JPH02187109A - ヌッチェ型濾過装置における濾過方法 - Google Patents

ヌッチェ型濾過装置における濾過方法

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JPH02187109A
JPH02187109A JP677689A JP677689A JPH02187109A JP H02187109 A JPH02187109 A JP H02187109A JP 677689 A JP677689 A JP 677689A JP 677689 A JP677689 A JP 677689A JP H02187109 A JPH02187109 A JP H02187109A
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JP
Japan
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filtration
slurry
liquid
raw material
filtrate
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Application number
JP677689A
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English (en)
Inventor
Takao Hongo
孝男 本郷
Yuji Kurumaya
車谷 裕司
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Shinko Pantec Co Ltd
Original Assignee
Shinko Pantec Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はヌッチェ型濾過装置における濾過方法に関し、
詳細には、その中の液体の比重より大きな比重の固体粒
子を含む原料スラリーを、効率良< il!遇し得るよ
うに改善したヌッチェ型濾過装置における濾過方法に関
するものである。
(従来の技術〕 ヌッチェ型濾過装置は、単一の装置にて、かつ密閉系に
て、濾過、洗浄、乾燥等の多(の機能を果たさせ得て、
毒性物質、引火性物質、悪臭物質等の取扱が安全に行う
ことができ、しかも、その構成が比較的に簡単である等
の特長を有することより、食品工業、医薬品工業、化学
工業等分野において広く用いられている。
そして、これら従来のヌソチェ型濾過装置による゛濾過
に際しては、当該濾過装置の圧力容器内に所定量の原料
スラリーを送給した後、すなわち、−バッチ分の原料ス
ラリー全量を圧力容器内に仕込んだ後に、加圧および/
または減圧を加えて濾過する方法が採られている。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の゛il!過方法において、液体の比重より小
さい、ないしは略等しい比重の固体粒子を含む原料スラ
リーを濾過する場合には、該原料スラリ−中の固体粒子
は液体中に懸濁浮遊し、その濾過の進行につれて濾材の
波面上にケーキ層を形成して堆積される。そして、この
ケーキ層は濾過抵抗を構成するので、その濾過速度は、
ケーキ層の厚みが薄い初期段階では速く、濾過の進行に
伴うケーキ層の増厚につれて漸減して行くものとなる。
しかし、−mに、濾過を行う原料スラリーは、液体より
比重の大きい固体粒子を含むものの方が多い、そして、
このような原料スラリーを濾過する場合には、原料スラ
リー中の固体粒子は比重差により沈降し、濾過により形
成されるケーキ層に更に沈降による堆積厚さを加え、そ
の層の形成を助長してより増厚させる。従って、−バラ
子分の原料スラリー全量を圧力容器内に仕込んで濾過す
る従来の濾過方法では、固体粒子の沈降現象によるケー
キ層の早期増厚により、濾過の初期段階から大きな濾過
抵抗が生じることになり、その初期段階から濾過速度が
著しく低下して、前記の固体粒子の沈降がない場合に比
べて、その濾過に要する時間が格段に長くなるという問
題が発生する。
本発明は上記従来の問題点に鑑み、液体より大きな比重
の同体粒子を含む原料スラリーについても、その濾過の
過程における固体粒子の沈降量を抑制し得て、その濾過
抵抗の増加を抑制することができ、もって、効率良く濾
過し得るヌッチェ型濾過装置における濾過方法の捷供を
目的とするものである。
〔課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明に係るヌッチェ型濾
