JPH02212788A - 磁場測定装置 - Google Patents

磁場測定装置

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JPH02212788A
JPH02212788A JP3282489A JP3282489A JPH02212788A JP H02212788 A JPH02212788 A JP H02212788A JP 3282489 A JP3282489 A JP 3282489A JP 3282489 A JP3282489 A JP 3282489A JP H02212788 A JPH02212788 A JP H02212788A
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noise
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correction
coil
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JP3282489A
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Osamu Hayashi
治 林
Hiroshi Igarashi
寛 五十嵐
Takehiko Hayashi
武彦 林
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔目次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術 (第12.13.14図)発明が解決しよ
うとする課題 課題を解決するだめの手段 (第1図)作用 (第2.
3.4図) 実施例(第5.6,7,8,9,10.11図)発明の
効果 (概要) 一様磁場、又は一様勾配磁場等の雑音磁場を除去して磁
場の検出を行うように形成された微分形磁場検出コイル
と、検出した磁場の測定を行う磁場測定器とを有する磁
場測定装置に関し、一様磁場を容易、かつ確実に除去で
きるとともに、磁場検出コイルに高精度を要求されない
信頼性ある磁場測定装置を提供することを目的とし、 少なくとも何れか1個のコイルに対して磁束か錯交する
ように設定した少なくとも3個の補正用磁場検出コイル
と、当該補正用検出コイルで検出した磁場の測定を行う
少なくとも3台の磁場測定器と、少なくとも、全ては一
平面に平行でない3方向を含む、相異なる方向の一様磁
場に対する前記磁場測定器の感度特性に基づいて定めた
所定の重み係数を成分とする重みベクトルと前記磁場測
定器により測定された各磁場を成分とする測定ベクl〜
ルとの内積に基づいて雑音磁場を除去ず乙雑音除去部と
を有する構成である。
〔産業上の利用分野〕
本発明は微小磁場を測定する際に、被測定磁場と共に混
入して計測される外部雑音磁場成分を除去する磁場測定
装置に係り、特に一様な磁場、または一様勾配磁場等の
雑音磁場を除去するために、微分形ピックアップ・コイ
ルを用いた磁場測定器により測定された磁場及び、補正
用とックアッフ・コイルを用いた磁場測定器により測定
された磁場に基づいて、雑音磁場を被測定磁場から除去
して磁場または磁束の測定を行う磁場測定装置に関する
近年、生体などから発する微小磁場の測定にスクイド(
S Q U I D ; superconducti
ng qua+山1111interferenced
evice超伝導州子干渉計)を利用した高感度の磁場
測定器が利用されている。
その際、極く微小な磁場を測定するため外部磁場の影響
が問題になっている。外部磁場雑音の主な発生源となっ
ているものに地磁気や電車、エレベータ、コンピュータ
その他の電気機器などがあるが、これらの発生源はピッ
クアップ・コイルと被測定磁場源の間の距離に較べ被測
定磁場源から非常に離れた位置にある。このため外部磁
場雑音は被測定磁場源の近くでは場所によってその大き
さと方向が殆ど変わらない一様磁場あるいは場所に対す
るこれらの変化率が一定な一様勾配磁場と見做すことが
できる。
このことを利用して、外部磁場雑音成分を除去するため
に、ピックアップ・コイルとして1次微分形コイルや2
次微分形コイルなどの微分形コイルが用いられている。
しかし、前記ピックアップ・コイルの製作誤差の点から
一様磁場による雑音成分を充分には除去しきれてないと
いう問題を残している。
〔従来の技術〕
従来、外部一様磁場による雑音を除去するために微分形
磁場検出コイル(以下「微分形ピックアップ・コイル」
という)として、第12図(a)に示すような1次微分
ピックアッフ・コイル10が、さらに一様勾配磁場によ
る雑音を除去するために、第12図(b)に示すような
2次微分形ピックアッフ・コイル100が用いられてい
る。この他、図示していないか、3次微分形ピックアッ
プ・コイルなど種々の微分形ピックアップコイルが用い
られている。
ピックアップ・コイル10と高感度磁気センサであるス
クイド41aに磁気結合するインプラ1〜・コイル41
bとは超伝導材でてきており超伝導ループを構成してい
る。磁場Hがピックアップ・コイル10に入力するとピ
