JPH0220839B2 - - Google Patents

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JPH0220839B2
JPH0220839B2 JP6125382A JP6125382A JPH0220839B2 JP H0220839 B2 JPH0220839 B2 JP H0220839B2 JP 6125382 A JP6125382 A JP 6125382A JP 6125382 A JP6125382 A JP 6125382A JP H0220839 B2 JPH0220839 B2 JP H0220839B2
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JP
Japan
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motor pump
pump
storage tank
tank
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Tetsuya Sato
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Teikoku Electric Mfg Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F17STORING OR DISTRIBUTING GASES OR LIQUIDS
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    • F17C2201/01Shape
    • F17C2201/0104Shape cylindrical
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    • F17C2250/00Accessories; Control means; Indicating, measuring or monitoring of parameters
    • F17C2250/07Actions triggered by measured parameters
    • F17C2250/072Action when predefined value is reached

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、液化ガスの移送方法に係り、貯蔵タ
ンク内の液化ガスをグランドレスモータポンプに
てボンベ等へ移送する装置において、その断続移
送によつて生じるポンプ能力低下や軸受潤滑不良
を防ぐとともにモータポンプ消費電力を節減する
運転方法に関する。
(従来の技術) 一般に貯蔵タンク内の液化ガスをボンベ等へ移
送するモータポンプとしては、キヤンド式やウエ
ツト式のモータを採用したグランドレスモータポ
ンプが広く採用される傾向にある。その理由は、
該モータポンプが、複雑な構造で組立てに熟練を
要するとともに完全に漏洩を防止できないメカニ
カルシールの軸封部を採用したモータポンプに比
べて、組立てが容易で完全無漏洩であること、ま
た浸漬型モータを採用したモータポンプに対し、
モータ絶縁油及びこの絶縁油の供給装置が不要で
あり、取扱いが容易であることにある。
ところで、液化ガスを移送するに際し前記グラ
ンドレスモータポンプを採用した場合、該モータ
ポンプ内においてポンプ損失及びモータ損失によ
る発熱の影響で液化ガスは加熱されるが、モータ
ポンプ運転中は前記液化ガスがモータポンプ内に
停滞せず流れているので、前記発熱による液化ガ
スの単位積当りの受熱量は極めて少なく、従つて
前記モータポンプ内の液化ガスが過度に加熱され
て気化することはない。
しかし、LPガス供給スタンド等のように断続
的にしかも頻繁に液化ガスの移送を行なう場合に
おいては、その都度モータポンプの起動、停止を
行なうとモータポンプ内の液化ガスが気化し、モ
ータポンプによる送液が円滑に行なわれない。
すなわち、ボンベ等への液化ガスの移送を完了
し、モータポンプの運転を停止すると、モータポ
ンプ内に停滞した液化ガスがモータポンプの残熱
により加熱されるので、モータポンプ内の液化ガ
スの単位容積当りの受熱量が激増して前記液化ガ
スは過度に加熱されて気化し、この気化ガスは時
間の経過とともにポンプ吸込管から液化ガスの貯
蔵された貯蔵タンク内へ及びポンプ吐出管の上方
部へと抜け去り、モータポンプ内には液化ガスが
