JPH02212712A - 光ファイバジャイロ - Google Patents

光ファイバジャイロ

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JPH02212712A
JPH02212712A JP3277289A JP3277289A JPH02212712A JP H02212712 A JPH02212712 A JP H02212712A JP 3277289 A JP3277289 A JP 3277289A JP 3277289 A JP3277289 A JP 3277289A JP H02212712 A JPH02212712 A JP H02212712A
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JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
fiber
midpoint
bobbin
gyro
Prior art date
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Pending
Application number
JP3277289A
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English (en)
Inventor
Naoki Usui
直樹 薄井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Precision Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Precision Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Precision Co Ltd filed Critical Mitsubishi Precision Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、光ファイバループをセンシング部として回
転角速度を検出する光ファイバジャイロに関するもので
ある。
[従来の技術] 光ファイバジャイロは、光ファイバループの両端から入
射した相反光間のサニヤック位相差(Δφ)を検出して
、光ファイバループの回転角速度を検出するものであり
、その出力Sは、5=KcasΔφ と表わされる (Kは比例定数)。
しかし、このままでは、微小回転角速度の検出感度が低
く、入出力特性が非線型で広範な回転角速度範囲が得ら
れないなどの問題を含んでいる。
そのため、これに種々の変調方式を用いて、高感度化、
線型化、検出範囲の拡大化が図られる。
般には、位相変調方式、周波数変調方式、七ロダイン変
調方式などが用いられているが、これらの変調方式を用
いる際の共通の問題点として、センシングコイルのサニ
ヤック位相差以外の耐環感度を如何に低減するか、とい
うものがある。即ち、ファイバループに、温度、磁場、
圧力などの環境変動が加わった場合、ファイバループ伝
搬相反光が、異なるタイミングでこれらの影響を受ける
こどにより、両光間にサニヤック位相差以外の位相差か
発生してしまうというものであり、この出力誤差項を低
減することが、高精度ジャイロ実現における一−−−)
の大きな課題となっている。
これらの誤差要素の中でも、温度変動誘起位相差誤差は
、その誤差補償をパッシブ制御のみて解決したいという
立場から考えると、最も課題を多く含んでおり、有効な
解決策が望まれている問題と言える。、 これまて、 <0 ▽7ア・イバループを、温度変動から完全に隔離
してしまう。
(ii>  ファイバのコア、クラッド部に財源感度の
低い材料を用いる。
(iii>  温度変動はやむを得ないが、巻付構造を
]二夫して温度変動に起因する位相誤差を相殺させる。
などσ)方法が考えられているが、最も現実的な解決策
としては、(iii>の巻付構造の工夫が有力であり、
これまで、いくつかの巻付方法が試みられている。第4
図および第5図はその一例′ζあり、第4図はdil+
olar巻、第5図はquadrupolar巻と呼ば
れ、いずれの巻付態様も、長尺ファイバの1//2の点
から等距離にある光フアイバ部分か近接するように、全
体としては一=方向に巻付+−するという点を技術的特
徴としており、通常、対称巻付法と呼ばれている。
ここで、第4図、第5図において、(1)εJ77・イ
バボビン、(2)はジャイロヘースへの取付部(熱ブリ
ツジ部) 、 (13>は光ファイバ、(▽1▽3▽a
 )は光フアイバ中点から見たC W方向異イ・1端、
(▽1▽3▽b )は光フアイバ中点から見たC C▽