ックアップ・コイルに錯交する磁束Φ2を打ち消す方向
にΦ2に比例した電流■がピックアップ・コイル10と
インプラ1〜・コイル41bに流れ、インプラ1〜・コ
イル41bから磁束Φ五がスクイド41aに錯交する。
Φ、はスクイド41aで検出され、その出力は磁場測定
回路41cで処理されて錯交磁束に応した信号V。か出
力される。信号V。は電流変換回路41dで■。に比例
した電流に変換され、スクイド41aに磁気結合したフ
ィードバック・コイル41eに流入され、インプット・
コイル41bからスクイド41aに入力する磁束Φ、を
打ち消ず方向に磁束がフィードバックされ、ヌルメソッ
ドで磁束Φ、従、って磁場Hが計測され、磁場測定回路
41cの出力端には磁場Hに比例した信号が出力される
ようになっている。
第12図(a)あるいは第12図(b)で破線て囲まれ
た部分は磁場測定器41に相当する。
ここで、説明の簡単のため一時微分形コイルを例にして
、微分形コイルの一様磁場に対する等価コイルについて
説明する。
第12図(a)に示すように一時微分形コイルを構成す
る2個のコイルの面積およびそれらの面の法線方向の単
位ベクトルをそれぞれAI 、niおよびA2 +n2
とすると、−次微分形コイルに一様磁場百が錯交する磁
束Φは Φ= (Alnl−H)+ (A2n2−H)   ■
となる。ここで括弧内はスカラ積を表す。
ここでスカラ積とは二つのベクl〜ルの絶対値の積に、
二つのベクトルのなす角の余弦を乗じたものである。こ
れは二つのベクトルの各直交座標軸」−の三成分同士の
積の和で表わされる。
このΦがゼロになるためには A1nt=  A2n2        ■であればよ
い。即ち2個のコイルの面積が等しく面の法線方向が丁
度逆向きてあればよい。しかし、実際に製作されたもの
には製作誤差が含まれるため、■式か満たされず一様磁
場に対しても一次微分形コイルから出力がでることにな
る。
いま、A2= A、+ΔA n2= −(n、+Δn) とするとき錯交するとき磁束Φは ■ どなる。■式で下線の部分は一つのベタ1〜ル量を示す
ものであるから、このベクI〜ルの大きさをA、その法
線方向がneとすると■式は次の如く書ける。
Φ−(Aene −)1)            ■
これは面積がAeで、その面の法線方向かneの方向を
向いたコイルに一様磁場が錯交する磁束に等しい。従っ
て一様磁場に対して、−次微分形コイルはそれを構成す
る2個のコイルが■式を満たさない場合には面積かAe
で、その面の法線方向がneの方向を向いたコイルと等
価となり、一様磁場に対して感度を有することになる。
微分形コイルの面積Aには通常0.1%程度或いはそれ
以上の誤差を有し、また各コイル面間の平行度にも誤差
を含んでいるため、これらの外部磁場による雑音は高々
1000分の1程度までにしか低減することができない
そこで、従来第13図(a)に示すように3個の超伝導
タブ(面積の小さい薄い板)i2X。
Y、Zを」いに直交する3軸方向の磁場の内の1方向の
磁場に対してのみ感度変化を与えるように配置して、こ
れらの超伝導タブの位置を調整して磁場分布を変えるこ
とにより、また、第13図(b)に示すように互いに面
が直交する補正用のループ13X、Y、Zを3個設け、
超伝導タブの位置をずらせてその面が超伝導タブで磁気
的に遮蔽される量を調整することにより、この製作誤差
によるコイルのアンバランスの補正を行っていた。
また従来技術として第14図に示すように3個の補正コ
イルをその面の法線が各々X、Y、Z方向を向くように
配置して一様磁場に起因する雑音を除去する方法が公開
(特開昭63−32384号)されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、以上説明した従来の方法のうち、前者の方法
では3個の超伝導タブや3個の補正用のループの各面の
法線方向に合わせて、1軸ずつ外部から一様交流磁場を
加えて磁場測定器の出力か最小になるよう順次調整を行
うのてかなり調整か面倒である欠点があった。また前記
3個の超伝導タフ六゛〕3個の補正のループの各面の法
線方向で互いにilE確に直交1ノ′Cいる必要が有る
が、やはり製作誤差を含んでいるためにある軸方向の一
様磁場に対し、・で出力かないように調整すると他の軸
方向の・様磁場に対し・出力が増加することなどがあり
、同様な調整を繰り返し゛C仝■音出力が最小になるよ
う調整を行っているが、それでも一様磁場に起因する雑
音成分の除去が十分には行えないという問題点があった
また、従来の方法のうち後者の方法にあっては、各X、
Y、Z方向毎に雑音磁場の消去を行うため、正確に短時
間で調整な行うには3個の補正コイルの面の法線がグい
に正確に直交していて、か−)可変抵抗の調整の際に外
部から加える一様磁場の方向が、いずれかの法線方向に
正確に一致していることか必要とされるが、コイル面の
方向にも、一様&、′?:馬の方向にも誤差が含まれ易
く、何度も回し・調整を繰り返してもなかなか一様磁場
に起因するppl潜の除去が1−分には行えないという
問題点を右し′でいた。
すなわち、前者の方法では前述の如く外部から一様交流
磁場を加えた状態で、磁場測定装置の出力が最小になる
