JPH02217120A - ホイールの製造方法及び装置 - Google Patents

ホイールの製造方法及び装置

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JPH02217120A
JPH02217120A JP1330893A JP33089389A JPH02217120A JP H02217120 A JPH02217120 A JP H02217120A JP 1330893 A JP1330893 A JP 1330893A JP 33089389 A JP33089389 A JP 33089389A JP H02217120 A JPH02217120 A JP H02217120A
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JP
Japan
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punch
dimension
shaving
drilling
working end
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JP1330893A
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English (en)
Inventor
Warren J Lavoy
ワレン・ジョン・ラヴォイ
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Motor Wheel Corp
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Motor Wheel Corp
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Publication date
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    • B21K1/28Making machine elements wheels; discs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両用ホイールの製造技術に関し、より詳しく
は、スチールその他の金属製プレート又はシート材料か
ら作成された乗用車用ホイールのディスクに中央パイロ
ット開口を金属穿孔によって形成することに関する。
〔従来の技術〕
乗用車用のホイールはこれまで長い間、シート状及びプ
レート状のスチール材料から製造されてきた。その場合
、チューブレス空気タイヤを受容するためのドロップセ
ンター・ウェル型のリムをもたらすべくリムが圧延成形
され、スタンプ加工されたシートメタルのディスク(ホ
イール本体又は蜘蛛の巣ホイールとしても知られている
)がリムの内側周縁に圧入され溶接されて、車両の軸ス
ピンドル、ハブ又はドラムハブに取着するよう構成され
たホイールアセンブリが完成される。かかる車両用ホイ
ールは従来、ホイールを車両に取着するための取り付は
用植え込みボルトを受容するべく構成されたディスクボ
ルト開口の環状列と、ホイールのスピンドル上に受容さ
れるべく構成された中央パイロット開口を含むものであ
る。
完全に真円走行するホイールを目標として、ボルト開口
の環状列と中央パイロット開口とを相互に、またタイヤ
のリムビードシートと同軸に形成しようと試みることは
、工業界において従来からある、そして現在も行われて
いる事項である。この目標を達成するために数多くの技
術が提案され採用されて来ているが、その中にはビード
シートから離して位置させなからボルト開口と中央パイ
ロット開口とをリム及びディスクのアセンブリに作用す
る単一の打ち抜き工具セットにより形成し、この予め形
成されたボルト開口から離して位置させなから中央パイ
ロット開口を機械加工し、及び/又はボルト開口及び/
又は中央パイロット開口から離して位置させなからリム
ビードシートを周縁で永久的に変形することが含まれる
。例えばブレツブの米国特許第3,688,373号は
、車両用ホイールを丸み付けし形成するための装置を開
示している。
またこのようなホイールの製造に当たっては、ビードシ
ートから離して位置させなから、粗形成された中央パイ
ロット開口の内側表面即ちIDを機械加工して中央パイ
ロット開口とビードシートとの間の同心性を得ることも
従来から実践されている。
しかしなから、シートメタル及びプレートから製造され
る部品、例えば前述のスチール製乗用車用ホイールの如
きを大量生産するために設定された製造操業においては
、前述したホイールディスクのボルト開口の環状列や中
央パイロット開口の如き金属ディスクの貫通開口を形成
するために、金属穿孔、打ち抜き及び/又はシニーピン
グ即ち剃削操作を利用する、ことの方が、これらの開口
をドリル加工、リーマ−加工、中くりその他の如き機械
加工操作により形成することよりも多くの場合より経済
的であり、また場合によってはより正確である。これは
例えば、打ち抜き及びパンチプレス設備や、これらの設
備用の工具を設計し、製造しまた維持するための関連設
備について、設備投資が既に存在するからである。
ホイールの製造に穿孔パンチ設備を利用する一つの例は
、ダウデイらの米国特許第4,279,287号及び4
,354,407号に記載されている。これらはいずれ
も本出願人に譲渡されたものであり、真円走行するホイ
ールを形成することを試みるという従来の実践からの脱
却を開示するものである。これらの米国特許は、ホイー
ル製造時にホイールディスクにボルト開口及び/又は中
央パイロット開口をホイールリム上のビードシートの平
均軸線から偏心するようずらした軸線上で意図的に形成
することによって、空気タイヤとホイールとのアセンブ
リにおける半径方向の振れ及び/又は半径方向力の変動
の問題に対処している。このずれは、ビードシートの半
径方向の振れの一次ハーモニックの低い点又は高い点を
ホイールリムの所定の位置に周方向に隣接して位置決め
するよう予め定められた方向及び量のものである。上述
したダウデイらの米国特許に開示された好ましいホイー
ル形成装置において、ボルト開口及び中央パイロット開
口は、単一のパンチアセンブリ上に固定的に設けられた
別々のパンチによって形成され、これらのパンチはリム
ビードシートのあたりでホイールを固定することにより
ホイールを位置決めしている間にホイールディスクにす
べての開口を同時にパンチ成形する。
〔発明の解決しようとする課題〕
しかしなから、ホイールディスクにパンチ成形された中
央パイロット開口を用いて、パンチの後に行われる製造
作業、試験及び/又は車両へのアセンブリ作業において
ホイールディスクすを固定するに関しては、特別の問題
点に遭遇することが判明した。従来これまで使用されて
いるパンチ工具において、打ち抜かれた孔のIDは典型
