JPH02203270A - ベンゾトリアゾール検出用試験材 - Google Patents

ベンゾトリアゾール検出用試験材

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Publication number
JPH02203270A
JPH02203270A JP2543289A JP2543289A JPH02203270A JP H02203270 A JPH02203270 A JP H02203270A JP 2543289 A JP2543289 A JP 2543289A JP 2543289 A JP2543289 A JP 2543289A JP H02203270 A JPH02203270 A JP H02203270A
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JP
Japan
Prior art keywords
benzotriazole
acid
silver nitrate
test
carrier
Prior art date
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Pending
Application number
JP2543289A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Inoue
喜之 井上
Hideo Yoshikata
善方 英夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ベンゾトリアゾールの有無を簡便に判定する
ことのできる、新規なベンゾトリアゾール検出用試験材
に関するものである。
〈従来の技術と発明か解決しようとする課題〉銅および
銅合金の変色防止処理剤、冷却装置の腐蝕抑制剤、切削
液等にベンゾトリアゾールが広く用いられている。
ベンゾトリアゾールの検出法としては、ベンゾトリアゾ
ールか、銀、銅、亜鉛等の金属イオンと反応して水難溶
性錯塩を生成することを利用した重量分析法、酸化還元
反応を利用したポーラログラフ法、電位差滴定法、ガス
クロマトグラフ法等がある。これらの方法は、被検液中
のヘンシトリアゾール含有mの精密な測定に適している
しかし、上記各方法は操作が煩雑に過ぎ、また、測定に
長時間を要するので、工場等において、前記変色防止処
理材等にヘンシトリアゾールか含まれているか否かを日
常的に管理するためには、有用な方法とはいえない。
簡便なベンゾトリアゾールの検出方法として、前記金属
イオンとの反応による水難溶性錯塩の生成反応を利用し
て、被検液に硝酸銀水溶液を加えて、沈澱が生成するか
否かを目視で確認する方法が考えられる。しかし、この
方法では、ベンゾトリアゾールの含有量が少ない程、生
成する沈澱の量も少なくなるので、判定が困難になる。
また、硝酸銀は水道水中の塩素イオンと反応して白濁す
る(自沈を生ずる)ため、ベンゾトリアゾールの有無を
正確に判定できなくなる虞かある。また、この方法は、
水難溶性錯塩の生成反応であるから、有機溶媒溶液につ
いては、溶媒の種類にもよるが、全く適用できない場合
がある。
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであって、
簡便且つ正確にベンゾトリアゾールの有無を判定するこ
とのできる新規なベンゾトリアゾール検出用試験材を提
供することを目的としている。
く課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するための、本発明に係るベンゾトリア
ゾール検出用試験材(以下「本発明試験材」という)は
、硝酸銀と酸塩基指示薬とを含むことを特徴としている
上記本発明試験材においては、被検液中にベンゾトリア
ゾールが含有されていると、硝酸銀がこのベンゾトリア
ゾールと反応して硝酸が生成し、測定系のpH値が低下
して酸塩基指示薬が変色する。
一方、被検液中にベンゾトリアゾールが含有されていな
い場合には、上記反応は起こらず、酸塩基指示薬は変色
しない。
酸塩基指示薬としては、従来公知の種々の酸塩基指示薬
を用いることができ、特に、複数の変色域を有する万能
指示薬や、pl(3〜8の範囲内に固有の変色域を有す
る、メチルレッド、メチルオレンジ、ブロムクレゾール
グリーン等の単体指示薬、リドマス等の混合指示薬など
が好ましく用いられる。
本発明試験材は、種々の形態で使用することができるが
、特に、硝酸銀と酸塩基指示薬とを担体に担持させた形
態で使用するのが、携帯が容易でどこにでも持ち運ぶこ
とかできて、取り扱いが容易であるので、好ましい。
担体としては、有機、無機の柾々の固体材料か使用でき
るが、特に、硝酸銀および酸塩基指示薬を内部に担持す
ることのできる、多孔質材料や透水性材料等が、硝酸銀
等の保持性、保存性に優れるため、好ましく用いられる
。多孔質材料としては、濾紙等の紙類、織布、不織布、
発泡プラスチック、セラミックス等が挙げられる。また
、透水性材料としては、高吸水性樹脂材料や、セロファ
ン等の透水性樹脂材料か挙げられる。
担体は、酸塩基指示薬の色を隠蔽しない白色または無色
透明であることが好ましいか、乳白色、淡青色等、酸塩
基指示薬の変色確認を妨げない淡い色調であっても良い
担体の形状は、短冊状、平板状、棒状、筒状、粒状等の
適宜の形状とすることができる。
多孔質材料や透水性材料からなる担体中に、酸塩基指示
薬と硝酸銀とを含有させるには、上記担体を酸塩基指示
薬溶液、および、硝酸銀水溶液に順次浸漬する方法か、
操作か容易で、しかも、硝酸銀、酸塩基指示薬を劣化さ
せないため、好まし〈実施される。
また、例えば、紙に酸塩基指示薬が含浸された市販の酸
塩基試験紙(リドマス試験紙、万能試験紙等)を用いれ
ば、これら酸塩基試験紙を硝酸銀水溶液に浸漬するだけ
で試験材を製造することができる。