よう超伝導タブや補正用のループを順次調整を行うので
かなりJ周整が面Ifヒてあり、後者の方法では前記3
個の超伝導タブや3個の補正用ループの各面の法線方向
は−りいに正確に直交している必要か有るが、やはり製
作誤差を含ん′Cいるために調整によって一様磁場に起
因する肩1.音の除去か十分には行えないという問題点
を有し・°rいた。
そこで、本発明は微分形ビックアッフ・コイルのアンバ
ランスにより生ずるー・様磁場(こよる全11音をより
簡単に、より確実に除去できる磁場測定装置を提供する
ことを目的としてなされたものてあ〔課題を解決するだ
めの手段〕 以北の技術的課題を解決するため本発明は第1図に示す
ように、一様磁場、または一様勾配磁場等の雑音磁場を
除去して磁場の検出を行うように形成された少なくとも
1個の微分形磁場検出コイル10.・・・と、検出した
当該磁場の測定を行う少なくとも1台の磁場測定器20
.・・・とを有する磁場測定装置において、少なくとも
何れか1個のコイルに対して磁束が錯交するように設定
された少なくとも3個の補正用磁場検出コイル11゜1
2.13.・・・と、当該補正用検出コイルで検出した
磁場の測定を行う少なくとも3台の磁場測定器21,2
2,23.・・・と、少なくとも、全ては一平面に上行
でない3方向を含む相異なる方向の一様磁場に対する前
記磁場測定器21,22゜23、・・・、20の感度特
性に基づいて定めた所定の重み係数を成分とする重みベ
クトルと、前記磁場測定器21,22,23.・・・、
20により測定された各磁場なベクトル成分とする測定
ベクトルどの内債に基づいて雑音磁場を除去する雑音磁
場除去部3とを有するものである。
ここで、「磁場測定器」は必ずしも第12図の符V)4
1に示したような超伝導材が使用される場合に限られな
い。
「・・・の感度特性に基づいて定める」とは例えば、一
様磁場に対して、測定装置が測定した一様磁場を除去す
るように定めることであって、例え同種の各磁場測定器
であっても、固有な重み係数が得られることになる。
また、「内積」とは同一・の各ヘタ1〜ル成分間十の積
の和をとることをいい、和には差も含まれている。
さらに「少なくとも3個」とし′でいるが通常は3個あ
れば必要で十分である。
(作用) 今、説明上の簡単のため1個の前記微分形磁場検出用コ
イル10により検出した磁場を測定する磁場測定器20
の他に前記補正用検出コイル11.12.13を用いた
3台の磁場測定器21.22.23を有するものとする
また、説明上簡単の為にηいに直交するX。
YおよびZ軸方向に順次に一様磁場を加え゛C行き、X
ll1llI力向に一様磁場を加えた場合の磁場測定器
21.磁場測定器22 、磁場測定器23および范;楊
測:”Ji 410 ノ出力をソ;i ソれV i x
 + v2 X +V3X、Jぢよび■。Xどし・、Y
軸方向に一様磁場を加えた場合の磁場測定器21.磁場
測定器22.磁場測定器23によび磁場測定器20の出
力をそれソt’ V I X、+ V2Y+ V3Y+
およびVoyとし、Z軸方向に一様磁場な加えた場合の
磁場測定器21.磁場測定器22 、磁場測定器23お
よび磁場測定器20の出力をぞね5ぞれvIZ + v
2Z + V 3Z +および■o2どするとき、前記
雑り′磁場除去部3により内積かどらイユる・\き重み
ペクト・ルの各成分(+11111211)、jl。)
は下記式■に示したように定められることになる。
すなわち、前記測定ベクトル(VIX、Y、z+V 2
 X、 Y、 Z + V :+x、 Y、 Z + 
■OX、Y、Z )と前記重みベクI〜ル(h□+11
2+F13+11゜)との内積な取ることにより、各成
分が0となることにより定められる。
すなわち、 ここで、h、 +h2.h3.h。は正負の値を含む。
いま、一様磁場に対し・錯交する磁束が最大になる磁場
方向をコイル面の法線方向と定義し、前記補正用コイル
11,12.13及び前記微分形検出用コイル10の各
コイル面の法線方向の単位ベクトルなそれぞれnl+ 
+121113 +及び11.、とすると、任意の成る
方向にベクトル11なる一様磁場を加えた場合の前記磁
場測定器の出力は各々 ax(n、* H) 、a2(fi□* H) 、 a
3(1)3+= il ) 。
およびa。(n、o−H)となる。
たたし、al+ 82+およびalはそれぞれの補正用
磁場検出コイル11,12.13の面積と磁場測定器2
1,22.23の感度特性により定まる定数である。a
oば微分形磁場検出コイルlOか一様磁場に対し錯交す
る磁束が最大になる場合の実行的面積(微分形磁場検出
コイルに製作誤差がない場合はこの面積はゼロとなる。
)と磁場測定器20の特性により定まる定数である。括
弧内はスカラ耳青を表す。
いまHの直交3!1ilII成分をH,、NY、および
Hzとし、軸方向の単位ベクトルIljおよびkとする
と上記の各出力は下記のごとく表される。
ここで、前記式■が前記一様磁場の方向や大きざ及び磁
場測定器の特性に関係なく成立するためには、 tlに関係なく hIa、(11,・ )i  )  十 h2a2(1
〕2*  H)  +h3a3(Q:++ H) +a