W方向巻(=f端、(13c)は光フアイバ中点を示し
ている。Jな、(′−)印はCCW方向、X印はCWW
N2△印はファイバ中点を示す。
以下、温度変動に起因する位相誤差の発生原理および対
称巻付構造の作用について述べる。
光が、光路長1.のファイバ中を伝搬する場りに生じる
伝搬遅延位相φは、 φ−βoL ・ ・・・ ・・(1) なだ17、βo=、 27rnf、、7λ、、 :伝搬
定数λθ:光源の波長 ▽r 、ファイバの平均屈折率である。
である。
になる、。
仔−爵一編q十β。対r dtの間に生じる位相差dφeは、 dφe 2L(a l−/Ei −of)dt−d/−▽1λo
dt ・(2) 〜1 ×10▽− ’ / ℃ 〜、5.140−’/℃ となる。
また、ファイバ端からlの位置を通過する相反光の伝搬
遅延時間τは ただし、Coは真空中の光速 となるので、相反光間に生じる位相差Δφeζ」、とな
る。
簡単のため、第6図に示すように、ファイハル動があり
、他の層に温度変動がない場りを仮定すると、(3)式
は以下のようになる。
また、第6図において、(13)は光ファイバ(13d
)はCW光(CCW光)入射端、(]、3e)は(:C
W光(CW光)入射端、(14)は温度変動のある任意
の層である。
対称巻付法の原理的な要点としては、ファイバ中点から
等距離にあるポイントの温度変動を近づけることにより
、相反光の受ける位相シフト量を等しくして互いに相殺
させるというものであり、これは、式(4)にL+=L
  Ll、L2=L−L2を代入しても同一の結果とな
ることから、容易に理解できる。
しかしながら、第4図または第5図に示す従来の巻付構
造では、ファイバ中点から等距離の光フアイバ部分が、
異なる層に位置することになるなめ、各層の温度変動が
一様でない場合には、発生する位相誤差を完全に相殺し
きれない。即ち、ファイバ間、あるいはファイバ層間の
熱伝達が有限時間で行われるなめ、各層で発生する位相
誤差に時間的なずれが生じ、相殺のタイミングがずれる
という問題があった。
このため、ファイバ層間に金属シートを巻いて熱伝達速
度を高めたり、逆にファイバ間にシリコン樹脂等を充填
して熱伝達速度を低くするなどの手段が講じられたが、
いずれも本質点な解決策ではなかった。
巻付構造で、ファイバ長500i+、巻付層数50層の
ファイバループに、1℃/min以上の温度変化を与え
た場合、数” /hrp−pのジャイロドリフトを生じ
る結果となった。
[発明が解決しようとする課題] 以上説明した巻付構造の光ファイバループをもつ従来の
光ファイバジャイロは、光ファイバジャイロをイナーシ
ャルグレードレベルの高精度ジャイロに適用する場合や
、低精度であっても、急激な温度変動下で使用するよう
な、要求環境条件が厳しい場合には、十分な性能が得ら
れないという問題があった。
この発明はかような課題を解決するためになされたもの
で、耐環境性能にすぐれた光ファイバジャイロを得るこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る光ファイバジャイロは、ファイバボビン
をジャイロベースへの取付部(熱ブリツジ部)に関し上
下対称な構造となるように設計し、かつ、従来の対称巻
付構造をさらに改良して、長尺ファイバの中点から同一
の距離にある2点が、同一層(同−半径上)の上下対称
位置に来て、しかも全体として一定方向になるように巻
付けた構造の光ファイバループを備えている。
[作用] この発明においては、ジャイロ外部から流入した熱が、
光フアイバルーズに上下対称に伝達される。
[実施例コ 第1図はこの本発明の一実施例、第2図は第1図のもの
の巻付手順を示した図である。第1図、第2図において
、〈1)はファイバボビン、(2)はジャイロベース取
付部(熱ブリツジ部) 、(3)は光ファイバ、(3a
)は光ファイバの中点から見たCCW方向巻付端、(3
b)は光フアイバ中点から見たCW方向巻付端、(3C
)は光ファイバの中点、(4)は回転角速度検出軸、(
5)はマイラフィルム等の断熱シートである。
第1図において、ファイバボビン(1)の構造上=8 の特徴としては、ジャイロベースとの取付部(2)に関
し上下対称な構造を持つという点であり、材質としては
、高強度、高熱伝導率、低線膨張係数、低比重であるこ
とが望ましい。
光ファイバの巻付手順としては、第2図に示す以下の手
順で行われる。まず、第2図(a)において、光ファイ
バ(3)の中点(3C)を、ファイバボビン(1)の上
下方向中点に固定し、光ファイバ(3)の一端(3a)
をCW力方向ファイバボビン(1)の上端まで巻付けて
いき、他端(3b)をCCW方向にファイバボビン(1
)の下端まで巻付けていく。このとき、端部(3a)側
と(3b)側の巻付数が同数となるように注意する。