過装置における濾過方法は、内底部に平盤状の濾材を配
設した密閉圧力容器内に所定量の原料スラリーを送給し
、これに加圧および/または減圧を加えて、原料スラリ
ー中の濾液を密閉圧力容器の下方より系外に排出させる
一方、v1形分を濾材の波面上に残渣させて採り出すヌ
ッチェ型濾過装置におけるiI!過方法において、前記
原料スラリーを連続ないしは断続送給しながら、加圧お
よび/または減圧を加えて、かつ、その液面高さを所定
高さ範囲内に維持しながら濾過するものである。
〔作用〕
その中の液体の比重より大きな比重の固体粒子を含む原
料スラリーを、容器内に送給・充填したとき、その中の
固体粒子は、液体との比重差により沈降して容器内底部
に堆積する。そして、その沈降・堆積量は、送給・充填
後の時間経過につれて増加して行き、ついには飽和点、
すなわち送給・充填した原料スラリー全世中の固体粒子
の量と略同Vとなる点に達する。すなわち、当該原料ス
ラリー中の固体粒子の沈降・堆積量は、その送給・充填
量と送給後の時間経過に依存する。
本発明においては、原料スラリーを連続ないしは断続送
給しながら濾過するので、該原料スラリーの送給旧を濾
過の進行に対応させることができ、その送給から濾過の
間の時間経過を短いものとして、その中の固体粒子の沈
降を抑制し得、かつ、その液面高さを所定高さ範囲内に
維持しながら濾過することで、濾材の波面上の原料スラ
リーを′a過の進行に必要な最低旨として、その巾の固
体粒子の沈降量を抑制し得る。
なお、上に述べた原料スラリーの所定液面高さは、予め
、′a過の終了時点で形成されるケーキ層の厚さを求め
、これに−電液層厚を加えて設定することができ、また
、濾過の進行につれて濾材の波面上に形成されるケーキ
層の上界面を継続的に把握し、これに−電液層厚を加え
るように制御するものとされても良い。
[実施例〕 以下に、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。
なお、以下に説明する実施例に用いた濾過装置は一例で
あって、本発明はこれに限定されるものではない。
第1図は本実施例に用いたヌッチェ型濾過装置の要部を
示す正断面しIである。
第1図において、(1)は本体であって、該本体(1)
は、ベル型ハウジング状に形成され、その下部開口に取
付けられた下蓋(2)とで密閉圧力容器を構成するもの
とされである。また、本体(1)の上部にはスラリー供
給口(3)および加圧導管(4)が設けられ、外周部に
は加熱ジャケット00)が周設されである。
一方、下M(2)は、所定間隙を隔てて多孔質濾過!f
f (5)および濾布(6)を重層支持すると共に、濾
液受けを兼ねるものとされてあり、その下部中央には濾
液排出口(7)が設けられ、かつ、その下部外周寄りに
は、その内側開口を多孔質濾過板(5)および濾布(6
)の外周部を貫通して設けられて内外を連通ずる粉体I
J?出口(8)が設けられである。また、粉体排出口(
8)内には閉塞弁(11)が配設しである。
そして、ここでは図示を省略したが、本体(1)内には
、濾過・乾燥後の粉体を粉体排出口(8)へ移送するた
めの攪拌・掻出回転翼が設けられてあり、また、濾液排
出口(7)の下方には、スラリー供給管路の流量制御装
置に連通された濾液量測定用電子天秤が設けられである
(9)は液面計測用センサであって、該液面計測用セン
サ(9)は、本体(1)の内周壁に沿って縦設され、こ
こでは図示を省略したスラリー供給管路の流量制御装置
に連通されである。
上記構成を具備するヌッチェ型濾過装置にて、水−炭酸
カルシウム系スラリーを、以下に述べるように、その条
件を種々に変えたMUを行った。
なお、これら各種濾過に用いた原料スラリーの全量は、
当該ヌッチェ型濾過装置による濾過において通常に投入
されるーバッチ分の量とした。
まず、上記原料スラリーを本体(])内に送給し、その
液面が予め設定した液面計測用センサ(9)の下限点に
達した時点より、加圧導管(4)より加圧を加えると共
に濾液排出口(7)側に減圧を加えて、il!過を開始
する一方、原料スラリーを、その液面が液面計測用セン
サ(9)の上限点に達した時点で送給を停止させ、かつ
、その液面が濾過の進行により降下して液面計測用セン
サ(9)の下限点に達した時点で送給を再開させる断続
送給により、その全量を送給するil!過(第1実施例
)を行った。
次いで、上記原料スラリーを送給し、その液面が予め設
定した液面計測用センサ(9)の定点に達した時点より
、加圧導管(4)より加圧を加えると共に濾液排出口(
