JPH0220219Y2 - - Google Patents

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JPH0220219Y2
JPH0220219Y2 JP1985092029U JP9202985U JPH0220219Y2 JP H0220219 Y2 JPH0220219 Y2 JP H0220219Y2 JP 1985092029 U JP1985092029 U JP 1985092029U JP 9202985 U JP9202985 U JP 9202985U JP H0220219 Y2 JPH0220219 Y2 JP H0220219Y2
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tape
elastic
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elastic threads
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主としてシヨーツ等の下着に用いら
れる伸縮性細幅テープ関するものである。
〔従来の技術〕
従来、下着の所定部分、例えば、シヨーツ、ブ
リーフのウエスト部分、脚囲部分や、ブラジヤー
の肩紐部分に用いられる伸縮性細幅テープは、そ
の幅方向に弾性糸が織り込むか編み込まれてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の上記伸縮性細幅テープ
は、身体の曲率のある部位に適用された場合、伸
長の大きな部分と小さな部分が生じ、テープと接
触する面の一部に圧力が集中するため、着用感が
悪い。また、強い伸長力が加わつた際には、一部
分のみが身体に接するため、テープの一部が捲れ
る場合がある。又、伸長、回復力が弱いと外れ易
い等の問題もある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記の問題点を次の伸縮性細幅テー
プを提供することにより解決したものである。
それぞれ異なる伸長、回復力を有する二種以上
の弾性糸を、テープの幅方向に並べて一体的に織
り込むか編み込んでなり、且つ、それぞれ異なる
伸長、回復力を有する2以上の部位を、テープの
幅方向に並設してなるテープであつて、 上記弾性糸は、太さが異なることによつて伸
長、回復力の異なるポリウレタン又はポリエステ
ルからなり、 上記各部位は、それぞれ同じ太さの弾性糸を隣
り合わせに複数本並べて形成してあり、 隣り合わせに配されている部位をそれぞれ形成
する弾性糸の太さの差が、200〜400デニールであ
る、 ことを特徴とする伸縮性細幅テープ。
〔実施例〕
以下、本考案の伸縮性細幅テープを図面に示す
実施例について説明する。
第1図は本考案の一実施例の一部の模式的な平
面図を示すもので、同図に示す伸縮性細幅テープ
1は、テープの長さ方向に縦長な3つの部位A,
B,Cをテープの幅方向に並べて構成してある。
各部位A,B,Cは、何れも、経糸(図示せず)
でそれぞれ被覆して隣り合わせに配した複数本の
弾性糸(図示せず)を、緯糸(図示せず)ととも
に一体的に織り込むか編み込んで形成してあり、
且つ、相互に上記緯糸により結合してある。そし
て、上記弾性糸は、各部位A,B,Cそれぞれに
おいては太さが同じで同じ伸長、回復力を有する
が、隣接する2つの部位の比較においては太さが
異なり伸長、回復力が異なつており、実施例の場
合、各部位A,B,Cの弾性糸の伸長、回復力
は、この順序で弱くしてある。
上記伸縮性細幅テープ1の厚み及び幅には特に
制限はないが、厚みは0.5〜2mmとするのが好ま
しく、幅は使用する身体の部位に応じて5〜35mm
とするのが好ましい。例えば、伸縮性細幅テープ
1をブラジヤーの肩紐として使用する場合には、
その幅を5〜8mmとするのが好適であり、シヨー
ツ、ブリーフのウエスト部に使用する場合には、
20〜35mmとするのが好適である。
また、上記弾性糸は、太さが異なることによつ
て伸長、回復力の異なるポリウレタン又はポリエ