的には、二つの対照的な周縁表面部分によって特徴付け
られる。即ち(1)スチール材料に対するパンチの最初
の衝突点から観察され、パンチされている材料の厚みの
25から50%に等しい距離にわたってパンチの貫通動
作の方向に軸方向に延びる、比較的平滑な円筒状の表面
状態と、(2)パンチされた材料の反対側の表面へと延
びる「剥離」輪郭の、即ちパンチによる材料の除去方向
において孔の軸線に関して半径方向外方へと発散し又は
半径方向内方へと収束するほぼ截頭円錐形状のぎざぎざ
な又は引き剥がされたような表面を特徴とする、残りの
孔表面である。同様の、そして相補的なパターンが、パ
ンチの衝突貫通の際にディスクから除去されたスクラッ
プ片又は「スラグ」の外側周縁即ちOD上に観察されう
る。中央パイロット開口のこのパンチ形成されたID表
面は、特に仕上げられたホイールアセンブリがその後ホ
イールつりあい試験機に取り付けられて、中央パイロッ
ト開口のIDに係合するチャックコレット又はマンドレ
ルによりホイールが固定される場合に問題を生ずること
が見出されている。恐らくは中央パイロット開口のID
の表面領域の真円度が不十分であること、及びID表面
の剥離部分における不規則性のゆえに、「真円中心」を
備えたホイールを取り扱う場合には、真に中心で取り付
けることからの望ましくない変位が生ずる。
勿論、この中央パイロット開口の問題点は、パンチ作業
の後に追加的に機械加工作業を行うことによって克服す
ることができるが、それにはかなりのコスト的な不利益
を伴う。この問題点の解決策への別のアプローチは、剪
断又は剃削工具による作業をパンチ操作の後に行うこと
であるが、これは多段階工程となり、やはりコスト的な
不利益を伴うものである。
このコスト的な不利益を減する試みとして、パンチプレ
スの一回のストロークを用いる−段階工具でもって、中
央パイロット開口をパンチし次いでID剃剃削業をやり
遂げるべく、従来技術の多段階穿孔及び剃削用の組み合
わせ工具が吟味された。この−段階工具は典型的なパン
チノーズ形状、即ちパンチの軸線に垂直な平坦な端部衝
突表面を備え、この表面の外側端部が円筒形の側面で終
端しており、この側面が端部衝突表面からディスク中央
パイロット開口の縁部領域の材料の厚みよりも大きな距
離だけ工具軸線方向に離れるよう延伸している形状を備
えて形成される。このパンチのシャンク表面は剃削ショ
ルダーに終端しており、これはやはりパンチ軸線に垂直
に形成されると共に、パンチのシャンク表面からこのパ
ンチのシャンクの直径よりも僅かに大きな外径を有する
円筒形の剃削表面へと半径方向外方に延びている。この
段のついた剃削ショルダーは、中央パイロット開口によ
り真でより円筒形でより平滑なIDを与えるべ(、先に
パンチ形成された表面上に剃削作業を施す。
しかしなから、中央パイロット開口の表面性を改良すべ
く試みられたこの解決策は、それ自体で問題を生ずるこ
とが判明した。剃削ショルダーの衝突貫通の間にそれに
よって除去される、金属は、パンチスラグから切り離さ
れた別個の金属スクラップのリングを形成することが見
出されたのである。パンチスラグはプレス装置のボタン
リテーナ−にあるスクラップシュートを介して落下させ
ることによりパンチプレスから容易に取り除かれるもの
であるが、剃削により形成されたリングは工具がディス
クの中央パイロット開口から引っ込められた後に工具の
パンチシャンクに絡まったり、またディスクの中央パイ
ロット開口の表面へとこのリングを戻すようにパンチの
後退ストローク動作が可能な場合には、リングはパンチ
シャンクから離脱してしまうことが判明した。このスク
ラップリングはボタン表面上にでたらめに落下して、ス
クラップシュートを通って落下するのでなしに、パンチ
ボタン上に引っ掛かったままとなる。このことは中央パ
イロット開口成形作業の各々の後にスクラップ清掃作業
を必要とする結果となり、それに伴ってコスト的な不利
益を生じ、及び/又はスクラップリングが不注意にもパ
ンチ装置に残っていた場合には工具又は部品の損傷の可
能性がある。
ここで考慮している種類のホイール製造について興味あ
る他の従来の特許文献には、本出願人に譲渡され本明細
書にそれらの内容を参考文献として盛り込む米国特許第
4,573.338号、第4.646.434号、第4
.733,448号及び第4,736,611号、並び
にそれらに関する引用文献がある。
〔発明の解決しようとする課題〕
そこで本発明の課題は、上記した種類の車両用ホイール
の改良された製造方法及び装置であって、中央パイロッ
ト開口がリムビードシートの平均軸線に関して正確且つ
調節可能に位置決めされ、中央パイロット開口又はハブ
孔の縁部表面がディスクの両面の間で、真っ直ぐに貫通
されるパンチ作業によって得られるものよりもより真の
、円筒形で平滑な表面により密に近似されるものを提供
し、それにより中央パイロット開口の穿孔パンチ作業に
続いて後に表面を機械加工したり或いはその後に他の処
理をしたりする必要性を回避することである。
本発明の別の課題は、上記特徴を有する改良されたホイ
ールの製造方法及び装置であって、前述の課題を解決す
ると共に、車両用ホイールの大量生産において経済的に
実施できるものを提供することである。
本発明のさらなる課題は、上記特徴を有するホイールの
製造方法及び装置であって、すべての軸線及び中心が名
目上同心である真円走行するホイールの製造、或いは前
述したダウデイらの米国特許に従い調節された偏心性を
有するホイールの製造において容易に実施できるものを
提供することである。
本発明のさらに別の課題は、工具の寿命を大きく延ばす
、上記特徴を有する改良されたホイール製造方法及び装
置を提供することである。
(課題を解決するための手段〕 概略的に言って、上述した課題及びその他の課題は、本
発明の一つの重要な側面によれば、別々の分離された段
階においてではなく実質的に同時にディスク材料に対し
て行われる穿孔及び剃削作業の組み合わせであって、結
果的に生ずるパンチ形成されたスラグ及び剃削形成され
たリングが一体のスクラップ片として残り、中央パイロ
ット開口の内側周縁が寸法的な限度及び精密公差までよ
り首尾一貫して形成され、ディスクの両面の間をディス
ク軸線方向に延びる実質的に円筒形の平滑な孔壁によっ
て特徴付けられる。ディスクの中央パイロット開口の内
側周縁はかくして精密公差仕様においてより一貫して作
成され、後に仕上げ、つりあい試験又はアセンブリ作業
を行うようホイールを固定するための真の取り付は表面
として使用するのに充分に適合している。
本発明の一つの好ましい実施形態において、ディスクの
中央パイロット開口は穿孔及び剃削用組み合わせ工具に
より、−回の操作で形成される。この工具において剃削
ショルダーは、穿孔−剪断パンチ作業が行われる中央パ
イロ・ノド開口の領域におけるディスクの厚みよりも少
ない所定の距離だけ、パンチの端面から後退している。
〔実施例] 本発明の現在好ましい実施例は、本発明のさらなる課題
