JPH02199479A - トナー搬送体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、非磁性のトナーにより画像を形成することが
可能な現像装置のトナー搬送体に関する。

［従来の技術］ 本出願人は、特許６３−９１０００において、絶縁層付
きトナー搬送体を使った一成分非磁性現像法による高い
画像品質画像、さらにはフルカラー画像の形成方法及び
装置を提案している。

その中で、本出願人は、トナー搬送体の導電性支持体上
に形成させる薄層の絶縁層を、均一薄膜を作るのによく
用いられるディッピング法を主に用い製作してきた。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、従来より用いてきたディッピング法では、均一
な膜を生成するには浸漬時間の管理、引き上げ時間の管
理、液温２周囲環境温度管理などプロセス管理の精度を
良く行わなければならなかった。このため、均一な薄い
絶縁層の製作は、工数がかかり、歩どまりも良くなく、
コストが高くなるという問題点を有していた。

そこで本発明はこの様な問題点を解決するもので、その
目的とするところは、均一な薄い絶縁層を容易に安価に
形成し、このことにより安定した良い現像画像を実現で
きるトナー搬送体を提案することにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明のトナー搬送体は、静電潜像を形成する潜像担持
体に隣接して配置され、像形成体であるトナーを搬送す
るトナー搬送体を有し、トナー搬送体上のトナーを静電
的に潜像担持体に付着させて静電潜像を顕像化する現像
装置のトナー搬送体に於て、搬送体は、導電性支持体外
側に射出成形により成形した樹脂製の絶縁層を形成した
ことを特徴とする。

また、本発明のトナー搬送体は、導電性支持体を樹脂製
絶縁層の内部にインサート射出成形することを特徴とす
る。

さらに、本発明の導電性支持体は円筒状形状であり内面
外面とも平面形状をなすことを特徴とする。

さらに、本発明の導電性支持体は円筒状形状であり外面
は平面形状であり内面は凸凹形状をなすことを特徴とす
る。

［作用］ 本発明の上記の構成によれば、トナー搬送体に絶縁層を
形成するのに樹脂を射出成形する方法を用いれば、複雑
な形状の絶縁層でも一回の成形作業で製作でき後加工の
必要がなく加工工程時間も少なくてすみ安価なトナー搬
送体が製作できる。

また、形状の精度は射出成形用の型で決まるもので型を
精度良く作っておけば寸法精度もよく後加工工程が入ら
ないため製作された絶縁層の寸法ばらつきも少なく寸法
のばら゛つきによる現像画像のむらが無くな−る。

