JPH0218847B2 - - Google Patents

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JPH0218847B2
JPH0218847B2 JP56061813A JP6181381A JPH0218847B2 JP H0218847 B2 JPH0218847 B2 JP H0218847B2 JP 56061813 A JP56061813 A JP 56061813A JP 6181381 A JP6181381 A JP 6181381A JP H0218847 B2 JPH0218847 B2 JP H0218847B2
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JP
Japan
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seat
infant
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child
distance
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Kenzo Kasai
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Aprica Kassai KK
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は育児椅子または乳母車などのような
乳幼児のための座席を備える育児器具に関し、特
に、乳幼児に対して自然な生体を保証して自由な
発育を妨げない環境を与えるための改良に関す
る。
わが国は、北米やカナダのインデイアン、北欧
のラツプ族、イタリア、西ドイツ、などととも
に、先天性股関節脱臼(以下、「先天股脱」と略
す。)の多発国の1つで、この病気はあらゆる乳
幼児の先天性疾患の中で常に第1位を占める。そ
の発生頻度は、完全脱臼のほか、亜脱臼や臼蓋形
成不全など、程度の軽いものをも含めると、約20
人に1人であると想像されている。
上記の先天股脱多発国は、いずれも乳幼児の脚
を伸ばしてくるむ習慣があり、わが国でも、巻き
おむつや、三角おむつで乳幼児の両脚を締めつ
け、股関節を伸ばした状態にしていた時期があつ
た。
このようなことから、先天股脱の大部分は、新
生児期のごく初期に乳幼児の脚の自由な運動を妨
げ、両脚を伸ばした状態で拘束することにより発
生することが判明した。生まれた直後から乳幼児
の両脚の運動を妨げず、両脚をごく自然な形に自
由に広げられる、すなわち股関節を「かえる」の
ように曲げて広げた姿勢にできる股おむつや、ゆ
るい衣服を着せることにより、先天股脱の発生率
は激減した。
先天股脱の自然治癒を妨げ、病気を悪化させた
因子は、おむつや衣服にとどまらない。以前、乳
幼児を背中におんぶした背負い紐は、生活様式の
変化で次第に影をひそめ、横抱きバンドが多く使
用されるようになつてきた。横抱きバンドの場
合、お尻を中心にして脚を揃えて伸ばし、身体全
体を細長く拘束した状態で長時間その不自然な姿
勢を強いることになる。
また、乳母車は、戦後普及を始めたが、現在多
く使用されるものは、乳幼児を寝かせた状態で乗
せるものではなく、椅子型のハンモツクを吊した
ものである。しかも、このような乳母車は小型化
し、ハンモツクは、背負い紐が横抱きバンドに変
化したのと同様に、その座席部分が袋状に変化し
ていつた。
このように、育児の環境の変化が、乳幼児の股
関節を異常に圧迫して股関節の脱臼につながつて
いつたのではないかと考えられる。
股関節の脱臼は、保健所の定期的な健康診断で
発見され、指導を受けている。この場合、乳幼児
は股を曲げて自由に広げられる状態となるように
扱われる。
もし、乳幼児の股関節が脱臼していれば、歩行
するようになると、びつこをひくことになる。し
かしながら、脱臼症状が軽微である場合や、また
手当が不十分なまま固まつてしまつたときでも生
命に直接影響がないので、そのまま放置される場
合が比較的多い。仮にそのまま成長していつたと
きには、股関節が痛くなつてびつこをひき、次第
に脚の動きが悪くなつて、根本的には不治の変形
性股関節症に移行する。
上述ような考え方に基づけば、乳幼児の姿勢を
その最も自然な生体に合わして、しかも自由な運
動機能を妨げない育児器具の開発が望まれる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、上述の
ような要望を満たしうる育児器具を提供すること
である。
この発明のその他の目的と特徴は以下に図面を
参照して行なう詳細な説明から一層明らかとなろ
う。
前述した過去の経緯から、座席付育児器具にお
いて、その改良が望まれるところである。第1図
ないし第7図はそれぞれこの発明が向けられる対