、特徴及び利点などと共に、以下の詳細な説明、特許請
求の範囲及び添付図面(縮尺したもの)から最も良く理
解されよう。
第1図を参照すると、典型的な乗用車用スチール製ホイ
ール12が、本明細書に参考文献としてその内容を盛り
込んだダウデイらの米国特許第4,279,287号に
開示されているのと同様のパンチ及びダイプレスに固定
されて図示されている。ホイール12は、通常は軸方向
に離隔された外側及び内側のビードシート20及び22
のそれぞれを有するホイールのリム18と、ホイールを
車両に取り付けるためリム18の内側に支持されたディ
スク24とを含んでいる。ディスク24及びリム18は
所望とされる輪郭を持つよう別々に製造され、次いで相
互に組み立てられ、ディスク24は圧入及び溶接又は他
の接合方法の如きによってリム18に永久的に取着され
る。図面に示された特定のリム及びディスクの輪郭は例
示の目的のためのみのものであって、本発明の一部を形
成するものではない。
上述のようにしてリムとディスクが組み立てられた後に
、ディスクの中央パイロット開口28(第4図、第5図
及び第6図)及びボルト孔30を形成する目的で、ホイ
ール12は第1図に半概略的に図示したダイ装置26に
置かれる。ダウデイらの米国特許第4.279.287
号及び第4,354,407号によれば、ホイール12
をその車両取り付は構造上へと案内する中央パイロット
開口及び/又はボルト孔(好ましくは両者)の中実軸線
32は、ビードシートの半径方向の振れの一部ハーモニ
ックの低い点をタイヤリムの所定の位置に隣接して位置
せしめるべく実験的に計算された偏心量36及び方向だ
け、リムのビードシート20.22の平均中央線34か
ら偏心的にずれている。
上記のことは、ディスク24の中央の「ボルト環状列」
部分が所定の角度方向においてダイブロック即ち「ボタ
ン」44上に載置されるようにしてホイール12をダイ
26内へと配置することによって達成される。次いで、
半径方向に往復動可能な複数のジョー46(好ましくは
米国特許第4.279,287号の第3図に示されてい
る如き12個のジョー46A−46L)が、各々のジョ
ー46の上部及び下部の接点48.50がビードシート
20.22のそれぞれと係合するまで、リム18に向か
って閉じられる。ジョー46A−46Lはかくしてホイ
ール12をしっかりとクランプしてビードシートの平均
中央線34を画定し、ホイール12はジョーの列を受は
入れるため必要に応じて横方向に移動する。次に、中実
軸線32と、ボルト孔30(第4図及び第5図)を穿孔
し形成するためのパンチ54の環状列と、中央パイロッ
ト開口(第4図及び第5図)を形成するべく本発明に従
って構成された中央のパンチ56とを有するパンチアセ
ンブリ52が、ボルト孔及び中央パイロット開口を穿孔
し形成するためディスク24の中央領域に対して降下さ
れる。
勿論、米国特許第4,279,287号及び第4 、3
54 、401号の従来技術に従って、中実軸線32と
平均中央線34が一致しており偏心量36がゼロである
、軸線が真の中心にあるホイールを製造するようにパン
チ及びグイ装置を設定することも可能である。また、第
1図のパンチ及びグイ装置に固定されるに先立って、デ
ィスク24は第2図及び第3図に示す如く打ち抜き成形
されており、直径方向両側にある端部ロープ62及び6
4を有して穿孔された従来の長楕円形位置決め開口60
を含む、従来のボルト環状列形状をもたらしていること
も理解されるべきである。ディスク24はまた予め形成
された5つの円形平坦スポット66を有し、これらはパ
ンチ及びグイ装置において、ボルト孔30を形成するた
めに打ち抜かれる。ディスク24の中央部分がボタン4
4の上部表面構造68上に載置されるようにホイール1
2がジ=1−46に固定される場合、円形平坦スポット
66は同軸に整列された落下貫通シュート70(第1図
)と個りに整合され、ボルト環状列の縁部のリブ72(
第2図及び第3図)内にあるディスク24の中央領域は
中央の落下貫通シュート74と同軸に整列整合している
本発明の基本的な特徴によれば、第6図、第8図及び第
9図に示された本発明の第一の実施例においてパンチ5
6は、穿孔及び剃削用組み合わせ工具として構成される
しかして第6図において最もよく示されているように、
パンチ56はその作用端部において、穿孔部分80と剃
削部分82とによって画定された段付き形状を有してい
る。穿孔部分80はパンチの中実軸線32に垂直な平坦
な端部表面84と、中実軸線32に垂直な面においてパ
ンチの周りを周方向に連続して延びる剃削用のショルダ
ー表面88との接合個所までこの端部表面84からパン
チの軸方向に延びる円筒形の側部表面即ち穿孔シヤング
86とを有している。ショルダー表面88はパンチ56
の剃削部分82の端部表面を画定しており、穿孔シャン
ク86から半径方向外方へと、パンチ56の剃削部分8
2のシャンク表面を画定している円筒形の側部表面即ち
剃削シャンク90との直角接合個所まで延びている。剃
削シャンク90はショルダー表面88から上方へと、パ
ンチ56の高さの残りの部分について、一定の直径でも
って延びている。
第6図に示されているように、剃削シャンク90はディ
スク24の中央領域において形成される中央パイロット
開口28の最終的に所望とされる直径と実質的に等しい
所定の直径rDSJを有している。穿孔シャンク86は
、本発明により規定されるようにして所定の量だけ直径
DSから引っ込められた直径rDPJを有する。穿孔部
分の端部表面84と剃削用ショルダー表面88との間の
後退距離rSBJを構成する穿孔シャンク86の軸方向
の長さもまた所定の寸法である。この寸法は本発明によ
れば、ボルトの環状列のリブ72内にあるディスク24
のスチールプレート素材の材料の厚みrMTj、即ちデ
ィスク24に形成される中央パイロット開口28の縁部
を画定する素材の厚みの関数である。
穿孔及び剃削の組み合わせ用のパンチ56の残りの構成
はほぼ従来通りのものであり、第8図及び第9図に示さ
れている。即ちパンチ56は一対の貫通ボア100及び
102を有し、これらは個々に、端部表面84の下側に
突出するよう構成された関連する位置決めピン(図示せ
ず)を受容する。これらの位置決めピンはパンチの降下
の間に位置決め開口60の端部ローブ62及び64の縁
部と個々に係合する傾斜付きの露出シャンクを有し、か
くしてボルト孔及び中央パイロット開口を穿孔するに先
立ってダイ26におけるホイール12の最終的な正確な
角度的な向きを確かなものとする。パンチ56はまた、
パンチアセンブリ52のパンチホルダー108(第1 
図)へとパンチ56を着脱可能に固定するために蝶着さ
れる植え込みボルトを個々に受容するように構成された
、一対のカウンタボード貫通開口104及び106を有
する。スラグ叩き出しピンとして機能するようハネ偏倚
されており、端部表面84を越えて下側に弾性的に突出
する一対の排出ピン(図示せず)を摺動可能に受容する
