JPH02201977A - 圧電アクチュエータの駆動方法 - Google Patents

圧電アクチュエータの駆動方法

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JPH02201977A
JPH02201977A JP1019782A JP1978289A JPH02201977A JP H02201977 A JPH02201977 A JP H02201977A JP 1019782 A JP1019782 A JP 1019782A JP 1978289 A JP1978289 A JP 1978289A JP H02201977 A JPH02201977 A JP H02201977A
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JP
Japan
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electric field
point
piezoelectric
driving
piezoelectric ceramics
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Pending
Application number
JP1019782A
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English (en)
Inventor
Keiichi Furuta
圭一 古田
Takenobu Matsumura
武宣 松村
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、分極済の圧電セラミックスに電圧を印加した
場合に生じる圧電セラミックスの変形を利用した圧電ア
クチュエータの駆動方法に関する。
圧電アクチュエータは電磁ノイズの発生しない微小駆動
源として近年応用が拡大している。
〔従来技術及びその問題点〕
圧電アクチュエータは圧NN効果もしくは圧電横効果を
利用したものである。第1図(A)に示す縦効果素子は
圧電セラミックスの長さ方向に自発分極P、が向き、こ
の方向に電界を印加して長さ方向の変位を得ている。ま
た第1図(B)に示す横効果素子は厚み方向に分極され
ており、厚み方向に電界を印加して長さ方向の変位を得
ている。
縦効果素子の電極取り出しを工夫して積層することによ
り積層縦効果素子として利用でき、また横効果素子を貼
り合わせてたわみ変形が起こるように電圧印加方向を工
夫することによりバイモルフ素子として利用することが
できる。
圧電セラミックスに電界Eを加えたとき生じるひずみS
は圧電方程式(1)で与えられる。
S−”’ d 1j’ Eb       ・・・・ 
(I)〔式中、dは圧電定数であり、縦効果素子の場合
は、a=3.i=3.3=3.b=3  であり、横効
果素子の場合は、a=l、i=3.j=1゜b=3  
である。〕 従来から圧電アクチュエータの変位量をより大きくする
ために、上記式(I)からも判るように、より大きな圧
電定数、d 1++  d 3xを有する材料を開発す
るため圧電セラミックスの組成改良の検討が活発に行わ
れている。しかしながら圧電定数を大きくすると、圧電
性の消失するキューリー温度が下がりすぎ、通常の使用
温度において適用出来ない等の問題が発生する。このた
め材料面からの開発には限界があり、圧電アクチュエー
タの応用拡大の上で大きな障壁となっていた。
〔間即点を解決するための手段〕
本発明者らは以上の如き従来技術の問題点を解決するた
めに鋭意研究を行った結果、圧電セラミックスよりなる
圧電アクチュエータを駆動する際、電界の向きに対する
圧電セラミックス結晶中にある自発分極の挙動特性を利
用することにより、より大きな変位量を発生する圧電ア
クチュエータの駆動方法を見出した。
本発明は、圧電セラミックスを用いた圧電アクチュエー
タを駆動する際、一旦、圧電セラミックスの分極方向と
逆極性の電界を抗電界値以下の範囲で印加し、しかる後
に順極性の電界を印加して駆動することを特徴とする圧
電アクチュエータの駆動方法に関する。
以下に添付図面である第2図〜第3図を用いて、本発明
の駆動方法を詳述する。
第2図はPZT系圧電セラミックスの印加電界強度に対
する発生ひずみS、の関係を示す図である。図中33は
縦効果ひずみを示す。第2図に示す蝶型ヒステリシス曲
線はPZTセラミックス等の強誘電体セラミックスに特
有であり、その変化挙動は自発分極P、の方向が外部電
界によって変化するために生じると考えられている。第
2図中、A、B、C,D、Hの各点における圧電セラミ
ックスの自発分極P、の分布状態を、それぞれ第3図(
A)、(B)、(C)、(D)、(E)に模式的に示し
た。最初A点の状態でばP、は等方的に分布している。
これに抗電界値以上の電界を印加すると状態(B)に移
り、P、は電界方向に配列し自発ひずみの方向が揃うと
同時に圧電効果も加算され大きなひずみが観測される。
0点は電界を取り去った状態に相当し、状態(B)より
ひずみが減少する。これは電界が雰になると圧電効果が
なくなると同時に一旦配列したP3の方向が多少乱れる
ことに起因している。これに逆極性の電界を加えるとP
、の方向が初期の状M(A)と同様の状態(D)を経て
状態(E)に移る。状態(E)におけるP、の方向は状
態(B)と180°異なる。
従来の駆動方法においては、縦効果素子をアクチュエー
タとして使う場合、分極済の圧電セラミックスに分極方
向と同じ極性の電界を印加してひずみを発生させており
、第2図のB−C間の領域で使用していることになる。
すなわち順電界の電界を加えた状態のBから電界を零に
してCに移った後、再度順極性の電界を加えると図中の
破線を経てBに戻る。この場合、取り出せるひずみ量は
Xである。この従来のアクチュエータを駆動する際の印
加電界と印加時間Tとの関係の一例を第6図(B)に示
す。
一方、本発明者らはより大きいひずみ量を発生させるた
めにはどの様な自発分極の配列変化を利用すれば良いか
鋭意研究した結果、従来利用していた第2図に示すB 
−C95域を使用せずにB−D領域を利用すれば極めて