充満されるが、モータポンプ内の気化ガスが抜け
ないうちにモータポンプを再起動すると、キヤビ
テーシヨンを起こして騒音を発生するとともにモ
ータポンプが空運転となつて送液不能となる等、
ポンプ能力が十分発揮されないばかりか、軸受が
潤滑不良となつて異常摩耗し、早期故障の原因と
なる。
また、液中型のグランドレスモータポンプ、例
えば第1図及び第2図に示すように貯蔵タンク2
内に収納された液中型のキヤンドモータポンプ3
においては、前記問題に加えて、貯蔵タンク2内
の液面がモータポンプ3の軸受23aまたは軸受
23bまたは軸受24部より低くなると、モータ
ポンプ3停止時に軸受23aまたは軸受23bま
たは軸受24が液化ガス1に浸されず、従つてモ
ータポンプ3を起動すると吐出される液化ガス1
が軸受23a,23b,24に循環されるまでの
数秒間、軸受23a,23b,24が全く無潤滑
で運転されることになつて軸受異常摩耗が特に激
しく早期分解点検が必要となる。
さらに貯蔵タンク2の液面がモータポンプ3の
最終段の多段ポンプ室18cより低くなると、モ
ータポンプ3が空運転となつて送液不能となり、
軸受23a,23b,24も全く潤滑されず短時
間のうちちに損傷される。
また、この液中型のキヤドモータポンプ3の分
解点検は、貯蔵タンク2内の液化ガス1を抜き去
らないとモータポンプ3を取りはずせず、このモ
ータポンプ3の取りはずしのため一旦タンク2を
大気に開放するとタンク2の開放試験を受け直す
必要がある等、極めて面倒で多くの時間と労力及
び費用を要する。
そこで、液中型のグランドレスモータポンプに
おいては第1図および第2図に示すキヤンドモー
タポンプ3のように、また、地上設置型のグラン
ドレスモータポンプにおいては第7図に示すキヤ
ンドモータポンプ3のように、ボンベ9等へ液化
ガス1を移送しない時も、弁7は閉じるけれども
モータポンプ3は運転し続け、液化ガス1を貯蔵
タンク2からモータポンプ3へ吸込み、モータポ
ンプ3から吐出管6及びバイパス流路11を経て
貯蔵タンク2内へと循環させ、常時モータポンプ
3内を通過させてモータポンプ3内の液化ガス1
を気化させない方法が一部で実施されているが、
液化ガス1を移送しないときもモータポンプ3を
運転するため無駄な電力を消費し、例えばLPガ
ス供給スタンドにおいては、液化ガス1をボンベ
9等へ移送する実稼動時間は一般に1日のうち1/
3以下であり、1日の2/3以上の時間は前記循環の
ためにのみモータポンプ3を連続運転することと
なり、運転コストが極めて高くつく問題がある。
(発明が解決しようとする問題点) 第1番目および第2番目の発明の液化ガスの移
送方法は、前記の問題点に鑑みてなされたもの
で、モータポンプ内の液化ガスの気化を防いて断
続移送におけるモータポンプの安全運転を計ると
ともに軸受寿命を延ばし、液化ガスを移送しない
ときの無駄な電力消費を節減し、総合的な経済性
を大幅に向上せしめた液化ガスの移送方法を提供
するものである。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 第1番目の発明の液化ガスの移送方法は、貯蔵
タンク内の液化ガスをグランドレスモータポンプ
により吐出及び弁を介してボンベ等へ移送する液
化ガスの移送方法において、前記弁を開いて前記
タンクから前記ボンベ等へ液化ガスを移送すると
きは、前記モータポンプを高速で運転して吸込ん
だ液化ガスを前記ボンベ等へ移送するとともに、
その一部を前記タンク内へ戻すように循環させ、
前記弁を閉じて液化ガスの移送を完了したとき
は、前記貯蔵タンク内の液面が所定レベル以上で
あつて、前記タンク内の液化ガスと前記モータポ
ンプとの温度差が所定値以下であれば前記モータ
ポンプを停止し、温度差が所定値を超えておれば
前記モータポンプを低速運転して前記循環のみを
行なわせ、前記温度差が所定値以下になれば前記
モータポンプを停止することを特徴とするもので
ある。
特許請求の範囲第2項に記載の第2番目の発明
の液化ガスの移送方法は、貯蔵タンク内の液化ガ
スをグランドレスモータポンプにより吐出管及び
弁を介してボンベ等へ移送する液化ガスの移送方
法において、前記弁を開いて前記タンクから前記
ボンベ等へ液化ガスを移送するときは、前記モー
タポンプを高速で運転して吸込んだ液化ガスを前
記ボンベ等へ移送するとともに、その一部を前記
タンク内へ戻すように循環させ、前記弁を閉じて
液化ガスの移送を完了したときは、前記モータポ
ンプを低速運転して前記循環のみを行なわせ、前
記貯蔵タンクの液面が所定レベル以上であれば、
