JPH02196899A - 多目的石鹸の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は石鹸詳しくはａｉ’ｉ用あるいは芳香用等の使
用にも適する石鹸及びその製造方法に関する。

〈従来の技術〉 従来から石鹸の有する美的な色、香りに着目し、例えば
石鹸を造花等に形成して、鑑賞用としたようなものが知
られている。

しかし、このものは、製作コストをかけて、美的なもの
とし、鑑賞用だけを目的としたものであって、石鹸本来
の目的である手を洗うということにも使用するようなも
のではない。

そこで、鑑賞用として使用でき且つ、手を洗うのにも使
用できるようにしたものとして第５図に示すようなもの
が提案されている。このものは、石鹸を四角形等の形状
に小さくぶっ切りして、石鹸を小片（ａ）・・・（ａ）
とし、これ等を透明な小ケース（ロ）に収納して、鑑賞
用とすると共に、手を洗う場合には、この石鹸の小片（
ａ）・・・（ａ）を一つずつ取り出して使用するように
したものである。

ところが、このものは製作コストを低くおさえられるが
、鑑賞用としては、形状的に・あまりにも蘭単であるた
め、趣がなく、適さないという課題を有する。また、手
を洗うのに使用する場合は、小片（ａ）−個を一回の使
用に使用するため、分量が多く、不経済となることにな
る。

〈発明が解決しようとする課題〉 本発明は、この様な実情に鑑み提案されたもので、その
目的とするところは、趣のある新規な形状に形成して鑑
賞用としても、美的観を与えるものであって、さらに、
石鹸の有する香りを十分発揮させて、芳香用としても使
用できる石鹸及びその製造方法を提供することにある。

く課題を解決するための手段〉 そこで本発明は、薄板状の石鹸片をその一端側から順次
巻回し、うずまき状に形成した多目的石鹸を提供するこ
とにより上記課題を解決する。

又、石鹸を固化後、少なくとも水分を２５％以上含有す
る状態で、巻回手段を有する切断機により、薄板状の石
鹸片に切断しつつ、一端側から順次巻回して、うずまき
状に形成する多目的石鹸の製造方法を提供することによ
り上記課題を解決する。

く作　用〉 本発明の多目的石鹸においては、薄板状の石鹸片を、そ
の一端から順次巻回して、うずまき状に形成することに
より、新規な趣のある形状とすることができる。

また、薄板状の石鹸片を巻回するため、巻回されて、そ
の内部に配される部分も空気に触れることができ、芳香
を放つことができる。

これにより、従来と同体積のものと比べ、芳香を放つ部
分の面積を増大させ、より多くの量、芳香させることが
できる。

一方、手を洗うのに使用する場合は、巻回した石鹸片を
、適宜なところから折って使用することができ、これに
より一回の使用に適する量に適合させて使用することが
できる。

又、本発明の多目的石鹸の製造方法においては、巻回手
段を有する切断機により、薄板状の石鹸片に切り離すと
同時に、その切り離した部分を順次うずまき状に巻回さ
せることができる。

この際、固化後の石鹸が、水分を２５％以上含有してい
るため、薄板状の石鹸片を、折れることなく、うずまき
状に巻回することができる。

これにより、薄板状の石鹸を作る工程のみで済み、うず
まき状に巻回する工程を省くことができる。

〈実施例〉 以下図面に基づき、本発明の多目的石鹸の一実施例を具
体的に説明する。

第１図は本発明の多目的石鹸の一実施例を示す斜視図で
ある。

本発明の多目的石Ｍ　（１）は長尺薄板状の石鹸片から
なり、その一端側から順次巻回され、うずまき状に形成
されてなる。この実施例では厚み（ｔ）１閣程度、幅（
ｊり１０鵬程度、長さ１００■程度の大きさの薄板の透
明石鹸片（２）を巻回して、うずまき状に形成している
。

以上の様に形成することにより、新規な形状となり趣の
あるものとすることができる。

また、巻回されて内部に配される部分も空気に触れるこ
とができ、芳香を放つことができる。

これにより、従来の同体積のものに比べ、芳香を放つ部
分の面積を増大させ、より多くの量、芳香させることが
できる。

従って、第２図に示すように、うずまき状に形成したも
のを複数個、透明な小ケース（５）に収納すれば、鑑賞
用として価値のあるものとなり、また、小ケース（５）
の蓋を開ければ、十分な芳香を放ち、芳香剤としても価
値のあるものとなる。

一方、手を洗うのに使用する場合は、一つずつ取り出し
て使用すれば良いものとなる。そして、この場合、適宜
な所で折って使用するようにすれば、−回の使用に適す
る量の石鹸を使用することができ、経済的なものとなる
。

次にこの多目的石鹸の製造方法について説明する。

加熱溶融状態の石鹸素地に色素、香料等を入れ、固化す
る。この固化後、放置して、水分が少なくとも２５％以
上含有した状態で、適宜な大きさの石鹸小塊（３）に切
断する。この実施例では水分を３０％〜４０％程度含有
した状態の透明石鹸を使用し、石鹸小塊（３）を幅１０
ｍ程度、長さ１００■程度、高さ数１程度の直方体に形
成している、そして、この石鹸小塊（３）を薄く切断す
るため、切断機（４）にかける、この切断機（４）は、
第３図に示すように支持部＠υの先端部に切断刃（転）
と、この切断刃（転）に取り付けた補助金具−とを備え
たものである。

