JPH02215371A - らっきょうの根の切断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、甘酢に漬けた漬物として食用に利用されてい
るらっきょうについて、その前処理として行なうらっき
ょうの根を切断する装置に関する。

〔従来の技術〕

らっきょうは、その殆んどが漬物として利用され、らっ
きょうの収穫後らっきょう漬のために根の切断が必要と
なる。まず最初に行なう根の切断は、らっきょうに根を
３ｖｎａ〜５■程度残した状態でした後、これを塩水中
に漬けて保存しておく。

根を少し残存させておくのは、塩水中での保存中に、ら
っきょうが腐るのを防ぐためである。その後は需要に応
じて、保存中のらっきょうを取り出し残存する根と共に
その下端部分を切り落し、甘酢に漬けてらっきょう漬に
するものである。

ところで、最初に行なう根の切断は、第４図に示すよう
に、ひざの下側に鎌の柄１１を押え、刃１２を立てた状
態で固定し、らっきょうとその根をそれぞれ両手で持っ
て、鎌の刃１２によってらっきょうに３！１１１〜５ｍ
ｍ程度の根を残して他は切り取っていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、収穫したらっきょうの根を一つ一つ手作
業で切断することは、大へんに辛苦な労働であると共に
、大量のらっきょうの根を効率的に切断するのに支障が
あるという問題点があった。

また、根の切断に不均一が生じ、らっきょうに残存する
根の長さがまちまちになり、適切な根の長さである３關
〜５ｍに切断できず、これが塩水中での保存中のらっき
ょうに悪影響を及ぼすという問題点もあった。

そこで本発明は前記事情に基づいてなされたものであり
、らっきょうの根の切断に伴なう辛苦な作業から開放す
ると共に、らっきょうに残存する根を均一な状態で、し
かも効率的に大量に処理でき得るらっきょうの根の切断
装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するための本発明は、らっきょうの茎部
を挟持可能に対向配置した一対の移送ベルトと、この移
送ベルト間に沿って形成したらっきょうの移送ラインの
下方に、らっきょうを担持すると共にらっきょうの根を
垂れ下げ得る間隙で張設した数本の線条と、垂れ下がっ
た根を線条の下方で切断する回転刃とを備えることによ
って構成する。

〔作　用〕

一対の移送ベルト間の巻き込み側にらっきょうの茎部を
差し入れると共に、数本の線条上にらっきょうを起立し
た状態で担持すれば、一対の移送ベルトの移動に伴なっ
てらっきょうは茎部を挾まれたまま線条上を起立した状
態で摺動し、移送ラインを摺動移動中に回転刃が線条の
間隙から垂れ下がっている根を一定の長さを残して切断
し、移送ベルト間から送り出すものである。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例について図面を参照しながら具体
的に説明する。

第１図乃至第３図は本発明におけるらっきょうの根の切
断装置の代表的な実施構造の一例を示す概略図である。

一対の移送ベルト１，１は、水平方向に回転するように
配した各駆動プーリ２，２と従動プーリ３，３にそれぞ
れ掛は渡され、一対のベルト面を一定の間隔Ｓを保って
対面するように配置しである。また、移送ベルト１，１
の間隔Ｓに沿って形成される移送ラインにおいて、対面
ベルトＩＡ、　ＩＡの移動が同一方向に然も同一速度に
なるように、両駆動プーリ２，２に連結する軸４゜４の
回転方向及び回転速度が定められている。対面ベルトＩ
Ａ、　ＩＡの間隔Ｓは、らっきょうの茎部ａを軽く挾ん
で移送することが可能な幅で、通常５■前後に設定して
おく。移送ベルト１，１の速度は、移送ラインにしたが
ってらっきょうｂがその茎部ａで挾持されながら移送す
る速度であって、移送ベルト１，１間の巻き込み側にら
っきょうの茎部ａを差し入れる際の安全性と作業能率性
の見地から定められ、通常１分間に４ｍ〜５ｍの速度程
度が望ましい。

移送ラインの直下には、数本のピアノ線５が適間隙Ｇを
保って張設してあって、この各ピアノ線５は両端の支持
杆６，６に取付けたブラケット７゜７によって上下に調
節可能な状態で取付けである。

また、数本のピアノ線の各間隙Ｇは、各ピアノ線５によ
ってらっきょうｂの下端を担持てきると共に、らっきょ
うの根Ｃが各間隙Ｇから垂れ下がることが可能なように
定めである。

張設したピアノ線５の下方位置には、各間隙Ｇから垂れ
下がっているらっきょうの根Ｃを切断する高速回転の回
転刃８が配設しである。この回転刃８の配設位置は上下
に調節可能になっている。

回転刃８によって切断するらっきょうの下端に残存する
根の長さは、張設する各ピアノ線５の位置あるいは回転
刃８の位置を上下に調節することによって、最も適切な
長さである３ｒｔｒｔｒ〜５Ｍの間において、適宜一定
の長さしに調整することができる。

尚、各ピアノ線５の下方位置に配設する回転刃８は、１
カ所に限定されず、同じ高さ位置を保って数カ所に配設
してもよい。このようにしておけば、移送過程において
、たとえば最初の回転刃により切り残した根があっても
、次の回転刃で切断できることになる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、移送ベルト間にらっきょ
うの茎部を挾むように差し入れると共にらっきょうの下
端を線条上に載せる作業をするだけで、各線条の間隙か
ら垂れ下がる根を一定の長さを残して切断することが可
能となるので、収穫後に大量にする必要のあるらっきょ
うの根の切断作業が楽にできることは勿論、その効率も
飛躍的に向上させることができる。しかも、切断後にら
つきように残存する根の長さが均一となって、塩水中で
の保存中の品質維持に寄与できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の一実施例を示す概略正面図、第２
図はその平面図、第３図は側面図、第４図は従来例を示
す斜視図である。 １・・・移送ベルト、５・・・線条、８・・・回転刃、
Ｇ・・・間隙、ａ・・・らっきょうの茎部、ｂ・・・ら
っきょう、Ｃ・・・らっきょうの根

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、らっきょうの茎部（ａ）を挾持可能に一対の移送ベ
   ルト（１、１）を対向配置し、その移送ベルト（１、１
   ）間に沿って形成したらっきょうの移送ラインの下方に
   、らっきょう（ｂ）を担持すると共にらっきょうの根（
   ｃ）を垂れ下げ得る間隙（Ｇ）で数本の線条（５）を張
   設し、線条（５）の下方に垂れ下がった根を切断する回
   転刃（８）を配設したことを特徴とするらっきょうの根
   の切断装置