前記低速運転が所定時間行なわれた後に前記モー
タポンプを停止することを特徴とするものであ
る。
(作用) 特許請求の範囲第1項に記載の第1番目の発明
の液化ガスの移送方法は、貯蔵タンクからボンベ
等へ液化ガスを移送するときは、グランドレスモ
ータポンプを高速で運転し、移送を完了したと
き、貯蔵タンクの液面が所定レベル以上であつ
て、前記タンクの液化ガスと前記モータポンプと
の温度差が所定値以下であれば前記モータポンプ
を停止し、所定値を超えておれば所定値以下にな
るまで前記モータポンプを低速運転して吸込んだ
液化ガスを前記タンク内へ戻すように循環させる
ことにより、モータポンプ内の液化ガスの気化を
防いで断続移送におけるモータポンプの安全な運
転を確保するとともに軸受寿命を延ばすことがで
き、また、無駄な電力が消費されるのを防止する
ことができる。
また、特許請求の範囲第2項に記載の第2番目
の発明の液化ガスの移送方法は、貯蔵タンクから
ボンベ等へ液化ガスを移送するときは、グランド
レスモータポンプを高速で運転し、移送を完了す
ると、貯蔵タンクの液面が所定レベル以上であれ
ば所定時間が経過するまで前記モータポンプを低
速運転して吸込んだ液化ガスを前記タンク内へ戻
すように循環させることにより、モータポンプ内
の液化ガスの気化を防いで断続移送におけるモー
タポンプの安全な運転を確保するとともに軸受寿
命を延ばすことができ、また無駄な電力が消費さ
れるのを防止することができる。
(実施例) 次に、第1番目の発明の一実施例の液化ガスの
移送方法について説明する。
第1図乃至第3図は、第1番目の発明の方法を
実施するための液中型のキヤンドモータポンプに
よる液化ガスの移送方法を示すもので、液化ガス
1が貯蔵された貯蔵タンク2内の下方に液中型の
キヤンドモータポンプ3がそのポンプ吸込口4を
下にポンプ吐出口5を上にして配設され、このポ
ンプ吐出口5に前記タンク2外から気密に垂下さ
れた吐出管6が接続されて前記キヤンドモータポ
ンプ3が前記タンク2内に支架されており、前記
吐出管6の他端には弁7を介してカツプリング8
が気密に接続されており、このカツプリング8に
よりボンベ9等と前記吐出管6との接続が行なわ
れている。
また、前記吐出管6には調整弁10を介して前
記貯蔵タンク2内に開放されたバイパス流路11
が連通されている。
そして、前記キヤンドモータポンプ3は、多段
ポンプ12の上側に下部流体室13を介してキヤ
ンドモータ14が隣接されて一体に構成されてお
り、このキヤンドモータ14のフレーム15は前
記キヤンドモータポンプ3のケーシング16との
間に吐出流路17が形成されるように前記ケーシ
ング16内に同心に配設され、前記吐出流路17
の上端部は前記吐出管6に、下端部は多段ポンプ
室18a,18b,18cの最終段のポンプ室1
8cの吐出側にそれぞれ連通されている。
また、前記フレーム15に挿入固定された固定
子19及びこの固定子19の内側に配置された回
転子20は、それぞれ非磁性薄肉金属の固定子キ
ヤン21及び回転子キヤン22にて密閉されてお
り、前記回転子20は、この回転子20の上下に
設けられたラジアル軸23a,23b及び前記下
部流体室13に設けられたスラスト軸受24にて
回動自在に支架された回転軸25に挿入固着され
ており、この回転軸25は前記多段ポンプ室18
a,18b,18cに突出されてこの各ポンプ室
18a,18b,18cに配設された羽根車26
a,26b,26cが装着されている。
また、前記キヤンンドモータ14の上部ラジア
ル軸受23aの上側には、前記回転軸25の上端
部を囲繞する上部流体室27が設けられ、この上
部流体室27は通穴28aにてキヤンドモータポ
ンプ3外部、すなわち貯蔵タンク2内に開放され
ており、前記下部流体室13は通穴28bにて前
記吐出流路17に連通されている。
また、前記キヤンドモータ14の固定子19に
は、2/4極の極数変換の巻線29が施されるとと
もにこの巻線29の温度を検出する温度センサー
30が埋設され、前記貯蔵タンク2にはこのタン
ク2内の液化ガス1の温度を検出する温度センサ
ー31が配設されている。
そして、前記キヤンドモータポンプ3の高速運
転、低速運転及び停止の制御は、第3図に示すよ
うに、モータの回転数を変換する極数変換回路3
2と、モータポンプ停止をするポンプ停止回路3
3とからなる運転制御装置34にて行なわれ、前
記極数変換回路32は限時接点R1a,R1bを有す
るリレーR1と接点2aを有するリレーR2及び接点
R3aを有するリレーR3等からなり、前記ポンプ停