ために、貫通ボア110及び112(第8図)の別の一
対がパンチ56を通って延びている。
これまでに説明してきた本発明の方法を実施するための
本発明装置の作動において、パンチアセンブリ52の加
工ストロークに際してのパンチ56の降下の間に、穿孔
部分80の端部表面84が最初にディスク24の上部表
面114に当衝し、次いで第6図に見られるようにこの
端部表面84の移動経路に位置しているディスクの金属
片を下方に圧縮し押しやることが理解されよう。このこ
とは穿孔動作を開始させ、その場合に除去される金属片
の外側周縁は上部表面114から僅かな距離だけ下方に
剪断を行う傾向があり、次いで衝撃力が材料金属の剪断
強度を大きく越えたときに引き裂き動作でもって破断す
る。しかしなから、パンチの降下ストロークにおいてス
クラップスラグの完全な分離が生じ得る前に、剃削用の
ショルダー表面88が穿孔シャンク86を取り囲むディ
スク材料部分に当衝して、材料のこの薄い帯、即ちリン
グ状領域に剃削(シェービング)剪断動作を開始する。
次いで、パンチ56のショルダー表面88がその降下ス
トロークの間にディスクのボタン表面116に達すると
、第6図に示すようにスラグの破断が生ずる。この降下
ストロークは、剃削シャンク90がディスク24を完全
に貫通し、ショルダー表面88がディスク24のボタン
表面116を越えて下方へと通過した後に終了し、かく
して中央パイロット開口28の内側周縁表面11Hに対
する剃削及び平滑化動作を完了する。かくして形成され
た中央パイロット開口28を画定する内側周縁表面11
8は、実質的に円筒形で平滑であり、位置及び直径に関
して精密公差を一貫して保持することが見出された。パ
ンチ56によって生成されたスラグ120(第6図)は
、スラグ上面122の凹部形状と、スラグ下面124の
凸部形状によって特徴付けられる。
平坦なリング状表面126が上面122の周りの縁部と
して視認できるが、これは中実軸線32に垂直な平面に
ある端部130へ向けて上方へと延びるリング状の上方
突出部128によって境界付けられている。スラグ12
0の外側周縁は、下面124の外側端部からこのスラグ
の高さの約3分の1にわたって上方へと延びる平滑な研
磨状の表面132を特徴としている。この平滑な表面1
32から上部の端部130へと上方に延びる周縁面13
4はスラグの半径方向内方へと僅かに傾斜しており、ま
た表面組織はより粗い。
本発明の方法及び装置をこのホイール製造においてこれ
まで採用されている工業的な従来技術と対比する目的で
、第7図を参照する。この図面において、ディスク24
′に中央パイロット開口28′を穿孔するために従来技
術の穿孔パンチ140が採用されている(ダッシュ記号
を付した参照符号は、前述した構成要素に対応するもの
を示すために使用している)。穿孔パンチ140は平坦
な端面142と、直径一定の円筒形シャンク表面144
とを有し、本発明のパンチ56を特徴付けている如き剃
削ショルダー又はその他の段の付いたショルダ一部分は
設けられていない。
穿孔パンチ140はパンチ56と同様に、在来の穿孔動
作でもってディスク24′に当衝し穿孔貫通するよう連
続的な降下ストロークでもって作動される。その結果、
軟鋼材料に関して第7図に示されているように、中央パ
イロット開口28′は、素材の厚みの約25%から50
%にわたって上面114”から下方に延びる平滑な光沢
のある剪断表面146を特徴とすることになる。中央パ
イロット開口の残りの表面148は従来の穿孔動作にお
いて普通に見られる「破断」表面として特徴付けられる
が、これは金属の引き裂き動作を示す証拠であって、例
えば第7図に示す如くパンチの運動方向において半径方
向外方へと発散している。従来技術の穿孔動作によるス
ラグ150は下向きに僅かに曲がっており、その周囲に
おける対応する平滑な剪断表面146゛と、この表面1
46゛からスラグ150の上端152まで上方へと延び
るぎざぎざした引き裂き表面、即ち破断表面148゛に
よって特徴付けられる。H5LAスチール及びコンキャ
ストスチールを加工する場合、中央パイロット開口28
′の破断表面148は典型的には、パンチの運動方向に
半径方向内方に収束するよう傾斜している。従って、か
くして形成された従来技術の中央パイロット開口28′
は、ホイールのボルト孔及び中央パイロット開口の穿孔
作業の後に中央パイロット開口による取り付けを必要と
するような作業を行うに際しての、ホイール12の位置
決め又は固定用表面としては望ましくないものであるこ
とが看取されよう。
第10図及び第11図を参照すると、他の点では前述し
たディスク24と同じであるホイールディスク204に
所謂「波形」中央パイロット開口202(第11図)を
形成するための、本発明による穿孔及び剃削用組み合わ
せパンチ200の構造の第二の実施例が示されている(
第10図)。既述のダウデイの米国特許第4,573,
338号においてその第6図に関連して記載されている
ように、場合によっては中央パイロット開口202は円
周方向に交番する一連の半径方向に離隔された弧状セグ
メントからなることが好ましく、外側セグメント206
は関連するボルト孔30と半径方向に整列している。中
央開口軸線CIは内側セグメント208によって有効に
規定されるものであり、よってボルト孔30のコイニン
グによって生ずる外側セグメント206の歪みが内側セ
グメント208を歪めることはなく、かくして中央開口
軸線の変更や再度の位置決めは不要である。
修正されたパンチ200は、ディスク204の断続的な
中央パイロットホイール取り付は表面を全体として画定
する内側セグメント208の内側周縁表面に関して同様
に本発明の原理を採用しなから、この波形中央パイロッ
ト開口を得るよう構成されている。パンチ200は2部
片からなるのが好ましく、穿孔パンチ210の部分と剃
削穿孔パンチ212とからなる。穿孔パンチ210は中
実軸線32に対して垂直な平坦端面214を有する円筒
形のディスクと、パンチ56の前述の直径DPに等しい
一定直径の円筒形外側周縁表面216からなる。穿孔パ
ンチ210は剃削穿孔パンチ212のポケット218内
にぴったりと組み入れられ、剃削穿孔パンチ212に穴
ぐりされた貫通通路220に受容されて穿孔パンチ21
0の螺刻された貫通通路222に螺着される螺刻された
キャップねじ213により、着脱可能に固定される。剃
削穿孔パンチ212はまた、剃削穿孔パンチ212の穴
ぐり224及び226に受容されるキャップねじ(図示
せず)によって、パンチホルダー108に着脱可能に螺
着固定される。穿孔パンチ210には穴ぐり224及び
226と整合している一対の貫通開口228及び229
が備えられていて、キャップねしに対する通路をもたら
している。
剃削穿孔バンチ212の下側表面230は中実軸線32
に垂直に配置された平坦な水平表面であり、パンチ56
の場合と同様に、前述した距離SBだけ平坦表面214
から後退している。しかしなから、剃削穿孔パンチ21
2の外側周縁は、剃削シャンり90ヨは異なり、平面に