o(llo+ H)=0■となればよい。即ち (11ia+ntx ” hza2n2x ” h3a
3n:+x ”hoaonoX) Hx(hlalns
、y ” 112a2n2y +!1:+a3n:iy
”1ioaonoいHy  ”  (hxaxnlz 
” h2a2n2z ” 113a:+nzz→t)o
a。
noz) tl、  = 0  ■ 取、HYおよびHzの値に関係無く■式が成立するため
にはHX、HアおよびH7,の係数がそれぞれ両辺で等
しければよいから、 (hxaxnxx ” h2a2n2X” 113a:
in++x”1loaonoX) )IX =0(hl
alnly + h2a2n2y 4r t13a3n
3y”ho8onoy) I(Y=0(hxaxnxz
 ” h2a2n2z ” h*a3+13z”llg
aOnOZ) Hz =0■ となればよい。■式の各項と前述の実測値との間には次
のような関係がある。即ち であるから、 ■式は と書ける。0式の連立方程式から4個の未知数h1.h
2.113及びり。を求める。尚、式は3個であるが未
知数4個のうち1つは独立ではなく、実質的には未知数
は3つであり、例えば、 とした場合には−ht/ho=bt 、−h2/ho=
b2.−h:+/ho=b3の3つが実質的な未知数と
なる。
こうして得られた重みベクトル(h、、h□、h3.h
o)または(bt、b2.b+3j、)と前記磁場測定
器21゜22.23.20により測定された磁場との内
積が前記雑音磁場除去部3において、取られることにな
る。
尚、通常は第2,3図に示すように、前記雑音磁場除去
部3として、乗算部401,402゜403を設け、さ
らに当該各乗算部401゜402.403として可変利
得増幅器411゜412.413を使用し、前記微分形
磁場検出コイル10を用いた前記磁場測定部20につい
ては乗算部として可変利得増幅器を設けず(ho=1と
することに相当する)、重みベク1〜・ルとして(h。
h2.h3.]、 )を使用することに相当する。
尚、重みベクトル成分り。として11゜=】以外を使用
した場合には、被測定磁場を求める際に、前記微分形磁
場検出コイル10で検出され前記磁場測定器20により
測定された磁場をhoで除する必要がある。
ここで、各乗算部の倍率または可変利得増幅器の各利得
として前述した前記重みムク1ヘルの成分から得られた
一hx/ho=b、、 、−h2/ho=b2.−h:
i/ho=b3を使用することになる。
こうして、前記乗算部401,402,403として用
いた可変利得増幅器411,412゜413の出力を前
記雑音除去部3としての差分増幅器50で和をとり、前
記微分形磁場検出コイル10から検出され前記磁場測定
器20により測定された磁場からの差をとることにより
一様磁場による雑音成分が除去されることになる。
尚、前記補正用磁場検出コイル11,12゜13は前記
微分形磁場検出コイル10に較べ被測定磁場源からかな
り離れた位置に配置すれば、被測定磁場H,は前記補正
用磁場検出コイル11゜12.13には較べ極く僅かし
か入力しないので、磁場測定器20の出力から磁場測定
器21゜22.23の出力を減じても、磁場測定器20
の被測定磁場による出力成分は殆ど変化することなく前
記雑音除去部3としての差分増幅器50に出力される。
以上の説明では簡単のために、重みベクトルの成分ht
+112.h3.lloまたはbt、b2.b:+、1
を求めるために互いに直交する3軸方向の一様磁場を利
用したが、a・ずしも加える一様磁場は直交する3軸方
向である必要はない。3方向が異なり、且つ、3方向が
全ては一平面に平行でない3方向の一様磁場であればよ
い。この条件を満たす3方向の一様磁場H1、H2およ
びH3を順次に加えて行き、Hlなる一様磁場を加えた
場合の磁場測定器21.磁場測定器22.磁場測定器2
3および磁場測定器20の出力をそれぞれ■1X、■2
X、■3゜およびV。Xとし、H2なる一様磁場を加え
た場合の磁場測定器21、磁場測定器22.磁場測定器
23および磁場測定器20の出力をそれぞれvI Y 
* v2 Y + ■3 YおよびV。Yとし、+13
なる一様磁場を加えた場合の磁場測定器21、磁場測定
器22、磁場測定器23および磁場測定器20の出力を
それぞれV I Y + V 2 Y + V 3 Y
およびv。Yとするとき、前記可変利得増幅器411,
412,413の出力が前記■を満足するように前記各
可変利得増幅器の利得を調整することにより差分増幅器
50の出力端で一様磁場により生ずる雑音成分を除去し
た信号を得るものである。
さらに、第4図に示す場合にも以上と同様であるが、補
正用磁場検出コイル11,12.13・・・により検出
された磁場を測定する磁場測定器21.22,23.・
・・の出力に関して重みヘクl〜ルと測定ベクトルとの
内積を取って、一様磁場を測定し、微分形磁場検出コイ
ル10及び磁場測定器20に対し2゛で、当該一様磁場
を除去するように働きかける点が異なっている。
(実施例) (a)第5図は本発明の第一の実施例である。図中、第
1図で示したものと同一のものは同一記号て示しである
本実施例は同図に示すように微分形ピックアップ・コイ