止回路33は前記各温度センサー30,31、減
算器35、比較回路36及び接点R4aを有するリ
レーR4とからなり、前記キヤンドモータ14の
巻線29が前記極数変換回路32を介して三相電
源R,S,Tに接続されており、前記弁7に連通
したスイツチ37により、前記キヤンドモータ1
4が前記弁7を開くと2極で回転され、前記弁7
を閉じると前記ポンプ停止回路33のリレーR4
の接点R4aがONであれば4極で回転され、OFF
であれば電源R,S,Tが遮断されて停止される
ように構成されている。
また、前記ポンプ停止回路33の設定信号の値
は、前記貯蔵タンク2内の液化ガス1と前記キヤ
ンドモータ14の巻線29との温度差が、前記キ
ヤンドモータポンプ3を停止した際のこのモータ
ポンプ3内の液化ガス1の気化量がモータポンプ
停止後すぐ再起動してもポンプ能力低下及び軸受
潤滑不良などの支障を生じない量となる温度差以
下になれば、前記リレーR4が作動してその接点
R4aがOFFとなるよう設定されている。
そして、液化ガス1が流れる経路として、貯蔵
タンク2からポンプ吸込口4、多段ポンプ室18
a,18b,18c、吐出流路17、吐出管6及
び弁7を経てボンベ9等へと流れる移送経路と、
貯蔵タンク2からポンプ吸込口4、多段ポンプ室
18a,18b,18c、吐出流路17、吐出管
6及びバイパス流路11を貯蔵タンク2へと循環
する第1の循環経路と、貯蔵タンク2からポンプ
吸込口4、多段ポンプ室18a,18b,18
c、下部流体室13、下部ラジアル軸受23b、
キヤン21,22の間隙、上部ラジアル軸受23
a及び上部流体室27を経て貯蔵タンク2へと循
環する第2の循環経路とが形成されている。
38は前記貯蔵タンク2内の液面を検出する液
面センサーである。
このような構成からなる装置によつて液化ガス
を移送する方法について具体的に説明する。
液化ガス移送装置の運転を長時間停止した後に
は、前記装置の各部温度が平衡されて両温度セン
サー30,31にて検出される貯蔵タンク2内の
液化ガス1とキヤンドモータ14の巻線29との
温度差がなくなり、ポンプ停止回路33のリレー
R4が無励磁となつてその接点R4aがOFFとなつて
いる。
そして、液化ガス1をボンベ9等へ移送すると
きは、カツプリング8にボンベ9等を接続して弁
7を開くと、この弁7に連動されたスイツチ37
が入つて極数変換回路32のリレーR1,R2が順
次励磁されて接点R2aがONとなり、キヤンドモ
ータ14が2極側に切換えられ電源R,S,Tが
印加されてキヤンドモータポンプ3が高速運転さ
れる。このとき、貯蔵タンク2内の液化ガス1は
ポンプ吸込口4から吸込まれ、多段ポンプ室18
a,18b,18cで付勢されて最終段のポンプ
室18cの吐出側から吐出流路17を経てキヤン
ドモータ14の固定子19を冷却して吐出管6へ
と吐出され、弁7及びカツプリング8を経てボン
ベ9等へと送液され、すなわち液化ガス移送経路
を通つて移送される。また前記吐出管6に吐出さ
れた液化ガス1の一部は調整弁10を経てバイパ
ス流路11から貯蔵タンク2内に戻されて第1の
循環経路を循環される。
また、前記吐出流路17を流れる液化ガス1の
一部は通穴28bから下部流体室13に流入さ
れ、スラスト軸受24を潤滑するとともに下部ラ
ジアル軸受23bを潤滑してキヤンドモータ14
内に流入され、固定子キヤン21と回転子キヤン
22の間隙を通つて固定子19と回転子20とを
冷却し、上部部ラジアル軸受23aを潤滑して上
部流体室27に至り、通穴28aからキヤンドモ
ータポンプ3外部、すなわち貯蔵タンク2内へと
流出されて第2の循環経路を循環される。
この液化ガス1の移送中にキヤンドモータポン
プ3はポンプ損失及びモータ損失による発熱で昇
温され、貯蔵タンク2内の液化ガス1と前記モー
タポンプ3との温度差が拡がり、すなわち両温度
センサー30,31にて検出される貯蔵タンク2
内の液化ガス1とキヤンドモータ14の巻線29
との温度差が拡がるが、この温度差がポンプ停止
回路33の設定値に達しなければ前記ポンプ停止
回路33のリレーR4が励磁されず、次にボンベ
9等への充填が終つて弁7を閉じると、この弁7
に連動されたスイツチ37が切れて極数変換回路
32のリレーR1,R2が無励磁となり、接点R2a
OFFとなつてキヤンドモータ14への電源R,
S,Tが遮断され、キヤンドモータポンプ3が停
止される。
そして、次の液化ガス1の移送においても前記
と同様にして、弁7を開くとキヤンドモータポン
プ3が高速運転されて液化ガス1が移送され、弁
7を閉じるとポンプ停止回路33のリレーR4
