JPH0219697Y2 - - Google Patents

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JPH0219697Y2
JPH0219697Y2 JP11604185U JP11604185U JPH0219697Y2 JP H0219697 Y2 JPH0219697 Y2 JP H0219697Y2 JP 11604185 U JP11604185 U JP 11604185U JP 11604185 U JP11604185 U JP 11604185U JP H0219697 Y2 JPH0219697 Y2 JP H0219697Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、容積流量計、より詳細には、耐摩耗
性、耐腐食性、耐熱性等に優れた容積流量計に関
する。
従来技術 現在、種々の容積流量計(以下流量計)が工業
界で使用されているが、被測定流体が固体微粒子
を含むスラリー状液体、強腐食性液体、および高
温液体については流量計の計量室部構成材質上の
問題から十分対応できる流量計は極めて少かつ
た。即ち前記のスラリー状液体については計量室
構成部品が摩耗し、寿命も短く、強腐食性液体に
ついては腐食のメカニズムに応じてステンレレス
鋼、高ニツケルステンレス鋼製流量計、更にはゴ
ムライニング、プラスチツク製流量計を使い分け
ているが、耐蝕的にも耐膨潤的にも不十分であ
り、寿命も短く、更に高温液体については計量室
部構成材料の熱膨張による計量室の隙間等の関係
から流量範囲の狭小化、短寿命等の問題点があつ
た。
これらの問題点の解決には耐摩耗性、耐腐食
性、耐熱性に極めて優れているセラミツクス材を
計量室部構成材料として使用すれば良いが、セラ
ミツクス材は難加工性であつて流量計用部品のよ
うな精密加工部品ができないこと、更に機械的な
衝撃力に対して脆弱であるという欠点があり、こ
のため、セラミツクス材で計量室部を構成した流
量計はいまだ製造されていない。
目 的 本考案は上述のような実情に鑑み、また、本出
願人はセラミツクス材の精密加工方法を実用化し
流量計部品をも容易に精密加工できるようにした
ので、セラミツクス材で流量計の計量室部を構成
し、更に、構成されたセラミツクス部材に過激な
力が作用しないような構造とした耐摩耗性、耐腐
食性、耐熱性に優れた流量計を提供することを目
的としてなされたものである。
構 成 第1図は、本考案による流量計の一実施例を説
明するための断面図、第2図は、第1図の−
線断面図、第3図は、第1図の−線方向から
見た図、第4図は、第1図の−線方向から見
た図で、図中、1は流入流出口ブロツクで、該ブ
ロツク1は流入口2と流出口3を有し、流入口2
及び流出口3はそれぞれ軸方向の流路2a,3a
及び該軸方向と直角方向の流路2b,3bとより
なつている。4および5は非円形回転子(以下回
転子)例えばオーバル歯車で、計量室本体6、計
量室下板7、計量室上板8によつて形成される計
量室6a内に回転可能に配設され、周知のよう
に、これら回転子4,5が被計測流体によつて1
回転する時に第2図において斜線Vで示した部分
の体積の4倍の体積が上流側から下流側へ流れる
ので、回転子4又は5の回転数を検出することに
より該計量室6aを通過する流体の流量を計測す
ることができる。図例の場合は、回転子4の端部
に永久磁石4bを埋設し、この永久磁石4bを磁
気感応素子20で検知し、回転子4,5の回転数
を計測している。本考案は、図示のように、計量
室下板7と該計量室下板7に植えられたピン9を
ガイドに計量室本体6と計量室上板8が保護ケー
ス11の内部に積層状に組込まれて計量室下板7
の流路7b,7cがブロツク1の流路2b,3b
に連通するようにブロツク1に配され、クツシヨ
ン材10を介して上部組付体12と下部組付板1
3との間にボルト14によつて一体的に固定され
る。更に、ブロツク1の両側部はフランジ部材1
5,16で挟持され、ボルト18によつて緊締す
るが、このフランジ部材15,16にはフランジ
接続用のネジ穴19が設けられており、該ネジ穴
と合致する流体流路のフランジと接続される。而
して、上述のごとき従来の材料で製作した流量計
を感光乳液、塗料、化学処理廃液等の計測、或い
は、高温液の計測に使用する場合、流体流通路が
摩耗、腐食、熱膨張等して回転子4,5の接触面
間、回転子4,5と計量室本体6の側壁との間の
隙間、或いは、回転子4,5の上下面と計量室上
板及び計量室下板との間の隙間等が増大し、その
隙間を通して被測定流体が下流側にリークし、計
量誤差の増大、回転子軸受が摩耗または腐食して
回転不能となる恐れがある。このような摩耗、腐
食、熱膨張に対しては、当然のことながら、被測
定流体が通過する流路部材を耐摩耗、耐腐食、耐
熱膨張性の材料例えばセラミツクス材で構成すれ
ばよいが、セラミツクス材は機械的な衝撃力に対
して弱い。本考案は、このような点を考慮してな
されたもので、特に、被測定流体が通過する流路
を構成する部材を全てセラミツクス材で構成する
とともに、各セラミツクス材に外力が加わらない
ように工夫したものである。そのため、本考案に
おいては、流入流出口ブロツク1、計量室本体
6、計量室下板7、計量室上板8、回転子4,5
等は全てセラミツクス材で構成されており、これ
らは、被測定流体による摩耗、腐食、熱膨張が極
めて少なくなつている。更に、本考案において
は、被計測流体が流路2a,2b,7bを経て計
量室6aに入り、直角に曲つて回転子を回転し、
再び直角に曲つて流出路7c,3b,3aを経て
流れるので回転子に与える動圧の影響が極めて少
くセラミツク材の回転子4,5および回転子軸4
a,5aにとつては極めて良い構造である。更
に、前記セラミツクス部材に外力が加わらないよ
う前記計量室本体6、計量室下板7、計量室上板
8等は保護ケーシング部材11内に収容させると
ともに上側にクツシヨン材10を有しており、流
入流出ブロツク1はカバー1aにより覆われてい
