JPH02219609A - 合成樹脂管の加熱方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、二本の合成樹脂管を一台の熱風発生装置に直
列に接続して、一方の合成樹脂管を所望温度になるまで
加熱しつつ、これと同時に他方の合成樹脂管を予熱する
方法に関する。

（従来の技術とその課題） 配管の施工現場では、所望角度に折り曲げた合成樹脂管
を一度に複数本必要とすることがある。

この場合、従来は合成樹脂管を一本づつ熱風発生装置に
接続して、合成樹脂管の一端部から熱風を管内に吹き込
みつつ他端部から排出して所望温度になるまで加熱軟化
させ、次いで該合成樹脂管をベンダー等にセットして折
り曲げていた。

しかしながら、従来の加熱方法は複数本の合成樹脂管を
一本づつ順次加熱する場合に、時間がかかり過ぎるとい
う問題があった。

本発明は、かかる問題点を解決したものであって、複数
本の合成樹脂管を短時間のうちに順次所望温度に加熱軟
化させることができる方法を提供するものである。

（課題を解決するための手段） 本発明では、所望温度に加熱すべき第１の合成樹脂管の
両端部を栓体で閉塞し、該栓体を貫通して合成樹脂管内
に挿通したホースの一端部を熱風発生装置の排気口に接
続し、また前記ホースの他端部を予熱すべき第２の合成
樹脂管の一端部に接続すると共に該合成樹脂管の他端部
を熱風発生装置の吸気口に接続する。

そこで、熱風発生装置から前記ホースに送風した熱風の
一部をホースの周壁に穿設した多数の孔から排出して第
１の合成樹脂管を加熱し、これと同時に前記ホースを通
過した熱風を第２の合成樹脂管に送風して該合成樹脂管
を予熱しつつ熱風発生装置に戻すことを特徴とするもの
である。

（作　用） 前述の如く、第１の合成樹脂、管と第２の合成樹脂管と
を熱風発生装置の吸気口と排気口とに接続して熱風を循
環させるので、第１の合成樹脂管は所望温度に加熱軟化
される。また、これと同時に第２の合成樹脂管は予熱さ
れ、この予熱された合成樹脂管は次の加熱工程で短時間
のうちに所望温度に加熱軟化される。

（実　施　例） 以下、本発明の一実施例を図面に基づき詳細に説明する
。

第１図は本発明の加熱工程を示す部分断面平面図、第２
図は合成樹脂管の折り曲げ工程を示す正面図であって、
図中符号ＩＡ、ＩＢは塩化ビニル樹脂、ポリエチレンな
どの合成樹脂管、２は屈曲自在のホース、３は栓体、４
は熱風発生装置である。

本発明では、まず所望温度に加熱すべき合成樹脂管ＩＡ
と、予熱すべき合成樹脂管ＩＢとを並行に設置する。そ
こで、前記合成樹脂管ＩＡの両端部をクランプ８１．８
１で把持し、該クランプ８１を架台８の上部に軸支する
。このようにして、屈曲自在に軸支した合成樹脂管ＩＡ
内にホース２を押通し、該ホース２の端部を栓体３に貫
通させて固定する。栓体３には孔３１が穿設されており
、鎖孔３１の開口面積を調整板３２で自由に調整できる
ようになっている。

また、合成樹脂管ＩＡ内に挿通したホース２の周壁には
所定間隔で熱風の吹出孔２１が多数穿設されている。こ
の吹出孔２１の径および多孔２１．２１の間１％１１ａ
は加熱条件に応じて適宜設定することができるが、第１
図に例示した如く孔２１の径を同じにして管端側から管
中央部に向って徐々に間隔ａを小さくするか、または間
隔ａを同じにして孔２１の径を管端側から管中央部に向
って徐々に大きくするのが好ましい、このようにすると
、合成樹脂管ＩＡの中央部に多量の熱風が排出され、こ
の熱風が合成樹脂管ＩＡの端部に流れて栓体３の孔３１
から排出されるので、合成樹脂管ＩＡを軸方向に亘って
均一温度に加熱軟化させることができる。

