JPH02191206A - 殺虫剤組成物 - Google Patents

殺虫剤組成物

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JPH02191206A
JPH02191206A JP1007670A JP767089A JPH02191206A JP H02191206 A JPH02191206 A JP H02191206A JP 1007670 A JP1007670 A JP 1007670A JP 767089 A JP767089 A JP 767089A JP H02191206 A JPH02191206 A JP H02191206A
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JP
Japan
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compounds
insecticidal
crystal protein
insecticide
insect pest
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JP1007670A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Tanaka
俊彦 田中
Mikiya Horie
堀江 幹也
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Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 げ)発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は、パクルス・チューリンゲンシス(以下Bt菌
という)の産生ずる殺虫性結晶蛋白(以下Bt結晶蛋白
という)と、含窒素複素環をもつチオリン酸エステル型
有機リン化合物を混合したものを有効成分とする農園芸
用殺虫剤組成物に関するもので農薬業界及び農業分野で
広く利用されるものである。
〔従来の技術〕
Bt結晶蛋白は鱗翅目、双翅目、鞘翅目等の昆虫に対し
毒性を示すものであり、例えば鱗翅目に活性のある結晶
蛋白を有効成分とする製剤は、鱗翅目以外の生物の殆ど
に対し全く毒性を示さないというようなことがらBt結
晶蛋白を有効成分とする製剤は安全性の高い農園芸用殺
虫剤として広く利用されている。
Bt結晶蛋白は、これを鱗翅目昆虫等の幼虫断片が幼虫
の腸管に働くと短時間で摂食の停止が起こり、ついで中
腸皮膜組織の損傷に伴う各種障害が現われ該幼虫を死に
至らしめるのである。
とのBt結晶蛋白を有効成分とする農園芸用殺虫剤は、
上述のような作用機作のため、作物に対する食害は摂食
停止により問題はないが、殺虫効果が遅効的であること
、残効が短いこと、特定の昆虫以外の害虫には効果が期
待できないことなどの問題点を有している。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者等は広く利用されているBt結晶蛋白を有効成
分とする殺虫剤の上記問題点を解消し、巾広く害虫を駆
除出来る殺虫剤を見出すべく種々検討を行なった。
仲)発明の構成 〔線順を解決するための手段〕 本発明等は、Bt結晶蛋白と特定の有機リン化合物とを
混合併用することによって、両者が相乗的に働き害虫に
対して高い効力を示すこと、また実際の圃場においても
害虫を効果的に防除することができ実用に供し得ること
を見出して本発明を完成した。
すなわち、本発明はBt菌の産生ずるBt結晶蛋白と含
窒素複素環を有するチオリン酸エステル型有機リン化合
物を有効成分とすることを特徴とする殺虫剤組成物に関
するものである。
o13i結晶蛋白 本発明の殺虫剤組成物の1つであるBt結晶蛋白は、B
t菌が産生ずるもので、通常分子量数万〜士数万程度の
蛋白質であり以下の様な方法で取得することが出来る。
例えば、バシルス・チ、−リンゲンシスeクルスタキH
D−1菌株を肉エキス0.5%、ポリペプトンis、ブ
ドウ糖α196.食塩0.2%を含む液体培地に接種し
、好気的条件下で培養する。
やがて菌体内に楕円型の胞子(以下Bt芽胞という)と