ステルからなつている。従つて、弾性糸の伸長、
回復力の差異は、弾性糸の太さを異ならせること
により生じさせてあり、隣り合う部位A及びB、
並びにB及びCにおいて、その太さの差を200〜
400デニールとしてあり、特に250〜350デニール
とすることが好ましい。太さの差が200デニール
以下では効果的な伸長、回復力の差異が得られ難
く、400デニール以上では伸長、回復力の差異が
大き過ぎて感触が悪く、縫製後の工程に適する平
面的で捩れのないテープを得難い。
また、上記各部位A,B,Cには異なる着色を
施すことが好ましく、実施例では、各部位A,
B,Cの上記緯糸として着色の異なる糸を用いる
ことによりそのようにしてある。実施例について
更に具体的に説明すると、伸長、回復力の最も強
い部位Aには濃色で、又伸長、回復力が中間の部
位Bには中間色で、更に伸長、回復力の最も弱い
部位Cには淡色でそれぞれ着色を施してある。こ
のように、異なる伸長、回復力を有する弾性糸毎
に、異なる着色の施された別の糸を織り込むか編
み込むと、弾性糸の強さの差異を視覚的に確認で
きるため、縫製等の工程を実施し易くし、且つ使
用者に効果的な認識を付与することができる。
第2図は本考案の別の実施例の一部の模式的な
平面図を示すもので、同図に示す伸縮性細幅テー
プ1は、第1図の伸縮性細幅テープ1における3
つの部位A,B,Cのうちの部位Cを省いた以外
は、第1図の伸縮性細幅テープ1と同様に構成し
てある。
第3図は本考案の更に別の実施例の一部の模式
的な平面図を示すもので、同図に示す伸縮性細幅
テープ1は、第1図の伸縮性細幅テープ1におけ
る部位Cの隣りに、部位Cよりも伸長、回復力の
弱い部位Dを付加した以外は、第1図の伸縮性細
幅テープ1と同様に構成してある。
尚、以上の3つの実施例においては、各部位
A,B,C,Dをそれぞれ複数本の弾性糸で構成
してあるが、3つ以上の部位からなる場合にはそ
の一部を1本の弾性糸で構成しても良い。また、
実施例においては、各部位A,B,C,Dの幅を
同一としてあるが、これらの幅は伸縮性細幅テー
プ1を適用する身体の部位に応じて適宜変更する
ことができる。又、伸長、回復力の異なる部位は
2つ以上あれば良く、その数に制限はないが、2
乃至5つとするのが実用的である。又、伸長、回
復力の異なる部位は、実施例の如くその強さの順
序で必ずしも配列しなくても良く、例えば、第3
図に示す実施例において部位Dを部位Cよりもや
や伸長、回復力の強い弾性糸で構成しても良く、
更に、伸長、回復力が同一の部位が2つ以上あつ
ても、それらが隣り合わない限り差し支えない。
而して、上記の如き伸縮性細幅テープ1は、例
えば、第4図及び第5図に示す如く使用すること
ができる。第4図は伸縮性細幅テープ1をブラジ
ヤーの肩紐として使用した場合の斜視図を示すも
ので、この肩紐は、第2図に示す伸縮性細幅テー
プ1を使用し、その伸長、回復力の弱い部位Bを
身体の中央部側に、又伸長、回復力の強い部位A
を身体の外側にそれぞれ位置させて構成してあ
る。このように肩紐を構成することによつて、肩
紐のずり落ちを防止でき、好ましい着用感を得る
ことができる。又、第5図は伸縮性細幅テープ1
をシヨーツのウエスト部分及び脚囲部分に使用し
た場合の斜視図を示すもので、ウエスト部分に
は、第1図に示す伸縮性細幅テープ1を、その伸
長、回復力の最も強い部位Aをウエスト部分の最
上部に、又伸長、回復力の最も弱い部位Cをウエ
スト部分の最下部にそれぞれ位置させて使用し、
ウエスト部分の曲率に沿つた良好な着用感を得ら
れるようになしてある。又、脚囲部分には、第2
図に示す伸縮性細幅テープ1を使用してあり、図
示例の場合、伸長、回復力の強い部位Aを上部
に、又伸長、回復力の弱い部位Bを下部に位置さ
せて着用感を良好にしているが、脚囲部分の形状
によつては、斯る部位A,Bを逆に位置させて着
用感を良好にすることもできる。
尚、本考案の伸縮性細幅テープ1の使用箇所
(部位)は、第4図及び第5図の場合に制限され
るものではなく、例えば、ブラスリツプのカツプ
周囲、ペチコートのウエスト部分等の下着類の部