おいて見るならば中央パイロット開口202の波形輪郭
に対して相補的な波形である。剃削穿孔パンチ212は
かくして、それぞれ部分的な円筒形の側面236及び2
38を備えた、周縁方向に交番し半径方向にずれた厚い
及び薄い(半径方向に見て)ランド232及び234を
有している。側面238は中央パイロット開口の内側セ
グメント208の内側周縁表面に対応し、他方側面23
Gは中央パイロット開口202の外側セグメント206
の内側周縁表面に対応する。側面238により形成され
る断続的な円筒形は、パンチ56の直径寸法DSと実質
的に等しい直径を有する。下側表面230の平坦表面2
14に対しての後退距離SBは、やはりパンチ56に関
して記載されたものに実質的に等しい。
穿孔パンチ210及び剃削穿孔パンチ212の2部片か
らなるパンチ200の動作において、穿孔パンチ210
に対する薄いランド234の関係により、中央パイロッ
ト開口28の内側周縁表面118の場合のようにして、
内側セグメント208の形成が行われる。より厚いラン
ド232の側面236を含んでなる分断された円筒形の
直径が、前述した直径O5とDPの間の好ましい寸法差
を越えるゆえに、外側セグメント206の表面は、取り
付は用表面として機能するについて望ましい仕上げ及び
輪郭を持たない。しかしなから、これらの表面がその後
のホイール製造、試験又はアセンブリ工程に関して後に
位置決め、取り付は又は案内用表面として機能するので
ない限り、これは側段不利ではない。
また、パンチの研磨が非常に簡単になることから、パン
チ200をパンチ56のような1部片構造ではなく2部
片で作成することが好ましいことも理解されるべきであ
る。この目的で、穿孔パンチ210は剃削穿孔パンチ2
12から取り外されて、平坦端面214と外側周縁表面
216との接合個所において鋭い端部を備えるように、
平坦端面214は適宜再研摩される。同様に、穿孔パン
チ210が取り外された剃削穿孔パンチ212は下側表
面230を再研磨することによって容易に鋭くでき、か
くして下側表面230と剃削用のラント238との接合
個所が研がれる。また、パンチ56もパンチ200と同
様に2部片で構成することができ、これによりパンチ部
材の研磨及び交換が容易になることも理解されるべきで
ある。
本発明の方法及び装置の動作理論についての上述の説明
は、現在最も良く理解されている限りでは理論的なもの
にとどまるが、厚み?ITが約3.3On++n (0
,130インチ)から約5.21mm(0,205イン
チ)の範囲のものについて今日までに得られた実験結果
によれば、SBの寸法は非常に臨界的なものであり、ま
たSBは厚みMTの寸法の関数であるが、他方添削表面
82の直径DSから穿孔部分80の直径叶を引いた直径
差を示す後退距離は実質的に一定であって、前述の範囲
内での材料の厚みMTや中央パイロット開口28の直径
(実質的にDS)の何れによっても変化しない。アルミ
ニウムキルド軟鋼の如き穿孔可能な鋼合金及びH3LA
鋼について行われた試験において、本発明の前述のより
良好な結果が以下のように得られた。
実新I津1 第6図、第8図及び第9図のパンチ56の前述した説明
に従って構成された、波形でない1部片のパンチを、軟
鋼及びH3LA綱のディスク材料の両方について、材料
の厚み(MT)を4 、57 mm(0,180インチ
)として、試行錯誤を通じて実験的に設計した。このパ
ンチにおける直径DSの寸法は57.061mm (2
,2465インチ)であり、直径DPの寸法は55.5
2 mm(2,186インチ)であり、直径方向におけ
る後退距離即ち差は1.54鵬(0,0605インチ)
であって、57.099no (2,2480インチ)
の直径を有する中央パイロット開口28が形成された。
この例におけるSBの寸法は1.63mm (0,06
4インチ)であり、これは厚みMTの寸法の約36%を
表している。
実n% 4.95mm (0,195インチ)の厚み肘を有して
いるH3LA及びコンキャストa材料のディスクについ
て作業するための、第10図の2部片のパンチ200に
従って構成されたパンチは、外側周縁表面216の直径
DPが68.76 mm(2.707インチ)の寸法を
有し、剃削用のランド234の側壁238を含む断続的
な円筒形の直径は70.28 mm(2.767インチ
)である結果、後退部分の直径差は1.52mm (0
,060インチ)であった。平坦表面214と下側表面
230との間の後退距離SBは1.78mm(0,07
0インチ)であり、この場合も財の寸法の約36%であ
った。
この例のパンチ200により形成された内側セグメント
208の内側周縁を含んでなる円の直径は70.320
++++++ (2,7685インチ)であった。
尖施拠主 第10図のパンチ200の開示に従って構成された別の
2部片パンチを、5.08鵬(0,200インチ)の厚
みMTを有している軟鋼ディスク材料用に設計した。直
径DPの寸法は76、10薗(2,996インチ)であ
り、側壁238を含む断続的な円の直径DSは77.9
3 mm (3,0680インチ)であり、後退部分の
直径差は1.83aun (0,072インチ)であっ
た。後退距離SBの寸法は1.83価(0,072イン
チ)、即ちこの場合もMTの寸法の約36%であった。
この例の内側セグメント208の内側周縁を含んでなる
円の直径は77.965mm (3,0695インチ)
であった。
実施例1.2及び3は良好に作用し、中央パイロット開
口の取り付は表面に対し、前述した連続的又は断続的な
何れかのタイプの改良された表面仕上げをもたらした。
実施例1.2及び3から生ずるスラグは特徴がみな実質
的に同様であり、スラグ120に関して上述したところ
に一致していた。これらの材料についてのロックウェル
硬度(Rh)は、パンチ穿孔工程にとって特有のもので
ある。即ち軟鋼については60台、H5LA鋼について
は70台及び80台である。穿孔剃削工程によって別個
のリングは全く形成されず1片のスラグだけが得られる
が、これは取り出し又は打ち出しに際して、引っ掛かり
の問題を生ずることなく落下貫通シュート74を通って
落下する。
対比として、以下の例は本発明の課題及び効果を達成す
るには満足なものでないことが見出された。
此遣U肌1 前に説明したパンチ56に類似の1部片のパンチを直径
DSの寸法を57.00から57.07 mm(2,2
44から2.24フインチ)、後退距離即ち直径差(D
SDP)を1.52mm(0,060インチ)として構
成した。
しかしSBの寸法は、3.175 mm(0,125イ
ンチ)とした。厚みMTの寸法は、名目上5.08mm
 (0,200インチ)であった。ディスクの材料は+
1 S L A鋼であり、ロックウェル硬度は70台又
は約80であった。
このパンチの作用により生成されたスラグ150は、小
さな剪断表面146°に完全に破断された表面148″
が続いているものであった。この設計による穿孔及び剃