ル(微分形磁場検出コイル)10と、当該近傍に設けら
れ、何れの方向の一様磁場に対しても、少なくとも1個
のピックアップ・コイルは磁束が錯交するように成る立
体構造物40の表面に配置された補正用ピックアップ・
コイル(補正用磁場検出コイル)11,12.13と、
各ピックアップ・コイルに錯交した磁束に比例した信号
を増幅する磁場測定器21、磁場測定器22、磁場測定
器23及び磁場測定器20と、雑音磁場除去部32とを
有する。
当該雑音磁場除去部32は該磁場測定器21、磁場測定
器22及び磁場測定器23の出力をそれぞれ増幅する前
記乗算部401,402゜403としての可変利得増幅
器411.可変利得増幅器412及び可変利得増幅器4
13と、前記加減部5としての差分増幅器51とを有す
る。
当該差分増幅器51は演算増幅器と抵抗で構成されてお
り、加算器51a、加算器51b及び反転増幅器51c
を有するものである。
当該差分増幅器51の出力には磁場測定器20の出力か
ら可変利得増幅器411.412413の出力が減じら
れた信号が出力される。
以上の構成により一様磁場による雑音成分を除去した信
号を得ることができる。
被測定磁場を測定するのに先立って、可変利得増幅器4
11,412,413で利得を決定するために、例えば
第8図に示すような円筒状に巻いたコイルを一様磁場発
生器8として用いる場合について説明する。
一様磁場Hの存在する円筒状コイルの中心部に前述した
補正用ピックアップ・コイル11゜12.13を設け、
一様磁場Hの方向は円筒状コイルの軸と平行方向にある
ので、コイルの軸方向を変えることにより、交流一様磁
場なX、YおよびZ軸の直交3軸方向に順次加え、各方
向に対し磁場測定器21,22,23.20の交流出力
の最大値■1X、■1Y、■1□+ V2X+ v2Y
、 v2□。
■3X、■3Y、v3□、■oX、voYおよびVOZ
を測定し、前述の0式によって可変利得増幅器411゜
412.413に設定すべき利得値b□、b2およびb
3を算出して、各可変利得器の利得をそれぞれこれらの
値に設定することにより、一様磁場による雑音成分が除
去された信号を得ることが可能になる。
(b)第6図は本発明の第二の実施例である。
本実施例では可変利得増幅器以降の演算をディジタル演
算で行うものである。
本実施例では前記雑音磁場除去部3として、乗算部42
1,422,423と、加減部52と、タイミング発生
器6とを設けるとともに、当該各乗算部421,422
,423には任意時刻におけるアナログ信号値を抜き出
して保持することによりA/D変換器の正常な動作を助
けるサンプル・ホールド回路421a、422a、42
3a、アナログ・デジタル変換器(以下A/D変換器と
いう>421b、422b、423b、乗算器421 
c、422c、423c及びレジスタ421d、422
d、423dを有する。
また、前記加減部52はサンプルホールド回路52a、
A/D回路52b及び加算器52cを有する。
本装置は磁場測定器21,22,23.20の出力はタ
イミングパルス発生器6の信号により、ある時間間隔で
サンプリングが行われ、それぞれA/D変換器421b
、A/D変換器422b、A/D変換器423b及びA
/D変換器52bでディジタル信号に変換される。(a
)項の第一の実施例と同様にしてb2.b、およびb3
を求め、この値をそれぞれレジスタ421d、422d
423dにセラ1−1.ておき、被測定磁場を測定する
際に、A/D変換器421b、A/D変換器422bお
よびA/D変換器423bです、 、b2および1)3
倍し、これらの値をA/D変換器52bの出力から減じ
る演算を加算器52eで行わせることにより、一様磁場
による雑音成分を除去した信じ−をディジタル信号゛C
得るようにしたものCある。
(e)第71メ1は第三の実施例である。
本実施例は微分形ピックアップ・コイル10と、当該近
傍に設けられ、何れの方向の一様磁場に対しCも、少な
くとも1個のピックアップ・コイルは磁束か錯交するよ
うに成る立体構造物40の表面に配苫された補正用ピッ
クアップ・コイル11.12.13と、各ピックアップ
・コイルにtハ交した磁束に比例した信号を増幅する磁
場測定器21.磁場測定器22、磁場測定器23及び磁
場測定器20と、雑音磁場除去部34と、正弦波発生器
7と、一様磁場発生器8とを有する。
当該雑音磁場除去部34は、サンプルホールド回路34
1a、342a、343a、340aと、A、 、、’
 D変換器341b、342b、343b、340bと
、演算部34c(電子計で(9器)と、電子計算機のコ
ン)ヘロール信りを受IJて、当該サンプルホールド回
路341a、A/D変換器341b及び前記1弦波発生
器7に一タイミシ′ノベルスを送出するタイミングパル
ス発生器61どを有する。
正弦波発生器7は該夕・イミングパルスを−)j・、1
″に、t”iに同期17.・”C正弦波を発生し・て、
一様7d;:場発生器8のコイルに正弦波電流を流入さ
せる。一様心1場がX軸ノj向に加えられている場合に
は正弦波電流が最大近くに達するタイミングで、VIX
V2X IV3XI VOXはサンプルホールド回路3
41aてホールドか行われ、A /’ D変換器34.