7)側に減圧を加えて、濾過を開始する一方、濾液排出
口(7)からυL出される濾液量を濾液量測定用電子天
秤にて継続的に81測し、このiIi液量に見合う量の
原料スラリーを送給し続けることで、濾材の減面上に形
成されるケーキ層上のスラリー液層厚さをほぼ一定に維
持しながら、その全量を送給する・濾過(第2実施例)
を行った。
一方、比較のために、上記原料スラリーの全量を本体(
1)内に投入し、これに鎮静時間を与えて、原料スラリ
ー中の炭酸カルシウム系同体粒子を完全に沈降させた後
に、加圧および減圧を加えて、濾過を開始するii!過
(比較第1例)を行った。
更に、上記原料スラリーの全量を本体(])内に投入し
た直後に、加圧および減圧を加えて濾過を開始する濾過
(比較第2例)を行った。
これらの濾過結果を、その濾過速度とiI!過時開時間
相関にて、第2図のグラフに示す。
なお、第2図のグラフ中の点線で表した曲線は、原料ス
ラリー中の液体と同体粒子の比重差が無く、いわゆる理
想濾過が行えた場合を、参考として示したものである。
第2図のグラフに示すように、本発明に係る濾過方法例
によるもの(第1および第2実施例)は、原料スラリー
の全量を投入した後に濾過を開始する従来の濾過方法(
比較第1および第2例)に比べて、その濾過時間を大幅
に短縮、具体的には115以下とすることができた。そ
して、第2例では、理想濾過に近い濾過効率を得ること
ができ、本発明の優れた効果を確認することができた。
なお、上記の第1実施例における液面計測用センサ(9
)の下限点および上限点は、予め算定した濾過完了後に
形成されるケーキ層厚さに30mmおよび50++vを
加えた高さ位置に設定し、一方、第2実Mli仔1こお
けるケーキ層上のスラリー液層厚−m厚さを基車値とし
て設定したが、これらは、実施に際して用いられる濾過
装置の規模や特性および原料スラリーの特性に応じて設
定される。
また、上記第2実施例において、ケーキ層上のスラリー
液層厚さの制御は、・濾・液の排出量との対応にて行う
ものとしたが、これは、例えば、液面81測用センサ(
9)に加えて、ケーキ層の上界面検出センサを設け、こ
れらによりスラリー液層厚さを制御することも好ましい
構成である。
〔発明の効果〕
以上に述べたように、本発明に係る濾過方によれば、そ
の中の液体より大きな比重の固体粒子を含む原料スラリ
ーを濾過するに、その濾過の過程における固体粒子の沈
降を抑制し得て、濾過抵抗の増加を最低限に抑えること
ができ、従来の濾過方法に比較し、その濾過速度を著し
く向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1し1は本発明の実施例に用いた濾過装置の要部を示
す正断面図、 第2図は本発明の実施例の濾過速度と濾過時間との関係
を示すグラフである。 (1)−本体、     (2)−下蓋、(3)−スラ
リー供給口、(4)−加圧導管、(5)−多孔譬濾過板
、 (6)−濾布、(7)−濾液排出口、  (9)−
液面計測用センサ。 特許出願人  神鋼ファウドラー株式会社代 理 人 
 弁理士  金丸 章− 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 内底部に平盤状の濾材を配設した密閉圧力容器内に所定
    量の原料スラリーを送給し、これに加圧および/または
    減圧を加えて、原料スラリー中の濾液を密閉圧力容器の
    下方より系外に排出させる一方、固形分を濾材の濾面上
    に残渣させて採り出すヌッチェ型濾過装置における濾過
    方法において、前記原料スラリーを連続ないしは断続送
    給しながら、加圧および/または減圧を加えて、かつ、
    その液面高さを所定高さ範囲内に維持しながら濾過する
    ことを特徴とするヌッチェ型濾過装置における濾過方法
JP677689A 1989-01-13 1989-01-13 ヌッチェ型濾過装置における濾過方法 Pending JPH02187109A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7473375B2 (en) * 2004-05-23 2009-01-06 Rosenmund Vta Ag Method and device for removal of residual products

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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