明に係る新規な4−シリルブトエンインは、上記式
[I]で示されるが、上記式H]において置換基R1〜
R3は、低級アルキル基、低級アルコキシ基、フェニル
基、置換フェニル基または置換シリル基であり、低級ア
ルキル基としては、具体的には、メチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基などが
挙げられ、 低級アルコキシ基としては、具体的には、メトキシ基、
エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ペントキシ基
、ヘキソキシ基などが挙げられ、置換フェニル基として
は、具体的には、トリル基、キシリル基、クロロフェニ
ル基、エチルフェニル基、ブロモフェニル基、メトキシ
フェニル基などが挙げられ、 置換シリル基としては、具体的には、トリメチルシリル
基、トリエチルシリル基、ジメチルフェニルシリル基、
トリメトキシシリル基、メトキシジメチルシリル基など
が挙げられる。
上記のような新規なトシリルブトエンインとしては、具
体的には、4−トリメチルシリルブトエンイン、4−ジ
メチル(フェニル)シリルブトエンイン、メチルジフェ
ニルシリルブトエンイン、トリメトキシシリルブトエン
イン、ペンタメチルジシラニルブトエンイン、フェニル
テトラメチルジシラニルブトエンイン、トリエトキシシ
リルブトエンイン、ペンタメトキシジシラニルブトエン
インなどが挙げられる。
4−シリルブトエンイン類の製造方法 本発明に係る4−シリルブトエンイン類は、前記式[I
II]で表わされる1、4−ジシリルブトエンインを、
ナトリウムアルコキシドなどの触媒の存在下に加アルコ
ール分解(アルコーリシス)することにより製造される
上記式[I11において、置換基R−R3およびR7−
R9は、同一であっても異なっていてもよく、低級アル
キル基、低級アルコキシ基、フェニル基、置換フェニル
基または置換シリル基であって、このような置換基とし
ては、具体的には、上記に例示したものと同一の置換基
が挙げられる。
4−シリルブトエンインを製造する際に原料として用い
られる1、4−ジシリルブトエンインとしては、具体的
には、1.4−ビス(トリメチルシリル)ブトエンイン
、1.4−ビスCジメチル(フェニル)シリル〕ブトエ
ンイン、ビス(メチルジフェニルシリル)ブトエンイン
、ビス(トリメトキシシリル)ブトエンイン、ビス(ペ
ンタメチルジシラニル)ブトエンイン、ビス(フェニル
テトラメチルジシラニル)ブトエンイン、ビス(トリエ
トキシシリル)ブトエンイン、ビス(ベンタメトキシジ
シラニル)ブトエンインなどが挙げられる。
1.4−ジシリルブトエンインを加アルコール分解する
に際しては、触媒が用いられるが、このような触媒とし
ては、ナトリウムアルコキシド、リチウムアルコキンド
、カリウムアルコキンド、水酸化リチウム、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、トリブチルアンモニウムフル
オリドが用いられ、このうちナトリウムアルコキシドが
特に好ましく用いられる。ナトリウムアルコキシドとし
ては、具体的には、メタノール、エタノール、プロパツ
ール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノールなどの
アルコールとナトリウムとから得られるナトリウムアル
コキシドが好ましく用いられる。
また1、4−ジシリルブトエンインを加アルコール分解
するに際しては、アルコールとしては、具体的には、メ
タノール、エタノール、プロパツール、ブタノール、ペ
ンタノール、ヘキサノールなどが用いられる。
さらに、4−シリルブトエンインの置換基R1〜R3の
1つ以上がアルコキシ基である場合には、これらのアル
コキシ基、上記ナトリウムアルコキシドおよびアルコー
ルは、すべて同一のアルコールまたはアルコールから導
かれるアルコキシ基からなることが望ましい。
ナトリウムアルコキシドなどの触媒は、1.4−ジシリ
ルブトエンイン1モルに対し0.01〜30モル%、好
ましくは0.1〜10モル%の量で用いられることが望
ましい。ナトリウムアルコキシドの量が、l、4−ジシ
リルブトエンイン1モルに対して0.01モル%未満で
あると反応が非常に遅く、一方30モル%を超えると後
処理が困難になってくる。
またアルコールは、■、4−ジシリルブトエンイン1モ
ルに対し、1.5〜10倍モル、好ましくは3〜7倍モ