1 bてディジタル信号に変換され゛C,演算i’:1
(34cに取り込よAする。同様に一様磁場かY Wd
r方向、Zilii1ツカ向に加えられている場合にそ
れぞJlvl、”f +V2Y 。
V 3Y 、 V oy8よひ\r tz IV2Z 
IVIIZ +VOZか演算部34cに取り込まれる。
そし゛((1−j)式により1)1.1112およびl
)3を求めこの値をメ干りに記憶させておく。
実際に被測定磁場を測定する際には各磁場測定器21,
22,23.20の出力は、タイミングパルス発生器6
1からのパルスにより一定の周期でサンプルホールドが
行われ、さらにA/D変換されて、A/D変換器341
b、342b。
343bの出力は順次演算部34cにとりこまれて、予
めメモリに記憶されている1)□、b2および1)3の
値か各々に掛けられて、得られた値の和をA/D変換器
340bの出力から減する演算を演算部34cに行わせ
る。その結果を順次出力することにより一様磁場による
雑音成分を除去した信号を得るものである。
(f)第9図は本発明の第四の実施例である。
本実施例では前記雑音磁場除去部301には可変利得増
幅器411,412,413の他、加減部53を有する
当該加減部53は加算器53dと、ジョセフソン素子を
有する超伝導リングと磁気的に結合したフィードバック
・コイル53aと、当該加算器53dの出力に比例した
電流をフィードバック・コイル53aに流す電流変換手
段としてのり全抵抗器53bと、重み係数を求める際に
rq変低抵抗器53bらフィードバック・コイル53a
に電流が入力しないようにする電流変換手段としCのス
イッチ53cとを有するとともに、前記(a)項で示し
た第一・の実施例で可変利得増幅器41]。
412.413の出力を可変抵抗器53bと微分形磁場
検出コイル53aに磁場結合するコイル53aにより、
微分形磁場検出コイル10に一様磁場が錯交する磁束を
打ち消すようにフィードバックさせるものである。
調整方法は先ずスイッチ53cを開にしフィー1′:バ
ック・ループを切った状W;で、(a)項の第一・の実
施例と同様な方法です、、b2および1)3を求め、各
可変利得増幅器411,412,413の利1′(Iを
この値に設定する。次に磁気測定器20の出力がなるべ
く最大に近くなる方向の一様磁場を加、宮で、この状態
でスイッチ53cを閉にし、磁気測定器20の出力がゼ
ロとなるよう可変抵抗器53bを設定ずれはよい。
(呂)第10図は第五の実施例を示ずものである。
杖実施例ては■音除去部302とし・て3台の可脅利1
′II増i+i+器411,4.12,413と、当該
増幅器の出力の和を出力する加算器54cと、該加1″
J−器54cの出力に珪例した電流をフィートバラ・ν
・コイル54aに流す電流変換1段としての可変抵抗器
541)と、重み係数を求める際に当該可・:夏j1琢
41光器54bから〕ノイ〜 1−バック・コイル54
 a iJ″、電流が入力1.・ないようにする電流変
換手段どし゛このス、イッチ5・ICとを有するととも
に、前記(+1)項で示した第一の実施例で可変利イ↓
j増幅器411.町変利イ()増幅器412 、可変利
得増幅C41i 413の出力を可変抵抗器54bと当
該磁場測定器200のジョセフソン素子を有するスクイ
ド(超伝導リング)200aに磁場結合するフィー1=
’ハツク・コイル200bにより、スクイド200aに
一様磁場が錯交する磁束を打ち消すようにフィードバッ
クさせるものである。調整方法は先ずスーイッチ54c
を開にしフィー ト?\ツク・ループを切った状態゛ご
、(a)項の実施例と同様な方法てす、、+)2および
b3を求め、名可変利イM増幅器4.11,4.12,
413の利得をこの値に設定する。
次に磁気測定器200の出力がなるべく最大に近くなる
方向の一様磁場を加えて、この状態でスイッチ54cを
閉に1ノ、磁気測定器200の出力がゼロとなるよう可
変抵抗器541)を設定ずJ″lばよい。
尚、図中符月200Cは磁場測定回路、200dは電流
変換回路である。
(h)第11図は本発明の第六の実施例である。
複数のn個の場所ての磁場を同時に計測するための多チ
ヤンネル磁場測定装置に関するものである。
一組の補正用磁場検出コイル11,12゜13と、当該
コイルにより検出した磁場の測定を行う磁場測定器21
,22.23と、名チャンネル毎に設けられた微分形磁
場検出コイル101゜102、・・・10nと、当該コ
イルにより検出した磁場の測定を行う磁場測定器201
..202゜・・・2Onと、該磁場測定器21,22
.23の出力を人々増幅4″る第一の可変利得増幅器4
21.422,423、第二の可変利得増幅器424.
425,426、・・・、第nの可変利得増幅器42 
(3n−2)、42 (3n−1)。
42(3n)と、各チャンネル毎に磁場測定器201.
202.・・・2Onの各出力から前記可変利得増幅器
421,422. ・−42(3n)により重み係数倍
された前記測定21,22.23の出力の和を減する差
分増幅器401,402゜・・・、40nを有し、一様
磁場を直交するX軸、Y軸、Z軸に順次に加えたときの
磁場測定器21の出力V IX+ V IY+ V I
Z+磁場測定器22の出力■2X + v2Y + V
 22 +磁場測定器23の出力V 3X+ v3.、
 V3Z+および各チャンネルの磁場測定器201の出
力V2O1X+ V2O1Y V2O1Z〜磁場測定器
2Onの出力V20nX+ V20nY +V20nZ
を測定1ノ、各チャンネルの可変利得増幅器の利得を0
式で求めて、各可変利得増幅器の利得をその値に設定す
ることで、各チャンネルの出力から一様磁場による全1
1音成分を除去するものである。
n番目のチャンネル利得増幅器42 (3n2)、42
 (3n−1)、42 (3n)の各設定すべき利得の
値をそれぞれl)i n + l)2 +、+ b3n
とすると、これらの値は@から求める。
(発明の効果) 以上説明した如く、補正用磁場検出コイルの製作精度は
あまり必要とされないので製作費用が安く、しかも調整
に行き戻りがなく、一つの手順て調整が完了するの゛C
調整に要する時間か短く、旧つ補正用コイルに製作誤差
がかなり含まれていても問題とならず、補正を正確に行
うことかCきるので一様磁場による雑音成分の極めて小
さいS/N比の良い信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理ソ℃1ツク図、第2図は発明の実
施態様を示すブロック図、第3図は発明の実施態様を示
すブロック図、第4図は発明の実施態様を示すブロック
図、第5図は第一の実施例を示すブロック図、第6図は
第二の実施例を示すブロック図、第7図は第三の実施例
を示すブロック図、第8図は実施例に係る一様磁場発生
器を示す図、第9図は第四の実施例に係るブロック図、
第10図は第五の実施例に係るブロック図、第11図は
第六の実施例に係るブロック図、第12図は従来例に係
るブロック図、第13図は従来例に係る雑音除去方法を
示ず図及び第14図は従来例に係る回路図である。 10.101〜Ion・・・微分形磁場検出コイル11
.12.13〜1n・・・補正用磁場検出コイル21.