象としての育児椅子および乳母車等の各一例を示
す斜視図である。
第1図に示す育児器具は、生後数日から使用で
きる椅子兼用ベツドである。そこには、座席1が
設けられる。座席1は、座部2および背もたれ部
3を含む。背もたれ部3はリクライニング可能に
構成され、椅子としてまたはベツドとしての使用
態様の選択を行なうことができる。下方には、車
輪4が設けられ、それによつてこの育児椅子を適
宜の場所まで容易に移動させることができる。こ
の車輪4は、その位置を上方に変えることができ
るように構成されていて、それによつて、湾曲し
た下フレーム5が床面に接するようになり、ゆり
かごとしての使用態様も可能となる。
第2図に示すものは乳母車であり、生後2カ月
から使用できるものである。そこには、第1図の
椅子兼用ベツドと同様に、座席1が設けられる。
座席1は、隠れて図示できないが座部と、背もた
れ部3とを含む。この背もたれ部3もまた、リク
ライニング可能に構成され、椅子状にしたりベツ
ド状にしたりすることができる。下方には、車輪
4が設けられる。
第3図もまた乳母車を示している。この乳母車
にも、座席1が設けられ、座席1には座部2と背
もたれ部3とが備えられる。この背もたれ部3も
また、リクライニング可能に構成され、椅子状に
したりベツド状にしたりすることができる。座席
1に関連して、1対の手摺状部材6が設けられ
る。下方には車輪4が設けられる。
第4図に示すものは椅子式食卓併用椅子であ
り、乳幼児が座れるようになる生後5〜6カ月か
ら使用できるものである。これは、高い食卓の高
さに合わせて使用できる椅子である。ここにも、
座席1が設けられ、座席1は座部2と背もたれ部
3とを含む。
第5図にも椅子式食卓併用椅子が示される。こ
こにも、座席1が設けられ、座席1は座部2と背
もたれ部3とを含む。
第6図に示すものは座敷用椅子であり、これも
乳幼児が座れるようになる生後5〜6カ月から使
用できるものである。ここにも、座席1が設けら
れ、座席1は座部2と背もたれ部3とを含む。
第7図にも座敷用椅子が示される。ここにも座
席1が設けられ、座席1は座部2と背もたれ部3
とを含む。なお、第1図の椅子兼用ベツドや、第
4図および第5図に示す椅子式食卓併用椅子や、
第6図の座敷用椅子には、それぞれテーブル7が
設けられていたが、第7図の座敷用椅子にはこの
ようなテーブルが設けられていない。同様に、上
述の椅子兼用ベツドや椅子式食卓併用椅子にも、
テーブルが設けられていないもの、あるいはテー
ブルの取り外し可能なものもある。
以上べた育児器具のほかにも、乳幼児が座る座
席を備えるものとしては、たとえば、自動車の座
席に取り付けて使用できる乳幼児用の椅子なども
ある。
次に、この発明が提案された直接の原因となる
臨床データについて議論する。
第8図は乳幼児の基本的な自然な体型を示す図
解図である。第9図は新生児の自然な体型での股
間距離の分布状態を示すグラフである。第8図に
示すように、自然な体型にある乳幼児の両脚は、
股関節を「かえる」のように曲げて広げた姿勢と
なつている。このように自然な生体、すなわち最
も健康的で最も楽な姿勢を積極的に保証して自由
な発育を妨げない環境を与える条件としては、股
を広げたひざ頭の部分の幅すなわち股間距離Wが
所定値に保たれ自然態が維持されるようにするこ
とである。
第9図に示したデータは、日本はもちろん諸外
国にもほとんど見当たらず、そのため本願の発明
者が国立病院、保健所等に依頼して過去2年間の
調査結果を記録して、完成させたものである。前
述のように自然な生体を積極的に保持しなければ
ならないのは、特に生後6カ月までであり、この
時期が最もたいせつな時期である。第9図に示す
データは、特に生後3〜6カ月の新生児に関して
測定されたものである。第9図の棒グラフは、各
股間距離Wにおける分布比を表わしており、たと
えば、股間距離Wが31cmの者が全体の20%である
ことを示している。また、股間距離Wを示す数字
の下に記載された線分は、生後の月数(年齢)に
応じた股間距離Wの分布を示している。すなわ
ち、生後3カ月で股間距離Wは28〜30cm、4カ月
で28〜33cm、5カ月で29〜33cm、6カ月で31〜36
cmの範囲でそれぞれ分布していることがわかる。
なお、6カ月越えて自力で歩行ができるようにな
る10カ月項までの間には、股間距離Wの大きな変
化は見られないことがわかつている。
以上の臨床データから、座席に対しては、股間
距離Wの最大幅である36cmを許容できる構成とさ
れていれば充分であることがわかる。ただし、生
後6カ月での股間距離Wの平均値は33cmである。
なお、座席の特に座部の寸法が上述の36cmの幅を
有している必要がなく、股間距離Wが36cmであつ
てもひざ頭の当たる部分に何らの障害物がなけれ
ばそれで充分であり、座部の幅が36cmを絶対寸法
とするものではないことを指摘しておく。
第10図はこのような意味から座部の上方に与