微細なりt結晶蛋白が形成され、通常培養終期に細胞壁
が自然に破れてBt芽胞とBt結晶蛋白が菌体外へ放出
される。
このようにして取得されたBt結晶蛋白は、上述の方法
で得られた培地を遠心分離し乾燥して得たBt結晶蛋白
、Bt芽胞及び菌体破片等の混合物として、あるいは上
述の調製法で得られた培地よりBt結晶、蛋白のみを分
離回収したものとして、さらには日本特許第83109
9号に示されるごとき、Bt芽胞を死滅せしめたもの等
として本発明に使用することができる。
O有機リン化合物 有機リン化合物は広い害虫種に殺虫性を有するため広く
農園芸用殺虫剤の成分として利用されており、具体的な
化合物としては以下の様なものを挙げることができる。
化合物(1) 0.0−ジエチル0−2−イソプロピル−6−メチルピ
リミジン−4−イルホスホロ化合物(3) 0−6−ニトキシー2−エチルピリミジン−4−イル0
,0−ジメチルホスホロチオエート 化合物(2) 0−2−ジエチルアミノ−6−メチルビリミシン−4−
イル0,0−ジメチルホスホロチオエート 本発明は、上記化合物のみに限定されるものではない。
また、含窒素複素環を有するチオリン酸エステル型有機
リン化合物は、純品乃至は工業用原体のいずれも本発明
に使用することができる。
これらの含窒素複素環を有するチオリン酸エステル型有
機リン化合物は昆虫の皮膚、口器等から体内にとりこま
れると、昆虫の中枢神経内シナプスに作用して、そのア
セチルコリンエステラーゼの活性を阻害する。このこと
によりその昆虫は正常なシナプス伝達が乱されて異常な
興奮が引き起こされ死に至らしめるものである。
上述のような作用機作より、含窒素複素環を有するチオ
リン酸エステル型有機リン化合物を有効成分とする殺虫
剤は、広い害虫檻に有効であるため農園芸用殺虫剤とし
て広く利用されている。
しかしながら、このような有機リン化合物をはじめとす
る多くの合成化学品を有効成分とする殺虫剤は、その連
用等の影響から、世代交代のすみやかな害虫種において
は抵抗性の系統が出現し、その防除に困難な場面が生じ
てきている。
実際に含窒素複素環を有するチオリン酸エステル型有機
リン化合物を有効成分とする殺虫剤のあるものについて
はすでにそのような好ましくない問題が生じているが、
本願発明はその問題点をも解決するものである。
O併用割合及び製剤方法 本発明の殺虫剤組成物においてBt結晶蛋白と含窒素複
素環を有するチオリン酸エステル型声機リン化合物との
併用割合は任意にとることができるが、最も効果が大き
く発現するのは等量混合した場合である。
本発明において各有効成分は、農薬製剤上の常法により
、使用に都合のよい剤型に調製出来る。即ち、各々の有
効成分は、これを不活性担体(液体、固体を含む)、そ
の他、適宜の補助剤と共に混合して、例えば粉剤、粒剤
、水和剤、乳剤、フロアブル等の形に製剤化することが
できる。
〔作 用〕
Bt結晶蛋白と含窒素複素環を有するチオリン酸エステ
ル型有機リン化合物との併用によって生ずる優れた相乗
効果がいかなる機構によって発生するのか不明であるが
、その大きな相乗効果の故に、Bt結晶蛋白の殺虫剤と
しての能力を向上させ、巾広い害虫への適用を可能とし
、有II IJン系殺虫剤に対する抵抗性を有する害虫
に対しても効果があり、また害虫の抵抗性の発達を抑制
するというすぐれた作用を本願発明の組成物は奏するも
のである。
〔実施例〕
次に実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明する。
しかし本発明は、これらのみに限定されるものではない
実施例中における殺虫剤の製剤(水和剤)は以下の方法
に準じて行なわれた。
バシルス・チューりンゲンシス・クルスタキHD−1菌
株の培養終了液を日本特詐第8110099号の処理に
より、該液中に存在するBt芽胞を殺滅し、これを乾燥
したもの(以下Bt原体とい5)15%、有機リン化合
物15憾、タルク及びカオリンの均等混合物65%、リ
グニンスルホン酸ソーダ2悌、アルキルベンゼンスルホ
ン酸ソーダ3%を均一に混合粉砕することによりBt原
体と有機リン化合物の併用割合1:1、有効成分30重
量憾の水和剤が得られる。
実施例1 タマナギンウワバに対する効果(Bt結晶蛋白と化合物
(1)の相乗作用λBt原体と化合物(1)が1:2〜