ルの量で用いられることが望ましい。
アルコールの量が、1.4−ジシリルブトエンイン1モ
ルに対し、1.5倍モル未満であると反応が非。
常に遅く、10倍モルを超えたところでは反応速度の増
加が見られない。
反応温度は、用いる1、4−ジシリルブトエンインの種
類によって異なるが、0℃〜60℃、好ましくは室温〜
40℃程度である。0℃未満では反応が非常に遅く、6
0℃を超えると、反応の選択性が低下してくる。
反応時間は、用いる1、4−ジシリルブトエンインの種
類、反応温度によって大きく異なるが、通常は、1〜2
00時間、好ましくは4〜50時間程度である。
上記のような反応は、溶媒の不存在下に行なってもよい
が、溶媒の存在下に行なうこともできる。
反応を溶媒の存在下に行なう場合には、溶媒としては、
例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジブ
チルエーテル、ジオキサンなどのような極性の非プロト
ン性溶媒が好ましく用いられる。
1.4−ジシリルブタジエン 本発明に係る新規な1.4−ジシリルブタジエンは前記
式[I1]で示されるが、置換基R−R”は同一であっ
ても異なっていてもよく、低級アルキル基、低級アルコ
キシ基、フェニル基、置換フェニル基または置換シリル
基であり、またR4−R6は同一であっても異なってい
てもよく、低級アルキル基、低級アルコキシ基、フェニ
ル基、置換フェニル基、置換シリル基またはハロゲンで
ある。低級アルキル基、低級アルコキシ基、フェニル基
、置換フェニル基または置換シリル基としては、具体的
には、上記に例示したものと同一の置換基が挙げられ、
またハロゲンとしては、塩素、臭素、フッ素などが挙げ
られる。
上5己のような1.4−ジシリルブタジエンとしては、
具体的には、■、4−ビス(トリメチルシリル)ブタジ
ェン、1.4−ビス[ジメチル(フェニル)シリル】ブ
タジェン、ビス(メチルジフェニルシリル)ブタジェン
、ビス(トリメトキシシリル)ブタジエン、ビス(ペン
タメチルジシランル)ブタジェン、ビス(フェニルテト
ラメチルジシランル)ブタジェン、ビス(トリエトキシ
シリル)ブタジェン、ビス(ペンタメトキシジシランル
)ブタジェン、1−メチルジフェニルシリル−4−ジメ
チル(フェニル)シリルブタジェン、l−ジフェニルト
リメチルジシラニル−4−フェニルテトラメチルジシラ
ニルブタジエン、l−メチルジフェニルシリル−4−ト
リクロロシリルブタジェンなどが挙げられる。
1.4−ジシリルブタジエン類の製造方法本発明に係る
1、4−ジシリルブタジエン類は、上記式[I1で表わ
される4−シリルブトエンインを触媒の存在下、上記式
[IV]で表わされるヒドロシランでヒドロシリル化す
ることにより製造される。
式[IV]における置換基R4〜R6は、低級アルキル
基、低級アルコキシ基、フェニル基、置換フェニル基、
置換シリル基またはハロゲンであり、具体的には、上記
に例示したものと同一の置換基が挙げられる。
上記式[IV]で表わされるヒドロシランとしては、具
体的には、トリメチルシラン、ジメチル(フェニル)シ
ラン、メチルジフェニルシラン、トリメトキシシラン、
ペンタメチルジシラン、フェニルテトラメチルジシラン
、トリエトキシシラン、ペンタメトキシジシラン、トリ
クロロシランなどが用いられる。
触媒としては、通常白金系触媒が用いられ、好ましくは
塩化白金酸系触媒を用いることができる。
具体的には、塩化白金酸H2PtCjl、、塩化白金酸
・不飽和ケトン錯体、塩化白金酸・β−ジケトン錯体、
塩化白金酸・オレフィン錯体、塩化白金酸・アミン錯体
、塩化白金酸・ホスフィン錯体などが用いられる。
このような触媒は、ヒドロシリル化剤1モルに対して1
0−7〜10−3モル、好ましくは10−6〜10−4
モルの量で用いられる。
反応温度は、室温〜80℃、好ましくは室温〜50℃で
あり、反応時間は1〜200時間、好ましくは2〜50
時間程度である。
上記のような反応は、溶媒の不存在下に行なってもよい
が、溶媒の存在下に行なうこともできる。
反応を溶媒の存在下に行なう場合には、溶媒としては、
たとえばヘキサン、ペンタン、ヘプタン、オクタン、ノ
ナンなどの脂肪族炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシ
レンなどの芳香族炭化水素などが好ましく用いられる。
発明の効果 本発明によれば、新規な4−シリルブトエンイン、1.