22.23〜2n、20−磁場測定器3.30,31,
32.33・・・雑音磁場除去部401.402.〜4
0n 421.422,423.・・・乗算部411.412
,413・・・可変利得増幅器5、(50)、51,5
2,53.54・・・加減部(差分増幅器) 341a、342a、343a、340a。 421a、422a、423a、420a・・・サンサ
ンプルホールド回路 341b、342b、343b、340b。 421b、422b、423b、420b・・・A/D
変換器 6.61・・・タイミングパルス発生器421c、42
2c、423c・・・乗算器421d、422d、42
3d・・・レジスタ34c・・・演算部(電子計算機)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一様磁場、または一様勾配磁場等の雑音磁場を除
    去して磁場の検出を行うように形成された少なくとも1
    個の微分形磁場検出コイル(10、・・・)と、検出し
    た当該磁場の測定を行う少なくとも1台の磁場測定器(
    20、・・・)とを有する磁場測定装置において、 少なくとも何れか1個のコイルに対して磁束が錯交する
    ように設定された少なくとも3個の補正用磁場検出コイ
    ル(11、12、13、・・・)と、当該補正用検出コ
    イルで検出した磁場の測定を行う少なくとも3台の磁場
    測定器(21、22、23、・・・)と、 少なくとも、全ては一平面に平行でない3方向を含む、
    相異なる方向の一様磁場に対する前記各磁場測定器(2
    1、22、23、・・・、20)の感度特性に基づいて
    定めた所定の重み係数を成分とする重みベクトルと、前
    記磁場測定器(21、22、23、・・・、20)によ
    り測定された各磁場をベクトル成分とする測定ベクトル
    との内積に基づいて雑音磁場を除去する雑音磁場除去部
    (3)とを有することを特徴とする磁場測定装置。
  2. (2)前記雑音磁場除去部(3)として、前記補正用磁
    場検出コイル(11、12、13、・・・)を用いた各
    磁場測定器(21、22、23、・・・)により測定さ
    れた各磁場成分を所定の重み係数倍する乗算部、(40
    1、402、403、・・・)と、 当該乗算部(401、402、403、・・・)により
    重み係数倍された各磁場成分の和と前記微分形磁場検出
    コイル(10)を用いた磁場測定器(20)により得ら
    れた磁場との差に基づいて一様磁場による雑音磁場成分
    を除去する加減部(5)とを有する雑音磁場除去部(3
    0)を設けることを特徴とする請求項1記載の磁場測定
    装置。
  3. (3)一様磁場、または一様勾配磁場等の雑音磁場を除
    去して磁場の検出を行うように形成された少なくとも1
    個の微分形磁場検出コイル(10、・・・)と、検出し
    た当該磁場の測定を行う少なくとも1台の磁場測定器(
    20、・・・)とを有する磁場測定装置において、 少なくとも何れか1個のコイルに対して磁束が錯交する
    ように設定された少なくとも3個の補正用磁場検出コイ
    ル(11、12、13、・・・)と、 当該補正用検出コイルで検出した磁場の測定を行う少な
    くとも3台の磁場測定器(21、22、23、・・・)
    と、 少なくとも、全ては一平面に平行でない3方向を含む、
    相異なる方向の一様磁場に対する前記磁場測定器(21
    、22、23、・・・)の感度特性に基づいて定めた所
    定の重み係数を成分とする重みベクトルと、前記磁場測
    定器(21、22、23、・・・)により測定された各
    磁場をベクトル成分とする測定ベクトルとの内積に基づ
    いて、前記磁場検出コイル(10、・・・)及び検出し
    た当該磁場の測定を行う磁場測定器 (20、・・・)に対して雑音磁場の除去を行う雑音磁
    場除去部(300)とを有することを特徴とする磁場測
    定装置。
  4. (4)前記各乗算部(401、402、403、・・・
    )として、前記磁場測定器の各出力を、前記所定の重み
    で増幅する可変利得増幅器(411、412、413、
    ・・・)を有するとともに、前記加減部(5)として差
    分増幅器(50)を有する雑音磁場除去部(31)を設
    けることを特徴とする請求項2記載の磁場測定装置。
  5. (5)3個の前記補正用磁場検出コイル(11、12、
    13)が検出した磁場を測定する3台の磁場測定器(2
    1、22、23)と、 前記雑音磁場除去部(3)として、乗算部(421、4
    22、423)、加減部(52)及びタイミング発生器
    (6)を有する雑音磁場除去部(33)とを設けるとと
    もに、 当該乗算部(421、422、423)には各々前記当
    該補正用磁場検出コイルを用いた前記各磁場測定器(2
    1、22、23)の出力のサンプルホールドを行うサン
    プルホールド回路(421a、422a、423a)、
    当該回路の出力のアナログ・デジタル変換を行うA/D
    変換器(421b、422b、423b)、前記所定の
    重み係数を保持するレジスタ(421d、422d、4
    23d)及び当該重み係数と前記A/D変換器の出力と
    を乗算する乗算器(421c、422c、423c)を