大きいひずみを発生させることができることを見出した
本発明は、圧電セラミックスに電界を印加した場合に生
じる圧電セラミックスの変形を第2図に示すB = D
 elf域を利用して取り出すことを特徴とする圧電ア
クチュエータの駆動方法に関するものである。
より詳細に説明すれば、第2図において、本発明では、
アクチュエータを駆動させる際、一旦、0点から逆極性
の電界を加えてD点まで戻し、その後電界を零とした時
のF点を経て、ついで順極性の電界を印加してB点まで
移す。そして電界を零とすることにより0点に戻る。こ
の場合、取り出せる最大のひずみ量は第2図中のZであ
る。電界が零のF点を基準にすると、ひずみ量はYとな
る。アクチュエータを駆動する際の印加電界と印加時間
Tとの関係の一例を第6図(A)に示す。
本発明においては、自発分極の状態の変化挙動からみる
と、状態Bから状態りまでの自発分極の配列変化を最大
限利用していることになる。
(実施例〕 以下、実施例を示し、本発明をさらに詳細に説明する。
実施例I PZT系圧電セラミックスを5X5X0.16mmに切
り出し、両面に銀電極を焼付けた試料を作成し、第4図
に示す変位測定装置により、圧電アクチュエータの駆動
時のひずみ量を計測した。第4図中、1は定盤、2は圧
電セラミックス試料、3は絶縁板、4は変位計、5はリ
ード線、6は変位計アンプ、7は記録計、8はプログラ
ム電圧発生器である。ひずみ量の測定は、以下の方法で
行った。前記試料2を導電性の定盤1の上に置き、試料
2の上部電極と定盤1との間にリード線5を接続し、試
料2に電圧印加用配線をした。接触代の変位計4の先端
部分と試料との間には硬い電気絶縁性の板3を挟み、変
位計に導通がないようにする。印加電圧はプログラム電
圧発生器8から供給し、試料2の厚み変化挙動を変位計
アンプ6で増幅し、X−YレコーダーのX軸とY軸に入
力して記録計7で記録した。
分極済の圧電セラミックス試料2の初めの厚みを!。(
第2回中、F点を示す)とし、電界印加時の厚みをlと
した時、(I2−1!、。)//!。をひずみS、とし
て縦軸にとり、印加電圧を10で割った値を印加電界と
して横軸にとった時の関係を求めた。その結果を第5図
に示す。
図中、曲線a、b、cは本発明の駆動方法による場合で
あり、第2図に示すC点→D点(逆極性の電界を印加)
→F点→B点→C点に至るような印加力法により得られ
たものである。本試料の抗電界値は5 K V /cm
であり、逆極性の電界値は−3〜−5KV/cmとした
。アクチュエータを駆動する際の印加電界と印加時間T
との関係の一例を第6図(A)に示す。
また、曲線dは従来の駆動方法による場合であり、第2
図に示すC点→B点→C点に至るような印加方法により
得られた。この時の電界の印加方法は第6図(B)に従
って行った。
電界零を基準にして、20KV/cmの電界値の時のび
ずみS3を比較し、第1表に示した。
第1表 第1表から明らかなように、本発明の駆動方法によれば
、従来の駆動方法により得られる曲線dの場合と比べて
最大67%もひずみS、が増大する。
第1表の結果から明らかなように、分極済の圧電セラミ
ックスに再び電界を印加して駆動する場合、自発分極の
配列状態を一度無配列状態である初期状態に戻してから
駆動電界をかけることによって、従来得られなかった大
きいひずみを得ることができる。
自発分極を一度無配列状態に戻すために印加する逆極性
の電界をかける時期は、駆動する直前でも良いし、ある
いは駆動終了後でもよい。第2回について説明すれば、
前者の駆動方法は0点から出発してD点に至りB点まで
駆動することであり、後者の駆動方法はF点から出発し
B点→C点→D点→F点を経由しB点に至る方法に相当
する。
印加する逆極性の電界の強さは、抗電界値以下の値をと
る。その電界印加時の保持時間ΔTは、圧電セラミック
ス試料の種類等により異なるが、過度に小さいと、十分
に大きいひずみが得られないことがあり、また過度に大
きいと脱分極が起こりやすくなったりすることがあるた
め、適切な保持時間ΔTであることが好ましい。本実施
例の圧電セラミックス試料の場合の最適の保持時間へT
は20〜70m5ecの範囲が好ましかった。
〔発明の効果〕
本発明のように、圧電アクチュエータを駆動する際、自
発分極の向きを一旦無配列に戻してから、順極性の電界
を印加することによって、従来得られなかった大きな継
ひずみが得られた。この効果は縦効果素子のみならず、
横効果素子にも適用でき、積層素子やバイモルフ素子の
ひずみ量の拡大に極めて存効である。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)及び(B)はそれぞれ圧電セラミックスの
縦効果素子と横効果素子とを示す図である。第2図はP
ZT系圧電セラミックスのひずみと電界との関係を表す
蝶型ヒステリシス曲線を示す。第3図(A)、  (B
)、  (C)、  (D)。 (E)は圧電セラミックスの自発分極P、の分布状態を
示す模式図である。第4図は電圧印加によって生じる縦
ひずみ量を測定する変位測定装置である。第5図は縦効
果のひずみと電界との関係を示すヒステリシス曲線を示
す。第6図(A)及び(B)はアクチュエータを駆動す
る際の電界と印加時間Tとの関係を示す図である。 1:定盤、2:圧電セラミック試料、3:絶縁板、4:
変位計、5:リード線 特許出願人  宇部興産株式会社 第1図 (A) 第 (町 図 食位方藺 区 第 図 第 図 1 kV/Cm 1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  圧電セラミックスを用いた圧電アクチュエータを駆動
    する際、一旦、圧電セラミックスの分極方向と逆極性の
    電界を抗電界値以下の範囲で印加し、しかる後に順極性
    の電界を印加して駆動することを特徴とする圧電アクチ
    ュエータの駆動方法。
JP1019782A 1989-01-31 1989-01-31 圧電アクチュエータの駆動方法 Pending JPH02201977A (ja)

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