支持部軸υの先端面（４１ａ）　と、切断刃りとの間に
は、空間部（財）を設け、この空間部（財）で薄板に切
断した透明石鹸片（２）を巻回するようにしている。ま
た、支持部＠０の先端面（４１ａ）　と切断刃（転）と
は、石鹸小塊（３）の切削面（３ａ）に対し、夫々所定
角度を成すように設定して設けている。こうすることに
より、切断刃（転）により切断された透明石鹸片（２）
の先端（２ａ）が切断刃（転）の成す角度によって、円
弧状に案内され、さらに、支持部（社）の先端面（４１
ａ）に当接し、この先端面（４１ａ）のなす角度によっ
てうずまき状に案内される。そして、順次巻回されるこ
とにより第１図に示した多目的石鹸（１）を得ることが
できる。この際、固化後の透明石鹸は、水分を十分含ん
でいるため、径小の湾曲状に巻回しても折れるようなこ
とはない。

一方、補助金具−は上述した切断刃（転）と石鹸小塊（
３）の切断面（３ａ）との成す角度を常時一定にするた
めのものである。具体的には、この補助金具−の底面（
４３ａ）全体を石鹸小塊（３）の切断面（３ａ）に当接
させることにより、切断刃（財）を支持部＠Ｄに取り付
けている取付金具の下面的全体をも石鹸小塊（３）の切
断面（３ａ）に当接させることができる。そして、この
状態で切断機（４）を図示Ｘ方向に送ることにより、常
時切断刃（転）と石鹸小塊（３）の切断面（３ａ）との
角度を一定にさせることができる。

尚、切断刃（転）で切断した透明石鹸片（２）を巻回さ
せるには、補助金具■の成す角度（Ａ）　は、４５°〜
８０°程度になすことが良好に巻回させ得る点で好まし
い。

上記切断工程においては、切断１１（４）を固定して石
鹸小塊（３）を移動させても良く、また、手動によるの
みならず、自動送り可能に自動化させても良く、より便
宜的なものとなる。

以上のように製造することにより、薄板状の透明石鹸片
（２）に切り離すと同時にその切り離した部分を順次う
ずまき状に巻回させることができる。

これにより、巻回する工程を省くことができ、誰にでも
容易に形成することができるようになるとともに、その
分、製造コストを下げることができるようになる。

尚、巻回した状態の多目昨石鹸（１）の形状については
、実施例で示したものに限らず、例えば、第４図に示す
ように、透明石鹸片（２）の輻（２）を一端側から漸次
細くなるように形成して、巻回するようにしても良（、
適宜変更できるものである。また、この第４図に示した
形状に形成するには薄板状の透明石鹸片（２）に切断す
る前の石鹸小塊（３）の形状を三角柱状に切断しておく
ことにより、得ることができる。さらに、この石鹸小塊
（３）を種々の形状に切断し、所望形状の多目的石鹸（
１）を形成するようにしても良く、容易に形成すること
ができる。一方、巻回した状態の断面形状についても円
形状に限らず、楕円状であっても良いものである。

〈発明の効果〉 以上実施例で述べたように本発明の多目的石鹸は、薄板
状の石鹸片を、その一端から順次巻回してうずまき状に
成形することにより、新規な趣のある形状とすることが
できる。

これにより、鑑賞用として価値のあるものとなる。

また、薄板状の石鹸片を巻回するため、巻回されてその
内部に配される部分も空気に触れることができ、芳香を
放つことができる。

これにより、従来と同じ体積のものに比べ、芳香を放つ
部分の面積を増大させて、より多くの量、芳香させるこ
とができるものとなる。

従って、芳香剤としても、使用価値の有るものとするこ
とができる。

一方、手を洗うのに使用する場合は、巻回した石鹸片を
適宜なところで折って使用することができ、−回の使用
に適した量に適合させて使用することができる。

これにより、経済的に使用できるものとなる。

本発明の石鹸の製造方法は、薄板状の石鹸片に切り離す
と同時にその切り離した部分を順次うずまき状に巻回さ
せることができる。この際、固化後の石鹸が水分を少な
くとも２５％以上含有しているため、薄板状の石鹸片を
折れることなくうずまき状に巻回することができる。

これにより、薄板状の石鹸片を作る工程のみで済み、う
ずまき状に巻回する工程を省くことができる。

従って、多目的に使用できる有用な石鹸を低コストで製
造することができるとともに、誰にでも容易に形成する
ことができる実用的なものを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の多目的石鹸の一実施例を示す斜視図で
あり、第２図は多目的石鹸を小ケースに収納した状態を
示す斜視図、第３図は切断機により切断している状態を
示す説明図、第４図は多目的石鹸の他の実施例を示す斜
視図、第５図は従来例を示す斜視図である。 （１）・・・多目的石鹸、（２）・・・透明石鹸片、（
３）・・・石鹸小塊、（４）・・・切断機。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、薄板状の石鹸片がその一端側から順次巻回され、う
   ずまき状に形成されてなるものであることを特徴とする
   多目的石鹸。 ２、石鹸を固化後、少なくとも水分を２５％以上含有す
   る状態で、巻回手段を有する切断機により薄板状の石鹸
   片に切断しつつ、一端側から順次巻回して、うずまき状
   に形成することを特徴とする多目的石鹸の製造方法。