次に、同図(b)に示すように、第2層目は、−端(3
a)と他端(3b)が、ファイバボビン(1)の上下方
向中点に向かうように同じ要領で巻付けて行く。
このとき、第1層目と第2層目の間に、断熱シート(5
)を巻付けると、整列巻きが確保できる。なお、断熱シ
ート(5)は、光ファイバ(3)に局部的なストレスが
かからないよう光ファイバ(3)の出口部をカッ1−シ
ておくとよい。
ついで、同図(c)のように、光ファイバ端(3a)。
(3b)を各々ファイバボビン(1)の」1下方向中点
で出合うまで巻付けていく。なお、第2層目以降も、光
ファイバ端(3a)、 (3b)の巻付数が同数となる
ように注意する。
さらに、同図(d)のように、同図(b)と同じ要領で
断熱シート(5)を巻付ける。ただし、光ファイバ(3
)の出口がファイバボビン(1)の北下方向中点にある
ので注意を要する。
同図(e)は第3層の巻始めを示す。
次に、同図(f)に示すように、同図(a)と同じ要領
で巻付けていくが、今度は、光ファイバ端(3a)を光
フアイバボビン(1)の下端方向に巻付けていき、光フ
ァイバ端(3b)を光フアイバボビン(1)の上端方向
に巻付けていく。そのため、光ファイバ端(3a)と(
3b)が同一層内で入れ代わる箇所があるが、できるだ
け隙間があかないように注意を要する。
以上の手順を繰り返していき、全体としては、第1図に
示すように巻付けることにより、光フアイバ中点(3c
)から同一の距離にある2点が同一・層(同一半径上)
の−ト下対称位置に確実に来るように、また、ファイバ
ループ全体としては、同一方向となるように巻付けるこ
とができる。
なお、ファイバ層間に巻くシートを金属製のものにする
ことも考えられるが、そうすると、ファイバ、金属シー
ト、ファイバボビン間の接触熱抵抗を安定化させるのが
難しく、熱伝達の不均一性を招き易いため、断熱シート
を用いる方が望ましいと言える。
以上の構成により、例えばジャイロ外部から流入する熱
は、熱ブリッジ(2)を介してファイバルーズに上下対
称に伝達される。従って、光フアイバ中点(3c)から
同一の距離にある2点の温度変化率は常に等しい値とな
る。そのため式(4)で表わした位相差が常に相殺され
零となることが分かる。
第3図は他の実施例を示し、ファイバ中点(3C)に関
してCCW方向巻付端(3b)とCW方向巻付端(3a
)とを上下に配置したものであり、同様の効果が得られ
る。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、ジャイロベースへの
取付部に関して上下対称のファイバボビンを用い、光フ
ァイバを、中点から同一距離にある2点が同一層の上下
対称位置にあるように、かつ、全体として一定方向に巻
付けた構造としたので、ジャイロ外部からのいかなる熱
の流入に対しても、これにより発生ずる位相誤差が自動
的に完全に除去され、耐環境性能のすぐれた、高精度の
ものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の要部横断面図、第2図は
第1図のものの巻付は工程を示す側面図、第3図は他の
実施例の要部横断面図、第4図および第5図はそれぞれ
従来の光ファイバジャイロの要部横断面図、第6図は同
じく作用説明のための一部模式図である。 (1)・・ファイバボビン、(2)・・・ジャイロベー
ス取付部、(3)  光ファイバ。 なお、各図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  光ファイバループをセンシング部として回転角速度を
    検出する光ファイバジャイロにおいて、ジャイロベース
    への取付部に関して上下対称に形成されたファイバボビ
    ンと、 長尺ファイバの中点から同一の距離にある2点が同一層
    の上下対称位置にあり、しかも、全体として一定方向に
    なるように前記ファイバボビンに巻付けられた光ファイ
    バでなる前記光ファイバループと、 を備えてなることを特徴とする光ファイバジャイロ。
JP3277289A 1989-02-14 1989-02-14 光ファイバジャイロ Pending JPH02212712A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002533704A (ja) * 1998-12-29 2002-10-08 ハネウエル・インコーポレーテッド 光学繊維ジャイロスコープ用検出コイル
WO2013186852A1 (ja) 2012-06-12 2013-12-19 東京計器株式会社 光ファイバジャイロ用センシングコイル及びその製造方法

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