9:1の範囲に併用された水和剤を上記方法に準じ【つ
くり、水で所定の濃度に希釈した。
播種後2ケ月後のカンラン葉を上述の希釈液に1分間浸
漬し、風乾後、直径10cm、高さ4備のプラスチ、ク
カップに°処理葉を入れ、タマナギンウワバ3令幼虫1
0頭を放飼した。5日後に生死を調査しLC,。値(半
数致死濃度、ppm)を算出した。
この結果を「殺虫剤の連合作用の最近の進歩と図解法」
(障井清六:防虫科学32.79−92(1967)を
基にして次式で示される共力係数を求めた。
Bt原体(a)と化合物(1)(b)とを有効成分とし
て混合したときの計算上のLC,。値 この結果を第1表に示す。
第1表で、本発明組成物の共力係数が100を超えてい
ることより、相乗効果があることがわかる。
第 表 度に希釈した。
昆虫飼育用人工飼料(インセクタLF■日本農産工業■
)10?に上述の希釈液0.5dを加えよく練合した後
、直径5es高さ3傭のプラスチ、クカ、プに処理人工
飼料を入れ、チャノコカクモンハマキ10日令幼虫10
頭を放飼した。
7日後に生死を調査し、LC,。値(半数致死濃度tp
pm)を算出した。
この結果から実施例1.と同様の方法で共力係数を求め
第2表に示す。
第2表で、本発明組成物の共力係数が100を超えてい
ることより、相乗効果があることがわかる。
実施例2 チャノコカクモンハマキに対する効果(Bt結晶蛋白と
化合物(2)の相乗作用)、 B を原体と化合物(2
)を1:2から9=1の範囲に併用された水和剤を上記
方法に準じてつくり、水で所定濃第2表 後に生死を調査し、LC,、値(半数致濃度。
ppm)を算出した。
この結果から実施例1と同様の方法で共力係数を求め第
3表に示す。
第3表で、本発明組成物の共力係数が100を超えてい
ることより相乗効果があることがわかる。
第6表 実施例6 ミツモンキンウワパに対する効果(Bt結晶Fi、ゎイ
、8物濱。4乗、□、。8.0体、イア。物(3)を1
:2から9=1の範囲に併用された水和剤を上記方法に
準じてつくり、水で所定濃度に希釈した。
この希釈液を用い実施例2と同様の方法で毒餌を調製し
、プラスチックカップに入れミツモンキンウワバ3令幼
虫10頭を放飼した。3日実施例4 コナガに対する効果(圃場試験入 第4表に示す薬剤の水和剤(前記方法によりて調製)を
水で1.000倍に希釈し、有機リン系殺虫剤抵抗性の
コナガが多数発生している、定植後約2ケ月経過の圃場
のカンラン12株15.5ゴ/区×2連制、即ち24株
/11−に小型肩掛散布機で10a当り100tの割合
で散布した。また、対照として各有効成分単味の製剤を
使用した場合についても同様に試験を行なった。
食味について散布前のコナガ生息虫数と散布7日後の生
息虫数を調査し、下式によって防除効率(チ)を算出し
た。
これらの結果を第4表に示す。
第4表によって、有機リン系殺虫剤抵抗性統の害虫にも
効果があること、実際の圃場で実用に価する効果がある
ことがわかる。
第4表 (ハ)発明の効果 本発明の殺虫剤組成物を用いて、圃場に発生する農作物
害虫を防除することにより、その高い殺虫効力により、
各種農園芸作物の安定した栽培を行うことが可能となる
という優れた効果を奏することが出来るのである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、バシルス・チューリンゲンシスの産生する殺虫性結
    晶蛋白と含窒素複素環を有するチオリン酸エステル型有
    機リン化合物を有効成分とすることを特徴とする殺虫剤
    組成物。
JP1007670A 1989-01-18 1989-01-18 殺虫剤組成物 Pending JPH02191206A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105284879A (zh) * 2015-11-26 2016-02-03 济南舜昊生物科技有限公司 一种含有乙嘧硫磷和苯硫膦的杀虫组合物及用途

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
CHEMCAL ABSTRACTS=1981 *

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