また、導電性支持体を絶縁層内にインサート射出成形す
ることにより組立工数が低減できトナー搬送体製作が効
率的に行える。

また、インサート射出成形により導電性支持体と絶縁層
の密着強度が増加し強度的に安定したトナー搬送体が提
供できる。

以下、実施例により本発明の詳細な説明する。

［実施例］ 第１図は、本発明の一実施例であり、本発明のトナー搬
送体を使用した画像形成装置の断面概観図である。潜像
担持体１は導電性の支持部２の上に光導電性を有する感
光層３を塗膜した物であって、感光層３を帯電器４によ
り所定の電位になるように帯電させた後にレーザー等の
光源５から出射した光を回転多面鏡等（図示せず）を用
いて走査し結像光学系６により感光層３に結像させて電
位コントラストを得て潜像担持体１上に静電潜像を形成
し、一方現像器７は像形成体であるトナー８を帯電させ
かつトナー搬送体９で搬送するものであって、トナー搬
送体９は導電性支持体１０の上に絶縁層１１を薄層形成
したもので、トナー搬送体９に隣接してトナー搬送量規
制部材で導電性かつ円筒状のスリーブ１２及び同様にト
ナー搬送量規制部材で導電性かつ平板状のブレード１３
が配設され、電圧印加手段１４をそれぞれ導電性支持体
１０とスリーブ１２との間および導電性支持体１０とブ
レード１３との間に接続しそれぞれの空隙部に高い電界
を発生させトナー８の絶縁抵抗を低下させた状態でトナ
ー８にスリーブ１２やブレード１３から電荷を注入して
トナー８を所定の電荷量に帯電させ、スリーブ１２に付
着したトナー８はスクレーパー１５により剥離し空隙部
にトナー８が凝集したり空隙部を詰まらせたりすること
を防止しており、スリーブ１２及びブレードエ３を通過
したトナー８は電荷を付与されトナー搬送体９に静電的
鏡像力によって保持され搬送されて現像ギャップ（潜像
担持体１とトナー搬送体９が近接する部分）に近付き、
支持部２と導電性支持体１０との間゛に現像バイアス印
加手段１６により電圧を印加して潜像担持体１の静電潜
像の電位コントラストに応じて現像電界を発生させ電荷
を持ったトナー８を潜像担持体１の静電潜像に向がって
飛翔させ電位コントラストに応じたトナー付着量を得て
潜像を顕像化して、さらに転写器１７により潜像担持体
１上に付着したトナー８を静電的に記録紙１８に転写し
加圧や加熱等の手段によりトナー８を記録紙１８に定着
し所望の画像を得るものである。尚、第１図において、
各部の空隙を潜像担持体１とトナー搬送体９との間が０
．　２ｍｍ、トナー搬送体９とスリーブ１２との間が０
゜３ｍｍ、トナー搬送体９とブレード１３との間が０゜
１５ｍｍに設定された場合にコントラストの高い濃度階
調性の高いトナー像を形成することができ、光源５に半
導体レーザーを用いると高解像で面積階調性に優れたト
ナー像を形成することができた。更に、第１図において
、矢印はそれぞれの部材の回転方向を示すが本発明を限
定するものではなく、また上述の数値も本発明を限定す
るものでないのは同様であり、潜像担持体１の感光層の
構成方法等は本図に限定されるものではない。

また、ここで第２図に本発明の実施例におけるトナー搬
送体の概観図を示す。この例では、導電性を有し円筒状
の導電性支持体２１の外周に絶縁層２２を配している。

絶縁層２２を射出成形により成形した後両者を接着し組
み立てている。また、導電性支持体２１をインサート部
品として樹脂を射出して絶縁層２２を形成してもよい。

樹脂性の絶縁層の厚さが薄い場合には、インサートによ
る射出成形の方が製造し易く形状精度も出る。

また本実施例では導電性支持体２１の両端部に絶縁層２
２の凸部を形成し中央部のみが薄層になるように形成し
た。本実施例では、インサート射出成形により絶縁層２
２の中央部の薄層の厚み２０μｍ両端の凸部の厚み２２
０μｍなる絶縁層を製作した。また、この場合導電性支
持体は円筒形とは限らず導電性支持体の両端自身が凸部
をなしこの導電性支持体の上に均一に２０μｍの絶縁層
を成形させてもよい。第２図のトナー搬送体構造とする
ことにより、導電性支持体２１の両端部の絶縁層２２の
凸部を潜像担持体に当接させて現像ギャップ（２００μ
ｍ）を設定して均一な現像電界が得られ、導電性支持体
２１の中央部の薄層の絶縁層２２の部分でトナーを搬送
（トナー層の厚みは１００μｍ以下）して確実に非接触
の現像が安定して行える。この様な、形状が複雑である
絶縁層も一回の射出成形により後加工なしで形成できる
。また、絶縁層のトナー搬送体間の寸法ばらつき、ある
いは、同一トナー搬送体の場所におけるばらつきは、同
じ射出型により射出成型するとほとんどなくなり、寸法
ばらつきが最小限に抑えられる。このことにより、潜像
担持体とトナー搬送体間の電界が均一になり均一安定な
画像が得られる。

また、第３図は本発明の他の実施例におけるトナー搬送
体の断面図であって、導電体で円筒状の導電性支持体３
１の内面を凸凹にしたもので、導電性支持体３１を絶縁
層３２にインサート射出成形したものである。このこと
により、導電性支持体と絶縁層の密着強度が増加し特に
この例では、回転に対する導電性支持体３１と絶縁層３
２との強度が増し強度的に安定したトナー搬送体が提供
できる。また、樹脂性の絶縁層の厚さが薄い場合には、
インサートによる射出成形の方が製造し易く形状精度も
出る。ここで、導電性支持体の外側絶縁層の形状は第２
図に示すような凸でも良いことはもちろんである。また
、導電性支持体に小さな穴を開は導電性支持体の内側と
外側の樹脂の流通をよくするとなお一層寸法精度のよい
薄い絶縁層が得られる。支持層に穴を開けることによる
潜像担持体とトナー搬送体間の電界は、穴径が約０゜１
ｍｍならばほとんど問題がない。

