JPH0221438Y2 - - Google Patents

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JPH0221438Y2
JPH0221438Y2 JP5847785U JP5847785U JPH0221438Y2 JP H0221438 Y2 JPH0221438 Y2 JP H0221438Y2 JP 5847785 U JP5847785 U JP 5847785U JP 5847785 U JP5847785 U JP 5847785U JP H0221438 Y2 JPH0221438 Y2 JP H0221438Y2
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refueling
hose
nozzle
controller
refueling nozzle
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ガソリンスタンド等において用い
られる懸垂式給油装置に関する。
〔従来の技術〕
周知のように、懸垂式給油装置においては先端
に給油ノズルが取り付けられた給油ホースが吊り
さげられており、給油ノズルは人の手が届かない
格納位置、車の出入りに支障がない程度の高さの
待機位置および給油作業が行なえる高さの給油位
置の3つの各停止位置の間を昇降するようになつ
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕 ところで、この種の給油装置においては、いた
ずら防止のため夜間は、給油ノズルを上記格納位
置へ巻き上げている。しかしながら、寒冷地で
は、冬場、夜間の気温の低下によつて給油ホース
を案内するローラが凍結し、回転しなくなり、こ
の結果、朝一番に給油ノズルを上記格納位置から
降下させる場合に、給油ホースがつかえて折れ曲
つたり、ホースリールから外れたりして昇降不能
になることがあつた。そこで従来は、これを防止
するために棒で給油ノズルを引ずり下ろしたり、
あるいは夜間給油ホースを巻き上げずに、給油ノ
ズルを天井に吊したり、という非常に面倒な作業
を行つていた。また、一部では、防爆構造のヒー
タで夜間案内ローラを温ためるという極めて不経
済な方法を採つていた。
この考案は上記事情に鑑み低温によつて給油ホ
ースを案内するローラが凍結している場合に、昇
降不能な状態に陥ることがないように案内ローラ
の凍結を解除することができる懸垂式給油装置を
提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するためにこの考案は給油ノズ
ルを上方位置から下方位置へ降下させる際に昇降
源を僅かに上昇駆動させた後、下降駆動させるこ
とを特徴とする。
〔作用〕 給油ノズルを僅かに上昇させることにより、案
内ローラの凍結を解除する。
〔実施例〕
以下、図面を参照してこの考案の一実施例につ
いて説明する。
第1図は、この考案の一実施例による懸垂式給
油装置を示す構成図である。この図において、1
は貯油タンク、2および3は各々貯油タンク1か
ら油を汲み上げるポンプおよびポンプ2を駆動す
るポンプモータである。また4は流量計であり、
該流量計4に付設された流量パルス発信器(図示
せず)は、油の流量に応じた流量パルスを出力す
る。前記ポンプ2によつて汲み上げられた油は管
路5を通つて給油所の天井に設けられたデリベリ
ユニツト6へ送られる。このデリベリユニツト6
には給油ホース7を介して給油ノズル8が昇降可
能に懸吊されており、給油ノズル8は、格納位置
(図中A)、待機位置(図中B)、給油位置(図中
C)および格納位置よりも僅かに上方の試験位置
(図中X)の各停止位置の間を昇降する。前記管
路5より供給された油は、前記給油ホース7を通
つてこの給油ノズル8から排出される。また、こ
の給油ノズル8には、手許スイツチ9が設けられ
ており、作業員がこの手許スイツチ9を操作する
ことにより、給油ノズル8が待機位置Bと給油位
置Cとの間を昇降する。一方、給油所壁部には昇
降釦10が設けられており、従業員がこの昇降釦
10を操作することにより、給油ノズル8が試験
位置X、格納位置Aおよび待機位置Bの間を昇降
する。また、11は給油装置の制御を行なうコン
トローラ、12は前記流量パルスに基づいてコン
トローラ11が算出した給油量を表示する表示部
である。
次に第2図はデリベリユニツト6の構成を示す
断面図である。この図において13はホースリー
ルであり、このホースリール13に前記給油ホー
ス7が巻回されている。また14は昇降モータで
ありこの昇降モータ14の回転が減速機15を介
してホースリール13に伝達され、ホースリール
13が正転(図中矢印Y1方向)あるいは逆転
(図中矢印Y2方向)して給油ホース7を巻き取り
あるいは送り出す。このホースリール13の回転
は調整器16へ伝達され、調整器16に内蔵され
たカムスイツチ(図示せず)が駆動される。カム
スイツチは、給油ノズル8の昇降位置を検知する
もので給油ノズル8が試験位置X、格納位置A、
待機位置B、あるいは給油位置Cに達したことを
検知して検知信号を出力する。また、ホースリー
ル13の回転は、送りローラ17へ伝達され、送
りローラ17が回転駆動される。この送りローラ
17は、ローラ18と共に給油ホース7を上下に
挾持し、ホースリール13の回転に伴なつて回転
して給油ホース7を送り出す。
一方、19は第1の腕であり、デリベリユニツ
ト6内上部に回動自在に取り付けられている。こ
の第1の腕19は、円弧状の案内部19aを有し