削パンチは次いで中央パイロット開口の直径部分をシェ
ービングするように作用され、その結果平滑な周縁壁を
有する綺麗なハブ開口直径が得られ、ぎざぎざもなく、
開口の直径も良好に調節できた。しかしなからこの設計
による問題は、それがほぼ0.508 mm(0,02
0インチ)の厚みのリングからなる第二のスクラップ片
を残すということである。この別個のスタラップリング
は場合によってはホイールディスク24から完全に分離
せず、また他の場合にはパンチから抜は落ちてボタン4
4の上部表面上に引っ掛かってしまう。
比較例1 穿孔及び剃削用パンチを、寸法の調節の点を除きパンチ
56についての記述に従って設計した。
このパンチの設計例は比較例1と同じ直径DSの寸法を
有していたが、後退距離即ち直径差(DSDP)の寸法
は3.05mm(0,120インチ)であった。
備えられたSBの寸法は1.78mm (0,070イ
ンチ)であった。ディスクの材料は比較例1と同じであ
った。このパンチの作動により中央パイロット開口には
剪断及び破断状態がもたらされ、ぎざぎざが残された。
中央パイロット開口の直径は、このパンチによっては調
節できなかった。さらに、破断表面はパンチの移動方向
において半径方向内方に傾斜していた。その結果として
、得られる中央パイロット開口は剪断部分よりも破断部
分においてより直径が小さくなった。かくして、1部片
のスクラップ片が生成されはするけれども、本発明の課
題を解決するということにつき、このパンチの作動は明
らかに不満足なものである。
〔発明の効果〕
以上の説明から、本発明の改良された方法及び装置が前
述の課題を十分に満足し、また従来技術に対して幾つか
の利点をもたらすことが理解されよう。従来技術の穿孔
パンチ140の場合には、連続的な約24時間の稼働サ
イクルの後には研磨を行うために取り外しを行うことが
必要とされるのであるが、本発明のパンチ56及びパン
チ200の場合には、これらのパンチにより約2週間の
連続的な稼働サイクルが行われる後まで研磨を必要とし
ないことが見出された。これは工具の寿命の約14倍の
増大に等しい。またこれらのパンチにより製造される中
央パイロット開口の許容誤差は、従来技術の工具の場合
よりもずっと長期間にわたってより一貫して維持され、
その結果、スクラップとなるディスクはより少なくなる
前述したように、中央パイロット開口28の内側周縁表
面118は、従来技術の穿孔パンチ140により形成さ
れた中央パイロット開口28′の場合よりもずっと平滑
であり且つ真の円筒形によりずっと近くなる。本発明の
穿孔及び剃削組み合わせパンチを2部片のパンチ200
として作成することにより、このパンチは本質的に従来
技術の穿孔パンチ140と同様に研磨が容易になる。
本発明のパンチ56及び200の両方の実施例において
、スラグ及びこれと別個のスクラップリングを生じてし
まう問題点は除去される。本発明の穿孔及び剃削パンチ
の原理は、前述のように波形の中央パイロット開口及び
周縁方向に連続的な中央バイロント開口の両方に対して
適用可能なものである。
前述した実施例1−3及び比較例1−2において、グイ
装置26及びパンチアセンブリ52を装備した従来のパ
ンチプレスは、300トンの能力を有するBerson
パンチプレスであったことば理解すべきである。このプ
レスは、1分当たり18ストロークの作動速度で、その
総トン能力の約30%において作動された。しかしなか
ら、本発明の改善された結果は、1分当たり12ストロ
ークで作動する16001−ンの能力のDanlyパン
チプレスを用いても得られることも判明している。
後退直径差DS −DPは前述の3.30mm(0,1
30インチ)から約5.21mm(0,205インチ)
のMTの範囲内において比較的一定した寸法であること
が判明しているが、この寸法は前述した上限よりも大き
な寸法のMTを有する材料についても、前に特定した値
と同じ値にとどまると考えられる。しかしなから、3.
30mm (0,130インチ)よりも少ない寸法の旧
を有するより薄い材料については、前述の改善された結
果を達成するためには実験的な試行錯誤によってDS 
−DPの値を滅しなければならないと考えられる。例え
ば2.03mm (0,080インチ)のMTについて
は、0.762印(0,030インチ)のDS −DP
が良好な結果をもたらすと考えられる。
また理解されるべきことは、ボルト孔30の仕上げ、輪
郭及び一貫性を改良することを望むのであれば、本発明
の穿孔及び剃削組み合わせパンチの段付き形状に倣って
ボルト孔用のパンチ54を同様に修正できることである
。しかしなから殆どの場合において、これらのボルト孔
は関連するホイール取り付は植え込みボルト(レッグナ
ツト)用のクリアランスを有して設計されており、また
これらのレッグナツトの円錐台形表面と合致するよう調
節されている圧印加工された面又は斜面が、ホイールデ
ィスクの外側表面のボルト孔を取り囲んでいる縁部に形
成される。従ってボルト孔の孔部表面は通常は、寸法的
な許容誤差、仕上げ又は形状に関して臨界的なものとは
考えられていない。
本発明の方法及び装置を採用することは、代表的には従
来技術の中央パイロット開口28′の縁部の周りに存在
することが見出される微小な応力亀裂を大きく減少し又
は排除するものであることも判明した。この改善点はま
た、本発明の方法及び装置によって作成されたパンチ形
成開口を有する鋼製ホイールの疲労寿命を改善する結果
になると考えられる。
以上に記載したパラメーターの範囲内において、本発明
は金属加工技術における他の孔部穿孔作業に対しても幅
広い用途を有するものと考えられる。従って本発明は上
述し図示した好ましい実施例に限定されると考えられる
べきではなく、以上の開示の恩恵に浴する当業者によれ
ば、添付の特許請求の範囲及び適用可能な従来技術の範
囲内において種々の仕方で設計変更可能なものである。
最後に理解の便宜に資するため本発明の要約を記すと、
本発明はホイールリムの内側に設けられた穿孔可能な金
属製の予め成形されたホイールディスク素材に対し、中
央パイロット開口又は他のホイール取り付は表面を穿孔
形成するための方法及び装置である。穿孔及び剃削用の
組み合わせパンチが一回の作動ストロークによってディ
スク開口を形成し、穿孔され且つシェ−ピングされてデ
ィスクから除去された金属片を含む1片のスクラップス
ラグを生ずる。このパンチはディスク材料の厚み、穿孔
パンチの直径、剃削パンチの直径及び穿孔パンチからの
剃削パンチの後退距離の間に寸法的な相関関係を有して
いる。従来の穿孔のみのパンチの場合よりもより平滑で
、より円筒形でより寸法的に一貫している開口表面が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施するための本発明の工具装
置の第一の実施例を用いているパンチ及びグイ装置を、
中央の部分において示されている如く装置の一部を破断
して半概略的に示す、部分立面図である。 第2図は、本発明に従って中央パイロット開口を穿孔−
