JPH02198238A - スペクトラム拡散通信機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はＰＮ符号と搬送波を掛算することにより送信信
号を得るスペクトラム拡散通信（以下本明細書において
はＳＳＣと略記する。）機に関する。

［発明の概要］ ＰＮ符号と搬送波を掛算することによって送信信号を得
るＳＳＣ送信機において、ＰＮ符号と搬送波との掛算出
力がＰＮ符号の極性変化点に同期する一定の幅を有する
パルスで断続されるようにし、その断続出力を送信信号
とするものである。

［従来の技術］ 第４図はＤＳ（直接拡散）方式の従来のＳＳＣ装置の一
例を示す。

第４図において、送信機Ｔは搬送波とデータとの掛算器
Ｍ４及びその出力とＰＮ符号との掛算器Ｍ２を有し、Ｍ
２の出力が送信される。

これに対し受信機ＲはＰＮ符号と搬送波との掛算器Ｍ３
及びその出力と受信信号との相関をとる相関器Ａを有す
る。

一般にこのようなＳＳＣは、高速のＰＮ符号を用いるこ
とにより、マルチパスフェージングに強いという特長を
有する。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記の°ような構成のＳＳＣにおいてマ
ルチパスによる受信アンテナに到来する複数の信号の遅
延時間差がＰＮ符号のクロック周期に対して、小さいよ
うな場合には、上記効果が減少する。第５図は、その様
子を示す。

受信機入力は、マルチパスのため遅延時間差τを有する
二つの入力（入力１と入力２）の合成であり、入力１と
入力２の振幅は等しく、また、搬送波の周期Ｔとτの間
に、次の関係がある場合を考える。

τ　＝　Ｎ　Ｔ　＋− Ｎ＝０．　１．　２．３・・・・・・・・・・・・すな
わち、搬送波に対して１丁度逆位相の関係と成る遅延時
間差の場合である。

第５図に示すように、このような場合、実際の入力は入
力１と入力２を合成したものであるから、ＰＮ符号の極
性変化点付近の、幅τの細い波形となってしまい、受信
エネルギーが大幅に減少する結果となる。この様子は、
入力１と入力２が逆極性で、かつ遅延時間τを有する二
つのＰＮ符号の加算と等測的なものと考えられる。この
様子を第６図に示す。

［発明の目的］ 本発明の目的は、マルチパスフェージングに強い受信波
形を実現することができるＳＳＣ通信機。

特に送信機を提供することである。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために１本発明によるＰＮ符号と搬
送波を掛算することにより得られた信号を送信するＳＳ
Ｃ送信機は、上記掛算された信号が断続されるようにす
る遮断手段と、上記ＰＮ符号の極性変化点に同期し、上
記遮断手段を駆動するパルスを発生するパルス発生手段
とを含むことを要旨とする。

［作用］ ＰＮ符号の極性変化点に同期してＰＮ符号と搬送波を掛
算して得られる出力信号が断続させられており、その断
続信号を送信する。これによりマルチパスフェージング
に強い送信を行うことができる。

［実施例］ 以下に、図面を参照しながら、実施例を用いて本発明を
一層詳細に説明するが、それらは例示に過ぎず、本発明
の枠を越えることなしにいろいろな変形や改良があり得
ることは勿論である。

第１図は本発明によるＳＳＣ送信機の構成を示すブロッ
ク図で、図中、１は搬送波入力、２はデータ入力、３．
３’は掛算器、４は遅延回路、５は排他的オアゲート、
６はスイッチ、７は送信アンテナを表わす。

第１図の送信機において、搬送波１は掛算器３によって
データ２と掛算され、その出力は掛算器３′に与えられ
てＰＮ符号と掛算される。

上記ＰＮ符号は排他的オアゲート５の一方の入力及び遅
延回路４に与えられ、回路４の遅延出力は上記ゲート５
の他方の入力に加えられる。

排他的オアゲート５の出力パルスはスイッチ６を駆動し
て掛算器３′の出力を断続せしめることにより得られた
信号がアンテナ７より送信される。

以下上記実施例の動作を説明する。

第２図に第１図に示す装置の各部における波形を示す。

第２図において、（ａ）は掛算器３″の出力（従来の送
信波形）、（ｂ）は遅延回路４によりΔＴだけ遅延され
たＰＮ符号、（ｃ）は排他的オアゲート５の出力（スイ
ッチ６の駆動信号）であり、送信波形は、（ｄ）のよう
になる。ここで、送信波形の波高値Ａは、第３図の送信
信号のスペクトラムの最大値と、（ｄ）のスペクトラム
の最大値が等しくなるように選ばれる。なお（ｅ）は（
ｄ）の波形をＰＮ符号で表現したものである。

これにより結果的に送信信号は、第４図の場合よりも大
きな波高値となる。この場合、Ａが２倍になったと仮定
する。（ｄ）の波形が、第５図の場合と全く等しい伝播
路の影響を受けたものとして、上記送信信号が受信され
た時の入力信号を表現したのが第３図である（表現法は
第６図の方法による）、この場合、入力信号は入力１＋
入力２であり、これは第６図に較べて波高値は等しいが
、面積は２倍に増加し、受信エネルギーが増加できるこ
とになる。

なお、スイッチ６は掛算器３又は３′の入力側に設けて
もよい。

［発明の効果］ 以上説明した通り、本発明によれば、ＳＳＣにおいてマ
ルチパスに強い送信波形を実現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるＳＳＣ送信機の構成を示すブロッ
ク図、第２図は第１図に示す装置の各部における波形を
示す図、第３図は本発明の伝播路の影響を受けた受信機
における入力波形図、第４図は従来のＳＳＣ通信機の構
成を示すブロック図、第５図は第４図に示す装置の各部
における波形を示す図、第６図は従来の伝播路の影響を
受けた受信機における入力波形図である。 １・・・・・・・・・搬送波入力、２・・・・・・・・
・データ入力、３．３′・・・・・・・・・掛算器、４
・・・・・・・・・遅延回路、５・・・・・・・・・排
他的オアゲート、６・・・・・・・・・スイッチ、７・
・・・・・・・・アンテナ。 第２図 １：扼Ｘ５Ｊ人ｊ ２：テ”−夕人第 ３、３゛：　＃ｔＦ−＄　＃ ４　Ｊ距ぢ ５　：　ＥＸ−ＯＲゲート ６°ヌＩｙテ ア：７ンテブ ５ｓｃｊどイ言詠冑グロシク回 第 図 第３図 ＯＳ才式’ｅｓＳｃ車ＦｔブＤンクタ 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ＰＮ符号と搬送波を掛算することにより得られた信号を
   送信するスペクトラム拡散通信機において、 上記掛算された信号が断続されるようにする遮断手段、
   および 上記ＰＮ符号の極性変化点に同期し、上記遮断手段を駆
   動するパルスを発生するパルス発生手段 を含むことを特徴とするスペクトラム拡散通信機。