えられる空間の寸法を示す平面図である。すなわ
ち、空間8は、その平面形状が最低限、台形であ
ればよいということができる。空間8の前方端の
幅Wfは、股関節脱臼防止のために所定値に保た
れて座つている乳幼児の股間距離Wと関連し、こ
のような乳幼児の両ひざ頭の各外側を内方へ圧迫
する障害物が存在しないような寸法であればよい
ということになる。空間8の後方端の幅Wrは、
座部にのせられる乳幼児の尻の横方向の位置決め
を行なうように規定された寸法であればよい。空
間8の前方端の幅Wfは、前述の臨床データから
すれば、36cmであれば充分であるということが言
える。
第1図ないし第7図にそれぞれ示す椅子または
乳母車などの各座席1は、直接、乳幼児の姿勢に
影響を与えるものである。したがつて、このよう
座席1に対して自然な生体を積極的に保証して自
由な発育を妨げない環境を与える必要があること
が理解されよう。以下、図面を参照して、この発
明の実施例を、特にその座席1に関連して説明す
ることにする。
第11図はこの発明の一実施例の要部を示す斜
視図である。第11図に示す座席1は、外観的に
見て、第1図の椅子兼用ベツドの座席1を示して
いると理解すればよい。この座席1の座部2の両
側縁には、それぞれ立ち上がる壁部9を備えてい
る。したがつて、第10図に示す空間8の前方端
の幅Wfは、この両壁部の各前方端間の距離とし
て表われる。座部2の後部の両側には1対の段部
10が設けられ、この段部10の各内方に向く壁
面の相互間の幅は、第10図の空間8の後方端の
幅Wrに相当する。すなわち、1対の段部10に
よつて、座部2の上面より立ち上がる1対の壁面
が形成され、これによつて乳幼児の尻の両側を挾
み、乳幼児の尻の位置決めを行なう。
第11図に示す座部2の比較的前方端には、柔
かい材料で構成された凸部11が形成される。こ
の凸部11は、座つている乳幼児の股間に位置す
るもので、これによつて乳幼児の股間距離W(第
8図)を積極的に保とうとするものである。すな
わち、乳幼児の股間の内側からの矯正を行ない、
これによつても乳幼児の股間距離Wが股関節脱臼
防止のために所定値以上に保とうとするもので、
このような矯正手段の併用がさらに好ましい結果
をもたらす。
第12図はこの発明の他の実施例の要部を示す
斜視図である。第12図に示す実施例は、凸部1
1に代えて股ベルト12が設けらている点を除い
て、第11図のものと実質的に同様である。この
股ベルト12もまた、凸部11と同様の機能を果
たすもので、乳幼児の股間距離Wを積極的に保と
うとするものである。そのため、股ベルト12
は、特にその下部において幅広とされている。
なお、上述した2つの実施例において、それぞ
れ、凸部11および股ベルト12が乳幼児の股間
距離Wを積極的に保とうとするための矯正手段と
して用いられた。これらの矯正手段の最大幅寸法
は、乳幼児の股間距離Wと関連して設定される
が、それはこの股間距離Wを持つ部分のひざの内
側の距離とは必ずしも一致しない。たとえば、股
ベルト12は、一般的に、乳幼児の股により近接
した位置に存在し、これは乳幼児の股間距離Wを
持つひざのすぐ内側の部分ではなくこのようない
わゆる最大幅部分より狭い幅の部分に位置するこ
とになる。したがつて、矯正手段としての凸部1
1や股ベルト12の幅方向の寸法は、これらの矯
正手段が設けられる場所に応じて適宜設定される
べきである。
第13図はこの発明のさらに他の実施例の要部
を示す斜視図である。ここに示す座席1は、第2
図の乳母車の座席1を示したものであると理解す
ればよい。ここに示す座席1の座部2は台形状に
形成され、その両側縁に沿つて1対の側壁13が
立ち上がつて形成される。したがつて、第10図
に示す空間の前方端の幅Wfおよび後方端の幅Wr
はともに1対の側壁13間の距離で規定される。
すなわち、1対の側壁13の各前方端間に股関節
脱臼防止のための所定の長さが実現され、各後方
端が尻の位置決め部材を構成するように、各後方
端間に乳幼児の尻の横方向の位置決めを行なう規
定された寸法が実現される。
第4図ないし第7図に示す椅子にも、この発明
にかかる工夫が成されている。
第4図では、座部2の後部において、乳幼児の
尻の両側を挾む1対の段部14が背もたれ部3か
ら延びて形成されている。座部2の前方端の幅
は、第10図の空間8の前方端の幅Wfに基づい
て設定されている。また、第4図の股ベルト15
は、第12図の股ベルト12と同様の機能を果た
す。
第5図の座部2は台形状に形成されている。座
部2の後部の両側には、1対の段部16(一方の
みが図示されている)が形成され、乳幼児の尻の
両側を挾んで位置決めする機能を果たしている。
第5図の股ベルト18もまた第12図の股ベル
ト12と同様の機能を果たす。なお、第5図にお
いて、17は背もたれ部3からテーブル7へと連
結される1対の手摺状部材である。
第6図に示す座部2の後部の両側にも1対の段
部19(一方のみが図示されている)が形成さ