励磁されない限り前記モータポンプ3が停止され
るが、この断続移送を続けて数回繰り返すと、ま
たは1回の移送時間が長くなる場合には、前記モ
ータポンプ3の温度が高くなつて両温度センサー
30,31にて検出される貯蔵タンク2内の液化
ガス1とキヤンドモータ14の巻線29との温度
差が前記設定値を超え、ポンプ停止回路33のリ
レーR4が励磁されてこのリレーR4の接点R4a
ONとなるので、ボンベ9等への充填が終つて弁
7を閉じると、極数変換回路32の各リレーR1
R2,R3のうち、リレーR1,R2が無励磁となつて
接点R2aがOFFとなり、リレーR3が励磁されて接
点R3aがONとなり、キヤンドモータ14が4極
側に切換えられてキヤンドモータポンプ3が低速
運転される。このとき貯蔵タンク2内の液化ガス
1はボンベ9等へは送液されず、貯蔵タンク2か
らポンプ吸込口4、多段ポンプ室18a,18
b,18c、吐出流路17、吐出管6及びバイパ
ス流路11を通つて貯蔵タンク2内へと第1の循
環経路を循環され、また前記吐出流路17を流れ
る液化ガス1の一部は高速運転時と同様に下部流
体室13からキヤンドモータ14に流入され、上
部流体室27からキヤンドモータポンプ3外部へ
と第2の循環経路を循環される。
この4極低速運転の場合、前記従来例のように
液化ガス1を移送しないときに弁7を閉じて2極
のまま高速運転する場合に比べて、モータ回転数
が約1/2となるので、ポンプ揚程は1/4程度となる
が、液化ガス1をボンベ9等へ移送するのではな
く第1及び第2の循環経路を循環させるのみであ
るから十分余裕があり、そして前記循環経路には
1/2程度の流量が確保されるのに対し、モータポ
ンプ消費電力が1/8程度となつてキヤンドモータ
ポンプ3の発熱量が極めて減少されるので、前記
モータポンプ3の温度が相当低下する。
そして、4極低速運転中にキヤンドモータポン
プ3の温度が低下し、両温度センサー30,31
にて検出される貯蔵タンク2内の液化ガス1とキ
ヤンドモータ14の巻線29との温度差が設定値
以下になると、ポンプ停止回路33のリレーR4
が無励磁となつて接点R4aがOFFとなり、極数変
換回路32のリレーR3が無励磁となつてキヤン
ドモータ14への電源R,S,Tが遮断され、キ
ヤンドモータポンプ3が停止される。
この実施例の方法によれば、前記従来例の方法
のように液化ガス1を移送しないときにはキヤン
ドモータポンプ3を停止する場合に対して、貯蔵
タンク2内の液化ガス1とキヤンドモータ14の
巻線29との温度差が、前記キヤンドモータポン
プ3を停止した際のこのモータポンプ3内の液化
ガス1の気化量がモータポンプ停止後すぐ再起動
してもポンプ能力低下及び軸受潤滑不良などの支
障を生じない量となる温度差以下でないと、前記
モータポンプ3が停止されないので、断続移送に
おいて前記ポンプ能力低下や軸受潤滑不良を生じ
ることがなく、また前記従来例の方法のように液
化ガス1を移送しないときに弁7を閉じて2極の
まま高速運転する場合に比べて、液化ガス1を移
送しないときには、キヤンドモータポンプ3が前
記温度差によつては直ちに停止され、或は4極低
速運転されて前記モータポンプ3の温度が低下し
た後停止されるので、液化ガス1を移送しないと
きにも前記モータポンプ3を運転する無駄な電力
消費が極めて節減される。
なお、前記キヤンドモータポンプ3の温度は、
前記実施例に示す巻線29のほか、固定子19の
鉄心やフレーム15等前記モータポンプ3の任意
個所の温度を検出してもよい。
また、前記実施例においてキヤンドモータ14
の極数変換は、弁7に連動されたスイツチ37に
より弁7の開閉を行なうと自動的に極数が切換わ
る構成としたが、弁7の開閉とキヤンドモータ1
4の極数変換とを別操作にしてもよく、変換する
極数も2/4極に限らず仕様に応じて適宜選択すれ
ばよく、低速運転時に液化ガス1が循環経路を循
環できるポンプ揚程が確保される限りにおいてそ
の変換比を大にすれば無駄な電力消費を節減する
効果がより向上される。
また、前記実施例においては、液化ガス1の循
環経路として、バイパス流路11を流れる第1の
循環経路と軸受23a,23b,24を潤滑しな
がらキヤンドモータ14内を流れる第2の循環経
路とを形成したが、通穴28a,28bを大きく
し、固定子キヤン21と回転子キヤン22の間隙
を拡げ、軸受23a,23bに縦溝等を設け、或
は前記軸受23a,23bの保持体に通穴を設け
る等、第2の循環経路の流路抵抗を少なくしてこ
の第2の循環経路のみでも液化ガス1が気化され
ない程度の循環流量を得る構造にすれば、前記バ