ており、この案内部19aには複数の案内ローラ
20,20…が配設され、これら案内ローラ2
0,20…によつて給油ホース7が案内部19a
の凸状の面に添つて移動可能となつている。ま
た、この第1の腕19には、第2の腕21の基端
部21aが回動自在に取り付けられており、この
第2の腕21の先端部21bにはスライダ22が
回動自在に取り付けられている。そして、給油ホ
ース7は第2の腕21の案内ローラ23,24の
間を通過し、さらにスライダ22の案内ローラ2
5,26の間を通過して、デリベリユニツト6の
底面6aから垂直下方に下がつている。この場合
スライダ22は、底面6aに添つて移動可能とな
つており、このスライダ22が底面6aに添つて
移動することによつて給油ホース7の吊下位置が
移動するようになつている。また、スライダ22
の移動に伴つて第1の腕19および第2の腕21
が回動し、給油ホース7に無理な力が加わつて屈
曲しないようになつている。
次に第3図は、同懸垂式給油装置の要部の電気
的構成を示すブロツク図である。この図におい
て、16a,16b,16cおよび16dは、
各々前述した調整器16に内蔵されている試験位
置検知スイツチ、格納位置検知スイツチ、待機位
置検知スイツチおよび給油位置検知スイツチであ
り、給油ノズル8が試験位置X、格納位置A、待
機位置B、給油位置Cに達したことを検知して検
知信号をコントローラ11へ供給する。また、9
a,9bは各々上述した手許スイツチ9に設けら
れている手許上昇スイツチおよび手許下降スイツ
チであり、作業員によつて操作されスイツチ情報
をコントローラ11へ供給する。また、10a,
10bは、各々上述した昇降釦10に設けられて
いる上昇釦および下降釦であり、作業員によつて
操作されスイツチ情報をコントローラ11へ供給
する。一方、27は駆動回路であり、コントロー
ラ11の制御指令に基づいて昇降モータ14を駆
動して、給油ノズル8を昇降させる。
次に、上述した懸垂式給油装置の動作を第4図
に示すフローチヤートを用いて説明する。場所は
寒冷地、季節は冬、また時は早朝である。作業員
が給油装置の電源をオンすると、コントローラ1
1は、システムのイニシヤライズを行ない(ステ
ツプSP1)次いでステツプSP2において下降釦
10bが押されたか否かを判断し、押されていな
ければ再びこのステツプSP2を実行する。下降
釦10bが押されると、コントローラ11はステ
ツプSP3へ移り、カウンタCに適宜の数値をセ
ツトする。これは、後述する異常検知のためのも
のである。次いで、コントローラ11はステツプ
SP4において、駆動回路27に昇降モータ14
の正転指令を出力する。すると、昇降モータ14
が正転(第2図中矢印Y1方向)し、ホースリー
ル13が給油ホース7を巻き取る方向に回転し
て、給油ノズル8が上昇する。次いでコントロー
ラ11は、ステツプSP5において、試験位置検
知スイツチ16aにより、給油ノズル8が試験位
置に達したことが検知されたか否かを判断し、検
知されていなければ、ステツプSP6へ移り、前
記カウンタCの値から1を引いた後、ステツプ
SP7においてカウンタCの値が0になつたか否
かを判断する。カウンタCの値が0でなければ再
びステツプSP5を実行する。すなわち、コント
ローラ11は給油ノズル8が試験位置Xに達する
までの間、ステツプSP5,SP6、およびSP7か
らなるループL1を循環する。このループL1を循
環している間に、給油ノズル8が試験位置Xに達
したことが検知されたならば、ステツプSP5の
判断がYESとなり、ループL1の循環を抜ける。
このように給油ホース7が巻き戻されることによ
り、この給油ホース7と接する各案内ローラ1
0,10…,23,24,25,26が強制的に
回転させられ凍結が解除されて回動可能な状態と
なる。一方、ループL1を循環している場合に、
カウンタCの値が0になつた場合には、ステツプ
SP7の判断がYESとなり、コントローラ11は
異常処理を行なう。ここで、カウンタCの設定値
は給油ノズル7が格納位置Aから試験位置Xに達
するまでの時間を考慮して定められており、給油
ノズル7が正常に上昇した場合には、0となるこ
とはない。したがつて、カウンタCの値が0にな
るということは異常が発生して給油ノズル7の上
昇が妨げられていることになる。
他方、給油ノズル7が試験位置Xに達したなら
ばコントローラ11は、駆動回路27に昇降モー
タ14の停止指令を供給し、ホースリール13の
回転を停止させた後、ステツプSP8へ移り、駆
動回路27に昇降モータ14の逆転指令を供給す
る。すると、昇降モータ14が逆転(第2図中矢
印Y2)し、ホースリール13が給油ホース7を
送り出す方向に回転する。これによつて給油ノズ
ル8が降下し始める。この際、各案内ローラ1
0,10…23〜26の凍結が解除されているの
で、給油ホース7は滑かに降下し、つかえて折れ
たり曲がつたり、ホースリール13から外れたり
して昇降不能になることはない。次いで、コント
ローラ11は、ステツプSP9へ移り、給油ノズ
ル8が待機位置Bまで降下したか否かを判断し、
降下するまで、このステツプSP9を実行する。
次いで給油ノズル8が待機位置Bまで降下したな
らば、駆動回路27に昇降モータ14の停止指令
を供給し、ホースリール13の回転を停止させた
後、ステツプSP10へ移る。コントローラ11
は、このステツプSP10において、手許下降ス
イツチ9bが操作されたか否かを判断し、操作さ
れていなければステツプSP11へ移り、上昇釦
10aが押されたか否かを判断し、そして、押さ