れ、乳幼児の尻の位置決めを行なう。座部2の前
方端の寸法もまた、第10図の前方端の幅Wfに
基づいて決定されている。第6図の股ベルト20
もまた第12図の股ベルト12と同様の機能を果
たす。
第7図の座部2の後部の両側にも1対の段部2
1が形成され、乳幼児の尻の位置決め行なう。こ
こに示す座部2の前方端の寸法もまた第10図の
前方端の幅Wfに基づいて決定される。
このように、この発明を種々の実施例に関連し
て説明した。単に股関節脱臼防止の目的からすれ
ば、前述した第10図の空間8の前方端の幅Wf
は広ければ広い方がよいということができるかも
しれない。しかしながら、この発明の対象となる
座席付育児器具においては、この幅Wfがただ広
くさえあればよいというわけにはいかない。なぜ
なら、単に広くしただけでは、乳幼児に対して安
定した環境を与えないばかりか、育児器具の使用
目的に照らせば寸法が過大になることは保育者に
とつても不便なものとなるからである。
したがつて、この発明では、乳幼児のお尻が安
定した上で、ひざ頭の外側にこれを内方へ圧迫す
る障害物が存在しないことが必要な条件となる。
このような条件が満たされたこの発明によれば、
乳幼児の股間距離を股関節脱臼防止のために所定
値に保つことができ、かつ乳幼児に対して安定し
た環境を与えることができるものである。
なお、この発明は、座席の座部の幅方向の寸法
が重要な因子となるものであるが、たとえば幅方
向の寸法が調整可能な座席が存在するとすれば、
このような調整可能な範囲での最大幅において前
述の第10図の前方端の幅Wfがもたらされれば
よいということが言える。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明が向けられる対象としての椅
子兼用ベツドの一例を示す斜視図である。第2図
はこの発明が向けられる対象としての乳母車の一
例を示す斜視図である。第3図は乳母車の他の例
を示す斜視図である。第4図はこの発明が向けら
れる対象としての椅子式食卓併用椅子の一例を示
す斜視図である。第5図は椅子式食卓併用椅子の
他の例を示す斜視図である。第6図はこの発明が
向けられる対象としての座敷用椅子の一例を示す
斜視図である。第7図は座敷用椅子の他の例を示
す斜視図である。第8図は乳幼児の基本的な自然
な体型を示す図解図である。第9図は新生児の自
然な体型での股間距離の分布状態を示すグラフで
ある。第10図はこの発明に係る好ましい座部の
上方に与えられる空間の寸法を示す平面図であ
る。第11図はこの発明の一実施例の要部を示す
斜視図である。第12図はこの発明の他の実施例
の要部を示す斜視図である。第13図はこの発明
のさらに他の実施例の要部を示す斜視図である。 図において、1は座席、2は座部、3は背もた
れ部、6,17は手摺状部材、8は空間、9は壁
部、10,14,16,19,21は段部、13
は側壁、Wは股間距離、Wfは空間8の前方端の
幅、Wrは空間8の後方端の幅である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 座部および背もたれ部を有する乳幼児のため
    の座席を備える育児器具であつて、 前記座部は、股間距離が股関節脱臼防止のため
    に所定値に保たれて座つている乳幼児の両ひざ頭
    の各外側を内方へ圧迫する障害物が存在しないよ
    うな寸法を許容する空間内に配置され、さらに 前記座部にのせられる乳幼児の尻の横方向の位
    置決めを行なうため、前記座部の後部両側におい
    て尻の両側から尻をはさむように当該座部の上面
    より立ち上がりかつ前記空間の幅より小さい間隔
    を置いて互いに内方へ向く1対の壁面をもつて形
    成される1対の位置決め部材が設けられた、座席
    付育児器具。 2 前記座部はその前端縁の長さがその後端縁の
    長さより長く形成される特許請求の範囲第1項記
    載の座席付育児器具。 3 前記前端縁の長さは約36cm以上に選ばれる特
    許請求の範囲第2項記載の座席付育児器具。 4 前記座部はその両側縁に沿つてそれぞれ立ち
    上がる壁部を備え、 前記両壁部の各前方端間の距離が前記股関節脱
    臼防止のための所定値以上に設定されるととも
    に、前記両壁部の各後方端が前記位置決め部材を
    構成する特許請求の範囲第1項ないし第3項のい
    ずれかに記載の座席付育児器具。 5 前記位置決め部材は前記座部の後部の両側に
    形成され乳幼児の尻の両側をはさむように位置す
    る1対の段部の各内方に向く壁部によつて構成さ
    れる特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ
    かに記載の座席付育児器具。
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