4−ジシリルブタジエンが提供され、この新規な4−シ
リルブトエンインを含めた4−ジシリルブトエン類は、
l、4−ジシリルブトエンをナトリウムアルコキシドな
どの触媒の存在下に加アルコール分解して製造すること
ができ、また上記の新規1.4−ジシリルブタジエンを
含めた1、4−ジシリルブタジエン類は、1.4−ジシ
リルブトエンを触媒の存在下、ヒドロシランでヒドロシ
リル化して製造することができる。
以下本発明を実施例によって説明するが、本発明はこれ
ら実施例に限定されるものではない。
実施例1 精製アルゴンで内部置換した20m1内容のナス型フラ
スコに、乾燥したメタノール0.25m1(6,2ミリ
モル)および金属ナトリウム5■g(0、2ミリモル)
を入れ、金属ナトリウム消失の後、乾燥エーテル12.
 5ml、 1.4−ビス(メチルジフェニルシリル)
ブトエンイン0.5056g(1,14ミリモル)を加
え、アルゴン雰囲気下、室温で2日間撹拌して反応させ
た。
反応終了後、ヘキサンを展開剤としてシリカゲルカラム
処理した後、溶媒を留去し、ヘキサンを展開剤として液
体クロマトグラフィーで分離したところ、4−メチルジ
フェニルシリルブトエンイン0.2591st (収率
91.7%)が得られた。
得られた4−メチルジフェニルシリルブトエンインの+
lI造は、’H−NMR,IRおよびマススペクトル(
MS)で確認した。
これらの結果を下記に示す。
’H−NMR(S、 p pmSln  CCR4)0
.62 (S、、3H,Me ) 2、 65  (d、  IH,J−2Hz。
−C=C−H) 5、 90  (dd、  IH,J−2Hz。
19Hz 、 −C−CH−C″=C−>6、 82 
 (d、  IH,J=19Hz。
ミSl  −CH−C−) 7、 10〜7. 65  (m、  IOH,Ph 
 )I R2100cm−’ (υ(C=C) )MS
    m/e=248  (M” )実施例2 100m1内容の丸底、フラスコ中で、乾燥したメタノ
ール8m1(0,198モル)、金属ナトリウム15 
mg (0,65ミリモル)、乾燥エーテル50m1お
よび1.4−ビス[ジメチル(フェニル)シリル]ブト
エンイン20 g (0,088モル)を用いて実施例
1と同様に反応を行なった。
シリカゲルカラム処理後、減圧蒸留したところ、4−[
ジメチル(フェニル)シリル]ブトエンイン7、Or(
収率60%、b、p、t 12 ml l 4℃/13
++nHz)が得られた。
得られた4−[ジメチル(フェニル)シリル]ブトエン
インの構造は、’H−NMRおよびMSで確認した。
これらの結果を下記に示す。
lH−NMR(S、 ppm、 in  CCjl 4
)0.38 (S、6H,Me ) 2.78 (d、IH%J=2Hz。
−C=C−H) 5.78 (dd、IH,J−2Hz。
19Hz 、 −C−CH−C:1i=C−)6.13
 (d、IH,J=19Hz。
二Sl −CH−C−) 7.05〜7.58 (m、5HSPh )MS   
m/e−186(M  ) 実施例3 精製アルゴンで内部置換した10m1内容のナス型フラ
スコに、4−メチルジフェニルシリルブトエンイン0.
 2160 、 (0,871ミリモル)、ジメチル(
フェニル)シラン0. 1365sr (1,00ミリ
モル)、ヘキサン2 mlおよび0.1M−H2ptc
l  ・6H20/1−Pr OH溶液1μg(1、O
X to−’ミリモル)を加え、50℃まで加熱し、ア
ルゴン雰囲気下2日間撹拌して反応させた。
ヘキサンを展開剤としてシリカゲルカラム処理した後、
溶媒を留去し、酢エチ:ヘキサン−1=200の混合液
を展開剤として液体クロマトグラフィーで分離したとこ
ろ、l−メチルジフェニルシリル−4−ジメチル(フェ
ニル)シリルブタジェン0.1444g (収率43.