尚、第２図及び第３図において、絶縁層２２及び３２は
、ポリスチレン系、アクリル系、フェノール系、ポリエ
ステル系、芳香族系、シリコンエラストマー系、ポリウ
レタン系、エポキシレジン系、ポリイミド系、セルロー
ス系、天然ゴム等の熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、光硬
化性樹脂などで形成すると絶縁性が高く安価で成形性に
優れた比抵抗が１０１２ΩＣｍ以上の絶縁層を形成する
ことができる。また、導電性支持体２１及び３１は、鉄
、ステンレス、銅、アルミニウム等を含む導電体で形成
することにより安価で加工性に優れた支持体を構成する
ことが出来る。

以上実施例を述べたが、本発明は以上の実施例のみなら
ず、広く電子写真記録装置等のトナー搬送体として画像
形成装置に応用することができ、特に絵や写真等を記録
するフルカラーのプリンターや複写機、テレビ画像を記
録するビデオプリンター　非磁性の一成分トナーを用い
たモノクロの複写機やページプリンター等、非磁性の現
像剤を用いた画像形成装置に応用すれば有効である。

［発明の効果コ 以上述べたように本発明によれば、トナー搬送体の導電
性支持体の周りに射出成形法により樹脂の絶縁層を簡単
に形成できる。射出成形により複雑な形の絶縁層も一回
の成形作業により形成できるため工程時間が短くてすみ
安価にトナー搬送体が製作できる。静電潜像を用いる現
像法では潜像担持体とトナー搬送体間の電界強度分布が
現像画像の品質に大きく影響する。これに対し、本発明
の方法は、寸法精度、寸法ばらつきを抑えるのに効果が
ある方法である。これは、本方法で複雑な形状のトナー
搬送体が簡単に製作できるため、トナー搬送体と潜像担
持体間の距離のばらつきを少なくするための機能もトナ
ー搬送体に容易で安価に付加できるためで、これにより
電界分布ばらつきを小さく抑えられ均一な画像を現像に
寄与できる。また、絶縁層の厚み寸法精度ばらつきも非
常に少なくでき安定した現像が行え画像品質の安定した
装置が供給できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における画像形成装置の断面概
観図、第２図は本発明の実施例におけるトナー搬送体の
概観図、第３図は本発明の他の実施例におけるトナー搬
送体の断面図。 ・・・　潜像担持体 ・・・　トナー ・・・　トナー搬送体 １０゜ １　１゜ ２１．３１ ２２．３２ 導電性支持体 絶縁層 スリーブ ブレード 電圧印加手段 １潜像担持体 ８トナー ９トナ一椰狡Ｍ本 １０導司オ支支ネ冒本 ｉｉ絶縁層 １２スリーブ １３ブレード Ｉ４電圧印加手段 以上 出願人　セイコーエプソン株式会社 代理人　弁理士　銘木　喜三部（化１名）第 図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）静電潜像を形成する潜像担持体に隣接して配置さ
   れ、像形成体であるトナーを搬送するトナー搬送体を有
   し、前記トナー搬送体上の前記トナーを静電的に前記潜
   像担持体に付着させて前記静電潜像を顕像化する現像装
   置のトナー搬送体に於て、前記トナー搬送体は、導電性
   支持体外側に射出成形により成形した樹脂製の絶縁層を
   設けたことを特徴とするトナー搬送体。
2. （２）前記トナー搬送体の導電性支持体を樹脂製絶縁層
   の内部にインサート射出成形することを特徴とする請求
   項１記載のトナー搬送体。
3. （３）前記導電性支持体が円筒状形状であり内面外面と
   も平面形状をなすことを特徴とする請求項１または、請
   求項２記載のトナー搬送体。
4. （４）前記導電性支持体が円筒状形状であり外面は平面
   形状であり内面は凸凹形状をなすことを特徴とする請求
   項２記載のトナー搬送体。