位の他、ワンピースの腰部の絞り、スラツクスの
ウエスト部位等の下着類以外の部位にも用いられ
る。
次に、本考案の伸縮性細幅テープの更に具体的
な実施例を挙げる。
実施例 1 ポリウレタン弾性糸1120D(デニール、以下同
じ)5本、840D5本、560D5本を、経糸ウーリー
ナイロン100番手15本及び緯糸ウーリーナイロン
50番手双糸6本を用いてラツセル編みにより編み
込み、幅19mmの第1図に示す如き伸縮性細幅テー
プを得た。得られた伸縮性細幅テープを第5図に
示す如くシヨーツのウエスト部分に使用したとこ
ろ、ウエスト部分の曲率に沿つた良好な着用感が
得られた。
実施例 2 ポリウレタン弾性糸1120D2本、840D2本、
560D2本を、実施例1と同様の経糸及び緯糸を用
いてラツセル編みにより編み込み、幅9mmの第1
図に示す如き伸縮性細幅テープを得た。
実施例 3 第6図に示す如く、1120Dの3本の弾性糸2、
840Dの5本の弾性糸3、560Dの7本の弾性糸
4、280Dの5本の弾性糸5及び560Dの2本の弾
性糸4が、この順序で左側から並ぶように、合計
22Pの弾性糸を、経糸(図示せず)及び緯糸(図
示せず)を用いて織り込んで伸縮性細幅テープ1
を得た。
尚、経糸としては、110/1フイラメントナイ
ロンを57P、70/2ウーリーナイロンを19P、
100/2ウーリーナイロンを6P、70/1スパーク
ナイロンを8P用い、又緯糸としては、110/1フ
イラメントナイロンを1P用いた。
実施例 4 第7図に示す如く、1120Dの2本の弾性糸2、
840Dの7本の弾性糸3、560Dの5本の弾性糸
4、280Dの4本の弾性糸5及び560Dの1本の弾
性糸4が、この順序で左側から並ぶように、合計
19Pの弾性糸を、経糸(図示せず)及び緯糸(図
示せず)を用いて織り込んで伸縮性細幅テープ1
を得た。
尚、経糸としては、70/2ウーリーナイロンを
88P用い、又緯糸としては、110/1フイラメン
トナイロン1P用いた。
〔考案の効果〕
本考案の伸縮性細幅テープは、上述の如く構成
したもので、下着等の所定部分、例えば、シヨー
ツ、ブリーフのウエスト部分、脚囲部分や、ブラ
ジヤーの肩紐部分に使用した場合、身体の曲率に
応じて伸長することができるため、着用感を良好
とし、捲れや外れを防止することができる等の実
用的効果を奏するもので、その実用的価値の高い
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の一部の模式的な平
面図、第2図は本考案の別の実施例の一部の模式
的な平面図、第3図は本考案の更に別の実施例の
一部の模式的な平面図、第4図は本考案の伸縮性
細幅テープをブラジヤーに使用した場合の一使用
態様を示す斜視図、第5図は本考案の伸縮性細幅
テープをシヨーツに使用した場合の別の使用態様
を示す斜視図、第6図は本考案の更にまた別の実
施例の模式的な拡大断面図、第7図は本考案のま
た更に別の実施例の模式的な拡大断面図である。 1……伸縮性細幅テープ、2,3,4,5……
弾性糸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 それぞれ異なる伸長、回復力を有する二種以上
    の弾性糸を、テープの幅方向に並べて一体的に織
    り込むか編み込んでなり、且つ、それぞれ異なる
    伸長、回復力を有する2以上の部位を、テープの
    幅方向に並設してなるテープであつて、 上記弾性糸は、太さが異なることによつて伸
    長、回復力の異なるポリウレタン又はポリエステ
    ルからなり、 上記各部位は、それぞれ同じ太さの弾性糸を隣
    り合わせに複数本並べて形成してあり、 隣り合わせに配されている部位をそれぞれ形成
    する弾性糸の太さの差が、200〜400デニールであ
    る、 ことを特徴とする伸縮性細幅テープ。
JP1985092029U 1985-06-18 1985-06-18 Expired JPH0220219Y2 (ja)

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