イパス流路11による第1の循環経路を設けなく
ても同様の効果が期待できる。
また、第4図に示すように、貯蔵タンク2の一
部としてこの貯蔵タンク2の側方に設けられ弁3
9を介して前記タンク2に連された補助タンク4
0に液中型のキヤンドモータポンプ3を配設した
液化ガス移送装置、または第5図に示すように、
貯蔵タンク2の一部としてのこの貯蔵タンク2の
内側に形成され弁39を介して前記タンク2に連
通された補助タンク40内に液中型のキヤンドモ
ータポンプ3を配設した液化ガス移送装置におい
ては、前記のようにして補助タンク40内または
補助タンク40を除く貯蔵タンク2内の液化ガス
1とキヤンドモータポンプ3との温度差を温度セ
ンサー30,31により直接検出するほか、第4
図及び第5図に示すように、補助タンク40とこ
の補助タンク40を除く貯蔵タンク2との液面を
それぞれ検出する液面センサー41,42を設
け、前記第3図に示す運転制御装置34のポンプ
停止回路33の温度センサー30,31に代えて
前記液面センサー41,42を接続し、前記ポン
プ停止回路33の設定信号の値を前記液面センサ
ー41,42にて検出される前記両タンク2,4
0内の液面差が所定値を超えれば前記ポンプ停止
回路33のリレーR4が励磁されて接点R4aがON
となるように設定することにより、前記補助タン
ク40内またはこの補助タンク40を除く貯蔵タ
ンク2内の液化ガス1とキヤンドモータポンプ3
との温度差を間接的に検出してもよい。
すなわちキヤンドモータポンプ3内を流れて前
記モータポンプ3の発熱により昇温されて循環さ
れる液化ガスのうち、第1の循環経路を流れる液
化ガス1は貯蔵タンク2内へ、第2の循環経路を
流れる液化ガス1は補助タンク40内へと戻され
て、両タンク2,40内の液化ガス1の平均温度
がそれぞれ上昇されるが、前記貯蔵タンク2内の
液化ガス1量に比べて補助タンク40内の液化ガ
ス1量が極めて少ないため及び前記モータポンプ
3の発熱の一部が前記モータポンプ3の外表面部
から補助タンク40内の液化ガス1に伝達される
ため、補助タンク40内の液化ガス1に比べて貯
蔵タンク内の液化ガス1の温度上昇が高くなり、
この両タンク2,40内の液化ガス1の温度差に
伴つて補助タンク40内の蒸気圧が貯蔵タンク2
内の蒸気圧より高くなり、その分補助タンク40
内の液化ガス1が貯蔵タンク2内へ移動されて補
助タンク40内の液面が貯蔵タンク2内の液面よ
り低くなることから、並びに前記両タンク2,4
0内の液化ガス1の温度差は、補助タンク40内
の液化ガス1と前記モータポンプ3との温度差に
伴つて増減し、及び貯蔵タンク2内の液化ガス1
と前記モータポンプ3との温度差に伴つて増減す
ることから、前記液面差を検出することにより、
補助タンク40内または貯蔵タンク2内の液化ガ
ス1と前記モータポンプ3との温度差を間接的に
検出できる。
以上の実施例のように第1番目の発明における
ポンプ停止手段は、貯蔵タンク2内またはこの貯
蔵タンク2の一部である補助タンク40内の液化
ガス1とキヤンドモータポンプ3との温度差を直
接または間接に検出して前記モータポンプ3を停
止するものであるが、次にキヤンドモータポンプ
3の低速運転が所定時間を超えると前記モータポ
ンプ3を停止するポンプ停止手段を備えた第2番
目の発明の実施例について説明する。
前記各実施例に示す液化ガス移送装置におい
て、その運転制御装置34のポンプ停止回路33
を第6図に示すようにタイマーTRのみから構成
してなるもので、前記タイマーTRの設定時間は、
弁7を開いてキヤンドモータポンプ3を高速で連
続運転し、貯蔵タンク2内または補助タンク40
内の液化ガス1の温度に対する前記モータポンプ
3の温度上昇が飽和に達した後、弁7を閉じて前
記モータポンプ3を低速運転し、この低速運転開
始時から、貯蔵タンク2内または補助タンク40
内の液化ガス1と前記モータポンプ3との温度差
が、前記モータポンプ3を停止した際のこのモー
タポンプ3内の液化ガス1の気化量がモータポン
プ停止後すぐ再起動してもポンプ能力低下及び軸
受潤滑不良などの支障を生じない量となる温度差
に至るまでの時間以上に設定されている。
この実施例の動作は、弁7を開くと、この弁7
に連動されたスイツチ37が入り、キヤンドモー
タポンプ3が2極高速運転されて液化ガス1がボ
ンベ9等へ移送されるとともに循環が行なわれ、
次に前記弁7を閉じて液化ガス1の移送を完了す
ると、前記弁7に連動されたスイツチ37が切
れ、リレーR1,R2が無励磁となつてタイマーTR
とリレーR3とが順次励磁されてキヤンドモータ
