JPH02218402A - 蒸留装置 - Google Patents

蒸留装置

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JPH02218402A
JPH02218402A JP4094789A JP4094789A JPH02218402A JP H02218402 A JPH02218402 A JP H02218402A JP 4094789 A JP4094789 A JP 4094789A JP 4094789 A JP4094789 A JP 4094789A JP H02218402 A JPH02218402 A JP H02218402A
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JP
Japan
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liquid
evaporator
boiling
low
condenser
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Fushiji Yamamoto
山本 節司
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TAIYO SERVICE KK
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  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液体を部分蒸発させてその蒸気を回収し残留
液と分離するための蒸留装置に関し、例えば沸点の近い
二液の混合液体を分離するために利用される。
〔従来の技術及びその課題〕
近年において、プリント板ユニットや自動車部品などの
サーマルショック試験のために、沸点の異なるフッソ系
不活性液を試験液(高温液及び低温液)として用いた液
槽式の試験装置が開発されている。
液槽式の試験装置を使用した場合には、何回も試験を行
ううちに試験液が劣化し、また供試品を高温槽と低温槽
とに交互に浸すために低温液内に高温液が混入して二液
混合が生じる。二液混合が生じると試験の精度が低下し
、また供試品や試験装置に間接的に悪影響を与えるため
、二液を蒸留装置によって分離する必要がある。
従来においては、上述した混合液体を蒸留するための蒸
留装置として、試験液を製造するための大型の装置を一
時的に流用することで代行しているのが現状である。
したがって、試験液の運搬に労力を要しているとともに
、蒸留装置においては蒸留圧力や蒸留温度の調整に複雑
な制御や操作を必要とし、しかも蒸留効率が余り高くな
らないという問題があった。
そのため、液槽式の試験装置のランニングコストが極め
て高価につくものとなっていた。
本発明は、上述の問題に鑑み、沸点の比較的近い二液が
混合した液体を効率よく分離することができ、設置面積
が小さくてすむ蒸留装置を提供することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上述の課題を解決するため、蒸発器と、前記
蒸発器の上部に設けられた塔と、前記基の上部に設けら
れた凝縮器と、前記凝縮器の下面に設けられて凝縮した
液体を受けるための受け皿と、前記受け皿に接続されて
液体を流出させるためのU字管路とを有してなることを
特徴として構成される。
〔作 用〕
蒸発器内の液体が加熱されることにより、主として沸点
の低い方の液体が蒸発して塔内を上昇し、凝縮器によっ
て′a縮される。
凝縮した液体は、受け皿に滴下し、受け皿からU字管路
を通って流れる。
U字管路には液体が溜まり、このため、凝縮器内には蒸
気による圧力が発生する。これによって、凝縮がより完
全に行われるとともに、沸点の高い方の液体の同伴蒸発
が抑制され、また蒸気がU字管路を通過することが防止
される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は、蒸留器17の正面断面図である。
蒸留器17は、ステンレス鋼板を板金加工して形成した
もので、底部にヒータ32が取り付けられた直方体状の
蒸発器31、蒸発器31の上部に連結された円筒状の塔
33、塔33の上部に連結され塔33よりも径大で11
34bで密閉された円筒状の凝縮器34、及び、凝縮器
34の底部と塔33の上端部とによって形成された環状
の受け皿35が一体となって構成されている。蒸発ri
31及び塔33の外周面には、図示しない断熱材が被覆
されている。
温度センサーTSIは、蒸留器17の蒸発器31内の液
体の温度を検出して蒸留の終点を検知するためのもので
ある。
蒸留器17によって蒸留する混合液体は、貯留タンク1
3に貯留されており、この貯留タンク13から蒸発器3
1内へ流入し、蒸留によって分離された液体は再び貯留
タンク13に貯留されるようになっている。
貯留タンク13は、ステンレス鋼板を板金加工して箱状
に形成したもので、その内部に液面の上限及び下限を検
知するための図示しないフロートスイッチが設けられて
おり、上蓋には外気と連通ずるための穴が設けられてい
る。
貯留タンク13の底部には、電磁切換え弁SV7及び水
分離フィルタ16が配管接続されており、電磁切換え弁
SV7が開となることによって、貯留タンク13内の液
体はその自重で水分離フィルタ16内を流通し、蒸留器
17の蒸発器31内に流入する。つまり、水分離フィル
タ16は、貯留タンク13と蒸発器31との高さ位置関
係に応じた液体の自然流によって効率よく作動し、液体
中に含まれている水分を分離して排水路16aから排水
する。
次に、フッ素系不活性液である沸点の低い低温液LQに
沸点の高い高温液HQが少量混入した混合液体を蒸留し
て低温液LQを回収する場合を例にとって、蒸留器17
の構造及び動作を詳しく説明する。
水分離フィルタ16からボート41を経て流入した混合
液体は、蒸発器31内に溜められる。ヒータ32によっ
て加熱が開始されると、混合液体は常温付近から徐々に
温度上昇し、混合液体の殆どを占める沸点の低い低温液
LQの蒸発が活発になり、120−130度C付近で蒸
発量が最も多くなる。
蒸発器31で蒸発した蒸気は、塔33内を上昇し、凝縮
室34aに至る。蒸発器31と凝縮器34とが塔33に
よって一定の距離に隔てられているため、高温液HQの
蒸気が凝縮室34aにまで至ることが抑制され、蒸留効
率の向上が図られている。
凝縮器34は、コイル状の冷却バイブ37を有しており
、冷却バイブ37内を冷却水が入口37aから出口37
bに向かって流通することにより、凝縮室34aの蒸気
が凝縮して低温液LQが得られ、これが受け皿35に滴
下する。
受け皿35に滴下した低温液LQは、その自重によりて