硝酸銀および酸塩基指示薬の、担体内への含有量は、適
宜に設定できるか、担体に対する硝酸銀の含有率は0.
05重二%以上であることか好ましく、酸塩基指示薬の
含を率は005重量%以上であることが好ましい。担体
に対する硝酸銀の含有率か0.05重二%未満ては、ベ
ンゾトリアゾール検出の感度が不十分になり、また、担
体に対する酸塩基指示薬の含有率が0.05’lユ%未
満ては、変色の確認が困難になる。なお、担体中におけ
る、硝酸銀と酸塩基指示薬との割合は、重量比で1:l
O〜10.1の範囲内であることが好ましい。
なお、本発明試験材は、担体を用いる上記形状以外にも
、例えば、硝酸銀および酸塩基指示薬の粉末を、被検液
に溶解し得る賦形剤、結合剤等の粉末と共に圧縮成型し
た錠剤状(被検液中に投入して使用する)や、硝酸銀と
酸塩基指示薬とを適当な溶媒中に溶解或いは分散させた
液状(1液性または2液性)等の形状とすることもてき
る。
また、本発明試験材は、単に、硝酸銀と酸塩基指示薬と
を混合しただけのものであっても良い。
〈実施例〉 以下、本発明を、実施例並びに比較例に基づいて説明す
る。
(実施例1) 市販の青色リドマス試験紙(アトバンチツク東洋社製、
商品名「青色リドマス」)を0、INの硝酸銀水溶液に
1秒間浸漬した後、暗所において、室温で12時間乾燥
して試験材を作製した。
(実施例2) 市販の万能試験紙(アトバンチツク東洋社製、商品名「
ユニバーサル」)を0.I Nの硝酸銀水溶液に1秒間
浸漬した後、暗所において、室温で12時間乾燥して試
験材を作製した。
(比較例1) 濾紙(アトバンチツク東洋社製、商品名「Nα5BJ)
を0.INの硝酸銀水溶液に1秒間浸漬した後、暗所に
おいて、室温で12時間乾燥して試験材を作製した。
(評価試験) 上記実施例1,2並びに比較例1の試験材を、硝酸銀を
含浸させていないリドマス試験紙(比較例2)、万能試
験紙(比較例3)と共に、下記の各被検液と接触させた
際の変色を観察した。
被検液a : 0.1重量%ベンゾトリアゾール−純水
溶液 被検液b:純水 被検液c : 0.1重量%ベンゾトリアゾール−水道
水溶液 被検液d:水道水 被検液e : 0.1重量%ベンゾトリアゾール−I・
リクロロエタン溶液 被検液fニトリクロロエタン 結果を次表に示す。
(以下余白) 表の結果より、担体に、硝酸銀および酸塩基指示薬のう
ちの回れか一方のみを含有させた比較例1〜3では、ベ
ンゾ)・リアゾールの有無を判定することができなかっ
た。
また、従来例として、前記各被検液に0.IN硝酸銀水
溶液を滴下して沈澱生成の有無を観察したところ、被検
1ffl aでは沈澱か観察されず、水道水のみの被検
液dにおいて白濁か観察されるなど、正確な判定をする
ことかできなかった。また、溶剤としてトリクロロエタ
ンを用いた被検r4!i、e、fについては、被検液と
硝酸銀水溶液とを均一に混合できず、ベンゾトリアゾー
ルの有無を判定できなかった。
これに対し、実施例1.2の試験材においては、ベンゾ
トリアゾールの濃度、溶媒の種類等に関係なく、また、
水道水中の塩素に影響されることなく、正確に、被検液
中のベンゾトリアゾールの有無を判定できることが判明
した。
〈発明の効果〉 本発明試験材は、上記のように構成されており、被検液
中のベンゾトリアゾールの有無は、前述したベンゾトリ
アゾールと硝酸銀との反応に伴う酸塩基指示薬の変色に
より、ベンゾトリアゾールの含有量にかかわらず明確に
示される。また、上記反応は、極めて微量(水質基準に
よれば、200mgp−+以下)の成分である水道水中
の塩素イオンの影響を受けることがない。したがって、
本発明試験材によれば、ベンゾトリアゾールの有無を正
確に判定することができる。
また、本発明試験材は、被検液と接触させるだけで、被
検液中のベンゾトリアゾールの有無を判定できるので、
操作が簡便であると共に、被検液の状態を問わず、使用
することができる。
さらに、硝酸銀と酸塩基指示薬とを担体に担持させた場
合には、携帯が容易でどこにでも持ち運ぶことができて
、取り扱いが容易になる。
特許出願人  住友電気工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、硝酸銀と酸塩基指示薬とを含むことを 特徴とするベンゾトリアゾール検出用試 験材。 2、硝酸銀と酸塩基指示薬とが担体に担持 されている請求項1記載のベンゾトリア ゾール検出用試験材。
JP2543289A 1989-02-02 1989-02-02 ベンゾトリアゾール検出用試験材 Pending JPH02203270A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2543289A JPH02203270A (ja) 1989-02-02 1989-02-02 ベンゾトリアゾール検出用試験材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2543289A JPH02203270A (ja) 1989-02-02 1989-02-02 ベンゾトリアゾール検出用試験材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02203270A true JPH02203270A (ja) 1990-08-13

Family

ID=12165816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2543289A Pending JPH02203270A (ja) 1989-02-02 1989-02-02 ベンゾトリアゾール検出用試験材

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JP (1) JPH02203270A (ja)

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