れていなければステツプSP10へ戻る。すなわ
ち、給油ノズル8が待機位置Bに停止している状
態で、手許下降スイツチ9bまたは上昇釦10a
が操作されもしくは押されるまでは、コントロー
ラ11はSP10→SP11→SP10なるループL2
を循環する。このループL2を循環している最中
に、手許下降スイツチ9bが操作されると、ステ
ツプSP10の判断がYESとなり、コントローラ
11はステツプSP15へ移り、給油ノズル8を
給油位置Cまで降下させる。次いでコントローラ
11は、ステツプSP16において給油モータ3
を回転させ、表示部12を零リセツトし、給油に
備える。また、コントローラ11は、ステツプ
SP17において手許上昇スイツチ9aが操作さ
れたか否かを判断し、操作されたならばステツプ
SP18へ移り、給油モータ3を停止させると共
に給油ノズル8を待機位置Bへ上昇させ、その後
ループL2へ戻る。
一方、ループL2を循環している最中に、上昇
釦10aが押されると、ステツプSP11の判断
がYESとなり、コントローラ11はステツプSP
12へ移り、給油ノズル8を格納位置Aへ上昇さ
せる。次いで、コントローラ11はステツプSP
13において下降釦10bが押されたか否かを判
断し、押されたならばステツプSP14へ移り、
給油ノズル8を待機位置Bへ降下させた後、ルー
プL2へ戻る。
なお、案内ローラの凍結を解除するための上昇
動作は温度センサを設けて気温が低下している時
だけ行うようにしてもよい。
また、給油ノズルの停止位置の検出は、上述し
た実施例に示すカムスイツチに限らず、例えば光
電スイツチを利用してホースリールの回転を検出
するようにしてもよい。
また、給油ホースの送り出し、巻き戻し機構に
ついては、送り出しと、巻き戻しを別の機構で行
なうもの、あるいはホースリールのみで行なうも
の等、様々なものがあるが本考案は、これらの全
てについて適用できることは勿論である。
また、実施例における試験位置検知スイツチ1
6aは、備えられていなくてもよい。この場合第
4図に示す、ステツプSP5、SP6、SP7、は必
要なくなる。また、上昇動作は格納位置のみなら
ず待機位置でも行なうようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案によれば給油ノズ
ルを上方位置から下方位置へ降下させる際に、昇
降源を僅かに上昇駆動させた後、下降駆動させる
ようにしたので、案内ローラの凍結を解除でき、
給油ホースが折れ曲つたりして昇降不能な状態に
陥ることなく、給油ホースを下降させることがで
きる。
また、この考案によればコントローラの処理内
容の変更だけで済み、改造が安価である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例による懸垂式給
油装置の構成を示す概略図、第2図は、デリベリ
ユニツトの構成を示す断面図、第3図は同懸垂式
給油装置の要部の電気的構成を示すブロツク図、
第4図は同懸垂式給油装置の動作を説明するため
のフローチヤートである。 6……デリベリユニツト、7……給油ホース、
8……給油ノズル、11……コントローラ(昇降
制御手段)、14……昇降モータ(昇降源)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 給油所高所のデリベリユニツトに設けられた昇
    降源を正転あるいは逆転させて、給油ホースと接
    触して回転しつつ吊下位置を規定する案内ローラ
    を経由して前記デリベリユニツトから該給油ホー
    スを送り出しあるいは巻戻しを行うことにより、
    同給油ホースの先端に取り付けられている給油ノ
    ズルを昇降させ、予め定められた昇降位置の間を
    移動させるようにした懸垂式給油装置において、
    前記給油ノズルを上方位置から下方位置へ降下さ
    せる際に、前記昇降源を僅かに上昇駆動した後、
    下降駆動するように駆動制御する昇降制御手段を
    設けたことを特徴とする懸垂式給油装置。
JP5847785U 1985-04-19 1985-04-19 Expired JPH0221438Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5847785U JPH0221438Y2 (ja) 1985-04-19 1985-04-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5847785U JPH0221438Y2 (ja) 1985-04-19 1985-04-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61175199U JPS61175199U (ja) 1986-10-31
JPH0221438Y2 true JPH0221438Y2 (ja) 1990-06-08

Family

ID=30584010

Family Applications (1)

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JP5847785U Expired JPH0221438Y2 (ja) 1985-04-19 1985-04-19

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JPS61175199U (ja) 1986-10-31

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