剃削する前における、第1図に示されたホイールアセン
ブリのディスクの中央部分の部分平面図である。 第3図は第2図の3−3線上で取った部分断面図である
。 第4図は、本発明に従って中央パイロット開口を穿孔−
剃削形成した後における、第1図から第3図に示された
ホイールのディスクの中央部分の部分平面図である。 第5図は第4図の5−5線上で取った部分断面図である
。 第6図は、中央パイロット開口をそれによって形成する
本発明の穿孔−剃削工具の第一の実施例の作用端部と、
本発明の穿孔−剃削工具によりディスク材料から除去さ
れる一部片のスクラップスラグの部分立面垂直断面図で
ある。 第7図は、従来技術のパンチの作用端部と、それにより
形成された中央パイロット開口と、従来技術に従って中
央パイロット開口を形成するに際してディスクからパン
チにより除去されるスラグを示す、第6図に類似の図で
ある。 第8図は本発明の穿孔−剃削工具の第一の実施例の端部
立面図である。 第9図は第8図の9−9線上で取った断面図である。 第10図は本発明の穿孔−剃削工具の第二の実施例の中
央断面図である。 第11図は、ホイールディスクの中央部分を第10図の
設計変更された工具によって形成される中央パイロット
開口と共に示す部分平面図である。 12− ホイール  18− リム  24−ディスク
26・−・グイ装置  28−中央パイロット開口30
−・・ボルト孔  32−・−中実軸線52・・・パン
チアセンブリ  54.56−・パンチ80−・・穿孔
部分  82・・・剃削部分84・・・端部表面  8
6−穿孔シャンク88−・・ショルダー表面  90・
・・−剃削シャンク118−内側周縁表面 120−・
・スラグ200−・・パンチ 202・−中央パイロッ
ト開口210・・・穿孔パンチ 212−剃削穿孔パン
チ214・・・平坦表面 232 、234− ランド
出願人代理人  古 谷   馨 同  溝部孝彦 同  古谷 聡 世ト 手続補正書(自制 事件の表示 特願輌平1−330893号 発明の名称 ホイールの製造方法及び装置 補正をする者 事件との関係 特許出願人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 貫通開口の中心軸線の方向に測定した素材の厚みが
    MTである穿孔可能な金属素材に対して貫通開口を、該
    開口の形成後に該開口を取り囲む素材の領域にパンチ形
    成する方法であって、前記素材が第一及び第二の背中合
    わせの表面を有し前記開口がそれらの間を延び、前記開
    口が前記第一及び第二の素材表面の間で前記開口の周縁
    方向に延びる縁部領域の内側周縁壁表面により画定され
    る所定の最終内側周縁寸法DSを有するものにおいて、
    前記方法が、 (1)穿孔パンチの軸線を横断する穿孔作業端部表面と
    、DSよりも所定量だけ小さな外側周縁寸法DPを有し
    前記穿孔作業端部表面と交差するシャンク表面を有する
    穿孔パンチ を用意し、 (2)剃削パンチの軸線を横断する剃削作業端部表面と
    、外側周縁寸法DS及び内側周縁寸法DPを有し前記剃
    削作業端部表面と交差するシャンク表面を有する剃削パ
    ンチを用意 し、 (3)作動ストロークにおいて、前記穿孔パンチをその
    軸線が前記開口の軸線と同軸に整 合するようにして、前記穿孔作業端部表面 が前記第一の素材表面に当衝し次いで前記 素材材料を通って前記第二の素材表面を越 えて移動するよう操作し、 (4)作動ストロークにおいて、前記剃削パンチをその
    軸線が前記開口の軸線と同軸に整 合するようにして、前記穿孔作業端部表面 が前記第一の表面から第二の表面へ向けて 所定の距離SBだけ移動した後に前記剃削作業端部表面
    が前記第一の素材表面に当衝し、次いで前記穿孔作業端
    部表面の後を追う関 係で前記素材材料を通って前記第二の素材 表面を越えて移動するよう操作し、 (5)前記穿孔及び剃削パンチが連携して1部片のスク
    ラップスラグを打ち抜きそれによ り前記DSの寸法においてほぼ平滑でほぼ円筒形の輪郭
    を有する内側周縁壁を備えて前 記開口を形成するように寸法DS、DP及びSBを相互
    に寸法MTに関して相関させることからなる方法。 2 前記寸法MTは約3.30mm(0.130インチ
    )から約6.35mm(0.250インチ)の範囲内に
    あり、前記寸法SBはMTの約34から36%の範囲内
    にあり、前記寸法DSは前記寸法DPよりも約1.27
    mm(0.05インチ)から約1.52mm(0.06
    インチ)の範囲内の量だけ大きい、請求項1記載の方法
    。 3 前記寸法SBは前記寸法MTの約36%である、請
    求項2記載の方法。 4 前記穿孔パンチのシャンク表面が連続する円筒形表
    面である、請求項3記載の方法。 5 前記剃削パンチのシャンク表面が前記穿孔パンチの
    シャンク表面と同軸の連続する円筒形表面である、請求
    項4記載の方法。 6 前記剃削パンチのシャンク表面が半径方向に薄いラ
    ンドを画定している断続的な円筒形表面を画定しており
    、前記剃削パンチが前記薄いランドよりも半径方向外方
    へと突出し且つ前記薄いランドと周縁方向に交番する半
    径方向に厚いランドを有する、請求項4記載の方法。 7 貫通開口の中心軸線の方向に測定した素材の厚みが
    MTである穿孔可能な金属素材に対して貫通開口を、該
    開口の形成後に該開口を取り囲む素材の領域にパンチ形
    成する装置であって、前記素材が第一及び第二の背中合
    わせの表面を有し前記開口がそれらの間を延び、前記開
    口が前記第一及び第二の素材表面の間で前記開口の周縁
    方向に延びる縁部領域の内側周縁壁表面により画定され
    る所定の最終内側周縁寸法DSを有するものにおいて、
    前記装置が、 穿孔パンチの軸線を横断する穿孔作業端部 表面と、DSよりも所定量だけ小さな外側周縁寸法DP
    を有し前記穿孔作業端部表面と交差するシャンク表面を
    有する穿孔パンチと、 剃削パンチの軸線を横断する剃削作業端部 表面と、外側周縁寸法DS及び内側周縁寸法DPを有し
    前記剃削作業端部表面と交差するシャンク表面を有する
    剃削パンチと、 前記穿孔パンチが、その軸線を前記開口の 軸線と同軸に整合させて、前記穿孔作業端部表面が前記
    第一の素材表面に当衝し次いで前記素材材料を通って前
    記第二の素材表面を越えて移動するよう作動ストローク
    を操作すべく構成されており、 前記剃削パンチが、その軸線を前記開口の 軸線と同軸に整合させて、前記穿孔作業端部表面が前記
    第一の表面から第二の表面へ向けて所定の距離SBだけ
    移動した後に前記剃削作業端部表面が前記第一の素材表
    面に当衝し、次いで前記穿孔作業端部表面の後を追う関