ポンプ3が4極低速運転に切換わつて前記循環の
みが行なわれ、前記低速運転に切換わつてからタ
イマーTRの設定時間が経過すると、このタイマ
ーTRの接点TRaがOFFとなつてリレーR3が無励
磁となり、前記モータポンプ3が停止される。
そしてこの実施例によれば、キヤンドモータポ
ンプ3の稼動状態にかかわらず、前記モータポン
プ3を2極高速運転すると常に貯蔵タンク2また
は補助タンク40内の液化ガス1の温度に対する
前記モータポンプ3の温度上昇値が飽和に達する
ものと仮定して、液化ガス1の移送を完了して
も、貯蔵タンク2または補助タンク40内の液化
ガス1と前記モータポンプ3との温度差が前記モ
ータポンプ3を停止してすぐ再起動そしても支障
を生じない温度に至るまでの時間以上4極低速運
転を行なうものであるので、液化ガス1を移送し
ないときの無駄な電力消費は前記各実施例より増
えるものの、前記従来例のように液化ガス1を移
送しないときも弁7を閉じて2極のまま高速運転
する場合に比べては大幅に節減され、さらに前記
各実施例に比べて温度センサー30,31や液面
センサー41,42等の検出部が不要で、ポンプ
停止回路33もタイマーTRのみですみ、極めて
簡単な構成で容易に実施することができる。
なお、前記第1および第2番目の発明の各実施
例においては、キヤンドモータ14の回転数を極
数変換にて変換したが、固定子19にY―△起動
の巻線29を施してY―△変換により、またはサ
イリスタ等によつて電源波形の一部をカツトする
一時電圧制御装置等により、巻線29に印加され
る実効電圧を変化させてキヤンドモータ14のト
ルクを変換し、羽根車26a,26b,26cの
トルクー回転数特性の関係から回転数を変換させ
る手段によつても、或は周波数制御装置を介して
前記巻線29に印加される電源周波数を変化させ
て回転数を変換させる手段によつても第1および
第2番目の発明を実施することができる。
以上第1および第2番目の発明に関し、液中型
のキヤンドモータポンプを用いた液化ガスの移送
方法について説明したが、第7図に示すような地
上設置型のキヤンドモータポンプを用いて液化ガ
スの移送を行なうこともできる。この場合、液化
ガス1の循環経路は、吐出管6からバイパス流路
11を経て貯蔵タンク2内へ戻されて循環される
第1の循環経路と、キヤンドモータポンプ3のキ
ヤンドモータ内を通つてこのモータを冷却すると
ともに軸受を潤滑して循環パイプ43から貯蔵タ
ンク2内へ戻されて循環される第2の循環経路と
が形成されるのであるが、前記液中型キヤンドモ
ータポンプの場合と同様に、第2の循環経路の循
環流量を多くすれば前記第1の循環経路を省くこ
とも可能である。また前記キヤンドモータポンプ
に限らずグランドレスモータポンプであるウエツ
ト式モータポンプを採用しても同様の効果を得る
ことができる。
さらにまた、液中型のグランドレスモータポン
プを採用する場合には、貯蔵タンクの液面を検出
する液面センサーを設け、前記液面が所定レベル
以下にあれば、前記タンクの液化ガスと前記モー
タポンプとの温度差が所定値以下になつても、或
は前記モータポンプの低速運転が所定時間行なわ
れても、前記モータポンプを停止せず低速にて連
続運転するように構成すれば、例えば前記第1図
乃至第3図に示す実施例において、運転制御装置
34に第8図に示すように液面センサー38と比
較回路44からなる液面検出回路45を設け、こ
の液面検出回路45の設定信号の貯蔵タンク2の
液面がキヤンドモータポンプ3の上部ラジアル軸
受23a部以下になるとポンプ停止回路33のリ
レーR4が励磁されるように設定すれば、液化ガ
ス1を移送しないときに前記液面が前記軸受23
a部以下にあると貯蔵タンク2内の液化ガス1と
前記モータポンプ3との温度差にかかわらず前記
モータポンプ3が低速で連続運転されることとな
り、前記液面低下時のモータポンプ断続運転に起
因するモータポンプ空運転及び軸受無潤滑によ
り、前記モータポンプ3が送液不能となり及び早
期故障に至るのを防止することができる。
また、第7図に示すような地上設置型のキヤン
ドモータポンプを用いた場合には、モータポンプ
3を貯蔵タンク2の所定液面レベルより下方に設
置することにより、貯蔵タンク2の液面は常に所
定レベル以上に保持されることになる。
〔発明の効果〕
第1番目の発明の液化ガスの移送方法によれ
ば、貯蔵タンクからボンベ等へ液化ガスを移送す
るときはグランドレスモータポンプを高速で運転
し、移送を完了すると、前記タンク内の液化ガス
と前記モータポンプとの温度差が所定値以下であ