    有し、 前記加減部(52)には前記磁場測定器(20)の出力
    のサンプルホールドを行うサンプルホールド回路(52
    a)、当該出力のアナログ・デジタル変換を行うA/D
    変換器(52b)及び当該A/D変換器の出力から前記
    乗算器の和を引く加算器(52c)を有することを特徴
    とする請求項1記載の磁場測定装置。
  6. (6)3個の前記補正用磁場検出コイル(11、12、
    13)が検出した磁場を測定する3台の磁場測定器(2
    1、22、23)と、前記雑音磁場除去部(3)として
    、前記各磁場測定器(21、22、23)の各出力のサ
    ンプルホールドを行うサンプルホールド回路(341a
    、342a、343a、340a)と、当該各回路の出
    力のアナログ・デジタル変換を行うA/D変換器(34
    1b、342b、343b、340b)と、当該A/D
    変換器と前記サンプルホールド回路との作動タイミング
    を与えるタイミングパルス発生回路(61)と、 当該A/D変換器の出力を取り込み、予め記憶しておい
    た前記所定の重み係数を用い所定の演算を行う演算部(
    34c)とを有する雑音磁場除去部(34)を設けるこ
    とを特徴とする請求項1記載の磁場測定装置。
  7. (7)3個の補正用磁場検出コイル(11、12、13
    )が検出した磁場を測定する3台の磁場測定器(21、
    22、23)と、微分形磁場検出コイル(10)を用い
    た磁場測定器(20)と、前記3台の磁場測定器(21
    、22、23)の各出力を増幅する3台の可変利得増幅
    器(411、412、413)とを設けるとともに、前
    記雑音除去部(300)として、当該3台の可変利得増
    幅器の出力の和をとる加算器(53d)、微分形磁場検
    出コイルに磁気的に結合したフィードバック・コイル(
    53a)、該加算器の出力に比例した電流をフィードバ
    ック・コイルに流す電流変換手段(53b)および、重
    み係数を求める際に電流変換手段からフィードバック・
    コイルに電流が入力しないようにする電流遮断手段(5
    3c)を有する雑音除去部(301)を設けることを特
    徴とする請求項3記載の磁場測定装置。
  8. (8)3個の補正用磁場検出コイル(11、12、13
    )により検出した磁場を測定する3台の磁場測定器(2
    1、22、23)と、微分形磁場検出コイル(10)を
    用いた磁場測定器(20)と、前記雑音除去部(300
    )として、当該補正用磁場検出コイルを用いた磁場測定
    器(21、22、23)の出力を増幅する3台の可変利
    得増幅器(411、412、413)、3台の可変利得
    増幅器(411、412、413)の出力の和を出力す
    る加算器(54c)、前記加算器の出力に比例した電流
    をフィードバック・コイルに流す電流変換手段(54b
    )、及び重み係数を求める際に電流変換手段からフィー
    ドバック・コイルに電流が入力しないようにする電流遮
    断手段(54c)を有する雑音磁場除去部(302)を
    設けることを特徴とする請求項3記載の磁場測定装置。
  9. (9)補正用磁場検出コイルにより検出した磁場を測定
    するn台(nは3より大)の磁場測定器(21、22、
    23、・・・ 2n)と、微分形磁場検出コイル(20
    )により検出した磁場を測定する磁場測定器を設け、任
    意方向の一様磁場に対して、補正用磁場検出コイルの少
    なくとも何れか1個のコイルに対して磁束が錯交するよ
    うに、各補正用磁場検出コイル相互間で面の向きが設定
    されており、 少なくとも、全ては一平面に平行でない3方向を含む相
    異なるn方向の一様磁場に対する各磁場測定器の感度特
    性から補正用磁場検出コイルを用いたn台の磁場測定器
    の各々の出力に付与すべき重み係数を求め、補正用磁場
    検出コイルを用いたn台の磁場測定器の出力に各々前記
    重み係数を乗算した値の和を、微分形磁場検出コイルを
    用いた磁場測定器の出力から減ずることにより、一様磁
    場による雑音成分を除去することを特徴とする磁場測定
    装置。
  10. (10)n(3以上)個の補正用磁場検出コイルを用い
    た磁場測定器と、微分形磁場検出コイルを用いた磁場測
    定器とを設け、任意方向の一様磁場に対して、補正用磁
    場検出コイルの少なくとも何れか1個のコイルに対して
    当該一様磁場が錯交するように、各補正用磁場検出コイ
    ル相互間で当該コイル面の法線方向が設定されており、
    相異なるm(n以上の数)方向の一様磁場に対する一回
    だけの各磁場測定器の感度特性測定結果またはj(2以
    上の数)回の各磁場測定器の感度特性測定結果を利用し
    て補正用磁場検出コイルを用いたn台の磁場測定器の各
    々の出力に付与すべき重み係数を求め、補正用磁場検出
    コイルを用いたn台の磁場測定器の出力にそれぞれ求め
    た前記重み係数を掛けた値の和を、微分形磁場検出コイ
    ルを用いた磁場測定器の出力から減ずることにより、一
    様磁場による雑音成分を除去することを特徴とする磁場
    測定装置。
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