    係で前記素材材料を通って前記第二の素材表面を越えて
    移動するよう作動ストロークを操作すべく構成されてお
    り、 前記穿孔及び剃削パンチが連携して1部片 のスクラップスラグを打ち抜きそれにより前記DSの寸
    法においてほぼ平滑でほぼ円筒形の輪郭を有する内側周
    縁壁を備えて前記開口を形成するように寸法DS、DP
    及びSBが相互に寸法MTに関して相関されている装置
    。 8 前記寸法MTは約3.30mm(0.130インチ
    )から約6.35mm(0.250インチ)の範囲内に
    あり、前記寸法SBはMTの約34から36%の範囲内
    にあり、前記寸法DSは前記寸法DPよりも約1.27
    mm(0.05インチ)から約1.52mm(0.06
    インチ)の範囲内の量だけ大きい、請求項7記載の装置
    。 9 前記寸法SBは前記寸法MTの約36%である、請
    求項8記載の装置。 10 前記穿孔パンチのシャンク表面が連続する円筒形
    表面である、請求項9記載の装置。 11 前記剃削パンチのシャンク表面が前記穿孔パンチ
    のシャンク表面と同軸の連続する円筒形表面である、請
    求項10記載の装置。 12 前記剃削パンチのシャンク表面が半径方向に薄い
    ランドを画定している断続的な円筒形表面を画定してお
    り、前記剃削パンチが前記薄いランドよりも半径方向外
    方へと突出し且つ前記薄いランドと周縁方向に交番する
    半径方向に厚いランドを有する、請求項9記載の装置。 13 前記穿孔パンチ及び前記剃削パンチが一体の1部
    片工具として形成されている、請求項7記載の装置。 14 前記穿孔パンチ及び前記剃削パンチが別個の2つ
    のパンチ工具部材として形成されており、前記穿孔パン
    チ部材が前記剃削パンチ部材に着脱可能に固定されてい
    て、前記穿孔作業端部表面が前記剃削作業端部表面を越
    えて軸線方向に突出し且つそれよりも半径方向内側に配
    置されて前記DSとDPの関係を確立している、請求項
    7記載の装置。 15 前記穿孔パンチ部材はディスク状であり、前記剃
    削パンチ部材は前記ディスクを嵌合受容するソケットを
    有しており、前記ディスクが前記寸法SBに等しい距離
    だけ前記剃削作業端部表面を軸線方向に越えて突出して
    いる、請求項14記載の装置。 16 タイヤビード着座領域を備えたリム及び該リムの
    内側に装着される穿孔可能な金属製粗製ホイールディス
    ク素材を有する車両用ディスクホイールに貫通開口を形
    成する方法であって、前記ディスク素材が前記開口の形
    成後に前記開口を取り囲む素材の領域において前記開口
    の中心軸線の方向に測定して素材の厚みMTを有し、前
    記素材が第一及び第二の背中合わせの表面を有し前記開
    口がそれらの間を延び、前記開口が前記第一及び第二の
    素材表面の間で前記開口の周縁方向に延びる縁部領域の
    内側周縁壁表面により画定される所定の最終内側周縁寸
    法DSを有するものにおいて、前記方法が、 (1)穿孔パンチの軸線を横断する穿孔作業端部表面と
    、DSよりも所定量だけ小さな外側周縁寸法DPを有し
    前記穿孔作業端部表面と交差するシャンク表面を有する
    穿孔パンチ を用意し、 (2)剃削パンチの軸線を横断する剃削作業端部表面と
    、外側周縁寸法DS及び内側周縁寸法DPを有し前記剃
    削作業端部表面と交差するシャンク表面を有する剃削パ
    ンチを用意 し、 (3)作動ストロークにおいて、前記穿孔パンチをその
    軸線が前記開口の軸線と同軸に整 合するようにして、前記穿孔作業端部表面 が前記第一の素材表面に当衝し次いで前記 素材材料を通って前記第二の素材表面を越 えて移動するよう操作し、 (4)作動ストロークにおいて、前記剃削パンチをその
    軸線が前記開口の軸線と同軸に整 合するようにして、前記穿孔作業端部表面 が前記第一の表面から第二の表面へ向けて 所定の距離SBだけ移動した後に前記剃削作業端部表面
    が前記第一の素材表面に当衝し、次いで前記穿孔作業端
    部表面の後を追う関 係で前記素材材料を通って前記第二の素材 表面を越えて移動するよう操作し、 (5)前記穿孔及び剃削パンチが連携して1部片のスク
    ラップスラグを打ち抜きそれによ り前記DSの寸法においてほぼ平滑でほぼ円筒形の輪郭
    を有する内側周縁壁を備えて前 記開口を形成するように寸法DS、DP及びSBを相互
    に寸法MTに関して相関させることからなる方法。 17 前記寸法MTは約3.30mm(0.130イン
    チ)から約6.35mm(0.250インチ)の範囲内
    にあり、前記寸法SBはMTの約34から36%の範囲
    内にあり、前記寸法DSは前記寸法DPよりも約1.2
    7mm(0.05インチ)から約1.52mm(0.0
    6インチ)の範囲内の量だけ大きい、請求項16記載の
    方法。 18 前記寸法SBは前記寸法MTの約36%である、
    請求項17記載の方法。 19 前記穿孔パンチのシャンク表面が連続する円筒形
    表面である、請求項18記載の方法。 20 前記剃削パンチのシャンク表面が前記穿孔パンチ
    のシャンク表面と同軸の連続する円筒形表面である、請
    求項19記載の方法。 21 前記剃削パンチのシャンク表面が半径方向に薄い
    ランドを画定している断続的な円筒形表面を画定してお
    り、前記剃削パンチが前記薄いランドよりも半径方向外
    方へと突出し且つ前記薄いランドと周縁方向に交番する
    半径方向に厚いランドを有する、請求項19記載の方法
    。 22 前記寸法MTは約4.57mm(0.180イン
    チ)であり、前記寸法DSは約57.05mm(2.2
    46インチ)であり、前記寸法DPは約55.52mm
    (2.186インチ)であり、前記寸法SBは約1.6
    3mm(0.064インチ)である、請求項20記載の
    方法。 23 前記寸法MTは約4.95mm(0.195イン
    チ)であり、前記寸法DSは約70.28mm(2.7
    67インチ)であり、前記寸法DPは約68.76mm
    (2.707インチ)であり、前記寸法SBは約1.7
    8mm(0.070インチ)である、請求項21記載の
    方法。 24 前記寸法MTは約5.08mm(0.200イン
    チ)であり、前記寸法DSは約77.93mm(3.0
    68インチ)であり、前記寸法DPは約76.10mm
    (2.996インチ)であり、前記寸法SBは約1.8
    3mm(0.072インチ)である、請求項21記載の
    方法。
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