、受け皿35の底部に設けられた流出穴35aから0字
管路18に流れ込む、0字管路18内には、低温液LQ
が滞留することとなるが、凝縮室34a内の蒸気圧が流
出穴35aを経て加わるため、0字管路18の蒸留器1
7側の液面が貯留タンク13側の液面よりも低下し、液
面差h1が生じる。つまり、U字管路1Bがあるために
a縮室34aに蒸気圧力phが発生し、これによって、
低温液LQの凝縮がほぼ完全に行われるとともに、高温
液HQの同伴蒸発が抑制され、蒸留の効率が向上する。
さて、蒸発器31内の混合液体の温度は時間とともに上
昇するが、低温液LQが蒸発するにつれて混合液体内の
低温液LQの濃度が低下し、これによって混合液体の沸
点も上昇するため、混合液体の温度は高温液HQの沸点
を容易に越えない。
低温液LQの殆どが蒸発して高温液HQの濃度が高くな
ると、混合液体の沸点は高温液HQの沸点に近づくが、
高温液HQの沸点を越えない適当な温度(例えば160
度C程度)になったときに、温度センサーTSIがこれ
を検知し、ヒータ32による加熱を停止して蒸留を終了
する。
蒸留が終了した時点では、貯留タンク13には浄化され
た低温液LQのみが貯留され、蒸発器31内には濃度の
高い高温液HQが残留する。
貯留タンク13内の低温液LQは、適当なポンプによっ
て低温槽へ戻され、蒸発器31内に残留した高温液HQ
は、同じく適当なポンプによって高温槽に戻される。
上述の実施例によると、蒸発器31、塔33、及び凝縮
器34が上下方向に連結されて一体に構成されているか
ら、蒸留器17を小型のものとすることができ、且つ設
置面積(底面積)が少なくて済む。
凝縮器34の位置が塔33によって蒸発器31から離て
られているため、高温液HQの同伴蒸発が抑制される。
また、0字管路18には低温液LQが溜まり、このため
、凝縮器34内には蒸気による圧力が発生する。これに
よって凝縮がより完全に行われるとともに、高温液HQ
の同伴蒸発が抑制され、蒸留の効率が向上して沸点の近
い液体であっても効率よく蒸留することができる。
蒸留は、ヒータ32のオンによって開始し、温度センサ
ーTSIによる終点温度の検知によって終了するので、
制御及び操作が極めて簡単である。
凝縮器34は、冷却バイブ37内に冷却水を流通させる
構造としたので、構造が簡単で軽量であり且つ騒音がな
く静かであるとともに、操作やメンテナンスが容易であ
る。
したがって、蒸留器17を使用した浄化装置をサーマル
シラツク試験装置の近辺に設置して、試験液の蒸留又は
浄化をその場で容易簡便に且つ低コストで行うことがで
きる。
上述の実施例において、ボート41や流出穴35aなど
の位置は、上述した以外の位置でもよい。
凝縮器34や塔33は、四角や六角などの角筒状でもよ
く、また蒸発器31は、六角など他の角筒状又は円筒状
でもよい、冷却バイブ37には、圧縮器によって液化さ
れた冷媒など他の冷却液を流通させてもよい、その他の
各部の形状、寸法、構造、材質などは、上述した以外の
種々のものを採用することが可能である。
上述の実施例においては、蒸留器17をサーマルショッ
ク試験装置の試験液の蒸留に適用する場合について説明
したが、その他の混合液体や溶液の蒸留に適用すること
ができる。
〔発明の効果〕
本発明によると、蒸発器、塔、及び凝縮器が上下方向に
連結されて一体に構成されているから、蒸留器を小型の
ものとすることができ、且つ設置面積が少なくて済む。
凝縮器の位置が塔によって蒸発器から離てられているた
め、沸点の高い液体の同伴蒸発が抑制され、また、U字
管路には液体が溜まるため、凝縮器内に蒸気圧力が発生
し、これによって凝縮がより完全に行われるとともに、
沸点の高い液体の同伴蒸発が抑制され、蒸留の効率が向
上して沸点の近い液体であっても効率よく蒸留すること
ができる。
したがって、蒸留器を使用した浄化装置をサーマルショ
ック試験装置などの近辺に設置して、試験液の蒸留又は
浄化をその場で容易簡便に且つ低コストで行うことが可
能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る蒸留器の正面断面図である。 17・・・蒸留器、18・・・U字管路、31・・・蒸
発器、33・・・塔、34・・・凝縮器、35・・・受
け皿、LQ・・・低温液(液体)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)蒸発器と、 前記蒸発器の上部に設けられた塔と、 前記塔の上部に設けられた凝縮器と、 前記凝縮器の下面に設けられて凝縮した液 体を受けるための受け皿と、 前記受け皿に接続されて液体を流出させる ためのU字管路と を有してなることを特徴とする蒸留装置。
JP4094789A 1989-02-21 1989-02-21 蒸留装置 Granted JPH02218402A (ja)

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JP4094789A JPH02218402A (ja) 1989-02-21 1989-02-21 蒸留装置

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JPH02218402A true JPH02218402A (ja) 1990-08-31
JPH0523802B2 JPH0523802B2 (ja) 1993-04-05

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002370001A (ja) * 2001-06-13 2002-12-24 Shin Ootsuka Kk 溶剤分離装置
WO2011048650A1 (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 Mitsui Takahisa 蒸留装置及び発電装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002370001A (ja) * 2001-06-13 2002-12-24 Shin Ootsuka Kk 溶剤分離装置
JP4689084B2 (ja) * 2001-06-13 2011-05-25 新オオツカ株式会社 溶剤分離装置
WO2011048650A1 (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 Mitsui Takahisa 蒸留装置及び発電装置

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JPH0523802B2 (ja) 1993-04-05

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