るのでこれによつて、外部からの打撃等のごとき
衝撃力に耐えるよう構成され、また、クツシヨン
材17によつて配管方向の衝撃を緩衝している。
更に、上記構造において高温用に使用するため
にはセラミツクス材の計量室本体6、計量室上板
8、計量室下板7と他材の保護ケース11および
ボルト14との線膨張係数差からボルト14の締
結力が弱まる恐れがあるので、クツシヨン材10
はボルト14より線膨張係数の大きい材料とする
必要もある。また、計量室本体6と計量室上板8
および計量室下板7との接合面ならびに計量室下
板7と流入流出ブロツク1との接合面を鏡面仕上
げとすれば接合面のリンギング現象により或る圧
力までOリング6b,7aを不要とした構造で無
漏洩使用ができる。更にまた回転子4,5の軸受
面又は回転子軸4a,5aの必要部の何れかに直
線又はスパイラル溝を設けることにより計量液に
よる潤滑が良く行われ、精度特性を向上すること
ができる。
第5図は、本考案の他の実施例を示す断面図
で、図中、第1図と同様の作用をする部分には第
1図と同一の参照番号が付してある。而して、こ
の実施例においては、上部組付板12はフランジ
部材15,16に取り付けられており、これによ
つて、流入流出口ブロツク部材1に取り付け用の
穴をあけなくてもよいようにし、特に、流入流出
口ブロツク部材1をセラミツクス材で構成する時
の加工を容易にしている。なお、流入流出口ブロ
ツク部材1は、勿論、全体をセラミツクス材で構
成してもよいが、被測定流体の性状によりプラス
チツクス材または硬質ゴム材更に流過する流通路
の内面およびガスケツト面等接液部分のみセラミ
ツクスライニング、プラスチツクライニング、或
いは、ガラスライニングにしてもよい。
効 果 以上の説明から明らかなように、本考案はセラ
ミツクス材を用いた耐摩耗性、耐蝕食性、耐熱性
に優れ、かつ、セラミツクス材部品を効果的に外
力から防護する構造の流量計を提供できるので、
スラリー状液体の計測がネツクであつた業界、強
腐食性液体の計測に苦しんできた化学業界、更に
は高熱液体単独に、または高温であるが故に強腐
食性となる液体の計測に多大の貢献ができること
は明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図、本考案による流量計の一実施例を説明
するための断面図、第2図は、第1図の−線
断面図、第3図は、第1図の−線方向から見
た図、第4図は、第1図の−線方向から見た
図、第5図は、本考案の他の実施例を示す断面図
である。 1……流入流出流路ブロツク、6……計量室本
体、7……計量室下板、8……計量室上板、10
……クツシヨン材、11……保護ケース、12,
13……組付板、15,16……フランジ部材、
17……クツシヨン材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 流入流路及び流出流路を有するブロツク部材
    と、該ブロツク部材の前記流入流路及び流出流
    路に連通した流入流路及び流出流路を有する計
    量室下板と、該計量室下板の流入流路及び流出
    流路に連通した計量室を有する計量室本体と、
    前記計量室上部を覆う計量室上板と、前記計量
    室本体内に配設された一対の回転子とを有し、
    前記ブロツク部材の流入流路よりの被測定流体
    によつて前記一対の回転子を回転させ、その回
    転数より前記被測定流体の流量を計量する流量
    計において、前記計量室本体、計量室下板、計
    量室上板、ブロツク部材、及び、一対の回転子
    並びに回転子軸がセラミツクス材にて構成さ
    れ、前記計量室下板、計量室本体、計量室上板
    は保護ケース内に積層収容され且つ前記ブロツ
    ク部材にクツシヨン材を介して上部組付板、下
    部組付板により緊締され、更に前記ブロツク部
    材の流入口および流出口にはクツシヨン材を介
    してフランジ部材が緊締されていることを特徴
    とする容積流量計。 (2) 前記ブロツク部材がプラスチツク又は硬質ゴ
    ム部材であることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第(1)項に記載の容積流量計。 (3) 前記ブロツク部材の接液部分がセラミツクス
    ライニング、或いは、プラスチツクライニン
    グ、或いは、ガラスライニングされていること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項に
    記載の容積流量計。
JP11604185U 1985-07-29 1985-07-29 Expired JPH0219697Y2 (ja)

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JP11604185U JPH0219697Y2 (ja) 1985-07-29 1985-07-29

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JP11604185U JPH0219697Y2 (ja) 1985-07-29 1985-07-29

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Publication Number Publication Date
JPS6224324U JPS6224324U (ja) 1987-02-14
JPH0219697Y2 true JPH0219697Y2 (ja) 1990-05-30

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JP11604185U Expired JPH0219697Y2 (ja) 1985-07-29 1985-07-29

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