合成樹脂管ＩＡ内に挿通したホース２の一端部を熱風発
生装置４の排気口４１に接続する。

一方、予熱すべき合成樹脂管ＩＢの両端部に栓体６をセ
ットする。そして前記ホース２の他端部を導管５を介し
て合成樹脂管ＩＢの一端部にセットした栓体６と接続し
、他方の栓体６を導管７を介して熱風発生装置４の吸気
口４２に接続する。このようにして、所望温度に加熱す
べき合成樹脂管ＩＡと、予熱すべき合成樹脂管ＩＢを熱
風発生装置４に直列に接続してから、導管５に設けたパ
ルプ５１を調整して合成樹脂管ＩＡ内に排出する熱ｍＪ
ｌと、合成樹脂管ＩＢ内に送風する熱風量を設定する。

そこで、熱風発生装置４からホース２に熱風を送風し、
この熱風の一部をホース２の周壁に穿設した孔２１から
排出して合成樹脂管ＩＡを内周側から所定時間加熱して
、管周壁を均一温度に軟化させる。

また、これと同時にホース２内を通過した熱風を導管５
から合成樹脂管ＩＢ内に導き、該合成樹脂管ＩＢを予熱
する。

合成樹脂管ＩＡを所望温度に加熱軟化させた後、第２図
に示した如く合成樹脂管ＩＡの上面に所定の曲率で湾曲
した鞍型９を当てがい、該鞍型９の上面に荷重９１をか
けて合成樹脂管ＩＡを折り曲げる。このとき、合成樹脂
管ＩＡの両端部は回動自在に軸支されているので、合成
樹脂管ＩＡの上面に荷重９１が作用すると下方に湾曲し
て折れ曲がる。このため、予め合成樹脂管ＩＡを軸支す
る架台８．８の間隔を調整しておけば、鞍型９の湾曲面
とほぼ同じ曲率で合成樹脂管ＩＡを折り曲げることがで
きる。

ｉ＆後に、所望角度に折り曲げた合成樹脂管１内に冷却
水を注入して固化させる。

次に、前記加熱工程で予熱された合成樹脂管ＩＢを所望
温度に加熱軟化させる場合には、合成樹脂管ＩＢを第１
図に示した合成樹脂管ＩＡと同様な状態にセットし、予
熱すべき別の合成樹脂管の両端部に栓体６をセットして
導管５．７を接続してから前記同様に加熱する。

（発明の効果） 以上に述べた如く、本発明は熱風発生装置に直列に接続
した２本の合成樹脂管に熱風を循環させて、第１の合成
樹脂管を所望温度になるまで加熱しつつ、これと同時に
第２の合成樹脂管を予熱するので、次の加熱工程の際に
この予熱された合成樹脂管を短時間のうちに所望温度に
加熱軟化させることができる。

従って、同時に複数本の曲管を必要とするときに、合成
樹脂管を短時間のうちに順次加熱軟化させて折り曲げる
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の一実施例を示すものであ
って、第１図は合成樹脂管の加熱工程を示す部分断面平
面図、第２図は合成樹脂管の折り曲げ工程を示す正面図
である。 ＩＡ、ＩＢ・・・・・・合成樹脂管　　２・・・・・・
ホース３・・・・・・栓体　　４・・・・・・熱風発生
装置５・・・・・・導管　　５１・・・・・・バルブ　
　６・・・・・・栓体７・・・・・・導管　　８・・・
・・・架台　　８１・・・・・・クランプ９・・・・・
・鞍型　　９１・・・・・・荷重特許出願人　　　三菱
樹脂株式会社　　、−。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 所望温度に加熱すべき第１の合成樹脂管の両端部を栓体
   で閉塞し、該栓体を貫通して前記合成樹脂管内に挿通し
   たホースの一端部を熱風発生装置の排気口に接続し、ま
   た前記ホースの他端部を予熱すべき第２の合成樹脂管の
   一端部に接続すると共に該合成樹脂管の他端部を熱風発
   生装置の吸気口に接続し、熱風発生装置から前記ホース
   に送風した熱風の一部をホースの周壁に穿設した多数の
   孔から排出して第１の合成樹脂管を加熱し、これと同時
   に前記ホースを通過した熱風を第２の合成樹脂管に送風
   して該合成樹脂管を予熱しつつ熱風発生装置に戻すこと
   を特徴とする合成樹脂管の加熱方法。