れば前記モータポンプを停止し、所定値を超えて
おれば所定値以下になるまで前記モータポンプを
低速運転して吸込んだ液化ガスを前記タンク内へ
戻すように循環させるので、また、第2番目の発
明の液化ガスの移送方法によれば、貯蔵タンクか
らボンベ等へ液化ガスを移送するときは、グラン
ドレスモータポンプを高速で運転し、移送を完了
すると、所定時間が経過するまで前記モータポン
プを低速運転して吸込んだ液化ガスを前記タンク
内へ戻すように循環させるので、前記モータポン
プ内で液化ガスが気化されず、従つて従来液化ガ
ス移送時に発生していたポンプ送液不能及び軸受
の潤滑不良が解消されて円滑なポンプ運転が行な
えるとともに、軸受寿命が大幅に延長され、また
液化ガスを移送しないときもモータポンプを高速
運転する前記従来方法に比べて、無駄な電力消費
が極めて節減され、即ち液化ガスを移送しないと
きも従来方法に比べてモータポンプを運転するに
要する電力量が極めて僅かですむ。更に、液中型
グランドレスモータポンプを用いて液化ガスを移
送する場合においては、貯蔵タンク内の液面が前
記モータポンプの軸受部より低下したとき、液化
ガス移送開始後の数秒間、軸受が無潤滑となる問
題も解消される等、軸受異常摩耗によりグランド
レスモータポンプの早期分解点検を必要とする従
来の液化ガス移送方法に比べて総合的な経済性が
はるかに優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1番目および第2番目の発明の方法
を実施するための液化ガスの移送装置の一部を切
欠いた正面図、第2図は同上グランドレスモータ
ポンプ部の断面図、第3図は同上電気回路図、第
4図,第5図はそれぞれ他の液化ガス移送装置の
一部を切欠いた正面図、第6図は他の電気回路
図、第7図は別の液化ガス移送装置の一部を切欠
いた正面図、第8図は別の電気回路図である。 1……液化ガス、2……貯蔵タンク、3……キ
ヤンドモータポンプ、6……吐出管、7……弁、
14……キヤンドモータ、32……モータの回転
数を変換する手段としての極数変換回路、33…
…ポンプ停止手段としてのポンプ停止回路、38
……液面センサー、TR……タイマー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 貯蔵タンク内の液化ガスをグランドレスモー
    タポンプにより吐出管及び弁を介してボンベ等へ
    移送する液化ガスの移送方法において、 前記弁を開いて前記タンクから前記ボンベ等へ
    液化ガスを移送するときは、前記モータポンプを
    高速で運転して吸込んだ液化ガスを前記ボンベ等
    へ移送するとともに、その一部を前記タンク内へ
    戻すように循環させ、前記弁を閉じて液化ガスの
    移送を完了したときは、前記貯蔵タンクの液面が
    所定レベル以上であつて、前記タンク内の液化ガ
    スと前記モータポンプとの温度差が所定値以下で
    あれば前記モータポンプを停止し、温度差が所定
    値を超えておれば前記モータポンプを低速運転し
    て前記循環のみを行なわせ、前記温度差が所定値
    以下になれば前記モータポンプを停止することを
    特徴とする液化ガスの移送方法。 2 貯蔵タンク内の液化ガスをグランドレスモー
    タポンプにより吐出管及び弁を介してボンベ等へ
    移送する液化ガスの移送方法において、 前記弁を開いて前記タンクから前記ボンベ等へ
    液化ガスを移送するときは、前記モータポンプを
    高速で運転して吸込んだ液化ガスを前記ボンベ等
    へ移送するとともに、その一部を前記タンク内へ
    戻すように循環させ、前記弁を閉じて液化ガスの
    移送を完了したときは、前記モータポンプを低速
    運転して前記循環のみを行なわせ、前記貯蔵タン
    クの液面が所定レベル以上であれば、前記低速運
    転が所定時間行なわれた後に前記モータポンプを
    停止することを特徴とする液化ガスの移送方法。
JP57061253A 1982-04-13 1982-04-13 液化ガスの移送方法 Granted JPS58178099A (ja)

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JP5002540B2 (ja) * 2008-06-06 2012-08-15 株式会社フジクラ 気化性液体のポンプ圧送システム

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