2%)が得られた。
得られたl−メチルジフェニルシリル−4−ジメチル(
フェニル)シリルブタジェンの構造は、lH−NMRお
よびMSで確認した。
これらの結果を下記に示す。
’H−NMR(S、 ppm、 ln  CCf1 、
 )0.38 (S、6H,Me ) 0.66 (8,38SMe)、 5.93〜6.79 (m、4H。
−CH−CH−CH−CH−) 7.30〜7.61’ (m、15HSPh)MS  
 m/e=306 (M−CBHB)実施例4 500m1内容の丸底フラスコ中で、メタノール5m1
(0,124モル) 金属ナトリウム50 mg(2,
2ミリモル)、エーテル200m1および1.4ビス(
メチルジフェニル)ブトエンイン10.0g (0,0
225モル)を用いて、実施例1と同様に反応を行なっ
た。
シリカゲルカラム処理後、溶液を硫酸マグネシウムで乾
燥し、溶媒を留去した。
100m1の丸底フラスコ中で、この粗製4−メチルジ
フェニルブトエンインと、メチルジフェニルシラン4.
4736 g (0,0228モル)、ヘキサン0/1
−PrOH溶液10ufl  (1,0xlO−6モル
)を用いて、実施例3と同様に反応を行なったところ、
■、4−ビス(メチルジフェニル)ブタジェン6.5g
(収率B5%)が得られた。
得られた1、4−ジ(メチルジフェニル)ブタジェンの
構造は、’H−NMRおよびMSで確認した。
これらの結果を下記に示す。
1■−NMR(S、ppm、In  CCl4)0. 
62  (S、6H,Me  )6、 05〜6. 9
9  (m、  4H。
−CH−CH−CH−CH−) 7゜ 05〜7.55  (m、  20HS Ph 
 )MS    m/e−446(M” )実施例5 50m1内容の丸底フラスコ中で、4−[ジメチル(フ
ェニル)シリル1ブタエンイン7、Og(0,038モ
ル)、ジメチル(フェニル)シラン5、4 g (0,
040モル)およびO,IM−H2Pt C1l  ・
6H20/ 1−Pr OH溶液50μfI(5xlO
−6モル)を用いて、実施例3と同様に反応を行なった
シリカゲルカラム処理後、減圧蒸留したところ、1.4
−ビス〔ジメチル(フェニル)シリル1ブタジエン7.
1g(収率59%、b、p、185℃10,5關Hg)
が得られた。
得られた1、4−ビス【ジメチル(フェニル)シリル1
ブタジエンの構造は、’H−NMRおよびMSで確認し
た。
これらの結果を下記に示す。
’H−NMR(S、E)l)m、1n  CCI、)0
.35 (S、121、Me) 5.78〜6.13 (m、4H。
−CH−CH−CH■CH−) 7.0〜7.4 (m、IOH,Ph )MS   m
/e−322(M  )

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[ I ] (式中R^1〜R^3は同一であっても異なっていても
    よく、低級アルキル基、低級アルコキシ基、フェニル基
    、置換フェニル基または置換シリル基である) で示される4−シリル−ブト−3−エン−1−イン。
  2. (2)式[II] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[II] (式中R^1〜R^3は同一であっても異なっていても
    よく、低級アルキル基、低級アルコキシ基、フェニル基
    、置換フェニル基または置換シリル基であり、R^4〜
    R^6は同一であっても異なっていてもよく、低級アル
    キル基、低級アルコキシ基、フェニル基、置換フェニル
    基、置換シリル基またはハロゲンである) で示される1,4−ジシリルブト−1,3−ジエン。
  3. (3)式[III] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[III] (式中R^1〜R^3およびR^7〜R^9は同一であ
    っても異なっていてもよく、低級アルキル基、低級アル
    コキシ基、フェニル基、置換フェニル基、または置換シ
    リル基である) で示される1,4−ジシリルブト−3−エン−1−イン
    を、触媒の存在下に加アルコール分解することを特徴と
    する4−シリルブト−3−エン−1−インの製造方法。
  4. (4)上記式[ I ]で示される4−シリルブト−3−
    エン−1−インを、触媒の存在下、式[IV]▲数式、化
    学式、表等があります▼ (R^4〜R^6は、同一であっても異なっていてもよ
    く、低級アルキル基、低級アルコキシ基、フェニル基、
    置換フェニル基、置換シリル基またはハロゲンである) で示されるヒドロシランでヒドロシリル化することを特
    徴とする1,4−ジシリルブト−1,3−ジエンの製造
    方法。
JP4387689A 1989-02-23 1989-02-23 4―シリルブトエンイン、1,4―ジシリルブタジエンおよびこれらの製造方法 Pending JPH02221284A (ja)

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JP4387689A Pending JPH02221284A (ja) 1989-02-23 1989-02-23 4―シリルブトエンイン、1,4―ジシリルブタジエンおよびこれらの製造方法

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